JP2946330B1 - ガス栓 - Google Patents

ガス栓

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JP2946330B1
JP2946330B1 JP10262723A JP26272398A JP2946330B1 JP 2946330 B1 JP2946330 B1 JP 2946330B1 JP 10262723 A JP10262723 A JP 10262723A JP 26272398 A JP26272398 A JP 26272398A JP 2946330 B1 JP2946330 B1 JP 2946330B1
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慎一 西堀
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Fujii Gokin Seisakusho Kk
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Abstract

【要約】 【課題】 ガス栓本体の入口筒部(40)の端面にフランジ
板が取り付けられる形式のガス栓を容易に且安価に製造
できるようにすること。 【解決手段】 入口筒部(40)は正正多角形外周面を有す
る構成とし、その胴部外周に溝部(42)を形成し、溝部(4
2)に抜止め状態に嵌め込まれる第1フランジ板(1) と、
前記胴部外周に回り止め状態に外嵌される第2フランジ
板(2) と、入口筒部(40)が挿通可能な開口(31)が形成さ
れ且壁面に取り付けられる第3フランジ板とから前記フ
ランジ板を構成し、第1、第2、第3フランジ板(1)(2)
(3) を入口筒部(40)に装着させたとき、第1フランジ板
(1) の透孔(10)と、第2フランジ板の透孔(20)と、第3
フランジ板の螺孔とが連通するようにそれぞれの所定位
置に形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガス栓、特に、ガ
ス栓本体の配管接続用の入口筒部の端面に、壁面取付用
のフランジ板を具備させる形式のガス栓に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】壁面内に収容されているフレキ配管に接
続させる形式のガス栓には、前記ガス栓を壁面に取り付
けるために、前記ガス栓本体の配管接続用の入口筒部の
端面にフランジ板が設けられる。前記フランジ板は、ガ
ス栓本体と一体鍛造するには、その製作が困難であるた
め、通常は、図8に示すように、ガス栓本体(4) の配管
接続用の入口筒部(40)の端面に複数の螺孔(41)を形成
し、前記端面に、別途製作されたフランジ板(43)を、図
9に示すように、ネジ止めする構成としていた。
【0003】このようなガス栓本体(4) の入口筒部(40)
の端面(40a) にフランジ板(43)を具備させる形式のフレ
キ配管接続用のガス栓では、入口筒部(40)の端面(40a)
に螺孔(41)を形成するためのスペースを設ける必要があ
る。フランジ板(43)を具備させる必要のない形式の鉄管
配管接続用のガス栓では、入口筒部の端面の形状は通常
正六角形に鍛造されているところ、正六角形の端面で
は、螺孔(41)を形成するに十分なスペースを得ることが
できない。よって、フランジ板(43)を具備させる形式の
フレキ配管接続用のガス栓の入口筒部(40)は、図8に示
すように、変形八角形状の端面形状を有するように別個
に鍛造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のフ
レキ配管接続用のガス栓では、ガス栓本体(4) の入口筒
部(40)の端面に、フランジ板(43)をネジ止めするための
螺孔(41)を形成するためだけに、入口筒部(40)の断面形
状を変形八角形のように必要以上に大きく形成しなけれ
ばならず、材料に無駄が生じていた。又、通常断面六角
形の入口筒部を有する鉄管配管用のガス栓とは別個に製
