JP2933584B2 - 半導体集積回路装置及びマクロ端子クランプ処理方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びマクロ端子クランプ処理方法

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JP2933584B2
JP2933584B2 JP10034118A JP3411898A JP2933584B2 JP 2933584 B2 JP2933584 B2 JP 2933584B2 JP 10034118 A JP10034118 A JP 10034118A JP 3411898 A JP3411898 A JP 3411898A JP 2933584 B2 JP2933584 B2 JP 2933584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路装置
に関し、特に、マクロ端子のクランプ処理技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】専用設計で作成されるマクロの入出力端
子は、通常使用される数だけ存在するように作成され
る。しかし、汎用設計で作成されるマクロは、使用規
模、用途によっては使用されない端子(未使用端子)も
存在する。
【0003】例えば、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)等の大規模マクロでは、1つのマクロレイアウト
で、×4、×8、×16のように複数の規模を実現する
場合が多く存在する。
【0004】この場合、マクロは、最大規模の×16使
用を想定して設計されるため、これを、×4や×8とし
て使用する場合には、図9に、マクロ規模における「未
使用端子」として示されるように、不要となる多数の未
使用端子が発生し、これら未子用端子をクランプ処理す
る必要が生じる。
【0005】従来、未使用端子のクランプ処理として
は、主流であるマクロの外部で処理する方法と、その他
の方法としてマクロの内部で処理する方法の2通りがあ
る。
【0006】マクロの外部で処理する方法は、図10に
示すように、クランプ電位供給用ブロック61を用意
し、クランプ電位供給用ブロック61をマクロの未使用
端子に配線接続してクランプするものである。なお、図
10において、60は機能ブロック、62は配線、63
は電源リング(電源配線)、64はマクロ内部を示して
いる。
【0007】図11は、この処理フローを示している。
図11を参照すると、回路接続情報12に、未使用のマ
クロ端子をクランプする接続情報を付加する処理65を
行ない、この接続情報を基に自動配置配線66を行な
い、配線結果出力67、アートワークデータ14とのマ
ージ処理68の順で処理が行なわれる。
【0008】回路接続情報作成時、自動で未使用のマク
ロ端子をクランプ処理する方法としては、例えば特開平
4−235678号公報、特開平4−336675号公
報等の記載が参照される。
【0009】一方、マクロの内部で処理する方法として
は、それぞれの規模に対して1対1対応するマクロアー
トワークデータを用意する方法、および未使用端子の電
位を安定させる回路を付加する方法がある。
【0010】図12に示すように、マクロ端子の近傍か
ら高電位側または低電位側に直接接続される配線ブロッ
クを用意し、図13に示す処理フローを用い、未使用の
場合このブロックを端子部に配置しクランプする。図1
2において、63は電源リング、64はマクロ内部、7
0はクランプパターン、71はマクロ内部配線を示す。
図13を参照すると、回路接続情報12を入力し回路接
続情報作成処理73において未使用マクロ端子を配線ブ
ロックでクランプする情報を追加し、クランプ情報が追
加された回路接続情報と、配線プロックパターンと配置
座標が付加されている自動配置配線データベース72と
から自動配置配線74を行い、アートワークデータ14
を参照して、配線結果出力75とのマージ処理76が行
われる。
【0011】なお、例えば特開昭63−258041号
公報には、自動配線によってクランプ処理を行なう技
術、また特開昭61−22648号公報、特開昭61−
22649号公報等には、マクロ構成時にマクロ内にク
ランプ電位供給用ブロックやクランプ用電源配線を付加
し、クランプ処理が容易なマクロ構成にする技術が記載
されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来技術は、次の様な問題点があった。
【0013】マクロの外部で処理する場合の第1の問題
点は、チップのサイズが拡大する、ということである。
【0014】その理由は、クランプ電位供給用ブロック
を必要な数だけ配置するため、搭載しなければならない
機能ブロックの配置数が減少し、この結果、配置数を増
加させるためにはチップサイズを拡大しなければならな
いためである。
【0015】第2の問題点は、配線性が劣化する、とい
うことである。
【0016】その理由は、搭載した機能ブロックの配線
と同様に、クランプされるマクロ入力端子とクランプ電
位供給用ブロックを配線することにより、機能ブロック
の配線格子数を減少させることになり、未配線の原因に
なるためである。
【0017】第3の問題点は、マクロとクランプ電位供
給用ブロックの使用電源が異なる混載技術の場合、クラ
ンプ電位供給用ブロックに接続することが出来ない、と
いうことである。
【0018】その理由は、クランプ処理は高電位電源あ
るいは低電位電源に接続することにより、クランプされ
た回路の動作を一定に保つものである。この時、例え
ば、マクロの高電位側が+5.0Vで、クランプ電位供
給用ブロックの高電位側が+2.5Vであった場合、
2.5Vの電位差が生じており、とうていマクロの回路
をクランプさせることは出来ず、逆に誤動作の原因につ
ながる可能性がある。
【0019】次に、マクロの内部で処理する場合の問題
点について説明すると、その第1の問題点は、マクロの
データ数が増加する、ということである。
【0020】その理由は、それぞれの規模に対して1対
1対応するマクロアートワークデータを用意すると、基
本機能は同じであるのに、使用端子数が異なるだけで、
マクロ名が異なるマクロデータが多数存在することにな
り、データの管理も複雑になってしまうためである。
【0021】第2の問題点は、マクロサイズが拡大す
る、ということである。
【0022】その理由は、未使用端子の電位を安定させ
る回路をマクロ内で構成するため、構成素子を余分にマ
クロ内に付加しなければならないためである。この影響
によりチップサイズが拡大する可能性もある。
【0023】第3の問題点は、マクロのデータ量が増加
する、ということである。
【0024】その理由は、ゲートアレイの場合、セルア
レイ上を高電位及び低電位配線が規則正しく配列されて
おり、同セルアレイ上に配置された機能ブロックの端子
は容易にクランプすることが出来る。しかし、メモリマ
クロのような場合には、高電位及び低電位ラインが不規
則の為、端子数分の配線ブロックを用意しなければなら
ない。さらに、自動配置配線データベース中に端子数分
の配線ブロック座標、配線ブロックパターン名を記述す
る必要があり、その量は通常の端子記述の3倍のデータ
量である。
【0025】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、チップサイズの
増大、配線性の劣化を防ぎ、マクロとクランプ電位供給
用ブロックの使用電源が異なる混載技術にも対応するこ
とが出来るマクロ構成及びクランプ処理方法を提供する
ことにある。また本発明の他の目的は、マクロのデータ
数の増大、マクロサイズの拡大を回避するマクロ構成及
びクランプ処理方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、半導体集積回路に搭載するマクロの入出
力端子(「マクロ端子」という)に対して、あらかじめ
自動配置配線データベース中のマクロ内で高電位側及び
低電位側の両方にクランプしておき、マクロ名、全端子
名、端子クランプ情報を含むマクロ端子情報と回路接続
情報とを用いて、マクロ端子のクランプの要/不要に応
じて、前記マクロ内の高電位側と低電位側のいずれか一
方のクランプパターン又は両方のクランプパターンを削
除することで未使用端子のクランプ処理を行うことで配
置配線結果のデータを得ることを特徴とする。
【0027】本発明は、(a)マクロ名、全端子名、端
子クランプ情報が記載されたマクロ端子情報と、回路接
続情報とを用いて、各マクロ端子の使用、未使用、及び
クランプ電位を決定する工程と、(b)自動配置配線デ
ータベースに対して使用しない端子定義を配線禁止デー
タに変更する工程と、(c)変更された自動配置配線デ
