JP3342100B2 - 孔版印刷用版胴 - Google Patents

孔版印刷用版胴

Info

Publication number
JP3342100B2
JP3342100B2 JP12264893A JP12264893A JP3342100B2 JP 3342100 B2 JP3342100 B2 JP 3342100B2 JP 12264893 A JP12264893 A JP 12264893A JP 12264893 A JP12264893 A JP 12264893A JP 3342100 B2 JP3342100 B2 JP 3342100B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate cylinder
ink
printing ink
cylinder
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12264893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06328834A (ja
Inventor
貴訓 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP12264893A priority Critical patent/JP3342100B2/ja
Priority to US08/242,986 priority patent/US5443557A/en
Priority to DE4418121A priority patent/DE4418121C2/de
Publication of JPH06328834A publication Critical patent/JPH06328834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3342100B2 publication Critical patent/JP3342100B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷用版胴に関
し、特に単胴式輪転孔版印刷装置に使用される孔版印刷
用版胴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単胴式輪転孔版印刷装置として、多孔構
造などによるインキ通過構造部を含み外周面に孔版原紙
を巻き付け装着される筒状の版胴本体を有し、この版胴
本体の内部に版胴内周面に摺接するスキージローラ、ス
キージブレードなどによるスキージ部材が配置され、版
胴本体の回転に伴いスキージ部材によって版胴本体のイ
ンキ通過構造部に印刷インキをスキージンクされるよう
構成されたスキージ方式の単胴式輪転孔版印刷装置は知
られている。
【0003】このスキージ方式の単胴式輪転孔版印刷装
置に使用される孔版印刷用版胴には、特開平3−254
985号公報に示されている如く、両端を端壁により閉
じられた版胴本体がこれを軸線方向に貫通して両側の前
記端壁と各々軸支係合する中心軸により回転可能に支持
され、スキージ部材が版胴本体内部にて前記中心軸より
支持されている構造の軸貫通型のものと、特開昭59−
12893号公報に示されている如く、一端が開口した
版胴本体がこれの開口端側の外周にて外部固定側板によ
り回転可能に片持ち支持され、一端にて前記固定側部部
材と連結され版胴本体内部に固定配置される内部固定枠
体を有し、前記内部固定枠体よりスキージ部材が支持さ
れている構造の片持ち支持型のものとがある。
【0004】この他、スキージ部材を使用しないスキー
ジレスの単胴式輪転孔版印刷装置に使用される孔版印刷
用版胴として、特開昭56−72987号、特開昭62
−42873号、59−12893号、特開平2−16
4576号の各公報に示されている如き軸貫通型の孔版
印刷用版胴が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】軸貫通型の孔版印刷用
版胴は、版胴本体が中心軸により両持ち支持されること
により、版胴本体の回転時の心振れが少なく、同心支持
性に優れ、また版胴本体の両端が端壁により閉じられ、
版胴本体が密閉構造の筒体になっていることにより、版
胴本体内部に存在する印刷インキが運搬時などを含めて
如何なる場合も版胴本体の端部より外部へ漏洩すること
がないと云う利点がある反面、外部よりの版胴本体内部
に対するアクセス性に欠け、版胴本体内部にインキ供給
源としてのインキボトルなどを交換可能に設置すること
ができず、また版胴本体内部にあるスキージ部材の版胴
本体に対する傾斜角(スキージ角)、接触圧(スキージ
圧)の調整に際しては版胴本体を分解する必要があり、
スキージ部材の接触圧調整を組み付け状態にて行うこと
ができない。
