JP2961842B2 - 移動農機の可倒式安全フレーム - Google Patents

移動農機の可倒式安全フレーム

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JP2961842B2
JP2961842B2 JP23091090A JP23091090A JP2961842B2 JP 2961842 B2 JP2961842 B2 JP 2961842B2 JP 23091090 A JP23091090 A JP 23091090A JP 23091090 A JP23091090 A JP 23091090A JP 2961842 B2 JP2961842 B2 JP 2961842B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、移動農機の可倒式安全フレームに関す
る。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題] トラクターなどの移動農機では、車体の転倒時に備え
て運転座席の左右両側方から略上方へかけてループ状の
支柱(安全フレーム)を立設し、これを回動自在に構成
したものが知られている。
しかしながら、前記安全フレームを可倒式に構成する
と、車体固定側と可動側の連結部の強度が弱くなるとい
う課題が有り、また、これを補うために例えば、これを
強度の高い高価な部材で構成したり、ボルト、ナット等
で強固に連結する必要が生じ、コストが掛かったり、操
作性を損なうという課題が有った。
[課題を解決しようとする手段] この発明は、上記従来の装置の不具合を解消しようと
するものであって、次のような技術的手段を講じた。即
ち、運転者用座席1の左右両側方から略上方へかけてル
ープ状の支柱6で覆った移動農機の可倒式安全フレーム
において、前記支柱6の左右基端部をフェンダー2,2上
の取付けブラケット4,5に前後回転自在に連結すると共
に、略「コ」の字形状の規制具8の一端部11を前記取付
けブラケット4,5に枢着し、他端部9を、ループ状の支
柱6左右基端部に開口した固定孔7に係合して連結する
移動農機の可倒式安全フレームとした。
また、ループ状の支柱6の左右基端部には、同支柱6
を少なくとも「直立姿勢」Aと「横臥姿勢」Bとに位置
決めする固定孔7..を備え、前記略「コ」の字形状の規
制具8には、取付けブラケット4,5へ向かって付勢する
手段27を設けたことを特徴とする移動農機の可倒式安全
フレームとした。
[発明の作用、及び効果] この発明は、前記の構成とすることにより、次のよう
な技術的特有の効果を奏する。即ち、運転者用座席1の
左右両側方から略上方へかけてループ状の支柱6で覆っ
た移動農機の可倒式安全フレームにおいて、前記支柱6
の左右基端部をフェンダー2,2上の取付けブラケット4,5
に前後回動自在に連結すると共に、略「コ」の字形状の
規制具8の一端部11を前記取付けブラケット4,5に枢着
し、他端部9を、ループ状の支柱6左右基端部に開口し
た固定孔7に係合して連結する移動農機の可倒式安全フ
レームの構成としたものでは、支柱6を回動自在に構成
し略「コ」の字形状の規制具8をもって、この一端部11
を前記ブラケット4,5に枢着し他端部9を支柱6の基端
部に横方向から係合して固定するので、前記回動軸と合
わせて3点で固定される。従って、取付け構成が簡略
で、車両の軽量化、コストダウンを図ることができる。
また、ループ状の支柱6の左右基端部には、同支柱6
を少なくとも「直立姿勢」Aと「横臥姿勢」Bとに位置
決めする固定孔7..を備え、前記略「コ」の字形状の規
制具8には、取付けブラケット4,5へ向かって付勢する
手段27を設けたことを特徴とする移動農機の可倒式安全
フレームの構成としたものでは、少なくとも「直立姿
勢」Aと「横臥姿勢」Bとに位置決めする固定孔7..を
備え、前記略「コ」の字形状の規制具8には、取付けブ
ラケット4,5へ向かって付勢する手段27を設けたので、
安全フレームの姿勢を解除する時は、規制具8を前記係
合から外すだけで良く、同フレームの姿勢変更操作が簡
単である。
[実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例を例示的に
詳しく説明する。
図例は、農用トラクター12の運転座席1近傍に取り付
けた安全フレーム13に、この発明を折り込んだものであ
る。
農用トラクター12は、四隅部に前後車輪14,15を備
え、前車輪14,14上方に設けたエンジン16からクラッチ
ハウジング17、フロント伝動ケース18、リヤ伝動ケース
19とを一体的にボルト、ナット等の係止具を介して連結
し、主枠を構成している。
運転座席1の前方にはステアリングハンドル20を設
け、この左右には前記後車輪15を前方から上方へかけて
覆うフェンダー2を設けている。図中符号30は、トラク
タに乗降するときに握むハンドフレームである。
安全フレーム13の連結部について、図4、図5、図6
に基づいて説明する。
前記座席1後方に位置する左右フェンダー上面3に
は、内外に略平行状で上方へ向かって立設する平板状取
付けブラケット4,5、及びこのブラケット4,5を支持する
底板21を設けている。そして、この取付けブラケット4,
5の前部には、正面視で上辺(遊端部9)が下辺(基端
部11)よりも短い略「コ」の字状の規制具8の基端部11
が、回動自在に挿通されている。また、前記取付けブラ
ケット4,5間の基端部11には係止座金28を設け、付勢手
段としてのコイルバネ27を該基端部11に挿通し、このコ
イルバネが座金28に当接し、車体内方向(矢印イの方
向)へ規制具8を付勢する構成となっている。
そして、前記底板21は、この下方に位置する左右フェ
ンダー2,2の裏面で水平状に左右連結された下部支枠10
に取り付けられている。
また、安全フレーム13の支柱6は、略四角形の断面で
一定肉厚のパイプ材や平板等からなり、左右基端部11,1
1の左右側面には補強板22,23が溶接などで一体的に取り
付けられている。
前記内外の補強板22,23には、支柱立設時にこれを固
定する前ピン挿入孔24と、支柱6の回転軸となる後ピン
挿入孔25と開口している。また、外方補強板23には、上
下方向に複数の固定孔7…が設けられ、上側から順に直
立位置固定孔7a、中間部に斜め固定孔7c、下端部に横臥
固定孔7bと三個設けている。
以上のように構成したトラクターの安全フレーム13を
取り付けるときには、前記左右夫れ夫れの内外取付けブ
ラケット4,5の間に、支柱6の基端部を嵌め込み、この
ブラケット4,5と基端部11を後ピンにて貫通する。これ
により、支柱6は、後ピンを軸に前後回動することがで
きる。
また、この支柱6を「直立姿勢」(図中Aの状態)で
保持するときには、規制具8を車体外側へ向かって引き
出し、遊端部9を前記直立位置固定孔7aに挿通する。
尚、このときには、前記前ピン挿入孔24に前ピンを挿入
することで、左右方向の荷重に対してより強固に支柱を
支持することができる。
更に、この状態から「中間斜め姿勢」(図中Cの状
態)で保持するときには、前記同様に規制具8を車体外
側へ向かって引き出し、遊端部9を前記固定孔7aから係
脱する。そして、支柱6を前記後ピン挿入孔24のピンを
軸に後方へ倒し、この遊端部9を前記斜め固定孔7cに挿
通する。尚「中間斜め姿勢」は、第1図で示すようにロ
ータリ作業機29を最上昇しても、支柱6と干渉しない位
置で固定され、車両を納屋などに容易に出し入れするこ
とができる。
また更に、この支柱6を「横臥姿勢」(図中Bの状
態)で保持するときには、前述同様に支柱6を後方へ倒
し、規制具8の遊端部9を前記横臥固定孔7bに挿通す
る。
これにより、トラクターの安全フレーム13はフェンダ
ー2,2上面にて連結したので、車体巾一杯の巾広い安全
フレーム13を備えることができ、また、この安全フレー
ム13の支柱6を支持する取付けブラケット4,5を水平状
に左右連結したので、転倒時に掛かる横方向の荷重に対
し強度が高くなる。
また、この安全フレーム13では、支柱6を回動自在に
構成し略「コ」の字形状の規制具8をもって、この基端
軸部11を前記ブラケット4,5に枢着し遊端部9を支柱の
足部に係合して固定するので、前記後ピンの合わせて3
点で固定される。従って、取付け構成が簡略で、車両の
軽量化、コストダウンを図ることができる。
また、同安全フレーム13は、「直立姿勢」と「斜め姿
勢」と「横臥姿勢」とに位置決めする固定孔7…を備
え、前記前記「コ」の字形状の規制具8には、これを車
体内側へ向かって付勢するコイルバネ27を設けたので、
安全フレーム13の姿勢を変更する時には、規制具8を前
記固定孔7a(7b、7c)から外して勤かに安全フレーム13
を回転するだけで良く、同フレームの姿勢変更操作が簡
単である。
【図面の簡単な説明】
〔第1図〕 要部側面図 〔第2図〕 要部拡大側面図 〔第3図〕 支柱取外し状態の側面図 〔第4図〕 要部背面図 〔第5図〕 その拡大図 〔第6図〕 第3図の平面図 〔第7図〕 全体側面図 符号の簡単な説明 1……運転座席、2……フェンダー、3……フェンダー
の上面、4,5……内外の取付けブラケット、6……支
柱、7……固定孔、8……規制具、9……規制具の遊端
部、10……下部支枠、11……規制具の基端軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/16 B62D 25/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転者用座席1の左右両側方から略上方へ
    かけてループ状の支柱6で覆った移動農機の可倒式安全
    フレームにおいて、前記支柱6の左右基端部をフェンダ
    ー2,2上の取付けブラケット4,5に前後回転自在に連結す
    ると共に、略「コ」の字形状の規制具8の一端部11を前
    記取付けブラケット4,5に枢着し、他端部9を、ループ
    状の支柱6左右基端部に開口した固定孔7に係合して連
    結することを特徴とする移動農機の可倒式安全フレー
    ム。
  2. 【請求項2】ループ状の支柱6の左右基端部には、同支
    柱6を少なくとも「直立姿勢」Aと「横臥姿勢」Bとに
    位置決めする固定孔7..を備え、前記略「コ」の字形状
    の規制具8には、取付けブラケット4,5へ向かって付勢
    する手段27を設けたことを特徴とする請求項1記載の移
    動農機の可倒式安全フレーム。
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