JP2926502B2

JP2926502B2 - 孔版印刷装置

Info

Publication number: JP2926502B2
Application number: JP2037178A
Authority: JP
Inventors: 貴訓長谷川; 敬信島田; 晃安田
Original assignee: RISO KAGAKU KOGYO KK
Current assignee: RISO KAGAKU KOGYO KK
Priority date: 1990-02-20
Filing date: 1990-02-20
Publication date: 1999-07-28
Anticipated expiration: 2014-07-28
Also published as: US5095816A; GB2240950B; FR2658448B1; DE4105292C2; GB9103387D0; DE4105292A1; GB2240950A; FR2658448A1; JPH03240584A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、外周面に孔版原紙を装着して回転駆動され
る円筒状の版胴を有し、該版胴の内部で供給されるイン
クを前記孔版原紙の穿孔部を介して印刷紙に次々に転写
していく孔版印刷装置に関するものである。

〔従来の技術〕

外周面に孔版原紙を装着して回転駆動される円筒状の
版胴を備え、該版胴の内部に供給されたインクを版胴外
周面の孔版原紙に供給して次々に印刷を行っていく孔版
印刷装置が知られている。

このような孔版印刷装置の版胴の内部に設けられるイ
ンク供給機構としては、第10図に示すように、版胴100
の内周面に接触するスキージローラ101と該スキージロ
ーラ101に接するドクタローラ102からなる装置が知られ
ている。

ところが、このようなインク供給機構においては、ス
キージローラ101と版胴100の内周面との間隔の調整が難
しく、インク供給量の微調整が困難であるという問題点
があった。そして、版胴100の内周面とスキージローラ1
01の外周面とが接線を共通にしたような状態で接するこ
とになるのでインクの押出量が増え、ついには過剰供給
による尻モレが発生することもあった。尻モレとは、版
胴を通って孔版原紙に供給されたインクが、版胴の回転
に伴うスキージングによって孔版原紙の非穿孔部分であ
る終端部に集約され、これが孔版原紙の終端部と版胴と
の間から外部にはみ出してしまう現象であり、その結
果、印刷用紙が汚損することもあった。

上述したような困難を克服するために、インクの粘度
を高めに設定することも考えられるが、このようにする
とインクが印刷紙の繊維の間に入り込まず、十分な印刷
濃度が得られなくなってしまう。

そこで、これらの問題点を解消するために、前記版胴
の内部にスキージを設け、該スキージを版胴の内周面に
接触させて版胴を回転させ、該内周面に供給されたイン
クを孔版原紙がある外周面側に押出して印刷紙に転写さ
せる孔版印刷装置が工夫されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記の構成における孔版印刷装置においては、スキー
ジを円筒状版胴の内周面に直接接触させているので、従
来のように、スキージローラと円筒状版胴の内周面との
微妙なギャップ調整が必要なく、また粘度の低いインク
を使用しても円筒状版胴の内周面とスキージとの接触が
ほぼ線接触に近いため、版胴外周部へのインクの供給量
をも抑えることができるのでインク供給過剰による尻モ
レ等を減少させることができる。

しかしながら、上記の構成を取ることで完全に尻モレ
を防止することができるわけではない。この点を考慮し
て、第11図に示すように、スキージ103を円筒状の版胴1
00の開口部を越えた非開口部104までスキージングさせ
ることなく、図中矢印で示すように非開口部104の手前
でスキージ103を一度上昇させ、次の印刷に際しては開
口部手前の非開口部104から、再びスキージ103を版胴10
0の内周面に接触させるようにすることで、更に尻モレ
を減少させることができる。

