JP2929648B2 - 発光管の製造方法 - Google Patents
発光管の製造方法Info
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- JP2929648B2 JP2929648B2 JP5764790A JP5764790A JP2929648B2 JP 2929648 B2 JP2929648 B2 JP 2929648B2 JP 5764790 A JP5764790 A JP 5764790A JP 5764790 A JP5764790 A JP 5764790A JP 2929648 B2 JP2929648 B2 JP 2929648B2
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- Japan
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- stem
- arc tube
- tube
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガラス管の両開口端に蛍光面ガラス板とス
テムとがそれぞれ封着され、内部に電極が配設された小
型の発光管の製造方法に関するものである。
テムとがそれぞれ封着され、内部に電極が配設された小
型の発光管の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 円筒状のガラス管の両開口端に、内面に蛍光面が形成
された円板状のガラス板と電極線が封入された円板状の
ステムとをそれぞれ封着して発光管を製造する場合、カ
ーボンヒータ等によって局部的に接合部を加熱して封着
する方法は、封着条件の制御が容易で、しかも、封着部
分以外にあまり熱が加わらないといった特徴を有する。
された円板状のガラス板と電極線が封入された円板状の
ステムとをそれぞれ封着して発光管を製造する場合、カ
ーボンヒータ等によって局部的に接合部を加熱して封着
する方法は、封着条件の制御が容易で、しかも、封着部
分以外にあまり熱が加わらないといった特徴を有する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる製法においては、ガラス管の一
方の開口端を蛍光面ガラス板で封止した後、他方の開口
端をステムで真空封止する場合、加熱部分が接合し、ガ
ラス管内部が気密となった後も、熱伝導によってヒータ
から遠い部分が加熱されて行き、そこから、主として水
分からなる吸着ガスが離脱してくる。その結果、管内部
の圧力が上昇し、軟らかくなっている加熱部分が膨らん
でしまうという問題があった。
方の開口端を蛍光面ガラス板で封止した後、他方の開口
端をステムで真空封止する場合、加熱部分が接合し、ガ
ラス管内部が気密となった後も、熱伝導によってヒータ
から遠い部分が加熱されて行き、そこから、主として水
分からなる吸着ガスが離脱してくる。その結果、管内部
の圧力が上昇し、軟らかくなっている加熱部分が膨らん
でしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、真空封止時の吸着ガスの離脱による封
着部分の膨らみを防止することができる発光管の製造方
法を提供することにある。
とするところは、真空封止時の吸着ガスの離脱による封
着部分の膨らみを防止することができる発光管の製造方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決するため、筒状のガラス管の
両開口端に、内面に蛍光面が形成されたガラス板と、電
極を支持するステムとをそれぞれ封着し、真空容器とす
る発光管の製造において、真空封止時に離脱する吸着ガ
スを前記ステムを介して設けた非蒸発型ゲッタで吸収し
ながら、前記一端が蛍光面ガラス板で閉塞されたガラス
管の開口端と前記ステムとを真空中で局部加熱方法によ
り封着したことを特徴とする。
両開口端に、内面に蛍光面が形成されたガラス板と、電
極を支持するステムとをそれぞれ封着し、真空容器とす
る発光管の製造において、真空封止時に離脱する吸着ガ
スを前記ステムを介して設けた非蒸発型ゲッタで吸収し
ながら、前記一端が蛍光面ガラス板で閉塞されたガラス
管の開口端と前記ステムとを真空中で局部加熱方法によ
り封着したことを特徴とする。
[実施例1] 第1図は本発明の一実施例を示すもので、ガラス管と
ステムの封着状態を示すものである。
ステムの封着状態を示すものである。
まず、円筒状(直径15mm、管長20mm)のガラス管1の
一方の開口端に、一方の面に透明導電膜(ITO)2が形
成され、その上に蛍光体よりなる蛍光面3が形成された
円板状(直径15mm、厚さ0.7mm)のガラス板4を、カー
ボンヒータ等によって局部的に加熱して封着する。
一方の開口端に、一方の面に透明導電膜(ITO)2が形
成され、その上に蛍光体よりなる蛍光面3が形成された
円板状(直径15mm、厚さ0.7mm)のガラス板4を、カー
ボンヒータ等によって局部的に加熱して封着する。
次に、外径15mmのボタン型ステム5にカソード素子6
とコレクタ接点用電極7を取り付けるとともに、非蒸発
型ゲッタとしての低温活性化タイプの多孔質ジルコニウ
ムゲッタ(サエスゲッタ製;ST172)8を取り付けたもの
を予め準備する。このゲッタ8には通電加熱用のニクロ
ム線が付いており、封入線9を介して後で加熱できるよ
うになっている。
とコレクタ接点用電極7を取り付けるとともに、非蒸発
型ゲッタとしての低温活性化タイプの多孔質ジルコニウ
ムゲッタ(サエスゲッタ製;ST172)8を取り付けたもの
を予め準備する。このゲッタ8には通電加熱用のニクロ
ム線が付いており、封入線9を介して後で加熱できるよ
うになっている。
そして、第1図に示すように、前記ステム5の外周部
を加熱できるように加工したカーボンヒータ10上に前記
