JP2896192B2 - プライマー組成物 - Google Patents

プライマー組成物

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JP2896192B2 JP2111064A JP11106490A JP2896192B2 JP 2896192 B2 JP2896192 B2 JP 2896192B2 JP 2111064 A JP2111064 A JP 2111064A JP 11106490 A JP11106490 A JP 11106490A JP 2896192 B2 JP2896192 B2 JP 2896192B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はプライマー組成物に関する。さらに詳しく
は、本発明は生体硬組織、特に天然歯牙のエナメル質や
象牙質またはグラスアイオノマーセメント等の基体にレ
ジンセメント、ポンディング材、コンポジットレジンま
たはPMMAレジン等歯科接着修復材を接着する場合、両者
間に強固な接着性およびその耐久性を付与するのに好適
なプライマー組成物に関する。
従来の技術 歯科用修復レジンは一般に歯質との接着性が不十分な
ために、修復物が脱落したり、修復物辺縁部でのバクテ
リア等の侵入漏洩に起因する二次カリエス、歯髄刺激、
辺縁破折および辺縁着色等が発生し、歯科臨床上問題と
なっている。
このような臨床上の問題点を解決するために、以下に
詳述するように、修復物と歯質との接着性を向上させる
方法が従来から提案されている。
エナメル質に対する接着は、いわゆる酸エッチング法
の提案[ジャーナル・オブ・デンタル・リサーチ(Jour
nal of Dental Research)、第34巻(6)、第849頁〜
第853頁(1955)参照]により臨床的に評価されつつあ
る。この方法による接着は歯質と結合樹脂との化学的結
合によるものではなく、主としてエナメル質小柱の脱灰
によって形成された微細構造内に侵入したレジンが硬化
して係留されることにより機械的嵌合に基づいている。
しかしながら、酸エッチング処理なしでのエナメル質表
面にはこのような微細構造もなく、この場合の接着性は
未だ不十分のままである。
最近、象牙質接着について強い関心が持たれ、多くの
提案が為されるようになり、それなりの進歩が見られ
る。しかしながら、これらは無機酸、有機酸、有機酸と
ある種の金属塩化物、EDTAまたはその塩などにより象牙
質を予め処理、場合によっては改質強化する方法であ
り、エナメル質の場合はともかくとして、象牙質に対し
ては、臨床上問題が指摘されている。特にりん酸による
象牙質のエッチング処理は日本をはじめ欧米で論議さ
れ、米国歯科医師会等は象牙質のりん酸処理に反対の勧
告をしている。それでも、りん酸よりエッチング作用が
少ないとされるくえん酸やしゅう酸等は象牙質酸処理材
として検討されている(AIDR/AADR Abstracts No.915、
276頁、1985または米国特許第4,521,550号および同第4,
538,990号各明細書参照)。またEDTAによる処理法(米
国特許第4,553,941号および同第4,593,054号各明細書参
照)も提案されている。しかしながら、歯科界または歯
科医の根強い願望は象牙質に対する酸処理なしの強固な
接着力およびその耐久性にある。
一方、象牙質接着力に関しては、最近著しい進歩が見
られる。ジャーナル・オブ・デンタル・リサーチ(Jour
nal of Dental Research)第63巻(8)第1087頁〜1089
頁(1984)、スカンジナビア・ジャーナル・オブ・デン
タル・リサーチ(Scand.J.Dent.Res.)第93巻、第463頁
〜第466頁(1985)およびインターナショナル・デンタ
ル・ジャーナル(International Dental Journal)第35
巻、第160頁〜第165頁(1985)には象牙質をEDTA・Na塩
溶液で予備処理後、グルタルアルデヒド、水、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレートの混合溶液[グルーマ(Gl
uma)という]でさらに処理し、通常のボンディング材
+コンポジットレジンにより、100kgf/cm2以上に達した
ことが記載されている。しかしながら、実際にはEDTA・
Na処理なしでは、約50.8kgf/cm2を示し、未だ低いまま
であることが判明している。
さらに、第7回日本接着歯学会公演集第121頁〜122頁
および第123頁〜第124頁(1989)、または第1回国際歯
科材料学会(=インターナショナル・コングレス・オン
・デンタル・マテリアルズ:(International Congress
on Dental Materials)第236頁〜第237頁(1989)およ
びデンタル・エンジニアリング(Dental Engineering)
第31頁〜第38頁(1987)には象牙質を酸処理後、いわゆ
る上記グルーマ型の処理液としてA液[70%2−HEMA+
6% O−メタクリロキシチロシンアミド(MTYA)]とB
液(2%グルタルアルデヒド水溶液)の混合液によって
プライマー処理し、MMA/TBBO系レジンにより冷水(4
℃)と熱水(55℃)による2000回サーマルサイクル後も
高い接着力を有していることが記載されている。例え
ば、40%りん酸処理後、上記A液とB液の混合プライマ
ー処理で164kgf/cm2を示すことが記載されている。とこ
ろが、酸処理なしの象牙質接着力は0サイクルでは48kg
f/cm2を示し、本質的な接着力という意味では不十分で
あるばかりか、酸処理無し象牙質に対する接着耐久性は
とうてい得られていない。即ち、この方法は、接着力の
点では進歩はあるが、厳密には酸処理なし象牙質への接
着力は低いものであり、その意味で象牙質に対する本質
的な接着力には未だ到達していない。これに関しては上
記技術の提案者自身、開示報文中で認めている。
さらにまた、比較的最近になって、酸処理等の前処理
を必要としないプライマー組成物、即ち、水、水溶性フ
ィルム形成剤および酸の塩を含有する硬質組織用プライ
マー組成物が提案されている(特開平1−113057号公報
参照)。
しかしながら、該プライマー組成物を歯の象牙質とコ
