JP2946133B2 - 重合法トナー粒子の製造方法 - Google Patents

重合法トナー粒子の製造方法

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JP2946133B2 JP3257198A JP25719891A JP2946133B2 JP 2946133 B2 JP2946133 B2 JP 2946133B2 JP 3257198 A JP3257198 A JP 3257198A JP 25719891 A JP25719891 A JP 25719891A JP 2946133 B2 JP2946133 B2 JP 2946133B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜像を顕像化する方法
に用いられる重合法トナー粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法は米国特許第2,297,6
91号明細書等に記載されている如く、多数の方法が知
られており、一般には光導電性物質を利用し、種々の手
段で感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をト
ナーを用いて現像し、必要に応じて紙等の転写部材にト
ナー画像を転写した後、加熱、圧力、或いは溶剤蒸気等
により定着し複写物を得る。また、トナーを用いて現像
する方法、或いはトナー画像を定着する方法としては、
従来各種の方法が提案され、それぞれの画像形成プロセ
スに適した方法が採用されている。
【0003】従来、これらの目的に用いるトナーは一般
に熱可塑性樹脂中に染・顔料からなる着色剤を溶融混合
し、均一に分散した後、微粉砕装置、分級機により所望
の粒径を有するトナーを製造してきた。
【0004】この製造方法はかなり優れたトナーを製造
し得るが、ある種の制限、即ちトナー用材料の選択範囲
に制限がある。例えば樹脂着色剤分散体が充分に脆く、
経済的に可能な製造装置で微粉砕し得るものでなくては
ならない。ところがこういった要求を満たすために樹脂
着色剤分散体を脆くすると、実際に高速で微粉砕した場
合に形成された粒子の粒径範囲が広くなり易く、特に比
較的大きな割合の微粒子がこれに含まれるという問題が
生ずる。さらに、このように脆性の高い材料は、複写機
等現像用に使用する際、さらなる微粉砕ないしは粉化を
受け易い。また、この方法では、着色剤等の固体微粒子
を樹脂中へ完全に均一に分散することは困難であり、そ
の分散の度合によっては、カブリの増大、画像濃度の低
下や混色性・透明性の不良の原因となるので、分散に注
意を払わなければならない。また、破断面に着色剤が露
出することにより、現像特性の変動を引き起こす場合も
ある。
【0005】一方、これら粉砕法によるトナーの問題点
を克服するため、特公昭36−10231号、同43−
10799号及び同51−14895号公報等により懸
濁重合法によるトナーの製造方法が提案されている。懸
濁重合法においては、重合性単量体、着色剤、重合開始
剤さらに必要に応じて架橋剤、荷電制御剤、その他添加
剤を均一に溶解又は分散せしめて単量体組成物とした
後、この単量体組成物を分散安定剤を含有する連続相、
例えば水相中に適当な撹拌機を用いて分散し、同時に重
合反応を行なわせ、所望の粒径を有するトナー粒子を得
る。
【0006】この方法は粉砕工程が全く含まれないた
め、トナーに脆性が必要ではなく軟質の材料を使用する
ことができ、また、粒子表面への着色剤の露出等が生ぜ
ず、均一な摩擦帯電性を有するという利点がある。
【0007】しかしながら、この懸濁重合法トナーは、
上述のとおり着色剤,荷電制御剤等のトナー特性付与剤
が溶解、又は分散された重合性単量体系の重合反応を行
なうのであるが、これらのトナー特性付与剤の中には、
重合反応を抑制するものが少なくない。特に着色剤,荷
電制御剤などを多量に用いた場合など、得られた重合法
トナー粒子中に、未反応の単量体が多く残存する傾向に
ある。このような、残存モノマーを多く含んだトナー
は、定着時の悪臭,トナーの流動性低下による画質の低
下、耐ブロッキング性の低下等を招くといった問題点が
あった。
【0008】これら問題点を解決する手段として半減期
の異なる二種類の重合開始剤を用いる等の提案がなされ
ているが、充分満足の行く方法ではない。また、特開平
1−303450号公報においては、懸濁重合法により
得られた重合生成物を、単量体成分は溶解するが、重合