ステム5を載置し、その上に上述の一端が蛍光面ガラス
板4で閉塞されたガラス管1を、その開口端周縁がステ
ム5の周縁部に位置するように配置する。その後、真空
中、760℃で60秒間、カーボンヒータ10で加熱すること
により真空封止を行なう。
を加熱できるように加工したカーボンヒータ10上に前記
ステム5を載置し、その上に上述の一端が蛍光面ガラス
板4で閉塞されたガラス管1を、その開口端周縁がステ
ム5の周縁部に位置するように配置する。その後、真空
中、760℃で60秒間、カーボンヒータ10で加熱すること
により真空封止を行なう。
かかる製法によれば、離脱する吸着ガスはゲッタ8で
吸収されるので、加熱部分が接合して内部が気密となっ
た後、ガラス管1とステム5の封着部分が膨らむことな
く接合される。
吸収されるので、加熱部分が接合して内部が気密となっ
た後、ガラス管1とステム5の封着部分が膨らむことな
く接合される。
また、真空封止後、ゲッタ8に封入線9を介して通電
加熱することにより、発光管内部の真空度を高めること
ができる。
加熱することにより、発光管内部の真空度を高めること
ができる。
なお、本発明に係るゲッタの種類としては、非蒸発型
であれば特に限定しないが、真空封止時の熱で活性化
し、主として水分からなる離脱ガスを十分に吸収する能
力を有するものが望ましい。
であれば特に限定しないが、真空封止時の熱で活性化
し、主として水分からなる離脱ガスを十分に吸収する能
力を有するものが望ましい。
[発明の効果] 本発明に係る方法によれば、真空封止時に離脱する吸
着ガスを管内に設けた非蒸発型ゲッタで吸収しながら行
なうので、従来のように、吸着ガスの離脱により管内部
の圧力が上昇し、加熱部分が膨らむといった欠点を解消
できる。また、真空封止とともに、封止時の熱を用いて
ゲッタの活性化を行なっているので、封止後のゲッタ活
性化工程を行なうことなく高真空が得られる。
着ガスを管内に設けた非蒸発型ゲッタで吸収しながら行
なうので、従来のように、吸着ガスの離脱により管内部
の圧力が上昇し、加熱部分が膨らむといった欠点を解消
できる。また、真空封止とともに、封止時の熱を用いて
ゲッタの活性化を行なっているので、封止後のゲッタ活
性化工程を行なうことなく高真空が得られる。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、ガラス管とス
テムの封着状態を示す断面図である。 1……ガラス管、2……透明導電膜、3……蛍光面、4
……ガラス板、5……ステム、6……カソード素子、7
……コレクタ接点用電極、8……非蒸発型ゲッタ、9…
…封入線、10……カーボンヒータ。
テムの封着状態を示す断面図である。 1……ガラス管、2……透明導電膜、3……蛍光面、4
……ガラス板、5……ステム、6……カソード素子、7
……コレクタ接点用電極、8……非蒸発型ゲッタ、9…
…封入線、10……カーボンヒータ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 9/24,9/26,9/38 H01J 61/26,63/02
Claims (1)
- 【請求項1】筒状のガラス管の両開口端に、内面に蛍光
面が形成されたガラス板と、電極を支持するステムとを
それぞれ封着し、真空容器とする発光管の製造におい
て、真空封止時に離脱する吸着ガスを前記ステムを介し
て設けた非蒸発型ゲッタで吸収しながら、前記一端が蛍
光面ガラス板で閉塞されたガラス管の開口端と前記ステ
ムとを真空中で局部加熱方法により封着したことを特徴
とする発光管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5764790A JP2929648B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | 発光管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5764790A JP2929648B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | 発光管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03261035A JPH03261035A (ja) | 1991-11-20 |
JP2929648B2 true JP2929648B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=13061691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5764790A Expired - Fee Related JP2929648B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | 発光管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2929648B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010030223A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Fujifilm Corp | インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び、印刷物 |
-
1990
- 1990-03-08 JP JP5764790A patent/JP2929648B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03261035A (ja) | 1991-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |