JP3340843B2 - 折畳みコンテナの移載組立方法及び装置 - Google Patents

折畳みコンテナの移載組立方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折畳み状態で台車上に
保管されている折畳みコンテナを折畳み状態から箱形に
組み立ててコンテナ搬送ライン等に供給する折畳みコン
テナの移載組立方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配送センター等では、多種の商品を品種
毎あるいは配送先毎に箱状容器であるコンテナに詰める
仕分作業の効率化等が、重要な課題となっている。とこ
ろで、この商品の仕分等に利用されるコンテナとして
は、使用しないときにはコンパクトに保管できるよう
に、折畳み構成のものが普及している。
【0003】図12は、このような折畳みコンテナ1の
一例を示したものである。この図12に示すように、従
来の折畳みコンテナ1は、前後左右の各枠板部2,3,
4,5によって矩形の枠構造をなした上枠6と、矩形状
の底板7と、上端が前記上枠6の左枠板部4に回転可能
に連結されると共に下端が前記底板7の左側縁に回転可
能に連結された左側板8と、上端が前記上枠6の右枠板
部5に回転可能に連結されると共に下端が前記底板7の
右側縁に回転可能に連結された右側板9と、上端が前記
上枠6の前枠板部2にピン結合されて該ピン結合部を回
動中心とした回動によって前記上枠6内に折畳み可能な
前側板11と、上端が前記上枠6の後枠板部3にピン結
合されて該ピン結合部を回動中心とした回動によって前
記上枠6内に折畳み可能な後側板12とを備えるととも
に、前記左右の側板8,9は何れもその中間部が中折れ
して先に折畳まれた前記前後側板11,12の下に折畳
み可能に構成されている。
【0004】この折畳みコンテナ1は、先に折畳んだ前
記前後側板11,12の下に左右の側板8,9が重なる
ように前後及び左右の側板11,12,8,9を折畳む
ことによって、図12の(イ)に示すように、上下に偏
平で小嵩の折畳み状態となる。
【0005】折畳み状態にある折畳みコンテナ1を箱形
に組み立てるには、例えば、図12の(ロ)に示すよう
に、手で前後の枠板部2,3を把持して引き上げる。す
ると、底板7の自重等によって、折畳まれていた左右側
板8,9が引き伸ばされて起立状態になる。次いで、図
12の(ハ)に示すように、折畳み状態になっていた前
後の側板11,12を押し下げる如く回動させて、これ
らの前後の側板11,12を起立状態にすれば、上方を
開口した箱形の折畳みコンテナ1が完成する。なお、図
12に示したように、組立等の際に把持するために、上
枠6の前後の枠板部2,3や前後の側板11,12に
は、指を差込む切欠14及び開口15が装備されてい
る。また、上枠6の左右の枠板部4,5の両側部には、
該折畳みコンテナ1の搬送、あるいは自動組立等の際に
利用し得る係合凹部17が形成されている。
【0006】以上の折畳みコンテナ1は、図12の
(イ),(ロ),(ハ)に示したように、手作業で箱形
に組み立てることができるが、配送センター等で商品の
仕分け等に使用する場合には、作業性の向上や省力化の
ために、通常、前記折畳みコンテナ1の組立の自動化が
図られる。そして、従来、この折畳みコンテナ1を折畳
み状態から箱形に組み立てる装置としては、例えば、実
開昭63−190009号に開示されているように、前
記上枠6を着脱可能に保持する保持体と、該保持体を昇
降させる保持体昇降装置と、前後側板11,12と対応
するように対で設けられて前記前後側板11,12を押
し下げる如く回動させる製箱アームと、該製箱アームを
昇降させるアーム昇降装置とを備えて、かつ、前記保持
体昇降装置がクランク機構を具備した構成のものなどが
提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におけ
る折畳みコンテナ1の組立作業の自動化は、一般に、搬
送ライン上を流れてくる折畳みコンテナ1を一つずつ組
み立てることを前提として開発されたもので、例えば、
処理能力を向上させるために、同時に複数個の折畳みコ
ンテナ1を組み立てて所定の搬送路に搬出したいような
場合には、同時に組み立てる折畳みコンテナ1の数だけ
折畳みコンテナ1の組立装置及び搬送ラインを配備しな
ければならない。また、折畳みコンテナ1は一般に折り
畳まれて台車上に積み重ねられた状態で回収されるた
め、従来の折畳みコンテナ1の自動装置を導入しても、
その前段である台車上から搬送ライン上へ積み重ねたま
ま移載する移載装置、更に、積み重ねた状態から1個ず
つ切り出すための段バラシ装置等を別途配備しなければ
ならず、広大な設置スペースが必要となるとともに、設
備費が非常に高額になるという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は上記問題を解消す
ることにあり、台車から直接複数の折畳みコンテナを同
時に把持しながら組み立てて所定の搬送路等へ搬出する
ことができる装置、すなわち移載機能、段バラシ機能、
組立機能を併せ持つ装置とすることで、装置の設置スペ
ースを大幅に低減させることができると同時に設備費の
低減を図ることができる折畳みコンテナの移載組立方法
及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、上
枠(6)に枢着されてコンテナ内方側で回動してコンテ
ナ側面を構成する一対の前後側板(11,12)及び上
枠(6)と底板(7)を伸縮自在に連結して他のコンテ
ナ側面を構成する左右側板(8,9)から構成された折
畳みコンテナ(1)を、折畳み状態から箱形に組み立て
る折畳みコンテナ(1)の移載組立方法であって、台車
上に積み重ねられ折畳み状態にある複数個の折畳みコン
テナ(1)を、前記底板(7)を下にして平面状に敷き
並べた状態で定位置に位置決めする位置決め工程と、該
位置決め工程によって定位置に敷き並べられている複数
個の折畳みコンテナ(1)を、それぞれの折畳みコンテ
ナ(1)の前後側板(11,12)に設けられた開口
(15)にフック片(53)を引っ掛けることによって
吊り上げて左右側板(8,9)の折畳みを伸長するとと
もに、吊り上げた状態のまま所定のコンテナ搬出位置の
上方に移送する左右側板伸長・移送工程と、前記左右側
板伸長・移送工程によって所定のコンテナ搬出位置の上
方に移送された複数個の折畳みコンテナ(1)に対し
て、前記フック片(53)によって係止されている各折
畳みコンテナ(1)の前後側板(11,12)を押し下
げる如く回動させて前後側板(11,12)を起立状態
にして箱形に完成させて、前記コンテナ搬出位置上に降
ろす前後側板起立・載置工程とを順に実施することを特
徴とした折畳みコンテナ(1)の移載組立方法により達
成することができる。
【0010】また本発明の上記目的は、上枠(6)に枢
着されてコンテナ内方側で回動してコンテナ側面を構成
する一対の前後側板(11,12)及び上枠(6)と底
板(7)を伸縮自在に連結して他のコンテナ側面を構成
する左右側板(8,9)から構成された折畳みコンテナ
(1)を、折畳み状態から箱形に組み立てる折畳みコン
テナ(1)の移載組立装置であって、折畳み状態にある
複数個の折畳みコンテナ(1)を、前記底板(7)を下
にして平面状に敷き並べた状態で定位置に位置決めする
コンテナ搬入位置決め手段(22)と、折畳み状態にあ
る折畳みコンテナ(1)の前後側板(11,12)に装
備されている開口(15)に引っ掛けられるフック片
(53)と該フック片(53)によって係止されている
前後側板(11,12)を押し下げる如く回動させるス
イングアーム(54)とを備えた複数個のクランプユニ
ット(23)と、これらの複数個のクランプユニット
(23)を前記コンテナ搬入位置決め手段(22)によ
って平面状に位置決めされた複数個の折畳みコンテナ
(1)の配列に対応して平面状に配列保持したクランプ
懸架フレーム(24)と、前記コンテナ搬入位置決め手
段(22)による位置決め位置、及びコンテナ搬出手段
(30,31)による所定のコンテナ搬出位置におい
て、前記クランプ懸架フレーム(24)を昇降動作させ
るフレーム垂直移動機構(25)と、前記コンテナ搬入
位置決め手段による位置決め位置、及びコンテナ搬出手
段による所定のコンテナ搬出位置との間において、前記
クランプ懸架フレーム(24)を水平移動させるフレー
ム水平移動機構(26)とを備えたことを特徴とする折
畳みコンテナ(1)の移載組立装置(20)によっても
達成することができる。
【0011】また、上記の折畳みコンテナの移載組立の
前記位置決め工程では、平面状に敷き並べた折畳みコン
テナの底板の外周を挟持することで、各折畳みコンテナ
を定位置に位置決めすることが好ましい。
【0012】また、上記折畳みコンテナの移載組立装置
における前記コンテナ搬入位置決め手段として、平面状
に敷き並べられた複数個の折畳みコンテナの外周を囲う
支持フレームと、この支持フレーム上の対向位置におい
て水平方向に進退可能に装備されて前記折畳みコンテナ
の底板の側端面に当接可能な当て板とを具備して、対向
配置されている前記当て板によって折畳みコンテナの底
板を挟持して折畳みコンテナを定位置に位置決めするコ
ンテナ位置決め装置を備えることが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の上記構成によれば、折畳み状態で平面
状に敷き並べられかつ段積み状態にある複数個の折畳み
コンテナに対して、同時に段バラシをすると共に組立動
作を実施し、更に、組立動作を行いながら所定のコンテ
ナ搬出位置への移載を行うため、同時に複数の折畳みコ
ンテナを組み立てて所定の搬送路等へ搬出することがで
きる。
【0014】しかも、複数個の折畳みコンテナを平面状
に敷き並べる場合、隣接する折畳みコンテナ相互が互い
に密接するように敷き並べれば、省スペースで一度に複
数個の折畳みコンテナの組立が可能になり、装置のコン
パクト化及び設置スペースの大幅な低減が可能になる。
【0015】また、折畳み状態にある折畳みコンテナの
組立装置への搬入には、折畳み状態の折畳みコンテナを
一段に複数個ずつ、多段に敷き並べた台車等を利用する
ことによって、コンベヤ等の特別な搬送ラインを装備せ
ずに、一挙に多量の折畳みコンテナを組立装置に搬入す
ることが可能になり、装置を繁雑化せずに折畳みコンテ
ナの組立作業効率を向上させることが可能になり、設備
費の低減を図ることが可能になる。
【0016】しかも、組立装置へ折畳みコンテナを搬入
した際の位置決め工程で、平面状に敷き並べた折畳みコ
ンテナの底板の外周を挟持することで、各折畳みコンテ
ナを定位置に位置決めする構成であると、フック片を折
畳みコンテナの前後側板の開口に引っ掛けて吊り上げ開
始したときに、折畳みコンテナの底板自体は前述の挟持
によって当初の位置に残留し、折畳まれている左右側板
の伸長が確実になされることになり、単純に折畳みコン
テナの上枠を引き上げた際に底板の自重等によって左右
側板を伸長する従来の組立法を利用した場合と比較する
と、確実に左右側板を起立状態に伸長させることができ
て装置による組立作業の信頼性が向上し、左右側板の伸
長が十分でないために前後側板を起立させることができ
なくなる等の不都合の発生を防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る折畳みコンテナの移載組
立方法及び装置の一実施例について説明するが、最初に
本発明に係る移載組立方法を実施する移載組立装置の構
成について説明し、その後で、本発明の折畳みコンテナ
の移載組立方法の一実施例の具体的手順について説明す
る。図1は、本発明に係る折畳みコンテナ1の移載組立
装置20の一実施例の正面図である。この一実施例の移
載組立装置20は、先に図12に示した構成の折畳みコ
ンテナ1を折畳み状態から所定の箱形に組み立てるもの
で、図示のように、本体フレーム21と、コンテナ搬入
位置決め手段22と、4個のクランプユニット23と、
クランプ懸架フレーム24と、フレーム垂直移動機構2
5と、フレーム水平移動機構26とを具備した構成とさ
れている。
【0018】前記本体フレーム21は、前述したコンテ
ナ搬入位置決め手段22,クランプユニット23,クラ
ンプ懸架フレーム(トップフォーク)24,フレーム垂
直移動機構25,フレーム水平移動機構26等を支持す
る構造物であるが、図2にも示しているように、折畳み
状態の折畳みコンテナ1を一段に4個ずつ多段に敷き並
べた台車(ドーリ)28が通行可能なコンテナ搬入部2
9と、組み立てた折畳みコンテナ1を搬出するコンテナ
搬出手段30,31が挿通したコンテナ搬出部33とを
提供している。
【0019】ここに、前記コンテナ搬出手段30,31
は、いわゆるローラコンベヤであるが、コンテナ搬出手
段30の方は前記クランプユニット23等によって載置
された折畳みコンテナ1をコンテナ搬出手段31に払い
出すものであり、また、コンテナ搬出手段31の方は、
前記クランプユニット23等によって載置された折畳み
コンテナ1あるいは前記コンテナ搬出手段30から払い
出された折畳みコンテナ1を所定の仕分け位置(あるい
は仕分け用搬送路)に払い出すものである。即ち、前記
コンテナ搬出手段30による折畳みコンテナ1の搬送方
向は図2に矢印Bで示す方向であり、コンテナ搬出手段
31による折畳みコンテナ1の搬送方向は図2に矢印C
で示す方向である。
【0020】前述の台車28は、図2に矢印D,E,F
で示すように進行して、本体フレーム21により提供さ
れているコンテナ搬入部29を通過するものである。折
畳みコンテナ1を積載した台車28は、前記本体フレー
ム21内のコンテナ搬入部29の中央で停止して、積ん
でいる折畳みコンテナ1の組立がなされる。そして、積
んでいる折畳みコンテナ1の全てが組立完了して空にな
ると、該コンテナ搬入部29を出て、次の折畳みコンテ
ナ1の積載に向う。この台車28に積載される折畳みコ
ンテナ1は、いずれも、底板7を下にし、かつ、折畳み
コンテナ1の前側の枠板部2が台車28の進行方向前方
側に向いた姿勢で積載されている。
【0021】前記コンテナ搬入位置決め手段22は、コ
ンテナ搬入部29内に進入してきた台車28を該コンテ
ナ搬入部29内の所定位置で停止させる台車停止装置
(図示略)と、この台車28上に多段に積載されている
折畳みコンテナ1の内、最上段において平面状に敷き並
べられている4個の折畳みコンテナ1を位置決め固定す
るコンテナ位置決め装置(コンパクタ)35(図1参
照)とで構成されている。ここに、前記台車停止装置
は、台車28の走行速度を制御(加減速や停止)する制
御系と、台車28がコンテナ搬入部29内の定位置まで
進行したときに該台車28に当接して台車28の移動を
拘束するストッパ等を備えた構成とされるが、これらの
制御系やストッパ等には、公知の技術を適宜選定するこ
とができる。
【0022】前記コンテナ位置決め装置35は、図3に
示すように、平面状に敷き並べられた4個の折畳みコン
テナ1の外周を囲う支持フレーム36と、この支持フレ
ーム36上の2方向の対向位置において水平方向に進退
可能に装備されて前記折畳みコンテナ1の底板7の側端
面に当接可能な当て板37とを具備した構成となってい
る。即ち、当て板37は、合計4ヵ所に装備されてい
て、それぞれの当て板37は、流体圧シリンダ(この一
実施例では、エアシリンダ)38によって支持フレーム
36に進退可能に取り付けられている。そして、いずれ
の当て板37も、隣接している2つの折畳みコンテナ1
に跨がるように、長さ寸法が設定されている。また、前
記支持フレーム36は、図1に示すように、前記本体フ
レーム21の上部に装備されたサーボモータ44、該サ
ーボモータ44によって回転駆動されるベルト車45、
該ベルト車45に巻き掛けられるとともに一端が前記支
持フレーム36に連結されかつ他端にはカウンタウエイ
ト(バランスウエイト)46が連結された伝達ワイヤー
47等で構成される昇降機構48によって、折畳みコン
テナ1の積載方向(上下方向)に昇降可能にされてい
る。
【0023】また、この昇降機構48には、台車28に
積載されている折畳みコンテナ1を検出し、最上段に位
置した折畳みコンテナ1の底板7と前記当て板37とが
対峙するように前記昇降機構48による昇降動作を制御
可能な昇降制御手段(図示略)が装備されている。前記
カウンタウエイト46は、前記支持フレーム36を容易
に任意の高さ位置で固定するために、前記伝達ワイヤー
47の両端に作用する負荷をバランスさせておくもので
ある。以上により、図4に示すように、対向配置されて
いる当て板37,37によって4個の折畳みコンテナ1
の底板7を一括して挟持して、後述するクランプユニッ
ト23による吊り上げ作業が円滑になし得る一定位置に
正確に位置決め・固定する。
【0024】前記クランプユニット23は、図5及び図
6に示すように、前記コンテナ位置決め装置35によっ
て一定位置に位置決めされた折畳みコンテナ1の前後方
向に沿って水平に延在するガイドロッド50と、このガ
イドロッド50によって折畳みコンテナ1の前後方向に
移動自在に支持された一対のブロック51と、各ブロッ
ク51をガイドロッド50に沿って進退させる流体圧シ
リンダ(この一実施例では、エアシリンダ)52と、前
記ブロック51に保持されて折畳み状態にある折畳みコ
ンテナ1の吊り上げのために前後側板11,12に装備
されている開口15に引っ掛けられるフック片(クラン
プフィンガー)53と、該フック片53によって係止さ
れている前後側板11,12を押し下げる如く回動させ
る一対のスイングアーム54,54とを備えた構成であ
る。
【0025】ここに、前記フック片53は、該フック片
53の上端から延出するとともに垂直方向に摺動自在に
前記ブロック51を貫通した案内軸55と、前記ブロッ
ク51の上に突き出た案内軸55の一端に固設された抜
け止め用の固定部材56と、前記フック片53とブロッ
ク51との間に挟まれるように前記案内軸55に外嵌し
た圧縮ばね57とによって前記ブロック51に保持され
たものである。そして、フック片53は、このような保
持構造により、前記圧縮ばね57の付勢力に抗して上方
に摺動可能であるとともに、若干量であるが案内軸55
の直径方向にも変位可能にされている。また、前記フッ
ク片53の下端の先端部上面59は、前記折畳みコンテ
ナ1の前後側板11,12の開口15に引っ掛ける部分
で、鉤状を呈しているが、図7に示すように、前記前後
側板11,12が前記スイングアーム54によって起立
状態に達するとき、自然に開口15との係合が滑って外
れるように、滑らかなスロープ状に形成されている。
【0026】一方、前記スイングアーム54は、図6に
示すように、前側板11の起立用及び後側板12の起立
用に、それぞれ2本ずつ、一つのクランプユニット23
では合計で4本装備されている。そして、このスイング
アーム54は、前側板11または後側板12との接触を
滑らかにするためのコロ61を先端部に有したもので、
図8に示すように、前側板11側のスイングアーム54
と後側板12側のスイングアーム54とは、連動して回
動するようにリンク棒62によって連結され、更に、こ
れらのスイングアーム54を回動動作させる駆動源とな
る流体圧シリンダ(この一実施例の場合は、エアシリン
ダ)63のロッド64の先端が、後側板12側のスイン
グアーム54の基端側にピン結合されている。
