JP2927298B2 - 塗料用樹脂 - Google Patents

塗料用樹脂

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ポリジエン系ポリマーの機械的性質等の優
れた性質を生かしつつ、かつ通常の塗料用溶剤に可溶
で、またアクリル樹脂やメラミン樹脂などの硬化剤樹脂
等の他の塗料用結合剤樹脂との相溶性のよい変性ポリジ
エン系ポリマーである塗料用樹脂に関するものである。
<従来の技術及びその解決すべき課題> 従来からポリブタジエン等に代表されるポリジエン系
ポリマーは、機械的性質、電気的性質に優れた塗膜が得
られるので、一部塗料用結合剤として利用されている。
しかしながら、ポリジエン系ポリマーはアルコール系
溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤等の通常広く使用
されている塗料用溶剤に不溶性もしくは難溶性であり、
かつアクリル樹脂等の改質を目的とする併用結合剤樹脂
や硬化剤樹脂との相溶性が悪く、それ故塗料用結合剤と
して広く採用されるに到ってない。
本発明者等はこのような現状に鑑み、鋭意検討した結
果、通常の塗料用溶剤に可溶で、またアクリル樹脂や硬
化剤樹脂等の他の樹脂と相溶性のよい変性ポリジエン系
ポリマーを見い出し、本発明を完成するに到った。
<課題を解決するための手段> すなわち、本発明は、 (1)ポリジエンポリオール(i)と無水不飽和多価カ
ルボン酸(ii)とのエステル化反応物である不飽和基含
有重合性マクロマーと、 (2)α,β−エチレン性不飽和モノマーと、 を共重合反応せしめて得られる、塗料用樹脂物に関する
ものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用されるポリジエンポリオール
(i)としては、水酸基価が1〜200、好ましくは5〜1
00、数平均分子量が500〜10,000、好ましくは1000〜500
0のものが適当である。
なお、水酸基価が前記範囲より小さいと、後述する
α,β−エチレン性不飽和モノマー(2)とのグラフト
化反応が不十分となり、一方前記範囲より大きいと得ら
れる塗膜の耐水性等が低下する傾向にある。
また、数平均分子量が前記範囲より小さいと、本来の
塗膜性能が発揮されにくくなり、一方前記範囲より大き
いと粘度が高くなり他の樹脂や溶剤との相溶性、塗装作
業性等が悪くなる傾向にある。
一般に、ポリジエンポリオール(i)は、以下の方法
で製造されるが、無論これらに限定されるものではな
い。
共役ジエン系モノマーを単独で、又は共役ジエン系モ
ノマーと他のモノマーとを過酸化水素開始剤又は水酸基
を有するアゾビスイソニトリル系の開始剤を用いて重合
させることにより容易に得られる。かかる重合において
用いられる共役ジエン系モノマーとしては、1,3−ブタ
ジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチ
ルブタジエンなどが挙げられ、他のモノマーとしては一
般式: (式中、R1は水素原子又はアルキル基を示し、R2はアリ
ール基、カルボキシル基、エステル基又はピリジル基な
どを示す。)で表わされる化合物、例えばスチレン、ア
クリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリレ
ート、メタクリレート及びビニルピリジンなどが挙げら
れる。共重合させる場合の生成共重合体中の他のモノマ
ーの含有量は、通常75重量%以下である。水酸基を有す
るアソビスイソニトリル系化合物としては、例えばβ,
β′−アゾビス(β−シアノ−n−プロパノール)、
δ,δ−アゾビス(δ−シアノ−n−ペンタノール)な
どが挙げられる。また、例えば特開昭48−28595号の方
法に従ってジエン系のリビング重合体にハロゲノアルキ
レンオキサイドなどのエポキシ化合物を反応させ、次い
でプロトン酸で処理する方法、或いは特開昭49−30469
号の方法に従って、ジエン系リビング重合体にハロゲノ
アルキレンオキサイド又はポリエポキシ化合物を反応さ
せ、次いで更にモノエポキシ化合物を反応させた後、プ
ロトン酸で処理する方法、その他これらの方法の種々の
変形方法によっても製造することができる。これらの方
法で使用されるリビングジエン系重合体とは分子の両末
端の少なくとも一方にアルカリ金属が結合しているジア
ルカリ金属重合体である。
このようなリビング重合体は、上記したような共役ジ
オレフィン単独、又は共役ジオレフィンと上記一般式
(I)で表わされる他のモノマーなどとを、公知方法に
従ってアルカリ金属又は有機アルカリ金属化合物の存在
下で重合させることにより容易に得られる。
リビング重合を円滑に進行させるためにヘキサン、ヘ
プタン、ベンゼン、キシレン、シクロヘキサン、トルエ
ン、メチルシクロヘキサンなどの炭化水素溶媒が使用さ
れ、特に反応を均一に行わせたい場合には、上記炭化水
素溶媒とルイス塩基の混合溶媒が使用される。
このようにして得られた通常両末端にアルカリ金属を
結合したリビングジエン系重合体に、上記各特許の方法
などに基づいてエポキシ化合物を反応させ、次いで塩
酸、酢酸などのプロトン酸で処理すればポリジエンポリ
オールが得られる。また得られたポリジエンポリオール
は部分的に水素化処理したものも使用可能である。
他の製法としては、α−オレフィンと他のモノマーと
の共重合体を酸化・分解処理し、次いで還元する方法が
挙げられる。例えば、イソブチレンとブタジエン又は1,
3−ペンタジエンをカチオン重合させて得られるブチル
ゴム系の重合体をオゾン分解処理し、次いでリチウムア
ルミニウムハイドライドで還元すれば、ポリヒドロキシ
ポリイソブチレンが得られる。また、エチレン単独で又
はプロピレンとの共存下でジエン類と共重合させて得ら
れる不飽和結合を有するポリ−α−オレフィンをオゾン
分解処理し、次いで還元することにより、ポリジエンポ
リオールが得られる。
このようなポリジエンポリオールには、市販品として
例えばポリテールH、ポリテールHA(以上、三菱化成社
製商品名)、G−1000、G−2000、G−3000(以上、日
本曹達社製商品名)、R−15HT、R−45HT(以上、出光
石油化学社製商品名)等が代表的なものとして挙げられ
る。
本発明において使用される無水不飽和多価カルボン酸
(ii)としては無水マレイン酸、無水イタコン酸等が代
表的なものとして挙げられる。
本発明の不飽和基含有重合性マクロマー(A)は、前
記のポリジエンポリオール(i)と無水不飽和多価カル
ボン酸(ii)とを(ii)/(i)のモル比が0.3〜2.0、
好ましくは0.5〜1.0となるような範囲でエステル化反応
せしめて得られるものである。
なお、モル比が前記範囲より小さいと後述するα,β
−エチレン性不飽和モノマー(2)との共重合反応にお
いてグラフト化反応効率が低下し、相分離した樹脂が生
成しやすくなり、一方前記範囲より大きいとゲル化しや
すくなり、安定な重合反応が困難になる傾向にある。
前記エステル化反応は、代表的にはトルエン、キシレ
ン等の炭化水素系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン系溶剤、酢酸エチル等のエステル系溶剤中に
ポリジエンポリオール(i)を入れ、更に必要に応じ、
アミン類、アンモニウム塩類、ホスフォニウム塩類、ス
ルフォニウム塩類等のエステル化反応触媒等を添加し、
常温〜120℃の温度下で無水不飽和多価カルボン酸(i
i)を投入し、反応温度80〜170℃にて、無水不飽和多価
カルボン酸(ii)の開環エステル化反応させ、不飽和基
含有重合性マクロマー(1)を製造する。
本発明において使用されるα,β−エチレン性不飽和
モノマー(2)としては(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プ
ロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)ア
クリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、
(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸2
−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ステア
リル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)ア
クリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸グ
リシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸等の(メタ)アクリル酸及びそのエステル
類;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、
クロロスチレン等のスチレン及びその誘導体類;その他
(メタ)アクリロニトリル、プロピオン酸ビニル、塩化
ビニル、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、マレイン酸ジアルキルエステル、ジビニルベンゼ
ン、(メタ)アクリルアミド、マレイン酸、フマル酸、
クロトン酸、イタコン酸、あるいはこれらモノマーの二
種以上の混合モノマーが代表的なものとして挙げられ
る。また、耐候性付与のため含フッ素エチレン性不飽和
モノマー、含珪素エチレン性不飽和モノマー等も使用す
ることが可能である。
本発明の塗料用樹脂は、前記不飽和基含有重合性マク
ロマー(1)と、α,β−エチレン性不飽和モノマー
(2)とを重量比で95:5〜5:95、好ましくは75:25〜20:
80の割合で、(2)成分の少なくとも一部が(1)成分
にグラフト重合するよう反応せしめて得られるものであ
る。
なお、不飽和基含有重合性マクロマー(1)が前記範
囲より多過ぎると反応時ゲル化しやすく、一方前記範囲
より少なすぎるとポリジエン系ポリマーの本来の前記特
性が発揮しにくくなる傾向にある。
不飽和基含有重合性マクロマー(1)とα,β−エチ
レン性不飽和モノマー(2)との反応は、代表的には前
記と同様の溶剤中に不飽和基含有重合性マクロマー
(1)を入れ、通常の過酸化物、アゾ化合物等の重合開
始剤を添加し、反応温度約50〜200℃にてα,β−エチ
レン性不飽和モノマー(2)を滴下し、更に約1時間〜
15時間反応させることにより、本発明の変性ポリジエン
系ポリマーである塗料用樹脂を製造する。なお、得られ
る塗料用樹脂は、使用するα,β−エチレン性不飽和モ
ノマー(2)の種類、量あるいは溶剤の種類により、溶
解した透明樹脂ワニスや分散した非水ディスパージョン
状の樹脂ワニス等となり、本発明では両者とも塗料用結
合剤として好適に利用出来る。
本発明の塗料用樹脂は、溶剤、更に必要に応じ硬化
剤、各種添加剤、着色顔料、体質顔料等を配合せしめる
ことにより塗料化される。
前記溶剤としては、トルエン、キシレン、ミネラルス
ピリット、ナフタ等の炭化水素系溶剤;アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤;
メタノール、エタノール、ブタノール等のアルコール系
溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、ギ酸メチル等のエステ
ル系溶剤等に代表される通常塗料用に利用されている溶
剤が挙げられる。
また、前記硬化剤としては、代表的には多価イソシア
ネート化合物、アミノプラスト化合物を使用する。
多価イソシアネート化合物としてはヘキサメチレンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、水添ジフェニルジイソシア
ネート、水添キシリレンジイソシアネート等の脂肪族も
しくは脂環族ジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ート、フェニレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシ
アネートあるいはこれらのビューレット体、二量体、三
量体、あるいはこれらイソシアネート化合物の過剰量と
エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール等の低分子ポリオールとの
反応生成物が代表的なものとして挙げられる。
また、前記多価イソシアネート化合物をフェノール
類、アルコール類、オキシム類、ラムタム類、アミン
類、アミド類等のマスク剤でマスクしたブロックイソシ
アネート化合物も使用出来る。
アミノプラスト化合物は、メラミン、尿素、ベンゾグ
アナミン、アセトグアナミン等のアミノ化合物とアルデ
ヒド化合物との縮合生成物あるいは該縮合生成物をさら
にブタノールの如きアルコールでエーテル化した化合物
である。
また、硬化剤として、一般式: OCN(CH2mSiXnR(3-n) 〔但し、式中Rは水素又は炭素数1〜10の1価炭化水素
基、Xは炭素数1〜5のアルコキシ基、m及びnは1〜
3は整数である〕 で示されるアルコキシシラン化合物等も使用出来る。
なお、本発明の変性ポリジエン系ポリマーである樹脂
を結合剤とする塗料には、硬化剤は必ずしも必要ない
が、塗膜性能向上のため硬化剤を併用するのが望まし
く、硬化剤と併用する場合、変性ポリジエン系ポリマー
の水酸基価を5〜150程度に調整したものを使用するの
が望ましい。
<発明の効果> 本発明の塗料用樹脂は、機械的性質、特に低温時にお
ける破断強度、伸び性が優れており、また通常の塗料用
溶剤に可溶で、かつアクリル樹脂や硬化剤樹脂等の他の
塗料用結合剤との相溶性がよく、それ故、塗料用結合剤
として汎用的に広く使用可能となる。
特に本発明の塗料用樹脂は、伸び率が大きく、柔軟性
のある塗膜が得られるので、自動車用耐チッピング性プ
ライマーとして有用である。
<実施例> 以下、本発明を実施例により、更に詳細に説明する。
なお、実施例中「部」、「%」は重量基準で示す。
実施例1 ポリジエンポリオール注1) 38部 無水マレイン酸 2部 メタクリル酸メチル 10部 アクリル酸2−エチルヘキシル 26部 メタクリル酸2−ヒドロキシエチル 11部 スチレン 13部 t−ブチルパーオキシベンゾエート 0.6部 注1)「ポリテールH」〔(三菱化成社製商品名)、1,
4−ポリブタジエン系ポリオール、水酸基価44±5、沃
素価5以下、数平均分子量2400〕 四ツ口フラスコにキシレン150部とポリジエンポリオ
ール38部を入れ、窒素ガスを流入しながら撹拌下で100
℃まで昇温し、次いで無水マレイン酸2部を投入した。
次いでキシレンの還流温度まで昇温し、その温度下で
酸価が28になるまでエステル化反応させ、不飽和基含有
重合性マクロマーを製造した。
次いで125℃に冷却後、その温度下で、上記α,β−
エチレン性不飽和モノマーの混合物とラジカル重合開始
剤であるt−ブチルパーオキシベンゾエートとを1時間
かけて滴下し、更に7時間反応せしめ、変性ポリジエン
系ポリマー溶液を調製した。
得られた溶液は透明であり、また該ポリマーは、水酸
基価53、数平均分子量4500であった。
実施例2 実施例1において、ポリジエンポリオールとして「ポ
リテールHA」〔(三菱化成社製商品名)、1,2−ポリブ
タリエン系ポリオール、水酸基価40〜55、沃素価5以
下、数平均分子量2500〕を使用する以外は同様にして変
性ポリジエン系ポリマー溶液を調製した。
得られた溶液は透明であり、また該ポリマーは、水酸
基価52、数平均分子量4600であった。
実施例3 実施例1において、キシレンの代りにミネラルターペ
ンを使用する以外は同様にして変性ポリジエン系ポリマ
ーの分散液を調製した。
該ポリマーは、水酸基価44、数平均分子量4000であっ
た。
実施例4 実施例2において、キシレンの代りにミネラルターペ
ンを使用する以外は同様にして変性ポリジエン系ポリマ
ーの分散液を調製した。
該ポリマーは、水酸基価49、数平均分子量4200であっ
た。
実施例5 「ポリテールH」 28.5部 無水マレイン酸 1.5部 メタクリル酸メチル 25部 メタクリル酸イソブチル 18部 メタクリル酸2−ヒドロキシエチル 12部 スチレン 15部 t−ブチルパーオキシベンゾエート 0.7部 各成分の配合比率を上記の通り変更する以外は実施例
1と同様にして変性ポリジエン系ポリマー溶液を調製し
た。
得られた溶液は透明であり、また該ポリマーは、水酸
基価56、数平均分子量3800であった。
実施例6 「ポリテールH」 28.5部 無水マレイン酸 1.5部 メタクリル酸メチル 25部 メタクリル酸イソブチル 18部 メタクリル酸2−ヒドロキシエチル 12部 スチレン 15部 t−ブチルパーオキシベンゾエート 0.7部 各成分の配合比率を上記の通り変更する以外は実施例
