JP2931150B2 - 油圧作動式変速機の変速制御装置 - Google Patents

油圧作動式変速機の変速制御装置

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JP2931150B2
JP2931150B2 JP32128091A JP32128091A JP2931150B2 JP 2931150 B2 JP2931150 B2 JP 2931150B2 JP 32128091 A JP32128091 A JP 32128091A JP 32128091 A JP32128091 A JP 32128091A JP 2931150 B2 JP2931150 B2 JP 2931150B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧作動式変速機の変速
制御装置、更に詳しくは、入力部材の回転を変速して出
力部材に伝達する変速機構の作動を油圧アクチュエータ
により制御する油圧作動式変速機の変速制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される変速機、特に自動変
速機には、該変速機の作動を制御する油圧アクチュエー
タに対して油圧を給排する制御バルブと、該制御バルブ
を駆動する駆動手段とが設けられている。
【0003】例えば特開昭63−318356号公報に
おいては、エンジン出力が入力されて回転する入力ディ
スクと、該入力ディスクと同軸上に対向配置された出力
ディスクと、該出力ディスクと上記入力ディスクとの間
に配置されこれらの両ディスクに接して回転し、且つ傾
動可能とさた複数のローラと、これらのローラをそれぞ
れ回転ならびに傾動可能に支持する各ローラ毎のローラ
支持部材とを有し、各ローラ支持部材を軸方向に移動さ
せて各ローラを傾動させることによりその傾動角度に応
じて入力ディスクの回転を無段階に変速して出力ディス
クに伝達するように構成さたトロイダル型無段変速機に
おいて、各ローラ支持部材を軸方向に移動させて各ロー
ラを傾動させるための油圧アクチュエータと、該油圧ア
クチュエータに対する油圧の給排を制御する油圧制御バ
ルブおよび該油圧制御バルブを駆動する駆動手段とが設
けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術に見受けられるように、トロイダル型無段変速機を構
成する油圧制御バルブがオイルパン内の変速機ケーシン
グ側に固定されているのに対して、該バルブを駆動する
ための駆動手段は、熱害等による機能低下を防止するた
め、あるいはレイアウト性等を考慮してオイルパンの外
部に取り付けられることになるのであるが、上記油圧制
御バルブを構成する各部材、もしくは変速機ケーシング
の寸法精度等に起因する該油圧制御バルブの変速機ケー
シングに対する組付け誤差により、オイルパン内部に配
置された油圧制御バルブの軸芯とオイルパン外部に配置
された駆動手段の軸芯との間にずれズレが生じて、油圧
制御バルブと駆動手段との軸芯を完全に一致させた状態
でその両者を連結することが困難となって、円滑な作動
が妨げられるばかりか、故障の原因となる。
【0005】そこで本発明は、上記トロイダル型無段変
速機のように、入力部材の回転を変速して出力部材に伝
達する変速機構の作動を油圧アクチュエータにより制御
する油圧作動式変速機の変速制御装置において、上記油
圧アクチュエータに対する油圧の給排を制御する変速制
御バルブと該バルブを駆動する駆動手段とがそれぞれ別
部材に固定されている場合に、その両者の芯合わせを確
実に行い得るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、入力部材の回転を変速して出力部
材に伝達する変速機構と、該変速機構の作動を制御する
油圧アクチュエータに対して油圧を給排する変速制御バ
ルブと、該制御バルブを駆動する駆動手段とを有し、上
記変速制御バルブと駆動手段とがそれぞれ別部材に固定
された油圧作動式変速機の変速制御装置において、上記
駆動手段と変速制御バルブとの間に該制御バルブのバル
ブボディに嵌合する嵌合部を有する位置決め部材を設け
たことを特徴とする。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、入力部材の回転を変速して出力部
材に伝達する変速機構と、該変速機構の作動を制御する
油圧アクチュエータに対して油圧を給排する変速制御バ
ルブと、該制御バルブを駆動する駆動手段とを有し、上
記変速制御バルブがオイルパンの内部に配置され、且つ
該オイルパンの外部に上記駆動手段が配置された油圧作
動式変速機の変速制御装置において、上記変速制御バル
ブのバルブボディに嵌合する嵌合部を有し、且つオイル
パンの壁部に遊嵌合される位置決め部材を介して該オイ
