JP2946244B2 - パレット段積み装置 - Google Patents

パレット段積み装置

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JP2946244B2
JP2946244B2 JP7296291A JP7296291A JP2946244B2 JP 2946244 B2 JP2946244 B2 JP 2946244B2 JP 7296291 A JP7296291 A JP 7296291A JP 7296291 A JP7296291 A JP 7296291A JP 2946244 B2 JP2946244 B2 JP 2946244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサスペンショ
ンアッシィを載置したパレットの段積み装置に関し、特
に、下段のパレットに載置したサスペンションアッシィ
のナックルアームの一部が上段のパレットに形成した開
口部から上方に突出する状態で段積みするパレット段積
み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のサスペンションアッシィを載置
するパレットは、サスペンションアッシィを支持する基
板と該基板に立設した4本のスタッドを備え、下段のパ
レットのスタッド上端を上段のパレットの基板下面に係
合させることにより、サスペンションアッシィが収容さ
れる空間を確保した状態で所定数段積みされる(例え
ば、実開平2−107435号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車のサ
スペンションアッシィは上方に大きく突出するナックル
アームを備えているので、パレットを段積みする際に下
段のパレットに載置したサスペンションアッシィのナッ
クルアームと上段のパレットの基板との干渉を避けるに
は、パレットの段積みピッチを大きく確保する必要があ
る。しかしながら、パレットのピッチを大きくすると段
積み高さが増加して不安定になるだけでなく、一定空間
に収納できるサスペンションアッシィの数が減少して輸
送や保管の効率が低下する問題がある。
【0004】このような不都合を回避すべく、パレット
の基板に開口部を設けて下段のパレットに載置したサス
ペンションアッシィのナックルアームの一部を上端のパ
レットに形成した開口部から上方に突出させ、パレット
の段積み高さを減少させることが考えられる。しかしな
がら、サスペンションアッシィのナックルアームはその
位置が一定せず、フロントロアアームやタイロッドとの
枢支点を中心に自由に揺動できるため、段積みに際して
ナックルアームを上段のパレットの開口部に正しく挿入
することは困難であり、その作業の多くの労力が必要と
なる。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、サスペンションアッシィを各々載置した複数のパレ
ットを上下に段積みするパレット段積み装置において、
パレットの段積み状態で各パレット上のサスペンション
アッシィのナックルアームが起立姿勢に置かれるにも拘
わらず段積み高さを極力低く抑えることができるように
し、しかもその起立姿勢のナックルアームと上段のパレ
ットとの相互干渉を回避しながらパレットを、人手を用
いずに確実に段積みできるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、ナックルアームを有するサスペンション
アッシィを各々載置した複数のパレットを上下に段積み
し、その段積み状態で各パレット上のサスペンションア
ッシィのナックルアームが起立姿勢に置かれるようにし
パレット段積み装置において、各パレットに形成され
て、パレットの段積み高さを減少させるべく下段のパレ
ットのサスペンションアッシィのナックルアーム上部を
挿入させる開口部と、サスペンションアッシィを載置し
たパレットを単体で搬入可能であり、且つ段積みの完了
したパレットを一括して搬出可能なパレット搬送手段
と、単体で搬入されたパレットを前記パレット搬送手段
上の所定位置に停止させるパレット停止手段と、停止し
たパレットを前記パレット搬送手段から持ち上げるパレ
ット昇降手段と、持ち上げたパレットの底部を係止して
保持すべく該パレットの昇降経路に出没可能なパレット
係止手段を有するパレットバッファ機構と、前記パレッ
ト停止手段により持ち上げられるパレットと共に昇降可
能であり、互いに対をなして接近・離間可能な挟持部材
の相互間にサスペンションアッシィの、位置が不安定な
ックルアームを挟持して位置を安定させナックルア
ーム挟持機構とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】先ず、ワークとしてのサスペンションアッ
シィWの形状を図30(全体平面図)および図31(図
30の31方向矢視図)に基づいて説明する。
【0009】サスペンションアッシィWは、自動車の車
体に搭載された際に車体後方側に位置するエンジンマウ
ントリヤビームW1 を備え、そのエンジンマウントリヤ
ビームW1 の左右に枢支されてスタビライザーバーW2
で相互に連結されたフロントロアアームW3 の外端に
は、左右のナックルW4 の下端が枢支される。各ナック
ルW4 の上部には、このサスペンションアッシィWには
含まれぬアッパーアームに連結されるナックルアームW
5 が上向きに突設される。また各ナックルW4 の中央に
は左右のフロントアクスルW6 とブレーキドラムW7