ンポジットレンジとの接着に利用した場合、酸の塩の種
類や配合量等によって接着力が大きく左右され、場合に
よっては該プライマー組成物を使用しないときよりも接
着力が劣るだけでなく、接着耐久性が得られていない等
の難点がある。
発明が解決しようとする課題 この発明は、従来の上記諸問題を解決し、生体硬組織
の特に天然歯牙のエナメル質や象牙質またはグラスアイ
オノマーセメント等の基体にレジンセメント、ボンディ
ング材、コンポジットレジン、PMMAレジン等の歯科接着
修復材を接着する場合、酸処理等の処理をおこなうこと
なく、両者間に強固な接着性とその耐久性を付与し得る
プライマー組成物を提供するためになされたものであ
る。
課題は解決するための手段 本発明者らは接着性およびその耐久性を付与するプラ
イマーに関して鋭意研究を重ねた結果、次の成分、
(i)水0.5〜90重量%、(ii)水酸基を有する重合性
化合物5〜90重量%、(iii)酸基を有する重合性化合
物0.1〜90重量%、および(iv)酸基を有するアミノ化
合物0.01〜30重量%を含有するプライマー組成物が、従
来技術の問題を解決し、生体硬組織の特にエナメル質や
象牙質またはグラスアイオノマーセメント等の基体に、
レジンセメント、ボンディング材、コンポジットレジ
ン、PMMAレジン等の歯科接着修復材を接着する場合、酸
処理等の処理をおこなうことなく、両者間に強固な接着
性とその耐久性を付与しうることを見出し、この知見に
基づいて本発明をなすに至った。
本発明において使用する水は貯蔵安定性および医療用
成分として臨床上受容され、当該組成物の成分並びに接
着効果に有害な不純物を本質的に含まないものが好まし
い。蒸留水(または精製水)またはイオン交換水(また
は脱イオン水)が好適である。水の配合量は通常0.5〜9
0重量%、好ましくは5〜80重量%、さらに好ましく
は、10〜50重量%であり、0.5重量%以下および90重量
%以上では接着性が低下する。
本発明において使用する水酸基を有する重合性化合物
は、水酸基と共に重合可能な不飽和基、例えばアクリロ
イル基、メタアクリロイル基、ビニル基またはアリル基
等を有する重合性のモノマー、オリゴマーまたはポリマ
ーであるが、モノマーが特に好ましい。
この種の化合物としては、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート[この略記法は2−ヒドロキシエチル
アクリレートまたは2−ヒドロキシエチルメタアクリレ
ートを意味し、以下、これに準じた表記法を採用す
る]、2−または3−ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6
−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、10−ヒド
ロキシデシル(メタ)アクリレート、ジアルキレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート類例えば、ジエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、さらに1,2−または1,3
−および2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル−1,3−ジ(メタ)アク
リレート、3−ヒドロキシプロピル−1,2−ジ(メタ)
アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド、N−(メタ)アクリロイル−1,2−ジヒドロキシプ
ロピルアミン、N−(メタ)アクリロイル−1,3−ジヒ
ドロキシプロピルアミン、フェノール類とグリシジル
(メタ)アクリレートの付加生成物例えば、1−フェノ
キシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
1−ナフトキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、ビスフェノールAジグリシジル(メタ)アク
リレート等が例示されるが、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートおよび2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートが特に好適である。
なお、これらの水酸基を有する化合物は所望により2
種以上適宜併用してもよい。
上記の水酸基を有する化合物の配合量は通常5〜90重
量%、好ましくは10〜70重量%、さらに好ましくは20〜
60重量%であり、5重量%以下および90重量%以上では
接着性が低下する。
本発明において使用する酸基を有する重合性化合物は
酸基、例えばカルボキシル基、リン酸基、酸無水物残
基、酸アミド基等と共に重合可能な不飽和基、例えばア
クリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基またはアリ
ル基等を有する重合性のモノマー、オリゴマーまたはポ
リマーであるが、モノマーが特に好ましい。
カルボキシル基を有する重合性モノマーとしてはモノ
カルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸およびテト
ラカルボン酸またはこれらの誘導体、例えばアクリル
酸、メタアクリル酸、1,4−ジ(メタ)アクリロキシエ
チルピロメリット酸、6−(メタ)アクリロキシエチル
ナフタレン1,2,6−トリカルボン酸、N,O−ジ(メタ)ア
クリロキシチロシン、O−(メタ)アクリロキシチロシ
ン、N−(メタ)アクリロキシチロシン、N−(メタ)
アクリロキシフェニルアラニン、N−(メタ)アクリロ
イル−p−アミノ安息香酸、N−(メタ)アクリロイル
−o−アミノ安息香酸、N−(メタ)アクリロイル−5
−アミノサリチル酸、N−(メタ)アクリロイル−4−
アミノサリチル酸、4−(メタ)アクリロイルエチルト
リメリット酸、4−(メタ)アクリロキシブチルトリメ
リット酸、4−(メタ)アクリロキシヘキシルトリメリ
ット酸、4−(メタ)アクリロキシデシルトリメリット
酸、4−アクリロキシブチルトリメリット酸、2−(メ
タ)アクリロイルオキシ安息香酸、3−(メタ)アクリ
ロイルオキシ安息香酸、4−(メタ)アクリロイルオキ
