JP2911283B2 - 非接触段差測定方法及びその装置 - Google Patents

非接触段差測定方法及びその装置

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JP2911283B2
JP2911283B2 JP3349255A JP34925591A JP2911283B2 JP 2911283 B2 JP2911283 B2 JP 2911283B2 JP 3349255 A JP3349255 A JP 3349255A JP 34925591 A JP34925591 A JP 34925591A JP 2911283 B2 JP2911283 B2 JP 2911283B2
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    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は試料上に形成されてい
る段差を、試料に接触することなく測定する非接触段差
測定方法およびその装置に関し、特にその測定精度の向
上を図ったものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9(a) は通常の非接触で段差を測定す
る際に用いられる光学顕微鏡の概略構成図であり、図
中、21は照明用光源、22は観測対象である試料であ
り、例えば図示しないステージに搭載されている。23
は試料22と対向する対物レンズ、24は接眼レンズ、
25は接眼レンズ24と対物レンス23との間の光路に
配置された中間レンズ、26は照明用光源21前方に設
けられた集光レンズである。また27a,27bは各レ
ンズ間に設けられたミラーであり、ミラー27aは接眼
レンズ24と中間レンズ25間の光線を屈折させ、27
bは中間レンズ25と対物レンズ23間の光線を屈折せ
ず、光源21からの光線のみを屈折させるものである。
【0003】次に動作原理について説明する。試料22
を照射する照明光を顕微鏡内部の照明用光源21で発生
させて集光レンズ26で集光し、これをミラー27bで
反射させて試料22に照射する。すると、試料22から
の反射光が対物レンズ23,中間レンズ25,ミラー2
7a,接眼レンズ24からなる光学系に生じ、試料22
を所望の倍率に拡大して観察することができる。
【0004】従来このような光学顕微鏡を用いて、図中
矢印で示されるように試料22と対物レンズ23間の距
離を調整して試料22の測定対象となる各区画、例えば
図9(b) のA,Cに対して焦点合わせを行い、フォーカ
ス時の試料22と対物レンズ23間の距離の(上下座標
の差)をダイアルゲージ等を用いて測定することで区画
A,C間の段差の大きさtを測定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触段差測定
方法およびその装置は以上のように構成されているの
で、対物,接眼レンズの組み合わせ方によって、その際
の焦点深度(被写体深度)が異なる。例えば、10倍の
対物レンズではその焦度深度が10μmであり、20倍
の対物レンズでは3.5μmと大きく異なり、この焦度
深度の差は試料の座標位置を決定する際の誤差の差とな
って表われ、均一な測定制度が得られないという問題点
があった。また、段差が対物レンズの焦点深度よりも小
さいときは測定不能になるという問題点があった。
【0006】また、焦点位置、すなわち試料の段差表面
の位置の決定は作業者が目視観察により行っていたた
め、作業者間誤差が発生し高精度に段差を測定すること
は不可能であった。
【0007】さらに、図9(b) に示されるように、測定
対象となる区画が区画Bのような段差の変化部を含む場
合には、焦点を合わせることが困難であるという問題点
があった。
【0008】なお、測定物に接することなくその段差を
測定するものとして、例えば、特開昭64−1903号公報に
示されるように、段差部を含む測定領域に測定光を入射
させてこれを反射光と干渉させたり、特開昭62−289704
号公報に示されるように、2波面に分割した平行光を入
射させこれらを干渉させて2波面合成を行ない、その時
の干渉縞の強度変化を電気信号に変換して段差を測定す
るようにしたものがあるが、このような構成では信号処
理が複雑であったり、特に段差が大きい場合や、測定対
象に曲面部分が含まれる場合には充分な反射光が得られ
ず、干渉縞が不完全となり、場合によっては測定が不可
能になるという不具合を有する。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、観察を行う対物,接眼レンズ等
の組み合わせによる焦点深度の誤差や、作業者間誤差を
排除し、いかなる場合でも高精度に段差表面の位置を検
出でき、測定誤差が小さく、しかも構成が容易な非接触
段差測定方法およびそれに適した装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る非接触段
差測定方法は、測定対象物表面に照射される第1の光
束、及び該測定対象物表面が所定位置に配置された際に
上記第1の光束の上記測定対象物表面からの反射光との
干渉により干渉縞を発生する第2の光束を作成する光束
作成手段を用い、上記第1の領域において干渉縞が発生
したときの上記測定対象物表面の位置と、上記第2の領
域において干渉縞が発生したときの上記測定対象物表面
の位置とを認識することにより上記測定対象物表面の段
差の大きさを測定するようにしたものである。
【0011】また、この発明に係る非接触段差測定装置
は、測定対象物表面に照射される第1の光束、及び該測
定対象物表面が所定位置に配置された際に上記第1の光
束の上記測定対象物表面からの反射光との干渉により干
渉縞を発生する第2の光束を作成する光束作成手段を有
し、上記測定対象物表面の上記第1の領域を上記所定位
置に配置したときの上記測定対象物の位置から、上記第
2の領域を上記所定位置に配置したときの上記測定対象
物の位置までの、上記測定対象物表面に対して垂直方向
の変位量から上記測定対象物の段差を測定するようにし
たものである。
【0012】また、上記光束作成手段の光源として白色
光源を用いるようにしたものである。
【0013】また、白色光により生じた干渉縞の色調を
電気信号に変換する光強度検出手段を設け、干渉縞の特
定の色調を検知して、測定対象物表面の各観測領域にお
ける上記所定位置の変位量を決定するようにしたもので
ある。
【0014】また、上記光強度検出手段に加えて、測定
対象物表面の位置を垂直方向に変位させる変位手段と、
上記光強度検出手段出力を受け、この出力に基づき上記
変位手段を制御する制御手段とを設けたものである。
【0015】
【作用】この発明においては、各観測領域における測定
対象物表面までの所定位置を、光束作成手段により作成
された第1及び第2の光束により所定の位置にて生じる
干渉縞を認識して判定し、各観測領域における、観測面
に対して垂直方向の変位量から上記測定対象物表面の段
差の大きさを算出するようにしたから、簡単な構成で高
精度に段差の大きさを測定することができる。
【0016】また、干渉縞を発生させるための観察光に
白色光源を用い、干渉縞の干渉色を観察して各観測領域
における測定対象物表面までの垂直方向の変位量を決定
することで、より高精度に段差を検出することができ
る。
【0017】また、光強度検出手段を設け、白色光によ
り生じた干渉縞の色調を電気信号に変換し、特定の色調
を検知して各観測領域における各上下位置を検知するよ
うにしたから、段差検出時の作業者間誤差を完全に排除
することができる。
【0018】また、上記光強度検出手段に加えて、測定
対象物表面の位置を垂直方向に変位させる変位手段を設
け、上記光強度検出手段出力に応じて上記測定対象物表
面の位置を変位させて自動的に段差位置を検出するよう
に構成したから、高精度かつ高速に段差を測定すること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例による非接触性段
差測定装置を図について説明する。図1はこの装置に用
いられる光学顕微鏡の対物レンズとして取り付けられる
干渉型対物レンズの原理を示した図であり、図におい
て、1は干渉型対物レンズ、2は反射参照鏡、3は干渉
型対物レンズ1と試料面4との間に設けられた半透鏡で
ある。また図2は発生した干渉縞の一例を示す写真図で
ある。
【0020】次に図1を参照して本発明の焦点位置認識
の原理について説明する。矢印で示すように、干渉型対
物レンズ1の左上側から入射した光は、対物レンズ1中
を通過し、半透鏡3で2光路に分割される。分割された
光路の一方は試料面4へ向かい、他方の光路は反射参照
鏡2へ向かう。そして、それぞれ試料面4及び反射参照
鏡2で反射された光は再び半透鏡2を通過、あるいは反
射した後に合流し、同一光路に戻って対物レンズ1を経
た後に反射されていく。そして、試料の表面4をピント
位置、すなわち半透鏡3を通過し再び半透鏡3に入射す
る光の光路長と、半透鏡3により反射されて参照鏡を経
て再び半透鏡3に入射する光の光路長が等しくなる位置
に合わせると、光の干渉により2倍波となり図2に示す
ような干渉縞が発生する。この干渉縞は観察波長λに対
して、λ/2(0.2〜0.3μm)の周期で発生す
る。なお上記ピント位置からずれると干渉縞は発生し
くなる。
【0021】次に本発明の基本的な装置構成について説
明する。図3に示すように、光学顕微鏡5には干渉対物
レンズ6が取り付けられ、機械式のダイヤルゲージ等の
上下距離測定触子10で顕微鏡5のステージの移動距離
を測定するように構成されている。
【0022】次に段差測定方法について説明する。顕微
鏡5のステージの上に試料22を搭載し、試料22と干
渉対物レンズ6間の距離を調整し、そのピント位置を上
述のような原理にて発生した干渉縞を認識することで検
出する。このとき例えばダイヤルゲージ10をリセット
して基準値を得る。そして試料22の観測位置を変えて
同様にピント合わせを行い、その時のステージの移動距
離をダイヤルゲージ10で読み取り、上記基準値に対す
る変位度から試料面の段差を観測する。
【0023】このように本実施例によれば、顕微鏡5に
干渉対物レンズ6を取付け、試料22表面の段差測定を
行い、干渉縞の発生を認識することによりピント位置を
判定するようにしたから、容易な装置構成で、観察を行
う対物,接眼レンズ等の組み合わせによる焦点深度の誤
差及び作業者間誤差が排除され、高精度に段差表面の座
標位置を検出することができる。また、測定すべき段差
が比較的大きい場合や、測定部分に曲面が含まれている
場合でも、干渉縞が発生しピント合わせを行うことがで
きれば光学顕微鏡のステージの移動ストローク範囲であ
れば測定することができる。
【0024】なお、上記実施例では干渉縞を発生させる
光源について、特にその限定を行わなかったが、その光
源として白色光を用いると、より高精度にそのピント位
置を合わせることができる。
【0025】以下、白色光を用いて干渉縞を発生させる
場合について図4及び図5を参照しつつ説明する。例え
ば波長がλ1 の単色光による干渉縞は、スクリーン上の
0点で極大の強度を持ち、この点を中心としてkλ1
間隔で極大が繰り返される(kは定数)。上記波長λ1
とは異なる別の波長λ2 の光による干渉縞は波長λ1
ものとは一致せず、0点から離れるにつれて次第にずれ
てゆく。さらに異なる波長λ3についても同様に0点か
ら離れるにつれて次第にずれてゆく。すなわち、0点に
おいては全ての波長の光が極大となるが、0点から遠ざ
かるに従って互いにずれるため合成された光は色(干渉
色)のついた干渉縞となる。
【0026】そして複合光である白色光を用いた場合に
は、試料から反射してきた下側の光と、上側の光の位相
が逆になり、焦点位置においては、合流した光は同一の
光路長となるため反射強度がゼロとなり、黒色の縞が現
れ図5に示すようになる。
【0027】このように、白色光を用いて発生させた干
渉縞の色の変化、特に試料表面が光学的な焦点位置に合
致した際に発生する黒色の干渉縞を見て座標位置を判断
することによって、例えば観測光λ=0.55μmとし
た場合、λ/2程度(0.2〜0.3μm)の精度で段
差を測定することができる。
【0028】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。この実施例では上記白色光を用いた干渉縞の色の変
化を電気信号に変換して焦点位置を判定するようにした
ものである。即ち図6に示すように、顕微鏡5上部に輝
度測定用カメラ7を配置するとともに、該カメラ7の出
力信号を主コントロールユニット8に入力し、干渉縞の
色調を変換して得られた電気信号をもとに焦点合わせを
行うようにしたものである。
【0029】以下、この実施例における段差測定方法に
ついて説明する。光学顕微鏡5により観測される干渉縞
の色調はそれぞれの色に応じて輝度測定用カメラ7にて
電気信号に変換されて主コントロールユニット8に入力
される。そして主コントロールユニット8ではこの輝度
信号を受けて干渉縞の黒色に相当する電気信号を検知す
ることにより0点を検出し、ランプ表示や警告音等何ら
かの方法によりこれを作業者に知らせ、その時のステー
ジの座標位置を上下距離測定触子10により読み取り、
距離測定ユニット11にて実測値に換算する。そしてこ
のような作業を繰り返し、ある基準面からの上下位置の
距離から段差を測定する。
【0030】このようにすることで、干渉縞による0点
検出が確実なものとなり、また作業者の目視による判断
でないため、作業者間誤差を確実に排除することがで
き、0点検出を高速に行うことができる。さらに主コン
トロールユニット8にて黒色の干渉色の識別時の閾値等
を容易に設定することができ0点検出精度、ひいては段
差検出精度の許容値の設定を容易に行うことができる。
【0031】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。この実施例では上記白色光を用いた干渉縞の色の変
化を電気信号に変換するとともに、この電気信号に基づ
いて自動的に焦点位置を判定するようにしたものであ
る。即ち図7に示すように、顕微鏡5の上部に輝度測定
用カメラ7を配置するとともに、ステージにステージ上
下駆動用モータ9を設け、主コントロールユニット8に
て干渉縞の色調を変換して得られた電気信号をもとに、
ステージ上下駆動用モータ9を駆動させるように構成さ
れている。
【0032】次にこの装置を用いた段差測定方法につい
て説明する。主コントロールユニット8にて上記輝度測
定用カメラ7の出力に基づき上下駆動用モータ9を連動
して駆動させ、輝度測定用カメラ7で検出した反射光強
度が“0”になる位置(焦点位置)を自動的に検出し、
その位置で上下駆動を自動的に停止して焦点位置の決定
を行なう。このとき上記上下駆動用モータ9にてステー
ジを上下いずれの方向に移動させるかは、上下距離測定
触子10によりステージの移動方向と干渉縞の輝度信号
を主コントロールユニット8にてモニターして判定され
る。このような動作を繰り返し、試料上の各面に対して
焦点合わせを行う。そして、その時の試料台の上下位置
を距離測定触子10を用いて主コントロールユニット8
に記憶してき、ある基準面からの上下位置の距離から段
差を測定することができる。
【0033】このように、輝度測定用カメラ7と上下駆
動用モータ9を組合せ、主コントロールユニット8にて
制御することで、ステージの上下位置の変化と反射光強
度の変化を連動して判断することが可能となるため、よ
り高精度な位置合わせができ、作業者が目視により判断
していた作業を高精度かつ自動的に、しかも迅速に行う
ことができる。
【0034】また、必要であれば主コントロールユニッ
ト8にて例えば、平均値,最大(小)値や分布状態等の
統計処理を行い、図8に示すように、その処理結果をモ
ニターテレビ12やプリンター(図示せず)等の表示装
置を設けて表示するようにしてもよい。
【0035】なお、上記実施例では上下距離測定触子1
0としてダイヤルゲージを用いて説明したが、静電容量
センサ等を用いてその信号を距離測定用ユニット11に
入力するようにしてもよい。
【0036】また上記実施例では、顕微鏡5のステージ
を移動させて焦点位置を合わせるようにしたが、例えば
光学系を移動させる等して焦点位置を合わせるようにし
てもよく、要は試料の測定面と干渉対物レンズの距離を
変化させることができればよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各観
測領域における測定対象物表面までの上下位置を、光束
作成手段により作成された第1及び第2の光束により所
定の位置にて生じる干渉縞を認識して判定し、各観測領
域における、観測面に対して垂直方向の変位量から上記
測定対象物表面の段差の大きさを算出するようにしたの
で、簡単な構成で高精度に段差の大きさを測定すること
ができ、段差測定の精度を向上させることができるとい
う効果がある。
【0038】また、観察光に白色光源を用いて干渉縞の
干渉色を観察して焦点位置合わせを行うことで、より高
精度かつ容易に段差を測定することができる。
【0039】また、光強度検出手段を設け、白色光によ
り生じた干渉縞の色調を電気信号に変換し、特定の色調
を検知して各観測領域における測定対象物表面に対して
垂直方向の変位量を検知するようにしたので、段差検出
時の作業者間誤差を完全に排除することができ、信頼性
の向上を図ることができるという効果がある。
【0040】また、上記光強度検手段に加えて、測定対
象物表面の位置を垂直方向に変位させる変位手段を設
け、光強度検出手段出力に応じて測定対象物表面の位置
を変位させて自動的に焦点位置合わせを行うようにした
から、高精度かつ高速に段差を測定することができ、作
業効率の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による非接触段差測定装置
の光学顕微鏡に取付けられる干渉型対物レンズの原理図
である。
【図2】図1の干渉対物レンズをにより発生する干渉縞
の一例を示す写真図である。
【図3】この発明の第1の実施例による非接触段差測定
装置の構成を示す図である。
【図4】白色光により干渉縞が発生する原理を説明する
ための図である。
【図5】白色光の合成波の強度分布の一例を示した図で
ある。
【図6】この発明の第2の実施例による非接触段差測定
装置の構成を示す図である。
【図7】この発明の第3の実施例による非接触段差測定
装置の構成を示す図である。
【図8】この発明の第3の実施例において、処理結果を
表示する装置を備えた非接触段差測定装置の構成を示す
図である。
【図9】従来の非接触段差測定装置として用いられてい
た光学顕微鏡の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 屈折レンズ 2 反射参照鏡 3 半透鏡 4 試料面 5 光学顕微鏡 6 干渉型対物レンズ 7 輝度測定用カメラ 8 主コントロールユニット 9 上下駆動用モータ 10 上下距離測定触子 11 距離測定ユニット 12 モニターテレビ 21 照明用光源 22 試料 23 対物レンズ 24 接眼レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 9/00 - 11/30 102 G02B 21/00 - 21/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物に直接接触することなく測定
    対象物表面上の第1の領域と第2の領域の段差の大きさ
    を測定する段差測定方法において、 測定対象物表面に照射される第1の光束、及び該測定対
    象物表面が所定位置に配置された際に上記第1の光束の
    上記測定対象物表面からの反射光との干渉により干渉縞
    を発生する第2の光束を作成する光束作成手段を用い、 上記第1の領域において干渉縞が発生したときの上記測
    定対象物表面の位置と、上記第2の領域において干渉縞
    が発生したときの上記測定対象物表面の位置とを認識す
    ることにより上記測定対象物表面の段差の大きさを測定
    することを特徴とする非接触段差測定方法。
  2. 【請求項2】 測定対象物に直接接触することなく測定
    対象物表面の第1の領域と第2の領域の段差の大きさを
    測定する非接触段差測定装置において、 測定対象物表面に照射される第1の光束、及び該測定対
    象物表面が所定位置に配置された際に上記第1の光束の
    上記測定対象物表面からの反射光との干渉により干渉縞
    を発生する第2の光束を作成する光束作成手段を備え、 上記測定対象物表面の上記第1の領域を上記所定位置に
    配置したときの上記測定対象物の位置から、上記第2の
    領域を上記所定位置に配置したときの上記測定対象物の
    位置までの、上記測定対象物表面に対して垂直方向の変
    位量から上記測定対象物の段差を測定することを特徴と
    する非接触段差測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の非接触段差測定装置にお
    いて、 上記光束作成手段の光源は白色光源であることを特徴と
    する非接触段差測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の非接触段差測定装置にお
    いて、 上記白色光により生じた干渉縞の色調を電気信号に変換
    する光強度検出手段を備え、 上記干渉縞の特定の色調を検知して、上記測定対象物表
    面の各観測領域における上記所定位置を決定することを
    特徴とする非接触段差測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の非接触段差測定装置にお
    いて、 上記測定対象物表面の各観側領域における上記所定位置
    の変位量を検知し、該変位量から上記測定対象物表面の
    段差の大きさを算出する段差算出手段を備えたことを特
    徴とする非接触段差測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の非接触段差測定装置にお
    いて、 上記測定対象物表面の位置を垂直方向に変位させる変位
    手段と、 上記光強度検出手段出力を受け、該手段出力に基づき上
    記変位手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する非接触段差測定装置。
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