ルパンの壁部に上記駆動手段を固定したことを特徴とす
る。
【0009】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3発明という)は、上記第2発明の構成に加えて、位
置決め部材と駆動手段の駆動軸との間および該位置決め
部材と上記オイルパンの壁部との間にシール部材を介装
したことを特徴とする。
【0010】更にまた、本願の請求項4に係る発明(以
下、第4発明という)は、上記第2発明における位置決
め部材を、オイルパンの内部に配置された変速制御バル
ブのバルブボディに嵌合する第1嵌合部と、上記オイル
パンの外部に配置された駆動手段のボス部に嵌合する第
2嵌合部とを有する構成としたことを特徴とする。
【0011】また、本願の請求項5に係る発明(以下、
第5発明という)は、回転軸上に対向配置された一対の
入出力ディスク間に配置されて両ディスクに接して回転
し、且つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両ディスク
間の変速比を変化させるローラと、該ローラを回転自在
に支持し、且つ自ら移動可能とされてその移動量に応じ
て上記ローラを傾動させるローラ支持部材と、該ローラ
支持部材を移動させる油圧アクチュエータに対して油圧
を給排する変速制御バルブと、該制御バルブを駆動する
駆動手段とを有し、上記変速制御バルブがオイルパンの
内部に配置され、且つ上記駆動手段がオイルパンの外部
に配置された油圧作動式変速機の変速制御装置におい
て、上記変速制御バルブのバルブボディに嵌合する嵌合
部を有し、且つオイルパンの壁部に遊嵌合される位置決
め部材を介して該オイルパンの壁部に上記駆動手段を固
定すると共に、該位置決め部材と上記駆動手段の駆動軸
との間および該位置決め部材と上記オイルパンの壁部と
の間にシール部材を介装したことを特徴とする。
【0012】更に、本願の請求項6に係る発明(以下、
第6発明という)は、上記第5発明における位置決め部
材を、オイルパンの内部に配置された変速制御バルブの
バルブボディに嵌合する第1嵌合部と、上記オイルパン
の外部に配置された駆動手段のボス部に嵌合する第2嵌
合部とを有する構成としたことを特徴とする。
【0013】
【作用】第1発明によれば、変速制御バルブと駆動手段
と間に設けられた位置決め部材が、その嵌合部を変速制
御バルブのバルブボディに嵌合され、該位置決め部材と
変速制御バルブとの軸芯が一致することになる。そし
て、この状態で、上記位置決め手段を介して駆動手段が
変速制御バルブとは別部材に固定されることになるの
で、該駆動手段と上記変速制御バルブとがそれぞれ別部
材に固定される場合であっても、上記位置決め部材に対
する駆動手段の取付位置を調整するだけで、該駆動手段
と変速制御バルブとの軸芯を完全に一致させてその両者
を容易に連結することが可能となる。
【0014】また、第2発明によれば、オイルパンの壁
部に遊嵌合され、且つ変速制御バルブのバルブボディに
嵌合された位置決め部材を介して駆動手段がオイルパン
の壁部に固定されることになるので、該駆動手段と上記
変速制御バルブとがそれぞれオイルパンの内外に固定さ
れる場合であっても、上記位置決め部材に対する駆動手
段の取付位置を調整するだけで、該駆動手段と変速制御
バルブとの軸芯を完全に一致させてその両者を連結する
ことが可能となる。
【0015】更に、第3発明によれば、第2発明におい
て、位置決め部材とオイルパンの壁部に固定された駆動
手段における駆動軸との間、および該位置決め手段とオ
イルパンの壁部との間にシール部材が介装されているの
で、オイルパン内よりオイルパン外へのオイルの漏れ、
および該オイルの駆動手段側への侵入が確実に防止され
ることになる。
【0016】特に、第4発明によれば、位置決め部材が
変速比制御バルブのバルブボディに嵌合する第1嵌合部
と駆動手段のボス部に嵌合する第2嵌合部とを有する構
成とされているので、該位置部材を介して上記駆動手段
と変速制御バルブとの軸芯を完全に一致させてその両者
を容易に連結することが可能となり、これにより、駆動
手段と変速制御バルブとの芯合わせをより確実に行い得
ることになる。
【0017】また、第5発明によれば、一対の入出力デ
ィスク間に配置されて両ディスクに接して回転し、且つ
傾動可能とされたローラを傾動させることにより、上記
両ディスク間の変速比を変化させるように構成された油
圧作動式変速機において、上記第2発明と同様に、オイ
ルパンの壁部に遊嵌合され、且つ変速制御バルブのバル
ブボディに嵌合された位置決め手段を介して駆動手段が
オイルパンの壁部に固定されることになるので、該駆動
手段と上記変速制御バルブとがそれぞれオイルパンの内
外に固定される場合であっても、上記位置決め部材に対
する駆動手段の取付位置を調整するだけで、該駆動手段
と変速制御バルブとの軸芯を完全に一致させてその両者
を連結することが可能となると共に、上記位置決め部材
と駆動手段の駆動軸との間および該位置決め手段とオイ
ルパンの壁部との間にシール部材が介装されているの
で、オイルパン内よりオイルパン外へのオイルの漏れ、
および該オイルの駆動手段側への侵入が確実に防止され
ることになる。
【0018】更に、第6発明によれば、上記第5発明に
おける位置決め部材が変速比制御バルブのバルブボディ
に嵌合する第1嵌合部と駆動手段のボス部に嵌合する第
2嵌合部とを有する構成とされているので、該位置部材
を介して上記駆動手段と変速制御バルブとの軸芯を完全
に一致させてその両者を連結することが可能となり、こ
れにより、駆動手段と変速制御バルブとの芯合わせをよ
り確実に行い得ることになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1は、本発明に係る変速制御装置を備え
たトロイダル型無段変速機を含む車両の動力伝達系を示
す全体概略構成図であって、この車両1は、エンジン2
の出力軸2aに連結されてトルク増大作用を行うトルク
コンバータ3と、このトルクコンバータ3の出力が伝達
される減速装置としての遊星歯車機構10と、上記エン
ジン2の回転が入力されてその回転を無段階に変速可能
なトロイダル型無段変速機30とを有し、上記遊星歯車
機構10もしくはトロイダル型無段変速機30の出力、
あるいはその両者の出力が出力軸4に伝達され、これに
より、左右の後輪(図示せず)が回転駆動されるように
なっている。
【0021】上記トルクコンバータ3は、エンジン2の
出力軸2aに連結されたケーシング3aと一体のポンプ
3bと、このポンプ3bに対向配置されて該ポンプ3b
により作動油を介して駆動されるタービン3cと、該タ
ービン3cと上記ポンプ3bとの間に介設されてトルク
増大作用を行うステータ3dとを有し、上記タービン3
cと一体回転するタービンシャフト3eと、該タービン
シャフト3eに外嵌され、且つ一端にワンウェイクラッ
チ3fを介して上記ステータ3dが連結されて変速機ケ
ーシング5に一体とされた第1中空シャフト3gとが上
記遊星歯車機構10に連結されている。更に、上記第1
中空シャフト3gに外嵌され、且つ一端がケーシング3
aに連結された第2中空シャフト3hの軸端部には、オ
イルポンプ6が設けられており、このオイルポンプ6が
ケーシング3aを介して上記エンジン2により駆動され
るようになっている。
【0022】そして、上記遊星歯車機構10は、上記タ
ービンシャフト3eと同軸上に直列配置された第1遊星
歯車機構11および第2遊星歯車機構12を有し、エン
ジン2側に配置された第1遊星歯車機構11が後退用と
され、また、第2遊星歯車機構12が前進用とされてお
り、上記第1遊星歯車機構11は、シングルピニオン式
とされて、上記タービンシャフト3eに結合されたサン
ギヤ13を有し、該サンギヤ13に噛合するピニオン1
4を回転自在に支持するキャリア15が上記第1中空シ
ャフト3gに結合され(変速機ケーシング5に固定)、
更に、上記ピニオン14に噛合するリングギヤ16がリ
バースクラッチ17を介してタービンシャフト3eと同
一軸線上に配置された上記出力軸4に連結されている。
【0023】一方、上記第2遊星歯車機構12は、ダブ
ルピニオン式とされ、インナピニオン18が上記第1遊
星歯車機構のピニオン14と一体化されていると共に、
該第1遊星歯車機構11のサンギヤ13が第2遊星歯車
機構12のサンギヤに共用されている。また、上記イン
ナピニオン18とアウタピニオン19とを固定支持する
キャリア20は、上記第1遊星歯車機構11のキャリア
15と一体化されて第1中空シャフト3gを介して変速
機ケーシング5に固定されている。更に、この第2遊星
歯車機構12を構成するリングギヤ21は、フォワード
クラッチ22およびワンウェイクラッチ23を介して上
記出力軸4に連結されており、上記リバースクラッチ1
7とフォワードクラッチ22とは、前後進切換装置を構
成するものであり、リバースクラッチ17が締結された
ときには、タービンシャフト3eの出力が第1遊星歯車
機構11を介して上記出力軸4に伝達され、これによ
り、左右の後輪が後退方向に回転駆動されるようになっ
ており、また、フォワードクラッチ22が締結されたと
きには、上記タービンシャフト3eの出力が第2遊星歯
車機構12を介して上記出力軸4に伝達され、これによ
り、左右の後輪が前進方向に回転駆動されるようになっ
ている。
【0024】次に、上記トロイダル型無段変速機30の
構成について、更に詳しく説明すると、このトロイダル
型無段変速機30は、図1,2に示すように、上記出力
軸4上にそれぞれ配置された第1変速ユニット31と第
2変速ユニット32とを有し、これらの各変速ユニット
31,32は同様の構成とされており、上記出力軸4上
に該軸に対して回転自在に設けられた入力ディスク3