【0006】これに対し片持ち支持型の孔版印刷用版胴
は、一端が開口しているから、版胴本体内部にインキ供
給源としてのインキボトルなどを交換可能に設置するこ
とができ、またスキージ部材の版胴本体に対する傾斜
角、接触圧の調整を組み付け状態にて行うことが可能で
あるが、しかし版胴本体の支持構造上、版胴本体の同心
支持性に関して軸貫通型のものより劣り、回転時に心振
れが生じることがあり、これは印刷濃度むらの発生の原
因になる。
【0007】また片持ち支持型の孔版印刷用版胴は、一
端が開口しているから、搬送時などに版胴が立て置きさ
れると、版胴本体内部の印刷インキが開口端部より外部
へ漏洩し、まわりを汚損する虞れがある。また版胴本体
内部は区切りのない一つの内部空間になっていて、スキ
ージ部材の配置部とインキボトルおよびインキ供給用ポ
ンプなどの配置部とが遮蔽されていなので、インキボト
ルやインキ供給用ポンプなどの配置部に版胴本体内部の
印刷インキが付着してこれらが汚損される虞れがある。
これらのことは、使用者の衣服を汚す原因になり、事務
機としての評価を大きく下げることになる。
【0008】スキージレスの単胴式輪転孔版印刷装置に
使用される軸貫通型の孔版印刷用版胴には、版胴本体内
部を直接にインキ貯容室としているものがあるが、この
孔版印刷装置においては、比較的軟らかい印刷インキが
使用されるため、休止時に版胴本体内部に貯えられてい
る印刷インキが重力により版胴本体のインキ通過構造部
を通過して版胴外部へ滴下する現象が生じる。このた
め、この孔版印刷用版胴においては、版胴本体の周方向
の一部に形成されているインキ不通過構造部が下方位置
に位置するように版胴本体の回転停止位置を設定しなけ
ればならないと云う煩わしさがある。
【0009】本発明は、従来の孔版印刷用版胴に於ける
上述の如き問題点に着目してなされたものであり、構造
簡単にして軸貫通型の孔版印刷用版胴と片持ち支持型の
孔版印刷用版胴の利点を兼ね備え、また軟らかい印刷イ
ンキが使用されてもインキ漏洩の虞れがなく、動作停止
時に版胴本体の回転停止位置を特別に設定する必要がな
い孔版印刷用版胴を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、インキ通過構造部を有する筒状の版胴本体
と、前記版胴本体の内側に同心に配置され、内側に大径
の広い筒内空間を郭定し、外側と版胴本体との間に内外
径差が小さい円環状空間を郭定している、固定配置され
た大径の中空筒体と、前記中空筒体と版胴本体との間に
中空筒体と同心に設けられ、版胴本体を回転可能に両持
ち支持する軸受けと、前記中空筒体内に配置された印刷
インキ貯容部と、前記中空筒体内に設けられ前記印刷イ
ンキ貯容部より前記版胴本体の内周面部に供給する印刷
インキの供給量を制御する印刷インキ供給量制御手段と
を有していることを特徴とする孔版印刷用版胴によって
達成される。
【0011】本発明による孔版印刷用版胴において、前
記中空筒体は、当該中空筒体により支持され前記版胴本
体の内周面に摺接するスキージブレードを有していて
よい。 また、前記印刷インキ供給量制御手段が、正転時
に、インキ貯容室から印刷インキを吸引して円環状空間
に供給し、逆転時に、円環状空間の印刷インキを吸引し
てインキ貯容室に戻すインキポンプと、前記インキポン
プを駆動するモータとを有していてもよい。
【0012】また本発明による孔版印刷用版胴において
は前記中空筒体が直接に印刷インキ貯容室を構成してい
てもよい。
【0013】
【作用】上述の如き構成によれば、版胴本体が中空筒体
より両持ち支持され、中空筒体の内側に広い内部空間
(筒内空間)が得られ、この空間に印刷インキ貯容部と
印刷インキ供給量制御手段が無駄な空間を作ることなく
配置される。印刷インキ貯容部および印刷インキ供給量
制御手段の配置部と版胴本体の内周面部とは中空筒体に
より遮蔽隔離され、版胴本体の内周面部の印刷インキが
印刷インキ貯容部や印刷インキ供給量制御手段の配置部
に流れたり、跳ね散ったりすることがない。またスキー
ジ部材として、スキージブレードが使用されていること
により、スキージ機構がローラ式のものと比べて簡単に
なり、またこれの配置に必要なスペースはローラ式のも
のと比べて格段に小さくてよいことにより、中空筒体は
版胴本体との間にスキージブレードのみが配置される程
度の小間隔の空隙を郭定する大径の筒体により構成され
得るようになる。これにより中空筒体の内側の内部空間
が広いものになり、この内部空間に配置される印刷イン
キ貯容部と印刷インキ供給量制御手段の配置の自由度が
大きくなり、また印刷インキ貯容部の容量拡大が図られ
る。
【0014】またスキージレスの孔版印刷用版胴におい
て軟らかい印刷インキが使用されても印刷インキは版胴
本体の内周面とは隔離された中空筒体内の印刷インキ貯
容部に貯えられ、この印刷インキ貯容部の印刷インキが