ところが、上述の如き構成によって尻モレを解消する
ことができても、更に以下に説明するような問題が生じ
る。

まず、円筒状の版胴100の内周面とスキージ103により
形成されたインク溜り部105にインクが供給され、版胴1
00が回転してその内周面をスキージ103でスキージング
することによって版胴100の外周部にインクが供給され
る。これに対して第12図（ａ）に示す様に、版胴100の
内周面から上方に退避していたスキージ103が下降し、
印刷に際して再度版胴100との接触が開始された状態に
おいては、スキージ103と版胴100の内周面により形成さ
れるべきインク溜りが存在しない。第12図（ａ）に示す
ように、スキージ103の版胴内周面への接触開始位置
は、版胴100の回転方向について遅れ側である版胴100の
非開口部104の後端部からであり、第12図（ｂ）に示す
ように開口部106までのスキージングにより多少のイン
ク溜り部105が形成される。しかしながら、第12図
（ｃ）に示すように、開口部106先端でのスキージング
でこのインク溜り部105のインクが一気に供給されてし
まい、第12図（ｄ）に示すように、それ以降のスキージ
ングによって一定量のインク供給がされるに必要なイン
ク溜り部105が形成されるまでにはある程度の時間を要
する。従って、最終的な印刷画像は、先端部が通常の濃
度となり、その後濃度が低下し、更にその後再び通常の
濃度に戻る。つまり、インク欠乏による印刷物の濃度ム
ラを生じるのである。

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、外周面に
孔版原紙を装着して回転駆動される多孔性の円筒状版胴
内周面に接離可能にスキージを配置し、これによって版
胴の外周部へインクを供給するシステムを採用しても、
印刷濃度にムラを生じない孔版印刷装置を提供すること
を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の孔版印刷装置は、外周面に孔版原紙を装着し
て回転する円筒状の版胴と、前記版胴の内周面上にイン
クを供給する供給手段と、前記版胴の中心軸線方向に延
在して設けられていると共に、前記版胴の内部において
その内周面に対して接離自在となるように配置され、前
記供給手段が供給したインクを前記版胴の外周面に押出
すスキージと、前記版胴の回転方向について遅れ側とな
る前記スキージの隣部に回転自在に設けられ、該スキー
ジとの位置関係を保持して移動する棒状部材とを具備す
ることを特徴としている。

〔作用〕

版胴の回転方向についての遅れ側であるスキージの隣
に回転自在に棒状部材を設けてあり、スキージング時に
は、版胴とスキージの間に形成されるインク溜り部の中
でインクの渦流によって棒状部材が回転する。これによ
って、インク溜り部のインクは棒状部材にからみついて
スキージの長手方向に均一に広がっていく。

また、スキージと棒状部材は、相互の位置関係を一定
に保持した状態で版胴の内周面から離れることができる
ので、スキージと棒状部材の間には必要な所定量のイン
ク溜り部を常に保持しておくことができる。

〔実施例〕

まず、本発明の第１の実施例を第１図〜第６図によっ
て説明する。

第１図は本実施例の孔版印刷装置１の全体構成を示す
図である。この孔版印刷装置１は、原稿画像の読取り部
２と、該読取り部２からのデータに応じてロール状の孔
版原紙３に穿孔画像を形成する製版部４とを有してい
る。また、製版部４の隣には外周面に製版済みの孔版原
紙３を装着して回転駆動される円筒状の版胴５が設けら
れており、その内部にはインクの供給手段と、昇降自在
のスキージ等が設けられている。さらに該版胴５の下方
にはプレスローラ６及び印刷紙の供給部７が設けられて
おり、前記版胴５の回転及びスキージの昇降に同期した
印刷紙８の供給とプレスローラ６の上下動によって、次
々と孔版印刷が行なわれていくようになっている。な
お、図中９は、版胴５から引き剥された使用済みの孔版
原紙３が収納される排版箱である。

第３図に示すように、外周面5aに孔版原紙３が装着さ
れる版胴５は、装着された孔版原紙３の画像部に対応す
るインク通過性の開口部10と、孔版原紙３の先端部を保
持するクランプ装置12が設けられた非開口部11とを有し
ている。そして、図示しない駆動手段によって、自身の
中心軸線のまわりに回転駆動されるようになっている。

第２図及び第３図に示すように、前記版胴５の中心軸
線に沿う両端面には、版胴５と共に回転する支持軸13,1
4が固設されており、支持軸13,14は版胴５の外部にある
図示しない支持部に支持されている。両支持軸13,14に
はインク供給手段としてパイプ状のインク通過路15が挿
通しており、該インク通過路15の一端は版胴５外に導出
させて外部からインクを供給できるようになっている。
そして、インク通過路15の中央部には供給ホース16が接
続連通されており、供給ホース16の開口先端は版胴５の
内周面5bに臨んでいる。