体成分は溶解しない高揮発性有機溶媒中に浸漬して撹拌
した後、該溶媒中から重合生成物を取り出し、乾燥する
方法が提案されているが、この方法は、固液分離を2回
行なうなど製法が複雑であり、また、有機溶媒に可溶の
トナー特性付与剤が使用できないといった問題がある。
【0009】さらに特開平1−70765号公報におい
ては懸濁重合後得られる樹脂のTg以上の温度で加熱
し、重合終了時の水量に対して5〜50重量%の水を留
去するトナー用樹脂の製造方法が提案されている。この
方法によれば確かに残存モノマー量の少ない樹脂が得ら
れるが、この方法を重合トナーの製法に用いた場合、低
軟化点化合物(ワックス等)が含まれている場合など粒
子の合一が激しく、粒度分布の広いトナーが得られるな
どの問題が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
如き問題を解決し、残存モノマーの少ない重合法トナー
粒子の製造方法を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は粒度分布がシャープ
で、流動性,耐ブロッキング性に優れた、画質の良い
合法トナー粒子を効率良く製造する方法を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の目的
は、以下の本発明の構成により達成される。即ち、本発
明は、重合性単量体系を水系媒体中で懸濁重合して得ら
れる重合法トナー粒子の製造方法であって、重合反応終
了後、懸濁液に水系媒体を添加しつつ水系媒体を留去す
ることにより、得られる重合法トナー粒子から残存して
いる重合性単量体を除去することを特徴とする重合法ト
ナー粒子の製造方法である
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明者らは鋭意検討の結果、重合性単量
体を水系媒体中で懸濁重合し、反応後半又は終了後、懸
濁液に水系媒体を添加しつつ、水系媒体を留去すること
により、残存モノマーが少なく、粒度分布がシャープで
流動性,耐ブロッキング性に優れた画質の良好なトナー
粒子が効率良く得られることを見い出した。
【0015】即ち、粒子中の残存モノマー量を減少させ
るべく、懸濁液の水系媒体を留去していくと、固液比が
大きくなり、粒子同士の合一、また、反応容器の壁への
粒子の融着等が発生してくる。そこで、固液比が変化し
ないように水系媒体を添加しつつ同時に水系媒体の留去
を行なうことで粒度分布がシャープで流動性、耐ブロッ
キング性に優れた画質の良好なトナー粒子が効率良く得
られる。
【0016】水系媒体の留去の方法としては、得られる
トナー粒子の、示差走査熱量計(DSC)測定による吸
熱ピークのピークトップ温度以上に加熱しながら、懸濁
液量の5〜100重量%の水系媒体を留去する方法が挙
げられる。
【0017】水系媒体の留去量は、5重量%以上である
ことが必要であり、これより低いとトナー粒子中の残存
モノマーが充分少なくならない。逆に100重量%を超
えた場合、残存モノマー量の減少は、もはやほとんど認
められず、また、残存モノマー量としては本発明の目的
を達するに充分である。
【0018】また、トナー粒子の物性上、留去温度をあ
まり上げられない場合、減圧下及び/又は超音波を照射
しながら水系媒体を留去することで、粒子同士の合一、
反応容器壁への粒子付着を防ぐことが可能となる。ま
た、超音波照射は、粒子中の残存モノマーを粒子外へ効
率良く追い出してくれる。
【0019】ただし、この場合もなるべく吸熱ピークト
ップ温度に近い温度で留去するのが好ましい。これは吸
熱ピークトップ温度以下ではトナー粒子中の残存モノマ
ーがトナー粒子中に閉じ込められ、残存モノマーが除去
しにくくなるためである。
【0020】本発明に使用される重合性単量体系を構成
する重合性単量体、及び着色剤等のトナー特性付与剤と
しては、以下のものが挙げられる。
【0021】重合性単量体としては、スチレン、o−メ
チルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、p−メトキシスチレン、p−エチルスチレン等のス
チレン系単量体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸n−プロピル、アクリル酸n−オクチル、アク
リル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アク
リル酸フェニル等のアクリル酸エステル類、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチル、メタクリル酸エチルアミノエチル等の
メタクリル酸エステル類その他アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、アクリルアミド等の単量体が挙げられ
る。
【0022】これらの単量体は単独、又は混合して使用
し得る。上述の単量体の中でも、スチレン又はスチレン
誘導体を単独で、又は他の単量体と混合して使用するこ
とがトナーの現像特性及び耐久性の点から好ましい。
【0023】本発明では、単量体系に、極性基を有する
樹脂を添加して重合しても良い。本発明に使用できる極
性樹脂を以下に例示する。
【0024】(1)カチオン性重合体としては、メタク
リル酸ジメチルアミノエチル,メタクリル酸ジエチルア
ミノエチルなどの含窒素単量体の重合体もしくはスチレ
ン,不飽和カルボン酸エステル等との共重合体が挙げら
れる。
【0025】(2)アニオン性重合体としては、アクリ
ロニトリル等のニトリル系単量体、塩化ビニル等の含ハ
ロゲン系単量体、アクリル酸・メタクリル酸等の不飽和
カルボン酸、その他不飽和二塩基酸・不飽和二塩基酸無
水物、ニトロ系単量体等の重合体もしくはスチレン系単
量体等との共重合体が挙げられる。これら極性樹脂は、
トナー粒子の表面付近に局在化することで、トナー粒子
の耐ブロッキング性を向上する。
【0026】本発明で用いられる着色剤としては、公知
のものが使用でき、例えば、カーボンブラック、鉄黒の
他、C.I.ダイレクトレッド1、C.I.ダイレクト
レッド4、C.I.アシッドレッド1、C.I.ベーシ
ックレッド1、C.I.モーダントレッド30、C.
I.ダイレクトブルー1、C.I.ダイレクトブルー
2、C.I.アシッドブルー9、C.I.アシッドブル
ー15、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシ
ックブルー5、C.I.モーダントブルー7、C.I.
ダイレクトグリーン6、C.I.ベーシックグリーン
4、C.I.ベーシックグリーン6等の染料、黄鉛、カ
ドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ネーブ
ルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエロー
G、パーマネントイエローNCG、タートラジンレー
キ、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGT
R、ベンジジンオレンジG、カドミウムレツド、パーマ
ネントレッド4R、ウォッチングレッドカルシウム塩、
ブリリアントカーミン3B、ファストバイオレットB、
メチルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、ア
ルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、キナク
リドン、ローダミンレーキ、フタロシアニンブルー、フ
ァーストスカイブルー、ピグメントグリーンB、マラカ
イトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等
の顔料がある。本発明においては重合法を用いてトナー
粒子を得るため、着色剤の持つ重合阻害性や水相移行性
に注意を払う必要があり、好ましくは、表面改質、例え
ば、重合阻害のない物質による疎水化処理を施しておい
たほうが良い。特に、染料系やカーボンブラックは、重
合阻害性を有しているものが多いので使用の際に注意を
要する。染料系を表面処理する好ましい方法としては、
あらかじめこれら染料の存在下に重合性単量体を重合せ
しめる方法が挙げられ、得られた着色重合体を単量体系
に添加する。また、カーボンブラックについては、上記
染料と同様の処理の他、カーボンブラックの表面官能基
と反応する物質、例えば、ポリオルガノシロキサン等で
グラフト処理を行っても良い。
【0027】本発明では、磁性体を添加してもよいが、
これも表面処理を行って用いるのが好ましい。
【0028】また、本発明において熱ロール定着時の離
型性を良くする目的で、トナー粒子中に炭化水素系化合
物等一般に離型剤として用いられているワックス類を配
合しても良い。本発明に用いられるワックス類として
は、パラフィン・ポリオレフィン系ワックス及び、これ
らの変性物、例えば、酸化物やグラフト処理物の他、高
級脂肪酸、及びその金属塩、アミドワックスなどが挙げ
られる。これらワックスは環球法(JIS K253
1)による軟化点が40〜130℃、好ましくは50〜
120℃を有するものが望ましく、軟化点が40℃以下
ではトナー粒子の耐ブロッキング性及び保形性が不十分
であり、130℃以上では離型性の効果が不十分とな
る。これら離型剤の添加量としては一般に重合性単量体
100重量部あたり1.0〜100重量部使用すること
が好ましい。
【0029】本発明においては、トナー粒子の帯電性を
制御する目的でトナー材料中に荷電制御剤を添加してお
くことが望ましい。これら荷電制御剤としては、公知の
もののうち、重合阻害性・水相移行性の殆ど無いものが
用いられ、例えば正荷電制御剤としてニグロシン系染料
・トリフェニルメタン系染料・四級アンモニウム塩・ア
ミン系及びポリアミン系化合物等が挙げられ、負荷電制
御剤としては、含金属サリチル酸系化合物・含金属モノ
アゾ系染料化合物・スチレン−アクリル酸共重合体・ス
チレン−メタクリル酸共重合体等が挙げられる。
【0030】重合開始剤としては、いずれか適当な重合
開始剤、例えば、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロ
ニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−
カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソブチ
ロニトリル等のアゾ系又はジアゾ系重合開始剤、ベンゾ
イルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、
ジイソプロピルペルオキシカーボネート、クメンヒドロ
ペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシ
ド、ラウロイルペルオキシド等の過酸化物系重合開始剤
が挙げられる。これら重合開始剤は、重合性単量体の
0.5〜20重量%の添加量が好ましい。
【0031】本発明では、架橋剤を添加してもよく、好
ましい添加量としては、0.001〜15重量%であ
る。
【0032】本発明で用いられる各種特性付与を目的と
した添加剤は、トナー粒子に添加した時の耐久性の点か
ら、トナー粒子の重量平均径の1/10以下の粒径であ
ることが好ましい。この添加剤の粒径とは、電子顕微鏡
におけるトナー粒子の表面観察により求めたその平均粒
径を意味する。これら特性付与を目的とした添加剤とし
ては、例えば、以下のようなものが用いられる。
【0033】1)流動性付与剤:金属酸化物(酸化ケイ
素,酸化アルミニウム,酸化チタンなど)・カーボンブ
ラック・フッ化カーボンなど。それぞれ、疎水化処理を
行ったものが、より好ましい。
【0034】2)研磨剤:金属酸化物(チタン酸ストロ
ンチウム,酸化セリウム,酸化アルミニウム,酸化マグ
ネシウム,酸化クロムなど)・窒化物(窒化ケイ素な
ど)・炭化物(炭化ケイ素など)・金属塩(硫酸カルシ
ウム,硫酸バリウム,炭酸カルシウムなど)など。
【0035】3)滑剤:フッ素系樹脂粉末(フッ化ビニ
リデン,ポリテトラフルオロエチレンなど)・脂肪酸金
属塩(ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウムな
ど)など。
【0036】4)荷電制御性粒子:金属酸化物(酸化
錫,酸化チタン,酸化亜鉛,酸化ケイ素,酸化アルミニ
ウムなど)・カーボンブラックなど。
【0037】これら添加剤は、トナー粒子100重量部
に対し、0.1〜10重量部が用いられ、好ましくは、
0.1〜5重量部が用いられる。これら添加剤は、単独
で用いても、また、複数併用しても良い。
【0038】本発明において用いられる水系媒体には、
いずれ適当な安定化剤を添加する。例えば、無機化合物
として、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、リン
酸アルミニウム、リン酸亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム、メタケイ酸カルシウム、硫酸カル
シウム、硫酸バリウム、ベントナイト、シリカ、アルミ
ナ等が挙げられる。有機化合物として、ポリビニルアル
コール、ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒドロキ
シプロピルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースのナトリウム塩・ポリアクリル酸及び
その塩・デンプン等を水相に分散させて使用できる。こ
の安定化剤は、重合性単量体100部に対して、0.2
〜20重量部を使用することが好ましい。
【0039】また、これら安定化剤の微細な分散のため
に、0.001〜0.1重量部の界面活性剤を使用して
もよい。これは上記分散安定剤の所期の作用を促進する
ためのものであり、その具体例としては、ドデシルベン
ゼン硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペ
ンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、
オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ステア
リン酸カリウム、オレイン酸カルシウム等が挙げられ
る。
【0040】これら分散安定剤の中で、無機化合物を用
いる場合、市販のものをそのまま用いても良いがより細
かい粒子を得るために、水系媒体中にて該無機化合物を
生成させても良い。
【0041】例えばリン酸カルシウムの場合、高撹拌下
において、リン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水
溶液を混合するとよい。
【0042】本発明において、トナー粒子は、以下の如
き方法にて得られる。即ち、重合性単量体中に離型剤、
着色剤、荷電制御剤、重合開始剤その他の添加剤を加
え、ホモジナイザー・超音波分散機等によって均一に溶
解又は分散せしめた単量体系を、分散安定剤を含有する
水系媒体中に通常の撹拌機又はホモミキサー・ホモジナ
イザー等により分散せしめる。好ましくは単量体液滴が
所望のトナー粒子のサイズ、一般に30μm以下の粒径
を有するように撹拌速度・時間を調整し造粒する。その
後は分散安定剤の作用により、粒子状態が維持され、且
つ粒子の沈降・浮遊が防止される程度の撹拌を行えば良
い。反応終了後、懸濁液に水系媒体を添加しつつ、水系
媒体を留去して、分散安定剤を除去し、生成したトナー
粒子を洗浄・濾過により回収し、乾燥する。懸濁重合法
においては、通常単量体系100重量部に対して水30
0〜3000重量部を分散媒として使用するのが好まし
い。
【0043】上記工程において、重合温度は40℃以
上、一般的には50〜90℃の温度に設定して重合を行
う。また、重合反応後半に昇温しても良い。
【0044】本発明における粒度分布測定について述べ
る。
【0045】測定装置としてはコールターカウンターT
A−II型(コールター社製)を用い、個数平均分布、
体積平均分布を出力するインターフェイス(日科機製)
及びCX−1パーソナルコンピューター(キヤノン製)
を接続し電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%Na
Cl水溶液を調製する。
【0046】測定法としては前記電解水溶液100〜1
50ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアル
キルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さら
に測定試料を0.5〜50mg加える。
【0047】試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約
1〜3分間分散処理を行い、前記コールターカウンター
TA−II型により、アパチャーとして100μmアパ
チャーを用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測定し
て体積平均分布、個数平均分布を求める。これら求めた
体積平均分布,個数平均分布より、重量平均粒径を得
る。
【0048】本発明における吸熱ピークトップ温度はD
SC−7(パーキンエルマー社製)を用いて昇温速度1
0℃/minで行ない、1回目の昇温時のDSCカーブ
において最大の吸熱を示すピークから求めた。
【0049】以下、実施例に基づき本発明を具体的に説
明する。
【0050】
【実施例】実施例1 イオン交換水709gに0.1M−Na3PO4水溶液4
51gを投入し60℃に加温した後、TK式ホモミキサ
ー(特殊機化工業製)を用いて12,000rpmにて
撹拌した。これに1.0M−CaCl2水溶液67.7
gを徐々に添加し、Ca3(PO42を含む水系媒体を
得た。