2と同様にして変性ポリジエン系ポリマー溶液を調製し
た。
得られた溶液は透明であり、また該ポリマーは、水酸
基価58、数平均分子量5000であった。
比較例1 メタクリル酸メチル 10部 メタクリル酸2−エチルヘキシル 26部 アクリル酸n−ブチル 40部 メタクリル酸2−ヒドロキシエチル 13部 スチレン 13部 t−ブチルパーオキシベンゾエート 1部 四ツ口フラスコにキシレン150部を入れ、窒素ガスを
流入しながら撹拌下で125℃まで昇温し、次いで上記
α,β−エチレン性不飽和モノマーの混合物とt−ブチ
ルパーオキシベンゾエートとを3時間かけて滴下し、更
に4時間反応せしめ、共重合体溶液を調製した。
得られた溶液は透明であり、また該共重合体は、水酸
基価56、数平均分子量4200であった。
比較例2 メタクリル酸メチル 27部 メタクリル酸イソブチル 18部 アクリル酸n−ブチル 30部 メタクリル酸2−ヒドロキシエチル 12部 スチレン 13部 t−ブチルパーオキシベンゾエート 1部 上記α,β−エチレン性不飽和モノマーの混合物を使
用する以外は比較例1と同様にして共重合体溶液を調製
した。
得られた溶液は透明であり、また該共重合体は、水酸
基価52、数平均分子量3500であった。
参考例1〜12及び比較参考例1〜6 第1表に示す配合からなるクリヤー塗料を、キシレン
にて粘度26秒(フォードカップNo.4/20℃)に調整した
ものを、バーコーター75番にてポリプロピレン板に塗布
し、130℃、40分焼付けた。
得られたクリヤー塗膜につき、破断強度、伸長率を測
定し、また塗膜外観を調べ、更にクリヤー塗料の他の樹
脂との相溶性を調べ、その結果を第1表下段に示した。
注2)ヘキサメチレンジイソシアネート 注3)「ユーバン128」(三井東圧化学社製商品名) 注4)試験条件 試験機器:オートグラフIM100(島津製作所社製) 試験温度:20゜、0℃及び−20℃ 試験片 :巾/長さ/膜厚=10mm/30mm/40μm 注5)目視判定 ○:透明、×:白濁 注6)硬化剤との相溶性を調べるため、第1表に示す配
合のクリヤー塗料を室温にて30分間放置し、相分離、沈
殿、濁り等の状態を目視判定した。
○:異常なし、×:異常あり 注7)塗膜にワレ発生し、測定出来ない。
第1表に示す試験結果からも明らかの通り、本発明の
塗料用樹脂組成物は、破断強度、伸長率が、特に低温時
において、比較参考例1〜4に示すアクリル樹脂系に比
較し、優れていた。
また、溶剤に対する溶解性に優れているため透明性の
ある塗膜が得られ、更に他の樹脂との相溶性も良好であ
った。
一方、未変性のポリジエンポリオールを使用した比較
参考例5、6はいずれも溶剤に対する溶解性、他の樹脂
との相溶性も不良であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 63/52 C08G 63/52 (56)参考文献 特開 昭61−278845(JP,A) 特開 昭53−66994(JP,A) 特開 昭54−108893(JP,A) 特開 昭60−101532(JP,A) 特開 昭60−43896(JP,A) 特開 平4−11620(JP,A) 特開 昭60−173009(JP,A) 特開 昭61−39219(JP,A) 特開 昭55−164203(JP,A) 特開 昭53−84705(JP,A) 特公 昭46−18262(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 290/00 - 290/14 C08F 283/00 - 283/14 C09D 1/00 - 201/10 C08F 8/00 - 8/50 C08G 63/00 - 63/91

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)ポリジエンポリオール(i)と、無
    水不飽和多価カルボン酸(ii)とのエステル化反応物で
    ある不飽和基含有重合性マクロマーと、 (2)α,β−エチレン性不飽和モノマーと、 を共重合反応せしめて得られる、塗料用樹脂。
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