JP2969884B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2969884B2
JP2969884B2 JP25614790A JP25614790A JP2969884B2 JP 2969884 B2 JP2969884 B2 JP 2969884B2 JP 25614790 A JP25614790 A JP 25614790A JP 25614790 A JP25614790 A JP 25614790A JP 2969884 B2 JP2969884 B2 JP 2969884B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱溶融性のインクを塗布したインクリボン
を用い、サーマルヘッドの発熱素子を発熱させて記録を
行なう記録装置に関し、特にインクの種類に応じてイン
クリボンの送り速度を変更するようにしたものに関す
る。
[従来の技術] 従来より、例えば実開平1−178948号公報に開示され
るように、ベースフィルムに熱溶融性のインクを塗布し
てなるインクリボンと被転写紙とを重ねあわせて送り、
サーマルヘッドの発熱素子を発熱させて記録させるもの
が知られている。これは、発熱素子を記録データに基づ
いて発熱させてインクを溶融させ、発熱素子の位置から
所定距離送った後、インクリボンを被転写紙から剥離さ
せることにより、発熱させた発熱素子に応じた部分のイ
ンクが被転写紙に付着して記録が行われるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、こうした従来の記録装置に用いられる
インクリボンは、多色化という要求もあり、塗布される
インクの種類が複数存在する。大きくは、成分により樹
脂系及びワックス系の2種類に分けられ、その両者は一
旦溶融させた後の固まるまでの時間に差がある。即ち、
樹脂系インクは、相対的に固まるまでの時間が速く、ま
た、溶融状態で剥離させる必要がある。一方、ワックス
系インクは相対的に遅く、また固まってから剥離させる
必要がある。そのため、例えばワックス系インクに合わ
せた記録装置に、樹脂系インクを用いると、剥離させる
前に固まりすぎて被転写紙に付着させるはずのインクが
インクリボン側に付着したまま固化してしまい、記録さ
れなかったり、記録が薄れたりして明瞭に記録ができ
ず、記録品質が悪くなってしまう。一方、樹脂系インク
に合わせた記録装置に、ワックス系インクを用いると、
十分に固まっていない内に剥離させることになり、印字
がにじんだりして明瞭に記録ができず、記録品質が悪く
なってしまう。このように、記録装置を一方のインクに
合わせると、他方のインクでは記録品質が悪化するとい
う問題があった。
そこで本発明は上記の課題を解決することを目的と
し、インクリボンに塗布されたインクの種類にかかわら
ず常に明瞭に記録を行い、高い記録品質を得ることので
きる記録装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は課題を解決するた
めの手段として次の構成を取った。即ち、第1図に例示
する如く、 ベースフィルムに熱溶融性のインクを塗布してなるイ
ンクリボン及び被転写紙を送る送り手段M1と、前記イン
クリボンの送り方向と直交して複数の発熱素子が設けら
れたサーマルヘッドM2とを備え、前記発熱素子の位置か
ら所定距離送った後、前記被転写紙から剥離させる記録
装置において、 サーマルヘッドとは別体に設けられ、前記発熱素子の
位置から所定距離送られた前記被転写紙及びインクリボ
ンの内、インクリボンのみの送り方向を変えることによ
って、前記被転写紙からインクリボンを剥離させる剥離
プレートと、 内蔵された前記インクリボンのインクの種類に対応し
て形成された被検出部を有し、記録装置本体に対して着
脱可能なリボンカセットと、 前記記録装置本体に装着された前記リボンカセットの
前記被検出部に応じて前記インクの種類を検出する検出
手段M3と、 その検出手段M3により検出された前記インクの種類に
応じて、前記剥離プレート部分における前記被転写紙か
らの剥離のときに前記インクが記録に適した状態になる
