JP2922423B2 - 熱感知器 - Google Patents

熱感知器

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JP2922423B2
JP2922423B2 JP15048594A JP15048594A JP2922423B2 JP 2922423 B2 JP2922423 B2 JP 2922423B2 JP 15048594 A JP15048594 A JP 15048594A JP 15048594 A JP15048594 A JP 15048594A JP 2922423 B2 JP2922423 B2 JP 2922423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オン・オフ型熱感知器
やアナログ型熱感知器などの熱感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】熱感知器は、一般に、火災から発生する
熱に対するセンサとして温度検出素子を用い、温度検出
素子からの電気信号を監視して火災発生を検知するよう
になっている。図8はこのような熱感知器の構成例を示
す図である。図8を参照すると、この熱感知器は、環境
温度を検出するための温度検出素子1と、温度検出素子
1と直列に接続されている信号検出用抵抗2と、線3に
電源電圧Eが加わり、線4が接地電位に保持されている
場合において、温度検出素子1と信号検出用抵抗2との
中点5の電位Vを監視し、この電位Vに基づいて所
定の信号処理を行なう信号処理部6とを有している。
【0003】ここで、温度検出素子1は、その抵抗値R
TH0が環境温度Tに応じて、次式のように変化するよ
うになっている。
【0004】
【数1】 RTH0=Rb0・f(T)
【0005】数1において、Rb0は温度Tに依存しな
い一定の抵抗値であり、f(T)が温度関数である。こ
の種の温度検出素子1には、例えばサーミスタ(NTC
サーミスタ,PTCサーミスタ,あるいはCTRサーミ
スタなど)が用いられる。例えば、温度が上昇すると抵
抗値が減少する特性をもつNTCサーミスタ(負特性サ
ーミスタ)が用いられる場合、上記温度関数f(T)
は、次式のように表わされる。
【0006】
【数2】 f(T)=exp(B/T)
【0007】数2において、Bは定数(B定数と呼ばれ
る)である。
【0008】一方、信号検出用抵抗2には、温度が変化
してもその抵抗値Rがほとんど変化せず、ほぼ一定の
ものが用いられている。従って、中点5の電位Vは、
次式のようになる。
【0009】
【数3】 V=E・R/(RTH0+R) =E・R/〔Rb0・exp(B/T)+R
【0010】数3からわかるように、温度検出素子1に
NTCサーミスタが用いられる場合には、中点5の電位
は、環境温度Tが上昇すると増加する。従って、信
号処理部6において、この中点5の電位Vを監視する
ことで、火災から発生する熱を検出することができる。
【0011】なお、熱感知器は、例えば受信機から延び
る線路に接続可能であり、熱感知器は、受信機との信号
の授受の形態に応じて、オン・オフ型とアナログ型との
2種類に大別される。オン・オフ型熱感知器は、図9に
示すように受信機(P型火災受信機)101からの一対
の線路102間に接続され、火災を検出すると、オン状
態となり、線路102間を低インピーダンス状態とする
ことで、受信機101に火災の発生を知らせるよう構成
されている。すなわち、熱感知器がオン・オフ型熱感知
器である場合、その信号処理部6は、例えば、中点5の
電位Vと所定閾値とを比較するコンパレータと、コン
パレータの比較結果に応じて受信機から延びる一対の線
路の状態を切替えるスイッチング回路とによって構成さ
れており、中点5の電位Vが所定閾値(火災発報のレ
ベル)以下のときには受信機から延びる一対の線路を高
インピーダンス状態(オフ状態)にしており、中点5の
電位Vが所定閾値(火災発報のレベル)よりも高くな
ると、火災と判断して一対の線路を低インピーダンス状
態(オン状態)に切替えて受信機に火災発生を知らせる
ようになっている。
【0012】また、アナログ型熱感知器は、図10に示
すように、受信機201から線路202を介しアドレス
ポーリングによって呼び出され、そのときに、火災に関
する信号情報を線路202に送出し、受信機201に返
送するよう構成されている。すなわち、熱感知器がアナ
ログ型熱感知器である場合、その信号処理部6は、中点
5の電位Vを監視し、受信機からアドレスポーリング
がなされたときに、中点5の電位Vに応じたアナログ
