JP2910599B2 - トルク制御装置 - Google Patents
トルク制御装置Info
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- JP2910599B2 JP2910599B2 JP7010863A JP1086395A JP2910599B2 JP 2910599 B2 JP2910599 B2 JP 2910599B2 JP 7010863 A JP7010863 A JP 7010863A JP 1086395 A JP1086395 A JP 1086395A JP 2910599 B2 JP2910599 B2 JP 2910599B2
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- JP
- Japan
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- transmission
- drive shaft
- engagement
- torque
- control device
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D48/00—External control of clutches
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D7/00—Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
- F16D7/04—Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type
- F16D7/06—Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers
- F16D7/10—Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers moving radially between engagement and disengagement
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25F—COMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B25F5/00—Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
- B25F5/001—Gearings, speed selectors, clutches or the like specially adapted for rotary tools
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルク制御装置の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトルク制御装置は、図5に示すよ
うに、モーター8Aの駆動軸8Bに取付けられる回転ボ
ス8Cの両端に一対の抜け止め体8D,8Dを形成し、
ギヤー等の伝動体8Eと一対の摩擦板8F,8Fとを回
転ボス8Cの軸部に遊嵌し、更に、一方の抜け止め体8
Dと摩擦板8Fとの間に圧縮コイルばね8Gを介在させ
て伝動体8E及び摩擦板8F,8Fを他方の抜け止め体
8Dに押圧することにより、伝動体8Eを回転ボス8C
に摩擦板8F,8Fを介して摩擦係合するように構成さ
れていた。
うに、モーター8Aの駆動軸8Bに取付けられる回転ボ
ス8Cの両端に一対の抜け止め体8D,8Dを形成し、
ギヤー等の伝動体8Eと一対の摩擦板8F,8Fとを回
転ボス8Cの軸部に遊嵌し、更に、一方の抜け止め体8
Dと摩擦板8Fとの間に圧縮コイルばね8Gを介在させ
て伝動体8E及び摩擦板8F,8Fを他方の抜け止め体
8Dに押圧することにより、伝動体8Eを回転ボス8C
に摩擦板8F,8Fを介して摩擦係合するように構成さ
れていた。
【0003】したがって、摩擦係合によつて駆動軸8B
から伝動体8Eへのトルク伝達が可能となり、伝動体8
Eに過負荷がかかると、摩擦係合状態が解除されてトル
ク伝達が遮断される。
から伝動体8Eへのトルク伝達が可能となり、伝動体8
Eに過負荷がかかると、摩擦係合状態が解除されてトル
ク伝達が遮断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
トルク制御装置だと、所定の摩擦係合力を得るために摩
擦板8Fと伝動体8Eとの接触面積を大きくすると装置
が大型化し、また、摩擦係合力によるトルク制御は環境
に左右されて安定しないという問題があり、さらに、駆
動軸8Bの軸方向に沿ってトルク制御部品が並ぶために
装置が長尺化するという問題もあった。
トルク制御装置だと、所定の摩擦係合力を得るために摩
擦板8Fと伝動体8Eとの接触面積を大きくすると装置
が大型化し、また、摩擦係合力によるトルク制御は環境
に左右されて安定しないという問題があり、さらに、駆
動軸8Bの軸方向に沿ってトルク制御部品が並ぶために
装置が長尺化するという問題もあった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは小型化及び短尺化が可
能となり、しかも、環境に左右されることなく安定した
トルク制御が可能となるトルク制御装置を提供すること
にある。
あって、その目的とするところは小型化及び短尺化が可
能となり、しかも、環境に左右されることなく安定した
トルク制御が可能となるトルク制御装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のトルク制御装置
は、伝動体の取付け孔に駆動源の駆動軸を挿入すると共
に、伝動体と駆動軸とを係合体にて係合し、伝動体に過
負荷がかかって駆動軸に過大なトルクが生じると、上記
係合状態が解除されてトルク伝達を遮断するトルク制御
装置において、ピンにより係合体を構成すると共に、該
係合体の軸方向中間部に嵌合溝を周設する一方、伝動体
のボス部に前記係合体を保持する保持孔を穿設すると共
に、駆動軸の外周部に係合体の一部が嵌合可能な係合溝
を形成して、この係合溝に、伝動体の保持孔に保持され
た係合体の一部を嵌合させて、伝動体を係合体を介して
駆動軸に係合し、係合体を駆動軸の係合溝に向かって弾
性付勢する弾性体を、伝動体のボス部の外周に配設する
と共に係合体の嵌合溝に嵌 め込んで伝動体の駆動軸への
係合状態を保持して、伝動体に過負荷がかかる時には、
弾性体の弾性力に抗して係合体が駆動軸の係合溝から外
れることによりトルク伝達を遮断することを特徴とする
ものである。
は、伝動体の取付け孔に駆動源の駆動軸を挿入すると共
に、伝動体と駆動軸とを係合体にて係合し、伝動体に過
負荷がかかって駆動軸に過大なトルクが生じると、上記
係合状態が解除されてトルク伝達を遮断するトルク制御
装置において、ピンにより係合体を構成すると共に、該
係合体の軸方向中間部に嵌合溝を周設する一方、伝動体
のボス部に前記係合体を保持する保持孔を穿設すると共
に、駆動軸の外周部に係合体の一部が嵌合可能な係合溝
を形成して、この係合溝に、伝動体の保持孔に保持され
た係合体の一部を嵌合させて、伝動体を係合体を介して
駆動軸に係合し、係合体を駆動軸の係合溝に向かって弾
性付勢する弾性体を、伝動体のボス部の外周に配設する
と共に係合体の嵌合溝に嵌 め込んで伝動体の駆動軸への
係合状態を保持して、伝動体に過負荷がかかる時には、
弾性体の弾性力に抗して係合体が駆動軸の係合溝から外
れることによりトルク伝達を遮断することを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】本発明のトルク制御装置によると、動力伝達に
伴う通常の負荷が伝動体にかかる時には、係合体は弾性
体により駆動軸の係合溝に向かって弾性付勢され、伝動
体と駆動軸との係合状態が維持される。これにより駆動
軸から伝動体へのトルク伝達が行われる。
伴う通常の負荷が伝動体にかかる時には、係合体は弾性
体により駆動軸の係合溝に向かって弾性付勢され、伝動
体と駆動軸との係合状態が維持される。これにより駆動
軸から伝動体へのトルク伝達が行われる。
【0008】一方、伝動体に過負荷がかかって駆動軸に
大きなトルクが生じると、係合体が弾性体の弾性力に抗
して駆動軸の係合溝から転がり出てトルク伝達が遮断さ
れる。
大きなトルクが生じると、係合体が弾性体の弾性力に抗
して駆動軸の係合溝から転がり出てトルク伝達が遮断さ
れる。
【0009】
【実施例】実施例1 トルク制御装置Aは、ギヤー(伝動体の一例)1をモー
ター(駆動源の一例)2の駆動軸3にピン(係合体の一
例)4にて係合し、ギヤー1に過負荷が加わって駆動軸
3に大きなトルクが生じると、ギヤー1と駆動軸3との
係合状態を解除してトルク伝達を遮断するものである。
ター(駆動源の一例)2の駆動軸3にピン(係合体の一
例)4にて係合し、ギヤー1に過負荷が加わって駆動軸
3に大きなトルクが生じると、ギヤー1と駆動軸3との
係合状態を解除してトルク伝達を遮断するものである。
【0010】駆動軸3は、モーター2の駆動軸体5と回
転ボス6とで構成されており、回転ボス6は駆動軸体5
にそれぞれ軸芯を一致させて取付けられている。回転ボ
ス6の基端側の厚肉部6aはねじ孔6bが設けられてお
り、このねじ孔6bに取付けねじ8を螺合することによ
り回転ボス6を駆動軸体5に固定している。
転ボス6とで構成されており、回転ボス6は駆動軸体5
にそれぞれ軸芯を一致させて取付けられている。回転ボ
ス6の基端側の厚肉部6aはねじ孔6bが設けられてお
り、このねじ孔6bに取付けねじ8を螺合することによ
り回転ボス6を駆動軸体5に固定している。
【0011】本実施例の係合体はピンにて構成されてお
り、ピンの中間部には全周にわたって嵌合溝4aが凹設
されている。回転ボス6の先端側の外周面にはピン4の
湾曲面と接触する一対の係合溝6cが凹設されており、
この係合溝6cは回転ボス6の周方向に等間隔で配設さ
れている。
り、ピンの中間部には全周にわたって嵌合溝4aが凹設
されている。回転ボス6の先端側の外周面にはピン4の
湾曲面と接触する一対の係合溝6cが凹設されており、
この係合溝6cは回転ボス6の周方向に等間隔で配設さ
れている。
【0012】ギヤー1のボス部1aにはピン4を保持す
るための一対の保持孔1bが穿設されており、この保持
孔1bは周方向に等間隔で配設されている。また、ギヤ
ー1の取付け孔1dは駆動軸3の回転ボス6に回転可能
に挿入されている。
るための一対の保持孔1bが穿設されており、この保持
孔1bは周方向に等間隔で配設されている。また、ギヤ
ー1の取付け孔1dは駆動軸3の回転ボス6に回転可能
に挿入されている。
【0013】7は切欠されて拡開可能となったC字形状
の平板状の弾性リング(弾性体の一例)であって、図1
乃至図3に示すように、その断面形状は、高さ寸法が幅
寸法に比べて大きくなった長方形状となるように形成さ
れている。 そして、弾性リング7の内周縁部をピン4の
嵌合溝4aに嵌め込むようにして、ギヤー1のボス部1
aに外嵌している。
の平板状の弾性リング(弾性体の一例)であって、図1
乃至図3に示すように、その断面形状は、高さ寸法が幅
寸法に比べて大きくなった長方形状となるように形成さ
れている。 そして、弾性リング7の内周縁部をピン4の
嵌合溝4aに嵌め込むようにして、ギヤー1のボス部1
aに外嵌している。
【0014】ピン4はギヤー1の保持孔1bにて保持さ
れた状態で、ピン4の湾曲面の一部が回転ボス6の係合
溝6cに嵌め込まれ、かつ、弾性リング7にて係合溝6
cに向かって弾性付勢されている。これにより、ギヤー
1と回転ボス6とが係合状態に置かれる。弾性リング7
の弾性力は、ギヤー1に正常な負荷がかかる時には、ピ
ン4の一部が回転ボス6の係合溝6cに嵌まり込んだ状
態が維持されてトルク伝達が可能となり、ギヤー1に過
負荷がかかる時には、ピン4が弾性リング7の弾性力に
抗して回転ボス6の係合溝6cから転がり出るように設
定されている。
れた状態で、ピン4の湾曲面の一部が回転ボス6の係合
溝6cに嵌め込まれ、かつ、弾性リング7にて係合溝6
cに向かって弾性付勢されている。これにより、ギヤー
1と回転ボス6とが係合状態に置かれる。弾性リング7
の弾性力は、ギヤー1に正常な負荷がかかる時には、ピ
ン4の一部が回転ボス6の係合溝6cに嵌まり込んだ状
態が維持されてトルク伝達が可能となり、ギヤー1に過
負荷がかかる時には、ピン4が弾性リング7の弾性力に
抗して回転ボス6の係合溝6cから転がり出るように設
定されている。
【0015】このようにして構成されるトルク制御装置
において、動力伝達に伴う通常の負荷がギヤー1に加わ
った場合には、上述のように弾性リング7の弾性力によ
ってギヤー1と駆動軸3との係合状態が維持され、駆動
軸3からピン4を介してギヤー1へのトルク伝達が可能
となる。一方、ギヤー1に過負荷が加わることにより、
駆動軸3に大きなトルクが生じた場合には、上述のよう
にピン4が駆動軸3の係合溝6cから転がり出てギヤー
1と駆動軸3との係合状態が解除され、駆動軸3からギ
ヤー1へのトルク伝達が遮断される。
において、動力伝達に伴う通常の負荷がギヤー1に加わ
った場合には、上述のように弾性リング7の弾性力によ
ってギヤー1と駆動軸3との係合状態が維持され、駆動
軸3からピン4を介してギヤー1へのトルク伝達が可能
となる。一方、ギヤー1に過負荷が加わることにより、
駆動軸3に大きなトルクが生じた場合には、上述のよう
にピン4が駆動軸3の係合溝6cから転がり出てギヤー
1と駆動軸3との係合状態が解除され、駆動軸3からギ
ヤー1へのトルク伝達が遮断される。
【0016】図4は、トルク制御装置Aを、写真焼付け
装置のフィルム搬送部に使用した状態を示している。な
お、伝動体としてプーリー1を採用している。ここで使
用されるトルク制御装置Aは、フィルムにローラー傷や
ローラー跡が付くのを防止する。写真焼付け装置のフィ
ルム搬送部は、カートリッジ10Bから引き出されるフ
ィルム(ネガフィルム)10Aを搬送路10Cに沿って
露光部まで搬送し、露光処理後のフィルム10Aを再度
カートリッジ10Bに巻き戻すように構成されている。
装置のフィルム搬送部に使用した状態を示している。な
お、伝動体としてプーリー1を採用している。ここで使
用されるトルク制御装置Aは、フィルムにローラー傷や
ローラー跡が付くのを防止する。写真焼付け装置のフィ
ルム搬送部は、カートリッジ10Bから引き出されるフ
ィルム(ネガフィルム)10Aを搬送路10Cに沿って
露光部まで搬送し、露光処理後のフィルム10Aを再度
カートリッジ10Bに巻き戻すように構成されている。
【0017】フィルム10Aはスプール(図示省略)に
巻回され、かつフィルム10Aの終端がスプールに係合
された状態でカートリッジ10Bに収納されている。
巻回され、かつフィルム10Aの終端がスプールに係合
された状態でカートリッジ10Bに収納されている。
【0018】フィルム10Aを搬送する搬送手段は、搬
送路10Cを挟んで駆動ローラー10Dと圧着ローラー
10Eを配設して形成されている。駆動ローラー10D
は、モーター2にて回動するものである。すなわち、モ
ーター2の駆動軸3に取付けられた主動プーリー1と駆
動ローラー10Dのローラー軸10Gに固着された従動
プーリー10Fとの間にベルト10Hを掛け渡し、モー
ター2の駆動軸3の回動により駆動ローラー10Dを回
動させる。
送路10Cを挟んで駆動ローラー10Dと圧着ローラー
10Eを配設して形成されている。駆動ローラー10D
は、モーター2にて回動するものである。すなわち、モ
ーター2の駆動軸3に取付けられた主動プーリー1と駆
動ローラー10Dのローラー軸10Gに固着された従動
プーリー10Fとの間にベルト10Hを掛け渡し、モー
ター2の駆動軸3の回動により駆動ローラー10Dを回
動させる。
【0019】圧着ローラー10Eは、ばね等の押さえ体
(図示省略)にて弾性付勢されて駆動ローラー10Dに
弾接し、駆動ローラー10Dが回動することにより圧着
ローラー10Eが従動してフィルム10Aを圧着しなが
ら搬送するように構成されている。
(図示省略)にて弾性付勢されて駆動ローラー10Dに
弾接し、駆動ローラー10Dが回動することにより圧着
ローラー10Eが従動してフィルム10Aを圧着しなが
ら搬送するように構成されている。
【0020】10Jは検出手段であって、カートリッジ
10Bから引き出されるフィルム10Aのエンドパーフ
ォレーション(図示省略)を検出するものであって、搬
送手段とカートリッジ10Bとの間に配設されている
(図4)。検出手段10Jによるエンドパーフォレーシ
ョンの検出位置は、フィルム10Aがカートリッジ10
Bからすべて引き出される少し手前で、若しくはフィル
ム10Aがカートリッジ10Bからすべて引き出された
時点でエンドパーフォレーションを検出できるように設
定されている。
10Bから引き出されるフィルム10Aのエンドパーフ
ォレーション(図示省略)を検出するものであって、搬
送手段とカートリッジ10Bとの間に配設されている
(図4)。検出手段10Jによるエンドパーフォレーシ
ョンの検出位置は、フィルム10Aがカートリッジ10
Bからすべて引き出される少し手前で、若しくはフィル
ム10Aがカートリッジ10Bからすべて引き出された
時点でエンドパーフォレーションを検出できるように設
定されている。
【0021】10Iはローラー制御手段であって、検出
手段10Jの検出信号を受けて駆動ローラー10Dを停
止させるものである。
手段10Jの検出信号を受けて駆動ローラー10Dを停
止させるものである。
【0022】次に、トルク制御装置Aを備えたフィルム
搬送部の動作について説明する。 (1)まず、搬送手段にてカートリッジ10Bに収めら
れているフィルム10Aを引出しながら露光部まで搬送
し、露光処理を行う。 (2)次に、フィルム10Aの最終コマが露光部で停止
しなかった場合には、検出手段10Jにてフィルム10
Aのエンドパーフォレーションを検出し、検出手段10
Jの検出信号を受けてローラー制御手段10Iがモータ
ー1の駆動軸3の回転を停止させることにより駆動ロー
ラー10Dの回転を停止させる。
搬送部の動作について説明する。 (1)まず、搬送手段にてカートリッジ10Bに収めら
れているフィルム10Aを引出しながら露光部まで搬送
し、露光処理を行う。 (2)次に、フィルム10Aの最終コマが露光部で停止
しなかった場合には、検出手段10Jにてフィルム10
Aのエンドパーフォレーションを検出し、検出手段10
Jの検出信号を受けてローラー制御手段10Iがモータ
ー1の駆動軸3の回転を停止させることにより駆動ロー
ラー10Dの回転を停止させる。
【0023】(3)また、ローラー制御手段10Iの制
御ミスなどから、検出手段10Jの検出信号によっても
フィルム10Aが停止しない場合には、フィルム10A
にとって有害なトルクが駆動ローラー10Dに発生する
のをトルク制御装置Aによって防止する。すなわち、フ
ィルム10Aがカートリッジ10Bからすべて引き出さ
れてフィルム10Aの搬送が不可能になると、上述のよ
うにしてプーリー1と駆動軸3との係合状態が解除され
て駆動軸3からプーリー1へのトルク伝達が遮断され
る。これによりフィルム10Aに過大な張力が加わって
フィルム10Aがカートリッジ10Bから外れたり、フ
ィルム10Aにローラー傷やローラー跡が付くのを防止
できる。 (4)このようにしてカートリッジ10Bからフィルム
10Aがすべて引き出された後は、駆動ローラー10D
を逆転させてフィルム10Aを再度カートリッジ10B
に巻き戻す。
御ミスなどから、検出手段10Jの検出信号によっても
フィルム10Aが停止しない場合には、フィルム10A
にとって有害なトルクが駆動ローラー10Dに発生する
のをトルク制御装置Aによって防止する。すなわち、フ
ィルム10Aがカートリッジ10Bからすべて引き出さ
れてフィルム10Aの搬送が不可能になると、上述のよ
うにしてプーリー1と駆動軸3との係合状態が解除され
て駆動軸3からプーリー1へのトルク伝達が遮断され
る。これによりフィルム10Aに過大な張力が加わって
フィルム10Aがカートリッジ10Bから外れたり、フ
ィルム10Aにローラー傷やローラー跡が付くのを防止
できる。 (4)このようにしてカートリッジ10Bからフィルム
10Aがすべて引き出された後は、駆動ローラー10D
を逆転させてフィルム10Aを再度カートリッジ10B
に巻き戻す。
【0024】なお、本実施例では、トルク制御装置Aを
写真焼付装置のフィルム搬送手段に適用したが、これに
限定されないのは勿論のことである。
写真焼付装置のフィルム搬送手段に適用したが、これに
限定されないのは勿論のことである。
【0025】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のトルク制御装置によれば、係合体を弾性体によって
弾性付勢して伝動体と駆動軸との係合体状態が維持され
るので、従来の装置のように所望の係合力を発揮させる
ために摩擦係合面積を大きくする必要がなくなり、装置
の小型化が可能となる。
明のトルク制御装置によれば、係合体を弾性体によって
弾性付勢して伝動体と駆動軸との係合体状態が維持され
るので、従来の装置のように所望の係合力を発揮させる
ために摩擦係合面積を大きくする必要がなくなり、装置
の小型化が可能となる。
【0026】また、係合体が係合溝に嵌まり込むことに
より伝動体が駆動軸に係合されるので、摩擦係合のよう
に環境に左右されることがなくなり、安定したトルク制
御が可能となる。更に、トルク制御部品である係合体と
弾性体とは、駆動軸の径方向に配設されるので、従来の
装置のようにトルク制御部品が駆動軸の軸方向に並ぶこ
とがなくなり、装置の短尺化が可能となる。
より伝動体が駆動軸に係合されるので、摩擦係合のよう
に環境に左右されることがなくなり、安定したトルク制
御が可能となる。更に、トルク制御部品である係合体と
弾性体とは、駆動軸の径方向に配設されるので、従来の
装置のようにトルク制御部品が駆動軸の軸方向に並ぶこ
とがなくなり、装置の短尺化が可能となる。
【図1】本発明のトルク制御装置の実施例を示す正断面
図。
図。
【図2】同実施例の側面図。
【図3】同実施例の動作説明図。
【図4】トルク制御装置を備えた写真焼付け装置のフィ
ルム搬送部を示す斜視図。
ルム搬送部を示す斜視図。
【図5】トルク制御装置の従来例を示す正断面図。
A トルク制御装置 1 伝動体 1a 伝動体のボス部 1b 伝動体の保持孔 2 駆動源 3 駆動軸 4 係合体 7 弾性体
Claims (1)
- 【請求項1】伝動体の取付け孔に駆動源の駆動軸を挿入
すると共に、伝動体と駆動軸とを係合体にて係合し、伝
動体に過負荷がかかって駆動軸に過大なトルクが生じる
と、上記係合状態が解除されてトルク伝達を遮断するト
ルク制御装置において、ピンにより係合体を構成すると共に、該係合体の軸方向
中間部に嵌合溝を周設する一方 、 伝動体のボス部に前記係合体を保持する保持孔を穿設す
ると共に、 駆 動軸の外周部に係合体の一部が嵌合可能な係合溝を形
成して、この係合溝に、伝動体の保持孔に保持された係
合体の一部を嵌合させて、伝動体を係合体を介して駆動
軸に係合し、 係合体を駆動軸の係合溝に向かって弾性付勢する弾性体
を、伝動体のボス部の外周に配設すると共に係合体の嵌
合溝に嵌め込んで伝動体の駆動軸への係合状態を保持し
て、 伝動体に過負荷がかかる時には、弾性体の弾性力に抗し
て係合体が駆動軸の係合溝から外れることによりトルク
伝達を遮断することを特徴とするトルク制御装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7010863A JP2910599B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | トルク制御装置 |
KR1019950061428A KR100235920B1 (ko) | 1995-01-26 | 1995-12-28 | 토크(torque)제어장치 |
EP96300103A EP0724088B1 (en) | 1995-01-26 | 1996-01-04 | Torque limiter |
DE69613600T DE69613600T2 (de) | 1995-01-26 | 1996-01-04 | Drehmomentbegrenzer |
US08/583,609 US5722894A (en) | 1995-01-26 | 1996-01-05 | Torque controller |
CN96100870A CN1136175A (zh) | 1995-01-26 | 1996-01-12 | 扭矩控制装置 |
CA002167433A CA2167433A1 (en) | 1995-01-26 | 1996-01-17 | Torque controller |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7010863A JP2910599B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | トルク制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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