送り速度を設定し、前記送り手段M1を制御して、前記送
り速度で前記インクリボン及び被転写紙を送らせる送り
速度制御手段M4と、 前記サーマルヘッドM2を制御し、前記送り速度に基づ
く所定のタイミングで前記発熱素子を発熱させて記録を
行わせる記録制御手段M5と、 を備えたことを特徴とする記録装置の構成がそれであ
る。
[作用] 上記構成を有する本発明の記録装置は、送り手段M1が
インクリボン及び被転写紙を送り、複数の発熱素子が設
けられたサーマルヘッドM2によって記録を行う。また、
剥離プレートは、発熱素子の位置から所定距離送られた
被転写紙及びインクリボンの内、インクリボンのみの送
り方向を変えることによって、被転写紙からインクリボ
ンを剥離させる。このような前提において本発明の記録
装置は、検出手段M3が、記録装置本体に装着されたリボ
ンカセットの、内蔵されたインクリボンのインクに対応
して形成された被検出部に応じてインクの種類を検出す
る。そして、送り速度制御手段M4が、検出手段M3により
検出されたインクの種類に応じて、剥離プレート部分に
おける被転写紙からの剥離のときにインクが記録に適し
た状態になる送り速度を設定し、送り手段M1を制御し
て、その送り速度でインクリボン及び被転写紙を送らせ
る。また、記録制御手段M5が、サーマルヘッドM2を制御
し、送り速度に基づく所定のタイミングで発熱素子を発
熱させて記録を行わせる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は本発明の一実施例である記録装置の概略斜視
図である。記録装置1の本体2の上面には、可動操作可
能な文字入力用ダイヤル4が設けられている。そして、
文字入力用ダイヤル4に隣接して、電源スイッチ6や印
字ボタン8等、記録装置1の各種制御を行う機能キー群
10と、入力した文字や記号などを表示するための液晶デ
ィスプレイ(以下LCDという。)12が設けられている。
本体2の裏面は、第3図に示すように、後述するイン
クリボン26等を内蔵し、本体2に着脱可能なリボンカセ
ット16が装着できるようにされている。第4図は、この
リボンカセット16を本体2に装着させた状態でその内部
の機構を示した図である。このリボンカセット16には、
印字用テープスプール18及び両面テープスプール22が回
転可能に配置されており、印字用テープスプール18に
は、被転写紙としての印字用テープ20が巻かれ、両面テ
ープスプール22には、片面にのみ剥離紙が粘着された両
面テープ24が、その剥離紙を外側にして巻かれている。
そして、ベースフィルムに熱溶融性のインクを塗布して
なるインクリボン26は、後述するサーマルヘッド48によ
る記録前はリボン供給スプール28にインク面を内側にし
て巻かれており、記録後はリボン巻取スプール30に巻取
られるようにされている。
インクリボン26に塗布されるインクの種類は、その成
分により、大きくは樹脂系とワックス系の2つに分けら
れる。樹脂系はロジン、ロジンエステル、石油樹脂等を
主成分とし、エチレン酢酸ビニル等の共重合体を加えた
ものであり、ワックス系はパラフィンワックス、マイク
ロクリスタリンワックス等を主成分としたものである。
そして、樹脂系のインクだけ、あるいはワックス系のイ
ンクだけでは出せる色が限られるため、記録したい色に
応じて、成分の異なるインクを用いる必要がある。本実
施例では3種類のインクリボン26が用いられる。第1イ
ンクリボン26aは、最も使用頻度の高いリボンであり、
樹脂系の成分とワックス系の成分とがほぼ同量含有され
たインクを塗布したものである。第2インクリボン26b
は、樹脂系のインクを塗布したもの、第3インクリボン
26cは、ワックス系のインクを塗布したものである。
前述した印字用テープ20は、印字用テープスプール18
から、ガイド軸32を介してローラ進入口34へ至り、テー
プ送りローラ36から、テープ押え38の下のスリットを貫
通して外部に至るようにされている。一方、インクリボ
ン26は、リボン供給スプール28から、印字用テープ20と
ガイド軸32との間を通り、印字用テープ20と重なりなが
らローラ進入口34へ至り、剥離プレート40を介してその
進行方向が約180゜回転し、リボン巻取スプール30に至
