JP2895945B2 - 農作業車 - Google Patents

農作業車

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンの動力を変速機構を介して走行車
輪に伝えるように伝動系を構成し、前記エンジンの出力
回転数を検出する回転数検出手段を備えるとともに、作
業走行に伴って、前記回転数検出手段による検出値が、
アクセルレバーの操作に対応した所定の回転数特性値以
下に減少すると、前記変速機構を自動減速させる減速制
御手段を備えた農作業車に関する。
〔従来の技術〕
上記農作業車において、従来では、アクセルレバーを
最大出力位置に設定してある状態において、作業負荷に
よってエンジン出力が無負荷最大出力回転数から、所定
のレベルまで回転数が下がると、変速機構を自動減速さ
せるよう構成したものが考えられた(例えば、本出願人
による特願平1−19240号参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来構造においては、自動減速が開始
される回転数レベルが一定であるために、作業条件によ
って次のような不具合が生じていた。
例えば、重粘度質の土壌において作業深さが大きい場
合等においては、機体を走行させながら作業を開始した
際、急激に過大負荷が掛かり、上記したような自動減速
制御が働き始める前に、エンジンが停止してしまうおそ
れがあった。又、このような過大負荷状態を考慮して回
転数レベルを高く設定しておくと、比較的作業負荷の軽
い土壌で作業するときは、不必要に自動減速が行われ、
作業能率を低下させてしまう欠点があった。
本発明は、合理的改良により、上記不具合点を解消す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかる農作業車は、エンジンの動力を変速機
構を介して走行車輪に伝えるよう伝動系を構成し、前記
エンジンの出力回転数を検出する回転数検出手段を備え
るとともに、作業走行に伴って、前記回転数検出手段に
よる検出値が、アクセルレバーの操作に対応した所定の
回転数特性値以下に減少すると、前記変速機構を自動減
速させる減速制御手段を備えた農作業車であって、前記
減速制御手段を、前記エンジンから前記走行車輪への伝
動系に介装した主クラッチが入り状態で、かつ対地作業
可能な状態か否かを判別する判別手段を設け、該判別手
段が前記主クラッチが入り状態、かつ対地作業可能状態
と判断しているときにのみ作動可能に構成するととも
に、前記所定の回転数特性値を人為操作によって変更調
節自在な変更操作手段を備えてあることを特徴構成とす
る。
〔作 用〕
例えば重粘度値の土壌等、作業開始と略同時に大きな
作業負荷が掛かる作業条件の場合には、前記自動減速の
制御基準となる回転数特性値を比較的高いレベルに設定
しておくと、エンジンに対して過大負荷が掛かる前に機
体の走行速度が減少するので、エンストの生じるおそれ
が少なくなる。
又、通常の作業では作業負荷が比較的軽く、突発的に
異物等の存在で過大負荷の掛かるおそれのあるような作
業条件では、前記特性値を比較的低いレベルに設定して
おくと、頻繁に減速制御が働くことがなく、作業能率が
向上する。
さらに、非作業時のとき、具体的には路上走行時やト
ラックの荷台等に載せるとき等において、不当にエンジ
ン回転数が低下した場合でも、主クラッチ入り状態でか
つ対地作業時であるとの検出がなされていなければ、何
らエンジン回転数の低下に伴う低速側への変更を行わな
いから、不当に軽負荷状態に戻って逆に高速状態に切り
替わってしまう等の不具合の発生を抑制できる。
すなわち、主クラッチが入り状態で、かつ対地作業可
能な状態が判別手段で判別されるときにのみ、減速制御
手段を作動可能に構成してあるから、路上走行時等、非
作業時の走行では減速制御手段が働かないようになって
おり、その減速制御手段が路上走行時も作動して、例え
ば畦へ乗り上がるときや運搬車の荷台に歩み板で乗り上
がるとき等非作業時に傾斜地を登り走行して、次いで平
地に走行状態に変わるような走行をしている場合に、重
負荷状態から軽負荷状態に切り替わることによって不当
に高速走行状態になる等の不具合を回避できる。
〔発明の効果〕
従って、圃場の硬軟の程度など、圃場状況等に応じて
自動減速の開始レベルを予め人為的に変更できるので、
常にエンジンに対して適正負荷を維持できるものとな
り、結果的にエンストあるいは頻繁な減速等による作業
走行の妨げとなる弊害を防止できて作業能率が更に向上
するものとなる。しかも、非作業時のときは、不当に車
速が大きく変動するような自動減速制御を行わないの
で、作業者にとって操縦し易くなるに至った。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に本発明に係る農作業車の一例である乗用型田
植機を示している。この田植機は、乗用型走行機体の後
部に苗植付装置(1)を連結して構成してあり、走行機
体は前部にエンジン(2)を搭載するとともに、このエ
ンジン(2)の動力を、割プーリ型のベルト式無段変速
装置(3)及びギア式主変速装置(図示せず)を内装し
たミッションケース(4)を介して前後車輪(5),
(6)並びに前記苗植付装置(1)に供給して、走行し
ながら苗植付け作業を行えるよう構成してある。
次に走行機体の変速制御機構について説明する。
第1図に示すように、前記ベルト式無段変速装置
(3)は、割プーリ間隔を電動シリンダ(7)の伸縮駆
動により乗り上がりカム機構(8)を介して変更調節し
て変更操作を行うよう構成してある。又、前記電動シリ
ンダ(7)は、機体の操縦部パネル(9)に設けた変速
レバー(10)の操作量に対応して駆動するよう構成して
ある。
つまり、変速レバー(10)の操作量を検出する第1ポ
テンショメータ(PM1)の検出設定量と、電動シリンダ
(7)の伸縮量を検出する第2ポテンショメータ(P
M2)のフィードバック検出量とが一致するよう制御装置
(11)が電動シリンダ(7)を駆動制御するようサーボ