版胴本体の内周面部に計量供給され、動作停止時に版胴
本体の内周面部に多量の印刷インキが残存することがな
い。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0016】図1および図2は本発明による孔版印刷用
版胴の一実施例を示している。これらの図において、符
号1は孔版印刷用版胴全体を示している。孔版印刷用版
胴1は、固定配置の中空筒体3と、中空筒体3の外側に
同心に配置され両端部を各々中空筒体3の外側に中空筒
体と同心に装着されたころがり軸受け5、7により中空
筒体3より回転可能に支持された筒状の版胴本体9とを
有している。中空筒体3は、図面に示したように、大径
の中空筒体で、その内側に、大径の広い筒内空間29を
有し、その外側と版胴本体9との間には内外径差が小さ
い円環状空間25が形成されている。これらの円環状空
間25と筒内空間29については後に詳述する。
【0017】孔版印刷用版胴1が固定配置方式のもので
ある場合には、中空筒体3は端部にて印刷装置の固定フ
レームに固定装着されればよく、孔版印刷用版胴1が特
公昭62−28758号公報に示されている如く、引き
出し交換可能方式のものである場合には、中空筒体3が
引き出し部材に着脱可能に係合する版胴ユニット支持フ
レームに固定連結されればよい。
【0018】版胴本体9は、薄板製の筒体11と筒体1
1の両端部に係合している二つの端部支持環体13とに
より構成され、両側の端部支持環体13にて各々ころが
り軸受け5、7と係合し、中空筒体3より回転可能に両
持ち支持されている。
【0019】版胴本体9は、外周部に固定装着されたラ
ンド部材15に原紙クランプ17を有し、一端を原紙ク
ランプ17によりクランプされた孔版原紙を外周面に巻
き付け装着され、原紙クランプ17の配置部およびその
近傍を除いた筒体11の周面を電鋳加工などによる微細
多孔構造のインキ通過構造部とされている。
【0020】端部支持環体13にはリング歯車19が筒
体11と同心に固定装着されており、リング歯車19に
は図示されていない版胴駆動モータにより回転駆動され
る駆動歯車21が噛合している。駆動歯車21は図2で
見て時計廻り方向へ回転駆動され、これにより版胴本体
9は自身の中心軸線周りに反時計廻り方向へ回転する。
【0021】中空筒体3は、一端のみが開口し、他端を
端壁23により閉じられ、ころがり軸受け5、7のレー
ス径(外輪外径−内輪内径)分だけ版胴本体9より小径
の筒体により構成され、同一外径の両端部分にころがり
軸受け5、7各々嵌合装着されている。ところで、一
般に、ころがり軸受けの外径寸法と内径寸法との差はそ
の間に配置される転動体(ボール等)径からおよそ決ま
るものである。また、一方、転動体はその負荷容量に見
合った径を選択して、あまり大きな径の転動体の使用は
避けるものである。つまり、直径の大きいころがり軸受
けは、軸受け直径に比べて転動体径も、外径寸法と内径
寸法との差もかなり小さいのが普通である。 直径寸法の
大きい版胴本体9の外周に装着できるころがり軸受け
5、7は、図面に示すように、その外径寸法と内径寸法
との差が軸受け直径に比べてかなり小さいものになる。
ころがり軸受け5、7の内径は中空筒体3の外径に等し
く、それ故、中空筒体3と版胴本体9との間に郭定され
る円環状空間25は、その内外径の間隔が小さいものに
なる。このころがり軸受け5、7は、中空筒体3と版胴
本体9との間に郭定される円環状空間25を密閉空間に
すべく、シール付きのころがり軸受けであることが好ま
しい。
【0022】中空筒体3の内側には、中空筒体3によっ
て円環状空間25とは完全に遮蔽隔離され、一端のみ中
空筒体3の一端開口部27により開放された筒内空間2
9が郭定されている。筒内空間29は中空筒体3の筒径
に応じた大径の広い内部空間であり、この筒内空間29
には、一端開口部27より筒内空間29内に入れられる
インキボトルBを交換可能に保持するインキボトル保持
部31が形成され、またインキボトル保持部31の奥部
に位置してインキボトルBのインキ取出し口Aと係脱可
能に連通係合するインキボトル接続部33が固定配置さ
れている。
【0023】インキボトルBは、一端にインキ取出し口
Aを有する筒状のボトル本体Cと、ボトル本体Cに軸線
方向に移動可能に嵌合しインキ取出し口Aの側にインキ
貯容室Dを郭定するピストン状の可動底板Eとにより構
成されている。
【0024】筒内空間29にはインキ供給ポンプ35と
インキ供給ポンプ駆動用のモータ37とが固定配置され
ており、インキ供給ポンプ35は吸入口をインキ導管3
9によりインキボトル接続部33と連通接続されてい
る。インキ供給ポンプ35の吐出口にはインキ供給導管
41が連通接続されており、インキ供給導管41は中空
筒体3を貫通して円環状空間25内に延出し、これの先
端吐出口43は円環状空間25に位置している。
【0025】中空筒体3の外周面部にはスキージブレー
ド取付部45が設けられており、スキージブレード取付
部45にはスキージブレード47が装着されている。
来から使用されているスキージブレード47の径方向寸
法は、スキージブレード取付部45を含めても1〜2c
m程度であって、スキージブレード47の配置に必要な
径方向寸法はころがり軸受け5、7のレース径にほぼ等
しく、従って円環状空間25はスキージブレード47の
みが配置される1〜2cm程度の小間隔の空隙をなして
いる。
【0026】スキージブレード47は、ゴムあるいはゴ
ム類似品により構成され、所定のスキージ角とスキージ
圧をもって版胴本体9の筒体11の内周面に摺接してい
る。スキージブレード47はスキージブレード取付部4
5において筒内空間19の側よりスキージ角、スキージ
圧を調整され得るようになっている。
【0027】上述のインキ供給導管41の先端吐出口4
3はスキージブレード47の筒体11との接触部より版
胴本体9の回転方向遅れ側にてスキージブレード47の
配置位置と近接した位置に位置しており、スキージブレ
ード47の筒体9との接触部より版胴本体9の回転方向
遅れ側に印刷インキを流出し、この印刷インキは当該部
分に小容量のインキ溜まりPを形成する。
【0028】インキ溜まりPにおける印刷インキの量は
インキ量検出針49を有する静電容量式のインキ量セン
サ51により検出され、インキ量センサ51が検出する
印刷インキ量に応じてモータ37の駆動が制御される。
インキ量センサ51は実公平3−28342号公報に示
されているものと同等のものであってよく、これの発振
回路などを構成する電気回路装置およびモータ27の駆
動回路装置などは印刷インキにより汚損されないよう筒
内空間29に配置されればよい。
【0029】上述の如き構成によれば、駆動歯車21が
図2で見て時計廻り方向へ回転駆動されることにより版
胴本体9が中空筒体3より両持ち支持された状態にて自
身の中心軸線周りに反時計廻り方向へ回転する。
【0030】この回転状態下にてインキ量センサ51に
より検出されるインキ溜まりPの印刷インキ量が所定値
以下になると、モータ37によりインキ供給ポンプ35
が駆動され、インキボトル接続部33に接続されている
インキボトルB内の印刷インキがインキ供給ポンプ35
により吸引されてインキ供給導管41よりインキ溜まり
Pへ計量供給される。
【0031】図示の実施例では、インキ供給ポンプ3
5、モータ37、インキ供給導管41、インキ量センサ
51が版胴本体9の左右両端近傍に各々設けられ、左右
のインキ量センサ51が各々版胴本体9の左右の両端近
傍のインキ量を個別に検出し、左右のモータ37の駆
動、即ち左右のインキ供給ポンプ35の動作が個別に制
御され、インキ溜まりPの左右方向のインキ量の均一化
が図られている。
【0032】なお、図2において、符号53はプレスロ
ーラを示している。
【0033】図3はスキージブレード47の取り付け角
度調節機構の一例を示している。スキージブレード47
はブレード支持体111に取り付けられ、ブレード支持
体111は中空筒体3の外周面に固定装着されたブラケ
ット113に枢軸115により上下方向に傾動可能に取
り付けられている。
【0034】換言すれば、スキージブレード47は、ブ
レード支持体111を介して中空筒体3より枢軸115
を回動中心として傾動可能に支持され、スキージ角と共
にスキージ圧を変化する。
【0035】中空筒体3の内周にはアジャストねじ支持
ブロック117が固定装着され、アジャストねじ支持ブ
ロック117にはアジャストねじ119がねじ係合して
いる。アジャストねじ119は中空筒体3に形成された
貫通孔121を貫通して先端にてブレード支持体111
と当接するプッシュロッド部123を一体に有してい
る。アジャストねじ119にはロックナット125が螺
合している。
【0036】この取り付け角度調節機構においては、ア
ジャストねじ119のアジャストねじ支持ブロック11
7に対するねじ込み量によりプッシュロッド部123が
図にて上下方向へ移動し、これによりプッシュロッド部
123によるブレード支持体111の押し付け量が変化
することによってブレード支持体111の配置角度が変
化し、これに応じてスキージ角、スキージ圧が変化す
る。
【0037】図4は本発明による孔版印刷用版胴の他の
実施例を示している。尚、図4において、図1に対応す
る部分は図1に付した符号と同一の符号により示されて
いる。
【0038】この実施例においては、中空筒体3内が内
部隔壁61によりポンプ配置部63とインキボトル部6
5とに区分され、ポンプ配置部63には、インキ供給ポ
ンプ35、モータ37、インキ供給導管41が配置され
ている。
【0039】インキボトル部65にはピストン部材67
が軸線方向に移動可能に嵌合しており、ピストン部材6
7は内部隔壁61の側にインキ貯容室69を郭定してい
る。内部隔壁61にはインキ取出し口71が形成されて
おり、インキ取出し口71にインキ導管39が連通接続
されている。
【0040】この実施例においては、中空筒体3自体が
インキボトル本体として機能し、大容量のインキ貯容室
69が得られる。
【0041】図5、図6は各々本発明による孔版印刷用
版胴をスキージレス型の孔版印刷用版胴に適用した実施
例を示している。尚、図5、図6において、図1、図4
に対応する部分は図1、図4に付した符号と同一の符号
により示されている。
【0042】図5、図6に示された実施例においては、
中空筒体3が、両端を各々端壁81,83により閉じら
れた密閉筒体として構成され、内部に密閉構造のインキ
貯容室85を構成している。インキ貯容室85には一方
の端壁83に形成されキャップ87により開閉されるイ
ンキ注入口89より印刷インキが注入される。
【0043】図5に示された実施例においては、インキ
貯容室85内にモータ91により駆動されるインキポン
プ93が設けられている。インキポンプ93の吸入口9
5はインキ貯容室85に開放されている。インキポンプ
93の吐出口にはインキ供給導管97が連通接続されて
おり、インキ供給導管97は中空筒体3を貫通して円環
状空間25内に延出し、これの先端吐出口99は円環状
空間25内にて版胴本体9の内周面に接近した位置に位
置している。
【0044】図に示された実施例においては、モータ
91によってインキポンプ93が選択的に駆動されるこ
とにより、インキ貯容室85内の印刷インキがインキポ
ンプ93に吸引されてインキ供給導管97によって円環
状空間25、換言すれば版胴本体9の内周面部に計量供
給される。
【0045】動作停止時などにおいては、モータ91に
よりインキポンプ93が逆駆動されてよく、この逆駆動
により円環状空間25に残存している印刷インキがイン
キ貯容室85内に吸い戻される。
【0046】このポンプ逆駆動によるインキ戻しは、上
述のスキージ付き孔版印刷用版胴においてもインキ供給
導管41の先端吐出口43をインキ溜まりPに近接配置
することにより同様に実施され得る。
【0047】図6に示されたり実施例においては、中空
筒体3に円環状空間25へ向けて開口したインキ出口1
01が形成されており、インキ出口101は電磁弁10
3により開閉されるようになっている。電磁弁103は
弁座部105に着座してインキ出口101を閉じる弁要
素107と弁要素107を開閉駆動するソレノイド部1
09とを有している。
【0048】電磁弁103はインキ出口101を単に開
閉する開閉弁であっても、ソレノイド部109が弁要素
107のリフト量を定量的に制御し、定量的な開弁量制
御によりインキ出口101の開口度を定量的に制御する
流量制御弁であってもよい。何れの場合も電磁弁103
によるインキ出口101の開閉、また開口度制御により
インキ貯容室85より版胴本体9の内周面部に供給され
る印刷インキの量が制御される。
【0049】なお、図5、図6に示された実施例におい
ても、図1、図4に示された実施例と同様に、円環状空
25にスキージブレード47が設けられてもよい。
【0050】上述の何れの実施例においても、インキ溜
まりP、版胴本体9の内周面部における印刷インキ量の
検出は静電容量式のインキ量センサ51以外に、例えば
特願平4−195316号に示されている如きインキ吸
引式のインキ量検出装置、その他各種のインキ量検出装
置により行われてもよい。
【0051】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による孔版印刷用版胴によれば、版胴本体が版胴本体よ
りも少し小さいだけの大径の固定中空筒体より同心に
両持ち支持されていることにより、版胴本体の回転時の
心振れが少なく、同心支持性に優れていると共に、中空
筒体の内側に広い筒内空間(内部空間)が得られ、この
空間に印刷インキ貯容部とポンプなどの印刷インキ供給
量制御手段が無駄な空間を作ることなく配置され、この
空間の有効利用により孔版印刷用版胴を大型化すること
なく大容量の大きい印刷インキ貯容部が得られる。この
ことは中空筒体の内側が直接に印刷インキ貯容室を構成
することにより、より一層顕著なものになる。
【0053】印刷インキ貯容部および印刷インキ供給量
制御手段の配置部と版胴本体の内周面部とは中空筒体に
より遮蔽隔離され、版胴本体の内周面部の印刷インキが
印刷インキ貯容部や印刷インキ供給量制御手段の配置部
に流れたり、跳ね散ったりすることがないから、印刷イ
ンキ貯容部や印刷インキ供給量制御手段が印刷インキに
より汚損されることがなく、また中空筒体と版胴本体の
間に郭定される円環状空間が密閉空間になっていること
により、この部分に存在する印刷インキが運搬時などを
含めて如何なる場合も版胴本体の端部より外部へ漏洩す
ることがなく、しかも中空筒体の端部開口により外部よ
りの版胴本体内部に対するアクセス性が確保され、版胴
本体内部にあるスキージ部材の版胴本体に対する傾斜
角、接触圧の調整を、版胴本体を分解することなく組み
付け状態にて微妙に行うことが可能になる。
【0054】またスキージレスの孔版印刷用版胴におい
て、軟らかい印刷インキが使用されても印刷インキは版
胴本体の内周面とは隔離された中空筒体内の印刷インキ
貯容部に貯えられ、この印刷インキ貯容部の印刷インキ
が版胴本体の内周面部に計量供給されることにより、更
には動作停止時に版胴本体の内周面部に残存している印
刷インキが中空筒体内に戻されることにより、休止時に
版胴本体の内周面部に印刷インキが大量に残存すること
がなく、このことにより休止時に版胴本体の内周面部よ
り印刷インキが重力により版胴本体のインキ通過構造部
を通過して版胴外部へ滴下漏洩することが回避され、動
作停止時に版胴本体の回転停止位置を特別に設定する必
要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による孔版印刷用版胴の一実施例を示す
縦断面図。
【図2】本発明による孔版印刷用版胴の一実施例を示す
端面図。
【図3】本発明による孔版印刷用版胴におけるスキージ
ブレードの取り付け角度調節機構の一例を示す拡大断面
図。
【図4】本発明による孔版印刷用版胴の他の実施例を示
す縦断面図。
【図5】本発明による孔版印刷用版胴の他の実施例を示
す縦断面図。
【図6】本発明による孔版印刷用版胴の他の実施例を示
す縦断面図。
【符号の説明】
3 中空筒体 9 版胴本体25 円環状空間 17 原紙クランプ 19 リング歯車 21 駆動歯車 29 筒内空間 31 インキボトル保持部 35 インキ供給ポンプ 37 モータ 41 インキ供給導管 47 スキージブレード 51 インキ量センサ 65 インキボトル部 67 ピストン部材 69 インキ貯容室 85 インキ貯容室 91 モータ 93 インキポンプ 97 インキ供給導管 101 インキ出口 103 電磁弁 111 ブレード支持体 117 アジャストねじ支持ブロック 119 アジャストねじ 123 プッシュロッド部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ通過構造部を有する筒状の版胴本
    体と、 前記版胴本体の内側に同心に配置され、内側に大径の広
    い筒内空間を郭定し、外側と版胴本体との間に内外径差
    が小さい円環状空間を郭定している、固定配置された大
    径の中空筒体と、 前記中空筒体と版胴本体との間に中空筒体と同心に設け
    られ、版胴本体を回転可能に両持ち支持する軸受けと、 前記中空筒体内に配置された印刷インキ貯容部と、 前記中空筒体内に設けられ前記印刷インキ貯容部より前
    記版胴本体の内周面部に供給する印刷インキの供給量を
    制御する印刷インキ供給量制御手段とを有していること
    を特徴とする孔版印刷用版胴。
  2. 【請求項2】 前記中空筒体は、当該中空筒体により支
    持され前記版胴本体の内周面に摺接するスキージブレー
    ドを有していることを特徴する請求項1に記載の孔版印
    刷用版胴。
  3. 【請求項3】 前記印刷インキ供給量制御手段は、正転
    時に、インキ貯容室から印刷インキを吸引して円環状空
    間に供給し、逆転時に、円環状空間の印刷インキを吸引
    してインキ貯容室に戻すインキポンプと、前記インキポ
    ンプを駆動するモータとを有していることを特徴とする
    請求項1に記載の孔版印刷用版胴。
  4. 【請求項4】 前記中空筒体が直接に印刷インキ貯容室
    を構成していることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の孔版印刷用版胴。
JP12264893A 1993-05-25 1993-05-25 孔版印刷用版胴 Expired - Fee Related JP3342100B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12264893A JP3342100B2 (ja) 1993-05-25 1993-05-25 孔版印刷用版胴
US08/242,986 US5443557A (en) 1993-05-25 1994-05-16 Printing drum assembly for a stencil printing device
DE4418121A DE4418121C2 (de) 1993-05-25 1994-05-24 Drucktrommelanordnung für eine Schablonendruckmaschine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12264893A JP3342100B2 (ja) 1993-05-25 1993-05-25 孔版印刷用版胴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06328834A JPH06328834A (ja) 1994-11-29
JP3342100B2 true JP3342100B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=14841176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12264893A Expired - Fee Related JP3342100B2 (ja) 1993-05-25 1993-05-25 孔版印刷用版胴

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5443557A (ja)
JP (1) JP3342100B2 (ja)
DE (1) DE4418121C2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69605950T2 (de) * 1995-02-01 2000-07-20 Chromium Graphics Inc Herstellungsverfahren einer Anzeige
US5802979A (en) * 1995-02-01 1998-09-08 Chromium Graphics Method for manufacturing a display
JP2000127600A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Riso Kagaku Corp 孔版印刷装置
JP2001328335A (ja) * 2000-05-19 2001-11-27 Riso Kagaku Corp 孔版印刷装置
JP2001328337A (ja) * 2000-05-23 2001-11-27 Tohoku Ricoh Co Ltd インキ補給装置
JP4263568B2 (ja) * 2002-10-07 2009-05-13 理想科学工業株式会社 孔版印刷装置
JP2005297193A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Riso Kagaku Corp 孔版印刷装置
JP2005297198A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Riso Kagaku Corp 孔版印刷装置
US20050217519A1 (en) * 2004-04-06 2005-10-06 Taku Naitou Stencil printing machine

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3892176A (en) * 1966-02-04 1975-07-01 Konishiroku Photo Ind Rotary screen tensioner for single sided drive
US3845712A (en) * 1970-11-27 1974-11-05 Armstrong Cork Co Screen printing method
AT357505B (de) * 1972-12-21 1980-07-10 Zimmer Peter Ag Mehrteilige spaltrakel fuer filmdruckmaschinen
AT335961B (de) * 1973-12-28 1977-04-12 Zimmer Peter Einrichtung zum reinigen einer siebdruckrotationsschablone
JPS5672987A (en) * 1979-11-20 1981-06-17 Seiki Kogyo Kk Ink-supplying device for single-drum type rotary mimeographing printer
US4544269A (en) * 1980-07-25 1985-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Device for measuring light incident on an optical system
NL8201505A (nl) * 1982-04-08 1983-11-01 Stork Brabant Bv Verdeelsysteem voor een visqueuze substantie.
JPS5912893A (ja) * 1982-07-13 1984-01-23 Riso Kagaku Corp 孔版印刷用版胴装置
DE3238084A1 (de) * 1982-10-14 1984-04-26 Mathias 4815 Schloss Holte Mitter Vorrichtung zum gleichmaessigen zufuehren, verteilen und auftragen einer verschaeumten auftragsflotte auf eine vorzugsweise textile warenbahn od.dgl.
JPS6242873A (ja) * 1986-08-01 1987-02-24 Seiki Kogyo Kk 輪転謄写機用版胴
JP2759792B2 (ja) * 1988-12-19 1998-05-28 セイキ工業株式会社 印刷インキ供給装置および印刷インキ容器
JP2926502B2 (ja) * 1990-02-20 1999-07-28 理想科学工業株式会社 孔版印刷装置
JP2870661B2 (ja) * 1990-03-06 1999-03-17 理想科学工業株式会社 孔版印刷装置
JP3061931B2 (ja) * 1991-05-14 2000-07-10 理想科学工業株式会社 孔版印刷装置のインキ供給制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE4418121A1 (de) 1994-12-01
JPH06328834A (ja) 1994-11-29
DE4418121C2 (de) 1999-05-20
US5443557A (en) 1995-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3342100B2 (ja) 孔版印刷用版胴
JP3285993B2 (ja) 輪転印刷機のインキ着けローラにインキを供給する方法と装置
JP3457292B2 (ja) フォーマット可変のオフセット輪転印刷機及びフォーマット可変の表面を製作する方法
US7373880B2 (en) Variable format offset printing press
JP3558768B2 (ja) 動圧流体軸受を備えたモータ
JPH1071693A (ja) 印刷シリンダ
US6517077B1 (en) Mechanical seal, and agitating device and process using same
US5103723A (en) Inking unit for gravure printing press
US5520110A (en) Process and device for filling depressions, such as cups or channels, on the cylindrical surface of a rotating cylindrical body
JP3226664B2 (ja) 孔版印刷用版胴
US5392709A (en) Mounting for an impression cylinder equipped with a tube
US5438921A (en) Stencil printing device having an ink mixing unit
CN214395961U (zh) 一种印刷生产线专用的供墨装置
JPH08142471A (ja) 孔版印刷機の版胴装置
JPH08142473A (ja) 孔版印刷機の版胴装置
JPH08142472A (ja) 孔版印刷機の版胴装置
JPS5672987A (en) Ink-supplying device for single-drum type rotary mimeographing printer
CN218625060U (zh) 一种可承受双向轴向力的圆柱滚子轴承
KR102411315B1 (ko) 열전사용 히팅드럼
JPH09188060A (ja) 回転式孔版印刷装置
JPH0613141Y2 (ja) 材料等の分配供給装置
JPH0351594B2 (ja)
JPH08142474A (ja) 孔版印刷機の版胴装置
JP2002036504A (ja) 印刷装置のインク供給装置
JP2006518026A (ja) 軸線方向揺動運動を回転自在のローラーに伝えるための装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020802

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees