JP2959460B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2959460B2
JP2959460B2 JP8014069A JP1406996A JP2959460B2 JP 2959460 B2 JP2959460 B2 JP 2959460B2 JP 8014069 A JP8014069 A JP 8014069A JP 1406996 A JP1406996 A JP 1406996A JP 2959460 B2 JP2959460 B2 JP 2959460B2
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泰明 穂苅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置に関
し、特に電荷結合(CCD)型の2次元固体撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は固体撮像装置の全体構成を説明す
るための平面図であり、101は光電変換を行なうフォ
トダイオード、102は電荷を垂直方向に転送する垂直
CCDレジスタ、103は電荷を水平方向に転送する水
平CCDレジスタ、104は電荷を検知する電荷検出
部、105は増幅器、110,111,112は電荷の
転送方向を示す。この固体撮像装置の動作は概略次の通
りである。まず固体撮像装置上に画像パターンが投影さ
れ、2次元に配列された各フォトダイオードに入射する
光強度に応じた電荷が各フォトダイオード101に蓄積
される。所定時間経過した後に、蓄積された電荷が矢印
110に示されるごとく垂直CCDレジスタ102に転
送される。続いて当該電荷が垂直CCDレジスタ102
の内部を矢印111に示されるごとく下方向に転送さ
れ、次に水平CCDレジスタ103により矢印112に
示されるごとく水平方向に転送され、電荷検出器104
で電圧に変換された後、増幅器105を経て出力され
る。
【0003】図8(a)はフォトダイオードと垂直CC
Dレジスタの従来構造を説明するための拡大平面図、図
8(b)は図8(a)のX−X線断面図である。11は
単結晶シリコンでなるN型半導体基板、21はN型半導
体基板11の表面部のP型領域(Pウェル)、12はフ
ォトダイオードとなるN型領域(P型領域21の表面部
に形成されている)、13はCCDレジスタの転送チャ
ネルである領域、22はN型領域13の底面と接するP
型領域、23は素子を分離する高濃度P型領域、24は
Si/SiO2 界面で発生する電流を抑制すべくフォト
ダイオード(12)の表面部に設けられた高濃度のP型
領域、25はトランスファゲート(MOSトランジス
タ)の読出チャネルとなるP型領域、31は絶縁膜、3
2は層間絶縁膜、41,42は多結晶シリコンからなる
電荷転送電極、51はCCDレジスタへの光の侵入を防
止するべく設けられた遮光膜、61,62は光路をそれ
ぞれ示す。
【0004】この素子では、N型領域12とPウェル
(21)とでPN接合のフォトダイオードを構成し、N
型領域12に入射した光61により光電変換され発生し
た電子が当該N型領域12に蓄積される。電極41はN
型領域12、垂直CCDレジスタの転送チャネル13及
びP型領域25とともにMOSトランジスタを構成し、
電極41に10〜15Vの電圧パルスを加えることでフ
ォトダイオード(12)に蓄積された電子を垂直CCD
レジスタに転送する。しかる後に電極41に−5〜−1
0Vの電圧パルスを加えることにより、垂直CCDチャ
ネル内を図8(b)の紙面に垂直方向に電子が転送され
る。この時、MOSトランジスタのチャネルとなるP型
領域25はカットオフ条件となるため、フォトダイオー
ドに蓄積中の電荷の流出は起らない。
【0005】一般に、固体撮像装置における感度は光電
変換によりフォトダイオード内で発生する電子量に依存
する。半導体基板がシリコンの場合、フォトダイオード
表面に入射した光がシリコン中で減衰し1/eの強度に
なる深さ(吸収深さ)は、波長700nmの赤色では5
μm、550nmの緑色では2μm、450nmの青色
では1.4μmである。これに対し、現在実用化されて
いる固体撮像装置でのフォトダイオード(12)の深さ
は1μm程度であり、入射する赤色や緑色光のかなりの
量がフォトダイオードを透過してしまうため入射光が1
00%有効には利用されていない。
【0006】従って感度を向上するには、フォトダイオ
ード(12)の深さを2〜5μmと深く形成するのが良
いが、一方ではPN接合を深く形成することは製造時に
横方向にも広く拡散されフォトダイオードの寸法が大き
く形成されることになり、現在実用化されている7μm
×7μmの小型画素に対しては適用できない。また今後
の画素の微細化に対しても対応はできない。
【0007】固体撮像装置に入射する光には、図8
(b)に示すように表面に垂直に入射する光成分61
と、斜め方向から入射する光成分62がある。斜め方向
から入射する光62は転送チャネル13近傍のPウェル
21に達し当該領域で電荷を発生し、このうち電子が転
送チャネル13に流れ込む。固体撮像装置に入射する画
像パターンの一部に強度の強い輝点がある場合には、当
該部分で斜め光62により発生した電子がCCDレジス
タに多く入り込むため、撮像画面に縦すじ状の偽信号
(スミア)が生ずる。これは画質を大きく劣化させるた
め低減する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した課題を改善す
る手法として、特開昭64−33963号公報に記載さ
れた画素構造がある。これは図9に示すように、P+
シリコン基板211の表面部に形成されたPウェル21
2、Pウェル212の表面部に形成されたN+ 型領域2
13(蓄積ダイオード)、垂直CCDレジスタの転送チ
ャネルであるN+型領域214,素子を分離するP+
領域215,転送電極216a,216bはN+ 型多結
晶シリコン電極217、絶縁膜218、Cr電極21
9、N+ 型多結晶シリコン膜220、i型アモルファス
SiC:H膜221、高抵抗アモルファスSi:H膜2
22、P型アモルファスSiC:H膜223、ITO膜
からなる透明電極224を有している。
【0009】この装置においては、装置表面に入射した
光はITO膜224を透過し高抵抗アモルファスSi:
H膜222で光電変換される。ITO膜224にはPウ
ェル212に対して負電圧が印加されており、発生した
電子はCr電極219とn+型多結晶シリコン膜220
とで構成される下部電極に流れこみ、蓄積ダイオード2
13に蓄積される。蓄積された電子は所定の蓄積時間の
後に、電極216aに正電圧パルスを印加することで垂
直CCDレジスタ(214)に転送され、次にこのCC
Dレジスタ中を紙面に垂直方向に出力部に向けて転送さ
れる。
【0010】この第2の従来例では、光電変換を行なう
アモルファスSi:H膜222は数μmと厚く形成でき
るため、感度が高いという特徴がある。なお、i型アモ
ルファスSiC:H膜221は下部電極からの正孔注入
を防止するべく設けられ、P型アモルファスSiC:H
膜223は上部電極224からの電子注入を阻止するた
めに設けられる。これは、SiCのバンドギャップがS
iの1.1eVに比べ2.1eVと広いことを利用して
いる。
【0011】また第2の従来例では、固体撮像装置に入
射する光は十分減衰した後に垂直CCDレジスタ(21
4)に達するため、スミアの発生も少ないという特徴が
ある。しかしながら、構造が複雑で製造工程が多い上
に、光を遮断した暗状態で発生する電子が多く、S/N
が悪いという欠点があった。これに対して図8に示す従
来構造の固体撮像装置(第1の従来例)は、構造が比較
的簡単で製造工程も少なく暗状態で発生する電子も少な
くS/Nが良い特徴があることから、かかる構造で感度
を高める手法が望まれていた。
【0012】本発明の目的は、第1の従来例より高感度
でスミアの発生が少なく第2の従来例より構造が簡単な
固体撮像装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置
は、複数のフォトダイオードを列状に配置した光電変換
素子列及び前記各フォトダイオードと結合する垂直レジ
スタを含む固体撮像装置において、前記フォトダイオー
ドが、第1の材料でなる単結晶半導体基板の表面部の第
1導電型領域の表面部に形成された第2導電型領域と
前記第2導電型領域より可視域における光吸収係数が
きい第2の材料からなり前記第2導電型領域に積層され
た第2導電型単結晶半導体層とを有しているというもの
である。
【0014】ここで、第2導電型単結晶半導体層を単結
晶半導体基板の表面に対して凸状に設けることができ
る。
【0015】又、第2導電型単結晶半導体層の凸部側面
に第1導電型拡散層を設けてもよい。
【0016】更に又、第2導電型単結晶半導体層の凸部
表面に第1導電型拡散層を形成してもよい。
【0017】以上において、第1の材料はSi、第2の
材料はGe、SiX Ge1-X (0<x<1)、GaA
s、GaP、InP、BP又はIn1-y Gay AsZ
1-Z(0≦y<1,0≦z<1)のいずれかとすること
ができる。単結晶半導体層を相なる第2の材料でなる
多層膜とすることもできる。又、第1の材料及び第2の
材料をいずれもSiとするときは、第2導電型単結晶半
導体層を前述のように凸状に設ける。
【0018】第2の材料として光吸収係数の大きいもの
を用いるかもしくは第2の材料を凸状にすることによっ
てフォトダイオードの光電変換効率が大きくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の第1の実施
の形態を示す平面図、図(b)は図1(a)のX−X線
断面図である。
【0020】この実施の形態は、複数のフォトダイオー
ド(図7の101)を列状に配置した光電変換素子列及
び各フォトダイオード101と結合する垂直CCDレジ
スタ102を含む固体撮像装置において、フォトダイオ
ード101が、第1の材料(シリコン)でなる単結晶半
導体基板の表面部のP型領域21の表面部に形成された
N型領域12と、N型領域12より可視域における光吸
収係数が大きな第2の材料からなりN型領域12に積層
された単結晶半導体層71とを有しているというもので
ある。第2の材料としては、Ge,Six Ge1-x (0
<x<1),GaAs,GaP,In1-y Gay Asz
1-z (0≦y<1,0≦x<1)などが挙げられる。
【0021】かかる材料はその性質として光の吸収係数
が大きいことから、シリコンに比べ吸収深さが1/2〜
1/4に浅くできる。従って、0.1μm〜0.5μm
程度の厚さに設けることで、固体撮像装置に入射する光
を効率良く捕捉できる。このため可視光の特に赤色や緑
色光に対する感度が向上できる。さらに、フォトダイオ
ードの上層であるN型単結晶半導体層71で光が十分に
吸収されるため、フォトダイオードの下層であるシリコ
ン基板表面に設けられたN型領域12を透過する光強度
が低減するため、スミアも抑圧されるという効果があ
る。
【0022】N型単結晶半導体層71は、単結晶半導体
基板の表面部の凹部に設けられ、かつN型単結晶半導体
層71の表面は単結晶半導体基板の表面から突き出た凸
状をなしている。第2の材料の光吸収係数が第1の材料
(シリコン)より大きい場合は必ずしも凸状にしなくて
もよい。第2の材料をシリコンにしてもよいがその場合
は凸状にすれば、同様の効果を得ることができる。
【0023】次に第1の実施の形態の製造方法について
説明する。
【0024】まず図2(a)に示すように、N型シリコ
ン基板11の表面部にP型領域21(Pウェル)を形成
し、次にフォトダイオードの下層であるN型領域12、
およびP型領域22,N型領域13,分離のための高濃
度P型領域23,P型領域25をイオン打込み法など周
知の技術を用いて形成する。次に図2(b)に示すよう
に、酸化シリコンなどのゲート絶縁膜31を形成し、例
えば第1層目のポリシリコン膜でなる転送電極42,第
2層目のポリシリコン膜41でなる転送電極41を形成
する。転送電極42と41とは酸化シリコン膜などで絶
縁されているものとする。次に、イオン注入法を用いて
P型領域24を形成する。
【0025】次に例えば熱酸化法により図2(c)に示
すように、転送電極41,42の表面に層間絶縁膜32
を設け、続いてタングステンなどの高融点金属膜50を
形成し、化学的気相成長法などにより酸化シリコンなど
の絶縁膜33を形成する。次に、フォトリソグラフィー
法により、絶縁膜33,高融点金属膜50,層間絶縁膜
32,ゲート絶縁膜31をエッチングして、図2(d)
に示すように開口52を形成する。高融点金属膜50は
遮光膜51となる。次に、図3(a)に示すように、全
面に酸化シリコン膜などの絶縁膜34を堆積し、異方性
エッチングを行なうことにより、図3(b)に示すよう
に開口52の側面にスペーサ34aを形成する。次に、
露出したP型領域24をエッチングしてN型領域12を
露出させることにより、図3(c)に示すよう、凹部8
0を形成する。次にこの凹部80に、図3(d)に示す
ように、N型単結晶半導体層71を形成する。次に、図
1に示すように絶縁膜35を形成する。
【0026】N型単結晶半導体層71として、GeやS
X Ge 1-X (例えばx=0.8)を成長させるには、
GeH4 やSiH4 −GeH4 混合ガスを用いて800
℃程度の温度でエピタキシャル成長させる。
【0027】GaAsを結晶成長する場合には、700
℃程度の温度でGaCl5 とAsH3 のガスを用いるこ
とで気相エピタキシャル成長法によりシリコン上に結晶
成長できる。
【0028】なお、シリコン上にGeやGaAsなどを
結晶成長する場合、格子定数がマッチングしないと単結
晶が得られない。
【0029】Siの格子定数0.543nmに対し、例
えばGeは0.565nm、GaAsは0.565nm
と近い値であり、0.1μm程度の厚さであれば単結晶
層の形成が可能である。これより厚い単結晶層を形成す
るには、例えばGe層を0.1μm程度形成した後にS
i層を0.1μm程度形成し、再びGe層を形成するこ
とを繰り返し行うことで、GeとSiの積層構造の単結
晶半導体膜とすることで厚い単結晶半導体層を形成でき
る。
【0030】単結晶半導体層としてGaAsを用いる場
合には、SiとGaAsとの積層構造膜としても良い
が、GaAs層上にGaPなどの他の材料からなる結晶
膜をエピタキシャル成長させた積層構造膜とすることも
でき、その選択は自由である。なお、GeとGaAsの
如き材料を積層した膜では、接合部でバンドの不連続が
発生するため、材料の組合せを考慮する必要がある。S
iとGaAsの組合せの場合には電子に対してはバンド
の不連続は発生せず、好ましい組合せである。
【0031】図4は本発明の第2の実施の形態の単位画
素部を示す断面図である。図に於て、図1と同記号は同
じ機能を有するものであり、36はボロンを高濃度に含
む酸化シリコン膜(BSG膜)、37は酸化シリコンな
どの絶縁膜、72はP型拡散層、91はITOなどの透
明電極である。本実施の形態では、N型単結晶半導体層
71の側壁部で絶縁膜(36)と接する部分がP型に形
成されており、これにより結晶と絶縁膜との界面で発生
する電流(暗電流)を約1桁低減できる。またN型単結
晶半導体層71の上部には絶縁膜37を介して透明電極
91が設けられており、P型領域21に対して透明電極
に負電圧を加えN型単結晶半導体層71の表面に正孔が
発生する状態に設定することで、N型単結晶半導体層7
1と絶縁膜37との界面より発生する電流を低減でき
る。
【0032】N型単結晶半導体層71の側壁部をP型化
する方法としては、例えば図3(b)に示すように、ス
ペーサ34aを形成した後BSG膜を全面に設け、続い
てこれを異方性ドライエッチングを行うことで開口部側
壁にBSG膜36を残せばよい。この後に、開孔部の高
濃度P型不純物層24が除去され、図3(c)と類似の
構造が形成される。次に、N型単結晶半導体層71がエ
ピタキシャル成長され、この後に熱処理を行なうことで
BSG膜に含まれるボロンがN型単結晶半導体層71に
固相拡散し、P型拡散層72が形成される。
【0033】図5は本発明の第3の実施の形態の単位画
素部の断面構造を示す。図に於て、図1と同記号は同じ
機能を有するものを示す。本実施の形態に於ては、N型
単結晶半導体層71の側壁部に加えて上部にもP型拡散
層73が形成される。従って、N型単結晶半導体層の絶
縁膜と接する部分は側壁・上部ともすべてP型となって
おり、結晶と絶縁膜との界面より発生する電流を低減で
きる。かかる構造は、図4における絶縁膜37としてB
SG膜38を用いることで形成できる。本構造では、第
2の実施の形態で用いた透明電極91と負電圧の印加が
不要となる利点がある。
【0034】図6は本発明の第4の実施の形態の単位画
素部の断面構造を示す。図に於て、図1と同記号は同じ
機能を有するものを示し、41bはWやMoやTiなど
の金属とシリコンとの化合物(シリサイド)よりなる電
極である。
【0035】本実施の形態では、転送電極(図1の4
1,42)がポリシリコン膜41aとシリサイド膜41
bの積層膜より構成され、シリサイド電極は図1におけ
る遮光膜51の機能を兼ねることで装置の構造を単純化
できる利点を持つ。この場合、図1の場合のように転送
電極41が42と部分的にオーバラップする構造をとる
必要はなく、同一層次の積層膜パターンを0.2μm程
度の間隔で分離して配置するようにしてもよい。これは
微細加工技術で可能である。その場合、積層膜ではなく
てタングステン膜のみで転送電極を形成することもでき
る。また、分離用の高濃度P型領域23は、前述の間隔
部以外の部分でタングステン膜に完全に覆われるような
パターンに設計すればよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の固体撮像装
置は、単結晶半導体基板の表面部に可視域における光吸
収係数が単結晶半導体基板よりも大きい第2導電型単結
晶半導体層を選択成長してフォトダイオードを構成する
ことにより、可視光の特に赤色や緑色光に対する感度が
向上できる。さらに、光電変換部の上層の第2導電型単
結晶半導体層で光が十分に吸収されるため、下層にある
第1導電型領域に入射する光の強度が低下するため、ス
ミアも抑圧されるという効果もある。また絶縁膜に接す
る単結晶半導体層の表面を第1導電型拡散層を設けるこ
とで、暗時の発生電流を図8に示した従来構造装置と同
等に少なくでき、高いS/N値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画素部を示す平面
図(図1(a))及び図1(a)のX−X線断面図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の製造方法について説明する
ための(a)〜(d)に分図して示す工程順断面図であ
る。
【図3】図2に続いて(a)〜(d)に分図して示す工
程順断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の画素部を示す断面
図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の画素部を示す断面
図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の画素部を示す断面
図である。
【図7】固体撮像装置の全体構造を説明するための平面
図である。
【図8】第1の従来例の画素部を示す平面図(図8
(a))及び図8(a)のX−X線断面図(図8
(b))である。
【図9】第2の従来例の画画素部を示す断面図である。
【符号の説明】
11 N型半導体基板 21,22,23,24,25 P型領域 31,32,33,34,35,36,37,38
絶縁膜 34a スペーサ 41,42 転送電極 41a ポリシリコン膜 41b シリサイド膜 51 遮光膜 52 遮光膜の開口部 61,62 光路 71 N型単結晶半導体層 72,73 P型拡散層 80 凹部 101 フォトダイオード 102 垂直CCDレジスタ 103 水平CCDレジスタ 104 電荷検出部 105 増幅器 211 P+ 型シリコン基板 212 Pウェル 213 N+ 型領域 214 N+ 型領域 215 P+ 型領域 216a,216b 転送電極 217 N+ 型多結晶シリコン電極 218 絶縁膜 219 Cr電極 220 N+ 型多結晶シリコン電極 221 i型アモルファスSiC:H膜 222 高抵抗アモルファスSi:H膜 223 透明電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−12481(JP,A) 特開 平2−140976(JP,A) 特開 平3−25975(JP,A) 特開 平4−113674(JP,A) 特開 平5−347399(JP,A) 特開 平9−172155(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/14 - 27/148 H01L 29/762 - 29/768 H04N 5/335

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフォトダイオードを列状に配置し
    た光電変換素子列及び前記各フォトダイオードと結合す
    る垂直レジスタを含む固体撮像装置において、前記フォ
    トダイオードが、第1の材料でなる単結晶半導体基板の
    表面部の第1導電型領域の表面部に形成された第2導電
    型領域と前記第2導電型領域より可視域における光吸
    収係数が大きい第2の材料からなり前記第2導電型領域
    に積層された第2導電型単結晶半導体層とを有している
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 第2導電型単結晶半導体層が単結晶半導
    体基板の表面に対して凸状に設けられている請求項1記
    載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 第2導電型単結晶半導体層の凸部側面に
    第1導電型拡散層が設けられている請求項1又は2記載
    の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 第2導電型単結晶半導体層の凸部表面に
    第1導電型拡散層が形成される請求項3記載の固体撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 第1の材料がSi、第2の材料がGe、
    SiX Ge1-X(0<x<1)、GaAs、GaP、I
    nP、BP又はIn1-y Gay AsZ1-Z(0≦y<
    1,0≦z<1)のいずれかである請求項1乃至4記載
    の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 単結晶半導体層が相異なる第2の材料で
    なる多層膜である請求項1乃至5記載の固体撮像装置。
JP8014069A 1996-01-30 1996-01-30 固体撮像装置 Expired - Fee Related JP2959460B2 (ja)

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