JP2962923B2 - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JP2962923B2
JP2962923B2 JP4067324A JP6732492A JP2962923B2 JP 2962923 B2 JP2962923 B2 JP 2962923B2 JP 4067324 A JP4067324 A JP 4067324A JP 6732492 A JP6732492 A JP 6732492A JP 2962923 B2 JP2962923 B2 JP 2962923B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号により変調さ
れたレーザビームを記録媒体上に走査して画像を記録す
る装置などに用いられるレーザビームコリメータユニッ
トや半導体レーザを光源として用いた光ディスクのピッ
クアップユニットなどの光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームを走査して画像の記
録を行うレーザビームプリンタなどの記録装置が広く使
用されている。以下、従来の画像記録装置に用いられて
いるレーザ走査装置について図16に沿って説明する。
【0003】図16の概略構成図において、41は半導
体レーザ、42はコリメータレンズ、43は偏向器であ
るポリゴンミラー、44は結像光学系、45は記録媒体
である感光ドラムである。画像信号により変調された半
導体レーザ41からのビームは、コリメータレンズ42
により平行光とされ、偏向器43により偏向されて結像
レンズ44によって記録媒体45上に結像されて走査さ
れる。このように、半導体レーザの射出光は発光点より
放射状に広がる性質を有することから、レーザビームプ
リンターなどのレーザユニット(光源装置)に用いる場
合には、コリメータレンズを用いて平行光束に変換して
用いるのが普通である。
【0004】図17、図18に、従来の光源装置の一例
を示す。図17はその側面図で、図18はその正面図で
ある。51は半導体レーザで、58は縦断面略凸状に形
成された中空のホルダで、半導体レーザ51はその中に
実装されている。
【0005】以下、従来の光源装置の調整手段について
説明する。コリメータレンズ52の光軸と半導体レーザ
51の光軸とが一致するように、半導体レーザの基台5
4のX−Y調整(光軸調整)を行う。この場合、基台5
4とホルダ58の固定にはバネつきネジ55、56を用
いる。光源装置のホルダ58を、調整治具の基準部に固
定する。X−Y調整は、固定されたホルダ58(コリメ
ータレンズ52側)に対して、基台54(半導体レーザ
51側)をX−Y方向に微少量移動させる。調整前に、
バネつきネジ55、56を緩めた状態(半固定状態)
で、基台54とホルダ58を固定する。所定の範囲内に
調整が完了した後、バネつきネジ55、56を増し締め
し強固に固定する。その後、コリメータレンズ鏡筒53
を、光軸方向に微少量移動させ、所定の焦点範囲内に調
整が完了した後、鏡筒53とホルダ58を接着固定し、
光学調整が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
うした従来構成では、つぎのような問題点がある。 (1)光軸調整後にネジを増し締め固定するときに、基
台がネジの回転方向につられて回り、調整規格範囲から
動く。 (2)上記(1)の対策として、調整工具側では、ネジ
増し締め固定時には、基台をホルダに強固に押し付け、
ホルダと基台の接合固定面で生じる摩擦力でつられて回
るのを回避している。この場合、調整治具の構成が複雑
になる。また、押し付け力が大きくなるためホルダが変
形し、調整終了後に調整治具押し付け力を解除するとホ
ルダの変形がもどり調整値からずれる。 (3)上記(2)の対策として、基台とホルダの接合面
の面精度を研磨加工などで仕上げる方法があるが、コス
トアップになる。
【0007】本発明の目的は、ネジ増し締め固定時の調
整ズレを低減すると共に、コストダウンを図ることがで
き、組立強度において信頼性の高い光源装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光源装置によれば、半導体レーザと、前記
半導体レーザを保持する基台と、前記半導体レーザから
の発散光束を平行光束に変換するコリメータレンズと、
前記コリメータレンズを保持する鏡筒と、前記鏡筒を内
部支持するホルダと、を有し、前記基台または前記ホル
ダのどちらか一方の側の接合面に穴を設け、前記穴に挿
入される軸を前記ホルダまたは前記基台のどちらか一方
の側に設け、前記軸と前記穴とを接着固定する。
