JP2952431B2 - 自動車用オートエアコン装置の制御方法 - Google Patents

自動車用オートエアコン装置の制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車両用オートエアコン装置の制御方法に関す
るものである。
従来の技術 自動車において、者室内温度を検出する室温センサ
と、外気温度を検出する外気センサと、日射量を検出す
る日射センサを設け、これらの各センサが検出する室温
と外気温と日射量とから車室内を設定温度とするために
必要なエアコン装置の目標吹出風温を演算にて求めると
共に該目標吹出風温を得るために必要なブロア回転数お
よびエアコン装置の種々のシャッタ開度等を決定し、各
アクチュエータを作動させて決定通りのブロア回転数,
シャッタ開度を得るようにしたオートエアコン装置が従
来より種々開発され、例えば実開昭63−154303号公報に
て公開されている。
発明が解決しようとする課題 上記のようなオートエアコン装置の室温センサは一般
に、制御ユニットのケースに設けた内気吸入口に取付け
られ、該内気吸入口はアスピレータホースによりベント
シャッタの上流近傍にて空調ダクト内に連通し、ブロア
により空調ダクト内を流れる空気流に基づき室内空気が
内気吸入口から吸入されアスピレータホースを通って空
調ダクト内へと流通し、その流通空気の温度を室温セン
サが検知するよう構成されているので、太陽光線の輻射
熱や室内温度分布のアンバランスの影響を受けにくくし
ているが、停車しようとしてエンジンをオフとしたとき
上記アスピレータホースを流れる空気流がなくなるの
で、空調ダクト内の暖気がアスピレータホースを伝わっ
て内気吸入口まで達し室温センサの周囲温度を高めるこ
とになる。従って外気温が低く日射量も少ない寒冷時に
おいて短い停車時間後にエンジンを再始動させた場合に
は室温センサは高めの室内温度を検出してしまい、吹出
し風温を低下させると共に吹出口もそれに応じて切換え
る寒目の制御をしてしまい乗員に不快感を与えるという
課題を有している。
本発明はこのような課題に対処しようとするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は、少なくとも、室内温度を検出する室温セン
サと外気温度を検出する外気センサと日射量を検出する
日射センサとを備え、該センサ類の検出値と室温設定部
にて設定した設定温度の情報とから目標吹出風温を決定
し、該決定した目標吹出風温に基づきブロア電圧の制御
およびエアミックスシャッタ,ベントシャッタ、フット
シャッタ,デフロストシャッタ等を作動させるアクチュ
エータの制御を行うべき出力を発する制御ユニットを装
備した自動車用オートエアコン装置において、エンジン
の停止時点に外気センサが検出した外気温度が所定温度
未満で且つ日射センサが検出した日射量が所定値未満の
ときは上記エンジンの停止時点に室温センサが検出した
室内温度を記憶して室温記憶値とし、該室温記憶値とエ
ンジンの再始動時点に室温センサが検出した室温検出値
とのうち低い方に基づく温度制御を行うようにしたこと
を特徴とするものである。
作用 上記により、外気温度が所定温度未満で且つ日射量が
所定値未満である寒冷時における短時間停車後の再始動
時に室温センサが空調ダクト内の暖気の影響を受け室内
温度がそれほど高くないのに該室内温度を高いと誤認し
寒い方向に偏った温度制御を行い乗員に不快感を与える
ことを防ぐことができると共に、上記外気温度或は日射
量のいずれかが上記条件を満足しない温暖時には外界の
温度条件に的確に追随する室温検出値に基づく温度制御
が行われるので寒い方向に偏った温度制御を行わず快適
な空調が得られる。
実施例 以下本発明の実施例を附図を参照して説明する。
先ず本発明において対象とするオートエアコン装置の
具体的構造の一例を第1図に基づき説明する。
第1図において、1はブロア、2はエンジン冷却後の
温水が流通するヒータコアであり、該ヒータコア2を流
通する空気流量と該ヒータコア2をバイパスする空気流
量との割合はエアミックスシャッタ3の開度により可変
制御される。4はベントシャッタ、5はフットシャッ
タ、6はデフロストシャッタであり、7はベント吹出
口、8はフット吹出口、9はデフロスト用吹出口であ
る。
エアミックスシャッタ3,ベントシャッタ4,フットシャ
ッタ5,デフロストシャッタ6はそれぞれ図示しないアク
チュエータにより切換作動される。
10は制御ユニットであり、該制御ユニット10は、室温
センサ11が検出した室内温度TRと外気センサ12が検出し
た外気温度TAMと日射センサ13が検出した日射量TSと室
温設定部14が設定した設定温度TSETの各情報に基づき、
目標吹出風温TAOを例えば TAO=K1TSET−K2TR−K3TAM−K4TS+C ……(1) なる式にて決定し、該決定したTAOの値に基づき図示し
ない冷房装置の冷房運転の制御,ブロア1に加えるブロ
ア電圧の制御,各種アクチュエータによる各シャッタの
制御等を行うべき出力を発し、室内温度を設定温度TSET
に近づけるよう自動制御するものである。
但し(1)式においてK1,K2,K3,K4は係数、Cは定数
である。
尚第1図の構造例においては、室温センサ11は計器盤
前面部に設けた内気吸入口15内に取付けられ、該内気吸
入口15はアスピレータホース16によりベントシャッタ4
の上流近傍にて空調ダクト内に連通し、ブロア1により
空調ダクト内を流れる空気流に基づき室内空気が内気吸
入口15から吸入され第1図実線示のようにアスピレータ
ホース16を通って空調ダクト内へと流通し、その流通空
気の温度を室温センサ11が検知するよう構成することに
より、太陽光線の輻射熱や室内温度分布のアンバランス
等の影響をなるべく少なくしできるだけ正確な室温を検
出できるようにしている。
ところが、停車しようとしてイグニッションスイッチ
17の操作により図示しないエンジンをオフとしたとき、
ブロア1が停止したアスピレータホース16を通る実線示
のような空気流がなくなるので、空調ダクト内の暖気が
第1図点線示のようにアスピレータホース16を伝わって
内気吸入口15まで達し該内気吸入口15内に設けられてい
る室温センサ11の周囲温度を高めることにより実際の室
温との間に誤差を生じる。
従って外気センサ12が検出した外気温度TAMが低く且
つ日射センサ13が検出した日射量TSが小なる寒冷時にお
いてエンジンをオフとした短い停車時間後にエンジンを
再始動させた場合には室温センサ11が検出する室内温度
は高目となり、それに基づいて演算される目標吹出風温
TAOも高目となるので、室温がそれほど高くないのに室
温を高いと誤認し、寒い方向に偏った温度制御が行われ
乗員に寒さを感じさせるような不快感を与えることにな
る。
そこで本発明は、第2図に示すようにイグニッション
スイッチ17をオフとしたエンジンの停止時点において外
気センサ12が検出した外気温度TAMが所定温度(例えば1
0℃)未満で且つ日射センサ13が検出した日射量TSが所
定値(例えば100Kcal/m3h)未満のときはエンジンの停
止時点における室温記憶値とエンジンの再始動時点にお
ける室温検出値とのうち低い方に基づく温度制御を行
い、外気温度TAMと日射量TSのいずれか一方が上記条件
を満足しないときはエンジンの再始動時点における室温
研修値に基づく温度制御を行うロジック回路10aを上記
制御ユニット10に設けたものである。
上記により外気温度TAMが上記所定温度未満で日射量T
Sが所定値未満の寒冷時における短時間停車時には空調
ダクト内の暖気の影響を受けないエンジン停止時点の室
温記憶値の方が再始動時点の室温研修値より低くなるの
で該エンジン停止時の室温記憶値に基づいた温度制御が
行われ室温がそれほど高くないのに該室温を高いと誤認
し寒い方向に偏った温度制御を行い乗員に不快感を与え
ることを防止できる。尚上記のような寒冷時でも長時間
停車時には上記空調ダクト内の暖気の影響がなくなり再
始動時点の室温検出値はエンジン停止時点の室温記憶値
より低くなるので上記再始動時点の室温検出値即ち外界
の温度条件に的確に追随した室温検出値に基づいた制御
が行われ上記のような乗員に対する不快感を与えること
はない。
又外気センサ12が検出した外気温度TAMが上記所定温
度(例えば10℃)以上で或は日射センサ13が検出した日
射量TSが所定値(例えば100Kcal/m3h)以上の温暖時に
はエンジン再始動時点の室温検出値に基づいた温度制御
が行われるが、上記のような温暖時には短時間停止時或
は長時間呈示のいずれかの場合でも空調ダクト内の暖気
の影響よりも外気温度TAM或は日射量TSの影響の方が上
まわるので、外界の温度条件を的確に追随した室温検出
値に基づいた快適な温度制御を行わせることができる。
発明の効果 上記のように本発明によれば、自動車用オートエアコ
ン装置において、エンジンの停止時点に外気センサが検
出した外気温度が所定温度未満で且つ日射センサが検出
した日射量が所定値未満のときは上記エンジンの停止時
点に室温センサが検出した室内温度を記憶して室温記憶
値とし、該室温記憶値とエンジンの再始動時点に室温セ
ンサが検した室温検出値とのうち低い方に基づく温度制
御を行うようにしたことにより、外気温度が所定温度未
満で且つ日射量が所定値未満である寒冷時における短時
間停車後の再始動時に室温センサが空調ダクト内の暖気
の影響を受け室内温度がそれほど高くないのに外気内温
度を高いと誤認し寒い方向に偏った温度制御を行い乗員
に不快感を与えることを防ぐことができると共に、上記
外気温度或は日射量のいずれかが上記条件を満足しない
温暖時には外界の温度条件に的確に追随する室温検出値
に基づく温度制御が行われるので寒い方向に偏った温度
制御を行わず快適な空調が得られるもので、読出専用メ
モリROMによる制御プログラムだけで対応できるためコ
ストが高くなることがなく実用上多大の効果をもたらし
得るものである。
【図面の簡単な説明】
附図は本発明を示すもので、第1図は本発明を適用すべ
き自動車用オートエアコン装置の構造例を示す説明図、
第2図は本発明の制御態様を示すフローチャートであ
る。 1……ブロア、2……ヒータコア、3……エアミックス
シャッタ、4……ベントシャッタ、5……フットシャッ
タ、6……デフロストシャッタ、7……ベント吹出口、
8……フット吹出口,9……デフロスト用吹出口、10……
重制御ユニット、10a……ロジック回路、11……室温セ
ンサ、12……外気センサ、13……日射センサ、14……室
温設定部、15……内気吸入口、16……アスピレータホー
ス、17……イグニッションスイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、室内温度を検出する室温セン
    サと外気温度を検出する外気センサと日射量を検出する
    日射センサとを備え、該センサ類の検出値と室温設定部
    にて設定した設定温度の情報とから目標吹出風温を決定
    し、該決定した目標吹出風温に基づきブロアの制御及び
    シャッタ等を作動させるアクチュエータの制御を行うべ
    き出力を発する制御ユニットを装備した自動車用オート
    エアコン装置において、エンジンの停止に外気センサが
    検出した外気温度が所定温度未満で且つ日射センサが検
    出した日射量が所定値未満のときは上記エンジンの停止
    時点に室温センサが検出した室内温度を記憶して室温記
    憶値とし、該室温記憶値とエンジンの再始動時点に室温
    センサが検出した室温検出値とのうち低い方に基づく温
    度制御を行うようにしたことを特徴とする自動車用オー
    トエアコン装置の制御方法。
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