JP2933910B2 - 電子速度制御回路 - Google Patents

電子速度制御回路

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JP2933910B2
JP2933910B2 JP10075010A JP7501098A JP2933910B2 JP 2933910 B2 JP2933910 B2 JP 2933910B2 JP 10075010 A JP10075010 A JP 10075010A JP 7501098 A JP7501098 A JP 7501098A JP 2933910 B2 JP2933910 B2 JP 2933910B2
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  • Electric Clocks (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路、特にマ
イクロ発電機に接続できる第1の入力及び第2の入力
と、所定の周波数の基準信号を供給する発振器と、前記
マイクロ発電機を制動するエネルギ消散回路と、前記基
準信号及び前記入力間の信号の関数として前記エネルギ
消散回路のエネルギ消散を制御するエネルギ消散制御回
路と、少なくとも1つのスイッチを介して前記マイクロ
発電機によって充電され得る少なくとも1つのコンデン
サを包含し、前記第1及び第2の入力間の信号を整流し
逓倍する整流及び電圧逓倍回路と、前記スイッチのため
の少なくとも1つの制御回路とを有する型式の、マイク
ロ発電機の回転速度を制御または調節する電子回路に関
する。
【0002】本発明はまた、上述した型式の回路を包含
する時計ムーブメントに関する。
【0003】
【従来の技術】多数のミニチュア化された電子及び電気
機械装置は独自の動力源を必要としている。この動力源
は、屡々電池や太陽電池からなるものである。電池の使
用は、例えば寿命が限られていること、度重なる電池交
換が煩わしいこと、コストがかかること、環境汚染問題
があること等の様々な種類のトラブルにつながる。太陽
電池は、充分な光がある時だけに作動するものであり、
しかもエネルギを蓄積するために余計蓄積手段を必要
とする。さらに、太陽電池を廃棄することは、同様な環
境汚染問題につながり、また、これを例えば時計のよう
なミニチュア化された装置に装着することは、なかなか
難しく、その上著しいデザイン上の制約ともなる。
【0004】このようなトラブルを回避するため、例え
ば特開昭50ー006373号公報には、時計ムーブメ
ントの電池を、発電機とこれを駆動するばねとに置き換
えることが提案されている。この公報に記載されている
時計ムーブメントは、歯車列を介して時間表示を駆動す
るばねと、交流電圧を供給する発電機とを包含する。発
電機は整流器に給電し、整流器はコンデンサに給電し、
コンデンサは安定クオーツ発振器及び電子制御回路を有
する電子基準回路に給電する。電子制御回路は、コンパ
レータ論理素子と、このコンパレータ論理素子の出力に
接続されコンパレータ論理素子によりパワードローを制
御可能とするエネルギ消散回路とを有する。コンパレー
タ論理素子の一方の入力は電子基準回路に接続され、他
方の入力は発電機に接続されている。コンパレータ論理
素子は、電子基準回路から来るクロック信号を、発電機
から来るクロック信号と比較し、この比較の結果の関数
としてエネルギ消散回路のパワードローの大きさを制御
し、このようにして制御回路パワードローの制御を介し
て発電機の回転、従って時間表示の回転を制御するよう
に設計されている。このような時計では、機械式時計の
利点、即ち電池がないことがクオーツ時計の正確さと結
びついている。
【0005】特公昭第62ー255889号公報及び欧
州特許第679968号明細書には、モニタ回路が定常
的にロータの角度位置を監視し、この角度位置が進むや
否やロータを制動するようにした、マイクロ発電機の速
度を制御するための異なった電子回路が記載されてい
る。しかし、これらの回路は、構成素子のエラーや位相
変化に敏感であるので、使い勝手が悪い。
【0006】本明細書において特に引用したい国際特許
出願第PCT/EP96/02791号には、このよう
な装置に用いることができる改良された電子制御回路が
記載されている。特にこの国際出願では、電圧逓倍回路
が発電機の端子間の信号を整流し逓倍する制御回路が記
載されている。この電圧逓倍回路は、能動素子即ちダイ
オードでなく電界効果トランジスタを介してマイクロ発
電機により給電される各種コンデンサC1、C2、C3
を包含している。ダイオードはシステムを初期化するた
めだけに用いられる。このようにして、ダイオードのし
きい電圧損失が回避されるので、この回路のエネルギ効
率は大きく改善され得る。従って、この回路は、より低
い発電機電圧で作動することができ、発電機の寸法、ば
ねの寸法の減少、時計ムーブメントの動力保留分の増加
を許容することができる。さらに、マイクロ発電機の制
動を周期的に中断して、コンデンサの最適充電を果たさ
せる手段について記載している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電力
消費に関して特に有利に作動する改良された電子制御回
路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、冒頭に述べた
型式の、マイクロ発電機の回転速度調節用の本発明によ
る電子回路は、スイッチの制御回路が少なくとも1つの
記憶手段を包含し、スイッチがブロックされている第1
期間ではスイッチへ印加される少なくとも1つの制御
信号を記憶し、第2の期間では制御信号によりスイッチ
の開放をトリガ、すなわちスイッチを通じて電流を流
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を、添付図
面を参照して以下に詳述する。
【0010】図1は、マイクロ発電機1の速度を制御ま
たは調節する本発明の電子回路11のブロック図であ
る。電子回路11は、マイクロ発電機1により給電さ
れ、このマイクロ発電機1の回転速度は、マイクロ発電
機1により供給されるエネルギを一時的に蓄積するコン
デンサC3を介して調節される。交流電圧を発生するマ
イクロ発電機1は、歯車(図示してない)を介してばね
(図示してない)により駆動される。これらの歯車はさ
らに、指針(図示してない)を駆動する。電子回路11
は、マイクロ発電機1に接続されたエネルギ消散回路9
(図12)のパワードローを制御し、マイクロ発電機1
のロータの回転の周波数は、周波数分割器5の出力にお
ける基準周波数に同期される。周波数分割器5の入力は
クオーツ発振器3、4により与えられる。
【0011】使用されるマイクロ発電機は、例えば欧州
特許出願第96810901.7号明細書に記載されて
いるようなものである。この欧州特許出願を本明細書に
おいて特に引用したい。マイクロ発電機1の交流電圧の
公称周波数は、好適には2n(ここで、nはゼロ以外の
自然数)である。時計ムーブメントの機械部分は、従来
技術の部分であり、例えば特開昭第50−006373
号公報に記載されている。
【0012】マイクロ発電機1は、電子回路11の2つ
の入力G−及びG+に接続されている。電子回路11
は、好適には1個のICの形とする。入力G−及びG+
は、整流及び電圧逓倍回路2へ接続されている。整流及
び電圧逓倍回路2の機能については、図2ないし図5を
参照して後述する。整流及び電圧逓倍回路2は、コンデ
ンサ10(C3)を充電する。コンデンサ10は、マイ
クロ発電機1により発生した電気エネルギを一時的に蓄
積し、この電気エネルギを、実質的に直流電圧の形でI
C即ち電子回路11に供給する。整流及び電圧逓倍回路
2はまた、更なる2つのコンデンサ16(C1)及び1
5(C2)を使う。コンデンサC1、C2、C3は、好
適には外部に配置のものとするが、場合によっては整流
及び電圧逓倍回路2のIC11内に集積してもよい。
【0013】図示の実施例では、エネルギ消散回路9