るようにされている。この剥離プレート40は、後述する
サーマルヘッド48の発熱素子49から、インクリボンの進
行方向の下流側に所定量離れた位置に固定されており、
印字用テープ20からインクリボン26を剥離させるための
ものである。また、両面テープ24は両面テープスプール
22からテープ送りローラ36に至り、印字用テープ20と接
着してラベル用テープ42となり外部に至るようにされて
いる。
また、ローラ進入口34近傍のインクリボン26と両面テ
ープ24との間には、分離壁体44が設けられている。分離
壁体44は、屈曲し易いインクリボン26が両面テープ24の
粘着面に付着すると、両面テープ24と共に外部に引き出
されてしまうのを防止するためのものである。ローラ進
入口34の内奥にはインクリボン26及び周壁部46に包囲さ
れるようにしてサーマルヘッド挿入穴47が開口してお
り、本体2に取付られたサーマルヘッド48がん挿入穴47
に進入できるようにされている。サーマルヘッド48は、
その先端にインクリボン26の送り方向と直交して一列に
並べられた発熱素子49を備えている。
リボンカセット16の底板52の一部がインクリボン26に
塗布されるインクの種類に対応した被検出部50として形
成されている。本実施例においては、第5図(A)に示
すように、第1インクリボン26aが内蔵された第1カセ
ット16aの被検出部50aには、底板52aが平坦に形成され
て第1未貫通部53及び第2未貫通部55が設けられてい
る。
また、第5図(B)に示すように、第2インクリボン
26bが内蔵された第2カセット16bの被検出部50bには、
底板52bを貫通する第2貫通孔54が形成され、底板52bが
平坦に形成された第1未貫通部53が設けられている。
そして、第5図(C)に示すように、第3インクリボ
ン26cが内蔵された第3カセット16cの被検出部50cに
は、底板52c平坦に形成された第2未貫通部55が設けら
れ、底板52cを貫通する第2貫通孔56が形成されてい
る。これらの各第1〜第3カセット16a〜16cの第1未貫
通部53と第1貫通孔56とが、リボンカセット16を装着し
た際に同一位置にくるように、そして、第2未貫通部55
と第2貫通孔54とが、同じく同一位置にくるように、各
リボンカセット16の同一位置に設けられている。
一方、本体2には、リボンカセット16の被検出部50を
検出する検出スイッチ59が設けられている。この検出ス
イッチ59には、第1〜第3カセット16a〜16cがそれぞれ
装着された際、第1未貫通部53には押下されてオンとな
るが、第1貫通孔54には押下されずにオフのままの第1
スイッチSW1と、第2未貫通部55には押下されてオンと
なるが、第2貫通孔54には押下されずにオフのままの第
2スイッチSW2とが備えられている。
本体2にはリボンカセット16を装着させた際にテープ
送りローラ36と嵌合するテープ送りローラ駆動軸60、リ
ボン巻取スプール30と嵌合するリボン巻取スプール駆動
軸62が設けられており、パルスモータ63により駆動可能
とされている。
また、本体2に固定された揺動軸64に揺動自在に支承
されたローラホルダ66には、可動プラテンローラ68及び
駆動ローラ70が回動自在に保持されている。そして、ロ
ーラホルダ66を揺動軸64周りに揺動させるローラリリー
スレバー72により、可動プラテンローラ68及び駆動ロー
ラ70をローラ進入口34から進入させた際、ローラ進入口
34部分に露出している印字用テープ20とインクリボン26
とを重ね合わせてサーマルヘッド48の発熱素子49との間
で挟持可能とされている。一方その下流では、駆動ロー
ラ70がテープ送りローラ36へ圧接され、そのテープ送り
ローラ36との間で、印字用テープ20を両面テープ24に重
合し接着させるようにされている。
そして、駆動ローラ70の下流には、切断レバー90と、
切断レバー90の揺動に連動して回転する回転カッタ92と
が、本体2に設けられている。
次に、本実施例の電気系統を第6図に示すブロック図
によって説明する。各装置は電子制御回路72によって駆
動・制御される。この電子制御回路72は、周知のCPU7
4、ROM76、RAM78を論理演算回路の中心として構成さ
