JP2898540B2 - 乗物座席用アームレスト - Google Patents

乗物座席用アームレスト

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JP2898540B2
JP2898540B2 JP6573994A JP6573994A JP2898540B2 JP 2898540 B2 JP2898540 B2 JP 2898540B2 JP 6573994 A JP6573994 A JP 6573994A JP 6573994 A JP6573994 A JP 6573994A JP 2898540 B2 JP2898540 B2 JP 2898540B2
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孝之 山口
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Koito Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機、自動車、鉄道
車両又は船舶等の各種乗物用座席に構成する操作パネル
を装着した乗物座席用アームレストに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、航空機、自動車、鉄道車両又
は船舶等の各種乗物用座席に構成するアームレストに
は、図7に示すように、座席に構成したサイドアームレ
スト51の前部内側面、即ち乗客が着座する座席のシー
トボトム52側にシートバック53のリクライニングボ
タン54と共に、イヤホンジャック55、オーディオ用
のチャンネル切替え/ボリューム調整スイッチ56、読
書灯用のON/OFFスイッチ57及びコールボタン
(呼び出しボタン)58等を適宜一括配設した操作パネ
ル59が装着されている。このように構成した座席に着
座した乗客は、これらの操作パネル59を操作しながら
音楽を聞いたり、又は読書し、必要に応じてスチュワー
デス、その他の乗務員を呼び出したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
サイドアームレスト51の内側に構成した従来の操作パ
ネル59では、例えば座席の着座間隔の狭いエコノミー
クラスのサイドアームレスト51に構成したような場合
に、体格の大きな乗客にとっては着座した状態の身体と
アームレストとの間の空間が極めて狭くなるため、操作
パネル59の操作面が見えにくく、各操作ボタンの操作
が困難になるばかりでなく、乗客が姿勢を直すために座
り直すなどした場合、操作パネル59に体が触れると不
用意に操作スイッチやボタンをON/OFFさせて誤動
作の原因にもなるという問題を有していた。
【0004】また、エコノミークラスの座席では、3人
掛けや4人掛け等、複数の座席が連設構成されたものが
多く、その両端に着座した乗客が自分の座席の操作パネ
ルの位置を間違えることはないにしても、中間部分の座
席に着座した乗客が他の座席用の操作パネルを誤操作す
る等の取り扱い上の間違いを起こし易いという問題を有
していた。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、構造が極めて簡単で、操作性を向上し、かつ
誤動作を防止することができ、また当該座席用の操作パ
ネルであることを明確にすることができる乗物座席用ア
ームレストを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る乗物座席用アームレストは、航空機、
自動車、鉄道車両又は船舶等の複数の座席が連設された
乗物用座席に構成するアームレスト3,4において、オ
ーディオ用のチャンネル切替え/ボリューム調整スイッ
11、読書灯用のON/OFFスイッチ12及びコー
ルボタン13等の各種操作ボタンを操作パネル10
配置すると共に、操作パネル10アームレスト3,
の前部上面に、この操作パネル10の操作面が操作パ
ネル10を操作する着座者側へ向かってやや傾斜するよ
うに形成し、各種操作ボタン11,12,13等の制御
部や配線を、断面形状が略菱形から成っている筐体15
に内装し、アームレスト3,4の前部上面に開設した開
口部16に対して着脱自在に装着したことを要旨とする
ものである。また、筐体15の一側に突設した係合爪
、アームレスト3,4の開口部16の内側に突出形
成した支持段部18に係合させると共に、筐体15の他
側で弾性部材20を介してねじ21で着脱自在に装着
し、保守点検又は交換を自在に行うことができるように
構成することができる。
【0007】
【作用】上記構成によれば、操作パネル10がアームレ
スト3,4の前部上面において、その操作面がこれを操
作する着座者側に傾斜して装着されているため、その操
作パネル10に構成したオーディオ用のチャンネル切替
え/ボリューム調整スイッチ11、読書灯用のON/O
FFスイッチ12及びコールボタン13等の各種操作ボ
タン等の操作面が見易く、かつこれらを容易に操作する
ことができる。特に、複数の座席を連設した中間部分の
座席に、このようなアームレスト3,4を構成したとき
には、操作面の傾斜方向で自席の操作パネル10である
か否かを明示することができ、隣席用の操作パネル10
を誤って操作することを防止することができる。また、
操作パネル10及び筐体15アームレスト3,4
開口部16に対して着脱自在に装着されているので、点
検又は故障の際にはこの筐体15と一体となった操作パ
ネル10のみを取り外してメンテナンスを迅速かつ容易
に実施することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る乗物座席用アームレスト
の一実施例を図面に従って説明する。図1は、本発明に
係るアームレストを装着した航空機、車両又は船舶等の
4人掛けの乗物用座席である。図面において、1は、乗
物用座席のシートボトム2の後端に支点を有するリクラ
イニング機構(図示せず)を介して自在に後傾倒斜する
ように枢設支持したシートバックである。このシートボ
トム2,2…の両側端にサイドアームレスト3,3を固
設構成すると共に、中間の各シートボトム2,2にもア
ームレスト4,4,4を固設構成して各座席を形成した
ものである。
【0009】図2乃至図4は、本発明に係るアームレス
トを示すものである。各アームレスト3,4…は、その
前端分に前方へ向かって出没自在に構成した灰皿5を設
けるとに、該アームレスト3,4の後部には肘掛け部
分と成るウレタン樹脂製等のアームクッション6を被着
構成してある。またアームレスト3,4…の側面には上
記シートバック1を傾斜又は起立させるためのリクライ
ニング操作用ボタン7及びイヤホンジャック8を装着す
る。符号9は、座席が機内又は車内等において何列目の
何番目の位置にあるかを明示するポジションプラカード
である。符号10は、アームレスト3,4…の前部上面
に装着したオーディオ用のチャンネル切替え/ボリュー
ム調整スイッチ11,11、読書灯用のON/OFFス
イッチ12及びコールボタン13等を一括して配置した
操作パネルである。この操作パネル10の操作面は,座
席の内方即ち座席に着座した乗客側へ、水平面に対して
約10度前後下方へ傾斜している(傾斜角度α)。な
お、14は、このアームレスト3,4を座席フレーム
(図示していない)に起立自在に取り付けるための取付
金具である。
【0010】本実施例に係る操作パネル10は、図3及
び図4に示すように、筐体15をアームレスト3,4の
前部上面に開設した開口部16に装着したものである。
この筐体15の内部に上記オーディオ用のチャンネル切
替え/ボリューム調整スイッチ11,11、読書灯用の
ON/OFFスイッチ12及びコールボタン13等の制
御部や配線(図示していない)を内装したものであり、
その断面形状は略菱形から成っている。また、その操
作面がアームレスト3,4の開口部16に対して上記の
ように座席の内側に対して傾斜した姿勢になる。この筐
体15は、その長手方向の一側に突設した係合爪17を
アームレスト3,4の開口部16の内側へ所定の段差を
持って突出形成した支持段部18に係合させると共に、
同筐体15の他側に対しては、開口部16の内側へ所定
の段差を持って突出形成した支持段部18の下方に固定
し、内側へ向かってクランク状に延出形成したねじ固定
金具19に対してコイルバネ等の弾性部材20を介して
ねじ21で着脱自在に固定したものである。なお、22
は、操作パネル10側に構成したコネクターであり、機
体側のコネクター(図示していない)に対して信号接続
するものである。而して、上記操作パネル10は、アー
ムレスト3,4の開口部16に対して着脱自在に構成す
ることができるので、定期点検又は故障の際にはこの操
作パネル10のみを取り外してメンテナンスをすること
ができる。
【0011】なお、本発明に係る操作パネル10は、図
4に示すように、アームレスト3,4の水平面に対して
シートボトム2側へ約10度α傾斜させて構成したもの
であるが、更に着座者から視認しやすいように、シート
ボトム2側へ傾斜すると共にシートバック1側へも緩く
2方向に傾斜させたものであってもよい。
【0012】図5は、本発明に係るアームレストの操作
パネルと着座者との位置関係を示すものである。4人掛
け用の座席において、その両端に位置する座席A,Dの
サイドアームレスト3,3には、操作パネル10,10
の操作面10a,10dをそれぞれ当該座席に着座した
乗客側に向けて傾斜するように配置する。また、中間の
座席B,Cにおけるアームレスト4,4に構成する操作
パネル10,10についても、その操作面10b,10
cをそれぞれ傾斜させて配置してあるため、いずれの操
作パネル10,10が自席用のものであるかが明確にな
り、隣人の操作パネル10を誤って操作するような取り
間違えをすることがない。即ち、B座席に着座した乗客
は、自席の右側のアームレスト4の操作パネル10の操
作面10bが内側に傾斜しているため、該操作面10
の傾斜方向で自席用の操作パネル10であることを理解
することができる。なお、B座席に着座した乗客にとっ
て、自席左側のアームレスト4に構成した操作パネル1
0は、その操作面10cが隣席側へ傾斜しているため、
自分用の操作パネル10ではないことが容易に判断で
き、隣席用の操作パネル10を誤って操作することが防
止される。
【0013】図6は、操作パネルの他の実施例を示すも
のである。上記実施例では、アームレスト3,4の開口
部16に対して、筐体15の開口部に傾斜した操作面を
構成した操作パネル10を装着した実施例を説明した
が、アームレスト3,4の開口部23自体を垂直面に対
して緩く(角度β)傾斜した状態で開設し、この傾斜し
た開口部23に対して、略直方体形状に形成した筐体2
4を装着し、その操作パネル10が水平面に対して座席
の内側へ傾斜するように構成することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る乗物座席用アームレスト
は、以上のように構成したから、操作パネルの操作面が
アームレストの前部及び上面において座席の内側へ傾斜
するように構成してあるため、当該座席に着座した乗客
に対してその操作パネルに構成したオーディオ用のチャ
ンネル切替え/ボリューム調整スイッチや読書灯用のO
N/OFFスイッチ、及びコールボタン等が見え易く、
その操作が容易になる。しかも、各座席の操作パネルの
操作面が各乗客側へ傾斜しているので、その傾斜方向の
向きによって自席用の操作パネルであるか否かを判別す
ることができ、隣席用の操作パネルを操作する等の取り
違えの発生を防止することができる。
【0015】また、操作パネルをアームレストの開口部
に対して着脱自在に構成することができるので、故障又
は点検の際にはこの操作パネルのみを取り外すことがで
き、メンテナンスを容易にかつ迅速に実施することがで
きる等の特徴を有するものであり、本発明の実施によっ
て得られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗物座席用アームレストを構成し
た座席を示す斜視図である。
【図2】アームレストを示す側面図である。
【図3】操作パネル部分を示す拡大側断面図である。
【図4】図2のX−X線の拡大断面図である。
【図5】各座席と各操作パネルとの位置関係を示す説明
図である。
【図6】操作パネルの他の実施例を示す拡大断面図であ
る。
【図7】従来のアームレストに装着した操作パネルを示
す要部斜視図である。
【符号の説明】
3,4 アームレスト 10 操作パネル 11 チャンネル切替え/ボリューム調整スイッチ 12 読書灯用ON/OFF切替えスイッチ 13 コールボタン 15,24 筐体 16,23 開口部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機、自動車、鉄道車両又は船舶等の
    複数の座席が連設された乗物用座席に構成するアームレ
    スト3,4において、 オーディオ用のチャンネル切替え/ボリューム調整スイ
    ッチ11、読書灯用のON/OFFスイッチ12及びコ
    ールボタン13等の各種操作ボタンを操作パネル10
    に配置すると共に、 操作パネル10アームレスト3,4の前部上面に、
    この操作パネル10の操作面が操作パネル10を操作す
    る着座者側へ向かってやや傾斜するように形成し、 各種操作ボタン11,12,13等の制御部や配線を、
    断面形状が略菱形から成っている筐体15に内装し、ア
    ームレスト3,4の前部上面に開設した開口部16に対
    して着脱自在に 装着したことを特徴とする乗物用座席ア
    ームレスト。
  2. 【請求項2】 筐体15の一側に突設した係合爪17
    、アームレスト3,4の開口部16の内側に突出形成
    した支持段部18に係合させると共に、筐体15の他側
    で弾性部材20を介してねじ21で着脱自在に装着し
    ことを特徴とする請求項1の乗物座席用アームレスト。
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