【0051】 スチレン 170g 2−エチルヘキシルアクリレート 30g C.I.ピグメントブルー15:3 10g パラフィンワックス(m.p.70℃) 30g ジ−tert−ブチルサリチル酸金属化合物 5g 上記処方を60℃に加温し、TK式ホモミキサー(特殊
機化工業製)を用いて12,000rpmにて均一に溶
解、分散した。これに、重合開始剤、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)10g、及びジ
メチル2,2’−アゾビスイソブチレート1gを溶解
し、重合性単量体系を調製した。前記、水系媒体中に上
記重合性単量体系を投入し、60℃、N2雰囲気下にお
いて、TKホモミキサーにて10,000rpmで20
分間撹拌し、重合性単量体系を造粒した。その後、パド
ル撹拌翼で撹拌しつつ、60℃で3時間反応させた後、
液温を80℃とし、10時間反応させた。
【0052】重合反応終了後200mmHg減圧下、超
音波照射下(20KHz,30W)、オイルバス温度を
150℃とし、懸濁液の液量が変わらないよう水を添加
しつつ、懸濁液の100重量%分の水を留去した。その
後、冷却し、塩酸を加え、Ca3(PO42を溶解さ
せ、濾過、水洗、乾燥をして重合トナー粒子を得た。
得られたトナー粒子の粒径は重量平均径8.5μmでシ
ャープな粒度分布を有していた。また、DSC測定によ
る吸熱ピークトップ温度は70℃であった。
【0053】得られたトナー粒子100重量部に対し
て、BET法による比表面積が200m2/gである疎
水性シリカ0.7部を外添した。この外添トナー7部に
対し、アクリルコートされたフェライトキャリア93部
を混合し、現像剤とした。
【0054】この現像剤及び外添トナーを用いて、キヤ
ノン製フルカラー複写機CLC−500で画出しを行な
った。結果を表1に示す。
【0055】実施例2 実施例1において、水の留去量を150重量%分とした
以外は同様の操作を行なって重合トナー粒子を得た。
得られたトナー粒子の粒径は重量平均径8.7μmでシ
ャープな粒度分布を有していた。また、DSC測定によ
る吸熱ピークトップ温度は70℃であった。
【0056】実施例1と同様にして現像剤を調製し、画
出しを行なった。結果を表1に示す。
【0057】実施例3 実施例1において、水の留去量を50重量%分とした以
外は、同様の操作を行なって重合トナー粒子を得た。
得られたトナー粒子の粒径は、重量平均径8.3μmで
シャープな粒度分布を有していた。また、DSC測定に
よる吸熱ピークトップ温度は70℃であった。
【0058】実施例1と同様にして現像剤を調製し、画
出しを行なった。結果を表1に示す。
【0059】実施例4 実施例1において、水の留去量を5重量%分とした以外
は同様の操作を行なって重合トナー粒子を得た。得ら
れたトナー粒子の粒径は、重量平均径8.4μmでシャ
ープな粒度分布を有していた。また、DSC測定による
吸熱ピークトップの温度は70℃であった。
【0060】実施例1と同様にして現像剤を調製し、画
出しを行なった。結果を表1に示す。
【0061】実施例5 実施例1において、パラフィンワックス量を100gと
し、水の留去において、超音波照射を行わず、200m
mHgの減圧下、オイルバス温度140℃にて50重量
%分の留去を行なった以外は同様の操作を行ない重合
トナー粒子を得た。得られたトナー粒子の粒径は重量平
均径8.5μmでシャープな粒度分布を有していた。ま
た、DSC測定による吸熱ピークトップ温度は70℃で
あった。
【0062】実施例1と同様にして現像剤を調製し、画
出しを行なった。結果を表1に示す。
【0063】実施例6 実施例1において、常圧下で50重量%分の水を留去し
た以外は同様の操作を行なって重合トナー粒子を得
た。得られたトナー粒子の粒径は、重量平均径8.6μ
mでシャープな粒度分布を有していた。また、DSC測
定による吸熱ピークトップ温度は70℃であった。実施
例3と同様にして現像剤を調製し、画出しを行なった。
結果を表1に示す。
【0064】実施例7 実施例1において、超音波照射を行なわなかった以外は
同様にして重合トナー粒子を得た。
【0065】得られたトナー粒子の粒径は、重量平均径
で8.5μmでシャープな粒度分布を有していた。ま
た、DSC測定による吸熱ピークトップ温度は70℃で
あった。実施例1と同様にして現像剤を調製し、画出し
を行なった。結果を表1に示す。
【0066】比較例1 実施例1において、常圧下、超音波照射をせずかつ、水
の留去を行なわなかった以外は、同様の操作を行なって
重合トナー粒子を得た。
【0067】得られたトナー粒子の粒径は、重量平均径
8.4μmでシャープな粒度分布を有していた。またD
SC測定による吸熱ピークトップ温度は70℃であっ
た。実施例1と同様にして、現像剤を調製し、画出しを
行なった。結果を表1に示す。
【0068】比較例2 実施例3において、水を添加することなく、50重量%
分の水を留去した以外は同様の操作を行なって重合
ナー粒子を得た。得られたトナー粒子は一部合一してお
り、粒度分布はブロードであった。また、反応容器壁に
もトナー粒子が一部融着していた。また、DSC測定に
よる吸熱ピークトップ温度は70℃であった。結果を表
1に示す。
【0069】比較例3 実施例5において、減圧下にすることなくかつ水を添加
することなく、液温95℃にて50重量%分の水を留去
した以外は同様の操作を行なって重合トナー粒子を得
た。得られたトナー粒子は一部合一しており粒度分布は
ブロードであった。また、反応容器壁にもトナー粒子
一部融着していた。結果を表1に示す。
【0070】
【表1】 1)粒度分布 :◎良好,○実用上支障なし,△実用限界,×実用不可 2)定着時悪臭:ベタ画像を100枚定着したときの臭気 ◎臭気なし,○極微臭あり,△やや臭気あり,×臭気あり 3)画 質 :◎良好,○実用上支障なし,△実用限界
【0071】
【発明の効果】本発明の製造方法によるトナー粒子は、
粒度分布がシャープで単量体の含有量が少いため、画像
定着時の悪臭や、画質の低下を招くことなく良好な画像
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 建彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−70765(JP,A) 特開 平1−108555(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合性単量体系を水系媒体中で懸濁重合
    して得られる重合法トナー粒子の製造方法であって、重
    合反応終了後、懸濁液に水系媒体を添加しつつ水系媒体
    を留去することにより、得られる重合法トナー粒子から
    残存している重合性単量体を除去することを特徴とする
    重合法トナー粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 合反応終了後、減圧下及び/又は超音
    波照射下において、懸濁液に水系媒体を添加しつつ水系
    媒体を留去することを特徴とする請求項1に記載の重合
    トナー粒子の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記懸濁液の固液比が変化しないよう
    に、該懸濁液に水系媒体を添加しつつ水系媒体を留去す
    ることを特徴とする請求項1に記載の重合法トナー粒子
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記懸濁液の液量が変わらないように、
    該懸濁液に水系媒体を添加しつつ水系媒体を留去するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の重合法トナーの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 重合反応終了後、懸濁液に水を添加しつ
    つ水を留去することを特徴とする請求項1に記載の重合
    法トナー粒子の製造方法。
  6. 【請求項6】 得られるトナー粒子の示差走査熱量計測
    定による吸熱ピークのピークトップ温度以上に該懸濁液
    を加熱して水系媒体を留去することを特徴とする請求項
    1に記載の重合法トナー粒子の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記懸濁液からの水系媒体の留去量は、
    該懸濁液の5乃至100重量%であることを特徴とする
    請求項1に記載の重合法トナー粒子の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記重合性単量体系は、重合性単量体、
    着色剤及びワックス類を含有していることを特徴とする
    請求項1に記載の重合法トナー粒子の製造方法。
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