3,33と、これらの入力ディスク33,33に対向配
置されて出力軸4と一体回転する出力ディスク34,3
4と、各入出力ディスク33,34間にそれぞれ配置さ
れて両ディスクに接して回転し、且つ傾動可能とされた
各一対のローラ35,35とを有する。
【0025】そして、図2に示すように、上記第1、第
2変速ユニット31,32における各出力ディスク3
4,34が、出力軸4に対してそれぞれスプライン嵌合
され、且つ第1変速ユニット31における出力ディスク
34が、出力軸4に嵌合されたリング状の位置決め部材
36により位置決めされた状態でベアリング37aを介
して変速機ケーシング5に対して回転自在に支持されて
いる。また、第2変速ユニット32における出力ディス
ク34が、上記出力軸4に一体的に形成された拡径部4
aと変速機ケーシング5との間に設けられて該出力軸4
を回転自在に支持するベアリング37bにより位置決め
されていると共に、上記各出力ディスク34,34間に
おいて第1、第2変速ユニットにおける各入力ディスク
33,33が隣接配置されており、これらの入力ディス
ク33,33間には、各入力ディスク33,33に対し
て相対回転可能とされた中間ディスク38が配置され、
この中間ディスク38と各入力ディスク33,33との
間に複数のローディングカム39…39がそれぞれ介装
されており、これらの各カム39は、中間ディスク38
と各入力ディスク33,33とが相対回転したときに、
各入力ディスク33,33を各出力ディスク34,34
側に押し付ける押圧力を発生させる機能を有し、上記エ
ンジン2より各入力ディスク33a,33bに入力され
る入力トルクが大きくなる程、各カム39による各入力
ディスク33,33に対する押付力が増大するようにな
っている。
【0026】また、隣接配置された各入力ディスク3
3,33間には、出力軸4に遊嵌合され、且つ両端部が
各入力ディスク33,33の背面に当接した状態でこれ
らの入力ディスク33,33とスプライン嵌合された連
結部材40が配置されていると共に、この連結部材40
と上記第2変速ユニット32における入力ディスク33
との間に予圧手段としての皿バネ41が介装されてお
り、この皿バネ41が、一方の入力ディスク33の背面
に当接して該入力ディスク33を出力ディスク34側に
押圧すると共に、該皿バネ41の付勢反力が上記連結部
材40に作用し、該連結部材40により他方の入力ディ
スク33が出力ディスク34側押圧されることにより、
各変速ユニット31,32における一対の入出力ディス
ク33,34に所定の予圧が付与されるようになってい
る。
【0027】一方、図1,2に示すように、上記中間デ
ィスク38を介して各入力ディスク33にエンジン2の
出力を入力するための入力軸42が出力軸4に平行に配
置されており、この入力軸42のトルクコンバータ3側
に位置する端部には第1ギヤ43が一体的に取り付けら
れており、該第1ギヤ43がアイドルギヤ44に噛合さ
れ、更に、このアイドルギヤ44が、動力伝達経路切換
クラッチ45を介して上記第2中空シャフト3hに接続
される出力ギヤ46に噛合されていると共に、上記入力
軸42の他方の端部には、上記中間ディスク38と一体
的に設けられた入力ギヤ47に噛合する第2ギヤ48が
一体的に設けられている。これにより、上記動力伝達経
路切換クラッチ45が締結された場合には、エンジン2
の出力が入力軸42を介してトロイダル型無段変速機3
0における第1、第2変速ユニット31,32を構成す
る各入力ディスク33,33に入力され、図1に示すよ
うに、各ローラ35,35の傾動角度に応じた所定に変
速比(減速比)で各入力ディスク33,33の回転が変
速されて各出力ディスク34,34に伝達されるように
なっている。
【0028】なお、本実施例においては、図2に示すよ
うに、第1変速ユニット31における出力ディスク34
に、上記遊星歯車機構10の一部を構成するワンウェイ
クラッチ23の一端がスプライン嵌合されており、従っ
て、上記遊星歯車機構10におけるフォワードクラッチ
22を締結し、且つリバースクラッチ17を解放すると
共に、上記動力伝達経路切換クラッチ45を締結した場
合には、エンジン2の出力が遊星歯車機構10およびト
ロイダル型無段変速機30を介して出力軸4に出力され
ることになる。この場合、ワンウェイクラッチ23は、
エンジン2の回転が後輪側より大きいときにロック状態
とされ、これにより、発進時等のように大きなトルクが
要求される場合には、エンジン2の出力がトルクコンバ
ータ3により増大されて出力軸4に出力されることにな
る。
【0029】また、定常走行時には、上記ワンウェイク
ラッチ23がフリー状態とされて、エンジン2の出力が
上記トロイダル型無段変速機30により走行状態に応じ
て変速されて出力軸4に出力されることになる。
【0030】更に、後退時には、上記リバースクラッチ