第２図及び第３図に示すように、版胴５の回転に対し
て不動である前記インク通過路15には一対の固定板17,1
7が設けられている。固定板17,17の間には軸18が回動自
在に渡設され、軸18の両端には扇状部材19,19がそれぞ
れ固設されている。また、前記軸18の一端には支持アー
ム20が固定されており、その先端にはカムフォロア21が
回動自在に設けられている。そして、版胴５と共に回動
する前記支持軸13の内端部にはカム22が固設されてお
り、前記カムフォロア21と係合している。即ち、印刷時
に版胴５が回動すれば、前記カム22の形状によって決ま
る所定のタイミングで支持アーム20が揺動される。これ
によって前記軸18が回転し、第２図（ａ），（ｂ）又は
第３図（ａ），（ｂ）に示す範囲で扇状部材19,19が揺
動することになる。

次に、第２図及び第３図に示すように、前記版胴５の
内部には、所定タイミングで揺動する前記扇状部材19に
よって昇降操作されるスキージユニット23が設けられて
おり、該スキージユニット23はスキージ24と棒状部材25
とを有している。まず、図中26はスキージ支持部材であ
り、その両端にはユニット支持アーム27が突設されてい
る。該ユニット支持アーム27の先端は、版胴５内の図示
しない不動部分に揺動自在に軸支されている。そしてス
キージ支持部材26の両端と、前記両固定板17,17との間
にはばね28,28が設けられており、スキージ支持部材26
を上方へ付勢して前記扇状部材19,19に当接させてい
る。

第２図及び第３図に示すように、スキージ24は前記ス
キージ支持部材26に取付けられている。本実施例のスキ
ージ24はウレタン製で硬度が60°であり、適度な濃度が
得られるように角形となっている。また、所定方向に回
転する版胴５の内周面5bに対して適当な傾斜角度で接触
できるようになっているが、この傾斜角度は印刷スピー
ド、スキージの硬度及びインクの粘度等によって決定さ
れる。また、版胴５の回転方向について遅れ側となる前
記スキージ24の隣部には、回転自在の棒状部材25がスキ
ージ24に近接してほぼ平行に設けられている。なお、前
述したインクの供給ホース16の先端は、スキージユニッ
ト23の中央部に近接した版胴５の回転方向の遅れ側に配
置されている。

次に、以上の構成における作用を説明する。

本実施例におけるスキージユニット23の版胴５に対す
る接離のタイミングは版胴５と共に回転するカム22によ
って定まる。即ち、スキージユニット23は、支持アーム
20を介してカム22に連動する扇状部材19に押圧されて昇
降するようになっている。

まず第４図（ａ）に示すように、非開口部11の末端付
近でスキージユニット23を版胴５の内周面5bに接触さ
せ、続けて同図（ｂ）に示すようにスキージングさせ、
次に同図（ｃ）に示すように非開口部11の直前で上昇さ
せて同図（ｄ）に示すように内周面5bから離す。

インクは、適宜のタイミングでインク通過路15から供
給ホース16を介してスキージユニット23の中央部に近接
した内周面5b上の位置に供給される。

第５図及び第６図に示すように、供給されたインク
は、版胴５の内周面5bと該内周面5bに接触したスキージ
24との間にインク溜り部29を構成し、棒状部材25はイン
ク溜り部29のなかに包含された状態になる。そして、イ
ンク溜り部29に配設された棒状部材25には該インク溜り
部29に供給されたインクがからみついていく。そして第
６図に示すように、版胴５の回転に伴って反時計回り方
向に回転流動するインクの渦流によって棒状部材25は自
身の軸のまわりに回転する。これらの動作によりインク
溜り部29はスキージ24の長手方向にほぼ均一に広がって
いく。

そして、印刷時には、画像にベタ部があった場合に、
まずスキージ近傍のインク溜り部29のインクはそのベタ
部に対応する部分で多く消費される。次に、版胴５が回
転してスキージ24が相対的に移動する際、前記ベタ部の
左右のインクは、棒状部材25の回転によって、少なくな
った部分を補うように移動する。従って、インク溜り部
29でのインクの循環が棒状部材25により効率的に行なわ
れるため、該インク溜り部29のインク量が微量でも均一
な濃度が得られ、画像性に問題をきたすということがな
い。それゆえ、過剰供給による尻モレが防止できる。

次に、印刷が終ってスキージユニット23を上昇させる
場合には、スキージ24と棒状部材25は一体になって上昇
するので、第５図（ａ），（ｂ）に示すように、インク
は両者24,25の間に保持されて版胴５から持上げられ
る。

又、版胴の回転に伴うインク渦の形成による棒状部材
のつれ回りは、スキージユニットを上昇させた後も、慣
性によって継続するのでスキージと棒状部材に挟持され
たインクは、棒状部材にからみついて保持されることに
なる。

従って、版胴５の内周面5bのうち、インクの供給が必
要な開口部10の印刷部分のみに適切なインク供給をする
ことができる。

なお、前述したインク通過路15からのインクの供給
は、インク溜り部29のインク量を検知し、その結果に応
じて随時行うが、このような検知は、特願昭56-161418
において本出願人が提案したように、コンデンサ電極間
の静電容量の変化を検出することによって行う。

以上説明したように、本実施例の孔版印刷装置１によ
れば、前述したように、均一な印刷濃度が得られると共
にインクの過剰供給による尻モレが防止できるという効
果が得られる。さらに、インクの粘度を下げることがで
きるので、プレスローラ６のプレス圧を低くすることが
できる。さらに、垂線に対して40°の角度で、スキージ
24を版胴５の内周面5bに近づける方向へ傾斜させたの
で、騒音が減少し、高スピードにおいても十分な濃度が
得られる。

次に、本発明の孔版印刷装置１の第２の実施例につい
て第７図及び第８図を用いて説明する。

なお、上述した第１の実施例と同一箇所には同一番号
を付して示し、説明を省略する。

本実施例の孔版印刷装置１の版胴５は第７図（ａ）に
示すように、一方の端面5cに、版胴５と共に回転する支
持軸14が固設され、他方の端面5dには、中央に支持孔が
設けられている。支持孔には、インク供給手段としての
パイプ状のインク通過路15が挿通され、該インク通過路
15の一端は前記支持軸14の内端部に回動自在に連結され
ている。そして、前記支持軸14とインク通過路15の他端
は図示しない支持部に支持されている。

インク通過路15の中央部より延設されている供給ホー
ス16の先端には、ディストリビュータ16aが連結されて
いる。第７図（ａ）に示すように、このディストリビュ
ータ16aは、スキージ24よりやや短尺に形成されてお
り、両端が開口しているとともに側面の長手方向には複
数の通過孔が連続して形成されている。

次に、版胴５の回転に対して不動であるインク通過路
15には、一体の固定板17,17が下方に延出して設けられ
ている。各固定板17,17のそれぞれの先端間には、枢軸2
7aが渡設されている。この枢軸27aの両端には、スキー
ジユニット23を支持するユニット支持アーム27がそれぞ
れ揺動自在に軸支されている。そして、これらユニット
支持アーム27の各先端には、第７図（ｂ）に示すよう
に、前述した第１実施例と同構成のスキージユニット23
が渡設されている。

また、ユニット支持アーム27の中途部には、軸18が渡
設され、この軸18の両端には、カムフォロア21が回動自
在にそれぞれ設けられている。そして、版胴５の一方の
端面5c及び他方の端面5dの内側にそれぞれ固設されてい
るカム22に係合するようになっている。各カム22は円盤
形状で、各々の向き合う面に、第７図（ｂ）に示すよう
に、前記カムフォロア21の直径よりやや大きい幅の溝22
aが形成され、この溝22a内をカムフォロア21が転動する
ようになっている。すなわち、第８図（ａ），（ｂ）に
示すように、版胴５が回動すると、カム22の溝22aの形
状によって決まる所定のタイミングでユニット支持アー
ム27が揺動し、スキージユニット23を昇降させるように
なっている。

このように構成された孔版印刷装置１によれば、前述
した第１の実施例による効果と同様の効果が得られると
ともに、スキージユニット23の昇降がカム22とカムフォ
ロア21のみで行えるので、構造は簡素となり、第１の実
施例でのばね28のような取付の際の微調整や耐久性の考
慮が不要となる。また、スキージユニット23の昇降が滑
らかに行われるため騒音が発生しない。さらにディスト
リビュータ16aを設けたことにより、版胴５の内周面5b
の数ケ所にインクを供給するため、内周面5bでのインク
の広がりが早くなる。