シ安息香酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トと無水マレイン酸の付加生成物、p−ビニル安息香
酸、O−メタクリロキシチロシンアミド、N−フェニル
グリシン−グリシジル(メタ)アクリレート、N−(p
−メチルフェニル)グリシン−グリシジル(メタ)アク
リレート、11−メタクリロキシ−1,1−ウンデカンジカ
ルボン酸、4−[(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイ
ルオキシプロピル)アミノ]フタル酸、5−[(2−ヒ
ドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピル)アミ
ノ]イソフタル酸、3−[N−メチル−N−(2−ヒド
ロキシ−3−メタクリロイルオシキプロピル)アミノ]
フタル酸、4−[N−メチル−N−(2−ヒドロキシ−
3−メタクリロイルオキシプロピル)アミノ]フタル
酸、マレイン酸等が例示されるが、特に4−アクリロキ
シエチルトリメリット酸および4−メタクリロキシエチ
ルトリメリット酸が好ましい。
なお、酸基、特にカルボキシル基を含む重合性モノマ
ーとしては上記例示のように、1分子中に水酸基とカル
ボキシル基を含むラジカル重合性モノマーも含まれる。
りん酸基を含む重合性モノマーとしてはホスホリック
酸およびホスホニック酸基を含む重合性モノマーが好適
であり、例えば、(2−(メタ)アクリロキシ)エチル
−3−ホスホノプロピオネート、(3−(メタ)アクリ
ロキシ)プロピル−3−ホスホノプロピオネート、(4
−(メタ)アクリロキシ)ブチル−3−ホスホノプロピ
オネート、(5−(メタ)アクリロキシ)ペンチル−3
−ホスホノプロピオネート、(6−(メタ)アクリロキ
シ)ヘキシル−3−ホスホノプロピオネート、(10−
(メタ)アクリロキシ)デシル−3−ホスホノプロピオ
ネート、(4−(メタ)アクリロキシ)ブチル−ホスホ
ノアセテート、(5−(メタ)アクリロキシ)ペンチル
−ホスホノアセテート、(6−(メタ)アクリロキシ)
ヘキシル−ホスホノアセテート、(10−(メタ)アクリ
ロキシ)デシル−ホスホノアセテート、ビス(2−(メ
タ)アクリロキシエチル)ホスホリック酸、(2−(メ
タ)アクリロキシエチルフェニル)ホスホリック酸、
(10−(メタ)アクリロキシデシル)ホスホリック酸、
ビニルホスホリック酸、パラ−ビニルベンジルホスホニ
ック酸等が好ましい。その他チオりん酸基を含む重合性
モノマー類も含まれる。
酸無水物酸基を含む重合性モノマーとしては、次のも
のが例示される:4−(メタ)アクリロキシエチルトリメ
リット酸無水物、6−(メタ)アクリロキシエチルナフ
タレン1,2,6−トリカルボン酸無水物、6−(メタ)ア
クリロキシエチルナフタレン2,3,6−トリカルボン酸無
水物、4−(メタ)アクリロキシエチルカルボニルプロ
ピオノイル1,8−ナフタル酸無水物、4−(メタ)アク
リロキシエチルナフタレン1,8−トリカルボン酸無水物
等が好ましい。
上記の酸基を有する重合性化合物は所望により2種以
上適宜併用してもよい。
酸基を有する重合性化合物の配合量は通常0.1〜90重
量%、好ましくは0.5〜60重量%であり、0.1重量%以下
では接着性が低下し、また、90重量%以上になると、溶
解性に難点が生じたり、接着性が低下する。
酸基を有するアミノ化合物は、酸基、例えばカルボキ
シル基、スルホン酸基、酸アミド基およびカルボアルデ
ヒド基等を有するアミノ化合物を意味する。また、酸基
を有するアミノ化合物は脂肪酸、芳香族、複素環アミン
類の第一、第二、第三アミノ化合物であって、それぞれ
水酸基、脂環基、ニトロ基、ハロゲン、チオール基等を
置換基を有していてもよく、さらにエステル結合、ペプ
チド結合、ウレタン結合、尿素結合、チオ尿素結合、エ
ーテル結合、チオエーテル結合、シッフ結合等を有して
いてもよい。また、酸基を有するアミノ化合物がアミノ
酸類の場合、それらの全てが含まれる。例えば、塩基
性、中性、酸性のアミノ酸類、または双性イオン化しう
る化合物および双性イオン化しない化合物またはD−
体、L−体、DL−体を含む光学異性体類全てが含まれ
る。また、従来からペプチド合成の手法として用いられ
る中間体としての各種保護基を結合させた、酸基を有す
るアミノ化合物も含まれる。保護基の例としては、ベン
ジルオキシカルボニル基、置換ベンジルオキシカルボニ
ル基、第三ブトキシカルボニル基、ジイソプロピルメチ
ロキシカルボニル基、ホルミル基、ニトロフルオロアセ
チル基、フタリル基、トシル基、ジフェニルホスフィノ
チオイル基、O−ニトロフェニルスルフェニル基、ベン
ゾイル基、クロロアセチル基、トリチル基、ベンジリデ
ン基、トリメチルシリル基等が挙げられる。また、酸基
の水素原子がアルカリ金属またはアルカリ土金属に置換
されたアミノ化合物およびアミノ基の水素原子がハロゲ
ン化水素に置換された化合物、さらに、分子内に酸基を
有するペプチド、ポリペプチド、蛋白質類または酵素類
も含まれる。
以上のような酸基を有するアミノ化合物としては次の
化合物が例示される:アミノ安息香酸誘導体、例えばp
−,m−,o−アミノ安息香酸、p−,m−,o−モノメチルア
ミノ安息香酸、p−,m−,o−ジメチルアミノ安息香酸、
p−,m−,o−,(N−フェニル)アミノ安息香酸、4−
ニトロアントラニル酸、3−ヒドロキシアントラニル
酸、2−アミノ−5−メチル安息香酸、3−アミノ−4
−メチル安息香酸、4−アミノ−3−メチル安息香酸、
2−アミノ−3−メチル安息香酸、2−アミノ−5−ク
ロロ安息香酸、2−アミノ−4−クロロ安息香酸、3,4
−ジアミノ安息香酸、3,5−ジアミノ安息香酸、p−,m
−,o−ジエチルアミノ安息香酸、p−,m−,o−アセトア
ミド安息香酸等、またはアミノフタル酸誘導体、例えば
4−アミノフタル酸、3−アミノフタル酸、5−アミノ
イソフタル酸、4−(N−メチル)アミノフタル酸、3
−(N−メチル)アミノフタル酸等、またはアミノサリ
チル酸誘導体、例えばp−アミノサリチル酸、p−ジメ
チルアミノサリチル酸、N−ベンゾイル−p−アミノサ
リチル酸、p−ジエチルアミノサリチル酸、5−ヨード
アセトアミドサリチル酸等、またはアミノ酸およびアミ
ノ酸誘導体(ただし、光学異性体としてL−体、D−
体、DL−体全てが含まれるが、これらの光学異性体表記
