JP2922010B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JP2922010B2
JP2922010B2 JP9051091A JP9051091A JP2922010B2 JP 2922010 B2 JP2922010 B2 JP 2922010B2 JP 9051091 A JP9051091 A JP 9051091A JP 9051091 A JP9051091 A JP 9051091A JP 2922010 B2 JP2922010 B2 JP 2922010B2
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浩樹 内藤
裕一 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパクトディスク、プ
リンタ等の光源として用いる低い動作電流値の半導体レ
ーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の半導体レーザ装置について
説明する。図4は従来の半導体レーザ装置の断面図であ
る。n型のガリウムヒ素(GaAs)基板21の上にn
型GaAsバッファ層が形成されており、その上にn型
のガリウムアルミヒ素(GaAlAs)クラッド層2
3、GaAlAs活性層24、リッジ25aを有するp
型のGaAlAsクラッド層25があり、電流狭窄のた
めにリッジ25a以外の部分にはn型のGaAs電流ブ
ロック層26が形成されている。なお27はp型のGa
As保護層、28はp型のGaAsコンタクト層であ
る。この構造において、p型のGaAsコンタクト層2
8から注入される電流は、リッジ25a内に有効に閉じ
込められ、リッジ25aの下部のGaAlAs活性層2
4でレ−ザ発振が生じる。横モードはGaAlAs活性
層24より禁制帯幅が小さいn型のGaAs電流ブロッ
ク層26が、リッジ25a以外の部分でレ−ザ光を吸収
することにより制御され、レーザ光もリッジ25a内に
閉じ込められている。すなわち、GaAsの屈折率はG
aAlAsよりも高いが、リッジ25aの外のレ−ザ光
は吸収されるので、レーザ光はリッジ25a内に閉じ込
められる。一般に、リッジ25aの幅を5μm程度にす
ることで、コンパクトディスクやプリンタなどに使われ
る単一モ−ドのレ−ザ光が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、光ピックアップ
の小型化に伴い、より動作電流が低く発熱が少ないレー
ザが要望されている。しかしながら上記の従来の構成で
は、n型のGaAs電流ブロック層の光の吸収による導
波路の損失によりレーザのしきい値および効率が制限さ
れるという課題を有していた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、動作電流の低い半導体レーザ装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の半導体レーザ装置は、GaAsの半導体基板
の上に、活性層となるGaAsまたはGaAlAsから
なる第1の半導体層を挟んで、第1の半導体層よりも禁
制帯幅が大きく、互いに異なる導電型のGaAlAsか
らなる第2、第3の半導体層が形成されており、前記第
2の半導体層の一部にリッジが形成されており、前記リ
ッジ形状以外の領域に前記第2の半導体層よりAlAs
混晶比が略0.05大きく、かつ前記第2の半導体層と
は異なる導電型のGaAlAsからなる第4の半導体層
が形成された構成を有している。
【0006】
【作用】この構成によって、第4の半導体層で注入電流
はリッジ内に狭窄され、レーザ発振がリッジの下部の活
性層で生じる。ここで、第4の半導体層の屈折率が第2
の半導体層よりも小さいので、レ−ザ光はリッジの下部
に閉じ込められ、単一横モードが得られる。従来の半導
体レーザ装置のように、電流ブロック層の吸収によるレ
ーザ光の閉じ込めではないので、導波路の損失は大幅に
低減できる。すなわち、レ−ザ発振のしきい値は低く、
効率が高くなるので、大幅に動作電流値を低減できる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における半
導体レーザ装置の断面図である。n型のGaAs基板1
の上にn型のGaAsバッファ層2が形成されており、
その上にn型のGa0.5Al0.5Asクラッド層3、Ga
0.9Al0.1As活性層4、リッジ5aを有するp型のG
0.5Al0.5Asクラッド層5が形成されており、電流
狭窄のためにリッジ5a以外の領域にはn型のGa0.45
Al0.55As層6が形成されている。なお7はp型のG
aAs保護層、8はp型のGaAsコンタクト層であ
る。この構造において、p型のGaAsコンタクト層8
から注入される電流は、リッジ5a内に有効に閉じ込め
られ、リッジ5aの下部のGa0.9Al0.1As活性層3
でレ−ザ発振が生じる。横モードのレーザ光は、n型の
Ga0.45Al0.55As層6の屈折率がp型のGa0.5
0.5Asクラッド層5よりも小さいので、リッジ5a
の下部に閉じ込められる。この場合、横方向のレーザ光
の閉じ込めは吸収ではなく、材料の屈折率の差によるも
のなので、導波路の損失は小さく、動作電流値の小さい
半導体レ−ザ装置が得られる。
【0008】図2は本発明の一実施例における半導体レ
ーザ装置の製造工程図である。図2(a)に示すよう
に、n型のGaAs基板1の上に、MOCVD成長法に
より、n型のGaAsバッファ層2、n型のGa0.5
0.5Asクラッド層3、Ga0.9Al0.1As活性層
4、p型のGa0.5Al0.5Asクラッド層5、p型のG
aAs保護層7を形成する。次に図2(b)に示すよう
に、ストライプ状に窒化膜9を形成し、この窒化膜9を
マスクとしてエッチングを行い、リッジ5aを形成す
る。次に図2(c)に示すように、減圧MOCVD法に
より、n型のGa0. 45Al0.55As層6を選択的に成長
させる。次に図2(d)に示すように、窒化膜9を除去
し、p型のGaAsコンタクト層8を成長させる。なお
本実施例ではGaAlAs系の材料を用いたが、他の化
合物半導体材料を用いてもよい。
【0009】図3は本発明の一実施例における半導体レ
−ザ装置の電流−光出力特性図である。比較のために従
来の半導体レーザ装置の特性も併せて示した。図3に示
すように、本実施例の半導体レーザ装置では光の損失が
小さいため、しきい値が低く、効率が高くなり、動作電
流値が小さくなっている。具体的には、室温で3mWの
レーザ光を放出させるための動作電流値を従来の50m
Aから30mAに低減できた。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、GaAsの半導
体基板の上に、活性層となるGaAsまたはGaAlA
sからなる第1の半導体層を挟んで、第1の半導体層よ
りも禁制帯幅が大きく、互いに異なる導電型のGaAl
Asからなる第2、第3の半導体層が形成されており、
前記第2の半導体層の一部にリッジが形成されており、
前記リッジ形状以外の領域に前記第2の半導体層よりA
lAs混晶比が略0.05大きく、かつ前記第2の半導
体層とは異なる導電型のGaAlAsからなる第4の半
導体層が形成された構成とすることにより、動作電流値
が従来と比べて大幅に低い優れた半導体レーザ装置を実
現できるものである。このような半導体レーザ装置は、
光ピックアップの小型化を要求されているコンパクトデ
ィスクやプリンタ用の光源に使用して、効果を発揮する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
断面図
【図2】本発明の一実施例における半導体レーザ装置の
製造工程図
【図3】本発明の一実施例における半導体レ−ザ装置の
電流−光出力特性図
【図4】従来の半導体レーザ装置の断面図
【符号の説明】
1 n型のGaAs基板(半導体基板) 3 n型のGa0.5Al0.5Asクラッド層(第3の半導
体層) 4 Ga0.9Al0.1As活性層(第1の半導体層) 5 p型のGa0.5Al0.5Asクラッド層(第2の半導
体層) 5a リッジ 6 n型のGa0.45Al0.55As層(第4の半導体層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAsの半導体基板の上に、活性層と
    なるGaAsまたはGaAlAsからなる第1の半導体
    層を挟んで、前記第1の半導体層よりも禁制帯幅が大き
    く、互いに異なる導電型のGaAlAsからなる第2、
    第3の半導体層が形成されており、前記第2の半導体層
    の一部にリッジが形成されており、前記リッジ形状以外
    の領域に前記第2の半導体層よりAlAs混晶比が略
    0.05大きく、かつ前記第2の半導体層とは異なる導
    電型のGaAlAsからなる第4の半導体層が形成され
    ている半導体レーザ装置。
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