JP2928574B2 - ポリエーテルエステルブロック共重合体弾性糸 - Google Patents

ポリエーテルエステルブロック共重合体弾性糸

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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はポリエーテルエステルブロック共重合体弾性
糸に関する。さらに詳しくは、弾性的性能と耐光性に優
れ、とりわけ乾熱処理、湿熱処理等によって弾性的性能
および耐光性が低下することのない耐久性に優れたポリ
エステルエーテルブロック共重合体弾性糸に関する。
<従来技術> 従来から弾性糸としてはゴム、ポリウレタン等が使用
されているが、これらは弾性回復という点では優れた特
性を示す反面、伸び過ぎるとか耐熱性、耐光性等に問題
がある。
他方、樹脂用途としてポリエーテルエステルブロック
共重合タイプの弾性体が近年になって使用されだした、
このポリマーは、糸にした場合、伸張回復率においては
ポリウレタンには及ばないが低伸張下において比較的良
好な回復性を示し、また溶融紡糸できるというメリット
もある。しかし、ポリエーテルエステルブロック共重合
タイプの弾性糸にあっては、ポリウレタンと異なり、ハ
ードセグメントの結晶によって分子鎖をつなぎ止めてい
るため、永久歪が大きかったり、弾性的性能が劣るとい
う欠点がある。
また、ポリエーテルエステルブロック共重合体は極め
て光劣化を受けやすく、例えば、屋外に暴露されるよう
な条件の下で使用する場合は、比較的短時間で弾性的性
能が低下し、かつ着色する等実用上の問題点を有してい
る。
かかる欠点を改善するため、弾性糸の性能を向上させ
る方法としては、例えば結晶核剤を配合して結晶化度を
高める方法(特開昭59−45349号公報、同59−45350号公
報)が提案されている。しかし、このような方法では弾
性糸の性能を大きく改良することはできず、弾性糸とし
て使用するためには、依然として性能が不十分である。
特に、弾性糸を織編物の一部/又は全体に使用する場
合、これらの処理時に弾性性能及び耐光性が劣化すると
いう耐久性の点で問題が認められる。
一方、従来からポリエーテルエステルブロック共重合
体の耐光性を改善するため、紫外線吸収剤を添加する方
法が提案されている。例えば、ポリエーテルエステルブ
ロック共重合体にヒンダードフェノール系化合物、ヒン
ダードアミン系化合物等を添加する方法(特公昭52−22
744号公報)、ヒンダードアミン系化合物及び二酸化チ
タンを配合する方法(特開昭62−192450号公報)が開示
されている。しかし、これらの方法では、依然改良効果
が小さく実用上の問題が認められる。
本発明者は、このような問題の改善を図るため、先に
ヒンダードアミン系化合物、ヒンダードフェノール系化
合物、含硫黄エステル化合物、及び不活性粒子を特定量
併用配合することによって得たポリエーテルエステルブ
ロック共重合体よりなる弾性糸を提案した。この弾性糸
は、永久歪が少なく、弾性的性能に優れ、また乾熱処
理、湿熱処理等に対して耐久性があり、同時に耐光性が
大幅に改善された弾性糸であり、性能はかなり良化す
る。
しかし、更に弾性的性能と耐光性の改良、とりわけ乾
熱処理、湿熱処理等に耐える弾性糸が要望されている。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明者らは、従来のポリエーテルエステルブロック
共重合体からなる弾性糸固有の欠点、すなわち永久歪が
大きく、弾性的性能に劣り、また耐光性に劣るという欠
点、及び乾熱処理、湿熱処理等後加工処理による弾性的
性能、耐光性の劣化という耐久性の問題を克服するため
鋭意検討した結果、弾性糸をなすポリエーテルエステル
ブロック共重合体を構成するポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコール成分の分子量分布が特定の範囲にあると
同時に、該ポリエーテルエステルブロック共重合体の末
端カルボキシル基濃度が特定の値以下になると、特に乾
熱処理、湿熱処理等に対して耐久性のある弾性的性能が
得られ、同時に耐光性が大きく改善された弾性糸の得ら
れることを見出した。
本発明者は、かかる知見に基づき、更に重ねて検討し
た結果、本発明を完成するに至ったものである。
<問題を解決するための手段> すなわち、本発明は、テレフタル酸を主とするジカル
ボン酸成分、1,4−ブタンジオールを主とするグリコー
ル成分、及び数平均分子量が約1000〜3000のポリ(アル
キレンオキシド)グリコール成分を構成成分とし、かつ
ポリ(アルキレンオキシド)グリコール成分の含有量が
50〜80重量%のポリエーテルエステルブロック共重合体
からなる弾性糸において、前記ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコール成分の数平均分子量と重量平均分子量と
が下記(I)式を満足し、 1.8≦w/n+2×10-4n≦2.0 …(I) [但し、wは重量平均分子量、nは数平均分子量を
示す。] 同時に、該ポリエーテルエステルブロック共重合体の、
末端カルボキシル基濃度が25当量/106g以下であること
を特徴とするポリエーテルエステルブロック共重合体弾
性糸を提供するものである。
本発明におけるポリエーテルエステルブロック共重合
体とは、ジカルボン酸成分の80モル%以上、好ましくは
90モル%以上がテレフタル酸あるいはそのエステル形成
性誘導体である酸成分と、グリコール成分の80モル%以
上、好ましくは90モル%以上が1,4−ブタンジオールあ
るいはそのエステル形成性誘導体である低分子量グリコ
ール成分及び数平均分子量1000〜3000のポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコールとの縮重合反応によって得られ
る共重合体を意味する。
20モル%未満の量で使用されるテレフタル酸以外の酸
成分としては、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ビ
ス(p−カルボキシフェニル)メタン、4,4′−ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸等
の脂肪族ジカルボン酸及び1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸等の脂環族ジカルボン酸ならびにそれらのエステ
ル形成性誘導体が挙げられる。
また、20モル%未満の量で使用される1,4−ブタンジ
オール以外の低分子量グリコール成分としては、エチレ
ングリコール、1,3−プロパンジオール、1,5−ぺンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコ
ール及び1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール等が挙げられる。
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールとしては、ポ
リエチレングリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グ
リコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール
等があげられ、好ましくはポリ(テトラメチレンオキシ
ド)グリコールが使用される。ここで用いるポリ(アル
キレンオキシド)グリコールの数平均分子量は1000〜30
00である。数平均分子量が1000未満では、得られるポリ
エーテルエステルブロック共重合体のブロック性が低下
するため弾性性能に劣り、またポリマー融点が低くなり
乾熱処理、湿熱処理に対する耐久性で問題を生じること
になるため好ましくない。一方、ポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールの分子量が3000を越える場合では、生
成ポリマーが相分離してブロック共重合体となり難く、
弾性的性能に劣るため好ましくない。
ポリエーテルエステルブロック共重合体中のポリ(ア
ルキレンオキシド)グリコールの含有量は50〜80重量%
の範囲にあることが好ましく、80重量%を越えると、弾
性的性能の優れた弾性糸が得られるものの、該共重合体
の融点が低くなりすぎるため、乾熱処理、湿熱処理時の
弾性的性能が急激に低下し耐久性の劣る弾性糸となって
しまう。また、50重量%未満では、永久歪が大きく弾性
的性質に劣る弾性糸しか得られない。
本発明者は、かかるポリエーテルエステルブロック共
重合体からなる弾性糸の耐熱性、すなわち乾熱処理(16
0℃×1分)、湿熱処理(130℃熱水中×60分)に対する
弾性性能の性能劣化防止について検討を行い、特にポリ
エーテルエステルブロック共重合体を構成するポリ(ア
ルキレンオキシド)グリコールの分子量分布とポリエー
テルエステルブロック共重合体の特性との関係を解析し
た結果、乾熱処理,湿熱処理に対する弾性性能の耐久性
は、該弾性糸を構成するポリエーテルエステルブロック
共重合体の末端カルボキシル基濃度とポリ(アルキレン
オキシド)グリコールの分子量分布に深く関係すること
を知見したのである。そして、更に詳細に検討した結
果、乾熱処理,湿熱処理後の耐光性(強度保持率)が40
%以上となる時のポリ(アルキレンオキシド)グリコー
ルの分子量分布指数w/nは、ポリエーテルエステル
ブロック共重合体の末端カルボキシル基濃度が25当量/1
06g以下の下では、nが高いほどw/nを小さくす
る必要のあることを知見し、さらにこの関係を定量的に
解析した結果、耐光性に優れた弾性糸を得るためには、
下記(I)式を満足することが肝要であることを見い出
したのである。
1.8≦w/n+2×10-4n≦2.0 …(I) また、この(I)式の結果とポリエーテルエステルブ
ロック共重合体の末端カルボキシル基濃度との関係も合
わせて解析した結果、乾熱処理、湿熱処理によって弾性
的性能及び耐光性が低下することのない耐久性に優れた
ポリエーテルエステルブロック共重合体弾性糸は、さら
に該ポリエーテルエステルブロック共重合体のカルボキ
シル基濃度を制御することが大切であって、これを25当
量/106g以下にする必要があることをも見い出したので
ある。
かかるポリエーテルエステルブロック共重合体は、通
常の共重合ポリエステルの製造法にならって製造しう
る。具体的には、テレフタル酸を主とするジカルボン酸
成分と、1,4−ブタンジオールを主とするグリコール成
分および前記(I)式を満足するポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールを反応器に入れ、触媒の存在下または
不存在下でエステル交換反応あるいはエステル化の反応
を行い、更に高真空で重縮合反応を行って所望の重合度
まで上げる方法である。
本発明においては、前述の通り、ポリエーテルエステ
ルブロック共重合体のカルボキシル基濃度(CV)は25当
量/106g以下に設定することが必要であるが、この値
は、上記製造法において重合時間,重合温度,触媒の種
類およびその添加量,極限粘度,その他添加剤等を適宜
設定すれば制御可能である。例えば、重合時間を可及的
に短くし、かつ重合温度もできるだけ低くするか、もし
くは、添加剤としてアルカリ金属化合物,アルカリ土類
金属化合物を重合反応中に添加するとCVを低くできる。
かくして製造される本発明に係るポリエーテルエステ
ルブロック共重合体は、その極限粘度(弾性糸における
値)が1.2〜1.7の範囲にあることが望ましい。
弾性糸を構成するポリエーテルエステルブロック共重
合体のIVが1.2未満の場合には、乾熱処理、湿熱処理の
前の状態で弾性糸の永久歪が大きくなったり伸張回復率
が小さくなる等弾性糸としての性能が低下する傾向にあ
る上、乾熱処理および/または湿熱処理後の弾性的性質
及び耐光性も低下する場合がある。
一方、ポリエーテルエステルブロック共重合体のIVが
1.7を越えると、弾性糸の伸度がかなり低下して弾性糸
としての本来の伸びる機能が低下したり、ヤング率が高
くなって整経工程等の加工処理の際に加工張力が高くな
り糸切れ等の問題を生じる原因となる場合がある。しか
も、このような弾性糸を乾熱処理、湿熱処理すると、弾
性的性能及び耐光性は低下する傾向がある。
また、ポリエーテルエステルブロック共重合体弾性糸
のTmは170℃以上とするのが望ましい。通常のポリエス
テル繊維の加工処理工程は乾熱処理が150〜160℃×1〜
5分、湿熱処理は110〜135℃×40〜60分である。このよ
うな乾熱処理、湿熱処理に耐え、弾性性能および耐光性
を維持するためには、該ポリエーテルエステルブロック
共重合体弾性糸のTmが170℃以上であればよい。Tmが170
℃未満になると、乾熱処理および/または湿熱処理によ
る性能劣化が大きくなりやすい。
なお、本発明の弾性糸を構成するポリエーテルエステ
ルブロック共重合体には、通常のポリエステルと同じ
く、艶消剤、顔料(例えばカーボンブラック等)、酸化
防止剤(例えばヒンダードフェノール系化合物、ヒンダ
ードアミン系化合物等)、紫外線吸収剤(例えばベンゾ
フェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サシ
レート系化合物)等を含んでいても何らさしつかえな
い。
以上に説明したポリエーテルエステルブロック共重合
体は、特別の手段を要することなく極めて容易に溶融紡
糸できるので、一般の熱可塑性重合体の溶融紡糸法に準
じて行うことができる。すなわち、ポリウレタン弾性糸
と異なり通常のポリエステル繊維と同様に、糸条および
単糸デニールを任意に設定できる。
上記のブロック共重合体を溶融紡糸して得られた糸は
そのままでも十分な弾性性能を有するが、弾性糸の使用
目的にあわせてさらに延伸および/または熱処理を施し
てもよく、熱処理は、伸長熱処理、定量熱処理、弛緩熱
処理いずれであってもよい。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、弾性糸を構成
するポリエーテルエステルブロック共重合体のカルボキ
シル基濃度を特定の範囲に設定し、同時に該ポリエーテ
ルエステルブロック共重合体を構成するポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコールの分子量分布を特定の範囲に設
定しているので、弾性的性質と耐光性に優れ、とりわけ
乾熱処理、湿熱処理等によっても弾性的性能および耐光
性が低下することのない耐久性に優れた弾性糸を提供す
ることができる。したがって、本発明の弾性糸は、弾性
的性能および耐光性を重要な要素とする織編物への利用
が可能となり、その効果は極めて大である。
<実施例> 以下実施例をあげて、本発明を具体的に説明する。実
施例において、「部」は全て重量部を示す。
ポリエーテルエステルブロック共重合体の特性は、下
記方法によって測定した。
1. 極限粘度(IV) ポリマー0.6g/50mlオルソクロロフェノール溶液の35
℃で測定した値より算出。
2. 融点(Tm) Du Pont社製、熱示差分析計990型を使用し、昇温速度
20℃/分で測定し、融解ピーク温度を求めた。
3. 末端カルボキシル基濃度(CV) ポリマー0.1gを10mlベンジルアルコールで溶解し、10
mlのクロロホルムを加えた後、水酸化ナトリウム−ベン
ジルアルコールで滴定する。指示薬としてフェノールレ
ッドを使用する。
4. 伸長回復性 (1)瞬間伸長回復率 試料10cmに、100%伸長するに対応する荷重をかけて
素早く100%伸長させ、5秒後に荷重を取り除き素早く
試料の長さlcmを読み取り、次式により算出した。
瞬間伸長回復率= {[10−(l−10)]/10}×100(%) (2)強度、伸度 長さ5cmの試料を用い、引っ張り速度1000%/分で伸
長し、破断時の強度、伸度を測定した。
5. 耐光性 弾性糸サンプルをフェードメーターで40時間照射後の
引張強度保持率(%)を測定、算出した。
実施例1,2、比較例1〜3 ジメチルテレフタレート167.3部、テトラメチレング
リコール105部、第1表記載の重量平均分子量(w)
であって、数平均分子量(n)が2000のポリテトラメ
チレングリコール275部及びテトラブチルチタネート0.2
部を反応機に仕込み、内温190℃でエステル交換反応を
行った。理論量の約80%のメタノールが留出した後、昇
温、減圧による重縮合反応を開始した。重縮合反応は徐
々に減圧しながら行い、30分かけて30mmHgとし、更に30
分かけて3mmHgとし、以後1mmHg以下の真空で第1表記載
の内温、時間の反応を行った。
生成したポリエーテルエステルブロック共重合体をペ
レット化した後、ペレットを乾燥後245℃で溶融し、3
ホールのノズルを持つキャップより吐出量3.9g/分でポ
リマーを押出した。このポリマーを2個のゴデーロール
を介して1000m/分の速度で捲取り弾性糸を得た。この弾
性糸の特性および性能を第1表に示す。
実施例3、比較例4 第1表に記載の重量平均分子量で数平均分子量が1000
のポリテトラメチレングリコールを使用し、重合反応条
件を第1表に記載の如く変更する他は実施例1と同様に
実施した。この結果を第1表に示す。
実施例4、比較例5 第1表に記載の重量平均分子量で数平均分子量が3000
のポリテトラメチレングリコールを使用し、重合反応条
件を第1表に記載の如く変更する他は実施例1と同様に
実施した。この結果を第1表に示す。
比較例6 ジメチルテレフタレート167.3部、テトラメチレング
リコール105部、重量平均分子量が2800で数平均分子量2
000のポリテトラメチレングリコール275部及びテトラブ
チルチタネート0.2部を反応機に仕込み、内温210℃でエ
ステル交換反応を行った。理論量の約95%のメタノール
が留出した後、245℃に昇温し、次いで減圧による重縮
合反応を開始した。重縮合反応は徐々に減圧しながら行
い、50分かけて0.2mmHgとし、その条件下で240分間反応
を行った。
得られた共重合体を実施例1と同様にして弾性糸とな
した。この弾性糸の特性及び性能を第1表にあわせて示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレフタル酸を主とするジカルボン酸成
    分、1,4−ブタンジオールを主とするグリコール成分、
    及び数平均分子量が約1000〜3000のポリ(アルキレンオ
    キシド)グリコール成分を構成成分とし、かつポリ(ア
    ルキレンオキシド)グリコール成分の含有量が50〜80重
    量%のポリエーテルエステルブロック共重合体からなる
    弾性糸において、前記ポリ(アルキレンオキシド)グリ
    コール成分の数平均分子量と重量平均分子量とが下記
    (I)式を満足し、 1.8≦w/n+2×10-4n≦2.0 …(I) [但し、wは重量平均分子量、nは数平均分子量を
    示す。] 同時に、該ポリエーテルエステルブロック共重合体の末
    端カルボキシル基濃度が25当量/106g以下であることを
    特徴とするポリエーテルエステルブロック共重合体弾性
    糸。
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