を略す。)例えば、グリシン、グリシル・グリシン、N
−メチル・グリシン、N−フェニル・グリシン、アラニ
ン、フェニル・アラニン、アラニル・アラニン、グリシ
ル・アラニン、アラニル・フェニルアラニン、グルタミ
ン、リシン、シルトリン、プロリン、ヒドロキシプロリ
ン、トリプトファン、チロシン、3,5−ジヨードチロシ
ン・チロキシン、イソロイシン、バリン、アルギニン、
セリン、システィン、グルタミン酸、アスパラギン酸、
アスパラギン、ヒスチジン、ヒドロキシリシン、メチオ
ニン、トレオニン、N−アセチル・システィン、アセチ
ル・メチオニン、キヌレニン、ロイシル・グリシン、ロ
イシル・グリシル・グリシン、メチル・アラニン、3−
メチルシスティン、1−メチル・ヒスチジン、p−アミ
ノ馬尿酸、4−アミノ−n−酪酸、2−アミノイソ酪
酸、ω−アミノカプリル酸、2−アミノ−イソカプロン
酸、2−アミノ−3−ヒドロキシ酪酸、2−アミノ−n
−カプリル酸、12−アミノ−ドデカン酸、5−アミノ吉
草酸、p−アミノフェニル酢酸、アラニル・セリン、2
−アミノ−n−酪酸、2−アミノ−4−メチル吉草酸
(=ロイシン)、N−ベンゾイルグリシン(=馬尿
酸)、S−ベンジル・システィン、S−ベンジル−N−
カルボベンジルオキシ・システィン、β−(3,4−ジヒ
ドロキシ)フェニルアラニン、ホモシスティン、ホモシ
スチン、ホモセリン、N−(p−ヒドロキシフェニル)
グリシン、S−メチル・システィン、S−カルキボキシ
メチル・システィン、3−メチル・ヒスチジン、5−メ
チル・トリプトファン、N−メチルトリプトファン、α
−メチルチロシン、ニトロ・アルギニン、2−フェニル
グリシン、p−オキシフェニルグリシン、スレオニン、
L−カナバリン、ジュンコール酸、trans−4−(アミ
ノメチル)シクロヘキサンカルボン酸(=トラネキサム
酸)、ニトリロ三プロピオン酸、エチレンジアミン四酢
酸、ピリジン−2−カルボン酸、ピリジン−3−カルボ
ン酸、ピリジン−4−カルボン酸、2,5−,2,6−,3,4−,
3,5−ピリジンカルボン酸、3−インドール酢酸、3−
インドールアクリル酸、4−(3−インドリル)酪酸
(=3−インドール酪酸)、インドール−3−カルボキ
シアルデヒド、インドール−2−カルボン酸(=プロリ
ン)、インドール−5−カルボン酸、3−インドールプ
ロピオン酸、4−イミダゾールアクリル酸、インダゾロ
ン−4−カルボン酸、3,4−ジオキシフェニルアラニ
ン、トロピオン酸、L−オキシグルタミン酸、N−(4
−アミノベンゾイル)・グルタミン酸、インドール−3
−ピルビン酸、3−ヨード・チロシン、カルボベンゾキ
シ・アスパラギン酸、カルボベンゾキシ・アルギニン、
カルボベンゾキシ・アスパラギン、カルボベンゾキシ・
セリン、カルボベンゾキシ・イソロイシン、カルボベン
ゾキシ・フェニルアラニン、カルボベンゾキシ・プロリ
ン、カルボベンゾキシ・トリプトファン、カルボベンゾ
キシ・バリン、N−t−Boc・バリン、N−t−Boc・ア
ラニン、N−t−Boc.プロリン、Ppt・アラニン、Ppt・
バリン、Ppt・グリシン、Ppt・トリプトファン、Ppt・
グルタミン、Ppt・アスパラギン、Ppt・ロイシン、Ppt
・ヒスチジン、Ppt・プロリン、一塩酸リシン、二塩酸
リシン、p−アミノベンゼンスルホン酸、アミノメタン
スルホン酸、4−アミノ−2−メチルベンゼン−1−ス
ルホン酸、7−アミノ−1,3−ナフタレンジスルホン
酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−1−スルホン
酸、4−アミノ−3−メチルベンゼン−1−スルホン
酸、4−メチルアニリン−2−スルホン酸、4−ピリジ
ンエタンスルホン酸、3−ピリジンスルホン酸、ベンジ
リデン−p−アミノ安息香酸、ベンジリデン・リシン、
ベンジリデン−p−アミノサリチル酸、アントラニルア
ミド、3−アミノ−4−メチルベンズアミド、p−アミ
ノベンズアミド、N−ベンジルスルファニルアミド、p
−アミノ安息香酸ナトリウム、β−インドール酢酸カリ
ウム、の他、酸基を有するポリペプチド酸としてトリプ
シン、ペプシン、ウレアーゼ等の酵素類等が例示される
が、特に好適なものはp−アミノ安息香酸、アントラニ
ル酸、p−ジメチルアミノ安息香酸、p−メチルアミノ
安息香酸、N−メチル−o−アミノ安息香酸、4−ニト
ロアントラニル酸、2−アミノ−4−クロロ安息香酸、
p−アミノサリチル酸、4−ジメチルアミノサリチル
酸、4−ジエチルアミノサリチル酸、L−グリシン、DL
−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−リシン、L
−グルタミン、L−プロリン、L−ヒドロキシプロリ
ン、L−トリプトファン、L−チロシン、メチルチロシ
ン、L−イソロイシン、L−バリン、L−アルギニン、
L−セリン、L−アラニン、L−フェニルアラニン、DL
−アラニル−DL−アラニン、L−フェニルグリシン、N
−フェニルグリシン、グリシルグリシン、L−ロイシ
ン、L−イソロイシン、L−スレオニン、L−アスパラ
ギン、L−システィン、グリシル−L−アラニン、L−
ホモセリン、S−ベンジル−L−システィン、L−シト
ルリン、L−システィン、L−メチオニン、ω−アミノ
カプリル酸、12−アミノドデカン酸、p−アミノ馬尿
酸、4−アミノ−n−酪酸、2−アミノイソ酪酸、3−
インドール酪酸、p−アミノフェニル酢酸、3−アミノ
−4−メチルベンズアミド、S−ベンジル−L−システ
ィン、S−2−ピロリデイン−5−カルボン酸、ピロー
ル−2−カルボン酸、S−2−ピロリドン−5−カルボ
ン酸、インダゾロン−4−カルボン酸、ニトリロ三プロ
ピオン酸、trans−4−アミノメチル−1−シクロヘキ
サンカルボン酸(トラネキサム酸)、S−カルボキシメ
チル−L−システィン、カルボベンゾキシ−L−アスパ
ラギン酸、カルボベンゾキシ−L−トリプトファン、p
−アミノ安息香酸ナトリウム、N−(4−アミノベンゾ
イル)−L−グルタミン酸、3−アミノ−4−メチルベ
ンズアミド、アントラニルアミド、p−アミノベンゼン
スルホン酸、二塩酸リシン、エチレンジアミン四酢酸、
インドール−3−カルボキシアルデヒド、トリプシン、
ペプシン等である。
酸基を有するアミノ化合物の配合量は通常0.01〜30重
量%、好ましくは0.05〜10重量%、さらに好ましくは0.
1〜5重量%であり、0.01重量%以下の場合には、接着
性が低下し、また、30重量%を超えると溶解性に難点が
生じたり、接着性が低下する。
本発明において、所望により硬化剤を入れてよい。硬
化剤としては重合の開始剤、促進剤、または光重合開始
剤と光重合促進剤として従来から使用されている硬化剤
が好適である。
重合開始剤としては有機過酸化物、重合促進剤として
アミン類、その他の硬化剤としてはバルビツール酸誘導
体が挙げられる。
また、トリアルキルほう素またはその酸化物も挙げら
れる。
光重合開始剤としては紫外線重合または可視光線重合
開始剤が挙げられ、光重合促進剤としては有機窒素化合
物、特にアミン類が挙げられる。
有機過酸化物としては次の化合物が例示される:ベン
ゾイルパーオキサイド、4,4′−ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド、ジラウリルパーオキサイド、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシマレイックアシッ
ド、サクシニックアシッドパーオキサイド等が例示され
るが、特に好適なものはt−ブチルパーオキシマレイッ
クアシッド、サクシニックアシッドパーオキサイド、ベ
ンゾイルパーオキサイド、4,4′−ジクロロベンゾイル
パーオキサイドである。
アミン類としては次の一般式: [式中、R1〜R3は相互に独立して水素原子、置換基(例
えば水素基、(メタ)アクリロイル基等)を有していて
もよい炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは炭素原子
数6〜12のシクロアルキル基または置換基(例えばハロ
ゲン、炭素原子数1〜10のアルキル基、水酸基、(メ
タ)アクリロイル基等)を有していてもよいフェニル基
を示す。但し、R1〜R3は同時に水素原子を示さない。]
で表される化合物が挙げられる。
その他、環状アミンまたは2価以上のアミン類例えば
ジアミン類も挙げられる。
この種のアミン類としては、n−ブチルアミン、プロ
ピルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ジメチ
ルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジ−n
−ブチルアミン、ジペンチルアミン、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ−n
−ブチルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルア
ミン、フェニルエチルアミン、エチレンアミン、テトラ
メチレンアミン、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
モノエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、アニリン、メチルアニリ
ン、ジメチルアニリン、ジフェニルアミン、トルイジ
ン、アニシジン、N,N−ジメチル−m−アニシジン、N,N
−ジメチル−p−アニシジン、N,N−ジメチル−m−ア
ミノフェノール、N,N−ジエチルm−アミノフェノー
ル、N,N−ジエチル−p−アニシジン、p−プロポキシ
−N,N−ジメチルアニリン、p−ヘキシロキシ−N,N−ジ
メチルアニリン、p−ブトキシ−N,N−ジメチルアニリ
ン、クロルアニリン、ブロムアニリン、ジメチル−p−
トルイジン、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−p−
トルイジン、p−アミノフェニルメタクリレート、N,N
−ジメチルアミノフェニルメタクリレート、N,N−ジ
(2−ヒドロキシエチル)フェニルメタクリレート、p
−(β−ヒドロキシ−γ−メタクリロキシプロポキシ)
フェニルアミン、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)フ
ェニル−グリシジル(メタ)アクリレート、N−メチル
モルホリン、イミダゾール、1−メチルイミダゾール、
2−メチルイミダゾール、2−メチル−4−メチルイミ
ダゾール、エチレンジアミン、メチレンジアニリン、フ
ェニレンジアミン、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ジ
エチレントリアミン、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)
ジエチレントリアミン、N,N−ビス(ヒドロキシエチ
ル)トリエチレンテトラミン、3−アミノ−1,2−プロ
パンジオール、D,L−1−アミノ−2−プロパノール、
2−アミノ−4−フェニルフェノール、2−アミノ−2
−フェニルエタノール、L−2−アミノ−1−プロパノ
ール、3−アミノ−1−プロパノール、2−アニリノ−
エタノール、N,N−ジヒドロキシエチルアニリン、o−
またはp−アミノフェニチルアルコール、5−アミノ−
1−ペンタノール、5−アミノ−2−メチルフェノー
ル、2−アミノ−5−メチルフェノール、アミノ安息香
酸エステル類、例えばp−アミノ安息香酸メチル、p−
アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸ブチル、p
−アミノ安息香酸プロピル、p−アミノ安息香酸イソプ
ロピル、p−N,N(ジメチル)安息香酸エチル、p−N,N
(ジメチル)安息香酸イソプロピル等が例示されるが、
特に好適なものは、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)
−p−トルイジン、N,N−ジメチルアミノエチルメタク
リレート、p−アミノフェニルメタクリレート、p−
(β−ヒドロキシ−γ−メタクリロキシプロポキシ)フ
ェニルアミン、トリエタノールアミン、モノエタノール
アミン、p−N,N(ジメチル)安息香酸イソプロピル、
p−アミノ安息香酸エチル等である。
バルビツール酸誘導体としては、次式: (R1、R2およびR3は同一もしくは異なっていてもよく、
各々ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリー
ル基またはシクロヘキシル基等の置換基を有していても
よい脂肪族、芳香族、脂環式もしくは複素環式残基また
は水素原子を示す)で表わされるものが挙げられる。
このようなバルビツール酸誘導体としては次の化合物
が例示される:バルビツール酸、1,3−ジメチルバルビ
ツール酸、1−メチルバルビツール酸、1,3−ジフェニ
ルバルビツール酸、5−ブチルバルビツール酸、1,5−
ジメチルバルビツール酸、5−エチルバルビツール酸、
5−イソプロピルバルビツール酸、5−シクロヘキシル
バルビツール酸、1,3,5−トリメチルバルビツール酸、
1,3−ジメチル−5−エチルバルビツール酸、1,3−ジメ
チル−5−n−ブチルバルビツール酸、1,3−ジメチル
−5−sec−ブチルバルビツール酸、1,3−ジメチル−5
−イソブチルバルビツール酸、1,3−ジメチル−5−ter
t−ブチルバルビツール酸、1,3−ジメチル−5−シクロ
ペンチルバルビツール酸、1,3−ジメチル−5−シクロ
ヘキシルバルビツール酸、1,3−ジメチル−5−フェニ
ルバルビツール酸、1−ベンジル−5−フェニルバルビ
ツール酸、1−シクロヘキシル−5−エチルバルビツー
ル酸、これらの塩(特にアルカリ金属塩またはアルカリ
土金属塩)等。
その他のバルビツール酸誘導体としては5−アミノバ
ルビツール酸、2−クロロバルビツール酸およびこれら
の塩(特にアルカリ金属塩またはアルカリ土金属塩)等
が例示される。
特に好適なバルビツール酸誘導体は5−ブチルバルビ
ツール酸、1,3,5−トリメチルバルビツール酸、1,3−ジ
メチル−5−イソブチルバルビツール酸、1−ベンジル
−5−フェニルバルビツール酸および1−シクロヘキシ
ル−5−エチルバルビツール酸である。
トリアルキルほう素またはその酸化物としては、トリ
−n−ブチルほう素、トリ−n−アミルほう素、トリイ
ソアミルほう素、トリ−sec−アミルほう素、トリエチ
ルほう素、トリプロピルほう素、トリイソプロピルほう
素またはこれらの一部酸化物が例示される。
光重合開始剤としてはベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエー
テル、ベンゾイン、ベンゾフェノン、2−クロロチオキ
サントン、9,10−アントラキノン、カンファーキノン、
ベンジル、4,4′−ジシクロベンジル、ジアセチル等の
紫外線増感剤または可視光線増感剤が例示される。
光重合促進剤としてはN,N−ジメチル−p−トルイジ
ン、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−p−トルイジ
ン、トリエチルアミン、トリヘキシルアミン、2−ジメ
チルアミノエタノール、N−メチルエタノールアミン、
N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジエ
チルアミノメタアクリレート等が例示される。
上記の硬化剤は所望により2種以上適宜配合してもよ
い。
硬化剤の配合量は通常0.01〜30重量%、好ましくは0.
05〜10重量%、さらに好ましくは0.1〜5重量%であ
り、0.01重量%以下の場合には、接着性が低下し、ま
た、30重量%以上になると接着性が低下する。
本発明によるプライマー組成物には所望により上記成
分以外に、有機溶剤、例えばエチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、プロピルアルコール等のアルコール
類またはアセトン等のケトン類、グルタルアルデヒド、
ホルムアルデヒド等のアルデヒド類およびテトラヒドロ
フラン等を適宜配合して該組成物の粘度または配合成分
の溶解度も調整してもよい。これらの有機溶剤は本発明
組成物中0〜90重量%で配合する。また、棚寿命用安定
剤としてハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエ
ーテル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンまたはブチ
ル化ヒドロキシトルエン等を適宜配合してもよい。
本発明における組成物はその構成部分を必要に応じて
2以上に分割して使用することができる。例えば、硬化
剤成分を開始剤と促進剤等で構成する場合、混合して使
用するように2以上に分割してもよいまた、硬化剤成分
が1種の場合でも必要に応じて2以上に分割して使用で
きる。混合使用の方法として、歯科医が使用に際して小
皿等の別容器中で混合使用する場合、あるいは患者の歯
の接着窩洞内で混合使用する場合等、その方法は適宜選
択できる。この分割方法による態様はその組合わせの中
から適宜選択できる。即ち、(i)水、(ii)水酸基を
有する重合性化合物、(iii)酸基を有する重合性化合
物および(iv)酸基を有するアミノ化合物において、例
えばA液として(i)と(ii)、B液として(iii)と
(iv)またはA液として(i)と(ii)、B液として
(ii)と(iii)と(iv)またはA液として()と(i
i)と(iv)、B液として(ii)と(iii)またはA液と
して(i)、B液として(ii)と(iii)と(iv)また
はA液として(i)と(iii)、B液として(ii)と(i
v)またはA液として(i)と(ii)と(iii)、B液と
して(iv)またはA液として(i)と(ii)と(iv)、
B液として(ii)と(iii)と(iv)等が例示できる。
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。
実施例1〜3および比較例1〜9 プライマーとして、イオン交換水、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート(2−HEMA)、4−アクリロキシエ
チルトリメリット酸(4−AET)、4−アクリロキシエ
チルトリメリット酸無水物(4−AETA)、ビス(2−メ
タアクリロキシエチル)ホスホリック酸(BMEPA)、4
−アミノ−n−酪酸、グルタルアルデヒドおよび塩化ナ
トリウムにより表1に示す配合にて混合調整した。
一方、一液性光重合型ボンディング組成物として、1,
3,5−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートと2
−ヒドロキシエチルメタクリレートの1:2(モル)反応
生成物50重量部、トリエチレングリコールジメタクリレ
ート35重量部、エチレングリコールジメタクリレート10
重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート5重量
部、dl−カンファーキノン0.8重量部、N,N−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート1.0重量部、ブチル化ヒドロ
キシトルエン0.05重量部により混合調製した。
接着強度は牛歯象牙質と光重合型コンポジットレジ
ン、松風ライトフィル−P[(株)松風製]の圧縮剪断
接着試験により求めた。その方法として、先ず新鮮抜去
牛前歯を蒸留水中冷凍保存し、使用の際、解凍して用い
た。牛歯をエポキシ樹脂包埋し、耐水研磨紙600番で象
牙質面を平滑に研磨した。研磨象牙質面を水洗、乾燥し
た後、表1の各プライマーで1分間処理し(小スポンジ
にてコスリながら処理する)、乾燥後上記一液性光重合
型ボンディング組成物を小筆にて塗布し、松風デーライ
トランプII[(株)松風製]にて30秒間可視光線を照射
した。さらに、樹脂モールド(内径4mm、高さ2mm)を置
き、松風ライトフィル−Pを填入し、上面より30秒間可
視光線照射した。樹脂モールドをはずした接着試験体は
37℃水中24時間静置後、島津オートグラフAG−5000Bに
てクロスヘッドスピード1mm/minにより圧縮剪断接着力
を測定した。なお、上記試験および後述する試験は全て
23±2℃の室温にて実施した。
表1の結果から明らかなように、本発明の構成成分で
あるイオン交換水、2−HEMA、4−AETおよび4−アミ
ノ−n−酪酸から成るプライマーを用いた実施例1の場
合、酸エッチング処理無しの牛歯象牙質(以下、酸処理
無し象牙質と略す。)と松風ライトフィル−P(光重合
型コンポジットレジン)との圧縮剪断接着力は240.8kgf
/cm2を示し、比較例1〜9の0〜93.2kgf/cm2に対し、
格段に高い接着力を示している。また、実施例1では、
測定試料によっては最高値446.6kgf/cm2(象牙質凝集破
壊)を示し、天然象牙質の引張強度[420kgf/cm2:デン
タルエンジニアリング第70巻、第42頁(1984年)]を上
回る驚異的な接着強度も実測されたのに対し、比較例1
〜9は全て界面破壊を呈した。さらに、実施例1〜3は
従来技術である比較例6〜8に対し有意に高いプライマ
ー効果を示した。また、本発明の構成成分のうちいずれ
の成分が欠けても接着力が著しく低下していることが比
較例1〜5から明らかとなった。以上の結果から、本発
明を基本的に構成する水、2−HEMA、酸基を有する重合
性化合物(4−AET等)および4−アミノ−n−酪酸の
相互作用により酸処理無し象牙質に対して優れた接着力
が得られることが明らかとなった。
実施例4〜7 プライマーとして、4−アクリロキシエチルトリメリ
ット酸7重量部およびp−ジメチルアミノ安息香酸0.51
重量部に対し、イオン交換水/2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート(2−HEMA)を表2の配合量にて混合調製し
た。表2のプライマーを使用し、一液性光重合型ボンデ
ィング組成物(実施例1〜3で使用したものをそのまま
使用)と併用により、実施例1〜3と同様に酸処理無し
象牙質と松風ライトフィル−Pの剪断接着力を求め表2
に示した。
実施例8〜15 プライマーとして、イオン交換水40重量部、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート60重量部、DL−アスパラギ
ン酸0.21重量部に対し、表3に示す配合量で4−アクリ
ロキシエチルトリメリット酸(4−AET)を配合調製し
た。表3のプライマーを使用し、一液性光重合型ボンデ
ィング組成物(実施例1〜3で使用したものをそのまま
使用)と併用により、実施例1〜3と同様に酸処理無し
象牙質と松風ライトフィル−Pの剪断接着力を求め表3
に示した。
実施例16〜20 プライマーとして、イオン交換水40重量部、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート60重量部、4−アクリロキ
シエチルトリメリット酸7重量部に対し、L−ヒドロキ
シプロリンを表4に示す配合量で混合調製した。表4の
プライマーを使用し、実施例1〜3で使用した一液性光
重合型ボンディング組成物と併用により、実施例1〜3
と同様に酸処理無し象牙質と光重合性コンポジットレジ
ン、松風ライトフィル−Pの剪断接着力を求め表4に示
した。
実施例21〜78 本発明の組成物をプライマーとして用い実施例1〜3
に使用した一液性光重合型ボンディング組成物および松
風ライトフィル−Pをそのまま使用して、酸処理無し象
牙質に対する剪断接着力を実施例1〜3の方法に準じて
求めた。プライマーとしては、イオン交換水40重量部、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート60重量部、4−ア
クリロキシエチルトリメリット酸7重量部に対し、酸基
を有するアミノ化合物類を表5に示す量(但し、この量
は水:40重量部/2−HEMA:60重量部に対する0.307モル%
で配合)にて混合調製した。各プライマー使用時の剪断
接着力を表5に示す。表中、剪断接着力(kgf/cm2)は
平均値±標準偏差(最高値)で示し、*D印は象牙質被
着体破壊が観察されたことを示す。なお、試験体数はN
=6〜7で実施した。
実施例79および80 プライマーとして表6に示す組成により、配合調製し
て用い、実施例1〜3に使用した一液性光重合型ボンデ
ィング材組成物および松風ライトフィル−Pをそのまま
使用して、酸処理無し象牙質に対する剪断接着力を実施
例1〜3の方法に準じて求めた。結果を表6に示す。
実施例81 本発明の組成物をプライマーとして用い、さらに、実
施例1〜3の一液性光重合型ボンディング組成物をその
まま用い、歯科用コンポジットレジン、松風ライトフィ
ル−P[(株)松風製]と酸処理無しの象牙質またはグ
ラスアイオノマーセメントに対する接着力およびその耐
久性を評価した。
酸処理無し(#600研磨のみ)の牛歯象牙質に対し、
実施例39の液(水/2−HEMA/4−AET/L−アラニン系プラ
イマー)をそのまま用い、実施例1〜3の方法に準じて
接着試験体を作製した。同様に酸処理無しグラスアイオ
ノマーセメントに対しても作製した。
これらの試験体を37℃水中1日(0サイクル)後、サ
ーマルサイクル(4℃水中1分60℃水中1分)試験を
2000および5000サイクルで実施し、剪断接着力を求め
た。結果を表7に示す。
実施例82 プライマーとして、蒸留水40重量部、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート60重量部、(6−メタクリロキ
シ)ヘキシル−3−ホスホノプロピオネート7重量部、
4−ジエチルアミノサリチル酸0.64重量部を配合調製し
た。このプライマーを使用し、実施例1〜3で使用した
一液性光重合型ボンディング組成物と併用により、酸処
理無し象牙質と光重合型コンポジットレジン、松風ライ
トフィル−Pの剪断接着力を実施例1〜3の方法に準じ
て求めた結果、225.3kgf/cm2を示した。
実施例83 PMMAタイプ歯科修復レジン「アドファ」[(株)松風
製]およびMMAタイプ歯科用接着剤「アクリルボンド」
[(株)松風製]を用い、これらの使用書に従って象牙
質接着力を評価するにあたり、プライマーとして、蒸留
水40重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート50重
量部、1,2−ジヒドロキシプロピルメタクリレート10重
量部、4−メタクリロキシエチルトリメリット酸5重量
部、L−システィン0.37重量部を混合調製して使用し
て、実施例1〜3の方法(ただし、光照射は行わない)
に準じて剪断接着力を求めた。
その結果、「アクリルボンド」+「アドファ」の場合
23.6kgf/cm2を示したのに対し、本発明プライマー+
「アクリルボンド」+「アドファ」の場合132.5kgf/cm2
を示した。
実施例84 プライマーとしてイオン交換水40重量部、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート40重量部、4−アクリロキシ
エチルトリメリット酸7重量部、L−バリン0.4重量部
を混合して調製した。
一方、レジンセメントの粉剤として、シラン処理シリ
カ75重量部、シラン処理硫酸バリウム25重量部、N,N−
ジ−(2−ヒドロキシエチル)パラ−トルイジン0.1重
量部および1−ベンジル−5−フェニルバルビツール酸
1.0重量部により混合調製した。液剤として、1,1,3−ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネートと2−ヒドロ
キシエチルメタクリレートの1:2(モル)反応生成物60
重量部、トリエチレングリコールジメタクリレート28重
量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート7重量部、
4−アクリロキシエチルトリメリット酸5重量部、ベン
ゾイルパーオキサイド0.3重量部およびブチル化ヒドロ
キシトルエン0.05重量部により調製し、粉/液=3.5/1.
0の比で混合して用いた。
なお、フィラーのシラン処理は、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシランを用い、シリカもしくは硫
酸バリウムに対し通常の酢酸法にておこなった。即ち、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを0.1
%酢酸水溶液に濃度2.0重量%になるように溶解した溶
液100重量部に対しフィラー100重量部を加えて混合して
スラリーを風乾後、80℃にて2時間、さらに120℃にて3
0分間熱処理することにより表面処理をおこなった。
接着強度は牛歯象牙質とレジンセメントの剪断接着試
験により求めた。その方法は実施例1〜3に準じて実施
した。ただし、光照射は無しでおこなった。その結果、
レジンセメントのみの場合(プライマー無しの場合)、
3.35kgf/cm2を示したのに対し、本発明プライマーを併
用した場合は134.4kgf/cm2を示した。
さらに、当該プライマーを用い、酸エッチング処理な
し牛歯エナメル質と試作レジンセメントの剪断接着力を
37℃水中1日で求めた。その結果、実施例1の組成物を
用いた場合、191.6kgf/cm2を示した。本発明プライマー
処理に換えて牛歯エナメル質をりん酸エッチング処理を
した場合では208.0kgf/cm2を示し、本発明プライマーに
よりりん酸エッチング処理と同等な接着力が得られるこ
とが明らかとなった。なお、プライマー処理または酸処
理なしエナメル質接着力は56kgf/cm2を示した。以上の
結果より本発明の組成物が酸エナメル質処理無しのエナ
メル質に対しても接着性も促進する有効なプライマーで
あることが判明した。
実施例85 プライマーとして、イオン交換水40重量部、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート60重量部、4−アクリロキ
シエチルトリメリット酸7重量部、L−イソロイシン0.
40重量部、dl−カンファーキノン0.7重量部、N,N−ジメ
チルアミノエチルメタクリレート0.6重量部を混合調製
した。このプライマーと併用して、実施例1〜3で使用
した一液性光重合型ボンディング組成物および松風ライ
トフィル−Pをそのまま使用して、酸処理無し象牙質に
対する剪断接着力を実施例1〜3の方法に準じて求め
た。その結果、208.6kgf/cm2を示した。
発明の効果 本発明によるプライマー組成物は一般的に接着修復材
等を接着する際の下塗りとして好適な組成物であり、例
えば生体の硬組織、特に天然歯牙のエナメル質や象牙質
またはグラスアイオノマーセメント等の基体にレジンセ
メント、ボンディング材、コンポジットレジンまたはPM
MAレジン等の歯科接着修復材を接着する場合に両者間に
強固な接着性とその耐久性を付与する。
本発明は主として歯科の分野を対象としてなされたも
のであるが、本発明によるプライマー組成物は他の分
野、例えば外科、整形外科、形成外科等の分野において
も利用可能な汎用性の高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−240712(JP,A) 特開 平1−144487(JP,A) 特開 昭60−45510(JP,A) 特開 昭63−279851(JP,A) 特開 昭62−223289(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 6/00 A61K 25/00 C09J 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)水0.5〜90重量%、(ii)水酸基を
    有する重合性化合物5〜90重量%、(iii)酸基を有す
    る重合性化合物0.1〜90重量%、および(iv)酸基を有
    するアミノ化合物0.01〜30重量%を含有するプライマー
    組成物。
  2. 【請求項2】成分(i)〜(iv)を任意の2以上に分割
    して成る請求項1記載のプライマー組成物。
  3. 【請求項3】有機溶媒および/または棚寿命用安定剤を
    さらに含有する請求項1または2記載のプライマー組成
    物。
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