JP2919731B2 - 負電圧発生回路 - Google Patents

負電圧発生回路

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JP2919731B2 JP5337335A JP33733593A JP2919731B2 JP 2919731 B2 JP2919731 B2 JP 2919731B2 JP 5337335 A JP5337335 A JP 5337335A JP 33733593 A JP33733593 A JP 33733593A JP 2919731 B2 JP2919731 B2 JP 2919731B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
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    • H02M3/07Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider using capacitors charged and discharged alternately by semiconductor devices with control electrode, e.g. charge pumps

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は負電圧発生回路に関し、
更に詳述すればGaAsMESFETで構成している例えば電力増
幅器に負電圧を供給すべく、電力増幅器とともにチップ
に内蔵できる負電圧発生回路を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】GaAsMESFETで構成する電力増幅器は、Ga
AsMESFETのドレインに正の電圧を、ゲートに負の電圧を
与える必要がある。そのため、この種の電力増幅器を内
蔵しているチップは、正電圧電源と負電圧電源とを接続
して使用される。一方、正電圧を与えて負電圧を取り出
すために、チャージポンプ型DC−DCコンバータが用いら
れている。このチャージポンプ型DC−DCコンバータは、
4つのスイッチと、2つのコンデンサと、1つの水晶発
振器とを有し、スイッチには通常、スイッチングFET を
用いている。
【0003】そして水晶発振器には容量が大きいコンデ
ンサが接続されている。このようにGaAsMESFETで構成し
た電力増幅器を内蔵しているチップを使用する場合に
は、そのチップに正電圧電源と、チャージポンプ型DC−
DCコンバータからなる負電圧電源とを接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したチ
ャージポンプ型DC−DCコンバータにおける発振器の発振
周波数は、たかだか10kHz(=100 μsec)程度であり、発
振周波数が低いため、そのDC−DCコンバータの出力電圧
にリップルが生じて安定した負電圧が得られず、安定し
た負電圧を出力するには容量が大きい反転用コンデンサ
及び平滑用コンデンサを必要とする。また発振周波数が
低いためにスイッチングに要する時間が長く、スイッチ
ング動作の開始時点から負電圧が安定するまでには長い
時間を要するという問題がある。更には、容量が大きい
コンデンサを必要とするから負電圧電源が大型化すると
いう問題がある。本発明は斯かる問題に鑑み、安定した
負電圧を出力でき、チップに内蔵できる負電圧発生回路
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る負電圧発生
回路は、発振部からの高周波の信号が入力され、第1FE
Tと反転用コンデンサと平滑用コンデンサとを有するチ
ャージポンプからなり前記平滑用コンデンサに負電圧が
充電される極性反転部と、電源と前記平滑用コンデンサ
との間に接続され、出力すべき負電圧を制御する電圧制
御部とを備えた負電圧発生回路であって、前記電圧制御
部が、第2FETと抵抗との並列接続により構成された合
成抵抗変換回路と、該合成抵抗変換回路と前記平滑用コ
ンデンサとの間に接続された定電流源である第3FETと
を備え、前記第2FETを制御して変化させた前記合成抵
抗変換回路の抵抗値に応じて、前記合成抵抗変換回路と
前記第3FETとの間より出力される負電圧を制御し、且
つ該出力される電圧を前記第3FETの飽和により前記電
源の電圧に関係なく安定化させることを特徴とする。
【0006】
【作用】発振部からの高周波信号をチャージポンプへ入
力すると、入力した高周波信号に応じてチャージポンプ
がスイッチング動作し、平滑用コンデンサが負電圧に充
電される。第2FETと抵抗との並列接続により構成され
た合成抵抗変換回路の第2FETを制御すると合成抵抗値
が変化して、合成抵抗値に応じた電圧が1つの出力部よ
り得られる。しかも、この電圧は電源電圧が大きくなり
過ぎても、第3FETが飽和するため、電源電圧に関係な
く安定した負電圧となる。これにより、発振部のコンデ
ンサを極めて小容量にでき、極性反転部の平滑用コンデ
ンサを小容量にできる。また安定した負電圧を発生させ
て出力できる。
【0007】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図1は本発明に係る負電圧発生回路の構成を示
すブロック図である。負電圧発生回路1は、発振部OSC
と、この発振部OSC が出力するパルス信号を入力すべき
極性反転部PCH と、この極性反転部PCH の負電圧が与え
られ、出力すべき負電圧を制御する電圧制御部VCL とを
備えて構成されている。
【0008】図2は本発明に係る負電圧発生回路の実回
路の構成を示すブロック図である。発振部OSC であるリ
ング発振器は、ゲート幅が5μm のデプレッションモー
ドで動作するFET D1aと、ゲート幅が10μm のエンハン
スメントモードで動作するFET E1aとを直列接続してお
り、FET E1aに発振用のコンデンサC1 を並列接続して
DCFLインバータINV を構成しており、このDCFLインバー
タINV を5段リング接続して構成されている。また夫々
のDCFLインバータINV におけるFET E1aが接続されてい
ないFET D1aの端子を電源VD と接続し、FET D1aが接
続されていないFET E1aの端子が接地電位VS に接続さ
れている。
【0009】このリング発振器は図3に示す如き関係に
よって発振動作するようになっている。図3は縦軸を発
振周波数MHz とし、横軸を発振用のコンデンサC1 の容
量としている。FET E1aのスレッショルド電圧Vthをパ
ラメータとしているが、スレッショルド電圧Vthに関係
なくコンデンサC1 の容量に応じて発振周波数が定ま
る。そこで発振周波数を例えば250MHzとすればコンデン
サC1 の容量は250fF でよいことになる。したがって、
ここではコンデンサC1 の容量を250fF に選定してい
る。
【0010】充電電流調整部IVR は、デプレッションモ
ードで動作するFET D1bとエンハンスメントモードで動
作するFET E1bとの直列回路と、エンハンスメントモー
ドで動作するFET E1cとデプレッションモードで動作す
るFET D1cとの直列回路と、デプレッションモードで動
作するFET D1dとエンハンスメントモードで動作するFE
T E1dとの直列回路とを並列接続している。
【0011】そしてFET D1bとFET E1bとの接続部を、
FET E1cのゲートと接続しており、FET E1cとFET D1c
との接続部をFET E1dのゲートと接続している。またFE
T D1dとFET E1dとを直列接続している。FET D1b、FE
T E1c、FET D1dのFET E1b、FET D1c、FET E1dが接
続されていない側の端子は電源VD と接続されている。
FET E1b、FET D1c、FET E1dのFET D1b、FET E1c、
FET D1dが接続されていない側の端子は接地電位VS
接続されており、これらにより充電電流調整部IVR を構
成している。FET E1b、FET E1c、FET E1d及びFET D
1b、FET D1c、FET D1dのゲート幅は、FET E1b、FET
D1b<FET E1c、FET D1c<FET E1d、FET D1dに選定
しており、後段になるにしたがってFET を流れる電流が
大きくなるようにしている。なお、FET E1bのゲートは
発振部OSC のFET D1aとFET E1aとの接続部と接続され
ている。
【0012】極性反転部PCH は、チャージポンプを構成
しており、この極性反転部PCH はエンハンスメントモー
ドで動作するFET E1e1 及びFET E1e2 の直列回路と、
FETE1e2 に並列接続された反転用コンデンサC2 とエ
ンハンスメントモードで動作するFET E1f1 との直列回
路と、FET E1f1 に並列接続されたエンハンスメントモ
ードで動作するFET E1f2 と、これに直列接続している
4個のショットキーダイオードDi1との直列回路と、シ
ョットキーダイオードDi1に並列接続された平滑用コン
デンサC3 とからなっており、FET E1e2 が接続されて
いないFET E1e 1 の端子を、電源VD と接続し、FET E
1e2 とFET E1f2 とショットキーダイオードDi1のアノ
ードと平滑コンデンサC3 との接続部を接地電位VS
接続して構成されている。
【0013】なお、FET E1e1 のゲートは、充電電流調
整部IVR のFET D1dとFET E1dとの接続部と接続され、
FET E1e2 のゲートはFET E1dのゲートと接続されてい
る。この極性反転部PCH において、ショットキーダイオ
ードDi1は平滑用コンデンサC3 の端子電圧V1 を安定
させるべく設けている。例えば電源VD の電圧が3Vの
場合、ショットキーダイオードDi1を設けていなければ
平滑用コンデンサC3の端子電圧V1 は−3Vに充電さ
れるが、電源VD の電圧変動及び回路素子の特性のバラ
ツキによる影響を大きくうけることになる。
【0014】しかし、平滑用コンデンサC3 の端子電圧
1 を少し低くし、例えば立上り電圧が0.5 Vのショッ
トキーダイオードを4個直列接続した回路を平滑用コン
デンサC3 に並列接続すると、平滑用コンデンサC3
端子電圧V1 は2Vに抑制され、端子電圧V1 を安定さ
せ得るようにしている。
【0015】電圧制御部VCL は、電源VD と接地電位V
S との間に介装されたデプレッションモードで動作する
FET D1fと、3個直列接続したショットキーダイオード
i2との直列回路と、電源VD と極性反転部PCH の平滑
コンデンサC3 との間に介装させたエンハンスメントモ
ードで動作するFET E1gと抵抗R1と4個直列接続してな
るショットキーダイオードDi3とデプレッションモード
で動作するFET D1eとの直列回路と、抵抗R1に並列接続
したエンハンスメントモードで動作するFET E1h1 と抵
抗R21 との直列回路と、FET E1h1 と抵抗R21 との直列
回路に並列接続したエンハンスメントモードで動作する
FET E1h2 と抵抗R22 との直列回路とからなり、FET E
1gのゲートはFET D1fとショットキーダイオードDi2
の接続部と接続されて構成されている。
【0016】そして、FET E1h1 ,E1h2 のゲートに
は、後述する負電圧−Vを制御するための電圧制御信号
C が入力される。またショットキーダイオードDi3
FET D1eとの接続部から負電圧−Vが出力されるように
なっている。この電圧制御部VCL は、FET D1fとショッ
トキーダイオードDi2とにより、FET E1gのゲートに定
電圧を与えて、FET E1gと抵抗R1との接続部に安定した
基準電圧V2 が得られるようにしている。FET E1gを流
れる電流はFET D1eにより規定されるようになってい
る。
【0017】FET E1gに加わる電圧が飽和領域を超える
(>0.4 V) と余分の電圧は全てFET D1eで消費される
ことになるので、平滑用コンデンサC3 の端子電圧V1
の変動を、出力する負電圧−Vに影響させないようにし
てある。そして抵抗R1,R21,R22 の抵抗値及びFET E1
h1 ,E1h2 のオン抵抗による合成抵抗値と、FET D1e
に流れる電流との積の電圧及びショットキーダイオード
i3の電圧降下を加えた電圧を電源VD の電圧から差し
引いた電圧が負電圧−Vとして出力されるようにしてい
る。つまり、抵抗R1,R21 ,R22 及びFET E1h1 ,E1h
2 のオン抵抗を組合せて合成抵抗値を変えることにより
負電圧−Vを制御できるようにしている。
【0018】なお、夫々の回路素子は以下のようにして
形成する。デプレッションモードで動作するFET D1a,
D1b, D1c, D1d, D1f及びエンハンスメントモードで
動作するFET E1a, E1b, E1c, E1d, E1f, E1b, E
1h, E1h1 ,E1h2 はいずれも動作層はSiイオン注入に
より形成し、その注入条件は以下の通りである。
【0019】 デプレッションモードで動作するFET …加速電圧40keV 注入量 5.5×1012cm-2 エンハンスメントモードで動作するFET …加速電圧40keV 注入量 2.9×1012cm-2 また、ショットキーダイオードDi1,Di2,Di3、抵抗
R1,R21 ,R22 及びコンデンサC1 ,C2 ,C3 は以下
の条件で形成する。
【0020】 ショットキーダイオード…注入量 5.5×1012cm-2 抵抗 …加速電圧90keV 注入量 5.0×1013cm-2 コンデンサ …MIM 構造 (Iの誘電率〜7, 厚さ1600Å) である。なお、デプレッションモードで動作するFET の
ゲート長は 2.0μm に、エンハンスメントモードで動作
するFET のゲート長は 0.7μm に選定している。
【0021】次にこのように構成した負電圧発生回路の
動作を説明する。電源VD が接続されると、発振部OSC
のリング発振器が発振動作する。そして5段目のインバ
ータのFET D1aとFET E1aとの接続部から発振出力であ
る250MHzの矩形波のパルス信号が出力され、充電電流調
整部IVR のFET E1bのゲートへ入力される。ここでパル
ス信号がHレベルのとき、FET E1bがオンし、それによ
ってFET E1c及びFETE1dがオフする。そしてFET D1d
とFET E1dとの接続部から、ゲート幅が大きいFET D1d
を通って大きい電流が流れて極性反転部PCH のFET E1e
1 のゲートへ入力され、それによりFET E1e1 ,FET E
1f1 がともにオンし、一方、FET E1e2,FET E1f2
ともにオフする。
【0022】これにより反転用コンデンサC2 は図示し
た符号の極性で充電される。また、発振部OSC からのパ
ルス信号がLレベルのときは、FET E1bがオフし、それ
によってFET E1c、FET E1dがオンする。そうすると極
性反転部PCH のFET E1e1 ,FET E1f1 がともにオフ
し、FET E1e2 ,FET E1f2 がともにオンする。そして
反転用コンデンサC2 の充電電圧により平滑用コンデン
サC3 を充電し、平滑用コンデンサC3 が図示した符号
−,+の極性で充電されて、平滑用コンデンサC 3 は負
電圧で充電される。そして、このような反転用コンデン
サC2 の充電動作が、発振部OSC から出力されるパルス
信号の周波数に応じて繰り返され、平滑用コンデンサC
3 は、リップルが極めて少ない安定した負電圧で充電さ
れることになる。
【0023】一方、電圧制御部VCL では、電源VD の電
圧によってFET D1fがオンしており、そのためFET E1g
のゲートに定電圧が入力されてFET E1gがオンして、FE
T E1gと抵抗R1との接続部には基準電圧V2 が得られ
る。ここで平滑用コンデンサC 3 が負電圧で充電される
と定電流源であるFET D1eがオンして、抵抗R1及びショ
ットキーダイオードDi3に電流が流れる。このとき、電
圧制御信号SC がFET E1h1 、FET E1h2 のゲートへ入
力されていない場合は、FET E1h1 ,FET E1h2がとも
にオフしていて、抵抗R1, R21 , R22 , FET E1h1 ,FE
T E1h2 のオン抵抗による合成抵抗値は抵抗R1のみの抵
抗値となる。
【0024】したがって、抵抗R1とショットキーダイオ
ードDi3の内部抵抗との直列回路の抵抗と、FET D1eの
電流との積の電圧降下が生じ、この電圧降下を電源VD
の電圧から差し引いた電圧が、ショットキーダイオード
i3とFET D1eとの接続部から出力され、その電圧に平
滑用コンデンサC3 を充電している負電圧が与えられて
負電圧−Vを出力することになる。ここで、電圧制御信
号SC をFET E1h1 のゲートへ入力してFET E1h1 をオ
ンさせると、抵抗R1に、FET E1h1 のオン抵抗と抵抗R2
1 との直列回路が並列接続された合成抵抗値となり、FE
T E1gとショットキーダイオードDi3との間に介装され
る抵抗値が変わり、それによって電源V D の電圧から差
し引く電圧降下が変わって出力される負電圧−Vが変わ
る。
【0025】また、電圧制御信号SC の電圧レベルに応
じて負電圧−Vを制御することができる。更に、FET E
1h2 のゲートにも電圧制御信号SC を入力することによ
り、前述した合成抵抗値を微細に変化させて、負電圧−
Vをより微細に制御することができる。そして、平滑用
コンデンサC3 の端子電圧V1 はリップルがなく安定し
ているから、安定した負電圧−Vが得られるとともに所
要電圧レベルの負電圧−Vを出力できる。なお、抵抗R2
1 , R22 を除去した場合は、一定した負電圧−Vを出力
することになる。
【0026】ここで、例えば抵抗R1を3000Ω、抵抗R21
を 600Ωとし、平滑用コンデンサC 3 の端子電圧V1
−2V、FET E1gと抵抗R1との接続部に得られる基準電
圧V 2 を 1.6Vとして電圧制御信号SC の電圧を1.75V
から2.25Vまで変化させた場合には、負電圧−Vは図4
に示すような変化をする。図4は縦軸を負電圧−V、端
子電圧V1 及び基準電圧V2 とし、横軸を合成抵抗値と
している。
【0027】電圧制御信号SC の電圧を高くしていくと
合成抵抗値が低下し負電圧−Vが上昇していく。そして
電圧制御信号SC の電圧レベルを1.75Vから2.25Vまで
高めていくと、負電圧−Vは−1.65Vから−1.0 Vまで
変化していくことが確認てきた。
【0028】一方、前述したように合成抵抗値を変化さ
せずに、電源VD の電圧を変化させても負電圧−Vを制
御させることができる。図5は電源VD の電圧を変化さ
せたときの平滑用コンデンサC3 の端子電圧V1 、基準
電圧V2 及び負電圧−Vの関係を示したものである。こ
の図5から明らかなように電源VD の電圧を0Vから3
Vまで変化させると、負電圧−Vは0Vから−1.3 Vま
で変化する。また電源VD の電圧を0Vから2Vまで変
化させると、基準電圧V2 は0Vから1.8 Vまで変化す
る。更に電源VD の電圧を0.6 Vから4.5 Vまで変化さ
せると平滑用コンデンサC3 の端子電圧V1 は0Vから
−3.7 Vまで変化することが確認できた。そして負電圧
−Vは電源VD の電圧が3Vを超えるとFET D1eが飽和
するために電源VD の電圧に関係なく安定した負電圧−
Vが得られる。
【0029】図6は電源VD の供給後における基準電圧
2 、平滑用コンデンサC3 の端子電圧V1 及び消費電
流の変化を示す波形図である。この図から明らかなよう
に、電源VD を供給した時点から約100nsec で平滑用コ
ンデンサC3 の端子電圧V1は−2.0 Vに達し、負電圧
−Vは−1.6 Vになる。また前述したように電圧制御信
号SC の電圧を変化させた場合は、負電圧−Vが時間遅
れなく切換われることが確認できた。また消費電流I0
は発振部OSC から出力されるパルス信号の周期で変化す
ることを確認し得た。なお基準電圧V2 は常に一定して
いることが確認できた。
【0030】このように、本発明の負電圧発生回路は、
GaAsMESFETを用いたDCFLインバータを多段接続してなる
リング発振器で発振部を構成したので発振周波数を規定
するコンデンサを極めて小容量のものを用いて、周波数
が極めて高いパルス信号を得ることができ、発振部が極
めて小型化する。またチャージポンプからなる極性反転
部は、GaAsMESFETを発振部からのパルス信号の周期に応
じてオン, オフさせ、反転用コンデンサ及び平滑用コン
デンサを充電するようにしたから、反転用コンデンサ及
び平滑用コンデンサに極めて小容量のものを用いること
ができ、この極性反転部も極めて小型化できる。
【0031】また、それらの端子電圧にリップルが生じ
ないので安定した充電電圧が得られる。更に電圧制御部
はGaAsMESFETと抵抗とを用いてGaAsMESFETの制御により
負電圧を変化させるための合成抵抗値を変化させるよう
にしているから、電圧制御部も極めて小型化できる。し
たがって、これらの組合せで極めて小型の負電圧発生回
路を構成できて、チップへの内蔵が可能になる。
【0032】図7は本発明の負電圧発生回路を他の回路
とともにチップに内蔵した回路の構成を示すブロック図
である。図7(a) は増幅器と負電圧発生回路とを内蔵し
た場合である。増幅用FET 10はソースSを接地してお
り、FET 10のゲートGには、正電圧VDDが与えられて前
述したように負電圧を発生する負電圧発生回路NVからの
負電圧が与えられる。ドレインDには正電圧VDDが与え
られる。高周波信号RFinをFET 10のゲートGへ入力する
と、増幅した高周波信号RFout がドレインDから出力さ
れる。
【0033】図7(b) はミキサ回路と負電圧発生回路と
を内蔵した場合である。デュアルゲートFET 20の一側出
力端子は接地されており、他側出力端子には正電圧VDD
が与えられる。デュアルゲートFET 20の一側入力端子に
は一方の負電圧発生回路NV1が出力する負電圧が入力さ
れる。デュアルゲートFET 20の他側入力端子には他方の
負電圧発生回路NV2 が出力する負電圧が入力される。デ
ュアルゲートFET 20の一側入力端子に局部発振周波数信
号L0を入力し、他側入力端子に高周波信号RFinを入力す
ると、一側出力端子からミキシングして得られた中間周
波数信号IFが出力される。なお負電圧発生回路NV1 ,NV
2 には正電圧VDDが与えられ、夫々は前述した電圧制御
部により合成抵抗値を変えて異なる負電圧を発生する。
【0034】図7(c) は1入力2出力のスイッチ回路と
負電圧発生回路とを内蔵した場合である。FET 11とFET
12とが直列接続され、FET 11とFET 12との接続部は入力
端子TAと接続され、FET 11のFET 12が接続されていない
端部は第1出力端子TBと接続され、FET 12のFET 11が接
続されていない端部は第2出力端子TCと接続される。FE
T 11のゲートには一方の負電圧発生回路NV1 の負電圧が
入力され、FET 12のゲートには他方の負電圧発生回路NV
2 の負電圧が入力される。負電圧発生回路NV1,NV2
は正電圧VDDが与えられ、夫々は前述した電圧制御部に
より合成抵抗値を変えて異なる負電圧を発生する。
【0035】そしてFET 11のゲートに0Vを、FET 12の
ゲートにはピンチオフ以下の負電圧を与えると、FET 11
がオン、FET 12がオフして入力端子TAと出力端子TBとが
接続される。またFET 12のゲートに0Vを、FET 11のゲ
ートにピンチオフ以下の負電圧を与えるとFET 12がオ
ン、FET 11がオフして入力端子TAと出力端子TCとが接続
される。
【0036】このように、負電圧発生回路をチップに内
蔵すると、チップ内の他の回路に供給する正電圧を負電
圧発生回路に与えて、チップ内で負電圧を発生させるこ
とができ、チップには正電圧の電源のみを接続すればよ
いことになる。なお、本実施例ではGaAsFET を用いた
が、これと同様に形成できる他のFET であっても同様の
効果が得られるのは勿論であり、GaAsFET に限定される
ものではない。また本実施例では負電圧発生回路をチッ
プに内蔵する場合について説明したが、チップに内蔵す
る以外にも使用できるのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、極性反
転部は、発振部が出力する周波数が極めて高いパルス信
号によりチャージポンプのFET をオン,オフ制御して、
反転用コンデンサ及び平滑用コンデンサを充電するから
それらのコンデンサを小容量にでき極性反転部を極めて
小さい回路パターンで形成できる。しかも平滑用コンデ
ンサの端子電圧にリップルが生じず負の端子電圧が安定
する。
【0038】更に電圧制御部は、第2FETと抵抗との並
列接続により構成された合成抵抗変換回路と、該合成抵
抗変換回路と前記平滑用コンデンサとの間に接続された
第3FETにより構成された定電流源とからなり、電圧制
御部も極めて小さい回路パターンで形成でき、しかも前
記第2FETを制御して変化させた前記合成抵抗変換回路
の抵抗値に応じて、前記負電圧を制御するようにしたた
め、第2FETの制御により、合成抵抗値に応じた電圧を
電源電圧に関係なく安定して1つの出力部より得ること
が出来る。したがって、これらの発振部と極性反転部と
電圧制御部とを備えることにより、安定した負電圧を出
力でき、チップに内蔵し得る負電圧発生回路を提供でき
る優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る負電圧発生回路の模式的構成図で
ある。
【図2】本発明に係る負電圧発生回路の実回路のブロッ
ク図である。
【図3】コンデンサの容量と発振周波数との関係を示す
グラフである。
【図4】合成抵抗値に対する負電圧の変化を示すグラフ
である。
【図5】電源電圧に対する負電圧の変化を示すグラフで
ある。
【図6】電源供給後の負電圧、平滑用コンデンサの端子
電圧、基準電圧及び消費電流の変化を示す波形図であ
る。
【図7】負電圧発生回路を内蔵したチップ内の回路の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】 OSC 発振部 PCH 極性反転部 VCL 電圧制御部 D1a〜D1f, D1e デプレッションモードで動作するFE
T E1a〜E1g, E1h1 ,E1h2 エンハンスメントモード
で動作するFET C1 ,C2 ,C3 コンデンサ Di1〜Di3 ショットキーダイオード R1,R21 ,R22 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−118135(JP,A) 特開 昭63−254511(JP,A) 特開 平6−121525(JP,A) 特開 平4−258(JP,A) 特開 昭54−58817(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 3/07 H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振部からの高周波の信号が入力され、第
    FETと反転用コンデンサと平滑用コンデンサとを有す
    るチャージポンプからなり前記平滑用コンデンサに負電
    圧が充電される極性反転部と、電源と前記平滑用コンデ
    ンサとの間に接続され、出力すべき負電圧を制御する電
    圧制御部とを備えた負電圧発生回路であって、前記電圧
    制御部が、第2FETと抵抗との並列接続により構成され
    た合成抵抗変換回路と、該合成抵抗変換回路と前記平滑
    用コンデンサとの間に接続された第3FETとを備え、前
    記第2FETを制御して変化させた前記合成抵抗変換回路
    の抵抗値に応じて、前記合成抵抗変換回路と前記第3FE
    Tとの間より出力される負電圧を制御し、且つ該出力さ
    れる電圧を前記第3FETの飽和により前記電源の電圧に
    関係なく安定化させることを特徴とする負電圧発生回
    路。
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