JP2960758B2 - 複合構造加工糸とその製造方法 - Google Patents

複合構造加工糸とその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,織編物に紡績糸,特に羊毛紡績糸使いの外
観とふくらみ,ヌメリ感,張り,腰等の風合を付与する
ことのできる複合構造加工糸とその製造方法に関するも
のである。
(従来の技術) 従来,熱可塑性合成繊維フイラメント糸を仮撚加工し
て得られる仮撚捲縮加工糸は,加工糸自体の状態,すな
わち無緊張に近い微少張力下においては著しく嵩高性に
富むが,これを織編物にした場合は,その嵩高性の大半
が消失してしまう欠点がある。
また,伸度の異なる2本のマルチフイラメント糸を供
給糸として,これらを引揃えて仮撚加工を施し,高伸度
マルチフイラメント糸を外層に,低伸度マルチフイラメ
ント糸を内層に位置せしめた2層構造の捲縮加工糸も知
られている。この捲縮加工糸は,製編織時に張力を受け
ても,芯糸に張力の大半が掛かり,鞘糸には張力がほと
んど掛からないので,嵩高性を維持したまま布帛を形成
することが可能であり,ふくらみ感を得るには有効な加
工糸であった。しかしながら、これらの糸条から得られ
る布帛は,染色工程等で熱処理を施すと,糸長が大きい
糸条が小さい糸条よりもより多く収縮し,糸長差が低減
してふくらみ感やヌメリ感が得られず,改良が望まれて
いた。また,これらの糸条は,2本の糸条間に存在する糸
長差のため,工程通過中にしごかれて毛玉や毛羽とな
り,製織効率の低下あるいは製織不能をきたし,さらに
製品上の欠点となるため,これらの問題解決が望まれて
いた。
さらに,本発明者らも,上記の問題を解決するため
に,特開平2−99626号公報等において,低捲縮性の糸
条と通常の捲縮性を有する糸条が並列状になった部分と
芯鞘構造になった部分とが混在した開繊部と,交絡部と
を有する複合構造糸を提案した。しかしながら,この加
工糸は,芯糸と鞘糸との間に熱水収縮率の差が殆どない
ので,布帛にした後,染色工程等で熱処理を施しても,
嵩高性を増大させることができなかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は,上記のような従来の複合構造加工糸の欠点
を解消し,布帛にすると,張り,腰,ふくらみ感に優
れ,準備工程での通過性,製織性がよく,しかも梳毛調
のヌメリ感を兼ね備えた複合構造加工糸とその製造方法
を提供することを技術的な課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は,上記の課題を解決するために,次の構成を
有するものである。
(1)2種のポリエステルマルチフイラメント仮撚加工
糸からなり,鞘糸と芯糸とが混繊交絡された複合糸であ
って、鞘糸と芯糸との間に1〜10%の糸長差が存在し,
芯糸は鞘糸よりも熱水収縮率が1.5%以上高く,かつ,
芯糸のヤング率が鞘糸よりも高いことを特徴とする複合
構造加工糸。
(2)複屈折率が20×10-3〜80×10-3のポリエステル高
配向未延伸糸を,ヒータ温度が融点+50℃以上,処理時
間0.2秒以下,延伸倍率1.3倍以下でヒータに非接触状態
で延伸熱処理し,次いで前記糸条を複屈折率20×10-3
80×10-3のポリエステル高配向未延伸糸と引揃えて,延
伸倍率1.2〜1.6倍,加撚張力(T1)と解撚張力(T2)の
比T2/T1であるK値が0.5〜1.0で延伸同時摩擦仮撚加工
を施した後,流体交絡処理を施すことを特徴とする複合
構造加工糸の製造方法。
以下,本発明を詳細に説明する。
まず,本発明の複合構造加工糸は,第1図で示したよ
うに,ポリエステルマルチフイラメント仮撚加工糸(芯
糸A)と,芯糸Aとは物性の異なる他のポリエステルマ
ルチフイラメント仮撚加工糸(鞘糸B)で形成されてお
り,糸条の長手方向に鞘糸Bが芯糸Aを被覆しつつ開繊
した開繊部1と,芯糸Aと鞘糸Bが交絡した交絡部2と
を交互に有し,鞘糸Bにループ毛羽が形成されている。
芯糸と鞘糸との糸長差は1〜10%の範囲にすることが必
要であり,糸長差が10%以下であると,準備工程及び製
編織時に張力を受けても毛玉の発生がなく,製編織性が
よい。一方,糸長差が10%を超えると,性編織時に張力
を受けた際に鞘糸がずれて毛玉が長手方向に発生するた
め,得られる布帛は欠点のあるものとなり,製編織効率
も大幅に低下する。また,糸長差が1%未満になると,
もはや芯糸と鞘糸からなる複合構造とは異なった引き揃
え状となり,布帛に梳毛調の風合を付与することができ
ない。
次に,芯糸は鞘糸より熱水収縮率を1.5%以上高くす
る必要がある。熱水収縮率の差を1.5%以上にすること
により,布帛を染色工程等で熱処理すると,糸長差がさ
らに助長されて布帛のふくらみが増し,さらに梳毛感を
強調させることができる。第2図は,第1図で示した本
発明の複合構造加工糸を熱水処理した後の状態を示すも
のであり,芯糸Aの熱水収縮率が高いため,熱水処理を
施すことにより,鞘糸Bとの糸長差がさらに拡大し,糸
条にふくらみが付与されることが分かる。芯糸と鞘糸と
の熱水収縮率の差が1.5%未満の場合には,布帛にした
後,染色工程等で熱処理を施した後もふくらみが少な
く,梳毛調のヌメリ感を付与することができない。
さらに,本発明の複合構造加工糸では,芯糸のヤング
率を鞘糸のそれよりも高くする必要がある。芯糸のヤン
グ率を鞘糸より高くすることにより,柔らかな手触り感
と反発性をもった張り,腰のある布帛とすることができ
る。一方,芯糸のヤング率が鞘糸のそれより低くなる
と,張り,腰のない織編物になってしまう。また,糸条
の表面を形成する鞘糸のヤング率を低くすることによ
り,柔らかな手触り感が得られ,糸長差と相まってより
ふくらみを増し,ヌメリ感のある梳毛調の織編物とする
ことができる。
本発明の複合構造加工糸は,前記したように,芯糸と
鞘糸とを構成する単糸が混繊交絡しているので,製編織
時の工程通過性も極めて優れている。すなわち,本発明
の複合構造加工糸は,鞘糸と芯糸との間に糸長差が存在
しているが,糸長差が1〜10%と少ないため,製編織す
る際にしごき等の張力が負荷されても,交絡部の存在に
より糸条間のずれが起こらず,このため,毛羽玉や単糸
切れを発生させることなく織編物にすることが可能であ
る。
なお,本発明における糸質は次のようにして測定する
ものである。
まず,糸長差は,延伸同時摩擦仮撚加工後,流体交絡
処理を施す前の加工糸に0.1g/dの荷重を掛けて長さ50cm
の試料を採取し,芯糸と鞘糸に分離した後,0.1g/dの荷
重を掛けてそれぞれの長さを測定し,鞘糸と芯糸の長さ
の差を芯糸の長さで除した値に100を掛けたものであ
る。
また,熱水収縮率とヤング率は,上記と同様にして芯
糸と鞘糸に分離した後,JIS−L−1090に準じて測定する
ものである。
次に,本発明の複合構造加工糸の製造方法について説
明する。
まず,複屈折率が20×10-3〜80×10-3のポリエステル
高配向未延伸糸に,ヒータ温度が融点+50℃以上,処理
時間0.2秒以下,延伸倍率1.3倍以下の条件で延伸熱処理
を施す。
高配向ポリエステル未延伸糸を緊張下,融点以上の温
度で瞬間的に熱延伸すると,糸条を構成する単フイラメ
ントの外層部はほとんど延伸糸に近い複屈折率を示すよ
うになるが,内層部の複屈折率は低く,複屈折率が20×
10-3〜80×10-3のポリエステル高配向未延伸糸を上記の
条件で熱延伸すれば,内外層間で少なくとも複屈折率差
が15×10-3以上存在したフイラメントになる。このため
内柔外硬的なフイラメントとなり,後工程の延伸同時摩
擦仮撚加工により強い捲縮が得られるわりには高いヤン
グ率を示し(一般に,捲縮を強くするとヤング率は低下
する傾向がある。),張り,腰の向上に寄与する芯糸と
なる。なお,単フイラメントの内層と外層との複屈折率
差,すなわち示差的複屈折率の測定は,特開昭48−3511
2号公報に開示された測定法を用いる。
熱延伸時の温度が融点+50℃未満あるいは処理時間が
0.2秒を超えると,単フイラメントの複屈折率の内外層
間に差をつけることができず,このため本発明の目的と
する強い捲縮,高いヤング率,高い熱水収縮率の芯糸と
することができない。また,ヒータ温度が融点+50℃以
上で,かつ,処理時間が0.2秒を超えれば,糸条が熱劣
化する。さらに,熱処理時間が0.2秒以下であっても,
ヒータ温度が融点+50℃未満であれば,糸条に十分な熱
処理効果を与えることができない。
また,延伸倍率が1.30倍を超えると,鞘糸と芯糸との
間の糸長差が10%を超え,流体交絡処理を施しても製編
織時のしごきで毛羽玉を生じるので好ましくない。延伸
倍率の下限としては,糸条の物性にもよるが,1.0倍程度
が好ましい。
本発明では,上記で延伸熱処理をした糸条と,延伸熱
処理を施していないポリエステル高配向未延伸糸とを引
揃えて延伸同時摩擦仮撚加工を施すが,延伸熱処理を施
さない糸条は,複屈折率が20×10-3〜80×10-3であるこ
とが好ましい。複屈折率が20×10-3未満では経日変化が
起こりやすく,また,糸長差が10%を超えてネップ状欠
点を生じるので好ましくない。一方,複屈折率が80×10
-3を超えると,延伸同時摩擦仮撚加工時に毛羽が出やす
いので好ましくない。
延伸同時摩擦仮撚加工時の条件としては,延伸倍率1.
2〜1.6倍,K値0.5〜1.0で行う必要がある。延伸倍率が1.
6倍を超えると糸切れしやすく,1.2倍未満になると加工
張力の変動が発生し,未解撚を誘発する。また,K値が1.
0を超えると毛羽が多発し,0.5未満になると未解撚が発
生し,本発明の目的を達成できない。
本発明においては,仮撚施撚装置として摩擦式仮撚施
撚装置を用いるので,高速度で熱延伸された糸条を,引
続き延伸同時仮撚加工することが可能であり,また,糸
長差を形成する仮撚においても毛玉を作らない点で優れ
ている。
上記のようにして延伸同時摩擦仮撚加工を施すことに
より,延伸熱処理を施した糸条が芯糸,他の糸条が鞘糸
となり,1〜10%の糸長差を有する複合糸条が得られる。
本発明では,延伸熱処理を施した糸条と,延伸熱処理
を施していないポリエステル高配向未延伸糸とを引揃え
て延伸同時摩擦仮撚加工を施した後,流体交絡処理を施
して芯糸と鞘糸を構成する単フイラメントを混繊,交絡
させ,目的とするポリエステル複合構造加工糸を得る。
上記流体交絡処理の条件は,2本の糸条が交絡数20〜12
0個/mの範囲で交絡されるよう適宜選定すればよいが,
流体として空気を用い,オーバーフイード率0〜10%,
空気圧1〜7kg/cm2の範囲で選定するのが好ましい。
次に,本発明のポリエステル複合構造加工糸の製造方
法の一実施態様を第3図により説明する。
第3図において,ポリエステル高配向未延伸糸3は,
第1フイードローラ4を経て第1フイードローラ4と第
2フイードローラ6との間で非接触のヒータ5によって
延伸熱処理が施される。
次いで,延伸熱処理が施された糸条3は,第2フイー
ドローラ6で他のポリエステル高配向未延伸糸3′と引
揃えられ,第2フイードローラ6と第1デリベリローラ
9との間で延伸されると同時に摩擦仮撚装置8により施
撚されつつ,接触式あるいは非接触式のヒータ7により
熱固定され,引続いて第1デリベリローラ9と第2デリ
ベリローラ11の間に設けられた流体交絡装置10により交
絡処理が施された後,捲取ローラ12によりパツケージに
捲取られる。
なお,第1デリベリローラ9と流体交絡装置10の間あ
るいは流体交絡装置10と第2デリベリローラ11の間にヒ
ータを設け,熱処理を施して加工糸のトルクを低減し,
捲縮形態の改良を行ってもよい。
(作 用) 本発明の製造方法は,延伸同時摩擦仮撚加工域に供給
する2本の糸条のうち,一方の糸条がポリエステル高配
向未延伸糸に特殊な延伸熱処理を施したものであるた
め,芯糸となる上記の熱延伸糸条に,鞘糸となる他の糸
条よりも高い熱水収縮率とヤング率を付与することがで
きる。
このため,本発明の複合構造加工糸は,鞘糸と芯糸と
の糸長差を1〜10%と製編織等の工程通過性に影響を与
えない範囲に押さえたにもかかわらず,製編織して得ら
れる布帛を熱処理すれば,この糸長差が拡大し,布帛に
ふくらみを持たせることができる。さらに,芯糸の高い
ヤング率によって,布帛に張り,腰を付与することが可
能となる。
(実施例) 次に,本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレートを高速紡糸して得た複屈
折率(Δn)が51×10-3である230d/30fの高配向未延伸
糸(芯糸用)を延伸熱処理した後,同じくポリエチレン
テレフタレートを高速紡糸して得た延伸熱処理を施して
いない複屈折率(Δn)が57×10-3である220d/72fの高
配向未延伸糸(鞘糸用)と引揃えて,施撚装置のデイス
ク構成が1−10−1の摩擦延伸仮撚機を用い,第1表に
示す加工条件で延伸同時摩擦仮撚加工を施し,次いで,
流体交絡処理を施した後,パッケージに捲取った。
なお,芯糸用の高配向未延伸糸を構成する単フイラメ
ントは,外層の複屈折率が延伸熱処理によって51×10-3
から101×10-3に,また,内層が59×10-3から85×10-3
に変化した。
得られた複合構造加工糸は,第1図で示したように芯
糸と鞘糸で形成され,鞘糸を構成するフイラメントにル
ープ毛羽が形成されており,物性は第2表のとおりであ
った。
また,芯糸の熱水収縮率が鞘糸のそれより大きいの
で,この加工糸を熱処理すると,鞘糸と芯糸との間の糸
長差が拡大し,第2図のように鞘糸部分がふくらんで嵩
高性が増大した。
得られた複合構造加工糸を,普通織機(津田駒製,L型
機)を用いて,経糸密度55本/2.54cm,緯糸密度48本/2.5
4cmで2/2ツイル組織に製織した。次いで,得られた布帛
を通常のポリエステル染色法に従って染色加工し,製品
に仕上げたところ,ふくらみ,ヌメリ,張り,腰を有す
る梳毛調風合の布帛となった。
(発明の効果) 本発明の複合構造加工糸は,上記のような構成を有
し,芯鞘構造を呈している複合糸であるにもかかわら
ず,鞘糸と芯糸との糸長差が10%以下なので工程通過性
がよく,製編織時に毛羽玉や単糸切れを生じることがな
い。しかも,芯糸は熱水収縮率が鞘糸より大きいので,
製編織して得られる布帛を熱処理すれば,この糸長差が
拡大し,布帛にふくらみを持たせることができる。さら
に,芯糸の高いヤング率によって,布帛に張り,腰及び
ヌメリ感を兼ね備えた羊毛紡績糸使いの風合を付与する
ことができる。
また,本発明の複合構造加工糸の製造方法によれば,
上記の利点を有する複合構造加工糸を容易に安定して製
造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明の複合構造加工糸の一実施態様を示す
概略側面図,第2図は,第1図で示した複合構造加工糸
の熱処理後の形態を示す概略側面図,第3図は,本発明
の複合構造加工糸の製造方法の一実施態様を示す概略工
程図である。 A:芯糸 B:鞘糸 1:開繊部 2:交絡部 5,7:ヒータ 8:摩擦仮撚装置 10:流体交絡装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) Fタームテーマコード 4L036

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種のポリエステルマルチフイラメント仮
    撚加工糸からなり,鞘糸と芯糸とが混繊交絡された複合
    糸であって、鞘糸と芯糸との間に1〜10%の糸長差が存
    在し,芯糸は鞘糸よりも熱水収縮率が1.5%以上高く,
    かつ,芯糸のヤング率が鞘糸よりも高いことを特徴とす
    る複合構造加工糸。
  2. 【請求項2】複屈折率が20×10-3〜80×10-3のポリエス
    テル高配向未延伸糸を,ヒータ温度が融点+50℃以上,
    処理時間0.2秒以下,延伸倍率1.3倍以下でヒータに非接
    触状態で延伸熱処理し,次いで前記糸条を複屈折率20×
    10-3〜80×10-3のポリエステル高配向未延伸糸と引揃え
    て,延伸倍率1.2〜1.6倍,加撚張力(T1)と解撚張力
    (T2)の比T2/T1であるK値が0.5〜1.0で延伸同時摩擦
    仮撚加工を施した後,流体交絡処理を施すことを特徴と
    する複合構造加工糸の製造方法。
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