【0027】前記クランプ懸架フレーム24は、図3に
示すように、前述した4個のクランプユニット23を前
記コンテナ搬入位置決め手段22によって一定位置に平
面状に位置決めされた4個の折畳みコンテナ1の配列に
対応して平面状に配列保持した構造物である。
【0028】前記フレーム垂直移動機構25は、図1に
示すように、前記コンテナ搬入位置決め手段22による
位置決め位置、及びコンテナ搬出手段30,31による
所定のコンテナ搬出位置において、前記クランプ懸架フ
レーム24を昇降動作させる機構で、具体的には、中間
フレーム66を介して前記クランプ懸架フレーム24を
支持しているキャリッジフレーム67、前記本体フレー
ム21の上部に装備されたサーボモータ68、該サーボ
モータ68によって回転駆動されるベルト車69、該ベ
ルト車69に巻き掛けられるとともに一端が前記キャリ
ッジフレーム67に連結されかつ他端にはカウンタウエ
イト70が連結された伝達ワイヤー71等で構成されて
いて、前記クランプ懸架フレーム24を、中間フレーム
66やキャリッジフレーム67と一体に矢印J方向に昇
降させる。前記カウンタウエイト70は、前記キャリッ
ジフレーム67を容易に任意の高さ位置で固定するため
に、前記伝達ワイヤー71の両端に作用する負荷をバラ
ンスさせておくものである。
【0029】前記フレーム水平移動機構26は、前記コ
ンテナ搬入位置決め手段22による位置決め位置、及び
コンテナ搬出手段30,31による所定のコンテナ搬出
位置との間において、前記クランプ懸架フレーム24を
水平移動させるもので、具体的には、互いに連結されて
いるクランプ懸架フレーム24と中間フレーム66との
間に介在してこれらのフレーム24,66相互の水平方
向への相対移動を実現する水平移動機構(図示略)と、
互いに連結されている中間フレーム66とキャリッジフ
レーム67との間に介在してこれらのフレーム66,6
7相互の水平方向(図中の矢印K方向)への相対移動を
実現する水平移動機構(図示略)とで構成されている
が、各フレームの相対移動を実現する図示略の水平移動
機構は、水平移動を許容する公知の機構を流用したもの
である。
【0030】本発明の一実施例の折畳みコンテナ1の移
載組立方法は、上記の移載組立装置20を使って実施さ
れるものである。以下、図9に基づいて、一実施例の移
載組立方法の作業手順を説明する。まず、折畳み状態の
折畳みコンテナ1を一段に4個ずつ、多段に敷き並べた
台車28によって、折畳みコンテナ1を移載組立装置2
0内の定位置(コンテナ搬入部29)に搬入する(ステ
ップ101)。
【0031】すると、コンテナ搬入位置決め手段22が
作動し、前記コンテナ搬入部29内の所定位置に台車2
8を停止させるとともに、前記コンテナ位置決め装置3
5が降下してきて、最上段に位置した折畳みコンテナ1
の底板7とコンテナ位置決め装置35の当て板37とが
対峙する位置で停止する。そして、該コンテナ位置決め
装置35の対向する当て板37で最上段の折畳みコンテ
ナ1の底板7を挟持することによって、最上段に位置し
ている4個の折畳みコンテナ1を位置決め・固定する
(ステップ102)。
【0032】次いで、前記フレーム垂直移動機構25が
作動して、コンテナ搬入位置決め手段22によって位置
決め・固定されている4個の各折畳みコンテナ1の上に
クランプ懸架フレーム24を降下させて、図10に示す
ように、クランプ懸架フレーム24に懸架されている各
クランプユニット23に装備されているフック片53を
対応する折畳みコンテナ1の前後の側板11,12の開
口15に挿通させる。更に、前記フック片53の先端が
開口15の縁に係合するように流体圧シリンダ52によ
ってフック片53の位置を調整して、フック片53が開
口15に引っ掛かった状態に設定し、次いで前記フレー
ム垂直移動機構25を再度作動させてクランプ懸架フレ
ーム24を適宜量だけ上昇させて、折畳みコンテナ1の
上枠6を適当距離だけ引き上げる(ステップ103)。
ここで、クランプ懸架フレーム24の上昇量は、折畳み
コンテナ1の組立後の開口15の上端から底面7までの
距離にほぼ等しい。このフック片53を開口15に引っ
掛けて折畳みコンテナ1を吊り上げる操作の初期には、
前記折畳みコンテナ1の底板7は依然として前記コンテ
ナ搬入位置決め手段22による挟持によって固定された
状態に維持されている。そのため、折畳まれていた折畳
みコンテナ1の左右側板は、確実に、図11に示す如く
起立状態に伸長される。
【0033】そして、折畳みコンテナ1の左右側板8,
9が完全に起立状態になる直前に前記コンテナ搬入位置
決め手段22による底板7の挟持は解除される。そし
て、前記フレーム垂直移動機構25によるクランプ懸架
フレーム24の上昇が更に続けられて、折畳みコンテナ
1の吊り上げ左右側板8,9を伸長させた4個の折畳み
コンテナ1が、その下に敷き並べられている折畳みコン
テナ1から適当距離だけ離間(浮上)すると(図11に
示した状態)、フレーム垂直移動機構25による上昇動
作が停止し、代わりにフレーム水平移動機構26が作動
して、台車28の上方に位置していたクランプ懸架フレ
ーム24をコンテナ搬出手段30,31のあるコンテナ
搬出位置に水平移動させる(ステップ104)。
【0034】クランプ懸架フレーム24がコンテナ搬出
手段30,31の上方に位置したら、前記フレーム水平
移動機構26による水平移動動作が停止し、再びフレー
ム垂直移動機構25が作動して前記クランプ懸架フレー
ム24を降下させ、前記クランプユニット23によって
吊り上げている折畳みコンテナ1をコンテナ搬出手段3
0,31に降ろす。このコンテナ搬出手段30,31上
に折畳みコンテナ1を降ろす動作が開始されるときに
は、並行して、前記スイングアーム54による前後側板
11,12の回動が始められており、フック片53の係
止によって吊り上げられている折畳みコンテナ1がコン
テナ搬出手段30,31に接地する直前に、前記スイン
グアーム54による前後側板11,12が完全に起立状
態になって箱形に完成されるように設定されていると、
吊り上げられていた折畳みコンテナ1がコンテナ搬出手
段30,31に接地するとほぼ同時に、前記フック片5
3により係合が自然に外れて、コンテナ搬出手段30,
31が即座に折畳みコンテナ1を搬出可能になる(ステ
ップ105)。
【0035】吊り上げていた折畳みコンテナ1をコンテ
ナ搬出手段30,31に降ろすと、クランプ懸架フレー
ム24は、前記フレーム垂直移動機構25によって適量
だけ上方に引き上げられ、更に前記フレーム水平移動機
構26によって待機中の台車28の上方の定位置に戻さ
れる。そして、台車28上に、まだ折畳みコンテナ1が
残っているか判断し、残っている場合には、前述のステ
ップ102からの処理を繰り返す(ステップ106)。
【0036】コンテナ搬入部29に進入した台車28上
の折畳みコンテナ1が全て組み立てられた場合、空にな
った台車28はコンテナ搬入部29を出て、折畳みコン
テナ1を積んだ次の台車28がコンテナ搬入部29に進
入し、前述のステップ101から順に繰り返されること
になる。
【0037】以上のような一実施例によれば、折畳み状
態で平面状に敷き並べられた4個の折畳みコンテナ1に
対して同時に組立動作を実施し、更に、組立動作を行い
ながら所定のコンテナ搬出位置への移載を行うため、4
個の折畳みコンテナ1を同時に組み立てて所定の搬送路
等へ搬出することができる。
【0038】しかも、移載組立装置20に搬入される折
畳みコンテナ1は、平面状に敷き並べられ、かつ、隣接
する折畳みコンテナ1相互が互いに密接するようにコン
テナ位置決め装置35によって底板7を挟持されるた
め、省スペースで一度に4個の折畳みコンテナ1の組立
が可能になり、装置のコンパクト化及び設置スペースの
大幅な低減が可能になる。
【0039】また、折畳み状態にある折畳みコンテナ1
の移載組立装置20への搬入には、折畳み状態の折畳み
コンテナ1を一段に4個ずつ、多段に敷き並べた台車2
8を利用することによって、コンベヤ等の特別な搬送ラ
インを装備せずに、一挙に多量の折畳みコンテナ1を移
載組立装置20に搬入することが可能になり、装置を繁
雑化せずに折畳みコンテナ1の組立作業効率を向上させ
ることが可能になり、設備費の低減を図ることが可能に
なる。
【0040】しかも、前記コンテナ位置決め装置35
は、移載組立装置20へ折畳みコンテナ1を搬入した際
の位置決め工程で、平面状に敷き並べた折畳みコンテナ
1の底板7の外周を挟持することで、各折畳みコンテナ
1を定位置に位置決めする構成であり、フック片53を
折畳みコンテナ1の前後側板11,12の開口15に引
っ掛けて吊り上げ開始したときに、折畳みコンテナ1の
底板7自体は前述の挟持によって当初の位置に残留し、
折畳まれている左右側板8,9の伸長が確実になされる
ことになる。したがって、単純に折畳みコンテナ1の上
枠6を引き上げた際に底板7の自重等によって左右側板
8,9を伸長する従来の組立法を利用した場合と比較す
ると、確実に左右側板8,9を起立状態に伸長させるこ
とができて、装置による組立作業の信頼性が向上し、左
右側板8,9の伸長が十分でないために前後側板11,
12を起立させることができなくなる等の不都合の発生
を防止することもできる。
【0041】なお、前述の一実施例は、一度に4個の折
畳みコンテナ1を組み立てる場合を示したが、コンテナ
搬出手段30,31の配列や搬送能力等に応じて、一度
に組み立てる折畳みコンテナ1の個数は、例えば、6個
あるいは8個またはそれ以上に増大させることもでき、
一実施例のものに限定するものではない。また、前述の
一実施例では、平面状に敷き並べた折畳みコンテナ1
は、コンテナ位置決め装置35によって底板7を挟持状