【0009】具体的には、前記穴に接着剤を充填するこ
とにより接着固定する。また、前記ホルダと前記基台を
透明部材とし、紫外線硬化型接着剤で接着固定する。ま
た、前記軸の端部を熱溶着することと接着を併用する。
また、前記ホルダと前記基台の端部にフランジを設け、
前記フランジを板バネで挟むことと接着を併用する。ま
た、前記ホルダと前記基台の軸および穴、またはどちら
か一方をローレット形状とする。また、前記ホルダと前
記基台の軸および穴、またはどちらか一方をスクリュー
形状とする。また、前記軸にプッシュナットを取付け、
前記基台を押さえる。また、前記ピンをネジ形状とし、
ナットで前記基台を押さえる。以上のような方法で前記
ホルダと前記基台を接着固定したことを特徴とする。
【0010】
【実施例】図1に、本発明の光源装置の第1実施例を示
す。この光源装置100の概略構成図において、1は光
源である半導体レーザ、2は半導体レーザ1からの発散
光束を平行光束に変換するコリメータレンズ、3はコリ
メータレンズ2を保持する鏡筒である。4は鏡筒3を内
部支持し基台5に接合されるホルダである。4a,4b
は、ホルダ4に形成された接着固定用の軸であるピンで
ある。4cは、鏡筒3とホルダ4を固定する溝である。
5は、半導体レーザ1を保持し半導体レーザ1の発熱を
放熱する基台である。5a,5bは、基台5に形成され
た接着固定用の穴である。接着穴5a,5bと接着ピン
4a,4bを組み合わせたときに、半導体レーザ1とコ
リメータレンズ2の光軸位置を調節できるように、接着
穴5a,5bと接着ピン4a,4bには隙間が設けられ
ている。6は半導体レーザ1を発光駆動する電気回路基
板であり、基台5に取り付けられている。
【0011】光源装置の組立は、以下の手順にて行う。
すなわち、半導体レーザ1は基台5に圧入固定する。基
台5に接合された電気回路基板6に、半導体レーザ1を
実装する。次に、鏡筒3にコリメータレンズ2を組み込
み、ホルダ4に鏡筒3を組み込む。さらに半導体レーザ
1とコリメータレンズ2の光軸を、光軸方向に直交する
図中X−Y方向に調整して所定の範囲に合わせ込む。こ
の状態で、調整治具のフィンガー部7a,7bにより基
台5を保持固定する。基台5の接合固定面はホルダ4の
接合固定面よりも面積を大きくし、基台5の端部を調整
治具のフィンガー部7a,7bが固定できるようにす
る。
【0012】次に、鏡筒3をピント方向(図中Z方向で
ある光軸方向)に、調整工具8によって、移動させ調整
を行って組立が完了する。ホルダ4と基台5の固定は、
接着剤によって行われ、同時に各々の接着ディスペンサ
ー9,10,11によって、基台の接着穴5a、5b、
4cに流し込まれ固定される。電気回路基板6には、接
着剤充填の際干渉しないように逃げ6a,6bを設けて
ある。接着剤は、接着穴5a,5bを満たすように充填
する。これが固化すると接着固定ピン4a,4bと接着
固定穴5a,5bの隙間にリング状に固化し、X−Y方
向の位置ずれを防ぎ、Z方向の剥離強度もピン4a,4
b側面と接着固定穴5a,5b側面の接着力で維持す
る。このように組み立てられた光源装置100は、基板
130に取り付け固定される。
【0013】図2に、本発明の光源装置を用いた画像記
録装置であるレーザビームプリンタの全体構成を示す。
同図において、101はプリンタ本体、102は転写紙
Sを収納するカセット、104は転写紙Sをカセット1
02から1枚ずつ取り出す給紙ローラー、105は紙S
が1枚ずつ取り出されるようにする分離パット、106
は転写紙Sの搬送タイミングをコントロールするレジス
トローラ、108は転写紙帯電器である。
【0014】110はプロセスカートリッジで、感光ド
ラム112、現像器(不図示)、帯電器(不図示)、感
光ドラム112のクリーニング装置(不図示)等が内蔵
されている。また、114は定着器で、116はAlパ
イプ製の定着ローラ、117はハロゲンヒータ、118
はゴム製の加圧ローラであり、転写紙S上の現像剤は定
着ローラ116と加圧ローラ118から加わる熱と圧力
によって溶解、定着する。更に、120は搬送ローラ、
122は排紙ローラ、124a、124bはカール取り
コロ、126は排紙トレイである。
【0015】こうしたプリンタ本体101内に、レーザ
光Lを走査するレーザスキャナユニット150が設けら
れ、ここからのレーザ光Lはミラー103で折返されて
感光ドラム112上に導かれる。
【0016】上記プリンタにおいて、不図示のホストコ
ンピュータよりプリント信号が入力されると、転写紙S
はカセット102より給紙ローラ104で取り出され、
レジストローラ106によって感光ドラム112上の現
像像とタイミングを合わせて搬送される。そして、転写
帯電器108により、レーザ光Lで感光ドラム112上
に書き込まれた画像が転写紙Sに転写される。この後、
転写像は定着器114により定着された後、搬送ローラ
120、排出ローラ122により転写紙Sは搬送、搬出
されて、排紙トレイ126上に積載される。
【0017】図3は、上記レーザスキャナユニット15
0内のレーザ走査光学系の構成を示す平面図である。光
源装置100より出射された光束は、矢印a方向に等速
回転するポリゴンロータ109に支持されたポリゴンミ
ラー111の鏡面により反射され主走査方向(矢印b方
向)に走査される。こうして走査された光束は結像レン
ズ113を通過し、反射ミラー103で反射されて感光
ドラム112上に導かれて結像する。この感光ドラム1
12は副走査方向(主走査方向と光学系の光軸に直角な
方向)に1走査毎に所定量ずつ回転するので、感光ドラ
ム112上に走査光束Lにより2次元的に画像が形成さ
れることになる。
【0018】一方、各走査において、走査開始側の走査
光束は反射ミラー115によって反射され、この反射光
は、光源の変調開始のタイミングを決定するための同期
信号の検出を行うBD受光部に導かれる。また、130
は、光源装置100、結像レンズ113、ポリゴンミラ
ー111などを有するスキャナモータ等がそれぞれ取り
付けられた基板である。
【0019】図1に示した第1実施例の光源装置では、
接着固定穴5a、5bを基台5側に、接着固定ピン4
a、4bをホルダ4側に設けているが、図4のように基
台5側に接着固定ピンを設け、ホルダ4側に接着固定穴
を設ける構成でも同様の効果が得られる。
【0020】図5に、本発明の第2実施例の光源装置を
示す。この図5では、ホルダ4と基台5の接合部分の断
面図を示す。この光源装置の概略構成図において、接着
固定穴5a、5bを、第1実施例では貫通穴であったも
のを段付穴とする。
【0021】第1実施例においては、基台5の接着強度
はX−Y方向には強いが、基台5がZ方向に垂直な面を
持たないため、Z方向の接着強度が弱い。この第2実施
例の場合、Z方向に垂直な面を基台5に持たせることに
よって、ホルダ4と基台5のZ方向の剥離強度の強化に
寄与する。
【0022】図6に、本発明の第3実施例の光源装置を
示す。ここで、第1実施例と同一の機能を有する部材は
同一番号で示し、説明を省略する。この光源装置の概略
構成図において、第1、2の実施例ではZ方向に突き出
ていた接着固定ピン4a、4bの向きをY方向に変更
し、基台5の形状を逆L字形状とし、接着固定ピン4
a、4bと組合わさる位置に段付の接着固定穴5a、5
bを設ける。
【0023】接着剤はY方向から注入されホルダ4と基
台5は固定される。この場合、ホルダ4と基台5には隙
間8a、8b、8cが生じるので、隙間に流れ込むのを
小さく押さえるため、接着剤は100000〜2000
0cps程度の粘度のものを選定することが望ましい。
【0024】この場合、接着剤注入方向がY方向のみに
なるため、接着剤充填、UV照射などの作業性の向上お
よび接着剤の流れ込みの向上に寄与する。
【0025】図7に、本発明の第4実施例の光源装置を
示す。ここで、第1実施例と同一の機能を有する部材は
同一番号で示し、説明を省略する。この光源装置の概略
構成図において、ホルダ4および基台5を透明部材と
し、接着固定穴5a、5bに紫外線硬化型接着剤を充填
し紫外線照射により接着固定する。
【0026】図8、図9に、透明部材のホルダ4および
基台5と、透明部材でない場合のホルダ4及び基台5の
紫外線照射時における接着剤が受ける紫外光の比較の様
子を示す。
【0027】透明部材のホルダ4および基台5の場合の
図8では、A方向から紫外線を照射したときの紫外線の
光路は矢印Bのようになるので、接着剤がより多くの紫
外線を受け、接着強度の上昇に寄与する。また接着剤の
固化時間の短縮にも寄与する。またこの場合、紫外線の
照射方向が限定されないので作業性の向上にも寄与す
る。
【0028】対して、透明部材でないホルダ4および基
台5の場合の図9では、A方向から紫外線を照射したと
きの紫外線の光路は矢印Cのようになるので、同一時間
における接着剤の受ける光量には限界がある。そのため
接着強度はホルダ4および基台5が透明部材であるとき
よりも弱くなり、接着時間も多くかかる。
【0029】図10に、本発明の第5実施例の光源装置
を示す。ここで、第1実施例と同一の機能を有する部材
は同一番号で示し、説明を省略する。この光源装置の概
略構成図において、ホルダ4を樹脂成形品とし、ホルダ
4側に設けられたピン4a、4bの端部を熱溶着によっ
てホルダ4と基台5を固定する。なお、この場合、接着
固定穴5a、5bに接着剤を流し込み、熱溶着を併用し
て固定すれば、信頼性は向上する。また、熱溶着による
固定構造を用いることで、接着剤が完全に硬化するまで
治具で押え込んでいる時間が不要となるので、組立時間
が短縮され、組立性が向上する。
【0030】図10に示した第5実施例の光源装置で
は、接着固定穴5a、5bを基台5側に、接着固定ピン
4a、4bをホルダ4側に設けているが、基台5を樹脂
成形し、この基台5側に接着固定ピンを設け、ホルダ4
側に接着固定穴を設ける構成でも同様の効果が得られ
る。
【0031】図11に、本発明の第6実施例の光源装置
を示す。ここで、第1実施例と同一の機能を有する部材
は同一番号で示し、説明を省略する。この光源装置の概
略構成図において、ホルダ4及び基台5の端部にフラン
ジ4cおよび5cを設け、フランジ4cおよび5cを、
板バネ12によって挟み込むことによりホルダ4と基台
5を固定する。この場合、基台5を調整治具で押え込む
必要は無く、調整工具の小型化に寄与する。そして、接
着固定穴5a、5bに接着剤を流し込み、板バネを併用
して固定すれば、信頼性は向上する。このように、板バ
ネによる固定構造を用いることで、接着剤が完全に硬化
するまで治具で押え込んでいる時間が不要となるので、
組立時間が短縮され、組立性が向上する。
【0032】図12に、本発明の第7実施例の光源装置
を示す。ここで、第1実施例と同一の機能を有する部材
は同一番号で示し、説明を省略する。この図12は、半
導体レーザ1の出射側と反対側より基台5を見た図であ
る。この光源装置の概略構成図において、接着固定ピン
4a、4bおよび接着固定穴5a、5bの周部を、ロー
レット状に成形する。この場合、接着固定ピン4a、4
bと接着固定穴5a、5bの接着面積を増やすことによ
ってホルダ4と基台5の剥離強度の強化に寄与する。本
実施例では、接着固定ピン4a、4b、接着固定穴5
a、5b両側にローレットを形成しているが、どちらか
一方にローレットを形成しても、ローレットが無い場合
と比較して接着強度は向上する。
【0033】図13に、本発明の第8実施例の光源装置
を示す。ここで、第1実施例と同一の機能を有する部材
は同一番号で示し、説明を省略する。この光源装置の概
略構成図において、接着固定ピン4a、4bの周部をス
クリュー状に成形する。この場合、接着剤固化後のZ方
向(光軸方向)の荷重に対しては、スクリューの山部の
引っかかりがあるため、ホルダ4と基台5の剥離強度の
強化に寄与する。本実施例では、接着固定ピン4a、4
b側にスクリューを形成しているが、接着固定穴5a、
5b側に、あるいは、接着固定ピン4a、4b、接着固
定穴5a、5bの両側にスクリューを形成しても、スク
リューが無い場合と比較して接着強度は向上する。
【0034】図14に、本発明の第9実施例の光源装置
を示す。ここで、第1実施例と同一の機能を有する部材
は同一番号で示し、説明を省略する。この図14は、半
導体レーザ1の出射側と反対側より基台5を見た図であ
る。この光源装置の概略構成図において、接着固定ピン
4a、4bに、プッシュナット13を取り付けることに
よってホルダ4と基台5を固定する。この場合、基台5
を調整治具で押え込む必要は無く、調整工具の小型化に
寄与する。そして、接着固定穴5a、5bに接着剤を流
し込み、プッシュナットを併用して固定すれば、信頼性
は向上する。このように、プッシュナットによる固定構
造を用いることで、接着剤が完全に硬化するまで治具で
押え込んでいる時間が不要となるので、組立時間が短縮
され、組立性が向上する。
【0035】図15に、本発明の第10実施例の光源装
置を示す。ここで、第1実施例と同一の機能を有する部
材は同一番号で示し、説明を省略する。この光源装置の
概略構成図において、接着固定ピン4a、4bの周部を
ネジ形状(雄ネジ)に成形し、接着固定穴5a、5bに
接着剤を注入し、接着剤固化後ピン4a、4bにナット
(雌ネジ)14を取り付ける。この場合、接着固定穴5
a、5bに接着剤を流し込み、ネジを併用して固定する
ことで、ホルダ4と基台5の固定の信頼性の向上に寄与
する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光源装置
によれば、半導体レーザを保持する基台と、コリメータ
レンズを保持する鏡筒を支持するホルダとを、接着固定
ピンと接着固定穴を介して接着剤で固定することによ
り、以下の効果がある。 (1)ネジ固定から接着固定とすることにより、ネジの
増し締め固定時の調整ズレが低減できる。 (2)ネジを削減できるので、部品上コストダウンとな
る。 (3)基台およびホルダにX,Y,Z方向から荷重がか
かったときに、どの方向にも剥離強度が強く得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光源装置を示す要部斜視
図である。
【図2】本発明の第1実施例の光源装置を用いたレーザ
ビームプリンタの全体構成図である。
【図3】本発明の第1実施例の光源装置を用いたレーザ
走査光学系の構成を示す平面図である。
【図4】本発明の第1実施例の光源装置の変形例を示す
要部斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例の光源装置を示す要部断面
図である。
【図6】本発明の第3実施例の光源装置を示す要部斜視
図である。
【図7】本発明の第4実施例の光源装置を示す要部斜視
図である。
【図8】本発明の第4実施例のメカニズムを説明する図
である。
【図9】本発明の第4実施例と比較するための図であ
る。
【図10】本発明の第5実施例の光源装置を示す要部斜
視図である。
【図11】本発明の第6実施例の光源装置を示す要部斜
視図である。
【図12】本発明の第7実施例の光源装置を示す正面図
である。
【図13】本発明の第8実施例の光源装置を示す要部斜
視図である。
【図14】本発明の第9実施例の光源装置を示す正面図
である。
【図15】本発明の第10実施例の光源装置を示す要部
斜視図である。
【図16】従来例を示した走査光学装置を示す要部斜視
図である。
【図17】従来例の光源装置を示す側面図である。
【図18】従来例の光源装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメータレンズ 3 鏡筒 4 ホルダ 5 基台

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、前記半導体レーザを保
    持する基台と、前記半導体レーザからの発散光束を平行
    光束に変換するコリメータレンズと、前記コリメータレ
    ンズを保持する鏡筒と、前記鏡筒を内部支持し前記基台
    に接合されるホルダーと、を有する光源装置において、
    前記基台または前記ホルダのどちらか一方の側の接合面
    に穴を設け、前記穴に挿入される軸を前記ホルダまたは
    前記基台のどちらか一方の側に設け、前記軸と前記穴と
    を接着固定したことを特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 前記基台および前記ホルダを透明部材で
    構成し、紫外線硬化型の接着剤で前記基台および前記ホ
    ルダを接着固定した請求項1に記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 前記接着固定用の軸を有する前記基台ま
    たは前記ホルダを樹脂成形し、前記接着固定用の軸の端
    部を熱溶着することと接着とを併用することにより、前
    記基台と前記ホルダを固定した請求項1に記載の光源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記基台および前記ホルダの端部にフラ
    ンジ部を設け、前記フランジ部を板バネで挟むことと接
    着とを併用することにより、前記基台と前記ホルダを固
    定した請求項1に記載の光源装置。
  5. 【請求項5】 前記基台または前記ホルダにおける接着
    固定用の軸および穴、または、どちらか一方の周部をロ
    ーレット状に成形し、接着により前記基台と前記ホルダ
    を固定した請求項1に記載の光源装置。
  6. 【請求項6】 前記基台または前記ホルダにおける接着
    固定用の軸および穴、またはどちらか一方の周部をスク
    リュー状に成形し、接着により前記基台と前記ホルダを
    固定した請求項1に記載の光源装置。
  7. 【請求項7】 前記基台または前記ホルダにおける接着
    固定用の軸にプッシュナットを取付け、接着とプッシュ
    ナットとを併用することにより、前記基台と前記ホルダ
    を固定した請求項1に記載の光源装置。
  8. 【請求項8】 前記基台または前記ホルダにおける接着
    固定用の軸の周部に雄ネジを成形し、接着で前記基台と
    前記ホルダを固定した後、雌ネジで前記基台または前記
    ホルダを挟み込んで固定した請求項1に記載の光源装
    置。
JP4067324A 1992-03-25 1992-03-25 光源装置 Expired - Fee Related JP2962923B2 (ja)

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