信号を受信機に返送するのに適した形に加工して(例え
ばA/D変換器によりデジタル信号に変換して)、線路
202に送出するよう構成されている。
【0013】ところで、このような熱感知器(オン・オ
フ型,あるいはアナログ型熱感知器)の機能が正常か否
かを試験するため、従来では、図11に示すように、抵
抗81とスイッチ82との直列回路を温度検出素子1に
並列に接続するようになっている。
【0014】ここで、抵抗81は、擬似的な火災抵抗と
しての機能を有し、抵抗81の抵抗値Rは、予め決め
られた温度時の温度検出素子1の抵抗値に設定されてい
る。
【0015】このような構成では、試験を行なう場合に
は、スイッチ82を閉じる。これにより、中点5の電位
は、次式のようになる。
【0016】
【数4】 V=E・R/〔RTH0/(RTH0+R)+R
【0017】このように、スイッチ82が閉じられる
と、温度検出素子1の抵抗値RTH0と並列に抵抗81
の抵抗値(擬似的な火災抵抗)Rが接続されるので、
中点5の電位Vを、所定のレベル(火災発報のレベ
ル)よりも常に高い電圧にすることができる。従って、
信号処理部6の機能が正常であれば、信号処理部6は、
オン・オフ型の場合、一対の線路を低インピーダンス状
態にして受信機に擬似的な火災発生を知らせ、また、ア
ナログ型の場合には、擬似的な火災発生信号(火災に相
当する信号)を受信機に返送することができる。
【0018】受信機では、スイッチ82が閉じられたと
き、一対の線路間が低インピーダンス状態となったり、
あるいは、熱感知器から火災発生信号が返送された場合
に、この熱感知器の機能が正常であると判断し、また、
これと反対に、スイッチ82が閉じられたとき、一対の
線路間が低インピーダンス状態とならなかったり、ある
いは、熱感知器から火災発生信号が返送されない場合
に、この熱感知器の機能が異常(例えば故障)であると
判断することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の試験方式では、主に信号処理部6についての機
能がチェックされるのみであり、熱感知器において最も
重要な温度検出素子1自体の機能をチェックすることが
できないという欠点があった。例えば、温度検出素子1
自体の特性に異常があったり、温度検出素子1が故障
(例えば断線)していても、スイッチ82が閉じられる
と、擬似的な火災抵抗81によって、中点5の電位V
は、温度検出素子1の状態によらずに火災発報のレベル
よりも常に高くなってしまうので、温度検出素子1の特
性異常,故障を確認することができないという問題があ
った。
【0020】また、抵抗81の抵抗値Rは、熱感知器
の設置される環境温度とは無関係に、常に火災発生と判
断されうるのに必要な一定の抵抗値に設定されているの
で、試験中、環境温度の変化によって温度検出素子1の
抵抗値Rが変化すると、中点5の電位Vも変動して
しまい、試験を安定して行なうことができないという欠
点もあった。
【0021】本発明は、温度検出素子の機能をも含めた
熱感知器全体の機能を環境温度の変化に依存せずに安定
して試験することの可能な簡単な構成の試験回路をもつ
熱感知器を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明では、温度検出素子
を用い、温度検出素子からの電気信号を監視して火災発
生を検知する熱感知器において、該熱感知器には、該熱
感知器の機能を試験するための試験回路が接続され、該
試験回路には、温度検出素子とほぼ同程度の温度特性を
有する試験素子が設けられ、試験素子は、試験回路を用
いて熱感知器の機能が試験されるときに、該試験素子の
温度特性によって温度検出素子の温度特性を相殺させる
ように、温度検出素子に対して配置されるようになって
いる。これにより、温度検出素子の機能をも含めた熱感
知器全体の機能を環境温度に左右されずに安定して試験
することができる。
【0023】また、請求項2記載の発明では、該熱感知
器の機能が正常である場合に、温度検出素子と試験素子
とに基づいて擬似的な火災発生状態を表わす予め決めら
れた電気信号が得られるように構成されている。この電
気信号が得られるか否かを調べることにより、熱感知器
の機能が正常か異常かを正確に試験することができる。
【0024】また、請求項3記載の発明では、試験素子
の一方の端子には、可変電圧を印加可能であって、試験
素子の一方の端子に可変電圧を印加したときに温度検出
素子と試験素子とに基づいて得られる電気信号から、熱
感知器の温度検出素子の機能が試験されるように構成さ
れている。これにより、熱感知器の温度検出素子の機能
を精度良く試験することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る熱感知器の一構成例を示す図
である。図1を参照すると、この熱感知器は、図8に示
した熱感知器において、信号検出用抵抗2と線4との間
にスイッチ11が設けられ、また、スイッチ11によっ
て信号検出用抵抗2と切替可能に試験素子12が接続さ
れており、基本的には、このようなスイッチ11と試験
素子12とにより、図8に示した熱感知器を試験するた
めの試験回路が構成されている。
【0026】ここで、試験素子12には、温度検出素子
1と同じ特性(温度特性)をもつ素子(例えばNTCサ
ーミスタ)を用いることができる。試験素子12とし
て、温度検出素子1と同じ特性(温度特性)をもつ素子
を用いる場合、試験素子12の抵抗値RTH1は、環境
温度Tに応じて、次式のように変化する。
【0027】
【数5】 RTH1=Rb1・f(T)
【0028】数5において、Rb1は温度Tに依存しな
い一定の抵抗値である。また、f(T)は温度検出素子
1の抵抗値RTH0の温度変化を与える式(数1)中の
温度関数f(T)と同じ温度関数であり、試験素子12
がNTCサーミスタである場合、数2によって与えられ
る。すなわち、試験素子12と温度検出素子1とが同じ
温度特性のものであるとは、これらにNTCサーミスタ
が用いられる場合、数2においてB定数が同じであるこ
とを意味している。
【0029】次に、図1の熱感知器の動作を説明する。
この熱感知器の通常作動時には、図1において、スイッ
チ11は、S側に接続されている。従って、この場
合、この熱感知器は、図8に示した熱感知器と全く同様
の回路となり、図8に示した熱感知器と全く同様に作動
する。
【0030】この感知器の機能の試験を行なう場合に
は、スイッチ11をS側に切替える。これにより、中
点5の電位Vは、次式のようになる。
【0031】
【数6】 Vs=E・RTH1/(RTH0+RTH1) =E・Rb1・f(T)/(Rb0・f(T)+Rb1・f(T)) =E・Rb1/(Rb0+Rb1) =Vs0
【0032】数6からわかるように、試験素子12と温
度検出素子1とが同じ温度特性のものである場合、スイ
ッチ11をS側に切替えたときの中点5の電位V
は、環境温度Tに依存せず(温度関数が相殺され
て)、一定の値Vs0となる。従って、この値Vs0
火災発報レベルに相当する値となるよう、試験素子12
の抵抗値Rb1を予め設定しておくことにより、この感
知器の機能を試験することができる。
【0033】すなわち、スイッチ11がS側に切替え
られると、中点5の電位Vは、周囲温度に影響されず
常に火災発報のレベルVs0となる。従って、信号処理
部6の機能が正常であれば、信号処理部6は、オン・オ
フ型の場合、一対の線路を低インピーダンス状態にして
受信機に擬似的な火災発生を知らせ、また、アナログ型
の場合には、擬似的な火災発生信号(火災に相当する信
号)を受信機に返送することができる。
【0034】受信機では、スイッチ11がS側に切替
えられたとき、一対の線路間が低インピーダンス状態と
なったり、あるいは、熱感知器から火災発生信号が返送
された場合に、この熱感知器の機能(すなわち、信号処
理部6の機能)が正常であると判断し、また、これと反
対に、スイッチ11がS側に切替えられたとき、一対
の線路間が低インピーダンス状態とならなかったり、あ
るいは、熱感知器から火災発生信号が返送されない場合
に、この熱感知器の機能(すなわち、信号処理部6の機
能)が異常(例えば故障)であると判断することができ
る。
【0035】ところで、図1の熱感知器では、スイッチ
11と試験素子12との簡単な構成の試験回路によっ
て、従来に比べて、熱感知器の機能試験をより信頼性良
くかつ正確に行なうことができる。
【0036】すなわち、図1の感知器(試験回路)は、
上述したように、試験素子12と温度検出素子1とが同
じ特性のものである場合、中点5の電位Vが環境温度
Tに依存しない一定の値(火災レベルに相当する一定
値)Vs0になるので、環境温度Tが変化しても、中点
5の電位Vは変動せずに常に一定であり、感知器の機
能試験を安定して行なうことができる。
【0037】また、図1の感知器(試験回路)では、温
度検出素子1の特性が異常であったり、温度検出素子1
が故障(例えば断線)しているときには、試験時に、中
点5の電位Vが、一定値Vs0から変動するので、こ
の変動を検出することで、温度検出素子1自体の機能試
験を行なうことができる。より具体的には、例えば、中
点5の電位Vが一定値Vs0から所定の誤差範囲を超
えたか否かを検知する電位変動検知手段(図示せず)を
信号処理部6に設け、試験中に、中点5の電位Vが一
定値Vs0から所定の誤差範囲を超えた場合には、温度
検出素子1が特性異常であるか、あるいは、温度検出素
子1が故障であることを知らせるための信号を受信機に
送ることもできる。さらに、中点5の電位Vが増加し
たか、減少したかを判別する手段を設け、電位Vが増
加したときには、温度検出素子1の感度(Rb0あるい
はB)が減少したと判断し、電位Vが減少したときに
は、温度検出素子1の感度(Rb0あるいはB)が増加
したと判断するよう構成することもできる。
【0038】このように、図1の熱感知器(試験回路)
では、温度検出素子1の機能をも含めた熱感知器全体の
機能を安定して試験することができる。
【0039】なお、上述の説明では、試験素子12とし
て、温度検出素子1と同じ特性をもつ素子を用いるとし
たが、試験素子12に温度検出素子1と全く同じ素子を
用いることもできる。この場合、信号検出用抵抗2の抵
抗値Rが、火災発報の温度における温度検出素子1の
抵抗値と同じ値に設定されていれば、火災発報のレベル
はE/2となり、実際の火災発生時には、中点5の電位
は、線3,4間の電圧(電源電圧)Eの1/2以上
となる(すなわち火災発報レベル(E/2)以上とな
る)。また、試験時には、試験素子12に温度検出素子
1と全く同じ素子が用いられていることから、中点5の
電位Vは線3,4間の電圧Eの1/2となり(E/2
となり)、火災発報のレベルとなって、これに基づい
て、感知器の機能の試験を行なうことができる。
【0040】また、上述の説明では、試験時に、中点5
の電位Vの静的変化(試験素子12の一方の端子12
aを線4に接続し、試験素子の一方の端子12aに加わ
る電圧を一定(“0”V)にした状態での電位Vの変
化)を利用して、温度検出素子1の特性の異常あるいは
故障を検出するとしたが、温度検出素子の特性の変化
(異常)をより一層正確に検出するのに、図2に示すよ
うな構成の下で、試験を行なうこともできる。すなわ
ち、図2の熱感知器では、スイッチ11は抵抗2と線4
との間の開閉を行なうだけにのみ用いられる。また、試
験素子12の一方の端子12aは、可変電圧発生器41
に接続可能となっている。なお、可変電圧発生器41と
しては、例えば、一定電圧値(例えば“0”V)を発生
する第1のモードと、図3に示すような可変電圧V
(図3の例では、鋸歯状可変電圧)を発生する第2の
モードとを有し、第1,第2のモードを例えば手動操作
によって切替可能なものを用いることができる。
【0041】図2の構成例では、熱感知器の通常作動時
には、スイッチ11を閉にし、また、可変電圧発生器4
1を接続せずに、試験素子12の一方の端子12aをオ
ープン状態にしておく。この場合、この熱感知器は、図
8に示した熱感知器と全く同様の回路となり、図8に示
した熱感知器と全く同様に作動する。
【0042】この熱感知器の信号処理部6の機能の試験
を行なうときには、スイッチ11を開き、また、可変電
圧発生器41を第1のモードに設定する。これにより、
この熱感知器は、図1に示した熱感知器において、スイ
ッチ11をS側に切替えたと同じ状態になり、前述し
たと同様にして、信号処理部6の機能を試験することが
できる。
【0043】また、この感知器の温度検出素子1の機能
の試験を行なうときには、スイッチ11を開にし、ま
た、可変電圧発生器41を第2のモードに設定する。こ
の場合、可変電圧発生器41からは、例えば図3に示し
たような可変電圧Vが発生し、これが試験素子12の
一方の端子12aに加わることで、中点5の電位V
は、次式のようになる。
【0044】
【数7】 V=(E−V)RTH1/(RTH0+RTH1)+V =E・Rb1/(Rb0+Rb1)+V・Rb0/(Rb0+Rb1
【0045】なお、数7から明らかなように、可変電圧
を印加する場合も、中点5の電位Vは、環境温度
Tに依存しないものとなる(すなわち、温度関数は相殺
される)
【0046】図4(a)乃至(e)には、図3に示すよ
うな鋸歯状可変電圧Vを印加したときの中点5の電位
が示されている。いま、温度検出素子1の機能(例
えば感度)が正常である場合には、中点5の電位V
は、図4(a)に示すようなものとなる。これに対
し、温度検出素子1の機能(例えば感度)が異常あるい
は故障している場合には、中点5の電位Vは、図4
(b),(c),(d)または(e)に示すようなもの
となる。なお、図4(b)は温度検出素子1の感度が低
下(抵抗値Rb0あるいはB定数が正常値よりも小さ
い)している場合、図4(c)は温度検出素子1の感度