17が締結され、且つフォワードクラッチ22が解放さ
れると共に、動力伝達経路切換クラッチ45が解放され
ることになって、エンジン2の出力が遊星歯車機構10
により減速されて出力軸4に出力されるようになってい
る。
【0031】ここで、上記トロイダル型無段変速機30
を構成する第1、第2変速ユニット31,32における
各一対のローラ35,35をそれぞれ傾動させるための
油圧機構について説明する。なお、第1変速ユニット3
1側と第2変速ユニット32側とは同様の構成とされて
おり、従って、第1変速ユニット31側の油圧機構につ
いて説明し、第2変速ユニット側については説明を省略
する。即ち、図2,3に示すように、上記第1変速ユニ
ット31には、各ローラ35をそれぞれ回転自在に支持
する各ローラ35毎のローラ支持部材としての一対の第
1、第2トラニオン49a,49bが設けられており、
これらのトラニオン49a,49bに偏心軸50a,5
0bを介して各ローラ35がそれぞれ回転自在に支持さ
れていると共に、各トラニオン49a,49bには、上
記後輪駆動軸4と直交する方向に延長された軸部材51
a,51bがそれぞれ一体的に取り付けられている。
【0032】更に、変速機ケーシング5および該ケーシ
ング5と一体の仕切壁部5aには、一対の支持部材5
2,53がそれぞれ取り付けられており、これらの支持
部材52,53に上記第1、第2トラニオン49a,4
9bの上下両端部がそれぞれ球面軸受54…54により
回動自在に支持されていると共に、上記各軸部材51
a,51bの下端が、仕切壁部5a下面に固設されたア
ッパハウジング55の開口部55aを貫通して該アッパ
ハウジング55の下面に固設されたロアハウジング56
の凹部56aにベアリング57により回転自在に支持さ
れている。
【0033】そして、上記仕切壁部5aには、各トラニ
オン49a,49b毎の油圧シリンダ58,58がそれ
ぞれ設けられており、各油圧シリンダ58は、仕切壁部
5aと一体の隔壁部5bにより一対の油圧室58a、5
8bにそれぞれ分割されていると共に、上記隔壁部5b
の内周部には、第1、第2トラニオン49a,49bと
一体の各軸部材51a,51bと所定の間隙を隔てて該
軸部材51a,51bの軸方向に延長された延長部5c
が形成されている。また、上記各油圧室58a,58b
内には、ピストン59a,59bがそれぞれ内装されて
おり、一方のピストン59aにより各トラニオン49
a,49bの軸端部に一体的に形成されたフランジ6
0,60が押圧されると共に、他方のピストン59bに
より各軸部材51a,51bの軸端部に一体的に取り付
けられたフランジ部材61,61が押圧されるようにな
っている。従って、上記油圧室58a,58bのいずれ
か一方に油圧が導入された場合には、ピストン59aも
しくはピストン59bにより各トラニオン49a,49
bもしくは各軸部材51a,51bが軸方向、即ち、図
3の上下方向に移動され、これにより、各トラニオン4
9a,49bに回転自在に支持された各ローラ35の各
入出力ディスク33,34に対する接触点が変化し、各
ローラ35が傾動され、これに伴って、各トラニオン4
9a,49bが軸廻りに回動するようになっている。
【0034】次に、上記各油圧シリンダ58の油圧室5
8a,58bに対する作動油の給排を制御する変速制御
装置の構成について説明すると、図3,4に示すよう
に、上記アッパハウジング55には、油圧源(図示せ
ず)からの所定の圧力とされた作動油が供給されるメイ
ン通路62aと、第1、第2変速ユニット31,32ご
とに設けられた各油圧シリンダ58…58の油圧室58
a,58bに対して上記メイン通路62aからの作動油
を給排する第1通路62bと第2通路62cとがそれぞ
れ形成されている。そして、上記ロアハウジング56に
変速制御装置70が設けられており、該ロアハウジング
56の一部が変速制御装置70を構成する油圧コントロ
ールバルブ71のバルブボディ72とされていると共
に、このバルブボディ72内に軸方向に移動可能にスリ
ーブ73が挿通され、且つ該スリーブ73内にスプール
74が挿通されている。
【0035】上記スリーブ73には、上記メイン通路6
2aに連通されたメインポート73aと第1、第2通路
62b,62cに連通された第1、第2ポート73b,
73cとがそれぞれ形成されていると共に、上記スプー
ル74には、メインポート73aに連通する環状のグル
ーブ74aと、該グルーブ74aの左右に設けられて上
記第1、第2ポート73b,73cをそれぞれ遮断する
ランド部74b,74cとが形成されている。
【0036】更に、上記オイルパン5dの側壁部5d′
には回転駆動手段としてのステッピングモータ75が取
り付けられていると共に、このステッピングモータ75
の回転軸75aには回転部材76が固設されており、こ
の回転部材76の先端に一体的に形成されたネジ部76
aには駆動部材77が螺合されている。そして、この駆
動部材77には、ピン部材78が一体的に固着されてお
り、このピン部材78の両端部が上記バルブボディ72
に形成された上下一対の溝部72a,72aに係止され
ており、上記ステッピングモータ75の回転により回転
部材76が回転すると共に、この回転に伴ってピン部材
78により回転を規制された状態で駆動部材77が軸方
向に移動され、これにより、スリーブ73が移動して、
上記メインポート62aより第1もしくは第2供給ポー
ト62a,62bを介して上記各油圧シリンダ58に作
動油が供給されるようになっている。
【0037】また、上記スプール74の端部と第1変速
ユニット31を構成するトラニオン49bと一体の軸部
材51bの下端部との間には、フィードバック手段79
が設けられており、このフィードバック手段79は、上
記軸部材51bの下端部に固設されて該軸部材51bと
一体回転する傾斜面80aが形成されたプリセスカム8
0と、上記アッパハウジング55の所定位置に回転自在
に設けられた回転軸81に固定されて該軸81を中心に
揺動可能とされ、且つ上記プリセスカム80に先端が当
接する第1アーム82aと、同じく上記回転軸81に固
定されて該軸81を中心に揺動可能とされ、且つ上記ス
プール74に形成されたスリット74bに先端が係合さ
れた第2アーム82bとを有する。
【0038】更に、上記フィードバック手段79におけ
る第1アーム82aをプリセスカム80側に付勢する付
勢手段としての圧縮コイルスプリング83が、上記駆動
部材77とスプール74の一端との間に装着されてい
る。
【0039】そして、上記油圧コントロールバルブ71
のバルブボディ72とステッピングモータ75のボス部
75bとの間には、図3ないし図5に示すように、スペ
ーサ84が介装されており、このスペーサ84は、上記
オイルパン5dの側壁部5d′に形成された挿通孔85
に遊嵌合されていると共に、該スペーサ84には、上記
バルブボディ72の一端内周に嵌合される第1嵌合部8
4aと、上記ステッピングモータ75のボス部75bに
嵌合される第2嵌合部84bとが形成されており、この
スペーサ84を介在させた状態で上記ステッピングモー
タ75のフランジ部75cが複数の取付ボルト86…8
6によりオイルパン5dの側壁部5d′に取り付けられ
ている。
【0040】更に、上記スペーサ84とステッピングモ
ータ75のボス部75bとの間および該スペーサ84と
オイルパン5dの側壁部5d′との間にそれぞれオイル
シール87,88が装着されている。
【0041】なお、図6に示すように、上記ステッピン
グモータ75のフランジ部75cに形成されるボルト挿
通孔75d…75dは、各取付ボルト86の軸部86a
より大径とされて両者間に所定の間隙が形成されてい
る。
【0042】上記の構成によれば、油圧コントロールバ
ルブ71のバルブボディ72とステッピングモータ75
と間に設けられたスペーサ84の第1嵌合部84aがバ
ルブボディ72に嵌合され、該スペーサ84とバルブボ
ディ72との軸芯が一致することになる。そして、この
状態で、上記スペーサ84の第2嵌合部84bにステッ
ピングモータ75のボス部75bが嵌合されて、該ステ
ッピングモータ75とがオイルパン5dの側壁部5d′
に固定されることになるので、該ステッピングモータ7
5と上記油圧コントロールバルブ71とがそれぞれオイ
ルパン5dの内外に固定され、両者の取付位置間に組付
け誤差等に起因するずれがある場合であっても、両者の
軸芯を完全に一致させてその両者を容易に連結すること
ができる。
【0043】更に、上記スペーサ84とオイルパン5d
の側壁部5d′に固定されたステッピングモータ75の
回転軸75aとの間、および該スペーサ84とオイルパ
ン5dの側壁部5d′との間にオイルシール87,88
が介装されているので、オイルパン5d内よりオイルパ
ン5d外へのオイルの漏れ、および該オイルのステッピ
ングモータ75側への侵入を確実に防止することができ
る。
【0044】なお、本実施例においては、本発明係る油
圧作動式変速機の変速制御装置をトロイダル型無段変速
機30に装備した場合について説明したけれども、本発
明に係る油圧作動式変速機の変速制御装置が適用される
変速機としては、上記トロイダル型無段変速機30に限
定されるものではなく各種の機器類に適用可能であるこ
とはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、位置
決め部材により該位置決め部材と変速制御バルブとの軸
芯が一致した状態で、該位置決め部材を介して駆動手段
が変速制御バルブとは別部材に固定されることになるの
で、該駆動手段と上記変速制御バルブとがそれぞれ別部
材に固定されて各々の取付位置に組付け誤差等に起因す
るずれがある場合であっても、上記位置決め部材に対す
る駆動手段の取付位置を調整するだけで、該駆動手段と
変速制御バルブとの軸芯を完全に一致させてその両者を
容易に連結することができる。
【0046】また、第2発明によれば、駆動手段と上記
変速制御バルブとがそれぞれオイルパンの内外に固定さ
れる場合であっても、上記第1発明と同様に、位置決め
部材に対する駆動手段の取付位置を調整するだけで、該
駆動手段と変速制御バルブとの軸芯を完全に一致させて
その両者を容易に連結することが可能となる。
【0047】更に、第3発明によれば、位置決め部材と
オイルパンの壁部に固定された駆動手段における駆動軸
との間、および該位置決め手段とオイルパンの壁部との
間に介装されたシール部材により、オイルパン内よりオ
イルパン外へのオイルの漏れ、および該オイルの駆動手
段側への侵入を確実に防止することができる。
【0048】特に、第4発明によれば、位置決め部材が
変速比制御バルブのバルブボディに嵌合する第1嵌合部
と駆動手段のボス部に嵌合する第2嵌合部とを有する構
成とされているので、該位置部材を介して上記駆動手段
と変速制御バルブとの軸芯を完全に一致させてその両者
を連結することが可能となり、これにより、駆動手段と
変速制御バルブとの芯合わせをより確実に行い得ること
になる。
【0049】また、第5発明によれば、一対の入出力デ
ィスク間に配置されて両ディスクに接して回転し、且つ
傾動可能とされたローラを傾動させることにより、上記
両ディスク間の変速比を変化させるように構成された油
圧作動式変速機において、駆動手段と上記変速制御バル
ブとがそれぞれオイルパンの内外に固定されて各々の取
付位置に組付け誤差等に起因するずれがある場合であっ
ても、上記第2発明と同様に、位置決め部材に対する駆
動手段の取付位置を調整するだけで、該駆動手段と変速
制御バルブとの軸芯を完全に一致させてその両者を容易
に連結することが可能となると共に、上記位置決め部材
と駆動手段の駆動軸との間および該位置決め手段とオイ
ルパンの壁部との間に介装されたシール部材により、オ
イルパン内よりオイルパン外へのオイルの漏れ、および
該オイルの駆動手段側への侵入が確実に防止されること
になる。
【0050】更に、第6発明によれば、上記第5発明に
おける位置決め部材が変速比制御バルブのバルブボディ
に嵌合する第1嵌合部と駆動手段のボス部に嵌合する第
2嵌合部とを有する構成とされているので、該位置部材
を介して上記駆動手段と変速制御バルブとの軸芯を完全
に一致させてその両者を連結することが可能となり、こ
れにより、駆動手段と変速制御バルブとの芯合わせをよ
り確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る変速制御装置を備えたトロイダ
ル型無段変速機を含む車両の動力伝達系を示す全体概略
構成図。
【図2】 トロイダル型無段変速機の構成を示す拡大断
面図。
【図3】 図2におけるA−A線よりみたトロイダル型
無段変速機を構成する第1変速ユニットの断面図。
【図4】 変速制御装置の拡大断面図。
【図5】 変速制御装置の要部拡大断面図。
【図6】 ステッピングモータの取付状態を示す部分拡
大面図。
【符号の説明】 4 出力軸 5d オイルパン 5d′ 側壁部 30 トロイダル型無段変速機 33 入力ディスク 34 出力ディスク 35 ローラ 49a,49b トラニオン 58 油圧シリンダ 70 変速制御装置 71 油圧コントロールバルブ 72 バルブボディ 75 ステッピングモータ 84 スペーサ 84a 第1嵌合部 84b 第2嵌合部 87,88 オイルシール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−318356(JP,A) 特開 平2−85560(JP,A) 特開 平3−89066(JP,A) 実開 昭62−121459(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 61/00 F16H 15/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部材の回転を変速して出力部材に伝
    達する変速機構と、該変速機構の作動を制御する油圧ア
    クチュエータに対して油圧を給排する変速制御バルブ
    と、該制御バルブを駆動する駆動手段とを有し、上記変
    速制御バルブと駆動手段とがそれぞれ別部材に固定され
    た油圧作動式変速機の変速制御装置であって、上記駆動
    手段と変速制御バルブとの間に該制御バルブのバルブボ
    ディに嵌合する嵌合部を有する位置決め部材が設けられ
    ていることを特徴とする油圧作動式変速機の変速制御装
    置。
  2. 【請求項2】 入力部材の回転を変速して出力部材に伝
    達する変速機構と、該変速機構の作動を制御する油圧ア
    クチュエータに対して油圧を給排する変速制御バルブ
