JP2953359B2 - テニスラケット - Google Patents

テニスラケット

Info

Publication number
JP2953359B2
JP2953359B2 JP7238460A JP23846095A JP2953359B2 JP 2953359 B2 JP2953359 B2 JP 2953359B2 JP 7238460 A JP7238460 A JP 7238460A JP 23846095 A JP23846095 A JP 23846095A JP 2953359 B2 JP2953359 B2 JP 2953359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
tennis racket
racket
maximum
grip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7238460A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0975479A (ja
Inventor
豊武 松岡
恭彦 高橋
忠利 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BURIJISUTON SUHOOTSU KK
Original Assignee
BURIJISUTON SUHOOTSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BURIJISUTON SUHOOTSU KK filed Critical BURIJISUTON SUHOOTSU KK
Priority to JP7238460A priority Critical patent/JP2953359B2/ja
Publication of JPH0975479A publication Critical patent/JPH0975479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2953359B2 publication Critical patent/JP2953359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテニスラケットに係
り、特に初心者及び非力なプレーヤーに好適なテニスラ
ケットに関する。
【0002】
【従来の技術】テニスラケットは、周知の通り、ガット
が張られるフェースと、プレーヤーによって把持される
グリップと、これらをつなぐシャフトとを備えている。
【0003】従来のテニスラケットにおいては、グリッ
プエンド(グリップの末端)からフェーストップ(フェ
ースの先端)までの長さは670〜690mm程度とな
っている。
【0004】フェースの形状はほぼ長円形となってお
り、従って、ラケットの長軸上におけるフェースの最大
幅の位置はフェース長の中点付近となっている。フェー
スの打球面と垂直方向のフレーム厚さ(このフレーム厚
さは、「背幅」と称されている。)は、17〜20mm
程度となっている。また、テニスラケットの重量(但
し、ガットの重量は除く。)は、300〜350g程度
となっている。
【0005】ところで、種々の研究の結果、中、上級者
の打点(ボールヒット時におけるフェース面上のボール
中心位置)は、ほぼ一定であり、フェース面中央ないし
該中央近傍のフェーストップ寄りになっているのに対
し、初級者や非力なプレーヤーの場合、この打点はフェ
ース面の広い範囲に分散すること、そして平均的にみる
と、フェース面中央よりもグリップ側に偏っていること
が認められた。
【0006】このように打点がフェース中央よりもグリ
ップ側に偏っているところから、ボールヒット時のフェ
ースの反発性が悪く、スィングスピードが小さい点と相
俟って、初心者や非力なプレーヤーの打球がスピードに
劣り、また所謂「フェースの芯に当っていない」ものと
なっていた。
【0007】実公平4−29621号公報、同4−29
624号公報には、フレームの最大厚をフェースの最大
幅部とフェースのグリップ側端部との間に配置し、重心
位置をフレーム最大幅位置よりもグリップ側にシフトさ
せたテニスラケットが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】実公平4−29621
号公報、同4−29624号公報に記載のテニスラケッ
トにあっては、最大厚は、フェースに沿っては延在せ
ず、単に一点となっているため、スイートスポットがテ
ニスラケット長手方向においてこの最大厚付近に集中し
た狭いものとなってしまうという改良すべき課題があっ
た。
【0009】本発明は、初心者等がボールを従来のラケ
ットに比して比較的広いスイートエリアにてヒットし易
いテニスラケットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のテニスラケッ
トは、ラケットの長軸上におけるフェース最大厚部分が
フェース最大幅位置とフェースのグリップ側の端部との
間にあるテニスラケットにおいて、該最大厚部分はフェ
ースに沿って所要長さだけ延在しているテニスラケット
であって、フェース最大幅位置とフェースのグリップ側
の端部との距離をLとし、フェースのグリップ側の端部
から最大厚部分までのフェース軸方向長さをCとし、フ
ェース最大厚部分のフェース軸方向長さをAとした場
合、CとLとの百分比C/L×100が10〜40%で
あり、AとLとの百分比A/L×100が25〜75%
であることを特徴とする。 請求項2のテニスラケット
は、ラケットの長軸上におけるフェース最大厚部分がフ
ェース最大幅位置とフェースのグリップ側の端部との間
にあるテニスラケットにおいて、該最大厚部分はフェー
スに沿って所要長さだけ延在しているテニスラケットで
あって、フェース最大幅位置とフェースのグリップ側の
端部との距離をLとし、フェースのグリップ側の端部か
ら最大厚部分までのフェース軸方向長さをCとし、最大
厚部分からフェース最大幅位置までのフェース軸方向長
さをBとした場合、CとLとの百分比C/L×100が
10〜40%であり、BとLとの百分比B/L×100
が10〜40%であることを特徴とする。 請求項3のテ
ニスラケットは、請求項1又は2において、ラケットの
重心位置がフェース最大厚部分Tの領域にあることを特
徴とする。 請求項4のテニスラケットは、請求項1ない
し3のいずれか1項において、ラケットの長さが670