態にして、正確に位置決めすることにしたが、台車28
のような搬入手段の位置決め精度や、折畳みコンテナ1
の寸法精度、あるいは折畳みコンテナ1の積み重ねた状
態等によっては、前記コンテナ位置決め装置35を省略
して、移載組立装置20の構成を簡略化することも考え
られる。
【0042】
【発明の効果】本発明の折畳みコンテナの移載組立方法
によれば、折畳み状態で平面状に敷き並べられ、かつ段
積み状態にある複数個の折畳みコンテナに対して、同時
に段バラシを行って組立動作を実施し、更に、組立動作
を行いながら所定のコンテナ搬出位置への移送を行うた
め、1つの装置で複数の折畳みコンテナを同時に段バラ
シして組み立てて所定の搬送路等へ移載することができ
る。しかも、複数個の折畳みコンテナを平面状に敷き並
べる場合、隣接する折畳みコンテナ相互が互いに密接す
るように敷き並べれば、省スペースで一度に複数個の折
畳みコンテナの組立が可能になり、装置のコンパクト化
及び設置スペースの大幅な低減が可能になる。また本発
明の折畳みコンテナの移載組立装置によれば、段積み状
態にある折畳みコンテナの段バラシ、組立、移載の各機
能を備えているので、大型設備を用いずに1つの装置
で、段積み状態の折畳みコンテナの段バラシから組立後
の移送までのこれらの作業を連続して実施できる。
【0043】また、折畳み状態にある折畳みコンテナの
移載組立装置への搬入には、折畳み状態の折畳みコンテ
ナを一段に複数個ずつ、多段に敷き並べた台車等を利用
することによって、コンベヤ等の特別な搬送ラインを装
備せずに、一挙に多量の折畳みコンテナを組立装置に搬
入することが可能になり、装置を繁雑化せずに折畳みコ
ンテナの移送組立作業効率を向上させることが可能にな
り、設備費の低減を図ることが可能になる。しかも、移
載組立装置へ折畳みコンテナを搬入した際の位置決め工
程で、平面状に敷き並べた折畳みコンテナの底板の外周
を挟持することで、各折畳みコンテナを定位置に位置決
めする構成であると、フック片を折畳みコンテナの前後
側板の開口に引っ掛けて吊り上げ開始したときに、折畳
みコンテナの底板自体は前述の挟持によって当初の位置
に残留し、折畳まれている左右側板の伸長が確実になさ
れることになり、単純に折畳みコンテナの上枠を引き上
げた際に底板の自重等によって左右側板を伸長する従来
の組立法を利用した場合と比較すると、確実に左右側板
を起立状態に伸長させることができて装置による組立作
業の信頼性が向上し、左右側板の伸長が十分でないため
に前後側板を起立させることができなくなる等の不都合
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折畳みコンテナの移載組立装置の
一実施例の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】一実施例の折畳みコンテナの移載組立装置の要
部の斜視図である。
【図4】図3のH−H線に沿う断面図である。
【図5】図3のI−I線に沿う断面図である。
【図6】一実施例の折畳みコンテナの移載組立装置のク
ランプユニットの拡大斜視図である。
【図7】一実施例の折畳みコンテナの移載組立装置のフ
ック片の作用説明図である。
【図8】一実施例の折畳みコンテナの移載組立装置のス
イングアームの動作説明図である。
【図9】本発明に係る折畳みコンテナの移載組立方法の
一実施例の動作手順を示すフローチャートである。
【図10】一実施例の折畳みコンテナの移載組立装置の
フック片の動作説明図である。
【図11】一実施例の折畳みコンテナの移載組立装置に
よる折畳みコンテナの吊り上げ動作の説明図である。
【図12】本発明の移載組立対象となる折畳みコンテナ
の構成説明図である。
【符号の説明】
1 折畳みコンテナ 2,3,4,5 枠板部 6 上枠 7 底板 8 左側板 9 右側板 11 前側板 12 後側板 14 切欠 15 開口 20 移載組立装置 21 本体フレーム 22 コンテナ搬入位置決め手段 23 クランプユニット 24 クランプ懸架フレーム(トップフォーク) 25 フレーム垂直移動機構 26 フレーム水平移動機構 28 台車(ドーリ) 29 コンテナ搬入部 30,31 コンテナ搬出手段 33 コンテナ搬出部 35 コンテナ位置決め装置(コンパクタ) 38 流体圧シリンダ 44 サーボモータ 45 ベルト車 46 カウンタウエイト 47 伝達ワイヤー 48 昇降機構 50 ガイドロッド 51 ブロック 52 流体圧シリンダ 53 フック片 54 スイングアーム 55 案内軸 57 圧縮ばね 62 リンク棒 63 流体圧シリンダ 68 サーボモータ 69 ベルト車 70 カウンタウエイト 71 伝達ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 43/26 B65D 6/18 B65G 47/90 B65G 47/96 B65G 59/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠(6)に枢着されてコンテナ内方側
    で回動してコンテナ側面を構成する一対の前後側板(1
    1,12)及び上枠(6)と底板(7)を伸縮自在に連
    結して他のコンテナ側面を構成する左右側板(8,9)
    から構成された折畳みコンテナ(1)を、折畳み状態か
    ら箱形に組み立てる折畳みコンテナ(1)の移載組立方
    法であって、 台車上に積み重ねられ折畳み状態にある複数個の折畳み
    コンテナ(1)を、前記底板(7)を下にして平面状に
    敷き並べた状態で定位置に位置決めする位置決め工程
    と、 該位置決め工程によって定位置に敷き並べられている複
    数個の折畳みコンテナ(1)を、それぞれの折畳みコン
    テナ(1)の前後側板(11,12)に設けられた開口
    (15)にフック片(53)を引っ掛けることによって
    吊り上げて左右側板(8,9)の折畳みを伸長するとと
    もに、吊り上げた状態のまま所定のコンテナ搬出位置の
    上方に移送する左右側板伸長・移送工程と、 前記左右側板伸長・移送工程によって所定のコンテナ搬
    出位置の上方に移送された複数個の折畳みコンテナ
    (1)に対して、前記フック片(53)によって係止さ
    れている各折畳みコンテナ(1)の前後側板(11,1
    2)を押し下げる如く回動させて前後側板(11,1
    2)を起立状態にして箱形に完成させて、前記コンテナ
    搬出位置上に降ろす前後側板起立・載置工程とを順に実
    施することを特徴とした折畳みコンテナ(1)の移載組
    立方法。
  2. 【請求項2】 上枠(6)に枢着されてコンテナ内方側
    で回動してコンテナ側面を構成する一対の前後側板(1
    1,12)及び上枠(6)と底板(7)を伸縮自在に連
    結して他のコンテナ側面を構成する左右側板(8,9)
    から構成された折畳みコンテナ(1)を、折畳み状態か
    ら箱形に組み立てる折畳みコンテナ(1)の移載組立装
    置であって、 折畳み状態にある複数個の折畳みコンテナ(1)を、前
    記底板(7)を下にして平面状に敷き並べた状態で定位
    置に位置決めするコンテナ搬入位置決め手段(22)
    と、 折畳み状態にある折畳みコンテナ(1)の前後側板(1
    1,12)に装備されている開口(15)に引っ掛けら
    れるフック片(53)と該フック片(53)によって係
    止されている前後側板(11,12)を押し下げる如く
    回動させるスイングアーム(54)とを備えた複数個の
    クランプユニット(23)と、 これらの複数個のクランプユニット(23)を前記コン
    テナ搬入位置決め手段(22)によって平面状に位置決
    めされた複数個の折畳みコンテナ(1)の配列に対応し
    て平面状に配列保持したクランプ懸架フレーム(24)
    と、 前記コンテナ搬入位置決め手段(22)による位置決め
    位置、及びコンテナ搬出手段(30,31)による所定
    のコンテナ搬出位置において、前記クランプ懸架フレー
    ム(24)を昇降動作させるフレーム垂直移動機構(2
    5)と、 前記コンテナ搬入位置決め手段による位置決め位置、及
    びコンテナ搬出手段による所定のコンテナ搬出位置との
    間において、前記クランプ懸架フレーム(24)を水平
    移動させるフレーム水平移動機構(26)とを備えたこ
    とを特徴とする折畳みコンテナ(1)の移載組立装置
    (20)。
  3. 【請求項3】 前記位置決め工程では、平面状に敷き並
    べた折畳みコンテナ(1)の底板(7)の外周を挟持す
    ることで、各折畳みコンテナ(1)を定位置に位置決め
    することを特徴とする請求項1に記載の折畳みコンテナ
    (1)の移載組立方法。
  4. 【請求項4】 前記コンテナ搬入位置決め手段(22)
    として、平面状に敷き並べられた複数個の折畳みコンテ
    ナ(1)の外周を囲う支持フレーム(36)と、この支
    持フレーム(36)上の対向位置において水平方向に進
    退可能に装備されて前記折畳みコンテナ(1)の底板
    (7)の側端面に当接可能な当て板(37)とを具備し
    て、対向配置されている前記当て板(37)によって折
    畳みコンテナ(1)の底板(7)を挟持して折畳みコン
    テナ(1)を定位置に位置決めするコンテナ位置決め装
    置(35)が備えられたことを特徴とする請求項2に記
    載の折畳みコンテナ(1)の移載組立装置(20)。
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