JP2918435B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2918435B2
JP2918435B2 JP30958993A JP30958993A JP2918435B2 JP 2918435 B2 JP2918435 B2 JP 2918435B2 JP 30958993 A JP30958993 A JP 30958993A JP 30958993 A JP30958993 A JP 30958993A JP 2918435 B2 JP2918435 B2 JP 2918435B2
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卓也 石井
晴夫 渡辺
義則 小林
豊 関根
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交流電源を入力源とする
スイッチング電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スイッチング電源装置はその高効
率な変換特性から各種電子機器の電源として多用されて
いるが、そのほとんどが入力回路としてコンデンサイン
プット方式を採用しているため、力率の悪さと入力電流
に含まれる高調波成分が問題視されてきている。このよ
うな入力高調波成分を低減する手段として、例えば図6
に示すようなスイッチング電源装置がある。
【0003】図6において、1は入力交流電源、2は入
力フィルタ、3は全波整流回路、4はチョークコイル、
5は第1のダイオード、6は第2のダイオード、7はコ
ンデンサ、8はスイッチング素子、9はリセットダイオ
ード、10はトランスであり、一次巻線11と二次巻線
12とリセット巻線13を有する。14,15はダイオ
ード、16は平滑チョーク、17は出力コンデンサであ
り、ダイオード14,15、平滑チョーク16、出力コ
ンデンサ17で整流平滑回路を構成し、負荷18へ出力
直流電圧を供給する。19は制御回路であり、出力直流
電圧を検出し、安定化すべくスイッチング素子8を所定
のオンオフ比で駆動する。
【0004】入力交流電源1の交流電圧は入力フィルタ
2を介し全波整流回路3により整流される。まず、スイ
ッチング素子8がオンの時、チョークコイル4には整流
電圧が印加され、第2のダイオード6を介してチョーク
電流が流れる。同時にトランス10の一次巻線11には
コンデンサ7の電圧が印加されて、二次巻線12には電
圧が誘起され、この二次側電圧はダイオード14と平滑
チョーク16を介して出力コンデンサ17で平滑されて
負荷18へ供給される。次に、スイッチング素子8がオ
フすると、チョークコイル4に蓄えられた励磁エネルギ
ーは第1のダイオード5を介してコンデンサ7を充電す
るチョーク電流I1として放出される。同時にトランス
10に蓄えられた励磁エネルギーはリセット巻線13お
よびリセットダイオード9を介してコンデンサ7を充電
するように放出される。さらに平滑チョーク16に蓄え
られた励磁エネルギーはダイオード15を介して出力コ
ンデンサ17へ放出され、負荷18へ供給される。
【0005】すなわち、チョークコイル4、第1,第2
のダイオード5,6、スイッチング素子8,コンデンサ
7は、整流電圧を入力としてコンデンサ7へ出力する昇
圧型コンバータを構成し、コンデンサ7、スイッチング
素子8、リセットダイオード9、トランス10、ダイオ
ード14,15、平滑チョーク16と出力コンデンサ1
7は、コンデンサ7を入力源とするフィードフォワード
コンバータを構成している。
【0006】出力直流電圧は、制御回路19がスイッチ
ング素子8のオンオフ期間を調整することで制御され
る。一方、コンデンサ7は十分大きな静電容量を有して
おり、等価的に直流電圧を有する電圧源とみなせるもの
とすると、定常状態においてはオンオフ期間はほぼ一定
となる。スイッチング素子8のスイッチング周波数は入
力交流電圧の周波数より充分大きく、スイッチング1周
期間には整流電圧の変化は無視できるので、チョーク電
流I1は、整流電圧に比例したピーク値を持つ三角波電
流となる。このチョーク電流が入力フィルタ2によって
平滑化されたものが入力電流となるので、入力交流電圧
に略比例した正弦波状の電流となり、入力力率が1に近
く高調波成分のほとんどないものが得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、整流電圧を入力としコンデンサ7へ出力
する昇圧コンバータの構成であるため、コンデンサ7の
電圧は通常のコンデンサインプット方式で得られる入力
直流電圧(整流電圧のピーク値)に比べて高電圧とな
る。特に、軽い負荷時や高入力電圧時の電圧上昇は大き
く、このため、コンデンサ7やスイッチング素子8には
高耐圧な特性が要求され、設計の困難さと効率劣化とい
う問題点を有していた。
【0008】本発明は僅かの部品の付加によりコンデン
サ電圧の上昇を抑制し、従来部品の使用を容易にし、効
率劣化を防ぐことの可能なスイッチング電源装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチング電
源装置は、整流回路を介して入力された入力交流電圧
が、チョークコイルとスイッチング素子とダイオードと
からなる昇圧コンバータに印加され、昇圧コンバータの
出力の直流電圧をコンデンサに出力するとともに、前記
コンデンサの直流電圧を入力とし、トランスとスイッチ
ング素子と出力整流平滑回路を有するスイッチング式D
C−DCコンバータを構成し、前記昇圧コンバータと前
記スイッチング式DC−DCコンバータのスイッチング
素子を兼用し、前記スイッチング式DC−DCコンバー
タの出力電圧を安定化するよう前記スイッチング素子を
駆動する第1の制御回路とを有するスイッチング電源装
置において、前記スイッチング素子がオンの時に前記チ
ョークコイルの電流が流れる経路に直列に接続された可
飽和リアクトルを設け、前記コンデンサの直流電圧を検
出するとともにこれを調整するよう前記可飽和リアクト
ルを磁化する第2の制御回路を設けたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】この構成によると、可飽和リアクトルがスイッ
チング素子のオン期間内にチョークコイルを介して流れ
る入力電流の導通期間を調整し、コンデンサへの充電電
流を制限することにより、コンデンサ電圧の調整ができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5に基づい
て説明する。図1〜図4は第1の実施例を示す。
【0012】図1において、1は入力交流電源、2は入
力フィルタ、3は全波整流回路、4はチョークコイル、
5は第1のダイオード、6は第2のダイオード、7はコ
ンデンサ、8はスイッチング素子、9はリセットダイオ
ード、10はトランスであり、一次巻線11と二次巻線
12とリセット巻線13を有する。14,15はダイオ
ード、16は平滑チョーク、17は出力コンデンサであ
り、ダイオード14,15、平滑チョーク16、出力コ
ンデンサ17で整流平滑回路を構成し、負荷18へ出力
直流電圧を供給する。19は第1の制御回路であり、出
力直流電圧を検出し、安定化すべくスイッチング素子8
を所定のオンオフ比で駆動する。20はチョークコイル
4と直列に接続された可飽和リアクトル、21は可飽和
リアクトル20に設けられた制御巻線、22は第2の制
御回路で、コンデンサ7の電圧を検出して制御巻線21
へ流す電流を調節する。
【0013】入力交流電源1の交流電圧は入力フィルタ
2を介し全波整流回路3により整流される。まず、スイ
ッチング素子8がオンの時〔図2の(a)の区間A〕、
チョークコイル4と可飽和リアクトル20の直列回路に
は整流電圧が印加され、可飽和リアクトル20が飽和
後、第2のダイオード6を介してチョーク電流が流れる
(以下、スイッチング素子8がオンしてから可飽和リア
クトル20が飽和してチョーク電流が流れ出すまでの期
間を阻止期間Bと呼ぶことにする。図2の(a)参
照)。同時に図2の(b)に示すように、トランス10
の一次巻線11にはコンデンサ7の電圧が印加され、二
次巻線12に電圧が誘起され、ダイオード14と平滑チ
ョーク16を介して出力コンデンサ17で平滑されて負
荷18には図2の(c)に示す電流が流れる。次に、ス
イッチング素子8がオフすると〔図2の(a)の区間
C〕、チョークコイル4に蓄えられた励磁エネルギーは
第1のダイオード5を介してコンデンサ7を充電するチ
ョーク電流として放出される〔図2の(a)〕。同時に
トランス10に蓄えられた励磁エネルギーはリセット巻
線13およびリセットダイオード9を介して図2の
(d)に示すようにコンデンサ7を充電するように放出
される。さらに平滑チョーク16に蓄えられた励磁エネ
ルギーはダイオード15を介して出力コンデンサ17へ
放出され負荷18へ供給される。
【0014】チョークコイル4に蓄えられた励磁エネル
ギーの放出が終了すると、第2の制御回路22から制御
巻線21への制御電流により、可飽和リアクトル20は
チョーク電流を阻止する方向に磁化される。すなわち、
チョークコイル4、第1,第2のダイオード5,6、ス
イッチング素子8、可飽和リアクトル20とコンデンサ
7は、整流電圧を入力とし、コンデンサ7へ出力する昇
圧コンバータを構成する。第2の制御回路22から制御
巻線21への制御電流による可飽和リアクトル20のチ
ョーク電流(コンデンサ7への充電電流)制御機能によ
り、コンデンサ7の電圧を調整できる。コンデンサ7、
スイッチング素子8、リセットダイオード9、トランス
10、ダイオード14,15、平滑チョーク16と出力
コンデンサ17は、コンデンサ7を入力源とするフィー
ドフォワードコンバータを構成している。出力コンデン
サ17の電圧(出力直流電圧)は第1の制御回路19に
よるスイッチング素子8のオンオフ比の制御機能により
安定化できる。
【0015】ここで、コンデンサ7は十分大きな静電容
量を有しており、等価的に直流電圧Ecを有する電圧源
とみなせるものとすると、定常状態においてはオンオフ
期間はほぼ一定となる。スイッチング素子8のスイッチ
ング周波数は入力交流電圧の周波数より充分大きく、ス
イッチング1周期間には整流電圧の変化は無視できる。
第2の制御回路22はコンデンサ7の電圧Ecが所定値
より低いときは制御電流を流さないので、阻止期間Bは
可飽和リアクトル20の固有の最小値に固定され、チョ
ーク電流I1は、整流電圧に略比例したピーク値を持つ
三角波電流となる。このチョーク電流が入力フィルタ2
によって平滑化されたものが入力電流となるので、入力
交流電圧に略比例した正弦波状の電流となり、入力力率
が1に近く高調波成分のほとんどないものが得られる。
しかし入力交流電圧が高く、または軽い負荷の場合、コ
ンデンサ7の電圧Ecは規定値以上になろうとするの
で、第2の制御回路22から制御巻線21への制御電流
により阻止期間Bが延び、チョーク電流I1は制限され
るので、入力交流電流波形は正弦波状から歪みはする
が、コンデンサ7の電圧Ecの上昇は抑制される。この
様子を図3に示す。
【0016】図3は横軸に負荷電流、縦軸にコンデンサ
7の電圧Ecを表している。図中の実線Dは本実施例の
場合のもので、破線Fは従来例のものである。このよう
に本実施例によれば、スイッチング素子8がオンの時に
チョークコイル4の電流が流れる経路に直列に接続され
た可飽和リアクトル20と、コンデンサ7の直流電圧を
検出するとともに、これを調整するよう可飽和リアクト
ル20を所定量だけ磁化する第2の制御回路22を設け
ることにより、高入力または軽い負荷時にコンデンサ7
の電圧が規定値以上に上昇しないようにチョーク電流を
制限することができ、コンデンサ7やスイッチング素子
8には特に高耐圧な特性の部品を使用する必要がなくな
る。
【0017】なお、本実施例では可飽和リアクトル20
をチョークコイル4と直列に接続したが、第2のダイオ
ード6と直列に接続してもよいことは言うまでもない。
図4は第2の実施例を示す。図4において、1は入力直
流電源、2は入力フィルタ、3は全波整流回路、4はチ
ョークコイル、7はコンデンサ、8はスイッチング素
子、9はリセットダイオード、10はトランスであり、
一次巻線11、二次巻線12、リセット巻線13を有す
る。14,15はダイオード、16は平滑チョーク、1
7は出力コンデンサ、18は負荷、19は第1の制御回
路、20は過飽和リアクトル、21は過飽和リアクトル
20に設けられた制御巻線、22は第2の制御回路であ
る。以上は図1に示した第1の実施例と同様なものであ
る。図1の構成と異なるのは、チョークコイル4と過飽
和リアクトル20の直列回路が全波整流回路3の出力端
からスイッチング素子8の活電部へ直接に接続されてお
り、図1における第1,第2のダイオード5,6がない
点である。
【0018】このように構成されたスイッチング電源装
置では、入力交流電源1の交流電圧は入力フィルタ2を
介し全波整流回路3により整流される。まず、スイッチ
ング素子8がオンの時、チョークコイル4と可飽和リア
クトル20の直列回路には整流電圧が印加され、可飽和
リアクトル20が飽和後、チョーク電流が流れる。同時
にトランス10の一次巻線11にはコンデンサ7の電圧
が印加され、二次巻線12に電圧が誘起され、ダイオー
ド14と平滑チョーク16を介して出力コンデンサ17
で平滑されて負荷18へ供給される。次に、スイッチン
グ素子8がオフすると、チョークコイル4に蓄えられた
励磁エネルギーは一次巻線11を介してコンデンサ7を
充電するチョーク電流として放出される。同時にトラン
ス10に蓄えられた励磁エネルギーはリセット巻線13
およびリセットダイオード9を介してコンデンサ7を充
電するように放出される。さらに平滑チョーク16に蓄
えられた励磁エネルギーはダイオード15を介して出力
コンデンサ17へ放出され、負荷18へ供給される。チ
ョークコイル4に蓄えられた励磁エネルギーの放出が終
了すると、第2の制御回路22から制御巻線21への制
御電流により、可飽和リアクトル20はチョーク電流を
阻止する方向に磁化される。すなわち、コンデンサ7の
電圧は、第2の制御回路22から制御巻線21への制御
電流による可飽和リアクトル20のチョーク電流(コン
デンサ7への充電電流)制御機能により、調整すること
ができる。コンデンサ7,スイッチング素子8,リセッ
トダイオード9,トランス10,ダイオード14,1
5、平滑チョーク16と出力コンデンサ17は、コンデ
ンサ7を入力源とするフィードフォワードコンバータを
構成している。出力コンデンサ17の電圧(出力直流電
圧)は第1の制御回路19によるスイッチング素子8の
オンオフ比の制御機能により安定化できる。
【0019】ここで、コンデンサ7は十分大きな静電容
量を有しており、等価的に直流電圧Ecを有する電圧源
とみなせるものとすると、定常状態においてはオンオフ
期間はほぼ一定となる。スイッチング素子8のスイッチ
ング周波数は入力交流電圧の周波数より充分大きく、ス
イッチング1周期間には整流電圧の変化は無視できる。
第2の制御回路22はコンデンサ7の電圧Ecが所定値
より低いときは制御電流を流さないので、阻止期間は可
飽和リアクトル20の固有の最小値に固定され、チョー
ク電流は整流電圧に略比例したピーク値を持つ三角波電
流となる。このチョーク電流が入力フィルタによって平
滑化されたものが入力電流となるので、入力交流電圧に
略比例した正弦波状の電流となり、入力力率が1に近く
高調波成分のほとんどないものが得られる。しかし入力
交流電圧が高く、または軽負荷の場合、コンデンサ7の
電圧Ecは所定値以上になろうとするので、第2の制御
回路22から制御巻線21への制御電流により阻止期間
が延び、チョーク電流は制限されるので、入力交流電流
波形は正弦波状から歪みはするが、コンデンサ7の電圧
Ecの上昇は抑制される。
【0020】このように第2の実施例によれば、入力交
流電源1からの交流電圧を受電する全波整流回路3と、
全波整流回路3の正負出力端に接続されるチョークコイ
ル4と可飽和リアクトル20とスイッチング素子8との
直列回路と、スイッチング素子8の両端に接続されるコ
ンデンサ7とトランス10の一次巻線11との直列回路
と、トランス10の二次巻線12に接続され負荷に出力
直流電圧を供給するダイオード14,15と平滑チョー
ク16と出力コンデンサ7とからなる出力整流平滑回路
と、出力直流電圧を検出するとともにこれを安定化すべ
くスイッチング素子8を所定のオンオフ比で駆動する機
能を有する第1の制御回路19と、コンデンサ7の電圧
を検出するとともにこれを調整すべく可飽和リアクトル
20を所定量だけ磁化する第2の制御回路22を設ける
ことにより、高入力または軽負荷時にコンデンサ7の電
圧が所定値以上に上昇しないようにチョーク電流を制限
することができ、コンデンサ7やスイッチング素子8に
は特に高耐圧な特性の部品を使用する必要がなくなる。
【0021】なお、第1の実施例,第2の実施例におけ
る第2の制御回路22は次のように構成されている。こ
こでは第1の実施例における第2の制御回路22を図5
に基づいて説明する。
【0022】図5において、220は第2の制御回路2
2のバイアス電源であり、トランス10に設けた別巻線
から整流平滑するなどして得、第1の制御回路19の1
次側バイアス電源と兼用できる。221,222はコン
デンサ7の電圧を検出する検出抵抗、223は第1のト
ランジスタで、検出抵抗221,222の検出電圧を受
電する。224はツェナーダイオード、225は抵抗、
226は第2のトランジスタ、227はダイオード、2
28は抵抗である。
【0023】まず、検出抵抗221の抵抗値をR1、検
出抵抗222の抵抗値をR2、第1のトランジスタ22
3が能動時のベース−エミッタ電圧をVb1、ツェナー
ダイオード224のツェナー電圧をVz、第2のトラン
ジスタ226が能動時のベース−エミッタ電圧をVb2
とすると、コンデンサ7の電圧の規定値“ Ecth”
は次式で表される。
【0024】 Ecth = (Vb1+Vz+Vb2)(R1+R2)/R2 コンデンサ7の電圧が所定値Ecthを越えようとする
と、第1,第2のトランジスタ223,226が能動状
態となり、バイアス電源220からダイオード227と
抵抗228を介して、可飽和リアクトル20に設けられ
た制御巻線21に制御電流を流す。制御電流が流れるこ
とにより、可飽和リアクトル20による阻止期間が延び
コンデンサ7の電圧上昇が抑制されるのは既に実施例で
説明した通りである。コンデンサ7の電圧が所定値Ec
th以下の場合には、第1,第2のトランジスタ22
3、226が遮断状態となり、制御電流は流れない。制
御電流が流れないと、可飽和リアクトル20による阻止
期間が固有の最小値に固定されるのは既に実施例で説明
した通りである。
【0025】以上のように、第2の制御回路22はコン
デンサ7の電圧の上昇を抑制するという動作に限定すれ
ば、少ない部品で簡易な回路で構成できる。なお、上記
の各実施例において、スイッチング式DC−DCコンバ
ータとしてフィードフォワードコンバータを用いて説明
してきたが、他のスイッチング式DC−DCコンバータ
であってもよいことは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力交流
電源からの交流電圧を整流回路を介して入力される昇圧
コンバータと、その直流電圧を出力されるコンデンサ
と、前記コンデンサの電圧を入力されるスイッチング式
DC−DCコンバータとのスイッチング素子を兼用し、
前記スイッチング式DC−DCコンバータの出力電圧を
安定化するよう所定のオンオフ比で前記スイッチング素
子を駆動する第1の制御回路を有するスイッチング電源
装置において、可飽和リアクトルと第2の制御回路を設
けたため、可飽和リアクトルがスイッチング素子のオン
期間内にチョークコイルを介して流れる入力電流の導通
期間を調整し、コンデンサへの充電電流を制限すること
によりコンデンサ電圧を調整することができ、力率を向
上し入力交流電流の高調波成分を低減しながらも、高入
力や軽負荷時のコンデンサの電圧の上昇を抑制すること
ができる優れたスイッチング電源装置を実現できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチング電源装置の第1の実施例
の構成図である。
【図2】同実施例の要部の波形図である。
【図3】同実施例のコンデンサ7の電圧の変化を示す特
性図である。
【図4】第2の実施例の構成図である。
【図5】第1の実施例の第2の制御回路の具体的な構成
図である。
【図6】従来のスイッチング電源装置の構成図である。
【符号の説明】
1 入力交流電源 2 入力フィルタ 3 全波整流回路 4 チョークコイル 5 第1のダイオード 6 第2のダイオード 7 コンデンサ 8 スイッチング素子 9 リセットダイオード 10 トランス 14 ダイオード 15 ダイオード 16 平滑チョーク 17 出力コンデンサ 18 負荷 19 第1の制御回路 20 可飽和リアクトル 21 制御巻線 22 第2の制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 義則 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業 株式会社工場内 (72)発明者 関根 豊 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業 株式会社工場内 (56)参考文献 特開 平2−237465(JP,A) 特開 平1−286770(JP,A) 特公 昭42−16384(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 7/00 - 7/40 H02M 3/00 - 3/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流回路を介して入力された入力交流電
    圧が、チョークコイルとスイッチング素子とダイオード
    とからなる昇圧コンバータに印加され、昇圧コンバータ
    の出力の直流電圧をコンデンサに出力するとともに、前
    記コンデンサの直流電圧を入力とし、トランスとスイッ
    チング素子と出力整流平滑回路を有するスイッチング式
    DC−DCコンバータを構成し、前記昇圧コンバータと
    前記スイッチング式DC−DCコンバータのスイッチン
    グ素子を兼用し、スイッチング式DC−DCコンバータ
    の出力電圧を安定化するよう前記スイッチング素子を駆
    動する第1の制御回路とを有するスイッチング電源装置
    において、前記スイッチング素子がオンの時に前記チョ
    ークコイルの電流が流れる経路に直列に接続された可飽
    和リアクトルを設け、前記コンデンサの直流電圧を検出
    するとともにこれを調整するよう前記可飽和リアクトル
    を磁化する第2の制御回路を設けたスイッチング電源装
    置。
  2. 【請求項2】 入力交流電源からの交流電圧を受電する
    整流回路の正負出力端に、チョークコイルと可飽和リア
    クトルとスイッチング素子との直列回路を接続し、前記
    スイッチング素子の両端に、コンデンサとトランスの一
    次巻線との直列回路を接続し、前記トランスの二次巻線
    に、負荷に出力直流電圧を供給する出力整流平滑回路を
    接続するとともに、出力整流平滑回路の出力直流電圧に
    応じて前記スイッチング素子を駆動する第1の制御回路
    を設け、前記コンデンサの電圧に応じて前記可飽和リア
    クトルを磁化する第2の制御回路とからなるスイッチン
    グ電源装置。
  3. 【請求項3】 第2の制御回路は、コンデンサの電圧が
    規定電圧以上になると可飽和リアクトルが飽和しにくい
    方向に可飽和リアクトルの制御巻線に電流を流すように
    構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のスイッチング電源装置。
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