回転自在に支持されるとともに、後方に突出するタイロ
ッド接続アームW8 の先端にはタイロッドW9 の外端が
枢支される。またエンジンマウントリヤビームW1 の前
方には左右のフロントラジアスロッドW10を介してエン
ジンマウントフロントビームW11が接続される。このよ
うに構成されたサスペンションアッシィWは多数の枢支
部により連結された複数の部材から構成されるため、そ
の形状は定まらずに外力により容易に変形する。
【0010】図32および図33に示すように、前記サ
スペンションアッシィWを載置するパレットPは、4隅
に切欠きP1 を有する概略矩形状の基板P2 と、その上
面に立設される4本のスタッドP3 から構成される。各
パレットPは、その4本のスタッドP3 の上端を他のパ
レットPの基板P2 の下面に形成した係止孔P4 に係合
させることにより、複数段に段積みすることができる。
基板P2 の上面には複数の支持部P5 〜P8 が突設さ
れ、支持部P5 によりエンジンマウントリヤビームW1
と左右のフロントアクスルW6 が、支持部P6 によりエ
ンジンマウントフロントビームW10が、支持部P7 によ
りナックルW4 が、支持部P8 によりブレーキドラムW
7 がそれぞれ支持される。また基板P2 には2個の矩形
状開口部P 9 が形成され、パレットPが段積みされた
時、下段のパレットPに搭載したサスペンションアッシ
ィWのナックルアームW5 の上端が上段のパレットPの
前記開口部P9 に挿入される。これによりサスペンショ
ンアッシィWを搭載したパレットPを段積みした際に、
その全高を減少させることができる。なお、基板P2
は前述以外の他の複数の支持部P10が形成されるが、こ
れは形状が異なる他機種のサスペンションアッシィに対
応するためのものである。
【0011】図34および図35に示すように、前記パ
レットPを段積みした状態で搬送するための台車Tは、
コ字状の前部フレームT1 および後部フレームT2 と、
両フレームT1 ,T2 を接続する左右2本の側部フレー
ムT3 を備える。前部フレームT1 および後部フレーム
2 の下面にはキャスタT4 が装着されるとともに、そ
の上面にはパレットPの切欠きP1 と係合して位置決め
する案内板T5 が突設される。側部フレームT3 は前部
クロスビームT6 と後部クロスビームT7 により相互に
連結され、これらクロスビームT6 ,T7 は、中間部に
パレットPの底面に当接する支持部材T8 を設けた2本
の補助ビームT9 により連結される。そして、後部フレ
ームT2 には、作業者がこの台車Tを押して移動させる
ための把手T10が設けられる。
【0012】次に、前記台車T上に所定数段積みされた
状態で搬入されるパレットPを一旦ばらし、そのパレッ
トPにサスペンションアッシィWを搭載した後に再び所
定数段積みして搬出するワーク積載装置の構造を詳述す
る。
【0013】図1はワーク積載装置のレイアウトを示す
概略平面図であって、パレットPの流動経路に沿って、
パレットPを所定数段積みした台車Tが搬入される台車
搬入部A、台車TからパレットPを段積み状態のまま一
括して分離するパレット分離部B、パレット分離部Bか
ら受け取ったパレットPを段積み状態のまま後述のパレ
ット段ばらし部Dに移載するパレット受渡し部C、段積
み状態のパレットPを下段のものから一段ずつ段ばらし
するパレット段ばらし部D、段ばらししたパレットPに
ワーク移載機構FによってサスペンションアッシィWを
載置するワーク移載部E、サスペンションアッシィWが
載置されたパレットPを再び段積みするパレット段積み
部G、および段積みされたパレットPを一括して台車T
に搭載するパレット搭載部Hから構成される。パレット
分離部Bとパレット搭載部Hは共通の枠体上に一体に設
けられ、その構成要素には100番台の符号が付され
る。またパレット受渡し部Cとパレット段積み部Gは共
通の枠体上に一体に設けられ、その構成要素には200
番台の符号が付される。更にパレット段ばらし部Dとワ
ーク移載部Eは共通の枠体上に一体に設けられ、その構
成要素には300番台の符号が付される。そしてワーク
移載機構Fの構成要素には400番台の符号が付され
る。
【0014】続いて、台車搬入部Aからパレット搭載部
Hまでの構造をアルファベット順に説明する。
【0015】台車搬入部A 図2に示すように、台車搬入部Aは左右のレール部材1
により台車Tの下面に設けたキャスタT4 を支持する台
車搬入台2を備える。台車搬入台2の中央部には長手方
向に一対のシリンダ3が配設され、各シリンダ3のロッ
ドはガイドレール4に沿って摺動する送り爪支持部材5
に接続される。送り爪支持部材5に枢支された送り爪6
は台車Tの前部クロスビームT6 と後部クロスビームT
7 (図35参照)を押圧して台車Tをパレット分離部B
に搬送するためのもので、上方に突出して前記両クロス
ビームT6 ,T7 に係合し得る位置と下方に退没する位
置との間で上下に揺動する。すなわち、シリンダ3が伸
長してクロスビームT6 ,T7 を押圧する際に前記送り
爪6は自重で上向きに突出し、シリンダ3が収縮して送
り爪6を原位置に復帰させる際に、その送り爪6はクロ
スビームT6 ,T7 に当接して下方に退没するように構
成される。
【0016】パレット分離部B 図3〜図8はパレット分離部Bを示すもので、図3はそ
の全体平面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図
4の要部拡大図、図6は図5の6−6線断面図、図7は
図3の7−7線断面図、図8は作用の説明図である。
【0017】パレット分離部Bは床面に設けた矩形状の
枠体101を備え、その上に立設した基台102,10
3には前記台車搬入部Aの左右のレール部材1に接続さ
れて台車TのキャスタT4 を支持する左右のレール部材
104が設けられる。レール部材104の左右には台車
Tの側面を案内するガイド部材105,106,10
7,108が配設される。
【0018】パレット分離部Bの入口端には前記左右の
レール部材104の間に位置するように一対のシリンダ
109が設けられる。各シリンダ109のロッドはガイ
ドレール110に沿って摺動する送り爪支持部材111
に接続され、その送り爪支持部材111には前記台車搬
入部Aに設けられた送り爪6と同一構造の送り爪112
がピン113で上下揺動自在に枢支される。また、前記
基台103にはシリンダ114により駆動されるストッ
パ115が昇降自在に設けられ、そのストッパ115は
前記送り爪112に押圧されて前進する台車Tの前部ク
ロスビームT6 に当接して該台車Tを位置決めする。
【0019】次に、台車Tをパレット分離部Bからパレ
ット搭載部Hに搬送する台車搬送機構B1 の構造を説明
する。枠体101に設けた他の基台116の上面に設け
たスライドガイド117には棒状のスライダ118の下
面に固着したスライドレール119が摺動自在に係合す
る。スライダ118の下面にはラック120が一体に固
着され、前記基台116に支持したモータ121の駆動
力が減速機122を介して伝達されるピニオン123が
前記ラック120に噛合する。したがってモータ121
を駆動することにより、スライダ118は台車Tの移動
方向に沿って往復駆動される。
【0020】スライダ118の後端および前端に設けた
送り爪支持部材124,125には、各々ピン126,
127を介して送り爪128,129が上下揺動自在に
枢支される。各送り爪128,129はピン126,1
27から受ける摩擦力で実線で示す突出位置と鎖線で示
す退没位置の何れかに選択的に停止可能であり、突出位
置にある送り爪128,129は台車Tの前部クロスビ
ームT6 あるいは後部クロスビームT7 に係合可能であ
る。スライダ118の下部には2本の支柱130,13
1が立設され、各支柱130,131には送り爪突出用
シリンダ132,133と送り爪退没用シリンダ13
4,135が上向きに支持される。送り爪突出用シリン
ダ132,133を伸長すると、その押圧部材136,
137により送り爪128,129が突出位置に揺動
し、送り爪退没用シリンダ134,135を伸長する
と、その押圧部材138,139により送り爪128,
129が退没位置に揺動する。
【0021】台車TからパレットPを一括してパレット
受渡し部Cに分離すべく、左右のレール部材104の間
には、シリンダ140(図8参照)に接続されたリンク
機構141により昇降する昇降台142が設けられる。
昇降台142の上部に対向するように立設した側板14
3,144間には2本ずつ対になった計4本のローラ1
45,146が回転自在に軸支され、2本のローラ14
5はモータ147により、他の2本のローラ146はモ
ータ148によりチェン駆動される。パレットPを段積
みした台車Tがパレット分離部Bにあるとき、図8に示
すように昇降台142を上昇させると、各2本のローラ
145,146が台車Tの2本の補助ビームT9 の両側
の空間を通って上昇し、段積みしたパレットPを一括し
て台車Tから持ち上げる。
【0022】パレット受渡し部C 図9〜図11はパレット受渡し部Cを示すもので、図9
はその全体平面図、図10は図9の10方向矢視図、図
11はその斜視図である。
【0023】パレット受渡し部Cは床面に設けた矩形状
の枠体201を備え、その上に立設した4本の支柱20
2には矩形状の支持枠203が設けられる。支持枠20
3の両側に設けた各2枚の側板204,205間には各
6本のローラ206が回転自在に軸支され、その外側に
は下段のパレットPの両側を案内するガイド部材207
が設けられる。枠体201に設けたモータ208の駆動
力はチェンを介して中間軸209に伝達され、更にその
中間軸209の左右両端からチェンを介して各ローラ2
06に伝達される。
【0024】パレット受渡し部Cの入口端に設けたブラ
ケット210には前記パレット分離部Bとの間で橋渡し
をする多数の補助ローラ211が設けられる。またパレ
ット受渡し部Cの出口端にはシリンダ212により昇降
するストッパ213が設けられる。
【0025】パレット段ばらし部D 図12〜図16はパレット段ばらし部Dを示すもので、
図12はその全体平面図、図13は図12の13−13
線断面図、図14は作用の説明図、図15は図13の1
5−15線断面図、図16はその斜視図である。
【0026】パレット段ばらし部Dは床面に設けた矩形
状の枠体301を備え、その上に立設した4本の支柱3
02の上端には左右各2枚の側板303,304が設け
られ、両側板303,304間には各4本のローラ30
5が回転自在に軸支されるとともに、その外側には搬入
されるパレットPの両側を案内するガイド部材306が
設けられる。前記ローラ305は、前述のパレット受渡
し部Cと同様に、モータ307に中間軸308を介して
接続されて駆動される。
【0027】段積みしたパレットPを持ち上げるべく、
左右のローラ305間にはリンク機構309を介して図
示せぬシリンダで昇降する昇降台310が設けられる。
昇降台310の両側に設けられるパレットバッファ機構
