JP2949841B2 - 助手席用エアバッグ及び助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

助手席用エアバッグ及び助手席用エアバッグ装置

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JP2949841B2
JP2949841B2 JP2334591A JP33459190A JP2949841B2 JP 2949841 B2 JP2949841 B2 JP 2949841B2 JP 2334591 A JP2334591 A JP 2334591A JP 33459190 A JP33459190 A JP 33459190A JP 2949841 B2 JP2949841 B2 JP 2949841B2
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    • B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
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  • Air Bags (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は車両に設けられ、車両衝突時に展開して乗員
の保護を行なうための助手席用エアバッグ装置とそのエ
アバッグに関する。
［従来の技術］ この種の助手席用エアバッグ装置においては、保持ケ
ース（例えばコンテナ）にエアバッグとインフレータが
取り付けられ、さらにエアバッグを被うようにモジュー
ルカバーが取り付けられている。車両衝突時にはインフ
レータが作動してエアバッグが展開する。この展開する
エアバッグに押されてモジュールカバーが室内側に開き
出し、エアバッグが室内に向って大きく展開し、乗員の
保護がなされる。
このモジュールカバーには開裂開始線（ティアライ
ン）や屈曲開始線が設けられており、インフレータ作動
時にはモジュールカバーはエアバッグに押されてこれら
の開始線に沿って開裂又は屈曲し、室内側へ開き出す。
［発明が解決しようとする課題］ 従来の助手席用エアバッグ装置においては、リベット
やビス、ボルトなどの固着具を挿通するための開口がエ
アバッグに設けられており、コンテナにはこの開口と一
致とする位置に固着具の挿通用の開口が設けられてい
る。エアバッグ装置を組み立てるときには、このエアバ
ッグの固着具用開口をコンテナの固着具用開口と合致さ
せた後に、ボルトやビス、リベット等をこれら開口に挿
入させる必要があるが、布製のエアバッグの該開口をコ
ンテナの開口とピッタリと一致させるのは容易ではな
い。即ち、布よりなるエアバッグの該固着具用開口の縁
部がコンテナの該開口へのぞき出すようにはみ出し易
い。このようなことから、従来の助手席用エアバッグに
おいては、エアバッグ装置の組み立て作業性が悪かっ
た。
［課題を解決するための手段］ 本発明の請求項（１）の助手席用エアバッグ装置のエ
アバッグは、ガス導入口を有する助手席用エアバッグに
おいて、該ガス導入口の縁部に合成樹脂が付着されるこ
とにより該縁部が板状となっている助手席用エアバッグ
であって、合成樹脂は射出成形により板材状に形成さ
れ、この板状の合成樹脂が布地に付着することによりエ
アバッグの縁部が板状となっていることを特徴とするも
のである。
請求項（２）のエアバッグは、角形のガス導入口を有
し、複数枚の布片を縫合してなる助手席用エアバッグに
おいて、該布片は前記ガス導入口の縁部に連っており、
かつ該縁部に合成樹脂が付着されることにより該縁部が
板状となっている助手席用エアバッグであって、合成樹
脂は射出成形により板材状に形成され、この板状の合成
樹脂が布地に付着することによりエアバッグの縁部が板
状となっていることを特徴とするものである。
請求項（３）のエアバッグは、請求項（２）の助手席
用エアバッグにおいて、前記ガス導入口は長方形状であ
り、前記エアバッグは湾曲した周面と平板状の両側面と
を有した太鼓形の展開形状であり、前記長方形状のガス
導入口の長辺部分の縁部が該周面を形成する布片に連な
っており、該側面を形成する布片が前記長方形状のガス
導入口の短片部分の縁部に連なっていることを特徴とす
るものである。
請求項（４）の助手席用エアバッグは、請求項（１）
ないし（３）のいずれか１項の助手席用エアバッグにお
いて、合成樹脂の板材中に補強部材がインサートされて
いることを特徴とするものである。
請求項（５）の助手席用エアバッグは、請求項（４）
の助手席用エアバッグにおいて、合成樹脂の板材に該助
手席用エアバッグをエアバッグ装置のエアバッグ保持容
器に取り付けるための突起が設けられていることを特徴
とするものである。
請求項（６）の助手席用エアバッグは、請求項（１）
ないし（５）のいずれか１項の助手席用エアバッグにお
いて、合成樹脂の板材に該助手席用エアバッグをエアバ
ッグ装置のエアバッグ保持容器に取り付けるためのボル
トがインサートされていることを特徴とするものであ
る。
請求項（７）の助手席用エアバッグは、請求項（１）
ないし（６）のいずれか１項の助手席用エアバッグにお
いて、合成樹脂の板材はエアバッグの縁部の布地の表裏
両面に設けられ、かつ布地に形成された透口にも合成樹
脂が板材と一体に射出成形されることにより表裏両面の
合成樹脂板材が一体となっていることを特徴とするもの
である。
請求項８の助手席用エアバッグ装置は、エアバッグが
展開時に通り抜ける角形の開放口を有した、エアバッグ
を保持するための容器と、この容器内に折り畳まれた状
態にて収納されたエアバッグと、前記開放口を閉鎖して
おり、エアバッグが展開するときには開裂又は屈曲して
エアバッグの膨出を許容するモジュールカバーと、折り
畳まれたエアバッグを展開させるガス発生用のインフレ
ータと、を有する助手席用エアバッグ装置において、前
記エアバッグは請求項（１）ないし（７）のいずれか１
項に記載のものであって、前記容器の開放口の部分にエ
アバッグのガス導入口の縁部が取り付けられていること
を特徴とするものである。
請求項（９）の助手席用エアバッグ装置は、エアバッ
グが展開時に通り抜ける角形の開放口を有した、エアバ
ッグを保持するための容器と、この容器内に折り畳まれ
た状態にて収納されたエアバッグと、前記開放口を閉鎖
しており、エアバッグが展開するときには開裂又は屈曲
してエアバッグの膨出を許容するモジュールカバーと、
折り畳まれたエアバッグを展開させるガス発生用のイン
フレータと、を有する助手席用エアバッグ装置におい
て、前記エアバッグは、ガス導入口を有し、該ガス導入
口の縁部に合成樹脂が付着されることにより該縁部が板
状となっている助手席用エアバッグであって、前記容器
の解放口の部分にエアバッグのガス導入口の縁部が取り
付けられていることを特徴とする。
請求項（10）の助手席用エアバッグ装置は、エアバッ
グが展開時に通り抜ける角形の開放口を有した、エアバ
ッグを保持するための容器と、この容器内に折り畳まれ
た状態にて収納されたエアバッグと、前記開放口を閉鎖
しており、エアバッグが展開するときには開裂又は屈曲
してエアバッグの膨出を許容するモジュールカバーと、
折り畳まれたエアバッグを展開させるガス発生用のイン
フレータと、を有する助手席用エアバッグ装置におい
て、前記エアバッグは、ガス導入口を有し、該ガス導入
口の縁部に合成樹脂が付着されることにより該縁部が板
状となっている助手席用エアバッグであって、前記容器
の解放口の部分にエアバッグのガス導入口の縁部が取り
付けられていることを特徴とする。
［作用］ 本発明のエアバッグ装置のエアバッグでは、エアバッ
グのガス導入口の縁部に合成樹脂が付着されて板状とさ
れているので、該ガス導入口の縁部のエアバッグ布地が
剛性を有するようになりエアバッグがコンテナの固着具
用開口へのぞき出すようにはみ出すことが防止される。
この結果、エアバッグ装置の組み立てが迅速に行なえる
ようになる。
また、本発明の助手席用エアバッグにおいては、この
エアバッグのガス導入口の縁部が合成樹脂で補強されて
いるから、ピンやボルト、ビスなどエアバッグの縁部に
挿通された部材によってエアバッグの縁部がしっかりと
止め付けられる。
この合成樹脂は射出成形により板材状に形成され、こ
の板状の合成樹脂が布地に付着することによりエアバッ
グの縁部が板状となっている。
請求項（４）のエアバッグの如くこの合成樹脂にイン
サートすれば該エアバッグのガス導入口縁部の補強がな
される。
請求項（５），（６）の如く突起やボルトを設けてお
くと、エアバッグの展開時におけるエアバッグの該縁部
の抜けが確実に阻止されると共に、エアバッグの取り付
けも一層容易になる。
請求項（７）のエアバッグでは、エアバッグのガス導
入口の縁部の表裏両面に板材が配置され、かつこの板材
同志はエアバッグの透口部分にも射出された合成樹脂を
介して一体となっている。このため、板材とエアバッグ
布地材との結合がきわめて高強度である。
本発明のエアバッグ装置は、このようなエアバッグを
備えたものであり、組み立てが簡単であると共に、エア
バッグの取付強度が高い。
［実施例］ 以下図面を参照して実施例について説明する。
第１図は本発明の実施例に係るエアバッグの膨張形状
を示す斜視図、第2,3図は第１図の２−２線及び３−３
線に沿う部分の断面図である。
エアバッグ50は太鼓形の膨張展開形状のものであり、
周面を構成する布片51と、側面を構成する布片52,53と
を縫合して成る。
本実施例においては、エアバッグ50のガス導入口54の
縁部にリング状の補強布55が配置されている。
この周面の表裏両面に薄い合成樹脂製のシート56が射
出成形により形成されている。このシート56には鉄板57
が補強部材としてインサートされている。
エアバッグ50及び補強布55及び鉄板57には透口58が設
けられており、この透口58の内部にも合成樹脂が射出成
形され、これにより１対のシート56がエアバッグ50を挟
んで一体に設けられている。このシート56にはスタッド
ボルト59が設けられている。スタッドボルト59は第４図
の如く共通のボルト基板59Aに立設されている。
このシート56付きのエアバッグ50は、ガス導入口54が
エアバッグ装置のコンテナやサブコンテナにボルト59で
固定される。
このエアバッグ50の取り付けに際しては、エアバッグ
50のガス導入口54の縁部が合成樹脂により剛性の高いも
のとなっているから、ボルト59をコンテナやサブコンテ
ナのボルト孔に簡単に差し込むことができ、組み立て作
業性が良い。
また、かかるエアバッグでは、エアバッグ50にシート
56が射出成形されており、エアバッグ50のガス導入口54
の縁部の補強がなされると共に、エアバッグ50の該縁部
に加えられる抜け方向の力が該周縁部の全体に分散され
るため、エアバッグの抜けや破損が確実に防止される。
また、第１、２図から明らかな通り、本実施例ではブ
ラインドリベットが使用されておらず、リベット打ちの
作業数が省略され、生産性が向上すると共に、リベット
資材コストの低減も図れる。
なお、第１〜４図に示したエアバッグにおいては、第
５図（ａ）の如く、補強布55をエアバッグ50に縫着して
も良い。60,61は縫目である。
これらの縫目60,61は布地表面から突出するように設
けられており、それ故に縫目60,61のこの突出部は射出
成形されたシート56に食い込んでいる。このため、エア
バッグ50の展開時にシート56と布地表面との間に該表面
方向に大きな剪断応力が生じたときでも、縫目60,61が
シート56に対し引掛ってこの剪断応力に対抗する。これ
により、シート56とエアバッグ50又は補強布55との結合
力がきわめて高いものとなる。
なお、第５（ａ）図では補強布55を用いているが、補
強布55を省略し、単に縫目60,61を設けても良い。ま
た、縫目は１条、２条又は４条以上としても良い。
また、第１〜４図に示したエアバッグにおいては、第
５（ｂ）図の如く突起62を設けても良い。突起62をコン
テナやサブコンテナの開口に嵌合させることにより、エ
アバッグの取付強度の向上が図れる。
第６図は別の実施例に係るエアバッグ１とサブコンテ
ナ２の斜視図である。エアバッグ１は、短辺1bが直線状
であり、長辺1aが弧状に曲出した袋状のものであり、乗
員と反対側となる面の中央にはインフレータからのガス
を受け入れるガス導入口３が設けられると共に、展開
（膨満）したエアバッグに対し人体が衝突した際の緩衝
のためのガス排出口（ベントホール）４が設けられてい
る。５は取付用リベット孔である。第１図の点線よりも
ガス導入口３側の縁部部分に合成樹脂が設けられ、この
縁部が剛性の高い板状となっている。この板状部分にリ
ベットやボルトなどを通す孔５が穿設されている。
この孔５をサブコンテナ２のフランジ2Aの孔2Bと合致
させ、リベットやボルトでエアバッグ１をサブコンテナ
２に取りつける。
サブコンテナ２の底面には、インフレータからのガス
を通過させるための孔６が穿設されている。
このエアバッグ１を用いたエアバッグ装置10を第７〜
10図に示す。第７〜10図において、コンテナ12の前面に
モジュールカバー14が取り付けられている。該コンテナ
12内にインフレータ16が固着されている。コンテナ12内
にサブコンテナ２が挿入され、このサブコンテナ２内に
エアバッグ１が折り畳まれた状態で挿入されている。サ
ブコンテナ２には透孔６が設けられ、インフレータ16の
放出ガスがこの透孔６を通過してエアバッグ１を展開し
うるよう構成されている。
前記コンテナ12は方形箱状のものであり、その前面側
の開口の内周縁部にはＬ字形断面形状の枠22が取り付け
られており、前記サブコンテナ２のフランジ部20a及び
エアバッグ１の開口３の縁部がそれぞれこの枠22の裏面
部分にリベット24にて固定されている。
符号18bはエアバッグ１の前面部分に設けられた布
（マスキングクロス）であり、エアバッグ１とモジュー
ルカバー14との間に介在され、エアバッグ１とモジュー
ルカバー14とが直接に触れ合うのを防いでいる。
モジュールカバー14は、前記コンテナ12の前面開口を
被う大きさの本体部14aと、該本体部14aの上辺部分から
後方に延在する上側フランジ14bと、本体部14aの下辺か
ら後方に延在する下側フランジ14cとを備えている。さ
らに、本体部14aの背面にはリブ14dと、本体部14aの開
き出しを容易にするための溝14eが形成されている。こ
のモジュールカバー14の下側フランジ14dに設けられた
スリット状長孔32はコンテナ12に対しリベット38で係止
されているが、内部から前方への圧力を受けるとこの係
止が外れるようになっている。
このように構成されたエアバッグ装置10において、イ
ンフレータ16が作動するとエアバッグ１が展開され、そ
の展開圧力によりモジュールカバー14が押され、モジュ
ールカバー14の下半側が前方に移動する。そして、さら
にエアバッグ１の展開力を受けることにより、モジュー
ルカバー14は溝14eに沿って屈曲して前方に開き出し、
第８図に示す如くエアバッグ１が室内に展開して乗員の
保護が行なわれる。
上記実施例においては、モジュールカバー14は溝14e
の部分に沿って屈曲する構成とされているが、本発明に
あってはエアバッグ展開時にモジュールカバーが開裂し
て室内側に開き出す構成のものにも適用できることは明
らかである。
上記実施例ではサブコンテナ内にエアバッグを納入し
ているが、エアバッグをコンテナ内に直接納入しても良
い。
［発明の効果］ 以上の通り、本発明の助手席用エアバッグ及びエアバ
ッグ装置をエアバッグのガス導入口に設けており、エア
バッグの補強がなされると共に、エアバッグの取付強度
が高い。
また、本発明ではエアバッグをコンテナ等の容器に取
り付けるための作業性が良く、生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第１図は実施例に係るエアバッグの膨張展開形状を示す
斜視図、第２図は第１図の２−２線断面図、第３図は第
１図の３−３線断面図、第４図はボルトの斜視図、第５
図は別の実施例に係るエアバッグの要部断面図、第６図
は別の実施例に係るエアバッグの斜視図、第７図はエア
バッグ装置の斜視図、第８図は同エアバッグ展開時の斜
視図、第９図は第７図の９−９線に沿う断面図、第10図
は組立斜視図である。 １……エアバッグ、1a……長辺、 1b……短辺、２……サブコンテナ、 ４……ベントホール、10……エアバッグ装置、 12……コンテナ、14……モジュールカバー、 16……インフレータ、 50……エアバッグ、51,52,53……布片、 54……ガス導入口、55……補強布、 56……合成樹脂シート、 57……鉄板、58……透口、 59……ボルト、60,61……縫目。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ガス導入口を有する助手席用エアバッグに
    おいて、該ガス導入口の縁部に合成樹脂が付着されるこ
    とにより該縁部が板状となっている助手席用エアバッグ
    であって、 合成樹脂は射出成形により板材状に形成され、この板状
    の合成樹脂が布地に付着することによりエアバッグの縁
    部が板状となっていることを特徴とする助手席用エアバ
    ッグ。
  2. 【請求項２】角形のガス導入口を有し、複数枚の布片を
    縫合してなる助手席用エアバッグにおいて、該布片は前
    記ガス導入口の縁部に連なっており、かつ該縁部に合成
    樹脂が付着されることにより該縁部が板状となっている
    助手席用エアバッグであって、 合成樹脂は射出成形により板材状に形成され、この板状
    の合成樹脂が布地に付着することによりエアバッグの縁
    部が板状となっていることを特徴とする助手席用エアバ
    ッグ。
  3. 【請求項３】請求項（２）の助手席用エアバッグにおい
    て、前記ガス導入口は長方形状であり、前記エアバッグ
    は湾曲した周面と平板状の両側面とを有した太鼓形の展
    開形状であり、前記長方形状のガス導入口の長辺部分の
    縁部が該周面を形成する布片に連なっており、該側面を
    形成する布片が前記長方形状のガス導入口の短片部分の
    縁部に連なっていることを特徴とする助手席用エアバッ
    グ。
  4. 【請求項４】請求項（１）ないし（３）のいずれか１項
    の助手席用エアバッグにおいて、合成樹脂の板材中に補
    強部材がインサートされていることを特徴とする助手席
    用エアバッグ。
  5. 【請求項５】請求項（４）の助手席用エアバッグにおい
    て、合成樹脂の板材に該助手席用エアバッグをエアバッ
    グ装置のエアバッグ保持容器に取り付けるための突起が
    設けられていることを特徴とする助手席用エアバッグ。
  6. 【請求項６】請求項（１）ないし（５）のいずれか１項
    の助手席用エアバッグにおいて、合成樹脂の板材に該助
    手席用エアバッグをエアバッグ装置のエアバッグ保持容
    器に取り付けるためのボルトがインサートされているこ
    とを特徴とする助手席用エアバッグ。
  7. 【請求項７】請求項（１）ないし（６）のいずれか１項
    の助手席用エアバッグにおいて、合成樹脂の板材はエア
    バッグの縁部の布地の表裏両面に設けられ、かつ布地に
    形成された透口にも合成樹脂が板材と一体に射出成形さ
    れることにより表裏両面の合成樹脂板材が一体となって
    いることを特徴とする助手席用エアバッグ。
  8. 【請求項８】エアバッグが展開時に通り抜ける角形の開
    放口を有した、エアバッグを保持するための容器と、 この容器内に折り畳まれた状態にて収納されたエアバッ
    グと、 前記開放口を閉鎖しており、エアバッグが展開するとき
    には開裂又は屈曲してエアバッグの膨出を許容するモジ
    ュールカバーと、 折り畳まれたエアバッグを展開させるガス発生用のイン
    フレータと、 を有する助手席用エアバッグ装置において、 前記エアバッグは請求項（１）ないし（７）のいずれか
    １項に記載のものであって、 前記容器の開放口の部分にエアバッグのガス導入口の縁
    部が取り付けられていることを特徴とする助手席用エア
    バッグ装置。
  9. 【請求項９】エアバッグが展開時に通り抜ける角形の開
    放口を有した、エアバッグを保持するための容器と、 この容器内に折り畳まれた状態にて収納されたエアバッ
    グと、 前記開放口を閉鎖しており、エアバッグが展開するとき
    には開裂又は屈曲してエアバッグの膨出を許容するモジ
    ュールカバーと、 折り畳まれたエアバッグを展開させるガス発生用のイン
    フレータと、 を有する助手席用エアバッグ装置において、 前記エアバッグは、ガス導入口を有し、該ガス導入口の
    縁部に合成樹脂が付着されることにより該縁部が板状と
    なっている助手席用エアバッグであって、 前記容器の解放口の部分にエアバッグのガス導入口の縁
    部が取り付けられていることを特徴とする助手席用エア
    バッグ装置。
  10. 【請求項１０】エアバッグが展開時に通り抜ける角形の
    開放口を有した、エアバッグを保持するための容器と、 この容器内に折り畳まれた状態にて収納されたエアバッ
    グと、 前記開放口を閉鎖しており、エアバッグが展開するとき
    には開裂又は屈曲してエアバッグの膨出を許容するモジ
    ュールカバーと、 折り畳まれたエアバッグを展開させるガス発生用のイン
    フレータと、 を有する助手席用エアバッグ装置において、 前記エアバッグは、角形のガス導入口を有し、複数枚の
    布片を縫合してなり、該布片は前記ガス導入口の縁部に
    連なっており、かつ該縁部に合成樹脂が付着されること
    により該縁部が板状となっている助手席用エアバッグで
    あって、 前記容器の解放口の部分にエアバッグのガス導入口の縁
    部が取り付けられていることを特徴とする助手席用エア
    バッグ装置。
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