なお、第７図（ａ）に示すように、版胴５の両端5c,5
dにカム22をそれぞれ固設しているが、いずれか一方の
みで構成されても同様の効果が得られる。

以上説明した各実施例では棒状部材25はインクの流れ
によって回転するようになっていたが、駆動手段によっ
て棒状部材25を強制的に回動させるようにしてもよい。
このようにすれば、インク溜り部29が均一に広がるまで
の時間が短縮され、インクの固着によって棒状部材の回
転が阻止されることがなく、棒状部材を強制駆動させて
いることによって、スキージを上昇させた後もその回転
速度が低下することがないのでインクの保持力は更に大
きくなる。また、装置を長時間駆動せずに放置した後で
再び駆動しようとする場合には、棒状部材の強制的な渦
流形成効果によって、印刷可能な粘度をより早く回復す
るができる。

また、前記各実施例では、棒状部材25は単純な丸棒で
あったが、棒状部材の形状、材質は、渦流が容易に形成
されるものであり、インク溜り部29内に入りこめる大き
さであればどんなのでもよい。例えば、本出願人が特願
昭58-113850で提案したような種々の構造の棒状部材を
本発明にも利用できる。

なお、以上説明した各実施例はエンドレスの版胴５を
用いていたが、第９図に示すようなＤ型版胴30の切欠部
分や継ぎ目のある版胴の継ぎ目の部分を効率的に避ける
ために、本実施例のようなスキージユニット23の版胴内
周面に対する昇降動作は有効である。

また本実施例では金属円筒体のみからなる一層構造の
版胴を用いたが、本発明は金属円筒体とスクリーン一層
とから成る二層構造、あるいは該円筒体とスクリーン二
層とから成る三層構造の版胴を有する孔版印刷装置に適
用しても同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、スキージの版胴回転方向遅れ側に該
スキージに極く接近させて棒状部材を設け、かつ、スキ
ージと棒状部材との位置関係を保持した状態で版胴の内
周面より離せるようにしたため、必要な一定量のインク
溜りを常に確保しておくことができ、スキージの版胴内
周面への接離動作に伴う濃度ムラを防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体図、第２図（ａ）はス
キージユニットが下降した胴実施例の版胴の断面図、第
２図（ｂ）はスキージユニットが上昇した同断面図、第
３図（ａ）はスキージユニットが下降した同実施例の版
胴を軸と直交する断面で切断した断面図、第３図（ｂ）
はスキージユニットが上昇した同断面図、第４図
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）は同実施例におけるス
キージユニットの昇降動作を説明する図、第５図
（ａ），（ｂ）は同じくスキージユニットの昇降動作を
説明する図、第６図は同実施例におけるインク溜り部で
の作用を示す図、第７図（ａ）は本発明による第２の実
施例のスキージユニットが下降した版胴の断面図、第７
図（ｂ）は第７図（ａ）における版胴を軸と直交する断
面で切断した断面図、第８図（ａ），（ｂ）は同実施例
におけるスキージユニットの昇降動作を説明する図、第
９図は他の実施例を示す断面図、第10図は従来のインク
供給機構の一例を示す模式図、第11図はスキージを備え
た従来の孔版印刷装置の一例を示す断面図、第12図
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）は第11図に示した装置
の問題点を説明する断面図である。１……孔版印刷装置、３……孔版原紙、５……版胴、5a
……外周面、5b……内周面 15……インク供給手段としてのインク通過路、24……ス
キージ、25……棒状部材、30……Ｄ型版胴。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭61−64482（ＪＰ，Ａ) 実開昭61−22655（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B41L 13/18 B41L 13/04

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】外周面に孔版原紙を装着して回転する円筒
状の版胴と、前記版胴の内周面上にインクを供給する供給手段と、前記版胴の中心軸線方向に延在して設けられていると共
に、前記版胴の内部においてその内周面に対して接離自
在となるように配置され、前記供給手段が供給したイン
クを前記版胴の外周面に押出すスキージと、前記版胴の回転方向について遅れ側となる前記スキージ
の隣部に回転自在に設けられ、該スキージとの位置関係
を保持して移動する棒状部材とを具備する孔版印刷装
置。