    と、該制御バルブを駆動する駆動手段とを有し、上記変
    速制御バルブがオイルパンの内部に配置され、且つ該オ
    イルパンの外部に上記駆動手段が配置された油圧作動式
    変速機の変速制御装置であって、上記変速制御バルブの
    バルブボディに嵌合する嵌合部を有し、且つオイルパン
    の壁部に遊嵌合される位置決め部材を介して該オイルパ
    ンの壁部に上記駆動手段が固定されていることを特徴と
    する油圧作動式変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 入力部材の回転を変速して出力部材に伝
    達する変速機構と、該変速機構の作動を制御する油圧ア
    クチュエータに対して油圧を給排する変速制御バルブ
    と、該制御バルブを駆動する駆動手段とを有し、上記変
    速制御バルブがオイルパンの内部に配置され、且つ該オ
    イルパンの外部に上記駆動手段が配置された油圧作動式
    変速機の変速制御装置であって、上記変速制御バルブの
    バルブボディに嵌合する嵌合部を有し、且つオイルパン
    の壁部に遊嵌合される位置決め部材を介して該オイルパ
    ンの壁部に上記駆動手段が固定されていると共に、該位
    置決め部材と上記駆動手段の駆動軸との間および該位置
    決め部材と上記オイルパンの壁部との間にシール部材が
    介装されていることを特徴とする油圧作動式変速機の変
    速制御装置。
  4. 【請求項4】 入力部材の回転を変速して出力部材に伝
    達する変速機構と、該変速機構の作動を制御する油圧ア
    クチュエータに対して油圧を給排する変速制御バルブ
    と、該制御バルブを駆動する駆動手段とを有し、上記変
    速制御バルブがオイルパンの内部に配置され、且つ該オ
    イルパンの外部に上記駆動手段が配置された油圧作動式
    変速機の変速制御装置であって、上記変速制御バルブの
    バルブボディに嵌合する第1嵌合部と上記駆動手段のボ
    ス部に嵌合する第2嵌合部とを有し、且つオイルパンの
    壁部に遊嵌合される位置決め部材を介して該オイルパン
    の壁部に上記駆動手段が固定されていることを特徴とす
    る油圧作動式変速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 回転軸上に対向配置された一対の入出力
    ディスク間に配置されて両ディスクに接して回転し、且
    つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両ディスク間の変
    速比を変化させるローラと、該ローラを回転自在に支持
    し、且つ自ら移動可能とされてその移動量に応じて上記
    ローラを傾動させるローラ支持部材と、該ローラ支持部
    材を移動させる油圧アクチュエータに対して油圧を給排
    する変速制御バルブと、該制御バルブを駆動する駆動手
    段とを有し、上記変速制御バルブがオイルパンの内部に
    配置され、且つ上記駆動手段がオイルパンの外部に配置
    された油圧作動式変速機の変速制御装置であって、上記
    変速制御バルブのバルブボディに嵌合する嵌合部を有
    し、且つオイルパンの壁部に遊嵌合される位置決め部材
    を介して該オイルパンの壁部に上記駆動手段が固定され
    ていると共に、該位置決め部材と上記駆動手段の駆動軸
    との間および該位置決め部材と上記オイルパンの壁部と
    の間にシール部材が介装されていることを特徴とする油
    圧作動式変速機の変速制御装置。
  6. 【請求項6】 回転軸上に対向配置された一対の入出力
    ディスク間に配置されて両ディスクに接して回転し、且
    つ傾動可能とされて傾動角度に応じて両ディスク間の変
    速比を変化させるローラと、該ローラを回転自在に支持
    し、且つ自ら移動可能とされてその移動量に応じて上記
    ローラを傾動させるローラ支持部材と、該ローラ支持部
    材を移動させる油圧アクチュエータに対して油圧を給排
    する変速制御バルブと、該制御バルブを駆動する駆動手
    段とを有し、上記変速制御バルブがオイルパンの内部に
    配置され、且つ上記駆動手段がオイルパンの外部に配置
    された油圧作動式変速機の変速制御装置であって、上記
    変速制御バルブのバルブボディに嵌合する第1嵌合部と
    上記駆動手段のボス部に嵌合する第2嵌合部とを有し、
    且つオイルパンの壁部に遊嵌合される位置決め部材を介
    して該オイルパンの壁部に上記駆動手段が固定されてい
    ることを特徴とする油圧作動式変速機の変速制御装置。
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