が、マイクロ発電機1に並列に接続されている。しかし
ながら、エネルギ消散回路9は、整流及び電圧逓倍回路
2とは反対側でコンデンサC3に並列に配設してもよ
い。エネルギ消散回路9はオーム抵抗からなり、その抵
抗値はエネルギ消散制御手段30(図10)により制御
される。エネルギ消散回路9はまた調節可能な電源から
なる。マイクロ発電機1のロータの回転速度はこの抵抗
を変えることにより制御される。
【0014】図6を参照して詳述する安定化された電源
32は、整流及び電圧逓倍回路2と素子3、7、31と
に給電する異なった安定化された電流pp,pnを生ず
る。安定化された電源32は、IC全体に給電するコン
デンサC3からエネルギを得ている。発振器3、4は、
所定の周波数を有する基準信号を供給する。発振器3、
4はクオーツ4を有し、このクオーツ4は、好適にはI
Cの電子回路11の外部に装架され、その発振は発振器
3の出力において基準周波数を決定する。周波数分割器
5により、この基準周波数は、図7及び図8を参照して
詳述する所定の因数により分割される。
【0015】電子回路11はさらに、カウンタ6を包含
している。このカウンタ6については、図9を参照して
詳述する。カウンタ6の減少入力(DOWN)は、周波
数分割器5の出力に接続されており、カウンタ6の増加
入力(UP)は、マイクロ発電機1の出力における信号
のゼロ遷移を確認するヒステリシスコンパレータ7及び
非一致回路8を介してマイクロ発電機1へ接続されてい
る。非一致回路8は、カウンタ6の両方の入力にUP及
びDOWNパルスが同時に入来するのを妨げる。この回
路がなければ、予期しないような作動をするかもしれな
い。この目的のため、非一致回路8は、UP及びDOW
N信号を、周波数分割器5から来る異なった位相の信号
と同期する。ICの電子回路11はさらに、内部電圧倍
増器31を包含し、これは、より高い電圧 HV>Vd
d及びより低い電圧 LV<Vssをエネルギ消散制御
手段30及びエネルギ消散回路9へ送り、これらをトリ
ガすることを可能とする。
【0016】エネルギ消散制御手段30は、クオーツ発
振器3、4により発生した基準信号及びマイクロ発電機
1から入来する信号の関数としてエネルギ消散回路9の
エネルギ消散を制御する。マイクロ発電機1のロータが
あまりにも早く回転する時には、入力G+及びG−間の
信号の周波数が、周波数分割器5の出力における基準信
号の周波数よりも高くなる。
【0017】従って、所定の時間間隔の間、カウンタ6
は、減少入力DOWNにおけるパルスよりも増加入力U
Pにおけるパルスを受け取る。このようにしてカウント
は増加する。このカウントの関数として、エネルギ消散
制御手段30は、エネルギ消散回路9の抵抗を制御し、
この結果エネルギの消散を、マイクロ発電機1が制動さ
れるように制御する。このようにして、マイクロ発電機
1の回転周波数、従って同様に時間表示の進行は、クオ
ーツ発振器から来る基準周波数と同期する。
【0018】エネルギ消散制御手段30によりエネルギ
消散回路9に供給される制御値B1:B31は、この実
施例では、時計が進行を開始してからのカウント6の読
み取り値、即ち、マイクロ発電機1から来る信号UPの
パルス数とクオーツ発振器3、4から来る信号DOWN
のパルス数の間の差に依存する。従って制御または調節
の型式は積分型式である。他の型式の制御、例えば瞬間
的な周波数差、または周波数差の勾配に比例する制御
や、PID制御もまた使用することができよう。例示の
実施例では、ロータの回転速度は、エネルギ消散回路9
内の制動抵抗を調節することにより制御している。しか
しながら、この代わりに、オンオフ制御を用いることも
できよう。
【0019】上述のように、エネルギ消散制御手段30
は、ヒステリシスコンパレータ7を包含している。ヒス
テリシスコンパレータ7は、マイクロ発電機1に接続さ
れた2つの入力において信号G+、G−を比較する。従
って、ヒステリシスコンパレータ7の出力における信号
Genは、入力G+、G−間の信号の極性が変わる度に
状態を変える矩形の信号となる。ヒステリシスコンパレ
ータの使用は、入力G+、G−間の信号の妨害をフィル
タしてなくすことを可能としている。間違って増加を引
き起こしてマイクロ発電機1の過度の制動を来すような
信号Genの値の望ましくない変化を避けるために、他
のフィルタ手段を設けてもよい。このような他のフィル
タ手段としては、ローパスまたはバンドパスフィルタ、
または所定の時間間隔後だけに状態を変えるフィルタ等
である。ヒステシスコンパレータ7は電源32につな
がっている。
【0020】整流及び電圧逓倍回路2が図2ないし図5
に示されている。
【0021】可能な最大限の効率を達成するために、通
常使用されるダイオードは、前述の国際特許出願第PC
T/EP96/02791号に既に提案されているよう
な、スイッチ17、18、19及びこれらのスイッチを
トリガする制御回路20、21により置き換えられてい
る。第1のスイッチ19は、マイクロ発電機1及び前述
のコンデンサC3に直列に接続されている。
【0022】第1のスイッチ19は、好適には電界効果
トランジスタからなるものとする。電界効果トランジス
タは、時計ムーブメントの始動後直ちに、単なるダイオ
ードとして作用する。この瞬間において、スイッチ19
の電圧降下は、ダイオードしきい値、約400mVに等
しい。コンデンサ10の電位が内部電源、従って制御回
も機能し出すに十分高くなるや否や、このスイッチと
して作用するトランジスタは制御回路によりトリガされ
る。この電圧3倍増回路により供給される電圧がコンデ
ンサ10の電圧よりも高くなると、第1の電界効果トラ
ンジスタが機能する。しかしながら、電界効果トランジ
スタのチャンネル間の電圧降下は、わずか約10mVで
ある。従って、この電界効果トランジスタ及びこれをト
リガする制御回路がダイオードの代わりに用いられた
時、電圧損失はかなり減少し、時計ムーブメントのエネ
ルギ保留分はさらに経済的に用いられ、電力保留分が増
加する。
【0023】電界効果トランジスタ19は、電圧3倍増
回路により電圧C2が再び第1のコンデンサ10の電圧
Vdd以下に降下するまでは、機能停止しない。
【0024】第1のスイッチ19は、図4に示された第
1の制御回路21により伝達される信号/serにより
制御される。
【0025】制御回路21は、コンパレータ210を有
し、このコンパレータ210はスイッチ19の両側の電
圧を比較する。スイッチ19の左側の電圧C2が、右側
の電圧Vddよりも高い時には、コンパレータ210の
出力が0から1へ変わる。
【0026】通常のコンパレータは常に、(正または負
の)オフセット電圧V0 を有する。それ故、コンパレー
タ210の出力を1へ移らせるためには、以下の条件が
満足されなければならない。 C2>Vdd+V0
【0027】例えば、もしもオフセット電圧が+2mV
であると、スイッチ19の両端間の電位差は、コンパレ
ータ210の出力を1へと移らせるために、2mVまた
はそれ以上の値でなければならない。
【0028】しかしながら、スイッチ19がコンパレー
タ210により直接に制御されるとしたら、スイッチ1
9は、電位差が2mVまたはそれ以上となるや否や閉じ
る。また、このスイッチの内部抵抗が低いので、閉じた
スイッチの両端間の電圧降下はオフセット電圧よりも低
くなり得る。この場合、スイッチ19は直ちに再び開
く。従って、スイッチ19間の電位差が再び存在するこ
ととなり、コンパレータの出力は再び1へと移り、スイ
ッチ19は再び閉じる。このようにして、このシステム
は発振することとなる。
【0029】この発振の問題を回避するために、本発明
は、測定とスイッチングとの間の時間差を提供する。ま
ず、スイッチ19をミース信号(meas signal)により
ブロックし、これによりコンパレータを活性化してスイ
ッチの両端間の電位差を検出する。その後、不活性化さ
れたトランジスタ19を有するコンパレータ210の出
力の電圧を、ラッチ信号により蓄積素子211に蓄積す
る。ある時間間隔doの後までは、ミース及びラッチ信
号が0へと移らず、スイッチ19は蓄積素子211内に
蓄積された値serによりトリガされる。このようにし
て、システムは発振せず、電流はC2からVddへと流
れる。
【0030】図5(B)に示すこれら2つの遅延信号ラ
ッチ及びミースの形成について、図5(A)を参照して
述べる。周波数分割器5により供給される16kHz、
8kHz、4kHz、2kHz、及び1kHzの信号を
結合するNANDゲート3081は、信号pを伝達す
る。従って、パルス信号pは常に、16kHz半サイク
ル中に1kHzサイクルごとに1回を除いて、1の値を
有する。NANDゲート3081の出力における信号
は、ANDゲート3083に接続されたインバータ30
82により反転される。図8を参照して以下に形成過程
を詳述するパワーオンリセット信号rudは、ANDゲ
ート3083の他方の入力に供給される。この回路が始
動される時、rud信号はゼロであり、その後は常に1
である。このようにして、ANDゲート3083により
供給されるミース信号は、信号pの論理状態が1である
時、始動時以外は常にゼロである。
【0031】NANDゲート3081の出力における信
号pはまた、ORゲート3084に伝達される。ORゲ
ート3084は、同様に周波数分割器5から来る32k
Hzの信号を受ける。その結果、ORゲート3084に
より供給される信号rは、信号p及び32kHz信号が
同時にゼロである時、即ち32kHzサイクルの半分の
間の1kHzサイクルごとに1回、以外には常に、ゼロ
の値を有する。この信号はrud信号により有効化さ
れ、NANDゲート3085により反転される。従っ
て、NANDゲート3085により供給されるラッチ信
号は、rが1の値をとると推定された時で、かつrud
が同時にゼロでない時のみに、等しくなる。ラッチ信号
はこのように用いられ、制御回路20、21内の蓄積素
子201、211にそれぞれ制御回路20、21の出力
における状態を記憶する。
【0032】ミース及びラッチ信号は、クオーツ発振器
と分割器チェーンが働いている時のみに形成され得る。
しかしながら、回路が始動する時はそうではない。従っ
て、回路は、システムが起動した時、スイッチが制御回
により直接にトリガされるように設計されなければな
らない。システムが立ち上がると、ミース及びラッチ信
号は、rud信号によりそれぞれ0及び1に保たれる。
それ故、スイッチ19は直接に制御回路20、21によ
りトリガされる。rud信号が1に移行するや否や、こ
のことはクオーツ発振器及び分割器チェーンが作動中で
あることを意味するので、スイッチ19は、蓄積手段2
11に蓄積された値によりトリガされる。
【0033】電圧3倍増回路15、16、17、18
は、入力G+及びG−においてマイクロ発電機1に直列
に接続した第2のコンデンサ15(C2)と第3のコン
デンサ16(C1)を包含している。第2のスイッチ1
7は、入力G−とマイクロ発電機1と反対側の第3のコ
ンデンサ16の接地端との間に接続されている。第3の
スイッチ18は、入力G+と、第1のスイッチ19に接
続された、マイクロ発電機1と反対側の第2のコンデン
サ15の端部との間に接続されている。スイッチ17及
び18は第2の制御回路20(図3)により制御され
る。この第2の制御回路20は、第2のコンデンサ15
に接続された入力G−を接地電位と比較する。
【0034】スイッチ17及び18は、同様に不活性化
された状態ではダイオードとして機能する電界効果トラ
ンジスタからなる。時計ムーブメントが作用し出すと、
コンデンサ15及び16は、電界効果トランジスタ17
及び18のダイオード構造により充電される。制御回路
が作用中であり、点G−におけるマイクロ発電機の電圧
がVssよりも低いと、第2の制御回路20は、ミース
信号の次の縁部でフリップし、ラッチ信号の縁部で制御
回路の状態が蓄積素子201に記憶され、スイッチがこ
の記憶された値によりトリガされる。次いで、電界効果
トランジスタ17及び18は導通する。この結果、コン
デンサ15及び16は、電界効果トランジスタ17及び
18のチャンネルを通って充電される。このことが、エ
ネルギ的に好都合となることが分かる。マイクロ発電機
1に接続された入力G−は、電界効果トランジスタ17
が導通するや否や、この電界効果トランジスタのチャン
ネルを通って接地される。
【0035】他の電圧逓倍回路については、例えば前述
の国際特許出願第PCT/EP96/02791号及び
欧州特許第695978号明細書に記載されている。
【0036】コンパレータ200及び210(図3及び
図4)は、コンデンサC3に蓄積された電圧Vddによ
り給電される。これらのコンパレータはさらに、電流の
供給pp及びpnをそれぞれ必要とする。これは、図6
について述べる電源32を介して行われる。これらのコ
ンパレータは、それぞれの電流pp及びpnが十分に大
きくない間は作動しない。この場合、それらの出力はゼ
ロの状態であり、スイッチ17、18、19はブロック
されたままである。
【0037】電源32は、従来の電流ミラーからなる。
これは、接地とn−チャンネル電界効果トランジスタ3
22のソースとの間に接続された高い値、300オー
ム、を有する抵抗321を包含している。n−チャンネ
ル電界効果トランジスタ322は、p−チャンネル電界
効果トランジスタ323aのドレーンに直列、かつ3つ
のp−チャンネルトランジスタ323a、323b及び
323cのゲートに直列に接続されている。これらのp
−チャンネルトランジスタ323a、323b及び32
3cのソースは、整流及び電圧逓倍回路2により発生す
る電圧により給電されている。電界効果トランジスタ3
22のドレーンは、さらにミラー回路として3つのp−
チャンネル電界効果トランジスタ323a、323b及
び323cのゲートに接続されている。電界効果トラン
ジスタ322のチャンネル及び抵抗321を流れるpp
電流は、図3に示されるコンパレータ200に給電され
る。
【0038】電界効果トランジスタ323aのドレーン
は、n−チャンネル電界効果トランジスタ322のドレ
ーンに接続され、またn−チャンネル電界効果トランジ
スタ322a’、322b’、322c’及び322
d’のゲートに直列に、電界効果トランジスタ322に
関してミラー関係に接続されている。電界効果トランジ
スタ322a’のソースは接地されている。電界効果ト
ランジスタ323a’、323b’及び323c’を流
れるpn電流は、図4に例示されたコンパレータ210
に給電される。
【0039】電流ミラーを備えたこの型式の電源の作動
モードは、それ自体公知であり、従って、ここでは簡単
に述べる。pp電流が増加すると、トランジスタ322
の両端間の電圧降下が増大し、従って、電界効果トラン
ジスタ322のドレーンにおける電圧も同様に増大す
る。このことは、この電界効果トランジスタ322を不
活性化し、p−チャンネル電界効果トランジスタ323
aのドレーンにおける電圧が増大する。この電圧は、p
−チャンネル電界効果トランジスタ322のゲートに印
加され、この電界効果トランジスタは段々と導通が減少
する。これは、そのゲート電圧が減少するからである。
従って、電界効果トランジスタ322は不活性化される
傾向を有し、pp電流を制限する。
【0040】逆に、ppが減少することは、トランジス
タ323の両端間の電圧降下の減少、従ってp−チャン
ネル電界効果トランジスタ323a’、323b’、及
び323c’のゲートに印加される電圧の減少となる。
これらは、この結果としてさらに導通性となり、電界効
果トランジスタ322のゲートに印加される電界効果ト
ランジスタ323a’のドレーンにおける電圧の増加に
つながる。従って、電界効果トランジスタ322はさら
に導通性となり、ここを流れるpp電流が増加する。p
p電流は安定化され、僅かに負荷にのみ依存する。電界
効果トランジスタ323a’、323b’、及び323
c’を通って流れるpn電流は同様に安定化する。
【0041】それ故、この電流の大きさは、電源におけ
る素子の特性、特に電界効果トランジスタ数及びそれら
のチャンネルサイズ、を適応させることにより決定され
る。
【0042】このような電流ミラーは2つの安定状態を
有する。第1の安定状態は、既に前述した状態であり、
pp及びpn電流が所望の大きさに達した時に達成され
る。第2の安定状態は、ゼロに等しいpp及びpn電流
に対応する。この第2の安定状態は、すべての電界効果
トランジスタが不活性化された時に達成される。これは
特に、システムに電圧が印加され、pp及びpn電流が
ゼロとなった後に生ずる。n−チャンネルの初期化用の
電界効果トランジスタ320が、始動時間間隔において
電流を電流ミラー32に通すために設けられている。電
界効果トランジスタ320のゲートは接地されている。
他方、ソースはマイクロ発電機1の入力G−に接続され
ている。始動用の電界効果トランジスタ320のドレー
ンは、p−チャンネル電界効果トランジスタのゲートに
接続されている。時計ムーブメントの始動時間間隔中、
マイクロ発電機1は、接地に対して浮いている。マイク
ロ発電機1の入力における信号G−は、結果として接地
に対して大略正弦波の波形で発振する。入力G−が負で
ある、即ち、接地電圧以下であると、電界効果トランジ
スタ320は導通性となり、G−の負電圧が、p−チャ
ンネル電界効果トランジスタ323a’、323b’、
323c’のゲートに印加される。このため、これらの
電界効果トランジスタは突然に導通性となり、pn電流
だけが流れ、電界効果トランジスタ322のゲートの電
圧が上昇し、この電界効果トランジスタはまたpp電流
を導通する。上述のように、この電流は整流及び電圧逓
倍回路2の制御回路20(図3)に印加され、この制御
回路が作動し始める。制御回路20の出力信号は、図2
に示すように点G−における電圧がVssより低く、電
界効果トランジスタ17、18を活性化して、マイクロ
発電機1の入力G−を接地し、及びマイクロ発電機1の
入力G+をC2へ接続するように、その状態を変える。
入力G−が接地されるや否や、電界効果トランジスタ3
20は不活性化され、その後電流を消費することを止め
る。電源2は、それから初期化され、pp及びpn電流
が急速にその所望値に達する。
【0043】電源は、例えば他のn−チャンネル電界効
果トランジスタを用い、そのゲートを電界効果トランジ
スタ323a’のドレーンに接続し、そのソースは接地
することにより容易に完成することができよう。このよ
うにして、これらの電界効果トランジスタを通る電流
は、他の構成要素、例えばクオーツ発振器3、4の構成
要素に給電するように容易に制御することができる。
【0044】図7は、直列接続の10個のD−フリップ
フロップからなる周波数分割器50を包含する本発明の
好適な実施例を示す。信号の周波数はそれぞれのフリッ
プフロップにおいて2で除せられる。周波数分割器50
の入力において発振器3、4により供給される基準信号
が32kHzで発振している時、周波数分割器50の出
力での信号の周波数は2-10 32kHz即ち32Hzで
ある。この信号は、回路500で4kHz信号と結合さ
れて、DOWN信号を発生する。このDOWN信号は、
32Hzのサイクルごとに丁度一度、及び4kHzの半
サイクル中に論理状態1となる。
【0045】図8はパワーオンリセット信号rudを発
生する回路51を例示する図である。この信号は、中で
も、初期化に当たってカウンタ6を所定値にリセット
し、エネルギ消散回路9を切るための信号である。回路
51は、接地と給電源との間で1つのp−チャンネル電
界効果トランジスタ513と直列に配置された3つのp
−チャンネル電界効果トランジスタ510、511及び
512を包含している。これらの3つのp−チャンネル
電界効果トランジスタのゲートは、電源32から来るp
p信号を受ける。初期化の間、3つの電界効果トランジ
スタ510、511及び512は、電源32に充分な電
流が供給されない限り、不活性状態に止まる。従って、
点516での電圧はゼロである。インバータ550は、
この電圧を信号POR1に変換する。信号POR1はO
Rゲート528により信号POR2と結合される。OR
ゲート528の出力における信号は、2つのNORゲー
ト517及び518からなり2つの入力を有するフリッ
プフロップに伝えられる。フリップフロップ517、5
18の他方の入力は5つのフリップフロップ521−5
26から構成される周波数分割器520の出力に接続さ
れている。周波数分割器50により供給される32Hz
の出力は、第1のフリップフロップ521の入力へ接続
されている。フリップフロップ521−526をリセッ
トする/reset入力は、インバータ527を介して
インバータ515の出力に接続されている。
【0046】初期化に当たって、信号POR1は、電力
が充分な電力を供給しない間は2進信号である。同様
に、信号POR2は、周波数分割器5からの周波数が所
定値に達しない間は2進信号である。この結果、ORゲ
ート528の出力における信号は、クオーツ発振器及び
電源が共に作動中となるまで、ゼロではない。
【0047】初期化に当たって、この信号は、依然とし
て1であり、フリップフロップ521−526はすべて
ゼロである。このようにして、フリップフロップ526
に接続されたフリップフロップ517、518の入力
は、論理状態ゼロを受け、インバータ515に接続され
た入力は論理状態1を受ける。信号は、インバータ51
9により、rud(リセットアップダウンカウンタ)と
呼ばれゼロの論理値を有する信号に変換される。
【0048】電源が十分な電力を供給するや否や、3つ
の電界効果トランジスタ510−512は導通する。そ
れ故、点516における信号はVddであり、インバー
タ515は、ゼロの論理値を有する信号POR1を供給
する。クオーツ発振器が働いていると、ゼロの論理値が
ORゲート528を介して、2つの入力を有するフリッ
プフロップ517、518へ供給され、一方、フリップ
フロップ521ー526の/reset入力は論理値1
を受ける。周波数分割器520は、供給された32Hz
の周波数を分割し始める。1秒後、フリップフロップ5
60の出力の信号は1に変わる。フリップフロップ51
7、518の2つの入力は論理値1を受けるので、その
出力はゼロに移り、信号rudは論理値1に達する。電
流ppが充分で、クオーツ発振器が作動している間は、
この値が維持される。
【0049】マイクロ発電機の停止時、例えば時計ムー
ブメントをセットしている時、コンデンサ10(C3)
は、もはやマイクロ発電機によって給電されない。しか
しながら、電子回路は電力を消費し続けており、C3に
おける電圧Vddは段々と降下する。この電圧が降下し
てクオーツ発振器が働かなくなると、ミース及びラッチ
信号がもはや形成されない。
【0050】しかしながら、コンデンサ514が十分急
速に放電されることが保証されないので、回路がもはや
充分な電圧を有しないにもかかわらず、信号POR1が
2進信号に移らない。しかし、周波数分割器からの周波
数がある値以下に下がるや否や、第2のパワーオンリセ
ット信号POR2が2進信号に移る。このようにして、
短い時間間隔の後、信号rudが再び現れ、整流及び電
圧逓倍回路のスイッチ17、18、19がこの場合にも
コンパレータ200、210により直接にトリガされ
る。
【0051】図面に例示されていない実施例では、電子
回路の始動は、周波数分割器からの信号POR2によっ
てのみ行なわれる。信号POR2はゼロのままである。
図9は、カウンタ回路6の好適な設計を例示するもので
ある。この設計では、回路6は、6ビットカウンタ60
を包含している。このカウンタ60は、例えば、直列接
続の6つのリセット可能なDフリップフロップにより形
成される。出力Q1ないしQ6により形成される2進数
は、入力601に供給される各先行縁部で1ユニットだ
け増加する。カウンタは、信号rudがリセット入力6
03に供給されると、リセットされる。
【0052】NANDゲート61、62及びORゲート
からなる最高検出器63は、最高出力状態Q1=Q
2..=Q6=1に達した時、NANDゲート64によ
り、増加入力601における新たなUPパルスの導入を
ブロックする。同じようにして、最低検出器65、6
6、67、68は、最低出力状態/Q1=/Q2=..
=/Q6=1以下でのすべてのカウントを妨げる。カウ
ンタ60のカウント限界の外の偽のカウントは、このよ
うにして2つの状態の検出器のおかげで妨げられる。
【0053】カウンタ6により供給される信号Q1−Q
6は、64の異なった制動値のコーディングを許容して
いる。Q1=Q2..=Q6=0(レベル0)の時最小
制動であり、Q1=Q2..=Q6=1(レベル63)
の時最大制動である。しかしながら、本発明によれば、
マイクロ発電機の制動は、これらの最低値及び最高値の
間を直線的に増加するものではない。エネルギ消散回路
9の制動抵抗Rfの両端間のエネルギ消散は、好適には
図11のグラフにプロットしたように進展する。0と3
1との間では、マイクロ発電機1とクオーツ発振器3、
4との間のカウンタ6により積分された周波数差は僅か
である。制動は行われない。これは、時計がセットされ
た時マイクロ発電機の速い加速を許容し、公称速度に非
常に早く到達する。32と61との間では、エネルギ消
散が、穏やかな立ち上がりで直線的に増加する。レベル
62以降は、エネルギ消散が、遥かに鋭い立ち上がりで
増加し、レベル63でその最高値に到達し、マイクロ発
電機のロータは、回転し始めるとしても、激しく制動さ
れる。
【0054】図10は、エネルギ消散制御手段30を例
示している。エネルギ消散制御手段は、カウンタからの
信号Q1:Q6を信号B1:B63に変換する。信号B
1:B63は、図12に示すエネルギ消散回路9を直接
に活性化する。図1に関連して前述したように、エネル
ギ消散回路9は、マイクロ発電機の入力G+、G−の間
に直接に接続されている。これは、ICである電子回路
内に集積された複数の抵抗910から916からなる。
エネルギ消散制御手段30から来る信号B1ないしB5
及びB62、B63により制御されるスイッチ900な
いし906は、並列配置の抵抗の数の変更を許容してい
る。図11によれば、抵抗910ないし916の抵抗値
は、制御信号B1−B63の大きさに逆比例している。
信号B62及びB63は、このようにして、例えば信号
B1よりもさらに有効な制動を制御する。
【0055】スイッチ900ないし906は、n−チャ
ンネル電界効果トランジスタである。この電界効果トラ
ンジスタのゲートにおける電位が0である時、この電界
効果トランジスタは不活性化され、電流が流れない。し
かしながら、各電界効果トランジスタのソースにおける
電位がVss以下となるや否や、この電界効果トランジ
スタは導通し始める。これは、抵抗がマイクロ発電機の
端子(G+及びG−)間に接続されているので電流が流
れる故に、マイクロ発電機が制動されることを意味す
る。
【0056】しかしながら、どの回路を用いるかに依存
して、マイクロ発電機が定格の回転速度よりも実質的に
高い回転速度を得て、このようにして可能な限り高い出
力電圧を得て、回路を始動させることが不可欠である。
しかしながら、これに関連して、G+及びG−での電圧
をVssよりも低くしてマイクロ発電機を制動すること
が可能である。これは、制動のためのスイッチングトラ
ンジシタが導通し始めるからである。もしも回転速度が
速く、高い出力電圧が得られないならば、回路は、ダイ
オードの両端間の電圧降下故に始動することができな
い。
【0057】さて、システムの始動に当たってマイクロ
発電機がエネルギ消散回路9により制動されないために
は、少なくとも1つのp−チャンネル電界効果トランジ
スタと少なくとも1つのn−チャンネル電界効果トラン
ジスタとを直列に接続して、これらが、G+とG−との
間の制動抵抗を接続するスイッチとなるようにする。本
発明によれば、このことはp−チャンネル電界効果トラ
ンジスタ920により解決されている。この電界効果ト
ランジスタ920は、ゲートの電位がソース電位以下の
しきい値よりも低い時だけに導通する。これは、明らか
にシステムが始動されている時の場合でなく、マイクロ
発電機が制動されておらず、システムを始動することが
可能である。
【0058】n−チャンネル電界効果トランジスタ及び
p−チャンネル電界効果トランジスタは、Vss及びV
ddの近辺のみで良好なスイッチとして用いることがで
きる。もしもドレーン及び源における電位がVdd及び
Vssとの間のいずれかの値であれば、VddまたはV
ssでゲートをトリガしてこれらの電界効果トランジス
タを導通させるに充分でない。
【0059】これは正に、エネルギ消散回路9と電圧倍
増器のスイッチ19との問題である。
【0060】このような条件下で電界効果トランジスタ
をスイッチとして用いるためには、n−チャンネル電界
効果トランジスタのゲートは、Vddよりも高い電圧で
トリガして、この電界効果トランジスタをよく導通させ
なければならない。同じことがp−チャンネル電界効果
トランジスタについても云え、そのゲートはVssより
も低い少なくとも1つのしきい値である電圧により活性
化されて、この電界効果トランジスタを正しく導通させ
なければならない。
【0061】電界効果トランジスタ920は、Vssで
は活性化されず、活性状態ではVssよりも実質的に低
い電圧のLV信号により活性化される。回路30におけ
るLVの形成について、以下で詳述する。
【0062】同様にして、n−チャンネル電界効果トラ
ンジスタ900:906は、カウンタからの信号Q1:
Q6によって直接にトリガされ得ない。これは、これら
の信号がVddよりも高くなり得ないからである。従っ
て、これらの電界効果トランジスタは、信号B1:B6
3により活性化される。信号B1:B63の論理状態は
Q1:Q6の論理状態に対応するが、その電圧は2倍で
ある。この目的のため、信号Q1−Q5は、レベルシフ
タ301−305によりエネルギ消散制御手段30内の
出力信号B1−B5に変換される。
【0063】本発明の他の実施例(図示してない)で
は、同様な理由から整流及び電圧逓倍回路2のスイッチ
18は、信号parと同じ論理状態を有するが、これよ
りも高い電圧の信号によりトリガされる。これは、スイ
ッチ17及び19をトリガする信号par及びserの
電圧を2倍とすることにより、同様に可能となろう。
【0064】図10のレベルシフタ301−305は、
コンデンサC3の電圧Vddを電圧倍増器31(図示し
てない)により2倍とすることにより得られる電圧HV
により給電される。この回路を信頼性をもって始動させ
るために、この電圧倍増器は、初期化の時でも少なくと
もVddに等しい電圧を供給するように作られていなけ
ればならない。このため、電圧倍増器31は、例えば前
述の信号rudによりトリガされて、初期化の時に電圧
Vddを供給し、クオーツ発振器及び電源が両方とも作
動している時信号rudがその状態を変えた後だけに、
電圧HVを得るのである。
【0065】論理状態”62”は、信号B2、B3、B
4、及びB5が、すべて2進値1(10進数62は2進
数111110に対応)である時、ANDゲート306
により示される。ANDゲート306は信号B2ないし
B5を乗じ、カウントがレベル30または31に達した
時だけに、論理状態1を有する信号B62を供給する。
第2のANDゲートは、B62にB1を乗じて、論理状
態”63”信号B63により示されるようにする。信号
B62及びB63は、それぞれ直接にトランジスタ90
5及び906を制御する。
【0066】前述のように、エネルギ消散制御手段30
は、エネルギ消散回路9内のp−チャンネル電界効果ト
ランジスタ920をトリガするためのLV信号を供給す
る。LV信号はレベルシフタ300により発生させる。
前述のように、電界効果トランジスタ920を正しく導
通させるためには、活性状態のLV信号の電圧は、Vs
sよりも低い少なくとも1つのしきい値でなければなら
ない。この理由から、レベルシフタ300の出力は、コ
ンデンサ3005に接続されている。ダイオードとして
機能するトランジスタ3006が、コンデンサ3005
の他端と点/rudとの間に接続されている。トランジ
スタ3006は例えば400mVのしきい値を有する。
レベルシフタ300が電圧HVを供給する時、コンデン
サ305に充電された電圧は、△U HV−Ue であ
る。もしもレベルシフタ300の出力における電圧が、
突然にVssに落ちると、LV信号の電圧はVss−
(HV−Ue)に落ちる。これは、トランジスタ920
を導通させる。
【0067】システムが初期化されると、信号/rud
は2進信号となり、LVもまた、2進信号のままで、ト
ランジスタ920は不活性化される。トランジスタ92
0は、信号/rudが2進数ゼロとなるまで導通しな
い。
【0068】レベルシフタ300は、信号/bが2進値
ゼロである時エネルギ消散回路9が制動するように信号
/bにより制御される。信号/bは、信号Q6とpとを
論理的に結合するNANDゲート3080により伝達さ
れる。これら2つの信号の少なくとも1つがゼロである
時、信号/bは1である。例えば、Q6がゼロ、即ちカ
ウンタ6が少なくともレベル16に達していない時は、
信号/bは1であり、エネルギ消散回路9は、図11の
グラフに従ってカウンタonのレベル16からだけ制動
することができる。回路308によるパルス信号pの形
成については、既に図5の(A)を参照して説明した。
この結果、パルス信号pは、16kHz半サイクル中、
1kHzサイクルごとに1度を除いては、常に1の値を
有する。これは、LVを生じたコンデンサの再充電の目
的のためである。ここでは、制動は、1ミリ秒に1回パ
ルス信号pにより中断される(パルス化制動)。しかし
ながら、LV1及びLV2、従って2つのp−チャンネ
ルトランジスタを用いる他の解決手段も考えられる。こ
の場合、制動は中断されない。
【0069】システムを安定化するために、コンデンサ
C1、C2及びC3の充電は制動とは別にされなければ
ならない、即ち制動の瞬間は、充電に依存してはならな
い。図10に示す回路では、制動は全期間中に起きる。
その結果、電圧降下は比較的少ない。さらに云うと、こ
の電圧降下は、きつい制動を掛けた時だけに生ずる。こ
れは、高駆動の瞬間にほとんど等しく、従って、衝撃が
与えられた後マイクロ発電機が再び急激に加速され、シ
ステムに再び電力が供給される時に確かに起こり得る。
しかしながら、制動と充電とを分離することも可能であ
る。例えば、正及び負の半波の一方の間、先ず制動だけ
が生じ、次の正及び負の半波の間は、コンデンサの充電
だけを行うのである。このようにして、制動により生じ
る電圧降下をなくし、コンデンサを最大限に充電するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子回路のブロック図である。
【図2】整流及び電圧逓倍回路の略図である。
【図3】整流及び電圧逓倍回路に用いられる第1の比較
器の略図である。
【図4】整流及び電圧逓倍回路に用いられる第2の比較
器の略図である。
【図5】(A)は、2つの信号、ラッチ及びミースを発
生する論理回路の略図、(B)は、ラッチ信号及びミー
ス信号の波形図である。
【図6】回路の各部分に電力を供給する電源の略図であ
る。
【図7】クオーツ発振器により発生する周波数を分割す
る周波数分割器の略図である。
【図8】初期化に当たってシステムを立ち上がらせる回
路の略図である。
【図9】読み取り値が発電機と基準周波数との周波数差
に依存するカウンタの略図である。
【図10】エネルギ消散回路のエネルギ消散を制御する
制御回路の略図である。
【図11】カウンタの読み取り値の関数として選定され
た抵抗Rfに流れる制動電流を示すグラフである。
【図12】エネルギ消散回路の略図である。
【符号の説明】
1 マイクロ発電機 2 整流及び電圧逓倍回路 3 発振器 4 発振器 5 周波数分割器 6 カウンタ 7 ヒステリシスコンパレータ 8 非一致回路 9 エネルギ消散回路 10 コンデンサ 11 電子回路 15、16 コンデンサ 17、18、19 スイッチ 20、21 制御回路 30 エネルギ消散制御手段 31 内部電圧倍増器(エネルギ消散制御回路) 32 電源 50 周波数分割器 51 初期化手段 200、210 コンパレータ 201 蓄積手段 211 蓄積手段 300、301、302、303、304、305 レ
ベルシフタ 320 トランジスタ 321 抵抗 322 トランジスタ 323a、323b、323c トランジスタ 3005 コンデンサ 3006 トランジスタ 3080、3081 NANDゲート 3082 インバータ 3083 ANDゲート 3084 ORゲート 3085 NANDゲート 510、511、512 トランジスタ 514 コンデンサ 515 インバータ 517、518 フリップフロップ 519 インバータ 520 周波数分割器 521、522、523、524、525、526 フ
リップフロップ 527 インバータ 528 ORゲート 560 フリップフロップ 550 インバータ 60 カウンタ 61、62 NANDゲート 63 最高検出器 64 NANDゲート 65、66、67、68 最低検出器 601 入力 603 リセット入力 900、901、902、903、904、905、9
06 スイッチ 910、911、912、913、914、915、9
16 抵抗 920 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04C 10/00 G04B 1/10 G04B 17/00

Claims (49)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ発電機(1)に接続され得る第
    1の入力(G−)及び第2の入力(G+)と、 所定の周波数の基準信号を供給する発振器(3、4)
    と、 前記マイクロ発電機(1)を制動するエネルギ消散回路
    と、 前記基準信号及び前記入力(G−,G+)間の信号の関
    数として前記エネルギ消散回路(9)のエネルギ消散を
    制御するエネルギ消散制御手段(5、6、8、30、3
    1)と、 少なくとも1つのスイッチ(17、18、19)を介し
    て前記マイクロ発電機により充電され得る少なくとも1
    つのコンデンサ(C1;C2;C3)を包含し、前記第
    1及び第2の入力間の信号を整流し逓倍する整流及び逓
    倍回路(2)と、 前記スイッチ(17、18、19)
    の少なくとも1つの制御回路(20、21)とを包含す
    る、マイクロ発電機(1)の回転速度を調節する電子回
    路において、前記制御回路(20、21)が、前記少な
    くとも1つのコンデンサ(C1、C2、C3)の両端の
    電圧を比較する少なくとも1つのコンパレータ(20
    0、210)と、前記スイッチがブロックされている即
    ち前記スイッチに電流が流れていない第1の期間中は前
    記少なくとも1つのコンパレータからの少なくとも1つ
    の制御信号を蓄積し、第2の期間中は前記少なくとも1
    つの制御信号により前記スイッチの開放をトリガする即
    ち前記スイッチに電流を流すように制御する少なくとも
    1つの蓄積手段(201、211)とを包含することを
    特徴とする電子回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子回路において、前記
    マイクロ発電機からの信号の各第2サイクル中に制動が
    ブロックされるようにしたことを特徴とする電子回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子回路において、前記
    エネルギ消散回路(9)が、前記マイクロ発電機への接
    続のために前記入力(G−,G+)間に接続されている
    ことを特徴とする電子回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子回路において、前記
    エネルギ消散回路(9)が、前記マイクロ発電機により
    充電された前記コンデンサ(10)へ接続するために前
    記入力間に接続されていることを特徴とする電子回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子回路において、前記
    エネルギ消散制御手段(5、6、7、30、31)が、
    カウンタ(6)を有し、該カウンタのカウントが、前記
    マイクロ発電機(1)と前記発振器(3、4)との間の
    周波数差に依存し、前記エネルギ消散回路のエネルギ消
    散が前記カウントの関数となるようにしたことを特徴と
    する電子回路。
  6. 【請求項6】 請求項記載の電子回路において、前記
    カウンタ(6)のカウントが、前記2つの入力(G−,
    G+)間の信号からの増加信号(UP)の各パルスによ
    り増加し、前記発振器(3、4)からの減少信号(DO
    WN)の各パルスにより減少するようにしたことを特徴
    とする電子回路。
  7. 【請求項7】 請求項記載の電子回路において、電圧
    が回路に印加された時に所定値に前記カウンタ(6)を
    リセットする手段(51、rud)を包含することを特
    徴とする電子回路。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電子回路において、初期
    化手段(51)を包含し、該初期化手段が、安定化され
    た電源(32)により供給された電流が所定値に到達し
    ない間は特定値の信号(POR1)を伝達し、前記安定
    化された電源(32)により供給される電流が前記所定
    値を越えるや否や前記特定値とは反対の値の信号を伝達
    するようにしたことを特徴とする電子回路。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の電子回路において、前記
    発振器が作動していない限り特定値の信号(POR2)
    を伝達し、前記発振器が作動するや否や前記特定値とは
    反対の値の信号を伝達するようにしたことを特徴とする
    電子回路。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電子回路において、 初期化手段(51)を有し、安定化された電源(32)
    により供給された電流が所定値に達しない内は限り特定
    値を有し、前記安定化された電源(32)により供給さ
    れた電流が前記所定値を越えるや否や前記特定値とは反
    対の値を有する第1のパワーオンリセット信号(POR
    1)、 前記発振器が作動していない間は特定値を有し、前記発
    振器が作動するや否や前記特定値とは反対の値を有する
    第2のパワーオンリセット信号(POR2)とを伝達す
    るものであり、該手段は下記の2つの信号: さらに、該初期化手段が、前記2つのパワーオンリセッ
    ト信号(POR1、POR2)を結合する手段(52
    8)を包含することを特徴とする電子回路。
  11. 【請求項11】 請求項ないし10のいずれかに記載
    の電子回路において、前記初期化手段(51)が遅延手
    段(510)を包含することを特徴とする電子回路。
  12. 【請求項12】 請求項記載の電子回路において、前
    記エネルギ消散回路(9)のエネルギ消散が少なくとも
    3つの特定値をとることを特徴とする電子回路。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の電子回路において、電
    圧が電子回路に印加された時、前記エネルギ消散回路
    (9)のエネルギ消散を最小限とする手段(51)を備
    えたことを特徴とする電子回路。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の電子回路において、前
    記発振器(3、4)が周波数分割器(50)に接続され
    ていることを特徴とする電子回路。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の電子回路において、前
    記エネルギ消散制御手段(5、6、7、30、31)
    が、前記第1及び第2の入力(G−,G+)間の信号を
    比較するヒステリシスコンパレータ(7)と、該ヒステ
    リシスコンパレータ(7)の出力に接続され前記増加信
    号(UP)を伝達する非一致回路(8)とを包含するこ
    とを特徴とする電子回路。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の電子回路において、前
    記整流及び電圧逓倍回路(2)が、電子回路へ電圧を印
    加する時1つまたはそれ以上の数の受動素子を介して充
    電される少なくとも1つのコンデンサ(10、15、1
    6)を包含し、前記受動素子が、コンデンサ(10、1
    5、16)に充電された電圧が能動素子(17、18、
    19)を活性化するに充分となるや否や該能動素子によ
    り置き換えられるようにしたことを特徴とする電子回
    路。
  17. 【請求項17】 マイクロ発電機(1)に接続され得る
    第1の入力(G−)及び第2の入力(G+)と、所定の
    周波数の基準信号を供給する発振器(3、4)と、前記
    マイクロ発電機(1)を制動するエネルギ消散回路と、
    前記基準信号及び前記入力(G−G+)間の信号の関
    数として前記エネルギ消散回路(9)のエネルギ消散を
    制御するエネルギ消散制御手段(5、6、8、30、3
    1)と、前記第1及び第2の入力間の信号を整流し逓倍
    する整流及び電圧逓倍回路(2)とを包含し、前記エネ
    ルギ消散回路(9)が並列接続素子網を有し、各素子は
    スイッチ(900、906)と直列の抵抗(910−9
    16)を包含し、該エネルギ消散回路の全抵抗が所定結
    合のスイッチ(900、906)に接続することにより
    制御可能とされた、マイクロ発電機(1)の回転速度を
    調節する電子回路において、 前記抵抗(910:916)に直列のスイッチ(900
    −906)がn−チャンネル電界効果トランジスタであ
    ること、 前記エネルギ消散回路がさらに、並列接続の前記素子網
    (900:916)に接続された少なくとも1つのp−
    チャンネル電界効果トランジスタを包含すること、電子
    回路が作動状態になった時前記p−チャンネル電界効果
    トランジスタ(920)を不活性化するため、前記p−
    チャンネル電界効果トランジスタ(920)を制御する
    手段(3080、300)とを包含することを特徴とす
    る電子回路。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の電子回路において、
    前記n−チャンネル電界効果トランジスタがVddより
    も高い電圧によりトリガされるようにしたこと、及び前
    記p−チャンネル電界効果トランジスタがVssよりも
    低い少なくとも1つのしきい値である電圧によりトリガ
    されるようにしたことを特徴とする電子回路。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の電子回路において、
    前記マイクロ発電機からの信号の各第2のサイクル中に
    制動がブロックされるようにしたことを特徴とする電子
    回路。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の電子回路において、
    前記エネルギ消散回路(9)が、前記マイクロ発電機へ
    の接続のために前記入力(G−、G+)間に接続されて
    いることを特徴とする電子回路。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の電子回路において、
    前記エネルギ消散制御回路(5、6、7、30、31)
    が、カウンタ(6)を包含し、このカウンタのカウント
    が、前記マイクロ発電機(1)と前記発振器(3、4)
    との間の周波数差の関数であり、前記エネルギ消散回路
    のエネルギ消散が前記カウントの関数であることを特徴
    とする電子回路。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の電子回路において、
    前記カウンタ(6)のカウントが、前記2つの入力(G
    −、G+)間の信号からの増加信号(UP)の各パルス
    により増加し、前記発振器(3、4)からの減少信号
    (DOWN)の各パルスにより減少するようにしたこと
    を特徴とする電子回路。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の電子回路において、
    電圧が回路に印加された時に所定値に前記カウンタ
    (6)をリセットする手段(51、rud)を包含する
    ことを特徴とする電子回路。
  24. 【請求項24】 請求項17記載の電子回路において、
    初期化手段(51)を包含し、該初期化手段が、安定化
    された電源(32)により供給された電流が所定値に到
    達しない間は特定値の信号(POR1)を伝達し、前記
    安定化された電源(32)により供給される電流が前記
    所定値を越えるや否や前記特定値とは反対の値の信号を
    伝達するようにしたことを特徴とする電子回路。
  25. 【請求項25】 請求項17記載の電子回路において、
    前記発振器が作動していない限り特定値の信号(POR
    2)を伝達し、前記発振器が作動するや否や前記特定値
    とは反対の値の信号を伝達する初期化手段を包含するこ
    とを特徴とする電子回路。
  26. 【請求項26】 請求項17記載の電子回路において、
    安定化された電源(32)により供給された電流が所定
    値に達しない内は特定値を有し、前記安定化された電源
    (32)により供給された電流が前記所定値を越えるや
    否や前記特定値とは反対の値を有する第1のパワーオン
    リセット信号(POR1)と、前記発振器が作動してい
    ない間は特定値を有し、前記発振器が作動するや否や前
    記特定値とは反対の値を有する第2のパワーオンリセッ
    ト信号(POR2)とを伝達する初期化手段(51)を
    包含し、さらに、該初期化手段が、前記2つのパワーオ
    ンリセット信号(POR1、POR2)を結合する手段
    (528)を包含することを特徴とする電子回路。
  27. 【請求項27】 請求項24ないし26のいずれかに
    載の電子回路において、前記初期化手段(51)が遅延
    手段(510)を包含することを特徴とする電子回路。
  28. 【請求項28】 請求項21記載の電子回路において、
    前記エネルギ消散回路(9)のエネルギ消散が少なくと
    も3つの特定値をとることを特徴とする電子回路。
  29. 【請求項29】 請求項17記載の電子回路において、
    電圧が電子回路に印加された時、前記エネルギ消散回路
    (9)のエネルギ消散を最小限とする手段(51)を備
    えたことを特徴とする電子回路。
  30. 【請求項30】 請求項17記載の電子回路において、
    前記発振器(3、4)が周波数分割器(50)に接続さ
    れていることを特徴とする電子回路。
  31. 【請求項31】 請求項17記載の電子回路において、
    前記エネルギ消散制御手段(5、6、7、30、31)
    が、前記第1及び第2の入力(G−,G+)間の信号を
    比較するヒステリシスコンパレータ(7)と、該ヒステ
    リシスコンパレータ(7)の出力に接続され前記増加信
    号(UP)を伝達する非一致回路(8)とを包含するこ
    とを特徴とする電子回路。
  32. 【請求項32】 請求項17記載の電子回路において、
    前記整流及び電圧逓倍回路(2)が、電子回路へ電圧を
    印加する時1つまたはそれ以上の数の受動素子を介して
    充電される少なくとも1つのコンデンサ(10、15、
    16)を包含し、前記受動素子が、コンデンサ(10、
    15、16)に充電された電圧が能動素子(17、1
    8、19)を活性化するに充分となるや否や該能動素子
    により置き換えられるようにしたことを特徴とする電子
    回路。
  33. 【請求項33】 マイクロ発電機(1)に接続され得る
    第1の入力(G−)及び第2の入力(G+)と、前記第
    の入力(G−)と電子回路の基準点との間に接続され
    た少なくとも1つのスイッチ(17)と第1のスイッチ
    を制御する制御回路(20)とを包含し、前記第1及び
    第2の入力間の信号を整流し逓倍する整流及び逓倍回路
    (2)と、所定の周波数の基準信号を供給する発振器
    (3、4)と、前記マイクロ発電機(1)を制動するエ
    ネルギ消散回路と、前記基準信号及び前記入力(G−、
    G+)間の信号の関数として、前記エネルギ消散回路
    (9)のエネルギ消散を制御するエネルギ消散制御手段
    (5、6、8、30、31)と、特に前記整流及び電圧
    逓倍回路(2)内の前記制御回路(20)に給電する安
    定化された電源(32)とを包含する、マイクロ発電機
    (1)の回転速度を調節する電子回路において、 前記安定化された電源(32)が、電流を該電源へ供給
    したり、または該電源から供給されることを許容する初
    期化トランジスタ(320)を包含することを特徴とす
    る電子回路。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の電子回路において、
    前記初期化トランジスタ(320)が前記第の入力
    (G−)と前記電圧基準点とに、前記第の入力(G
    −)が前記基準点に対して電位差を呈する限り電流を前
    記電源により供給するように接続されていることを特徴
    とする電子回路。
  35. 【請求項35】 請求項33記載の電子回路において、
    前記基準点が接地であり、前記初期化トランジスタ(3
    20)がn−チャンネル電界効果トランジスタであり、
    そのゲートが接地されており、そのソースが前記第
    入力(G−)に接続されていることを特徴とする電子回
    路。
  36. 【請求項36】 請求項33記載の電子回路において、
    前記マイクロ発電機からの信号の1つおきのサイクル中
    に制動がブロックされるようにしたことを特徴とする電
    子回路。
  37. 【請求項37】 請求項33記載の電子回路において、
    前記エネルギ消散回路(9)が、前記マイクロ発電機へ
    の接続のために前記入力(G−、G+)間に接続されて
    いることを特徴とする電子回路。
  38. 【請求項38】 請求項33記載の電子回路において、
    前記エネルギ消散制段(5、6、7、30、31)が、
    カウンタ(6)を有し、該カウンタのカウントが、前記
    マイクロ発電機(1)と前記発振器(3、4)との間の
    周波数差に依存し、前記エネルギ消散回路のエネルギ消
    散が前記カウントの関数となるようにしたことを特徴と
    する電子回路。
  39. 【請求項39】 請求項38記載の電子回路において、
    前記カウンタ(6)のカウントが、前記2つの入力(G
    −、G+)間の信号からの増加信号(UP)の各パルス
    により増加し、前記発振器(3、4)からの減少信号
    (DOWN)の各パルスにより減少するようにしたこと
    を特徴とする電子回路。
  40. 【請求項40】 請求項39記載の電子回路において、
    電圧が回路に印加された時に所定値に前記カウンタ
    (6)をリセットする手段(51、rud)を包含する
    ことを特徴とする電子回路。
  41. 【請求項41】 請求項33記載の電子回路において、
    初期化手段(51)を包含し、該初期化手段が、安定化
    された電源(32)により供給される電流が所定値に到
    達しない間は特定値の信号(POR1)を伝達し、前記
    安定化された電源(32)により供給される電流が前記
    所定値を越えるや否や前記特定値とは反対の値の信号を
    伝達するようにしたことを特徴とする電子回路。
  42. 【請求項42】 請求項33記載の電子回路において、
    前記発振器が作動していない限り特定値の信号(POR
    2)を伝達し、前記発振器が作動するや否や前記特定値
    とは反対の値の信号を伝達する初期化手段を包含するこ
    とを特徴とする電子回路。
  43. 【請求項43】 請求項33記載の電子回路において、
    前記安定化された電源(32)により供給された電流が
    所定値に達しない内は特定値を有し、前記安定化された
    電源(32)により供給された電流が前記所定値を越え
    るや否や前記特定値とは反対の値を有する第1のパワー
    オンリセット信号(POR1)と、前記発振器が作動し
    ていない間は特定値を有し、前記発振器が作動するや否
    や前記特定値とは反対の値を有する第2のパワーオンリ
    セット信号(POR2)とを伝達する初期化手段(5
    1)を包含し、さらに、該初期化手段が、前記2つのパ
    ワーオンリセット信号(POR1、POR2)を結合す
    る手段(528)を包含することを特徴とする電子回
    路。
  44. 【請求項44】 請求項41ないし43記載の電子回路
    において、前記初期化手段(51)が遅延手段(51
    0)を包含することを特徴とする電子回路。
  45. 【請求項45】 請求項38記載の電子回路において、
    前記エネルギ消散回路(9)のエネルギ消散が少なくと
    も3つの特定値をとることを特徴とする電子回路。
  46. 【請求項46】 請求項33記載の電子回路において、
    電圧が電子回路に印加された時、前記エネルギ消散回路
    (9)のエネルギ消散を最小限とする手段(51)を備
    えたことを特徴とする電子回路。
  47. 【請求項47】 請求項33記載の電子回路において、
    前記発振器(3、4)が周波数分割器(50)に接続さ
    れていることを特徴とする電子回路。
  48. 【請求項48】 請求項33記載の電子回路において、
    前記エネルギ消散制御手段(5、6、7、30、31)
    が、前記第1及び第2の入力(G−、G+)間の信号を
    比較するヒステリシスコンパレータ(7)と、該ヒステ
    リシスコンパレータ(7)の出力に接続され前記増加信
    号(UP)を伝達する非一致回路(8)とを包含するこ
    とを特徴とする電子回路。
  49. 【請求項49】 請求項33記載の電子回路において、
    前記整流及び電圧逓倍回路(2)が、電圧を電子回路へ
    印加する時1つまたはそれ以上の数の受動素子を介して
    充電される少なくとも1つのコンデンサ(10、15、
    16)を包含し、前記受動素子が、コンデンサ(10、
    15、16)に充電された電圧が能動素子(17、1
    8、19)を活性化するに充分となるや否や該能動素子
    により置き換えられるようにしたことを特徴とする電子
    回路。
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