が上昇(抵抗値Rb0あるいはB定数が正常値よりも大
きい)している場合、図4(d)は温度検出素子1が断
線(抵抗値Rb0が無限大)している場合、図4(e)
は温度検出素子1が短絡(抵抗値Rb0が“0”)して
いる場合の、電位Vを示している。
【0047】なお、この場合、信号処理部6を、例えば
図5に示すように、中点5の鋸歯状電位Vを所定閾値
と比較し、鋸歯状電位Vが所定閾値Vとなるま
での時間を計数するカウンタ51と、カウンタ51の計
数値CNTに応じて温度検出素子1の感度変化を検知す
る感度変化検知部52と、鋸歯状電位VがEとなった
ときに温度検出素子1が短絡していると判断する第1の
判定部53と、鋸歯状電位VがVであるときに温度
検出素子1が断線していると判断する第2の判定部54
とを有するものとして構成することができる。ここで、
カウンタ51は鋸歯状可変電圧Vと同期して動作する
ようになっており、鋸歯状可変電圧Vが“0”Vとな
るときに、リセットされるとする。
【0048】このような構成では、中点5の電位V
図4(a)に示すようなものとなる場合、信号処理部6
では、カウンタ51の計数値CNTが正常値CNT
ほぼ同じであることにより、温度検出素子1の機能は正
常であると判断する。これに対し、中点5の電位V
図4(b)に示すようなものとなる場合、信号処理部6
では、カウンタ51の計数値CNTが正常値CNT
比べ非常に小さいことにより、温度検出素子1の感度が
低下していると判断し、また、中点5の電位Vが図4
(c)に示すようなものとなる場合、信号処理部6で
は、カウンタ51の計数値CNTが正常値CNTに比
べ非常に大きいことにより、温度検出素子1の感度が上
昇していると判断することができる。すなわち、温度検
出素子1の感度変化を精度良く検知することができる。
【0049】また、中点5の電位Vが図4(d)に示
すようなものとなる場合、信号処理部6では、電位V
がVであることにより、温度検出素子1が断線してい
ることを検知できる。また、中点5の電位Vが図4
(e)に示すようなものとなる場合、信号処理部6で
は、電位VがEとなることにより、温度検出素子1が
短絡していることを検知できる。
【0050】このように、図2の構成例では、可変電圧
発生器41からの可変電圧Vを試験素子12に印加す
ることによって、温度検出素子1をも含めた熱感知器全
体の試験を精度良く行なうことができる。なお、上述の
例では、カウンタ51を用いたが、カウンタ51を用い
るかわりに、Vの電圧を直接計測するなど、種々の変
形も可能である。
【0051】図1,図2の例では、熱感知器の基本構成
が図8に示すようなものになっているとして説明した
が、本発明は、図8に示した構成の熱感知器に限定され
ず、火災から発生する熱に対するセンサとして温度検出
素子が用いられ、温度検出素子からの電気信号を監視し
て火災発生を検知する機能が備わっているものであれ
ば、任意の型式の熱感知器に適用することができる。ま
た、これと関連させて、試験回路としては、該試験回路
を用いて熱感知器の機能を試験するときに、試験素子の
温度特性によって温度検出素子1の温度特性を相殺する
ように、温度検出素子1に対して試験素子が配置される
ものであれば良く、図1,図2に示した回路構成に限定
されず、種々の変形が可能である。
【0052】より具体的には、本発明を図6に示すよう
な熱感知器にも適用することができる。なお、図6を参
照すると、この熱感知器は、電源電圧Eが加わる線3と
接地電位に保持される線4間との温度検出素子1と、信
号検出用抵抗2と、参照抵抗21と、参照抵抗22とか
らなるブリッジ回路が接続され、ブリッジ回路のそれぞ
れの中点5a,5bの電位Vsa,Vsbが信号処理部
25に加わり、信号処理部25では、中点5aの電位V
saと中点5bの電位Vsbとに基づき所定の信号処理
を行なうようになっている。図6に示すような熱感知器
に本発明を適用する場合には、試験回路を含めた熱感知
器の構成を例えば図7に示すようなものにすることがで
きる。すなわち、図7に示す熱感知器では、参照抵抗2
1と線3との間にスイッチ23が設けられ、また、スイ
ッチ23によって参照抵抗21と切替可能に試験素子2
4が接続されており、基本的には、このようなスイッチ
23と試験素子24とにより、試験回路が構成されてい
る。
【0053】ここで、試験素子24には、温度検出素子
1と同じ特性(温度特性)をもつ素子(例えばNTCサ
ーミスタ)を用いることができる。試験素子24とし
て、温度検出素子1と同じ特性(温度特性)をもつ素子
を用いる場合、試験素子24の抵抗値RTH2は、環境
温度Tに応じて、次式のように変化する。
