JP3719355B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両などに採用される無段変速機の変速制御装置の改良に関し、特に油圧により変速機構を駆動する変速制御弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から無段変速機の変速制御装置としては、油圧を用いたものが広く採用されており、例えば、特開平11−2302号公報に開示されるものが知られている。
【0003】
これは、トロイダル型無段変速機の変速制御弁をスプールで構成して、このスプールを揺動自在な変速リンクの途中に連結し、変速リンクの一端をアクチュエータに連結する一方、他端はパワーローラの傾転角(回転角)をフィードバックするメカニカルフィードバック機構に連結されている。
【0004】
そして、アクチュエータの駆動によるスプールの変位に応じて、油圧シリンダの2つの油室の差圧を調整し、パワーローラを支持するトラニオンを軸方向へ駆動することでパワーローラを傾転したり、パワーローラに加わる伝達トルクの支持を行っている。
【0005】
このような、変速制御弁では、図13に示すように、ライン圧などの油圧の供給を受ける供給ポート7Pを挟んで、一対のドレーンポート7D、7Dをバルブボディ70に形成し、さらに、これら供給ポート7Pとドレーンポート7Dの間に、油圧シリンダ(図示せず)の2つの油室と連通する出力ポート7L、7Hを形成する。
【0006】
そして、バルブボディ70の内周には、供給ポート7Pとドレーンポート7D、7Dにそれぞれ対向する3つのランド183〜185を備えたスプール8を摺動可能に収装し、このスプール8の軸方向変位に応じて、出力ポート7L、7Hのいずれかを供給ポート7Pに連通する一方、他方をドレーンポート7Dに連通して変速を行う。
【0007】
また、無段変速機の無負荷状態あるいは無負荷に近い運転状態のときには、図示のように、各ランド183〜185がそれぞれ供給ポート7P及びドレーンポート7Dと対向する中立位置へスプール8を駆動して、油圧シリンダの差圧を0にする。
【0008】
この中立位置では、変速制御の安定性と応答性を確保するため、各ポートと対向するランドの幅La(軸方向寸法)を、ポートの幅Lよりも若干小さく設定して、供給側とドレーン側の双方をアンダーラップとし、供給ポート7Pと出力ポート7L、7H及びドレーンポート7D、7Dが、それぞれ微小に連通している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トロイダル型無段変速機では、パワーローラと入出力ディスクの転動面や軸受の潤滑及び冷却のために、多大な潤滑油流量を必要としており、特に、高油温時にはパワーローラ等の過大な温度上昇を抑制するために、必要とする潤滑油の流量がさらに増大してしまうため、遊星歯車式の自動変速機に比してオイルポンプの吐出流量を大きく設定する必要がある。
【0010】
しかしながら、上記従来の無段変速機の変速制御装置のように、変速制御弁の中立位置において、各ポートとスプールのランドの関係をアンダーラップに設定して、変速制御の安定性と応答性を両立させると、変速を行っていない中立位置でも、各ポートが微小に開いているために、供給ポート7Pからドレーンポート7D、7Dへ作動油が排出されてしまい、変速制御に用いる作動油と潤滑に用いる潤滑油は同一であるから、オイルポンプの吐出流量をさらに大きく設定しなければならず、変速制御の安定性を確保するための作動油の流量と潤滑油の流量を同時に確保するため、オイルポンプを駆動するエンジンの負荷が増大してしまい、特に、エンジン回転速度が低い状態で吐出流量を確保するためには、オイルポンプ固有の吐出流量を大きくする必要があるため、ポンプの大型化に加えて燃費が悪化する場合があるという問題があった。
【0011】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、変速制御弁の中立位置での排出流量を低減して燃費の向上を図りながらも、変速制御の安定性を確保することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、入出力ディスクに挟持されたパワーローラを回転自在に支持するとともに、軸まわりに回動可能かつ軸方向へ変位可能なトラニオンと、前記トラニオンを軸方向へ駆動する油圧シリンダと、この油圧シリンダへの油圧を制御する変速制御弁とを備えた無段変速機の変速制御装置において、
前記変速制御弁は、油圧を供給する供給ポートと対向可能な第1のランドと、この供給ポートを挟んで形成された一対のドレーンポートとそれぞれ対向可能な第2のランドとを備えたスプールを変位自在に収装するとともに、前記油圧シリンダに設けた第1及び第2の油室を、スプールの変位に応じて前記供給ポートまたはドレーンポートへ選択的に連通する第1及び第2の出力ポートを設け、スプールの中立位置では前記第1及び第2のランドが供給ポート及びドレーンポートとそれぞれ対向し、前記第1のランドの幅は、供給ポートの幅以上に設定され、前記第2のランドの幅は、ドレーンポートが開口可能な幅に設定される。
【0013】
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記第1のランドの両端面からはランドの外周に沿って切り欠きを形成し、これら両端の切り欠きの軸方向の底部の軸方向間隔は、供給ポートの幅以下に設定される。
【0014】
また、第3の発明は、入出力ディスクに挟持されたパワーローラを回転自在に支持するとともに、軸まわりに回動可能かつ軸方向へ変位可能なトラニオンと、前記トラニオンを軸方向へ駆動する油圧シリンダと、この油圧シリンダへの油圧を制御する変速制御弁とを備えた無段変速機の変速制御装置において、
前記変速制御弁は、油圧を供給する供給ポートと対向可能な第1のランドと、この供給ポートを挟んで形成された一対のドレーンポートとそれぞれ対向可能な第2のランドとを備えたスプールを変位自在に収装するとともに、前記油圧シリンダに設けた第1及び第2の油室を、スプールの変位に応じて前記供給ポートまたはドレーンポートへ選択的に連通する第1及び第2の出力ポートを設け、スプールの中立位置では前記第1及び第2のランドが供給ポート及びドレーンポートとそれぞれ対向し、前記第1のランドの幅は、供給ポートの幅以上に設定され、前記第2のランドの端面には、スプールの中立位置でドレーンポートが開口可能な切り欠きを形成する一方、第2のランドの幅を、前記ドレーンポートの幅以上に設定する。
【0015】
【発明の効果】
したがって、第1の発明は、スプールの中立位置において、供給ポートと対向可能な第1のランドの幅を供給ポートの幅以上として封止する一方、一対のドレーンポートとそれぞれ対向する第2のランドの幅を、ドレーンポートの幅未満とすることで、第1及び第2の出力ポートは一対のドレーンポートとそれぞれ連通して、油圧シリンダの第1及び第2油室の差圧をほぼ0としてパワーローラの無負荷状態に対応するとともに、第1のランド外周からの漏れ流量が消費されるだけであるため、変速制御の安定性と作動油の消費流量の低減を図ることができ、油圧ポンプ固有の吐出流量を低減してエンジン負荷を抑制し、燃費の向上を図ることができる。
【0016】
また、第2の発明は、スプールの中立位置では、第1のランドの両端面に設けた切り欠きと供給ポートの隙間から圧油が出力ポートに供給されており、無負荷状態から負荷が増大して変速制御を行うときには、スプールの軸方向変位が生じると、切り欠きと対向する供給ポートが部分的に開口して、出力ポートから油室へ圧油が徐々に供給され、さらにスプールが変位して、端面が供給ポートの開口部に入った後は、供給ポートが第1のランドの全周で開口し、スプールの軸方向変位量に応じて圧油の供給が行われ、流量の変化が滑らかになって、油圧の制御特性を連続的かつ滑らかに変化させることが可能となって、変速制御をさらに円滑にすることができる。
【0017】
また、第3の発明は、スプールの中立位置では、ドレーンポートと対向する第2のランドに形成された切り欠きとドレーンポートの隙間から作動油が排出されており、無負荷状態から負荷が増大して変速制御を行うときには、スプールの軸方向変位が生じると、切り欠きと対向するドレーンポートが開口している状態から、第2のランドの端面がスプールの変位に応じて移動することで、切り欠きのみの開口から、第2のランドの全周でドレーンポートが開口し、圧油の排出量が滑らかに増大し、油圧の制御特性をさらに滑らかにでき、また、油圧シリンダの油室内の平均圧力が低下するので、油圧シリンダのシールやリング等の耐久性を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
図1〜図4は、トロイダル型無段変速機の変速制御装置を示しており、図2、図3において、入出力ディスク5、6の対向面にはパワーローラ3、3が狭持され、パワーローラ3は偏心軸を介してトラニオン4に軸支されており、トラニオン4の下部に設けた軸部4Aは、油圧シリンダ1に連結されて軸方向へ駆動されるとともに、軸まわりで回動自在に支持されて、パワーローラ3の傾転角(≒変速比、以下同様)を連続的に変更する。
【0020】
パワーローラ3を支持する複数のトラニオン4のうちの一つの軸部4Aには、図1、図2のように、前進用のプリセスカム2と後進用のプリセスカム2Rを一体的に配設し、前進用の変速制御弁7と後進用の変速制御弁7Rを平行して配置したものである。
【0021】
トラニオン4の軸部4A下端には、軸方向変位及び軸まわり変位(傾転角)を前進用のフィードバックリンク54と後進用のフィードバックリンク154へそれぞれ伝達するためのプリセスカム2、2Rが一体的に形成されて、このプリセスカム2に形成された傾斜面20が、フィードバックリンク54、154に設けた係合部材55a、155aを案内する。
【0022】
フィードバックリンク54は、L字状の部材で形成されており、一端にプリセスカム2と係合する係合部材55aを固設する一方、他端には変速リンク9の係合部90と係合するボール58が固設される。なお、係合部90は図2のX−Y平面内でほぼコの字状に形成され、内周でボール58と摺接する。
【0023】
そして、フィードバックリンク54は、揺動軸60回りで揺動自在に支持されて、他端に設けたボール58を図中X軸方向へ変位させる。
【0024】
このボール58は、車両の前進時に油圧シリンダ1への作動油の吸排を行う変速制御弁7と、ステップモータ50とを連結する変速リンク9の一端に形成された係合部90に係合する。こうして、プリセスカム2とフィードバックリンク54を主体にしてメカニカルフィードバック機構が構成される。
【0025】
一方、変速リンク9の他端には、減速機構51を介してアクチュエータとしてのステップモータ50により軸方向へ駆動されるスライダ52に突設したピン52aと係合する係合部91が形成される。
【0026】
さらに、変速リンク9の途中の所定の位置では、連結部材53のピン53aを介して、変速制御弁7の内周を摺動するスプール8のロッド80が連結される。
【0027】
連結部材53と変速制御弁7を収装するバルブボディ70との間には、変速リンク9の係合部90、91とボール58やピン53aとのガタ、あるいはフィードバックリンク54のガタを排除してフィードバック制御を正確に行うため、連結部材53と平行してスプリング81が配設される。
【0028】
図2において、パワーローラ3がLo側へ傾転すると、トラニオンの軸部4Aに取り付けられたプリセスカム2も図中Lo側へ回動して、図3に示した係合部材55aを下降させる一方、プリセスカム2がHi側へ回動すると、同じく図3において、係合部材55aを上昇させ、他端のボール58と連結した変速リンク9は、パワーローラ3の傾転に応じて図2のLoまたはHi側へ駆動される。
【0029】
したがって、ステップモータ50が変速制御コントローラ30からの目標変速比に応じてスライダ52を伸縮駆動すると、変速リンク9の一端の変位に応じてスプール8が移動し、変速制御弁7の供給ポート7Pを出力ポート7Hまたは出力ポート7Lに連通させて、油圧シリンダ1の油室1Aまたは油室1Bに圧油を供給してトラニオン4を軸方向へ駆動する。
【0030】
パワーローラ3はトラニオンの軸方向変位に応じて傾転して変速比を変更し、この傾転運動はトラニオン4の軸部4A、プリセスカム2、フィードバックリンク54を介して変速リンク9の他端に伝達され、目標変速比と実際の変速比が一致すると、油圧シリンダ1の差圧がパワーローラ3の伝達トルクに応じた値となる位置へスプール8が駆動される。
【0031】
そして、トロイダル型無段変速機が無負荷、または無負荷に近い運転状態のときには、図2、図4に示すように、スプール8は各ランド83〜85が、供給ポート7P及び出力ポート7H、7Lとそれぞれ対向する位置である中立位置に設定され、油圧シリンダ1の差圧をほぼ0にする。
【0032】
ここで、変速制御弁7のバルブボディ70には、図2、図4に示すように、供給ポート7Pを挟んだ両側にドレーンポート7D、7Dが形成され、さらに供給ポート7Pとドレーンポート7D、7Dの間には、出力ポート7L、7Hがそれぞれ形成される。
【0033】
出力ポート7Hは、図3に示した油圧シリンダ1の油室1Aと連通し、同じく出力ポート7Lは油室1Bに連通する。また、供給ポート7Pは、図示しない油圧ポンプ等から油圧(例えば、ライン圧PL)の供給を受ける一方、ドレーンポート7Dはタンク(図示せず)と連通して作動油を排出する。なお、これらポートは、図4に示すように、バルブボディ70内周で環状の溝部として形成される。
【0034】
そして、バルブボディ70内で摺動自在に収装されたスプール8には、変速を行わないほぼ無負荷状態の場合の中立位置において、供給ポート7Pと対向するランド83(第1ランド)と、一対のドレーンポート7D、7Dとそれぞれ対向するランド84、85(第2ランド)が形成され、このうちランド84は出力ポート7L側に、ランド85は出力ポート7H側に配設される。
【0035】
スプール8に形成されたランド83〜85と、供給ポート7P及びドレーンポート7D、7Dの関係は図4に示すように設定される。
【0036】
すなわち、供給ポート7Pの幅をL、対向するランド83の幅(軸方向寸法)をL1とすると、
L1≧L
に設定されて、ランド83の幅L1が供給ポート7Pの幅L以上となって、スプール8の中立位置では、ランド83が供給ポート7Pを封止する。なお、ランド83の幅L1が供給ポート7Pの幅Lよりも大きいときには、オーバーラップとし、ランド83の幅L1が供給ポート7Pの幅Lと一致するときには、ジャストラップという。
【0037】
また、ドレーンポート7D、7Dの幅をLdとし、ランド84、85の幅をL3とすると、
L3<Ld
に設定されて、ランド84、85の幅L3はドレーンポート7Dの幅Ld未満となって、スプール8の中立位置では、ドレーンポート7D、7Dが微小に開口する。そして、ランド84、85の幅L3がドレーンポート7Dの幅Ldよりも小さいときには、アンダーラップという。
【0038】
ただし、中立位置において、ランド84は、ドレーンポート7Dが出力ポート7Lに面して開口する位置に配設され、同じく、ランド85は、ドレーンポート7Dが出力ポート7Hに面して開口する位置に配設される。
【0039】
すなわち、図4において、供給ポート7Pと対向するランド83と、ドレーンポート7Dと対向するランド84の軸方向間隔(対向する端面同士の距離)をX1とし、供給ポート7Pとドレーンポート7Dが開口したバルブボディ70の軸方向間隔をXvとすると、
X1≧Xv
に設定されて、スプール8の中立位置では、ランド84と対向したドレーンポート7Dは、必ず出力ポート7L側で開口して、この出力ポート7Lとドレーンポート7Dが連通する。なお、図4の左側に設けたランド85も、上記と同様に構成されて、中立位置では対向するドレーンポート7Dが、出力ポート7H側で開口するようにランド85が配置される。
【0040】
なお、スプール8のランド83〜85の外径と、バルブボディ70の内径には所定のクリアランスが設定されるため、供給ポート7Pに対向するランド83がオーバーラップとなっても、このクリアランスを介して出力ポート7L、7H及びドレーンポート7D、7Dへ圧油が漏れる。
【0041】
したがって、ほぼ無負荷となる中立位置では、ランド83がオーバーラップとなって供給ポート7Pを封止する一方、ランド84、85がアンダーラップとなってドレーンポート7D、7Dを所定の微小量だけ開口し、油圧シリンダ1の油室1A、1Bに接続された出力ポート7L、7Hは、ドレーンポート7D、7Dと連通する。
【0042】
このため、油圧シリンダ1の油室1A、1B内の作動油は、差圧がほぼ0となるまで出力ポート7L、7Hを介して排出される。
【0043】
供給ポート7Pを封止するランド83がオーバーラップの場合、スプール8の軸方向変位に応じた油圧シリンダ1の制御特性は、図5の実線に示すようになる。
【0044】
図5において、スプール8の変位量が0の位置を中立位置とし、スプール8の変位方向が図中+の場合には、油室1Bの油圧が増大してトラニオン4が上昇するLo側への変速となり、スプール8の変位方向が図中−の場合には油室1Aの油圧が増大するHi側への変速とする。
【0045】
中立位置では、供給ポート7Pがランド83のオーバーラップとなって封止されているが、クリアランスからの漏れ流量分に応じた油圧が各ポートに供給される。
【0046】
この中立位置からスプール8を軸方向へ変位させると、一方のドレーンポート7Dが封止され、他方のドレーンポート7Dの開口量が増大した後に、供給ポート7Pが一方の出力ポートと連通し、スプール8の軸方向変位に応じて開口量が増大することで、油圧シリンダ1の一方の油室の油圧が増大し、他方の油圧が減少して差圧が増大し、トラニオン4の駆動やパワーローラ3に加わる伝達トルクの支持が行われる。
【0047】
例えば、スプール8を+方向へ変位させると、ランド84と対向するドレーンポート7Dが封止され、ランド85と対向したドレーンポート7Dの開口量が増大した後に、供給ポート7Pが一方の出力ポート7Lと連通し、油圧シリンダ1の油室1Bの油圧が上昇する。
【0048】
そして、スプール8の軸方向変位に応じて供給ポート7Pの開口量が増大することで、油室1Aの油圧が供給圧(例えば、ライン圧PL)まで増大する一方、油室1Bはドレーンポート7Dと連通して油圧が減少するため、油圧シリンダ1の差圧が増大し、トラニオン4が変速比Lo側へ向けて駆動される。
【0049】
なお、スプール8を−方向へ駆動した場合には、上記とは逆に油室1Aの油圧が増大して、トラニオン4は変速比のHi側へ駆動される。
【0050】
ここで、中立位置における供給ポート7P及びドレーンポート7Dと各ランド83〜85の関係について考えると、供給ポート7P側では、出力ポート7L、7Hを連通する場合と、供給ポート7Pを封止する場合の2通りがあり、また、ドレーンポート7D側でも、出力ポート7L、7Hを連通する場合と、ドレーンポート7Dを封止する場合の2通りがあり、次表のように、合計4通りの組み合わせがある。
【0051】
【表1】
Figure 0003719355
無負荷状態のときに油圧シリンダ1の差圧を解消するには、供給ポート7P側では、供給ポート7Pを出力ポート7L、7Hと連通させる場合と、供給ポート7Pを封止して、出力ポート7L、7Hと供給ポート7Pの間に圧力差を持たせて油圧シリンダ1の差圧を解消する場合の2通りとなり、ドレーンポート7D側でも、ドレーンポート7D、7Dを出力ポート7L、7Hと連通させる場合と、ドレーンポート7Dを封止して、出力ポート7L、7Hとドレーンポート7Dの間に圧力差を持たせて油圧シリンダ1の差圧を解消する場合の2通りとなる。
【0052】
この4通りの中立位置の中で、作動油の消費流量が最も大きくなるのが、前記従来例で示したように、供給ポート7P及びドレーンポート7Dを共に連通させる場合で、各ランド83〜85はアンダーラップとなる。
【0053】
次に、作動油の消費流量が大きいのが、供給ポート7Pまたはドレーンポート7Dの一方を封止する場合で、ランド83またはランド84、85の一方がオーバーラップとなる。
【0054】
最も消費流量が小さくなるのが、両ポートを封止する場合で、各ランド83〜85がオーバーラップとなる。
【0055】
一方、変速制御の安定性についてみると、ドレーンポート7Dを封止するものでは不安定となり、ドレーンポート7Dを連通させるもので安定となる。
【0056】
これは、ドレーンポート7D、7Dを封止した状態から変速を行う場合では、一方のドレーンポート7Dが開口することで、このドレーンポート7Dと連通した油室の油圧は、急激に減少することにより変速制御の安定性が低下するもので、特に、供給ポート7Pを連通(アンダーラップ)させた場合では、油圧シリンダ1の油室が高圧の状態から、急激に減圧することで不安定になるのに加えて、図5の一点鎖線で示すように、中立位置近傍で不感帯が生じてしまい、制御の応答性も低下する。
【0057】
以上のように、変速制御の安定性と、変速制御弁7での消費流量の低減を両立させるには、上記したように、中立位置において、ランド83を供給ポート7Pに対してオーバーラップないしジャストラップとして封止する一方、ランド84、85をドレーンポート7Dに対してアンダーラップとして、出力ポート7L、7Hと連通させることにより、変速制御の安定性と作動油の消費流量の低減を図ることができ、油圧ポンプ固有の吐出流量を低減してエンジン負荷を抑制し、燃費の向上を図ることができる。
【0058】
なお、ランド83を供給ポート7Pに対してジャストラップとする場合は、図6に示すように、ランド83の幅L1を供給ポート7Pの幅Lに等しく設定する。この場合の制御特性は、ランド83の周縁部からの漏れ流量が大きくなるため、図5の二点鎖線で示すように、中立位置での油室1A、1Bの油圧はオーバーラップの場合に比して高くなる。
【0059】
図7〜図9は、第2の実施形態を示し、前記第1実施形態のランド83の端面に、所定の切り欠きを設けたもので、その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
【0060】
中立位置で供給ポート7Pと対向するランド83は、前記第1実施形態と同じく、幅L1を供給ポート7Pの幅L以上に設定して、中立位置でオーバーラップないしジャストラップとなって供給ポート7Pを封止するのに加え、図7、図8に示すように、ランド83の両端面には、複数の円弧状の切り欠き83A、83Aが、軸となるロッド80に対して対称位置に形成される。
【0061】
そして、切り欠き83A、83Aを形成したランド83の薄肉部83Bの幅をL2とすると、図7に示すように、
L2≦L
に設定されて、スプール8の中立位置では、薄肉部83Bが供給ポート7Pに対してアンダーラップないしジャストラップとなる一方、幅L1の厚肉部83Cが供給ポート7Pに対してオーバーラップないしジャストラップとなって供給ポート7Pの一部を封止する。なお、薄肉部83Bの幅L2は、両端面の切り欠き83A、83Aの軸方向の端部(または底部)の間隔となる。
【0062】
この場合、中立位置では、薄肉部83Bの両端面である切り欠き83A、83Aと供給ポート7Pの隙間から、圧油が出力ポートに供給されており、無負荷状態から負荷が増大して変速制御を行うときには、スプール8の軸方向変位が生じると、切り欠き83Aを備えた薄肉部83Bにおいて、供給ポート7Pが部分的に開口して、出力ポートから油室へライン圧PLが供給され、さらにスプール8が変位して、厚肉部83Cが供給ポート7Pの開口部に入った後は、前記第1実施形態と同様に、供給ポート7Pがランド83の全周で開口し、スプール8の軸方向変位量に応じて圧油の供給が行われる。
【0063】
したがって、油圧の制御特性は図9に示すように、油圧の制御範囲の最小値と最大値付近を連続的かつ滑らかに変化させることが可能となって、変速制御をさらに円滑にすることができる。
【0064】
また、中立位置からスプール8の軸方向変位があると、切り欠き83Aによって迅速に油圧を上昇することができ、応答性を高めて変速制御の安定性を向上させるとともに、薄肉部83Bの幅L2をジャストラップないしアンダーラップとしたため、油圧が低下する油室への漏れ流量を迅速に低減することで、変速制御弁7における消費流量をさらに抑制することができ、燃費性能を向上させることができる。
【0065】
図10は、第3の実施形態を示し、前記第2実施形態のランド84、85の端面に所定の切り欠きを設け、上記ランド83と同様に、薄肉部84Bの幅L4を、ドレーンポート7Dの幅Ld未満とする一方、ランド84、85の幅L3をドレーンポート7Dの幅Ld以上に設定したもので、その他の構成は前記第2実施形態と同様である。
【0066】
中立位置でドレーンポート7Dと対向するランド84、85は、ランドの幅L3をドレーンポート7Dの幅Ld以上に設定する一方、前記第2実施形態のランド83と同様に切り欠き84A、84Aを、ロッド80の軸対称位置に形成して、中立位置ではオーバーラップないしジャストラップとなってドレーンポート7Dを封止するのに加え、切り欠き84A、84Aを形成したランド84の薄肉部84Bの幅(切り欠き84Aの端部同士の軸方向寸法)をL4とすると、図10に示すように、
L4<Ld
に設定されて、スプール8の中立位置では、薄肉部84Bがドレーンポート7Dに対してアンダーラップとなる一方、幅L3の厚肉部84C(すなわち、ランド84の幅)が供給ポート7Pに対してオーバーラップないしジャストラップとなって、ドレーンポート7Dの一部を封止する。なお、図10では、一対のドレーンポート7D、7Dと対向可能なランド84、85は同様に構成されるため、ランド84についてのみ説明し、ランド85の説明を省略する。
【0067】
この場合、中立位置では、薄肉部84Bの端面に形成された切り欠き84Aとドレーンポート7Dの隙間から、作動油が排出されており、無負荷状態から負荷が増大して変速制御を行うときには、スプール8の軸方向変位が生じると、切り欠き84Aにおいてドレーンポート7Dが開口した状態から、ランド84の端面がスプール8の変位に応じて移動することで、切り欠き84Aのみによる開口から、ランド84の全周でドレーンポート7Dが開口する状態へ円滑に移行し、圧油の排出量が滑らかに増大していく。
【0068】
したがって、油圧の制御特性は、前記第2実施形態の図9とほぼ同様になり、さらに、出力ポート7L、7Hを介して油圧シリンダ1の油室1A、1B内の平均圧力が低下するので、油圧シリンダ1のシールやリング等の耐久性を向上させることができる。
【0069】
また、切り欠き84Aは、出力ポートに面したランド84に設けるだけでもよい。
【0070】
図11、図12は、第4の実施形態を示し、前記第2実施形態の切り欠き83Aの形状を半円状として軸方向に延設したもので、その他の構成は、前記第2実施形態と同様である。
【0071】
半円状の切り欠き83A’は、軸となるロッド80に対して対称位置に多数形成され、例えば、図示のように4つの切り欠き83A’を端面に形成し、軸方向へ延設する。
【0072】
これら切り欠き83A’を、軸対称に配置することで、供給ポート7Pからの流体力がランド83に作用して、バルブボディ70内周へ押しつけられるのを防止し、スプール8を確実に動作させて信頼性を向上させることができる。
【0073】
なお、切り欠き83A’の形状は、制御特性等に応じて任意に選択することができる。また、これら切り欠き83A’を、ドレーンポート7Dと対向するランド84、85に設けても同様の作用、効果を得ることができる。
【0074】
また、上記実施形態において、ステップモータ50とメカニカルフィードバック機構に連結された変速リンク9を介して、バルブボディ70に収装されたスプール8を駆動するように変速制御弁を構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、特開昭63−130954号公報に開示されるように、バルブボディ内周に収装したスリーブにポートを形成するとともに、メカニカルフィードバック機構と連結し、このスリーブ内周にステップモータ50で駆動されるスプールを収装するような変速制御弁であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、トロイダル型無段変速機の変速機構及び油圧制御機構の一部を示す概略斜視図。
【図2】同じく変速機構及び油圧制御機構の概略図。
【図3】同じくトロイダル型無段変速機の変速機構の概略図。
【図4】変速制御弁の断面図。
【図5】変速制御弁の油圧制御特性を示すグラフで、スプールの軸方向変位量と油圧シリンダに供給される油圧の関係を示す。
【図6】同じく、供給ポート7Pに対向するランド83をジャストラップとした場合の変速制御弁の断面図。
【図7】第2の実施形態を示し、変速制御弁の断面図。
【図8】同じくスプールに形成されるランドの正面図。
【図9】変速制御弁の油圧制御特性を示すグラフで、スプールの軸方向変位量と油圧シリンダに供給される油圧の関係を示す。
【図10】第3の実施形態を示し、変速制御弁の断面図。
【図11】第4の実施形態を示し、変速制御弁の断面図。
【図12】同じくスプールに形成されるランドの正面図。
【図13】従来例を示す変速制御弁の断面図。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ
1A 第1油室
1B 第2油室
3 パワーローラ
4 トラニオン
5 入力ディスク
6 出力ディスク
7 変速制御弁
7P 供給ポート
7D ドレーンポート
7L、7H 出力ポート
8 スプール
50 ステップモータ
54 フィードバックリンク
70 バルブボディ
83〜85 ランド
83A 切り欠き
83B 薄肉部
83C 厚肉部

Claims (3)

  1. 入出力ディスクに挟持されたパワーローラを回転自在に支持するとともに、軸まわりに回動可能かつ軸方向へ変位可能なトラニオンと、
    前記トラニオンを軸方向へ駆動する油圧シリンダと、
    この油圧シリンダへの油圧を制御する変速制御弁とを備えた無段変速機の変速制御装置において、
    前記変速制御弁は、油圧を供給する供給ポートと対向可能な第1のランドと、この供給ポートを挟んで形成された一対のドレーンポートとそれぞれ対向可能な第2のランドとを備えたスプールを変位自在に収装するとともに、前記油圧シリンダに設けた第1及び第2の油室を、スプールの変位に応じて前記供給ポートまたはドレーンポートへ選択的に連通する第1及び第2の出力ポートを設け、スプールの中立位置では前記第1及び第2のランドが供給ポート及びドレーンポートとそれぞれ対向し、前記第1のランドの幅は、供給ポートの幅以上に設定され、前記第2のランドの幅は、ドレーンポートが開口可能な幅に設定されたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 前記第1のランドの両端面からはランドの外周に沿って切り欠きを形成し、これら両端の切り欠きの軸方向の底部の軸方向間隔は、供給ポートの幅以下に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の変速制御装置。
  3. 入出力ディスクに挟持されたパワーローラを回転自在に支持するとともに、軸まわりに回動可能かつ軸方向へ変位可能なトラニオンと、
    前記トラニオンを軸方向へ駆動する油圧シリンダと、
    この油圧シリンダへの油圧を制御する変速制御弁とを備えた無段変速機の変速制御装置において、
    前記変速制御弁は、油圧を供給する供給ポートと対向可能な第1のランドと、この供給ポートを挟んで形成された一対のドレーンポートとそれぞれ対向可能な第2のランドとを備えたスプールを変位自在に収装するとともに、前記油圧シリンダに設けた第1及び第2の油室を、スプールの変位に応じて前記供給ポートまたはドレーンポートへ選択的に連通する第1及び第2の出力ポートを設け、スプールの中立位置では前記第1及び第2のランドが供給ポート及びドレーンポートとそれぞれ対向し、前記第1のランドの幅は、供給ポートの幅以上に設定され、
    前記第2のランドの端面には、スプールの中立位置でドレーンポートが開口可能な切り欠きを形成する一方、第2のランドの幅を、前記ドレーンポートの幅以上に設定したことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
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