〜690mmであることを特徴とする。 請求項5のテニ
スラケットは、請求項1ないし4のいずれか1項におい
て、ガットを除くテニスラケットの重量が300g以下
であることを特徴とする。
【0011】かかる本発明のテニスラケットにあって
は、フェース最大厚の位置をフェース最大幅位置よりも
グリップ寄りとし、かつある程度長く延在させることに
よりスイートスポットをフェース長手方向に広げている
ので、テニスラケットのスイートスポットが初心者や非
力なプレーヤーの打球点と高い頻度にて合致するように
なり、初心者や非力なプレーヤーにとって効率の良い反
発(所謂、芯に当った反発)を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。図1は実施の形態に係るテニスラケ
ット(但し、ガットを張る前のラケットフレーム)の正
面図、図2は同側面図である。
【0013】このテニスラケット1は、フェース2、シ
ャフト3及びグリップ4よりなる。フェース2は、その
フェース最大厚部分Tが最大幅位置Wよりもグリップ4
側にあり、かつフェースに沿ってフェース長手方向にあ
る程度長く延在している。
【0014】このフェース2の厚さは全域にわたって1
4mm以上(好ましくは20〜50mm)となってお
り、フェース最大厚部分Tにおける厚みがラケットフレ
ーム全体において最大となっている。この最大厚部分T
の厚さtは20〜50mmとりわけ25〜40mmとす
るのが好ましい。
【0015】最大厚部分Tからフェーストップ及びフェ
ースのグリップ側端部にかけては、図2のようにフェー
スの厚みが徐々に減じるようにするのが好ましい。この
場合、最大厚部分の厚さtをフェーストップの厚さの
1.2〜3.5倍とするのが好ましい。さらに好ましく
は1.4〜2.0倍とする。
【0016】本発明では、図2のようにシャフト3部分
も含めて、最大厚部分Tからグリップ4の上端にかけて
厚みが徐々に減じるようにするのが好ましい。このよう
にすると、シャフト3部分の剛性が高くなり、打球時の
エネルギーロスをきわめて少なくし、高反発を得ること
が可能となる。
【0017】本発明において、テニスラケットのラケッ
ト長さは670〜690mmとするのが好ましい。ま
た、フェースの軸方向長さは300〜360mmとする
のが好ましい。フェースのグリップ側端部からフェース
の最大幅位置Wまでの軸方向長さLは150〜180m
mとりわけ160〜170mmとするのが好ましい。
【0018】最大厚部分の軸方向長さAは、A/L×1
00%の値が25〜75%とりわけ35〜65%となる
ようにするのが好ましい。この最大厚部分Tの上端から
最大幅位置Wまでの長さBは、B/L×100%の値が
10〜40%とりわけ15〜25%、特に約18%とな
るようにするのが好ましい。
【0019】最大厚部分Tの下端からフェースのグリッ
プ側端部までの長さCはC/L×100%の値が10〜
40%とりわけ15〜25%、特に約18%となるよう
にする。
【0020】シャフト3部分の長さSは、フェースの軸
方向長さの40〜60%とりわけ45〜55%とするの
が好ましい。
【0021】このように構成されたテニスラケット1
は、スイートエリアがフェースの最大幅位置よりもグリ
ップ側に位置し、しかもスイートエリアがラケット軸方
向に長く分布するようになり、初心者や非力なプレーヤ
ーの打球点とスイートエリアとが良く合致するようにな
り、初心者や非力なプレーヤーにとって効率の良い反発
を得ることができる。
【0022】このテニスラケット1は、最大厚部分が初
心者の打球点の両側に配置されているので、フェース幅
方向のスィートエリアも広い。
【0023】このテニスラケット1の長さを従来と同等
の670〜690mmとすることにより、サーブ等にお
ける不利や、異和感を無くすことができる。
【0024】なお、従来はグリップハンドルをポリウレ
タン等によってラケットフレームに対し成型付加してい
たが、これをラケットフレームと連続して一体に成型加
工すれば、より軽量化され、かつ重心がフェース最大幅
位置に近づくので非常に好ましい。
【0025】本発明では、テニスラケット重量(除ガッ
ト重量)を300g以下とすることにより、軽量で操作
し易いものとするのが好ましい。
【0026】また、テニスラケット1の重心は、最大厚
部分Tの領域か、この領域とヨーク部との間(図2の領
域Cの部分)になるように設定するのが好ましい。特に
重心が最大厚部分Tの領域に存在すると、良好なボール
反発性が得られる。
【0027】なお、重心の設定(移動)は、例えばフレ
ームの一部分を肉厚の管状部に形成するとか、繊維強化
合成樹脂に重量材料(金属粉等)を混入させたものでフ
レーム一部分を形成するとか、グロメットの一部に重い
ものを用いるとかの手段により達成することができる。
【0028】本発明のテニスラケットは繊維強化合成樹
脂とするのが好ましいが、軽量金属(例えばアルミ、ア
ルミ合金など)としても良い。
【0029】合成樹脂としては、エポキシ樹脂、ナイロ
ンなどが好適であるが、強度、耐久性及び価格の点でエ
ポキシ樹脂が好適である。
【0030】強化用繊維としては、カーボン繊維、ボロ
ン繊維、アルミナ繊維、超極細鉄線、Ti−Si−C−
O系繊維(商品名チラノ繊維)、芳香族ポリアミド繊
維、芳香族ポリエステル繊維、超高分子ポリエチレン繊
維などを用い得るが、コストの面からもカーボン繊維が
好適である。
【0031】
【発明の効果】初心者、非力なプレーヤー等のラケット
をハードスィングしないプレーヤーは、打点位置が中・
上級者に比べグリップ寄りにあるが、本発明のテニスラ
ケットは、そのようなプレーヤーのプレースタイル、打
点位置にあわせてフェース最大厚部分を設定しているた
め、初心者や非力なプレーヤーであってもボールを芯で
とらえ易く、楽しくテニスをプレーすることができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るテニスラケットの正面図であ
る。
【図2】実施の形態に係るテニスラケットの側面図であ
る。
【符号の説明】 1 テニスラケット 2 フェース 3 シャフト 4 グリップ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラケットの長軸上におけるフェース最大
    厚部分がフェース最大幅位置とフェースのグリップ側の
    端部との間にあるテニスラケットにおいて、 該最大厚部分はフェースに沿って所要長さだけ延在して
    いるテニスラケットであって、 フェース最大幅位置とフェースのグリップ側の端部との
    距離をLとし、フェースのグリップ側の端部から最大厚
    部分までのフェース軸方向長さをCとし、フェース最大
    厚部分のフェース軸方向長さをAとした場合、CとLと
    の百分比C/L×100が10〜40%であり、AとL
    との百分比A/L×100が25〜75%であることを
    特徴とするテニスラケット。
  2. 【請求項2】 ラケットの長軸上におけるフェース最大
    厚部分がフェース最大幅位置とフェースのグリップ側の
    端部との間にあるテニスラケットにおいて、 該最大厚部分はフェースに沿って所要長さだけ延在して
    いるテニスラケットであって、 フェース最大幅位置とフェースのグリップ側の端部との
    距離をLとし、フェースのグリップ側の端部から最大厚
    部分までのフェース軸方向長さをCとし、最大厚部分か
    らフェース最大幅位置までのフェース軸方向長さをBと
    した場合、CとLとの百分比C/L×100が10〜4
    0%であり、BとLとの百分比B/L×100が10〜
    40%であることを特徴とするテニスラケット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、ラケットの重
    心位置がフェース最大厚部分Tの領域にあることを特徴
    とするテニスラケット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、ラケットの長さが670〜690mmであることを
    特徴とするテニスラケット。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、ガットを除くテニスラケットの重量が300g以下
    であることを特徴とするテニスラケット。
JP7238460A 1995-09-18 1995-09-18 テニスラケット Expired - Fee Related JP2953359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7238460A JP2953359B2 (ja) 1995-09-18 1995-09-18 テニスラケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7238460A JP2953359B2 (ja) 1995-09-18 1995-09-18 テニスラケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0975479A JPH0975479A (ja) 1997-03-25
JP2953359B2 true JP2953359B2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=17030562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7238460A Expired - Fee Related JP2953359B2 (ja) 1995-09-18 1995-09-18 テニスラケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2953359B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011024618A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Bridgestone Sports Co Ltd ラケットフレーム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0975479A (ja) 1997-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5632692A (en) Golf club with non-circular shaft
EP0149301B1 (en) Improved racquetball racquet construction
AU598892B2 (en) Tennis racket
JP2002263222A (ja) ゴルフクラブ
JP2953359B2 (ja) テニスラケット
JPH1199229A (ja) ゴルフクラブ用のシャフト
JP2002035186A (ja) 長尺ゴルフクラブ
US5556345A (en) Golf club with improved shafts
JPH08299503A (ja) テニスラケット
US4247104A (en) Tennis racquet
US4618148A (en) Racquetball racquet with increased hitting area
JP4253072B2 (ja) ラケット
JPH10225541A (ja) ゴルフクラブ用シャフト
JPH1147315A (ja) グリップ及びラケット
JPH07112500B2 (ja) 長尺部を持つスポーツ用具
JP2828018B2 (ja) テニスラケット
JP3272679B2 (ja) テニスラケット
USRE34068E (en) Racquetball raquet with increased hitting area
USRE34067E (en) Racquetball racquet with increased hitting area improved racquetball racquet construction
CA2266981C (en) Arcuate shaft for sporting equipment
JP2877016B2 (ja) ラケットフレーム
JPH09285569A (ja) テニスラケット
JP2002306641A (ja) ゴルフクラブセット
JPH09299517A (ja) ラケットフレーム
US20020137574A1 (en) Damping connector shaft for a golf club

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100716

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees