JP2942165B2 - バックホウ - Google Patents

バックホウ

Info

Publication number
JP2942165B2
JP2942165B2 JP2898795A JP2898795A JP2942165B2 JP 2942165 B2 JP2942165 B2 JP 2942165B2 JP 2898795 A JP2898795 A JP 2898795A JP 2898795 A JP2898795 A JP 2898795A JP 2942165 B2 JP2942165 B2 JP 2942165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
engine
hood
closing
rear opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2898795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08218427A (ja
Inventor
静男 出水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2898795A priority Critical patent/JP2942165B2/ja
Priority to DE69603210T priority patent/DE69603210T2/de
Priority to EP96102006A priority patent/EP0727529B1/en
Priority to US08/599,955 priority patent/US5671820A/en
Priority to KR1019960003817A priority patent/KR0182675B1/ko
Publication of JPH08218427A publication Critical patent/JPH08218427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2942165B2 publication Critical patent/JP2942165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンボンネットの
上方に運転座席を配置したバックホウに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のバックホウにおいては、運
転座席を取付けたエンジンボンネット全体を上下に揺動
開閉できるように構成し、エンジンボンネットを大きく
開いて原動部を容易に保守点検できるようにしていた
〔例えば実開平5‐64231参照〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンジンボン
ネット上方の運転座席の座面高さは人間工学的に制約が
あるために平坦なエンジンボンネット上面を余り高くで
きず、エンジンルームが狭いものとなって、内装機器の
配置設計に無理が生じたり、エンジンルーム内のメンテ
ナンスが行い難くなりがちとなっていた。また、開閉す
るエンジンボンネットに運転座席を取付ける場合、運転
座席からの荷重に耐えるに十分な強度を備えさせために
エンジンボンネットの板厚を大きくしたり補強部材を付
設する等は必要となって、エンジンボンネットの重さが
大きくなりがちであるとともに、運転座席ごとエンジン
ボンネットを開閉するのでその操作に大きい力が必要と
なり、エンジンボンネットの開閉操作性の面から改良の
余地があった。
【0004】本発明の目的は、エンジンボンネット上方
の運転座席を座りやすい高さに配置しながら、エンジン
ボンネットの内部空間に原動部を容易に配置でき、か
つ、原動部のメンテナンスを容易に実行できるように
し、さらに、原動部を大きく開放できながら、エンジン
ボンネットの開閉に要する操作力を大幅に軽減でき、そ
の上、エンジンボンネットのシール部の耐久性を向上で
きるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、エ
ンジンボンネットの上方に運転座席を配置したバックホ
ウにおいて、エンジンボンネットの上面に形成した凹部
に運転座席を入り込み配置し、エンジンボンネットを、
凹部の前側部分を有する前部固定ボンネット部分と、凹
部の後側部分を有する後部開閉ボンネット部分とに分割
形成し、前部固定ボンネット部分と後部開閉ボンネット
部分の間を防水処理するに、凹部の底面と左右側面に相
当する位置に弾性シール材を、かつ、エンジンボンネッ
トの上面と左右側面に相当する位置に排水用樋を設けた
ことにある。
【0006】
【作用】上記構成によると、エンジンボンネット上面の
凹部に運転座席を入り込ませるから、運転座席を座りや
すい高さにしながら、運転座席の左右においてエンジン
ボンネット上面を高く配置でき、その高いエンジンボン
ネット上面部分の内部空間に、例えば背の高いラジエー
タの上部等を入り込み配置することによって、原動部を
運転座席による制約で無理に低く抑えること無く容易に
配置設計でき、かつ、メンテナンスが容易な配置にでき
る。
【0007】また、エンジンボンネットを前部固定ボン
ネット部分と後部開閉ボンネット部分とに分割してある
から、運転座席を前部固定ボンネット部分等に取付ける
ことができ、後部開閉ボンネット部分を運転座席からの
荷重に耐える必要の無い比較的軽量なものに構成でき、
後部開閉ボンネット部分の開閉に要する操作力を軽減で
きる。しかも、後部開閉ボンネット部分に凹部の後側部
分を備えさせることによって後部開閉ボンネット部分を
大きくでき、原動部を大きく開放して容易に保守点検で
きる。
【0008】その上、前部固定ボンネット部分と後部開
閉ボンネット部分の間をシールするに、自然流下による
排水が困難な凹部の底面と左右側面に相当する位置を弾
性シール材で防水処理し、エンジンボンネットの上面と
左右側面に相当する位置を排水用樋で防水処理するよう
に構成してあるから、前部固定ボンネット部分と後部開
閉ボンネット部分との分割線全長に亘って耐久性高く良
好な防水処理を行うことができる。つまり、例えば、前
部固定ボンネット部分と後部開閉ボンネット部分との分
割線全長に亘って弾性シール材で防水処理すると、分割
線が複雑に屈曲したものであるために、局部的なシール
材の変形等が発生しやすく、ボンネット分割線の全長に
おいて弾性シール材を適切に密着作用させることが困難
になりやすくなることが予想されるが、本発明によれば
自然流下による排水ができない箇所のみを弾性シール材
で防水処理し、自然流下による排水が可能な箇所は排水
用樋を利用した防水処理を行うので、弾性シール材によ
るシール箇所が短いものとなり、分割線全長に亘って弾
性シール材で防水処理する場合に比較して耐久性の高い
防水処理を行うことができる。
【0009】
【発明の効果】その結果、エンジンボンネット上方の運
転座席を座りやすい高さに配置しながら原動部を配置設
計及びメンテナンスの容易なものにでき、原動部を大き
く開放できながらエンジンボンネットを容易に開閉で
き、エンジンボンネットのシール部の耐久性を向上でき
る、原動部の設計及びメンテナンス、エンジンボンネッ
トの開閉操作性、並びに、エンジンボンネットのシール
性において有利なバックホウを提供できるようになっ
た。
【0010】
【実施例】図1に示すように、左右一対のクローラ式走
行装置1および昇降自在なトーザ2を備えた走行車体上
に、旋回台3を縦軸芯回りで駆動旋回自在に搭載し、旋
回台3の前端にスイングブラケット4をスイングシリン
ダCsにより左右揺動操作自在に取付け、ブームシリン
ダC1 により起伏駆動されるブーム5a、アームシリン
ダC2 により屈伸駆動されるアーム5b、バケットシリ
ンダC3 により掻込み回動および反転回動されるバケッ
ト5cを順次連結してなるバックホウ装置5を前記スイ
ングブラケット4に取付け、旋回台3の後部に配置した
エンジンボンネット6の上方に運転座席7を配置し、運
転座席7の上方を覆うキヤノピ8を設けて、小型のドー
ザ付きバックホウを構成してある。
【0011】図2に示すように、左右のクローラ式走行
装置1を油圧シリンダC4 により各別に横方向内外に移
動操作自在に構成して、左右クローラ式走行装置1の接
地間隔を変更可能に構成するとともに、トーザ2の左右
両端部2aを油圧シリンダC5 により各別に横方向に出
退操作自在に構成し、クローラ式走行装置1の間隔変更
と同期して左右同じ側のドーザ端部2aが出退されるよ
うに構成してある。
【0012】図2及び図3に示すように、エンジン10
を横置き状態で、かつ、エンジン動力で駆動されるラジ
エータ冷却ファン11をエンジン10の横側上部に配備
してエンジンボンネット6の内部に配置し、エンジンボ
ンネット6の上面の左右方向中央部に形成した凹部12
に運転座席7を入り込み配置し、エンジンボンネット6
における凹部12の左右両側に位置する上方への凸部1
3a,13bのうち右側の凸部13aの内部空間にラジ
エータ14の上部を入り込み配置するとともに、左側の
凸部13bの内部空間にエンジン付属機器の一つである
バッテリー15の上部を入り込み配置してある。
【0013】図4および図5に示すように、エンジンボ
ンネット6を前部固定ボンネット部分6aと、運転座席
7の下方に位置する部分を含む後部開閉ボンネット部分
6bとに分割形成し、後部開閉ボンネット部分6bをヒ
ンジ16を介して横向き支点P周りで上下揺動開閉自在
に取付けてある。そして、前部固定ボンネット部分6a
の右横側部位に内装した作動油タンクや燃料タンクを覆
う点検カバー17を横向き支点Q周りで上下揺動開閉自
在に取付けるとともに、後部開閉ボンネット部分6bの
左右側面に、冷却風取り入れ用の吸気口18と冷却排風
を排出する排気口19を形成してある。
【0014】また、旋回台3に立設した門型の固定支持
部材20に座席取付け金具21を前部固定ボンネット部
分6aと共締めした状態で取付け、座席取付け金具21
に運転座席7を支点22周りで前倒し揺動操作自在に取
付け、前部固定ボンネット部分6aの後端側を支持する
支柱23を旋回台3に立設し、運転座席7の底面に付設
したゴム製の座24を前部固定ボンネット部分6aの後
端側に載置して運転座席7を着座姿勢に支持するように
構成し、また、前倒し姿勢の運転座席7を操作レバー2
5に接当させるように構成してある。
【0015】後部開閉ボンネット部分6bをヒンジ16
で支柱23に上下揺動自在に取付け、運転座席7を前倒
しで邪魔にならない状態にして後部開閉ボンネット部分
6bを上方へ大きく開放するように構成してある。つま
り、運転座席7を前部固定ボンネット部分6a側に取付
けて、後部開閉ボンネット部分6bを比較的低強度で軽
量に形成し、後部開閉ボンネット部分6bの開閉に要す
る操作力を軽減できるようにしてある。そして、後部開
閉ボンネット部分6bが運転座席6の下方に位置する部
分を含むように、ボンネット分割線を設定することで後
部開閉ボンネット部分6bを大きくし、かつ、運転座席
7を前倒して後部開閉ボンネット部分6bを大きく開放
するように構成し、原動部を容易に保守点検できるよう
にしてある。なお、図示しないが、上方に揺動開放した
後部開閉ボンネット部分6bは、腰折れリンクやガスダ
ンパーや等の支持部材でその開放姿勢が維持されるよう
になっている。
【0016】図6〜図8に示すように、前部固定ボンネ
ット部分6aと後部開閉ボンネット部分6bの間を防水
処理するに、凹部12の底面と左右側面に相当する位置
にゴム等の弾性シール材26を後部開閉ボンネット部分
6bに嵌着した状態で設け、かつ、エンジンボンネット
6の上面と左右側面に相当する位置に排水用樋27を前
部固定ボンネット部分6aに一体形成した状態で設けて
ある。つまり、自然流下による排水が困難な凹部12の
底面と左右側面に相当する位置を弾性シール材26で防
水処理し、エンジンボンネット6の上面と左右側面に相
当する位置を排水用樋27で防水処理して、例えば前側
固定ボンネット部分6aと後部開閉ボンネット部分6b
との分割線全長を弾性シール材で防水処理するよりも耐
久性を向上できるように構成してある。
【0017】〔別実施例〕 後部開閉ボンネット部分6bの揺動開閉方向は適当
に変更でき、また、後部開閉ボンネット部分6bを脱着
自在に取付けてもよい。 エンジンボンネット6をシールするに、弾性シール
材26の材質、形状、取付け構造などは公知のものから
適宜選択でき、排水用樋27の付設構造や形状は適宜設
計変更自在である。 バックホウ装置5を左右スイング不能なものにした
り、ドーザ2やキャノピ8を省略したり、運転キャビン
を設けたり、バックホウの型式は適当に変更できる。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】バックホウの全体平面図
【図3】原動部の縦断後面図
【図4】旋回台の一部切り欠き側面図
【図5】エンジンボンネット開放状態の旋回台の一部切
り欠き側面図
【図6】エンジンボンネットの分解斜視図
【図7】図6のA−A矢視図
【図8】図6のB−B矢視図
【符号の説明】
6 エンジンボンネット 6a 前部固定ボンネット部分 6b 後部開閉ボンネット部分 7 運転座席 12 凹部 26 弾性シール材 27 排水用樋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンボンネット(6)の上方に運転
    座席(7)を配置したバックホウであって、 前記エンジンボンネット(6)の上面に形成した凹部
    (12)に前記運転座席(7)を入り込み配置し、 前記エンジンボンネット(6)を、前記凹部(12)の
    前側部分を有する前部固定ボンネット部分(6a)と、
    前記凹部(12)の後側部分を有する後部開閉ボンネッ
    ト部分(6b)とに分割形成し、 前記前部固定ボンネット部分(6a)と前記後部開閉ボ
    ンネット部分(6b)の間を防水処理するに、前記凹部
    (12)の底面と左右側面に相当する位置に弾性シール
    材(26)を、かつ、前記エンジンボンネット(6)の
    上面と左右側面に相当する位置に排水用樋(27)を設
    けてあるバックホウ。
JP2898795A 1995-02-17 1995-02-17 バックホウ Expired - Fee Related JP2942165B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2898795A JP2942165B2 (ja) 1995-02-17 1995-02-17 バックホウ
DE69603210T DE69603210T2 (de) 1995-02-17 1996-02-12 Schaufelbagger mit einer Motorhaube an welcher der Fahrersitz befestigt ist
EP96102006A EP0727529B1 (en) 1995-02-17 1996-02-12 Backhoe having an engine hood with a driver's seat mounted thereon
US08/599,955 US5671820A (en) 1995-02-17 1996-02-14 Backhoe having an engine hood with a driver's seat mounted thereon
KR1019960003817A KR0182675B1 (ko) 1995-02-17 1996-02-16 운전좌석을 상부에 배치하는 보닛을 구비한 포클레인

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2898795A JP2942165B2 (ja) 1995-02-17 1995-02-17 バックホウ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08218427A JPH08218427A (ja) 1996-08-27
JP2942165B2 true JP2942165B2 (ja) 1999-08-30

Family

ID=12263777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2898795A Expired - Fee Related JP2942165B2 (ja) 1995-02-17 1995-02-17 バックホウ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2942165B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101233228B1 (ko) 2008-02-27 2013-02-14 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 작업 차량
JP6633336B2 (ja) * 2015-10-06 2020-01-22 日立建機株式会社 建設機械
CN109853659A (zh) * 2019-04-09 2019-06-07 山重建机有限公司 一种重型设备用配重装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08218427A (ja) 1996-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0182675B1 (ko) 운전좌석을 상부에 배치하는 보닛을 구비한 포클레인
EP1589153B1 (en) Swiveling utility machine having swivel deck
ITMI20000445A1 (it) Veicolo da lavoro di tipo oscillante
JP2942165B2 (ja) バックホウ
JP2007092278A (ja) バックホーの上部構造
JP2945576B2 (ja) バックホウのボンネット構造
JP3697370B2 (ja) 旋回作業機
JP2938779B2 (ja) バックホウ
JP3927429B2 (ja) 旋回型作業機械
JP2001279715A (ja) 建設機械のガードカバー開閉構造
JP3290865B2 (ja) バックホウ
JP3115794B2 (ja) 旋回作業機の上部構造
JPH09268597A (ja) バックホウの原動部構造
JP3294086B2 (ja) バックホウ
JP2001260947A (ja) 旋回作業機のボンネット装置
JP2999939B2 (ja) バックホウ
JP3280193B2 (ja) バックホー
JP4614894B2 (ja) 作業車のキャノピ
JP2938778B2 (ja) バックホウ
JP2877717B2 (ja) 旋回作業機の上部構造
JPH093975A (ja) バックホーのキャビン構造
JP3679277B2 (ja) 旋回作業機の上部構造
JPH049272Y2 (ja)
JP3254364B2 (ja) バックホーのタンク取り付け構造
JPH08302740A (ja) バックホーのキャビン構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees