JP2906023B2 - アシストモータ付き自転車における踏力検出装置 - Google Patents

アシストモータ付き自転車における踏力検出装置

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JP2906023B2 JP6213445A JP21344594A JP2906023B2 JP 2906023 B2 JP2906023 B2 JP 2906023B2 JP 6213445 A JP6213445 A JP 6213445A JP 21344594 A JP21344594 A JP 21344594A JP 2906023 B2 JP2906023 B2 JP 2906023B2
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    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対のクランクペダル
の踏力を車輪に伝達する動力伝達系に介装したアシスト
モータの出力を、踏力検出手段により検出したクランク
ペダルの踏力に基づいて制御するアシストモータ付き自
転車における踏力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるアシストモータ付き自転車におけ
る踏力検出装置であって、その踏力検出手段を、一端が
クランクペダルにより回転するクランク軸に接続される
とともに他端が一方向クラッチを介してアシストモータ
及び車輪に接続されたトーションバーと、トーションバ
ーの捩じれ角を検出するセンサとから構成したものは、
本出願人が特願平6−104152号により既に提案し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
アシストモータ付き自転車における踏力検出装置は、ク
ランク軸の長手方向に沿って延びる貫通孔の内部にトー
ションバーを同軸に配置しているが、前記貫通孔がクラ
ンク軸を直径方向に貫通しているため、トーションバー
とクランク軸との摺動面を潤滑するグリスが遠心力によ
って貫通孔の外部に飛散し易く、そのために定期的に給
油を行わねばならぬ問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、踏力検出装置のトーションバーを潤滑するグリスの
飛散を防止して給油回数の削減を図ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、一対のクランクペダ
ルの踏力を車輪に伝達する動力伝達系に介装したアシス
トモータの出力を、踏力検出手段により検出したクラン
クペダルの踏力に基づいて制御するアシストモータ付き
自転車における踏力検出装置であって、前記踏力検出手
段を、一端がクランクペダルにより回転するクランク軸
に接続されるとともに他端が一方向クラッチを介してア
シストモータ及び車輪に接続されたトーションバーと、
トーションバーの捩じれ角を検出するセンサとから構成
したものにおいて、前記クランク軸を、一方のクランク
ペダルに接続された概略有底円筒状の第1クランク軸半
体と、他方のクランクペダルに接続されて前記第1クラ
ンク軸半体の軸端開口部に同軸に結合される第2クラン
ク軸半体とから構成し、第2クランク軸半体に第1クラ
ンク軸半体の内部に同軸に遊嵌する前記トーションバー
を一体に形成したことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記一方向クラッチが、第1クラン
ク軸半体の外周に遊嵌してトーションバーの他端に接続
されたクラッチ内輪と、アシストモータ及び車輪に接続
されたクラッチ外輪とを備え、クラッチ内輪の外周面を
クラッチ外輪の内周面に回転自在に支持したことを特徴
とする。
【0007】
【作用】請求項1の構成によれば、一体に結合された第
1クランク軸半体及び第2クランク軸半体がクランクペ
ダルの踏力によって回転すると、第2クランク軸半体に
一体に形成されて第1クランク軸半体の内部に同軸に遊
嵌するトーションバーが捩じれ、その捩じれがセンサに
より検出される。トーションバーは概略有底円筒状の第
1クランク軸半体の内部に封入されたグリスにより潤滑
されるが、第1クランク軸半体は概略有底円筒状に形成
されており、且つその軸端開口部が第2クランク軸半体
によって閉塞されているため、前記グリスが外部に飛散
することがない。
【0008】請求項2の構成によれば、アシストモータ
及び車輪に接続されたクラッチ外輪の内周面によって、
トーションバーの他端に接続されたクラッチ内輪の外周
面が回転自在に支持されるので、クラッチ内輪は一方向
クラッチとの相対回転によりこじられることがない。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はアシストモータ付き自転車の全体側面図、図
2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線
断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図2の5
−5線拡大断面図、図6は図4の6部拡大図、図7は図
1の7方向から見たスケルトン図、図8はアシストモー
タのデューティ制御マップ、図9はアシストモータの出
力特性を示すグラフである。
【0011】図1に示すように、自転車Bは側面視でV
字状をなすメインフレーム1を備えており、このメイン
フレーム1の前端に設けたヘッドパイプ2に回動自在に
枢支されたフロントフォーク3の上端及び下端に、それ
ぞれハンドル4及び前輪Wfが支持される。メインフレ
ーム1の下端近傍から後方に延びてステー5,5によっ
て補強されたリヤフォーク6,6に後輪Wrが支持され
る。メインフレーム1の下端に回転自在に支持されたク
ランク軸7は左右一対のクランクアーム8L ,8R を備
えており、これらクランクアーム8L ,8R の先端にそ
れぞれクランクペダル9L ,9R が設けられる。クラン
ク軸7によって回転するクランク軸スプロケット10と
後輪Wrの車軸に設けた後輪スプロケット11とがチェ
ーン12で接続されており、クランクペダル9L ,9R
の踏力によりクランク軸7が回転すると、その回転がク
ランク軸スプロケット10、チェーン12及び後輪スプ
ロケット11を介して後輪Wrに伝達される。
【0012】メインフレーム1の下部に設けられてクラ
ンク軸スプロケット10に接続されたアシストモータ1
3は、クランクペダル9L ,9R の踏力をアシストする
駆動力を発生する。メインフレーム1の前部に設けられ
たバッテリボックス14にはアシストモータ13を駆動
する複数のNi−Cd電池よりなる走行用バッテリ15
が収納され、バッテリボックス14の前端にメインスイ
ッチ16が設けられる。メインフレーム1の後部にはア
シストモータ13の駆動を制御する電子制御ユニットや
モータドライバー等の制御装置17が設けられる。
【0013】次に、図2〜図7に基づいて自転車Bの駆
動機構Dの構造を詳述する。
【0014】駆動機構Dを収納するギヤハウジングは、
その主体部を構成する左ハウジング21と、左ハウジン
グ21に右側面開口部を閉塞する右ハウジング22と、
左ハウジング21の下面に結合される下部ハウジング2
3とからなる。左ハウジング21の前上部は2本のボル
ト24,24によってメインフレーム1の下端に結合さ
れるとともに、左ハウジング21及び右ハウジング22
の後部は1本のボルト25によってリヤフォーク6,6
の前端に共締めされる。また、下部ハウジング23は複
数本のボルト26…(図3に1本のみ図示)によって左
ハウジング21の下面に結合される。
【0015】クランク軸7は、右側のクランクアーム8
R に結合される第1クランク軸半体18と、左側のクラ
ンクアーム8L に結合される第2クランク軸半体19と
から構成される。第1クランク軸半体18は右側の軸端
が閉塞され、且つ左側の軸端が開放した概略有底円筒状
の部材であって、その右側の軸端が右ハウジング22に
ボールベアリング27を介して支持したスリーブ28の
内周にローラベアリング29を介して支持される。第2
クランク軸半体19は、第1クランク軸半体18にその
軸端開口部を閉塞するように同軸にスプライン結合20
されるとともに、左ハウジング21にボールベアリング
30を介して支持される。従って、第1クランク軸半体
18及び第2クランク軸半体19は、一体となって左ハ
ウジング21及び右ハウジング22に回転自在に支持さ
れる。
【0016】第2クランク軸半体19に一体に形成され
たトーションバー31が、第1クランク軸半体18の内
孔181 に同軸に遊嵌する。トーションバー31は軸方
向中間部が括れており、内孔181 との間にグリスが充
填される空間37が形成される。第1クランク軸半体1
8には、前記空間37から後述するスライダインナ61
の摺動面にグリスを供給する給油孔183 ,183 が形
成される。
【0017】トーションバー31は左端(入力端)にお
いて第2クランク軸半体19と一体化され、その右端
(出力端)に圧入したピン38が第1クランク軸半体1
8に形成した一対のピン孔182 ,182 に遊嵌する
(図4及び図5参照)。ピン孔182 ,182 から半径
方向外側に突出したピン38の両端は、第1クランク軸
半体18の外周に遊嵌する環状の駆動カム部材33に圧
入され、これによりトーションバー31の右端と駆動カ
ム部材33とが一体化される。
【0018】前記駆動カム部材33の内周に形成した一
対の切欠き332 ,332 に、第1クランク軸半体18
の外周に突設した一対の突起184 ,184 が嵌合す
る。図5から明らかなように、切欠き332 ,332
突起184 ,184 に対して円周方向の隙間αを有して
いる。従って、この隙間αにより駆動カム部材33に対
する第1クランク軸半体18の相対回転が許容されると
ともに、過大な荷重が作用したときのトーションバー3
1の最大捩じれ量を規制して該トーションバー31の破
断が防止される。
【0019】上述したように、クランク軸7が有底円筒
状の第1クランク軸半体18と、その軸端開口部に同軸
にスプライン係合20する第2クランク軸半体19とか
ら構成されているので、図4から明らかなように第1ク
ランク軸半体18内の空間37に予めグリスを充填して
おけば、トーションバー31を確実に潤滑することがで
きる。しかも、クランク軸7が回転しても前記空間37
に保持されたグリスは、給油孔183 ,183 やピン孔
182 ,182 から遠心力等で僅かに漏れる分を除い
て、大部分が空間37の内部に長期間に亘って保持され
るため、給油回数を削減することが可能となる。
【0020】前記スリーブ28と一体に形成されたベベ
ルギヤ34をクラッチ外輪とし、前記駆動カム部材33
をクラッチ内輪として第1一方向クラッチ35が設けら
れる。図5から明らかなように、第1一方向クラッチ3
5は、駆動カム部材33の外周に枢支されて環状のスプ
リング32で拡開する方向に付勢された4個のラチェッ
チ爪36…と、ベベルギヤ34の内周に形成された多数
のラチェッチ歯341…とを備える。
【0021】駆動カム部材33(クラッチ内輪)の外周
は、ベベルギヤ34(クラッチ外輪)の内周に摺動面3
9(図2及び図4参照)を介して摺動自在に支持され
る。従って、ラチェッチ爪36…とラチェッチ歯341
…との当たりによる偏心荷重は駆動カム部材33及びベ
ベルギヤ34間で吸収され、クランク軸7に対して影響
を及ぼすことはない。これにより、クランク軸7と駆動
カム部材33(クラッチ内輪)間の位相差により摩擦力
が変化する不具合が解消され、第1一方向クラッチ35
の作動状態を良好に確保することができる。
【0022】而して、クランクペダル9L ,9R を踏ん
でクランク軸7を正転させると、クランク軸7のトルク
はトーションバー31、駆動カム部材33、第1一方向
クラッチ35、ベベルギヤ34及びスリーブ28を介し
て該スリーブ28の外周にスプライン結合された前記ク
ランク軸スプロケット10に伝達される。また、クラン
クペダル9L ,9R を踏んでクランク軸7を逆転させる
と、第1一方向クラッチ35がスリップすることによ
り、前記クランク軸7の逆転が許容される。
【0023】図3から明らかなように、左ハウジング2
1に支持されたアシストモータ13から前下方に延びる
出力軸131 は、その先端部がボールベアリング41を
介して左ハウジング21の下端に支持される。左ハウジ
ング21及び下部ハウジング23に、一対のボールベア
リング42,43を介して第1中間軸44が支持される
とともに、一対のボールベアリング45,46を介して
第2中間軸47が支持される。アシストモータ13の出
力軸131 に固設したスパーギヤ48が第1中間軸44
に第2一方向クラッチ49を介して支持したスパーギヤ
50に噛合し、第1中間軸44に固設したスパーギヤ5
1が第2中間軸47に固設したスパーギヤ52に噛合す
る。そして第2中間軸47に固設したベベルギヤ53が
前記スリーブ28と一体のベベルギヤ34に噛合する。
【0024】従って、アシストモータ13が回転する
と、その出力軸131 のトルクは4個のスパーギヤ4
8,50,51,52、2個のベベルギヤ53,34及
びスリーブ28を介してクランク軸スプロケット10に
伝達される。また、走行用バッテリ15の放電等により
アシストモータ13の駆動が停止したとき、クランクペ
ダル9L ,9R の踏力によるクランク軸スプロケット1
0の回転を妨げないように第2一方向クラッチ49が空
転する。
【0025】クランクペダル9L ,9R の踏力を検出す
る踏力検出手段Sは、クランク軸7の第1クランク軸半
体18外周に形成したスプライン185 に軸方向摺動可
能に嵌合し、且つ第1クランク軸半体18と一体に回転
するスライダインナ61を備える。スライダインナ61
の外周に突設したフランジに複数個のボール62…を介
してスライダアウタ63が相対回転可能に支持される。
図6を併せて参照すると明らかなように、駆動カム部材
33のスライダインナ61側の端面にはその直径上に位
置するように凹状のカム面331 が形成されるととも
に、スライダインナ61の端面には前記カム面331
係合する凸状のカム面611 が形成される。
【0026】左ハウジング21にはクランク軸7を挟ん
でピボットボルト64とストロークセンサ65とが設け
られており、一端をピボットボルト64に枢支されたセ
ンサアーム66の他端がストロークセンサ65の検出ロ
ッド651 に当接する。センサアーム66の中央部には
クランク軸7、スライダインナ61及びスライダアウタ
63が貫通する開口661 (図2参照)が形成されてお
り、この開口661 から半径方向内向きに突出するよう
に一対の突起662 ,662 (図4参照)が形成され
る。一対の突起662 ,662 と左ハウジング21との
間にスプリング67が縮設されており、スプリング67
に弾発力で図4の右方向に付勢されたセンサアーム66
の一対の突起662 ,662 がスライダアウタ63を押
圧することにより、ボール62…を介してスライダイン
ナ61を駆動カム部材33に押し付ける。その結果、駆
動カム部材33のカム面331 がスライダインナ61の
カム面611 に弾発的に当接する。
【0027】クランク軸7の回転数を検出すべく、クラ
ンク軸7の第1クランク軸半体18の外周に形成したス
プライン185 に、左ハウジング21に支持したクラン
ク軸回転数センサ68が対向する。
【0028】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0029】自転車を走行させるべく乗員がクランクペ
ダル9L ,9R を踏むと、クランクアーム8L ,8R
介してクランク軸7が回転し、そのクランク軸7のトル
クはトーションバー31から駆動カム部材33、第1一
方向クラッチ35、ベベルギヤ34、スリーブ28、ク
ランク軸スプロケット10、チェーン12及び後輪スプ
ロケット11を介して後輪Wrに伝達される。このと
き、クランクペダル9L,9R の踏力の大きさが踏力検
出手段Sにより検出される。
【0030】即ち、クランクペダル9L ,9R の踏力に
応じたトルクがトーションバー31に作用することによ
り、該トーションバー31がクランク軸7に対して所定
角度だけ相対回転する。トーションバー31がクランク
軸7に対して相対回転すると、図6に示すようにクラン
ク軸7に相対回転不能且つ軸方向摺動可能に支持された
スライダインナ61が、トーションバー31の出力端に
結合された駆動カム部材33に対して矢印a方向に相対
回転する。その結果、スライダインナ61のカム面61
1 が駆動カム部材33のカム面331 に押圧されること
により、スライダインナ61がスプリング67の弾発力
に抗してクランク軸7上を矢印b方向に摺動し、スライ
ダインナ61と一体のスライダアウタ63に突起6
2 ,662を押圧されたセンサアーム66がピボット
ボルト64回りに揺動してストロークセンサ65の検出
ロッド651 を押圧する。このとき、ストロークセンサ
65の検出ロッド651 のストロークはトーションバー
31の捩じれ量、即ちクランクペダル9L ,9R の踏力
に比例するため、ストロークセンサ65の出力に基づい
て踏力を検出することができる。
【0031】次に、アシストモータ13の制御を図8及
び図9に基づいて説明する。
【0032】前記制御装置17は、クランクペダル
L ,9R の踏力を検出するストロークセンサ65の出
力と、クランク軸7の回転数を検出するクランク軸回転
数センサ68の出力とに基づいてアシストモータ13の
駆動を制御する。
【0033】図8はアシストモータ13をデューティ制
御するためのマップであって、そのデューティ比はアシ
ストモータ13の回転数(即ち、クランク軸回転数セン
サ68の出力)の増加に応じてリニアに増加するように
設定されるとともに、クランクペダル9L ,9R の踏力
(即ち、ストロークセンサ65の出力)の増加に応じて
リニアに増加するように設定される。
【0034】従って、例えば一定の踏力での走行中に、
車速が増加して走行抵抗が増すとデューティ比が増加
し、車速が減少して走行抵抗が減るとデューティ比が減
少する。また、例えば一定速度での走行中に、上り坂等
で踏力が増加するとデューティ比が増加し、下り坂等で
踏力が減少するとデューティ比が減少する。
【0035】図9はアシストモータ13の出力特性を示
すグラフであって、その横軸は後輪スプロケット11の
回転数、或いは車速であり、その縦軸は後輪スプロケッ
トトルク(即ち、アシストモータ13のトルク)であ
る。
【0036】車速が0のときアシストモータ13の出力
は踏力の大きさに比例しており、そこから車速が増加す
るに伴って前記図8のマップに基づいてデューティ比が
次第に増加し、アシストモータ13のトルクは次第に減
少する。最大踏力として想定された踏力70kgに対応
する特性は、走行用バッテリ15の耐久性を考慮して、
その走行用バッテリ15の最大出力電流を越えないよう
に設定される。そして各踏力についてデューティ比が1
00%に達すると、アシストモータ13のトルクは共通
の定ワット特性に沿って減少する。
【0037】前記定ワット特性はアシストモータ13を
デューティ比100%で運転したときの特性であって、
その出力であるトルクと回転数との積(即ち、後輪スプ
ロケットトルクと後輪スプロケット回転数との積)が一
定値となるような双曲線状の特性となる。
【0038】デューティ制御時の直線状の特性及び定ワ
ット制御時の双曲線状の特性は何れも右下がりであって
滑らかに接続しているため、車速の増加に伴うトルクの
減少が唐突に起こることがなく、違和感のないアシスト
力を得ることができる。
【0039】前述したように、車速が低い領域ではアシ
ストモータ13のデューティ比を車速の増加に応じて増
加させるデューティ制御を行い、車速の増加に伴ってデ
ューティ比が100%に達した後はアシストモータ13
に最大出力を発揮させる定ワット制御を行うことによ
り、車速の高い領域(実施例では約11km/h以上)
でアシストモータ13は常時最大出力を発揮することに
なり、余剰の出力を持つことがない。
【0040】ところで、最大出力に余裕のある大型のア
シストモータ13を搭載し、車速の高い領域でデューテ
ィ比を減少させてトルクを落とす制御を行うと、アシス
トモータ13自体の重量が増加するばかりか、その動力
伝達系Dの強度を確保するためにも重量が増加し、人力
のみによる走行を行う場合に乗員に負担を強いることに
なって望ましくない。しかしながら、本実施例によれ
ば、必要最小限の出力を有する小型のアシストモータ1
3で済むため、アシストモータ13の重量及び動力伝達
系Dの重量を削減することができる。
【0041】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、クランク軸を、一方のクランクペダルに接
続された概略有底円筒状の第1クランク軸半体と、他方
のクランクペダルに接続されて前記第1クランク軸半体
の軸端開口部に同軸に結合される第2クランク軸半体と
から構成し、第2クランク軸半体に第1クランク軸半体
の内部に同軸に遊嵌するトーションバーを一体に形成し
たので、トーションバーを潤滑するグリスを第1クラン
ク軸半体の内部に封入しておけば、そのグリスは遠心力
で外部に飛散することなく第1クランク軸半体の内部に
保持される。これにより、長期間に亘って給油を行わず
とも、トーションバーを確実に潤滑することができる。
【0043】また請求項2に記載された発明によれば、
一方向クラッチが、第1クランク軸半体の外周に遊嵌し
てトーションバーの他端に接続されたクラッチ内輪と、
アシストモータ及び車輪に接続されたクラッチ外輪とを
備え、クラッチ内輪の外周面をクラッチ外輪の内周面に
回転自在に支持したので、クラッチ内輪が第1クランク
軸半体との相対回転によってこじられることがなくな
り、これにより一方向クラッチのスムーズな作動が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アシストモータ付き自転車の全体側面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線拡大断面図
【図6】図4の6部拡大図
【図7】図1の7方向から見たスケルトン図
【図8】アシストモータのデューティ制御マップ
【図9】アシストモータの出力特性を示すグラフ
【符号の説明】
7 クランク軸 9L ,9r クランクペダル 13 アシストモータ 18 第1クランク軸半体 19 第2クランク軸半体 31 トーションバー 33 駆動カム部材(クラッチ内輪) 34 ベベルギヤ(クラッチ外輪) 35 第1一方向クラッチ(一方向クラッチ) 65 ストロークセンサ(センサ) D 駆動機構 S 踏力検出手段 Wr 後輪(車輪)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62M 23/02 G01L 3/04 G01L 5/13

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のクランクペダル(9L ,9R )の
    踏力を車輪(Wr)に伝達する動力伝達系(D)に介装
    したアシストモータ(13)の出力を、踏力検出手段
    (S)により検出したクランクペダル(9L ,9R )の
    踏力に基づいて制御するアシストモータ付き自転車にお
    ける踏力検出装置であって、 前記踏力検出手段(S)を、一端がクランクペダル(9
    L ,9R )により回転するクランク軸(7)に接続され
    るとともに他端が一方向クラッチ(35)を介してアシ
    ストモータ(13)及び車輪(Wr)に接続されたトー
    ションバー(31)と、トーションバー(31)の捩じ
    れ角を検出するセンサ(65)とから構成したものにお
    いて、 前記クランク軸(7)を、一方のクランクペダル
    (9R )に接続された概略有底円筒状の第1クランク軸
    半体(18)と、他方のクランクペダル(9L )に接続
    されて前記第1クランク軸半体(18)の軸端開口部に
    同軸に結合される第2クランク軸半体(19)とから構
    成し、第2クランク軸半体(19)に第1クランク軸半
    体(18)の内部に同軸に遊嵌する前記トーションバー
    (31)を一体に形成したことを特徴とする、アシスト
    モータ付き自転車における踏力検出装置。
  2. 【請求項2】 前記一方向クラッチ(35)が、第1ク
    ランク軸半体(18)の外周に遊嵌してトーションバー
    (31)の他端に接続されたクラッチ内輪(33)と、
    アシストモータ(13)及び車輪(Wr)に接続された
    クラッチ外輪(34)とを備え、クラッチ内輪(33)
    の外周面をクラッチ外輪(34)の内周面に回転自在に
    支持したことを特徴とする、請求項1記載のアシストモ
    ータ付き自転車における踏力検出装置。
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