1 は、昇降台310を囲むように枠体301に立設し
た左右各2本の支柱311を備え、その支柱311は上
下2本の連結部材312,313で接続されるととも
に、上側の連結部材312に設けたブラケット314に
下向きに枢支したシリンダ315のロッドは、下側の連
結部材313に設けた2個のブラケット316間に支持
した回転軸317のアーム318に枢支される。これに
より、シリンダ315を収縮すると前記回転軸317に
固着したフック319がパレットPの底面に係合し得る
ように突出し、シリンダ315を伸長すると前記フック
319が上方に退没する。また、段積みされたパレット
Pの周囲を支持すべく、4本の丸棒よりなるガイド支柱
320と2本の板材よなりなるガイド支柱321が昇降
台310の外周に設けられる。
【0028】図17〜図19を併せて参照すると明らか
なように、パレット段ばらし部Dと後述のワーク移載部
Eとの間に亘って配設されるベルトコンベア322は一
対の側板323を複数の連結部材324で接続したフレ
ームを備え、両側板323の端部に設けた駆動軸325
と従動軸326に固着したプーリ327には、左右一対
の無端ベルト328が巻き掛けられる。パレット段ばら
し部Dから最も離れた連結部材324に設けたモータ3
29の駆動力はチェンを介して前記駆動軸325に伝達
され、これにより一対の無端ベルト328が回転駆動さ
れる。
【0029】枠体301には2本の回転軸330,33
1が設けられ、両回転軸330,331にそれぞれ固着
した2個のアーム332は連結ロッド333で相互に連
結されるとともに、両回転軸330,331にそれぞれ
固着した他のアーム334は昇降ロッド335を介して
前記ベルトコンベア322の側板323に連結される。
そして枠体301に一端を枢支したシリンダ336のロ
ッドは一方の回転軸330に固着したアーム337に連
結される。したがって、シリンダ336を収縮すると連
結ロッド333を介して両回転軸330,331が同期
して回転し、昇降ロッド335に押し上げられたベルト
コンベア322の搬送面が前記ローラ305の搬送面を
越えて上昇し、逆にシリンダ336を伸長すると、ベル
トコンベア322の搬送面がローラ305の搬送面の下
に下降する。なお、ベルトコンベア322の一方の側板
323にはパレット受渡し部Cから搬送されて来たパレ
ットPの端部が当接するガイド部材338が設けられ
る。
【0030】ワーク移載部E 図17〜図19はワーク移載部Eを示すもので、図17
はその全体平面図、図18は図17の18−18線断面
図、図19はその斜視図である。
【0031】ワーク移載部Eは、前述のパレット段ばら
し部Dと同様に、枠体301に立設した4本の支柱33
9の上端に設けた左右各2枚の側板340,341と、
両側板340,341間に回転自在に軸支した各4本の
ローラ342を備え、そのローラ342はモータ343
に中間軸344を介して連結されて駆動される。前記一
方の側板340にはガイド部材345が設けられ、この
ガイド部材345にパレットPの一端を押し付けて位置
決めすべく、支柱346の上部にパレットPの他端に当
接する一対の押圧部材347が回転軸348で枢支され
る。押圧部材347の回転軸348に固着したアーム3
49は、ブラケット350に支持したシリンダ351に
接続されて駆動される。一方、ベルトコンベア322の
片側の側板323には、パレットPの一端を押し付けて
位置決めするためのガイド部材352が設けられる。ガ
イド部材352に対向する位置に配設された回転軸35
3はアーム354を介してシリンダ355に接続され、
その回転軸353にはパレットPの他側を前記ガイド部
材352に向けて押圧する一対の押圧部材356が固着
される。
【0032】ワーク移載機構F 図20〜図22はワーク移載機構Fを示すもので、図2
0はその全体平面図、図21は図20の21−21線矢
視図、図22は図20の22−22線矢視図、図23は
図21の23−23線矢視図である。
【0033】ワーク移載機構Fは前後一対の枠体401
を備え、両枠体401の上端は2本のビーム402によ
り相互に連結される。ビーム402の上面に敷設したガ
イドレール403にはスライドガイド404を介して矩
形枠状のスライドベース405が走行自在に支持され
る。スライドベース405の一側から垂下するモータ支
持部406には走行用のモータ407が設けられ、その
出力軸に設けたピニオン408は一方のビーム402の
側面に沿設したラック409に噛合し、これによりスラ
イダ405は前後のストッパ410,411間をビーム
402に沿って走行する。このとき、モータ407は一
方のビーム402に沿って設けたハーネス支持部材41
2から延びるハーネス413を介して給電される。
【0034】スライドベース405の下部には矩形状の
基板414が垂直に固着されて2枚の三角形の補強板4
15により補強される。基板414は左右には各2個の
スライドガイド416が固着されるとともに、その中央
には1個の雌ねじ部材417が固着される。スライドベ
ース405の内部には、その左右両側に設けたガイドレ
ール418を前記スライドガイド416に係合させた昇
降枠419が昇降自在に支持される。昇降枠419の上
端に設けたモータ420により回転する雄ねじ部材42
1は前記基板414に設けた雌ねじ部材417に噛合
し、これにより昇降枠419はスライドベース405に
対して昇降駆動される。前記モータ420はスライドベ
ース405に立設したハーネス支持部材422から延び
るハーネス423を介して給電される。
【0035】昇降枠419の下端には、パレットP′に
載置された状態で搬入台441上に搬入されるサスペン
ションアッシィWを持ち上げ、後述のワーク移載部Eの
パレットP上に移載するための搬送ハンガ424が設け
られる。
【0036】パレット段積み部G 図24〜図27はパレット段積み部Gを示すもので、図
24はその全体平面図、図25は図24の25−25線
断面図、図26は図24の26方向矢視図、図27はそ
の斜視図である。
【0037】パレット段積み部Gは基本的に前述のパレ
ット段ばらし部Dと同じ構成を持ち、枠体201上に立
設した4本の支柱214の上端に設けた左右各2枚の側
板215,216には各7本のローラ217が回転自在
に軸支され、その外側には搬入されるパレットPの両側
を案内するガイド部材218が設けられる。前記ローラ
217はモータ219に中間軸220を介して接続され
て駆動される。
【0038】サスペンションアッシィWを載置したパレ
ットPを持ち上げて段積みすべく、左右のローラ217
間にはリンク機構221を介して図示せぬシリンダで昇
降する昇降台222が設けられ、その昇降台222の両
側にはパレットバッファ機構G1 が設けられる。すなわ
ち、昇降台222を囲むように立設した左右各2本の支
柱223を接続する上側の連結部材224に設けたブラ
ケット226にはシリンダ227が枢支され、そのロッ
ドは下側の連結部材225に設けた2個のブラケット2
28間に支持した回転軸229のアーム230に枢支さ
れる。したがって、シリンダ227を収縮すると回転軸
229に固着したフック231が突出して段積みしたパ
レットPの底面に係合し、シリンダ226を伸長すると
前記フック231が上方に退没する。また、段積みされ
たパレットPの周囲を支持すべく、4本の丸棒よりなる
ガイド支柱232と2本の板材よなりなるガイド支柱2
33が昇降台222の外周に設けられる。
【0039】パレット段積み部Gの出口端にはサスペン
ションアッシィ移載部Eから搬入されたパレットPを停
止させるべく、一対のシリンダ234により昇降するス
トッパ235が設けられる。
【0040】次に、パレット段積み部Gのナックルアー
ム挟持機構G2 の構造を説明する。枠体201に立設し
た支柱236と前記2本の支柱214が左右一対のコ字
状の連結部材237により連結され、各連結部材237
の内側に設けたスライドガイド238には各々2本のガ
イドロッド239を介して昇降基台240が支持され
る。昇降基台240の下面は前記連結部材237に設け
たシリンダ241に接続されるとともに、その昇降基台
240の上部にはパレットPの端部上面に係合可能な係
止ローラ242を有するシリンダ243が水平に設けら
れる。
【0041】左右の昇降基台240の上面に敷設したガ
イドレール244には一対のスライドベース245が摺
動自在に支持され、それぞれシリンダ246に接続され
て互いに接近・離間するように駆動される。スライドベ
ース245の上部に設けたスライドガイド247には、
挟持部材248が各2本のガイドロッド249を介して
斜め上向きに支持され、シリンダ250により昇降駆動
される。シリンダ250を伸長して挟持部材248を上
方に突出させるとともに、一対のシリンダ246を伸長
してスライドベース245を相互に接近させると、前記
両挟持部材248によりパレットP上に載置されたサス
ペンションアッシィWのナックルアームW5 が挟持され
る。
【0042】パレット搭載部H 図28および図29はパレット搭載部Hを示すもので、
図28はその全体平面図、図29は図28の29−29
線断面図である。パレット搭載部Hは基本的に前述のパ
レット分離部Bと同じ構造を持ち、左右のレール部材1
04間に図示せぬシリンダにより駆動されるリンク機構
149で昇降する昇降台150が設けられる。昇降台1
50の上部に設けた側板151,152間には2本ずつ
対になった計4本のローラ153,154が回転自在に
軸支され、2本のローラ153はモータ155により、
他の2本のローラ154はモータ156によりチェン駆
動される。
【0043】昇降台150の前方には、基台157に支
持した一対のシリンダ158により昇降するストッパ1
59が設けられ、そのストッパ159は前記送り爪12
9に押圧されて前進する台車Tの前部クロスビームT6
に当接して該台車Tを停止させる。また、前記昇降台1
50を前後に挟む位置に上向きに配設した一対のシリン
ダ160のロッド上端には、相互に対向するように一対
のシリンダ161が設けられ、そのロッド先端には台車
Tの前部フレームT1 と後部フレームT2 にそれぞれ当
接して位置決めする押圧部材162が設けられる。
【0044】パレット搭載部Hの出口端には、サスペン
ションアッシィWを載置した複数のパレットPを段積み
状態で搭載した台車Tを搬出するための台車搬出台7が
設けられる。
【0045】次に、前述の本発明の実施例の作用につい
て説明する。
【0046】空のパレットPを複数段に段積みした台車
Tが作業者によって台車搬入部Aのレール部材1上に搬
入されると、シリンダ3の第1回目の伸長によって前部
クロスビームT6 に係合する送り爪6で台車Tをパレッ
ト分離部Bに向けて押圧する。ストロークエンドに達し
たシリンダ3は一旦収縮するが、その際台車の後部クロ
スビームT7 に当接した前記送り爪6は前方に揺動して
前記後部クロスビームT7 の手前側に戻される。続いて
シリンダ3の第2回目の伸長によって送り爪6が台車T
の後部クロスビームT7 を押圧し、その台車をパレット