れ、外部の装置との入出力を行なう入出力回路80等をコ
モンバス82を介して相互に接続されて構成されている。
CPU74は、文字入力用ダイヤル4、機能キー群10、検
出スイッチ59からの信号を入出力回路80を介して各々入
力する。一方、これらの信号及びROM76、RAM78のデータ
に基づいてCPU74は、入出力回路80を介して、入力され
た文字や記号などを液晶ディスプレイ12に表示し、同じ
く入出力回路80を介して、サーマルヘッド48及びパルス
モータ63を駆動・制御して記録を行う。
また、電子制御回路72のRAM78内には、インクリボン2
6に塗布されているインクの種類に応じたを送り速度が
予め記憶されており、本実施例では、第8図に示す送り
速度テーブル84の如くに、第1〜第3インクリボン26a
〜26cを内蔵した第1〜第3カセット16a〜16c毎に対応
させて、第1〜第3送り速度V1〜V3が記憶されている。
この第1〜第3送り速度V1〜V3は各々、対応する第1〜
第3インクリボン26a〜26cに塗布されたインクがサーマ
ルヘッド48の発熱素子49で一旦溶融された後、剥離プレ
ート40に達したとき、記録に適した状態になるように、
予め実験等により求めた第1〜第3インクリボン26a〜2
6cを送る速度である。
この記録に適した状態とは、一旦溶融されたインク
が、第1〜第3インクリボン26a〜26cから剥離して、印
字用テープ20に確実に付着する状態である。樹脂系イン
クは、相対的に固まるまでの時間が速く、且つ溶融状態
で剥離する方が印字テープ20に付着しやすく、逆にワッ
クス系インクは相対的に遅く、且つ固化してから剥離す
る方が印字テープ20に付着しやすくいため、発熱素子49
によって溶融された後、上記記録に適した状態に固化す
るまでの時間はインクの種類により異なる。そのため、
樹脂系インクを塗布した第2インクリボンは、サーマル
ヘッド48による加熱後、速やかに印字用テープ20から剥
離させる必要があり、ワックス系インクを塗布した第3
インクリボンは、加熱後十分に冷却してから剥離させる
必要がある。一方、発熱素子49から剥離プレート40まで
の距離は一定であるため、各インクリボン26a〜26cが剥
離プレート40に達したとき、各々に塗布されたインクが
記録に適した状態になるよう、第2送り速度V2は相対的
に速く、第3送り速度V3は遅く、第1送り速度V1は、第
2送り速度V2と第3送り速度V3の間の速度とされ、V2>
V1>V3の関係がある。
次に、本実施例の記録装置1の作動、前述した電子制
御回路72において行われる処理について、第7図に示す
フローチャートによって説明する。
操作者が文字入力用ダイヤル4等を操作して印字デー
タを入力した後、印字ボタン8を押して印字を実行させ
ると、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2がそれぞれ
オンか否かを判断し、本体2に装着されたリボンカセッ
ト16の種類を検出して、内蔵されているインクリボン26
のインクの種類を検出する。例えば、第1スイッチSW1
がオンで(ステップ100、以下単にS100で表す。以下同
様。)、第2スイッチSW2もオンの場合は(S110)、第
1カセット16aが装着されていると判断し、第8図に示
す送り速度テーブル84を参照して第1送り速度V1に設定
する(S120)。
第1送り速度V1が設定されると、パルスモータ63へ通
電を行って加速させる加速処理を行い(S130)、駆動軸
60、62を回転させる。すると、テープ送りローラ36は駆
動ローラ70と協動して、印字用テープ20と両面テープ24
とを送り、リボン巻取スプール30は第1インクリボン26
aをリボン供給スプール28から引き出す。この時、印字
用テープ20と第1インクリボン26aとが重合した状態
で、可動プラテンローラ68と発熱素子49とで挟持されな
がら走行する。
そして、加速処理後、パルスモータ63を第1送り速度
V1で定速回転させる定速処理を行う(S140)。この、第
1送り速度V1で印字用テープ20及び第1インクリボン26
aを送りながら、入力された印字データに基づき、サー
マルヘッド48を通電制御して発熱素子49を発熱させる
(S150)。この発熱させるタイミングは、第9図のタイ
ミングチャートに示すように、周期的に繰り返されるパ
ルスモータ63への通電パルスの、各パルスの立ち上がり
から所定時間tだけ経過した後であり、一定時間通電を
行って発熱させる。
発熱素子49を発熱させると、第1インクリボン26aの
インクが溶融する。そして、第1インクリボン26aは、
第1送り速度V1で送られ、剥離プレート40に達したと
き、第1インクリボン26aのインクは記録に適した状態
になる。この剥離プレート40により、印字用テープ20か
ら第1インクリボン26aを剥離させて、記録に適した状
態になったインクが印字用テープ20に付着し、明瞭に記
録される。その後、印字用テープ20は、両面テープ24と
接着させられ、ラベル用テープ42として排出される。
そして、入力された印字データが全て記録されるまで
サーマルヘッド48への通電制御を行い(S160)、記録が
終了したらパルスモータ63を制御して減速させ(S17
0)、停止させて終了させる。なお、排出されたラベル
用テープ42は、切断レバー90を第4図の矢印方向に揺動
し、回転カッタ92を矢印方向に回転させて切断される。
一方、第1スイッチSW1がオンで(S100)、第2スイ
ッチSW2はオフ場合は(S110)、第2カセット16bが装着
されていると判断し、第2送り速度V2に設定する(S19
0)。そして、S130以下の処理を行うことにより、第2
送り速度V2で印字用テープ20及び第2インクリボン26b
を送りながら、記録を行う。第2インクリボン26bは、
第2送り速度V2で送られ、剥離プレート40に達したと
き、第2インクリボン26bのインクは記録に適した溶融
状態になる。この剥離プレート40により、印字用テープ
20から第2インクリボン26bを剥離させ、記録に適した
溶融状態になったインクが印字用テープ20に付着し、明
瞭に記録される。
また、第1スイッチSW1がオフで(S100)、第2スイ
ッチSW2がオンの場合は(S190)、第3カセット16cが装
着されていると判断し、第3送り速度V3に設定する(S2
00)。そして、S130以下の処理を行うことにより、第3
送り速度V3で印字用テープ20及び第3インクリボン26c
を送りながら、記録を行う。第3インクリボン26cは、
第3送り速度V3で送られ、剥離プレート40に達したと
き、第3インクリボン26cのインクは記録に適した状態
に固化する。この剥離プレート40により、印字用テープ
20から第3インクリボン26cを剥離させ、記録に適した
状態に固まったインクが印字用テープ20に付着し、明瞭
に記録される。
さらに、第1スイッチSW1がオフで(S100)、第2ス
イッチSW2もオフの場合は(S190)、リボンカセット16
が装着されていないと判断し、以下の処理を行なうこと
なく終了する。
尚、検出スイッチ59、及びS100、S110、S190の処理の
実行が検出手段M3として働き、S120〜S140、S170、S18
0、S200の処理の実行が送り速度制御手段M4として働
く。また、S150及びS160の処理の実行が記録制御手段M5
として働く。
前述したように、本実施例の記録装置1は、第1、第
2スイッチSW1、SW2が、本体2に装着されたリボンカセ
ット16の、内蔵されたインクリボン26のインクに対応し
て形成された被検出部50を検出し、その被検出部50に応
じてインクの種類を検出する。そして、検出されたイン
クの種類に応じて、そのインクがサーマルヘッド48の発
熱素子49で一旦溶融された後、発熱素子49から所定距離
の剥離プレート40に達したとき、記録に適した状態にな
るよう、インクリボン26を送る送り速度V1〜V3を設定
し、その送り速度V1〜V3でインクリボン26を送る。ま
た、各送り速度V1〜V3に基づくパルスモータ63への周期
的な通電パルスの、各パルスの立ち上がりから所定時間
tだけ経過した後に、発熱素子49を発熱させる。
このように、剥離プレート40によりインクリボン26を
印字用テープ20から剥離させる際には、インクリボン26
に塗布されているインクは、その種類にかかわらず記録
に適した状態になっており、印字用テープ20に確実に付
着し、明瞭な記録を行うことができる。また、各送り速