【0054】
【数8】 RTH2=Rb2・f(T)
【0055】数8において、Rb2は温度Tに依存しな
い一定の抵抗値である。また、f(T)は温度検出素子
1の抵抗値RTH0の温度変化を与える式(数1)中の
温度関数f(T)と同じ温度関数であり、試験素子24
がNTCサーミスタである場合、数2によって与えられ
る。
【0056】図7に示すような構成の熱感知器も、図1
に示した熱感知器と同様の手順で、試験動作を行なわせ
ることができる。すなわち、この熱感知器の通常作動時
には、図7において、スイッチ23は、S側に接続さ
れている。この場合、この熱感知器において、中点5a
の電位Vsaは、次式のようになる。
【0057】
【数9】 Vsa=E・R/(RTH0+R
【0058】また、中点5bの電位Vsbは、次式のよ
うになる。
【0059】
【数10】 Vsb=E・R/(R+R
【0060】なお、数9,数10において、RTH0
,R,Rはそれぞれ温度検出素子1,信号検出
用抵抗2,参照抵抗21,参照抵抗22の抵抗値であ
る。この熱感知器がオン・オフ型のものである場合に
は、信号処理部25は、例えば、中点5aの電位Vsa
と中点5bの電位Vsbとを比較するコンパレータと、
コンパレータの比較結果に応じて受信機から延びる一対
の線路の状態を切替えるスイッチング回路とによって構
成されており、環境温度Tが低く、温度検出素子1の抵
抗値RTH0が大きな値であることにより検出側の中点
5aの電位Vsaが参照抵抗の中点5bの電位Vsb
りも低いときには、受信機から延びる一対の線路を高イ
ンピーダンス状態(オフ状態)にしており、環境温度T
が高くなり、温度検出素子1の抵抗値RTH0が減少し
て検出側の中点5aの電位Vsaが参照抵抗の中点5b
の電位Vsbよりも高くなるときには、一対の線路を低
インピーダンスに切替えて受信機に火災発生を知らせ
る。また、この熱感知器がアナログ型のものである場合
には、信号処理部25は、例えば、中点5aの電位V
saから中点5bの電位Vsbを減算し、この減算結果
に応じたアナログ信号を受信機に返送するのに適した形
に加工して(例えばA/D変換器によりデジタル信号に
変換して)、線路に送出するよう構成されており、中点
5aの電位Vsaが中点5bの電位Vsbよりも高いと
きには、正の信号を火災発生信号として受信機に返送す
ることができる。
【0061】この感知器の機能の試験を行なう場合に
は、スイッチ23をS側に切替える。これにより、中
点5bの電位Vsbは次式のようになる。
【0062】
【数11】 Vsb=E・R/(R+RTH2
【0063】ここで、試験素子24の一定抵抗値Rb2
として、温度検出素子1の一定抵抗値Rb0,参照抵抗
21,22の抵抗値R,Rに対し、次式(数12)
の条件を満たすものが用いられている(設定されてい
る)とする。
【0064】
【数12】 R:(R+α)=Rb0:Rb2
【0065】ここで、αは、環境温度Tに関係しない適
当な正の抵抗値である。数12の条件を満たすような一
定抵抗値Rb2をもつ試験素子24が用いられる場合、
中点5aの電位Vsaと中点5bの電位Vsbとの関係
は次式のようなる。
【0066】
【数13】 Vsa=E・R/(RTH0+R) =E/(1+Rb0・f(T)/R) =E/(1+Rb2・f(T)/(R+α)) =E・R/(R+RTH2/(1+α/R)) >Vsb
【0067】数13の関係は、環境温度Tに関係なく成
立するので、スイッチ23がS側に切替えられた場合
には、中点5aの電位Vsaは中点5bの電位Vsb
りも常に高くなる。
【0068】従って、信号処理部25の機能が正常であ
れば、信号処理部25は、オン・オフ型の場合、一対の
線路を低インピーダンス状態にして受信機に擬似的な火
災発生を知らせ、また、アナログ型の場合には、擬似的
な火災発生信号(火災に相当する信号)を受信機に返送
する。
【0069】受信機では、スイッチ23がS側に切替
えられたとき、一対の線路間が低インピーダンス状態と
なったり、あるいは、熱感知器から火災発生信号が返送
された場合に、この熱感知器の機能(すなわち、信号処
理部25の機能)が正常であると判断し、また、これと
反対に、スイッチ23がS側に切替えられたとき、一
対の線路間が低インピーダンス状態とならなかったり、
あるいは、熱感知器から火災発生信号が返送されない場
合に、この熱感知器の機能(すなわち、信号処理部25
の機能)が異常(例えば故障)であると判断することが
できる。
【0070】ところで、図7の熱感知器では、図1の熱
感知器と同様に、スイッチ23と試験素子24との簡単
な構成の試験回路によって、従来に比べて、熱感知器の
機能試験をより信頼性良くかつ正確に行なうことができ
る。
【0071】すなわち、図7の熱感知器(試験回路)
は、上述したように、試験素子24と温度検出素子1と
が同じ特性のものである場合、中点5aの電位Vsa
中点5bの電位Vsbとの差が環境温度Tに依存しない
一定の値Vs1になるので、環境温度Tが変化しても、
中点5aの電位Vsaは中点5bの電位Vsbに対して
常に一定値Vs1だけ高く、従って、感知器の機能試験
を安定して行なうことができる。
【0072】また、図7の感知器(試験回路)では、温
度検出素子1の特性が異常であったり、温度検出素子1
が故障(例えば断線)しているときには、試験時に、中
点5aの電位Vsaが変動し、従って、Vs1が変動す
るので、Vs1の変動を検出することで、温度検出素子
1自体の機能試験を行なうことができる。より具体的に
は、例えば、電位Vsaと電位Vsbとの差(電位差)
が一定値Vs1から所定の誤差範囲を超えたか否かを検
知する電位差変動検知手段(図示せず)を信号処理部2
5に設け、試験中に、電位差が一定値Vs1から所定の
誤差範囲を超えた場合には、温度検出素子1が特性異常
であるか、あるいは、温度検出素子1が故障であること
を知らせるための信号を受信機に送ることもできる。さ
らに、電位差が増加したか、減少したかを判別する手段
を設け、電位差が増加したときには、温度検出素子1の
感度(Rb0あるいはB)が減少したと判断し、電位差
が減少したときには、温度検出素子1の感度(Rb0
るいはB)が増加したと判断するよう構成することもで
きる。
【0073】このように、図7の熱感知器(試験回路)
においても、温度検出素子1の機能をも含めた熱感知器
全体の機能を安定して試験することができる。
【0074】なお、上述の構成例では、試験素子12,
24に、温度検出素子1と同じ温度特性をもつ素子、あ
るいは、温度検出素子1と全く同じ素子を用いるとした
が、温度検出素子1と同じ温度特性をもつ試験素子を得
ることが困難な場合があることを考慮し、温度検出素子
1とほぼ同程度の試験素子が用いられるときに、試験
中、中点5の電位Vあるいは電位差Vs1が試験を行
なうのに十分なレベルとなるよう、例えば、試験素子1
2,24として、その一定抵抗値Rb1,Rb2がR
b0やRよりも大きいものを用いることもできる。こ
のように、Rb1,Rb2の値をRb0やRに比べて
大きくするなどのマージンをとることで、試験素子1
2,24の特性が温度検出素子1の特性と多少相違して
いても、試験時に中点5の電位Vあるいは電位差V
s1を常に大きなレベルにすることができる。すなわ
ち、確実に火災発報レベル以上にすることができる。
【0075】また、熱感知器において、温度検出素子1
は、一般に、環境温度Tを正確に検知するために例えば
感知器の筐体表面に外部に露出された形で、あるいは、
それに近い形で設置されているが、試験素子12,24
は、それ自体の故障を少なくするため、熱感知器の内部
に(外部に露出させずに)設置されるのが良い。これに
より、温度検出素子1に比べて試験素子12,24が故
障する度合を著しく低減でき、温度検出素子1をも含め
た感知器の機能試験を信頼性良く安定して行なうことが
できる。なお、試験素子12,24は、熱感知器に予め
組み込まれていても良いし、あるいは必要に応じ、熱感
知器に着脱自在に取付けられるようになっていも良い。
熱感知器に着脱自在に取付けられるよう構成されている
場合には、試験素子12,24の交換作業等が容易にな
る。
【0076】また、上述の実施例において、スイッチ1
1,23は、これ自体がオペレータによって直接操作可
能に構成されていても良いし、例えば、受信機からの試
験コマンドを受信したときに、この試験コマンドに応動
して自動切替がなされるように構成されていても良い。
あるいは、例えば、実公昭58−21020号に示され
ているように、スイッチ11,23を外部からの磁力に
よって動作するリードスイッチとして構成し、このスイ
ッチ(リードスイッチ)11,23に永久磁石等を近ず
けて(磁気を接近させて)、スイッチ11,23を操作
するようにすることも可能である。
【0077】また、図2の構成では、スイッチ11を、
上記の操作例の他に、さらに、試験電圧発生器41と連
動させて開閉制御することもできる。具体的には、例え
ば、可変電圧発生器41を熱感知器に接続したときに自
動的にスイッチ11を開にすることも可能である。
【0078】また、図1あるいは図7の例では、試験時
に試験素子12あるいは24の一方の端子に加わる電圧
が接地電位“0”Vあるいは電源電位Eとなるよう構成
されているが、感知器の機能が正常であるときに、温度
検出素子1と試験素子12あるいは24とに基づいて、
擬似的な火災発生状態を表わす予め決められた電気信号
が得られるものであれば、試験素子12,24の一方の
端子に“0”VあるいはE以外の一定電圧を印加するこ
とも可能である。
【0079】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、熱感知器には、該熱感知器の機能を試験
するための試験回路が接続され、該試験回路には、温度
検出素子とほぼ同程度の温度特性を有する試験素子が設
けられ、試験素子は、試験回路を用いて熱感知器の機能
が試験されるときに、該試験素子の温度特性によって温
度検出素子の温度特性を相殺させるように、温度検出素
子に対して配置されるので、温度検出素子の機能をも含
めた熱感知器全体の機能を環境温度に左右されずに安定
して試験することができる。
【0080】また、請求項2記載の発明によれば、熱感
知器の機能が正常である場合に、温度検出素子と試験素
子とに基づいて擬似的な火災発生状態を表わす予め決め
られた電気信号が得られるように構成されているので、
熱感知器の機能が正常か異常かを正確に試験することが
できる。
【0081】また、請求項3記載の発明によれば、試験
素子の一方の端子には、可変電圧を印加可能であって、
試験素子の一方の端子に可変電圧を印加したときに温度
検出素子と試験素子とに基づいて得られる電気信号か
ら、熱感知器の温度検出素子の機能が試験されるように
構成されているので、熱感知器の温度検出素子の機能を
精度良く試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱感知器の一構成例を示す図であ
る。
【図2】本発明に係る熱感知器の他の構成例を示す図で
ある。
【図3】可変電圧発生器から出力される可変電圧V
一例を示す図である。
【図4】図3に示す可変電圧Vが試験素子に加わると
きの所定部分の電位Vを示す図である。
【図5】信号処理部の一例を示す図である。
【図6】熱感知器の構成例を示す図である。
【図7】本発明に係る熱感知器の他の構成例を示す図で
ある。
【図8】熱感知器の構成例を示す図である。
【図9】オン・オフ型熱感知器を説明するための図であ
る。
【図10】アナログ型熱感知器を説明するための図であ
る。
【図11】試験機能を備えた従来の熱感知器の構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1 温度検出素子 2 信号検出用抵抗 3,4 線 5 中点 6,25 信号処理部 11,23 スイッチ 12,24 試験素子 21,22 参照抵抗 41 可変電圧発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 7/24 G08B 17/00 G08B 17/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度検出素子を用い、温度検出素子から
    の電気信号を監視して火災発生を検知する熱感知器にお
    いて、該熱感知器には、該熱感知器の機能を試験するた
    めの試験回路が接続され、該試験回路には、前記温度検
    出素子とほぼ同程度の温度特性を有する試験素子が設け
    られ、前記試験素子は、前記試験回路を用いて熱感知器
    の機能が試験されるときに、該試験素子の温度特性によ
    って前記温度検出素子の温度特性を相殺させるように、
    前記温度検出素子に対して配置されることを特徴とする
    熱感知器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱感知器において、該熱
    感知器の機能が正常である場合に、前記温度検出素子と
    前記試験素子とに基づいて擬似的な火災発生状態を表わ
    す予め決められた電気信号が得られるように構成されて
    いることを特徴とする熱感知器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱感知器において、前記
    試験素子の一方の端子には、可変電圧を印加可能であっ
    て、試験素子の一方の端子に可変電圧を印加したときに
    温度検出素子と試験素子とに基づいて得られる電気信号
    から、熱感知器の温度検出素子の機能が試験されるよう
    に構成されていることを特徴とする熱感知器。
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