操作系を構成してある。
又、前記無段変速装置(3)は、エンジン(2)を最
大出力状態に設定して植付走行している際に、作業負荷
に起因してエンジン(2)の出力回転数が所定の特性値
以下に減少すると、前記変速レバー(10)の操作に拘ら
ず、無段変速装置(3)を自動減速制御させる減速制御
手段(A)を備えてある。詳述すると、エンジン(2)
の出力回転数を検出する電磁式回転数センサ(S)〔回
転数検出手段の一例〕を備えるとともに、アクセルレバ
ー(12)が最大出力位置に操作されたことを検出するア
クセルスイッチ(SW1)と主クラッチペダル(13)が切
操作されたことを検出するクラッチスイッチ(SW2)と
を設け、前記各スイッチ(SW1),(SW2)及び回転数セ
ンサ(S)の出力がマイクロコンピュータを内蔵した前
記制御装置(11)に与えられるよう構成し、制御装置
(11)が以下の如く制御動作を実行する。
つまり、第2図に示すように、エンジン(2)が始動
された後、アクセルスイッチ(SW1)が検出状態、即
ち、クラッチ切り状態であるとき、ギア式主変速機構が
植付用前進第1速にあることを検出する第1速スイッチ
(図示せず)が非検出状態であって、かつ、強制減速ス
イッチ(SW3)が操作された状態であるとき、及び、苗
植付装置(1)の昇降操作用操作スイッチ(14)が植付
作業位置にないとき、の夫々においては、前記無段変速
装置(3)の最低速操作状態に保持する(ステップS1
S5)。ここで、第2図におけるステップS1及びステップ
S5は判別手段による判別過程に相当するとともに、判別
手段は制御装置(11)に備えられている。
そして、第1速スイッチが検出状態であると、回転数
センサ(S)、第1及び第2ポテンショメータ(P
M1),(PM2)の出力を読込み(ステップS6)、各ポテ
ンショメータ(PM1),(PM2)の出力が一致するまで電
動シリンダ(7)をゆっくりと増速作動させる(ステッ
プS7)。次に、アクセルスイッチ(SW1)が検出状態で
あって(ステップS8)、強制モード変更スイッチ(S
W4)が入状態でなければ(ステップS9)、作業負荷によ
りエンジン回転数が所定の第1設定回転数(N1)まで減
少すると(第3図のラインl1参照)、無段変速装置
(3)を自動的に減速操作する(ステップS10,S11)。
そして、エンジン回転数が第1設定回転数よりも高速側
の第2設定回転数(N2)まで増速復帰すると、無段変速
装置(3)の自動減速作動を停止させる(ステップS12,
S13)。アクセルレバー(12)が最大出力位置に設定し
ていない場合、あるいは、作業負荷によりエンジン回転
数の低下が少ない場合には、上記したように、第1及び
第2ポテンショメータ(PM1),(PM2)夫々の出力が一
致するまで電動シリンダ(7)を駆動する変速操作制御
を実行する(ステップS14,S15,S16)。
そして、この田植機には、土壌状態等の作業状況に応
じて、前記第1設定回転数および第2設定回転数を人為
調節自在なポテンショメータ式の回転数設定器(15),
(16)を備えている。
即ち、第1回転数設定器(15)〔変更操作手段〕を操
作することで、第1設定回転数(N1)が例えば第3図の
ラインl2に示すように(N1′)まで設定変更され、作業
開始と同時に急激にエンジン回転数が低下するような重
粘度質のような土壌では、エンストが生じることなく有
効な自動減速制御が行える。又、同様にして、第2回転
数設定器(16)を操作することで第2設定回転数(N2
が変更され、エンジン負荷に対する適正な変速制御が実
行されるのである。
又、前記回転数センサ(S)に不具合が発生し、エン
ジンの回転数の検出が行えなくなった場合には、前記強
制モード変更スイッチ(SW4)を入操作しておくと、回
転数センサ(S)からの出力に無関係に、上記変速操作
制御を実行することができる(ステップS9)。尚、ステ
ップS10〜S13により減速制御手段(A)を構成する。
〔別実施例〕
前記第1回転数設定器(15)はポテンショメータ型式
のものに代えて、複数有段階に切換える型式のものでも
よい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る農作業車の実施例を示し、第1図は
制御系統図、第2図は制御フローチャート、第3図は回
転数特性図、第4図は田植機の全体側面図である。 (2)……エンジン、(3)……変速機構、、(5),
(6)……車輪、(12)……アクセルレバー、(15)…
…変更操作手段、(A)……減速制御手段、(S)……
検出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 61/00 F16H 59/42 A01D 69/00 A01C 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(2)の動力を変速機構(3)を
    介して走行車輪(5),(6)に伝えるように伝動系を
    構成し、前記エンジン(2)の出力回転数を検出する回
    転数検出手段(S)を備えるとともに、作業走行に伴っ
    て、前記回転数検出手段(S)による検出値が、アクセ
    ルレバー(12)の操作に対応した所定の回転数特性値以
    下に減少すると、前記変速機構(3)を自動減速させる
    減速制御手段(A)を備えた農作業車であって、 前記減速制御手段(A)を、前記エンジン(2)から前
    記走行車輪(5),(6)への伝動系に介装した主クラ
    ッチが入り状態で、かつ対地作業可能な状態か否かを判
    別する判別手段を設け、該判別手段が前記主クラッチが
    入り状態、かつ対地作業可能状態と判断しているときに
    のみ作動可能に構成するとともに、前記所定の回転数特
    性値を人為操作によって変更調節自在な変更操作手段
    (15)を備えてある農作業車。
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