ータベースを用いて自動配置配線を行う工程と、(d)
自動配置配線処理の配線結果出力とアートワークデータ
とマージ処理を行ない、マージ処理後のデータから、ク
ランプパターンを削除する工程と、を含む。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、半導体集積回路に搭載するマク
ロの入出力端子において、あらかじめマクロ内でVDD
(高電位電源)側及びGND(低電位電源)側にクラン
プしたパターンを、回路接続情報と既存データから作成
されるマクロ端子情報を用いて、マクロ端子の全てある
いは一方のクランプしたパターンを削除する処理を行な
うことにより、未使用端子のクランプ処理を的確に行う
ものである。
【0029】図1(a)を参照すると、マクロ端子1,
2,3,4は、マクロ内でVDD(高電位電源)側及び
GND(低電位電源)側両方にマクロ内部配線7上でク
ランプされている。クランプするパターンセル名は各マ
クロ端子に対応して定義されている。なお、図1におい
て、5はVDD側クランプパターン、6はGND側クラ
ンプパターン、7はマクロ内部配線を示す。
【0030】図1(b)は、クランプ処理後のマクロ端
子クランプ配置例をわかりやすく示した図である。図1
(b)を参照すると、マクロ端子1は、クランプが不要
なためVDD、GND両方のパターンを削除し、マクロ
端子2は、GND側にクランプ処理されるため、VDD
側のパターンを削除し、マクロ端子3は、VDD側にク
ランプ処理されたためGND側のパターンを削除し、マ
クロ端子4は、クランプ処理が不要なためVDD、GN
D両方のパターンが削除されている。図中、記号×はパ
ターンを削除したことを示す。
【0031】図2は、本発明の実施の形態におけるクラ
ンプ処理の処理フローを示す図である。図2を参照する
と、マクロ名、全端子名、端子クランプ情報が記載され
たマクロ端子情報11と、回路接続情報12を用いて、
各マクロ端子の使用、未使用、及びクランプ電位を決定
する処理15を行い、自動配置配線データベース13に
対して使用しない端子定義を配線禁止データに変更する
処理16を行う。
【0032】その後、変更された自動配置配線データベ
ースを使用し、自動配置配線17を行う。
【0033】自動配置配線17終了後、配線結果出力1
8、アートワークデータ14とマージ処理19を行な
い、マージ処理後のデータから、クランプパターンを削
除する処理20を行い、全ての処理を終了する。これに
より、未使用端子のクランプ処理を的確に行なうことが
出来る。
【0034】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0035】図1(a)は、本発明の一実施例によるマ
クロ端子クランプ配置を示す図である。図1(a)を参
照するとマクロ端子1、2、3、4はそれぞれ、VDD
(高電位)側クランプパターン5及びGND(低電位)
側クランプパターン6によって内部配線7上でクランプ
されている。マクロ端子は全て、本発明のクランプ処理
フロー実行直前までは、VDD(高電位)側及びGND
(低電位)側両方にマクロ内部配線7上でクランプされ
ている。
【0036】本発明の一実施例において、VDD(高電
位)側クランプパターン5及びGND(低電位)側クラ
ンプパターン6の配置時のセル名は、それぞれのマクロ
端子に対し1対1対応している。
【0037】図2は、本発明の一実施例におけるクラン
プ処理フローを示す図である。
【0038】図2を参照すると、マクロ名、全端子名、
端子クランプ情報が記載されたマクロ端子情報11と、
回路接続情報12とを用いて、各マクロ端子が、クラン
プ不要か、クランプ必要か、必要な場合はVDD(高電
位)側かGND(低電位)側であるかを決定する処理1
5を行い、自動配置配線データベース13に対して、使
用しない端子定義を配線禁止定義に変更する処理16を
行う。
【0039】その後、変更された自動配置配線データベ
ースを用いて、自動配置配線17を行う。自動配置配線
終了後、配線結果出力18、アートワークデータ14と
のマージ処理19を行なったデータから、クランプ処理
が不要なものは、その端子のクランプパターンを全て削
除し、クランプ処理が必要でありその電位がVDD(高
電位)側の場合には、その端子のGND(低電位)側を
クランプしているパターンを削除、クランプ処理が必要
でありその電位がGND(低電位)側の場合には、その
端子のVDD(高電位)側をクランプしているパターン
を削除するクランプパターン削除処理20を行い、全て
の処理を終了する。
【0040】次に、本発明の一実施例について更に詳細
に説明する。
【0041】図1は、本発明の一実施例によるマクロ端
子クランプ配置の一例を示す図である。マクロ端子1、
2、3、4はそれぞれ、VDD(高電位)側クランプパ
ターン5及びGND(低電位)側クランプパターン6に
よってマクロ内部配線7上でクランプされている。全マ
クロ端子は、クランプ処理フローを実行直前までは、す
べてVDD(高電位)側及びGND(低電位)側両方に
マクロ内部配線7上でクランプされている。
【0042】ところで、VDD(高電位)側クランプパ
ターン5及びGND(低電位)側クランプパターン6の
配置時のセル名は、それぞれのマクロ端子に対し1対1
対応している。例えば、マクロ端子1の端子名を「H0
1」、マクロ端子2の端子名を「H02」とした場合、
VDD(高電位)側クランプパターンセル名はそれぞれ
「VDDH01」、「VDDH02」、GND(低電
位)側クランプパターンセル名は「GNDH01」、
「GNDH02」というように、マクロ端子名とそのク
ランプ電位がわかるセル名で定義する。
【0043】このように定義することによって、マクロ
端子とクランプパターンセル名の対応表等の参照するこ
となくクランプ処理が可能であり、かつ、処理負担の軽
減、参照に要する時間を短縮することが出来る。
【0044】図2は、本発明の一実施例のクランプ処理
の基本的なフローを示す図であり、図3乃至図5は、本
発明の一実施例によるクランプ処理方法の詳細フローを
示す図である。始めに、図2を参照して、本発明の一実
施例のクランプ処理の方法について説明する。
【0045】図2を参照すると、マクロ名、全端子名、
端子クランプ情報が記載されたマクロ端子情報11と回
路接続情報12と用いて、各マクロ端子の使用状況と、
クランプ不要か、クランプ必要か、クランプ必要な場合
には高電位側か低電位側かを決定する処理15を行い、
自動配置配線データベース13に対して、使用しない端
子定義を配線禁止定義に変更する処理16を行う。その
後、変更された自動配置配線データベースを使用し、自
動配置配線17を行う。自動配置配線終了後、配線結果
出力18と、アートワークデータ14とのマージ処理1
9を行なったデータから、クランプ処理が不要なもの
は、その端子のクランプパターンを全て削除し、クラン
プ処理が必要で、その電位がVDD(高電位)側の場合
は、その端子のGND(低電位)側をクランプしている
パターンを削除し、クランプ処理が必要でその電位がG
ND(低電位)側の場合は、その端子のVDD(高電
位)側をクランプしているパターンを削除する処理20
を行い、全ての処理を終了21する。
【0046】なお、マクロ名、全端子名、端子クランプ
情報が記載されたマクロ端子情報11は、図6に示すよ
うに、自動配置配線データベース13、各ブロックの回
路情報22、クランプするブロック名とクランプ電位2
3からマクロ名、端子情報、クランプ情報を検索する処
理49を行うことで作成される。
【0047】図3乃至図5を参照して、本発明の一実施
例のクランプ処理について説明する。適応具体例として
は、図8に示すように、マクロ名を「MACRO」、最
大規模使用の場合の入力端子の数を「5」端子、その端
子名を「H01」〜「H05」、出力端子の数を「5」
端子、その端子名を「N01」〜「N05」、最小規模
使用の場合は、使用入出力端子数はそれぞれ「3」端
子、端子名「H01」〜「H03」、端子名「N01」
〜「N03」とし、未使用の入力端子端子「H04」は
VDD(高電位)側、「H05」はGND(低電位)側
にクランプされるものとし、最小規模使用の場合につい
て説明する。
【0048】図3乃至図5において、マクロ名、全端子
名、端子クランプ情報が記載されたマクロ端子情報11
は、図6に示す作成フローによって、マクロ名MACR
O、全端子名H01〜H05、N01〜N05、クラン
プ情報はH04をVDD、H05をGNDと記載されて
いる。
【0049】また、回路接続情報12は、未使用の入出
力端子H04、H05、N04、N05は接続されてい
ない。
【0050】まず、マクロ名、全端子名、端子クランプ
情報が記載されたマクロ端子情報11及び回路接続情報
12を読み込む(図3のステップ24)。
【0051】次に、クランプ処理すべき端子が回路接続
情報で未接続か判定するステップ25(図3参照)で、
読み込んだマクロ名、全端子名、端子クランプ情報が記
載されたマクロ端子情報の端子情報と回路接続情報12
の未使用端子が一致するか確認を行なう。
【0052】今回の例では、H04、H05、N04、
N05が未接続となっている。
【0053】ここで、不一致が生じた場合、マクロ名、
全端子名、端子クランプ情報が記載されたマクロ端子情
報11もしくは回路接続情報12に記述ミスありと出力
し処理を終了する(図3のステップ26)。
【0054】また、マクロ名、全端子名、端子クランプ
情報が記載されたマクロ端子情報11の端子情報と回路
接続情報12の未使用端子が一致した場合、使用端子
か、未使用端子か、未使用端子の場合、クランプ不要
か、クランプ必要か、必要な場合はVDD(高電位)側
かGND(低電位)側か決定する(図3のステップ2
7)。
【0055】今回の例では、H01〜H03、N01〜
N05がクランプ不要で、H04がVDD(高電位)
側、H05がGND(低電位)側にクランプ処理される
ことになる。
【0056】次に、自動配置配線データベースを読み込
み(図4のステップ28)、マクロ名、全端子名、端子
クランプ情報が記載されたマクロ端子情報11に記載さ
れているマクロ名を検索し(図4のステップ29)、該
当マクロの端子の読み取る(図4のステップ30)。
【0057】さらに、読み取った端子について、使用端
子であるか判定し(図4のステップ32)、使用端子で
ある場合は自動配置配線データベースの端子定義はその
ままで次の端子を読み込み、該当しない場合は、未使用
端子か判定し(図4のステップ33)、未使用端子であ
る場合、自動配置配線データベースの端子定義を配線禁
止定義に変更する(図4のステップ34)。どちらとも
に該当しない場合は、自動配置配線データベースに記述
ミスありと出力し処理を終了する(図4のステップ3
5)。
【0058】今回の例では、H04、H05、N04、
N05の自動配置配線データベースの端子定義を配線禁
止定義に変更する。
【0059】次に、自動配置配線を行ない(図4のステ
ップ36)、配線終了後、配線結果を出力し(図4のス
テップ37)、さらにアートワークデータ14とマージ
処理を行なう(図5のステップ38)。これらステップ
36〜38までの処理は、通常のマスタースライス方式
の半導体集積回路装置の処理工程と変わりない。
【0060】次に、マージ処理が終わったデータからク
ランプセルを読み込み(図5のステップ39)、読み取
ったクランプセルに対し、使用端子もしくは未使用端子
でクランプ不要か否かを判断し(図5のステップ4
1)、該当した場合、クランプセルのセル配置情報を全
て削除し(図5のステップ42)、該当しない場合は、
未使用端子でクランプ電位がVDD(高電位)側である
か判断し(図5のステップ43)、ここで該当した場
合、該当セルのGND(低電位)側のセル情報を削除し
(図5のステップ44)、該当しない場合は、未使用端
子でクランプ必要でクランプ電位がGND(低電位)側
であるか判断し(図5のステップ45)、ここで該当し
た場合、該当セルのVDD(高電位)側のセル情報を削
除する(図5のステップ46)。いずれにも該当しない
場合は、アートワークデータに間違いありと出力し処理
を終了する(図5のステップ47)。この処理を読み込
むデータがなくなるまで行なう。
【0061】今回の例では、H01〜H03、N01〜
N03は使用端子であるためクランプセル情報を全て削
除し、H04はVDD(高電位)側にクランプされるた
めGND(低電位)側のクランプセル情報を削除、H0
5はGND(低電位)側にクランプされるためVDD
(高電位)側のクランプセル情報が削除される。
【0062】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図7は、本発明の第二の実施例のクランプ処理を示
す図である。
【0063】図7を参照すると、本発明の第二の実施例
において、図2に示した前記実施例における、端子使
用、未使用とクランプ電位を決定する処理15と、使用
しない端子を配線禁止データに変更する処理16との間
に、未使用端子のクランプ情報(電位)を追加する処理
50と、クランプパターン削除処理20と終了21の間
に、クランプ情報が追加された回路接続情報51を参照
し、レイアウトと回路接続情報との比較検証処理52が
設けられている。
【0064】本実施例では、未使用端子の電位を回路接
続情報に自動追加する処理を追加することにより、クラ
ンプ処理後のアートワークデータと回路接続情報との接
続検証がミスなくスムーズに行なえる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0066】本発明の第1の効果は、クランプ電位供給
用ブロックの配置によるチップサイズの拡大を防ぐこと
が出来る、ということである。
【0067】その理由は、本発明においては、マクロ内
でクランプ処理を行なうため、クランプ電位供給用ブロ
ックを不要としているためである。
【0068】本発明の第2の効果は、クランプ電位供給
用ブロックとマクロ端子間の配線による配線性の劣化を
防ぐことが出来る、ということである。
【0069】その理由は、本発明においては、マクロ内
でクランプ処理を行なうため、クランプ電位供給用ブロ
ックとの接続が不要となり、その分配線格子が増加し、
配線性が向上するためである。
【0070】本発明の第3の効果は、マクロとクランプ
電位供給用ブロックの使用電源が異なる混載技術にも対
応することが出来る、ということである。
【0071】その理由は、本発明においては、マクロ内
電源でクランプ処理を行なうためである。
【0072】本発明の第4の効果は、1つのマクロレイ
アウトで複数規模に対応することが出来る、ということ
である。
【0073】その理由は、本発明においては、マクロ
名、全端子名、端子クランプ情報、回路接続情報より判
断してクランプ処理を行うためである。
【0074】本発明の第5の効果は、マクロサイズを縮
小することが出来る、ということである。
【0075】その理由は、本発明においては、クランプ
処理は、クランプパターンによって行われるため、マク
ロ内で電位を安定させるクランプ処理回路が不要とな
り、その分のエリアを確保しなくて良くなったためであ
る。
【0076】本発明の第6の効果は、マクロのデータ量
を増加させない、ということである。
【0077】その理由は、本発明においては、自動配置
配線ツールを使用して配線ブロックパターンの配置切り
換えを行なわないため、自動配置配線データベースの端
子定義中に、配置切り換えに必要な定義を追加記述が不
要になり、その分のデータ量を増加させないためであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の基本的な実施例によるマクロ端
子クランプ配置を示す図である。 (b)本発明の基本的な実施例によるマクロ端子クラン
プパターン削除後の配置を示す図である。
【図2】本発明の一実施例によるクランプ処理方法のフ
ローを示す図である。
【図3】本発明の一実施例によるクランプ処理方法のフ
ローを示す図である。
【図4】本発明の一実施例によるクランプ処理方法のフ
ローを示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるクランプ処理方法のフ
ローを示す図である。
【図6】本発明の一実施例で使用するマクロ名、全端子
名、端子クランプ情報が記載されたマクロ端子情報の作
成フローを示す図である。
【図7】本発明の他の実施例によるクランプ処理方法の
フローを示す図である。
【図8】本発明の一実施例によるマクロ名と使用規模に
よる使用端子、クランプ電位を示す図である。
【図9】従来の技術によるマクロ規模における使用端子
を示す図である。
【図10】従来の技術によるマクロ接続を示す図であ
る。
【図11】従来の技術によるマクロ端子クランプ処理方
法のフローを示す図である。
【図12】従来の技術によるマクロ接続を示す図であ
る。
【図13】従来の技術によるマクロ端子クランプ処理方
法のフローを示す図である。
【符号の説明】
1〜4 マクロ端子 5 VDD(高電位)側クランプパターン 6 GND(低電位)側クランプパターン 7 マクロ内部配線 60 機能ブロック 61 クランプ電位供給用ブロック 62 配線 63 電源リング 64 マクロ内部 70 クランプパターン 71 マクロ内部配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−235678(JP,A) 特開 平4−336675(JP,A) 特開 平4−165646(JP,A) 特開 昭63−258041(JP,A) 特開 昭62−104137(JP,A) 特開 昭61−22648(JP,A) 特開 昭61−22649(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/82 G06F 17/50 H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路に搭載するマクロの入出力
    端子(「マクロ端子」という)に対して、あらかじめ
    動配置配線データベース中のマクロ内で高電位側及び低
    電位側の両方にクランプしておき、マクロ名、全端子
    名、端子クランプ情報を含むマクロ端子情報と回路接続
    情報とを用いて、マクロ端子のクランプの要/不要に応
    じて、前記マクロ内の高電位側と低電位側のいずれか一
    方のクランプパターン又は両方のクランプパターンを削
    除することで未使用端子のクランプ処理を行うことで配
    置配線結果のデータを得ることを特徴とするマクロ端子
    クランプ処理方法。
  2. 【請求項2】(a)マクロ名、全端子名、端子クランプ
    情報を含むマクロ端子情報と、回路接続情報とを用い
    て、各マクロ端子の使用、未使用、及びクランプ電位を
    決定する工程と、 (b)自動配置配線データベースに対して使用しない端
    子定義を配線禁止データに変更する工程と、 (c)変更された自動配置配線データベースを用いて自
    動配置配線を行う工程と、 (d)自動配置配線処理の配線結果出力とアートワーク
    データとのマージ処理を行ない、マージ処理後のデータ
    から、クランプパターンを削除する工程と、 を含み、 前記マクロ内の前記クランプパターンを削除することで
    未使用端子のクランプ処理を行う、ことを特徴とするマ
    クロ端子クランプ処理方法。
  3. 【請求項3】前記マクロ端子の全てが、あらかじめ、そ
    れぞれ高電位側クランプパターン及び低電位側クランプ
    パターンによって高電位側及び低電位側両方にマクロ内
    部配線上でクランプされている、ことを特徴とする請求
    項2記載のマクロ端子クランプ処理方法。
  4. 【請求項4】高電位側クランプパターン及び低電位側ク
    ランプパターンの配置時のセル名が、各マクロ端子に対
    し1対1対応しており、且つ、マクロ端子名とそのクラ
    ンプ電位がわかるセル名で定義するようにしたことをこ
    とを特徴とする請求項2記載のマクロ端子クランプ処理
    方法。
  5. 【請求項5】半導体集積回路に搭載されるマクロ回路で
    あって、マクロ端子が、あらかじめ自動配置配線データ
    ベース中においてマクロ内のクランプパターンで高電位
    側電源及び低電位電源にクランプされているマクロを備
    えたマクロ回路。
  6. 【請求項6】端子の使用、未使用、及び未使用の場合の
    クランプ電位が決定され前記各マクロのクランプパター
    ンが削除されることを特徴とする請求項5記載のマクロ
    回路。
  7. 【請求項7】前記クランプパターンが、各マクロ端子に
    対応するセル名として定義されていることを特徴とする
    請求項5記載のマクロ回路。
  8. 【請求項8】マクロ名、全端子名、端子クランプ情報を
    含むマクロ端子情報を格納したデータベースを備え、 マクロ端子はあらかじめマクロ内で高電位側電源及び低
    電位側電源にクランプパターンでクランプされており、 前記マクロ端子情報と、回路接続情報とを用いて、各マ
    クロ端子の使用、未使用、及びクランプ電位を決定する
    手段と、 自動配置配線データベースに対して使用しない端子定義
    を配線禁止データに変更する手段と、 前記変更された自動配置配線データベースを用いて自動
    配置配線を行う手段と、 自動配置配線処理の配線結果出力とアートワークデータ
    とのマージ処理を行ない、マージ処理後のデータから前
    記マクロ内の前記クランプパターンを削除する手段と、
    を備え、 前記マクロ内の前記クランプパターンを削除することで
    未使用端子のクランプ処理を行うことを特徴とするマク
    ロ端子クランプ処理システム。
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