作しなければならない上に、その端面に前記螺孔(41)を
形成しなければならず、その分、フランジ板(43)を具備
させる形式のガス栓の鍛造に手間がかかり、生産コスト
も高くついていた。
【0005】本発明は、ガス栓本体の入口筒部の端面に
フランジ板が取り付けられる形式のフレキ配管対応のガ
ス栓の製造を容易とすると共に安価に仕上げられるよう
にすることを課題とする。 <1項>
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために講じた本発明の解決手段は、『正多角形外周面を
有する配管接続用の入口筒部を備えたガス栓本体と、前
記入口筒部の開口端部から張り出すように取り付けられ
るフランジ板とからなり、前記入口筒部の胴部外周に溝
部が形成され、前記フランジ板は、一対の第1、第2フ
ランジ板と、前記入口筒部が挿通可能な開口が形成され
た環状の第3フランジ板とからなり、前記第1フランジ
板は略U字状体とし、その厚み及びその内周縁部の形状
は、前記溝部内に丁度嵌め込み可能な厚さ及び形状に形
成されており、前記第2フランジ板の内周縁部には、前
記入口筒部の前記正多角形外周面の2つ以上の面にそれ
ぞれ外接する2つ以上の辺が形成されており、前記第1
フランジ板を前記溝部に嵌め込むとともに、前記第2フ
ランジ板の前記各辺が前記入口筒部の前記各面にそれぞ
れ対応するように前記第2フランジ板を前記入口筒部に
外嵌させたときに、前記第1フランジ板の両端近傍部分
は前記第2フランジ板の一部分に重なり合うとともに、
その重なり合う部分には透孔がそれぞれ連通状態に形成
され、前記第3フランジ板を前記入口筒部に外嵌させた
状態にて、連通状態にある前記第1、第2フランジ板の
前記各透孔と一致する前記第3フランジ板の各位置に
は、螺孔が形成されている』ことである。
【0007】上記解決手段はつぎのように作用する。入
口筒部の形状を、鉄管配管接続用のガス栓と同じ正多角
形外周面を有するように鍛造し、この端面に、第1、第
2、第3フランジ板の3枚からなるフランジ板を取り付
ける。略U字状の第1フランジ板は、前記入口筒部の一
側方から、前記溝部に嵌め込んで装着させることができ
る。前記第1フランジ板の内周縁部は前記溝部に丁度嵌
め込まれる肉厚及び形状に形成されていることにより、
第1フランジ板は、溝部に、入口筒部の軸線方向に移動
阻止状態に嵌め込まれることとなる。
【0008】第2フランジ板は略U字状体又は環状体と
し、略U字状体とした場合では、前記第1フランジ板の
嵌め込み方向とは反対の方向から入口筒部に外嵌させ
る。このとき、前記第2フランジ板の内周縁部の2つ以
上の辺が、前記入口筒部の六角外周面の2つ以上の面に
外接することから、前記第2フランジ板は、前記入口筒
部の外周胴部に回り止め状態に取り付けられることとな
る。
【0009】尚、第2フランジ板を環状体とした場合で
は、入口筒部の端部から嵌め込んで前記入口筒部の外周
胴部に装着させることができる。この状態において、第
1フランジ板の両端部近傍部分は、第2フランジ板の一
部分に重なり合う態様となり、この重なり部分の各々に
形成された透孔は連通する関係となる。
【0010】そして、前記第1、第2フランジ板の各透
孔に、第3フランジ板の螺孔が一致するように、前記第
3フランジ板の開口に前記ガス栓の入口筒部を挿通さ
せ、第1、第2フランジ板の各透孔に締付ボルトを挿通
させるとともに、前記第3フランジ板の螺孔に螺合させ
る。これにより、前記第1、第2、第3フランジ板は一
体となる。
【0011】尚、前記第3フランジ板は壁面に設けた開
口周辺に添設固定されるものとし、前記ガス栓本体は、
前記第3フランジ板に対して、第1フランジ板によって
抜け止め状態に、前記第2フランジ板によって回り止め
状態に取り付けられることとなる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。正多角形外周面を有する入口筒部に、
壁面に取り付けるためのフランジ板を、抜止め且回り止
め状態に取り付けられるようにしたから、フランジ板を
具備させる形式のフレキ配管接続用のガス栓も、フラン
ジ板を具備させない形式の鉄配管接続用のガス栓と同様
の正多角形外周面を有する入口筒部を具備するように製
作することができる。このように、ガス栓の用途にかか
わらず入口筒部の形状を共通化することができるから、
別鍛造する手間が省け、その分、製作が容易となる。
又、入口筒部の開口端部に螺孔を形成する必要がないか
ら、安価に製作することができる。
【0013】前記入口筒部の胴部外周に形成する溝部の
形状は種々設定することができ、前記溝部の底面が形成
する形状に応じて、前記第1フランジ板の内周縁部の形
状を設定すれば良い。例えば、『前記溝部は、前記入口
筒部の正多角形外周面に内接する内接円に沿って形成さ
れ、前記第1フランジ板の内周縁部の一部の形状を前記
内接円の円弧に略一致させた』場合では、前記入口筒部
の胴部のうち、各角部分に、前記内接円に沿った底面を
有する溝部が形成されることとなり、前記内接円の円弧
と同一の円弧状に形成された第1フランジ板の内周縁部
の一部が、前記溝部にいずれの方向からでも嵌め込むこ
とができることとなる。このように、第1フランジ部の
前記溝部への嵌め込み方向が限定されることがないか
ら、上記効果に加えて、前記第2フランジ部の前記入口
筒部の胴部への外嵌位置にかかわらず、その反対方向か
ら第1フランジ板を溝部に確実に差し込むことができ
る。
【0014】又、『前記入口筒部の外周形は六角形と
し、前記溝部は前記入口筒部の外周辺に沿って形成され
ることにより前記溝部の底面で前記外周よりも小さい六
角形が構成されるものとし、前記第1フランジ板の前記
内周縁部のうち前記両端近傍部分は前記小さい六角形の
対向辺に対して相対回動阻止状態に外嵌する構成とし
た』場合では、前記第1フランジ板の前記両端近傍部分
を、溝部のうち、平行に位置する対向部分に差し込むこ
とにより、前記第1フランジ板は前記溝部に、抜止め且
回り止め状態に装着されることとなる。このものでは、
第1フランジ板だけで、前記ガス栓を第3フランジ板に
対して抜止め且回り止め状態に取り付けることができる
が、前記第2フランジ板を、上記したように、前記入口
筒部の外周面に外嵌するように取り付けておくことによ
り、前記ガス栓を、第3フランジ板により安定した状態
で取り付けることができる。
【0015】さらに、前記入口筒部の外周形を六角形と
した場合において、『前記溝部は、前記入口筒部の六角
外周面に対して30度回転させた架空の六角形の各辺に
沿って形成されるものとし、前記第1フランジ板の内周
縁部は、前記架空の六角形の連続する三辺に対接する三
辺を有する構成とし、前記第2フランジ板の内側縁部
は、前記入口筒部の六角外周面の連続する四面に外接す
る四辺を有する構成とした』ものでは、入口筒部の胴部
の六つの角部分に、前記架空の六角形の各辺に沿った底
面を有する溝部がそれぞれ形成されることとなり、第1
フランジ板の内周縁部の三辺が、三か所の溝部に差し込
まれることとなる。そして、これと反対方向から、第2
フランジ板の内周縁部を前記入口筒部の胴部外周のうち
の連続する四面に外嵌させる。
【0016】尚、上記した何れの場合にも、第1、第2
フランジ板は入口筒部への装着状態において、その両端
近傍部分相互が重なり合うようにその大きさ形状は設定
されているものとし、締付ボルトによって第3フランジ
板と一体的に積層される構成となるものとする。 <2項>上記1項において、『前記第1、第2フランジ
板のどちらか一方の前記透孔は、締付ボルトのネジ軸部
よりも大きく構成され、前記第1、第2フランジ板のど
ちらか一方の両端近傍部分に凸部が設けられるととも
に、どちらか他方の両端近傍部分に係合孔が形成され、
前記凸部と前記係合孔との係合により、前記入口筒部に
装着された前記第1フランジ板と第2フランジ板とは離
反阻止状態に保たれる構成である』ものでは、第1、第
2フランジ板をそれぞれガス栓の前記入口筒部に装着さ
せた状態においては、前記透孔の一部相互が連通し、前
記凸部の一部が前記係合孔に嵌った状態となる。この状
態で、第3フランジ板を装着させ、前記透孔の一部連通
部分に締付ボルトを挿通させるとともに、これを前記第
3フランジ板の螺孔に螺合させる。前記締付ボルトの締
付けに伴って、前記透孔相互の連通部分が拡大されると
ともに前記凸部の全部が係合孔内に嵌り込むように、第
1、第2フランジ板が相互に接近する方向に移動させら
れ、両者はこの状態で離反阻止状態に固定されることと
なる。すなわち、第1、2フランジ板の入口筒部の胴部
外周への嵌合力が増大することとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図示例と共に説明する。図1に示すものは、本発明の第
1番目の実施の形態のガス栓本体(4) の六角外周面を有
する入口筒部(40)と、これに装着させる第1フランジ板
(1) と、第2フランジ板(2) の端面図であり、図2は、
さらに、第3フランジ板(3) をも組み付けた状態を示す
ガス栓の一部切欠断面図であり、図3は、図2のX−X
断面図である。
【0018】ガス栓本体(4) の入口筒部(40)の端面(40
a) に近い胴部は、入口筒部(40)の外周形状である六角
形の各角部分が前記六角形の内接円に沿って削られた態
様となっており、その部分が溝部(42)として機能してい
る。又、第1フランジ板(1) 及び第2フランジ板(2)
は、略U字状の板状体とする。第1フランジ板(1) の肉
厚は溝部(42)内に丁度嵌め込み可能な厚さに設定されて
おり、その両端近傍部(1a)には、丸孔(10)がそれぞれ形
成されている。又、両端近傍部(1a)の内周縁部は相互に
平行に形成されており、その間の距離(L1)は、前記内接
円の直径に略一致している。両端近傍部(1a)を繋ぐ連結
部(1b)の内周縁部の形状は、前記内接円の円弧に略一致
する円弧状に形成されている。
【0019】第2フランジ板(2) の両端近傍部(2a)の内
周縁部間は、前記六角形の対向する頂点相互間の距離に
略一致する距離(L2)を介して平行に形成されており、こ
れに続く連結部(2b)の内周縁部を構成する二辺(22)(22)
は、前記六角外周面の一つの面の両側に連続する二面に
丁度沿うように両者間の角度が設定されている。又、第
2フランジ板(2) の両端近傍部(2a)には、図4に示すよ
うに、第2フランジ板(2) の両端から連結部(2b)側に向
かって傾斜する斜面(21a) を有する断面略三角形状の凸
部(21)が形成されている。
【0020】図3に示すように、第1フランジ板(1) を
入口筒部(40)の溝部(42)に嵌め込むと、第1フランジ板
(1) の内周縁部は、入口筒部(40)の六つの角部分のう
ち、四か所に形成されている溝部(42)に係止されること
となり、第1フランジ板(1) は入口筒部(40)に対して軸
線方向に抜止め状態に装着させられることとなる。そし
て、この第1フランジ板(1) よりも、ガス栓本体(4) の
下流側に位置するように、第2フランジ板(2) を外嵌さ
せる。尚、第2フランジ板(2) は、連結部(2b)の内周縁
部のうちの前記二辺(22)(22)が、入口筒部(40)の前記二
面に沿うように、入口筒部(40)に外嵌させ、この嵌め込
み方向と反対の方向から第1フランジ板(1) が嵌め込ま
れる態様となるように、第1フランジ板(1) の溝部(42)
への嵌め込み位置を調節する。又、第1フランジ板(1)
の両端近傍部(1a)に第2フランジ板(2) の両端近傍部(2
a)が接触するように、第2フランジ板(2) の入口筒部(4
0)への外嵌位置も調節しておく。
【0021】第1フランジ板(1) 及び第2フランジ板
(2) を、入口筒部(40)に組み付けたときに、第1フラン
ジ板(1) の丸孔(10)に対応する第2フランジ板(2) の所
定位置には、長孔(20)が形成されており、第2フランジ
板(2) の凸部(21)に対応する第1フランジ板(1) の所定
位置には、凸部(21)が係合可能な係合孔(11)が形成され
ている。尚、第1フランジ板(1) と第2フランジ板(2)
とを入口筒部(40)に軽く組み付けた状態においては、図
3に示すように、長孔(20)のうち、第2フランジ板(2)
の両端側の一部分のみが丸孔(10)の一部分に重なり合っ
て連通し、凸部(21)の頂部近傍部分のみが係合孔(11)内
に嵌り込む程度にその位置関係は設定されている。
【0022】この第1フランジ板(1) と第2フランジ板
(2) を入口筒部(40)に組み付けた状態において、第1フ
ランジ板(1) の入口筒部(40)の端面(40a) 側に、図5に
示すような第3フランジ板(3) を装着させる。第3フラ
ンジ板(3) は、第1フランジ板(1) と第2フランジ板
(2) との両端近傍部(1a)(2a)相互を重ね合わせた時に形
成される全体の外周径よりも大きな直径の円板であり、
その中央には、入口筒部(40)が挿通可能な大きさの開口
(31)が形成されている。又、第1フランジ板(1) の丸孔
(10)及び第2フランジ板(2) の長孔(20)に対応する各位
置には、それぞれ螺孔(30)が形成されている。
【0023】一対の螺孔(30)を結ぶ中心線に対して直角
な中心線上には、ボルト挿通孔(32)(33)が形成されてい
る。ボルト挿通孔(32)(33)に固定用ボルト(図示せず)
を挿通させると共に、壁面に形成された開口からその裏
側に添設させた当て板(図示せず)に設けた螺孔に螺合
させて締め付けることにより、第3フランジ板(3) と前
記当て板とによって、前記開口周辺は挟圧されることと
なり、第3フランジ板(3) は、前記壁面の開口周辺に取
り付けられることとなる。
【0024】上記したように予め壁面に取り付けられて
いる第3フランジ板(3) の開口(31)に、第1フランジ板
(1) と第2フランジ板(2) とが組み付けられた状態にあ
るガス栓(4) の入口筒部(40)の端面(40a) 側の部分を挿
通させて、第2フランジ板(2) の長孔(20)と第1フラン
ジ板(1) の丸孔(10)との連通部分に第3フランジ板(3)
の螺孔(30)が対応するように、第3フランジ板(3) の表
面を第1フランジ板(1) の裏面に接触させる。この状態
において、第3フランジ板(3) の裏面と、入口筒部(40)
の端面(40a) とが面一となるように、入口筒部(40)の胴
部における溝部(42)の形成位置及び第3フランジ板(3)
の肉厚は設定されているものとする(図2参照)。
【0025】そして、第2フランジ板(2) の長孔(20)と
第1フランジ板(1) の丸孔(10)とに、締付ボルト(44)を
挿通させるとともに、第3フランジ板(3) の螺孔(30)に
螺合させる。これにより、長孔(20)における丸孔(10)と
の連通部分が強制的に拡大させられるとともに、凸部(2
1)の斜面(21a) が、係合孔(11)の構成辺のうち第1フラ
ンジ板(1) の連結部(1b)側の一辺に沿って降下し、図4
に示すように、凸部(21)全体が係合孔(11)に嵌め込まれ
る。これら伴って第1、第2フランジ板(1)(2)が相互に
接近する方向に移動させられ、第1フランジ板(1) 及び
第2フランジ板(2) の内周縁部の入口筒部(40)への装着
が強固なものとなる。
【0026】これにより、第1フランジ板(1) と第2フ
ランジ板(2) とを入口筒部(40)の端面(40a) 近傍の胴部
外周に装着させたガス栓本体(4) は、壁面の開口周辺に
取り付けられている第3フランジ板(3) に対して、抜止
め且回り止め状態に取り付けられることとなる。図6に
示すものは、第2番目の実施の形態のガス栓本体(4) の
入口筒部(40)と、これに装着させる第1フランジ板(1)
及び第2フランジ板(2) の端面図である。
【0027】このものでは、入口筒部(40)の六角外周辺
に沿って、溝部(42)が形成されており、第1フランジ板
(1) の内周縁部は、この溝部(42)の底部によって形成さ
れる六角形の連続する四面に外嵌可能な四辺を具備する
形状に構成されており、第2フランジ板(2) の内周縁部
の形状は、入口筒部(40)の外周面によって形成される六
角形の連続する四面に外嵌可能な四辺を具備する形状に
構成されている。すなわち、第1フランジ板(1) の両端
近傍部(1a)の相互に平行に位置する内周縁部間の距離(L
3)は、溝部(42)の対向する底部間の距離に略一致してお
り、第2フランジ板(2) の両端近傍部(2a)の平行に位置
する内周縁部間の距離(L4)は、入口筒部(40)の対向する
外周面間の距離に略一致させている。尚、第1フランジ
板(1) の肉厚は、上記第1番目の実施の形態のものと同
様に、溝部(42)の幅に略一致させている。
【0028】第1フランジ板(1) を入口筒部(40)の溝部
(42)に、第2フランジ板(2) を入口筒部(40)の外周面
に、反対方向からそれぞれ嵌め込むと、第1フランジ板
(1) の内周縁部の前記四辺が溝部(42)に連続して嵌め込
まれて、ガス栓本体(4) の軸線方向に抜止め状態に装着
できるとともに、第2フランジ板(2) の内周縁部の前記
四辺が入口筒部(40)の外周面の連続する四面を押圧し、
入口筒部(40)を回り止め状態に支持することができる。
【0029】又、図7に示すものは、第3番目の実施の
形態のガス栓本体(4) の入口筒部(40)と、これに装着さ
せる第1フランジ板(1) 及び第2フランジ板(2) の端面
図である。このものは、同図の二点鎖線に示すように、
入口筒部(40)の外周面が構成している六角形よりも30
度回転させた架空の六角形(45)の各辺に沿うように溝部
(42)を形成したもので、入口筒部(40)の外周面が構成す
る六角形の各角部に、二等辺三角形状の溝部(42)がそれ
ぞれ形成される態様となる。
【0030】第1フランジ板(1) の両端近傍部(1a)各々
の内周縁部は、入口筒部(40)の外周面のうちの対向する
二面間の距離をおいて平行に位置しており、これらを繋
ぐ連結部(1b)の内周縁部の形状は、前記架空の六角形(4
5)の連続する三辺に沿った三辺を有するように形成され
ている。尚、第2フランジ板(2) は、上記した第2番目
の実施の形態で採用した形状と同様のものが採用可能で
ある。
【0031】この第1フランジ板(1) を溝部(42)に嵌め
込むと、両端近傍部(1a)の内周縁部は、第2フランジ板
(2) の両端近傍部(2a)と同様に、入口筒部(40)の外周面
のうちの対向する二面に外嵌し、連結部(1b)の内周縁部
を構成する前記三辺は、入口筒部(40)の三つの角部分に
形成されている溝部(42)にそれぞれ嵌め込まれることと
なる。
【0032】上記した第2及び第3番目の実施の形態の
第1フランジ板(1) 及び第2フランジ板(2) にも、第1
番目の実施の形態のものと同様に、丸孔(10)及び長孔(2
0)がそれぞれ形成されており、丸孔(10)及び長孔(20)に
締付けボルトを挿通させて、予め壁面の開口周辺に添設
固定させた第3フランジ板(3) に、ネジ止めする。これ
により、ガス栓本体(4) は、前記壁面に、抜止め且回り
止め状態に取り付けることができる。尚、第3フランジ
板(3) としては、上記した第1番目の実施の形態で使用
したものと同様のものが採用可能である。
【0033】尚、上記各実施の形態の第2フランジ板
は、略U字状体としたが、前記入口筒部(40)に外嵌する
大きさ形状の開口を有する環状体としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1番目の実施の形態のガス栓本体
(4) の入口筒部(40)と、これに装着させる第1フランジ
板(1) と、第2フランジ板(2) との端面図。
【図2】本発明の第1番目の実施の形態のガス栓本体
(4) の入口筒部(40)に、第1フランジ板(1) と、第2フ
ランジ板(2) と、第3フランジ板(3) とを組み付けた状
態を示す一部切欠断面図。
【図3】図2のX−X断面図。
【図4】図2の状態における凸部(21)と係合孔(11)との
係合状態を示す断面図。
【図5】本発明の第1番目の実施の形態の第3フランジ
板(3) の正面図。
【図6】本発明の第2番目の実施の形態のガス栓本体
(4) の入口筒部(40)と、これに装着させる第1フランジ
板(1) と、第2フランジ板(2) との端面図。
【図7】本発明の第3番目の実施の形態のガス栓本体
(4) の入口筒部(40)と、これに装着させる第1フランジ
板(1) と、第2フランジ板(2) との端面図。
【図8】フランジ板を具備させる形式の従来のガス栓の
端面図。
【図9】図8のガス栓にフランジ板をネジ止めした状態
を示す端面図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・・・第1フランジ板 (1a)・・・・・・・両端近傍部 (10)・・・・・・・透孔 (2) ・・・・・・・第2フランジ板 (2a)・・・・・・・両端近傍部 (20)・・・・・・・透孔 (3) ・・・・・・・第3フランジ板 (30)・・・・・・・螺孔 (31)・・・・・・・開口 (4) ・・・・・・・ガス栓本体 (40)・・・・・・・入口筒部 (42)・・・・・・・溝部 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正多角形外周面を有する配管接続用の入
    口筒部を備えたガス栓本体と、前記入口筒部の開口端部
    から張り出すように取り付けられるフランジ板とからな
    り、 前記入口筒部の胴部外周に溝部が形成され、 前記フランジ板は、一対の第1、第2フランジ板と、前
    記入口筒部が挿通可能な開口が形成された環状の第3フ
    ランジ板とからなり、 前記第1フランジ板は略U字状体とし、その厚み及びそ
    の内周縁部の形状は、前記溝部内に丁度嵌め込み可能な
    厚さ及び形状に形成されており、 前記第2フランジ板の内周縁部には、前記入口筒部の前
    記正多角形外周面の2つ以上の面にそれぞれ外接する2
    つ以上の辺が形成されており、 前記第1フランジ板を前記溝部に嵌め込むとともに、前
    記第2フランジ板の前記各辺が前記入口筒部の前記各面
    にそれぞれ対応するように前記第2フランジ板を前記入
    口筒部に外嵌させたときに、前記第1フランジ板の両端
    近傍部分は前記第2フランジ板の一部分に重なり合うと
    ともに、その重なり合う部分には透孔がそれぞれ連通状
    態に形成され、 前記第3フランジ板を前記入口筒部に外嵌させた状態に
    て、連通状態にある前記第1、第2フランジ板の前記各
    透孔と一致する前記第3フランジ板の各位置には、螺孔
    が形成されていることを特徴とするガス栓。
  2. 【請求項2】 前記溝部は、前記入口筒部の正多角形外
    周面に内接する内接円に沿って形成され、前記第1フラ
    ンジ板の内周縁部の一部の形状を前記内接円の円弧に略
    一致させた請求項1に記載のガス栓。
  3. 【請求項3】 前記入口筒部の外周形は六角形とし、前
    記溝部は前記入口筒部の外周辺に沿って形成されること
    により前記溝部の底面で前記外周よりも小さい六角形が
    構成されるものとし、前記第1フランジ板の前記内周縁
    部のうち前記両端近傍部分は前記小さい六角形の対向辺
    に対して相対回動阻止状態に外嵌する構成とした請求項
    1に記載のガス栓。
  4. 【請求項4】 前記溝部は、前記入口筒部の六角外周面
    に対して30度回転させた架空の六角形の各辺に沿って
    形成されるものとし、前記第1フランジ板の内周縁部
    は、前記架空の六角形の連続する三辺に対接する三辺を
    有する構成とし、前記第2フランジ板の内側縁部は、前
    記入口筒部の六角外周面の連続する四面に外接する四辺
    を有する構成とした請求項3に記載のガス栓。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2フランジ板のどちらか一
    方の前記透孔は、締付ボルトのネジ軸部よりも大きく構
    成され、前記第1、第2フランジ板のどちらか一方の両
    端近傍部分に凸部が設けられるとともに、どちらか他方
    の両端近傍部分に係合孔が形成され、前記凸部と前記係
    合孔との係合により、前記入口筒部に装着された前記第
    1フランジ板と第2フランジ板とは離反阻止状態に保た
    れる構成である請求項1から4のいずれかに記載のガス
    栓。
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