分離部Bに向けて更に押し進める。
【0047】この様にして台車Tがパレット分離部Bの
レール部材104上に押し進められると、シリンダ10
9が前述の台車搬入部Aのシリンダ3と同様に第1回目
および第2回目の2度の伸長を行い、前部クロスビーム
6 と後部クロスビームT7 を順次押圧して台車Tを昇
降台142の上部に搬送する。図4に示すように、シリ
ンダ109が第2回目の伸長を行う際、シリンダ114
により上方に突出したストッパ115に前部クロスビー
ムT6 が当接することにより、台車Tは所定の位置に位
置決めされる。
【0048】続いてリンク機構141が作動して4本の
ローラ145,146を上面に備えた昇降台142が上
昇する。このとき、図7および図8に示すように、各ロ
ーラ145,146は台車Tの補助ビームT9 の両側に
形成された空間を通って上昇し、段積み状態で搭載した
パレットPを台車Tから持ち上げる。この状態からモー
タ147,148を駆動してローラ145,145を回
転させると、台車Tを残したままパレットPのみが補助
ローラ211の上を通ってパレット受渡し部Cに向けて
搬送される。パレット受渡し部Cに移載されたパレット
Pはモータ208により回転するローラ206により移
動し、図10に示すように、シリンダ212により上方
に突出したストッパ213に当接して停止する。停止し
たパレットPは、次のパレット段ばらし部Dが空くまで
その位置で待機する。
【0049】パレット段ばらし部Dにおいて先行するパ
レットPが全てワーク移載部Eに払い出されると前記ス
トッパ213が下降し、パレット受渡し部Cで待機して
いた段積み状態のパレットPはモータ208で回転する
ローラ206とモータ307で回転するローラ305に
よってパレット段ばらし部Dに搬入され、ガイド部材3
38に当接して図13および図15に示す位置に停止す
る。
【0050】続いてリンク機構309を介して昇降台3
10が上昇し、段積み状態のパレットPはローラ305
から離れて図14の右半部に示す位置まで持ち上げられ
る。この状態からパレットバッファ機構D1 のシリンダ
315によりフック319を矢印方向に突出させた後に
昇降台310を再び下降させると、図14の左半部に示
すように、下から2段目以降のパレットPが前記フック
319に係止されたまま最下段のパレットPのみがロー
ラ305上に戻されて段ばらしされる。
【0051】なお、次のパレットPを段ばらしするに
は、昇降台310を上昇させてフック319に係止され
たパレットPを一括して僅かに持ち上げた後、フック3
19を一旦退没させ、続いて昇降台310を所定量だけ
下降させてからフック319を再び突出させた後、昇降
台310を更に下降させる。これにより、2段目以降の
パレットPがフック319に係止され、最下段のパレッ
トPのみが段ばらしされる。
【0052】この様にして段ばらしされた最下段のパレ
ットPは、先行するパレットPがワーク移載部Eからパ
レット段積み部Gに払い出された後、ベルトコンベア3
22によりパレット段ばらし部Dからワーク移載部Eへ
向けて搬送される。すなわち、シリンダ336を収縮し
て連結ロッド333で連結された2本の回転軸330,
331を同期して回転させ、この回転軸330,331
に昇降ロッド335を介して支持されたベルトコンベア
322が上昇させる。ベルトコンベア322の上昇によ
り、モータ329による駆動される無端ベルト328が
パレット段ばらし部Dのローラ305からパレットPを
受け取り、ワーク移載部Eへ向けて搬送する。
【0053】パレットPがワーク移載部Eに達すると、
ベルトコンベア322が再び下降することにより、図1
8に示すように、前記パレットPは無端ベルト328か
らワーク移載部Eのローラ342上に載置される。続い
て、シリンダ351が伸長して押圧部材347がパレッ
トPをガイド部材345に押し付けるとともに、シリン
ダ355が伸長して押圧部材356がパレットPをガイ
ド部材352に押し付け、これによりパレットPは所定
の位置に位置決めされる。
【0054】上記パレットPの位置決めを行っている
間、他のパレットP′に載置された状態で予めワーク移
載機構Fの搬入台441上に搬入されたサスペンション
アッシィWが、搬送ハンガ424に移載される。この作
業は、モータ407によりラック409とピニオン40
8を介してスライドベース405を前後方向に移動させ
るとともに、このスライドベース405に支持した昇降
枠419をモータ420により雄ねじ部材421と雌ね
じ部材417を介して昇降させ、前記昇降枠419の下
端に設けた搬送ハンガ424を図21の矢印a→b→c
→dに沿って移動させることにより行われる。
【0055】すなわち、搬送ハンガ424を図21の矢
印c方向に移動させてサスペンションアッシィWに係合
させた後、矢印d方向に上昇させて搬送ハンガ424に
安定した姿勢で支持させる。続いて搬送ハンガ424を
矢印e方向に前進させて図22に示すワーク移載部Eの
上方に位置させた後、搬送ハンガ424を矢印f方向に
下降させると、サスペンションアッシィWはワーク移載
部E上に位置決めされたパレットP上に載置される。次
に、搬送ハンガ424を矢印g方向に移動させるとサス
ペンションアッシィWは搬送ハンガ424から分離さ
れ、図32に示す状態でパレットP上に安定的に支持さ
れる。
【0056】続いて、搬送ハンガ424を矢印h方向に
上昇させて退避させるとともに、ワーク移載部Eの押圧
部材347、356によるパレットPの係止を解除した
後、ローラ342とローラ217を回転させることによ
りサスペンションアッシィWを載置したパレットPをワ
ーク移載部Eからパレット段積み部Gに搬送し、シリン
ダ234により上昇したストッパ235により所定位置
に停止させる。
【0057】この様にしてサスペンションアッシィWを
載置したパレットPがパレット段積み部Gに搬入される
と、図25に示すように、ナックルアーム挟持機構G2
のシリンダ243を伸長して係止ローラ242をパレッ
トPの上面に係合させるとともに、シリンダ250とシ
リンダ246を共に伸長して挟持部材248を斜め上方
に突出させながら相互に接近するように移動させ、サス
ペンションアッシィWのナックルアームW5 先端を挟持
する。これにより、位置が不安定なナックルアームW5
の振れが防止される。続いてリンク機構221により昇
降台222を上昇させてパレットPを押し上げるが、パ
レットPに係止ローラ242を介して係合するナックル
アーム挟持機構G2 もパレットPと同期して上昇する。
このときナックルアーム挟持機構G2 の重量がリンク機
構221に作用しないように、そのナックルアーム挟持
機構G2 を支持するシリンダ241が同時に伸長する。
【0058】昇降台222によりパレットPが最上端ま
で上昇すると、パレットバッファ機構G1 のシリンダ2
27が収縮してフック231が突出する。この状態から
昇降台222を下降させると、パレットPの下面が前記
突出したフック231に係止される。なお、先行するパ
レットPが既にフック231に係止されている場合に
は、後続のパレットPのスタッドP3 が先行するパレッ
トPの係止孔P4 (図33参照)に係合して全てのパレ
ットPを一体に上昇させる。その際、後続のパレットP
に載置されたサスペンションアッシィWのナックルアー
ムW5 は前述のようにナックルアーム挟持機構G2 によ
り振れを防止されているため、先行するパレットPと干
渉することなく、その開口部P9 に挿入される。その結
果、サスペンションアッシィWから上方に突出するナッ
クルアームW5 の上端が上段のパレットPの上面に突出
し、段積みされたパレットPの全高を減少させることが
できる。
【0059】さて、パレット段積み部Gにおいてサスペ
ンションアッシィWを載置したパレットPの段積みが完
了するまでの間、パレットPを分離した空の台車Tが台
車搬送機構B1 によりパレット分離部Bからパレット搭
載部Hに予め搬送されて待機している。すなわち、図4
においてシリンダ114を収縮してストッパ115を退
没させるとともに、スライダ118に設けた2個の送り
爪128,129のうち、後側の送り爪128を送り爪
突出用シリンダ132の伸長により突出させ、且つ前側
の送り爪129を送り爪退没用シリンダ135の伸長に
より退没させた状態で、モータ121を駆動してスライ
ダ118を左方向に移動させる。これにより後側の送り
爪128によって後部クロスビームT7 を押圧された台
車Tはパレット搭載部Hに向けて移動し、パレット搭載
部Hのシリンダ158により上方に突出したシリンダ1
59に当接して停止した後、シリンダ160とシリンダ
161を共に伸長することにより一対の押圧部材162
で前後から挟圧されて位置決めされる。
【0060】前述のようにして空の台車Tがパレット搭
載部Hに移動すると、昇降台150を駆動して4本のロ
ーラ153,154を台車Tの補助ビームT9 の左右両
側を通って上昇させ、そのローラ153,154の搬送
面の高さをパレット段積み部Gのローラ217の搬送面
の高さと一致させる。続いてパレット段積み部Gの昇降
台222を上昇させて既に段積みが完了した複数のパレ
ットPを一旦持ち上げた後、フック231を退没させて
昇降台222を下降させ、前記パレットPを一括してロ
ーラ217上に載置する。次にシリンダ234を収縮し
てストッパ235を退没させるとともに、ローラ217
とローラ153,154を駆動してパレットPをパレッ
ト段積み部Gからパレット搭載部Hの台車T上に移動さ
せた後、昇降台150を下降させる。これにより、パレ
ットPは段積み状態のまま台車T上に移載される。
【0061】この様にして台車TにパレットPが搭載さ
れると、シリンダ160,161を収縮して押圧部材1
62による台車Tの拘束を解除するとともに、シリンダ
158を収縮してストッパ159を退没させる。続いて
台車搬送機構B1 により台車Tを台車搬出台7に払い出
すべく、図4においてスライダ118に設けた2個の送
り爪128,129のうち、後側の送り爪128を送り
爪退没用シリンダ134の伸長により退没させ、且つ前
側の送り爪129を送り爪突出用シリンダ133の伸長
により突出させた状態で、モータ121を駆動してスラ
イダ118を左方向に移動させる。これにより前側の送
り爪129に後部クロスビームT7 を押圧された台車T
はパレット搭載部Hから台車搬出台7上に払い出され
る。
【0062】なお、上記説明ではパレット分離部Bから
パレット搭載部Hへの台車Tの搬送と、パレット搭載部
Hから台車搬出台7への台車Tの搬送を別個に行ってい
るが、スライダ118に設けた2個の送り爪128,1
29を共に突出させれば、パレット分離部Bとパレット
搭載部Hに待機する2台の台車Tを同時に搬送すること
もできる。
【0063】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく、種々の小
設計変更を行うことが可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ナックル
アームを有するサスペンションアッシィを各々載置した
複数のパレットを上下に段積みし、その段積み状態で各
パレット上のサスペンションアッシィのナックルアーム
が起立姿勢に置かれるようにしたパレット段積み装置に
おいて、各パレットには、下段のパレットのサスペンシ
ョンアッシィのナックルアーム上部を挿入させる開口部
を形成したので、パレットの段積み状態で各パレット上
のサスペンションアッシィのナックルアームが起立姿勢
に置かれるにも拘わらず段積み高さを極力低く抑えるこ
とができ、従って段積み状態の安定が図られるばかり
か、段積み空間の有効利用が図られ、輸送や保管の効率
アップに寄与することができる。 また特にパレットの段
積みに当たっては、サスペンションアッシィを載置した
パレットをパレット搬送手段で搬入してパレット停止手
段で所定位置に停止させた後、そのパレットをパレット
昇降手段で上昇させてパレット係止手段を有するパレッ
トバッファ機構に下段から順次段積みすることができ
る。そしてサスペンションアッシィを載置したパレット
が上昇する際に、ナックルアームの振れが挟持手段を有
するナックルアーム挟持機構により防止されるので、そ
のナックルアームを上段のパレットの開口部に正しく挿
入して段積みすることができる。これにより、起立姿勢
のナックルアームと上段のパレットとの相互干渉を回避
しながらパレットを、人手を用いずに的確に段積みでき
るようになって、その段積み作業の自動化が可能とな
り、作業効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク積載装置の全体配置図
【図2】台車搬入部Aの全体平面図
【図3】パレット分離部Bの全体平面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図4の要部拡大図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】作用の説明図
【図9】パレット受渡し部Cの全体平面図
【図10】図9の10方向矢視図
【図11】パレット受渡し部Cの斜視図
【図12】パレット段ばらし部Dの全体平面図
【図13】図12の13−13線断面図
【図14】作用の説明図
【図15】図13の15−15線断面図
【図16】パレット段ばらし部Dの斜視図
【図17】ワーク移載部Eの全体平面図
【図18】図17の18−18線断面図
【図19】ワーク移載部Eの斜視図
【図20】ワーク移載機構Fの全体平面図
【図21】図20の21−21線矢視図
【図22】図20の22−22線矢視図
【図23】図21の23−23線矢視図
【図24】パレット段積み部Gの全体平面図
【図25】図24の25−25線断面図
【図26】図24の26方向矢視図
【図27】パレット段積み部Gの斜視図
【図28】パレット搭載部Hの全体平面図
【図29】図28の29−29線断面図
【図30】サスペンションアッシィの全体平面図
【図31】図30の31方向矢視図
【図32】パレットの全体平面図
【図33】図32の33方向矢視図
【図34】台車の全体平面図
【図35】図34の35方向矢視図
【符号の説明】
P・・・・パレット P9 ・・・開口部 G1 ・・・パレットバッファ機構 G2 ・・・ナックルアーム挟持機構 W・・・・サスペンションアッシィ W5 ・・・ナックルアーム 217・・ローラ(パレット搬送手段) 222・・昇降台(パレット昇降手段) 231・・フック(パレット係止手段) 235・・ストッパ(パレット停止手段) 248・・挟持部材(挟持手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナックルアーム(W5 )を有するサスペ
    ンションアッシィ(W)を各々載置した複数のパレット
    (P)を上下に段積みし、その段積み状態で各パレット
    (P)上のサスペンションアッシィ(W)のナックルア
    ーム(W 5 )が起立姿勢に置かれるようにしたパレット
    段積み装置において、 各パレット(P)に形成されて、パレット(P)の段積
    み高さを減少させるべく下段のパレット(P)のサスペ
    ンションアッシィ(W)のナックルアーム(W 5 )上部
    を挿入させる開口部(P 9 )と、 サスペンションアッシィ(W)を載置したパレット
    (P)を単体で搬入可能であり、且つ段積みの完了した
    パレット(P)を一括して搬出可能なパレット搬送手段
    (217)と、 単体で搬入されたパレット(P)を前記パレット搬送手
    段(217)上の所定位置に停止させるパレット停止手
    段(235)と、 停止したパレット(P)を前記パレット搬送手段(21
    7)から持ち上げるパレット昇降手段(222)と、 持ち上げたパレット(P)の底部を係止して保持すべく
    該パレット(P)の昇降経路に出没可能なパレット係止
    手段(231)を有するパレットバッファ機構(G1
    と、前記パレット停止手段(235)により持ち上げられる
    パレット(P)と共に昇降可能であり、互いに対をなし
    て接近・離間可能な挟持部材(248)の相互間にサス
    ペンションアッシィ(W)の、位置が不安定なックル
    アーム(W5 )を挟持して位置を安定させナックルア
    ーム挟持機構(G2 )とを備えたことを特徴とする、パ
    レット段積み装置。
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