度V1〜V3に基づく所定のタイミングで発熱素子49を発熱
させるため、送り速度V1〜V3が変化しても、それに応じ
た適切な記録を行うことができる。
以上本発明はこの様な実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得る。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の記録装置は、インクリボ
ンのインクの種類に対応してリボンカセットに形成され
た被検出部に応じてインクの種類を検出し、検出したイ
ンクの種類に応じて、剥離のときにインクが記録に適し
た状態になる送り速度を設定し、その送り速度でインク
リボンを送り、送り速度に基づく所定のタイミングで発
熱素子を発熱させて記録を行なうため、インクリボンに
塗布されたインクの種類にかかわらず常に明瞭に記録を
行い、高い印字品質を得ることができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を例示するブロック図、第
2図は本発明の一実施例である記録装置の概略斜視図、
第3図はリボンカセット装着部分の概略斜視図、第4図
はリボンカセットを装着した状態での内部機構の説明
図、第5図はリボンカセットの検出状態の説明図、第6
図は本実施例の電機系統の構成を示すブロック図、第7
図は本実施例の電子制御回路において行われる印字制御
処理を示すフローチャート、第8図は本実施例の送り速
度テーブルを示す説明図、第9図は本実施例のパルスモ
ータとサーマルヘッドとへの通電タイミングチャートで
ある。 M1……送り手段 M2、48……サーマルヘッド M3……検出手段 M4……送り速度制御手段 M5……記録制御手段 V1〜V3……送り速度 16、16a、16b、16c……リボンカセット 20……印字用テープ(=被転写紙) 26、26a、26b、26c……インクリボン 49……発熱素子 50……被検出部 59……検出スイッチ 72……電子制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/325 B41J 3/36 B41J 33/36 B41J 35/04 B41J 2/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフィルムに熱溶融性のインクを塗布
    してなるインクリボン及び被転写紙を送る送り手段と、
    前記インクリボンの送り方向と直交して複数の発熱素子
    が設けられたサーマルヘッドとを備え、前記発熱素子の
    位置から所定距離送った後、前記被転写紙からインクリ
    ボンを剥離させる記録装置において、 前記サーマルヘッドとは別体に設けられ、前記発熱素子
    の位置から所定距離送られた前記被転写紙及びインクリ
    ボンの内、インクリボンのみの送り方向を変えることに
    よって、前記被転写紙からインクリボンを剥離させる剥
    離プレートと、 内蔵された前記インクリボンのインクの種類に対応して
    形成された被検出部を有し、記録装置本体に対して着脱
    可能なリボンカセットと、 前記記録装置本体に装着された前記リボンカセットの前
    記被検出部に応じて前記インクの種類を検出する検出手
    段と、 その検出手段により検出された前記インクの種類に応じ
    て、前記剥離プレート部分における前記被転写紙からの
    剥離のときに前記インクが記録に適した状態になる送り
    速度を設定し、前記送り手段を制御して、前記送り速度
    で前記インクリボン及び被転写紙を送らせる送り速度制
    御手段と、 前記サーマルヘッドを制御し、前記送り速度に基づく所
    定のタイミングで前記発熱素子を発熱させて記録を行わ
    せる記録制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
JP25614790A 1990-09-26 1990-09-26 記録装置 Expired - Fee Related JP2969884B2 (ja)

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