JP2893002B2 - プレハブ家屋 - Google Patents

プレハブ家屋

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JP2893002B2
JP2893002B2 JP5126997A JP5126997A JP2893002B2 JP 2893002 B2 JP2893002 B2 JP 2893002B2 JP 5126997 A JP5126997 A JP 5126997A JP 5126997 A JP5126997 A JP 5126997A JP 2893002 B2 JP2893002 B2 JP 2893002B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレハブ家屋に関
し、特に組立・解体が便利なプレハブ家屋に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活水準の向上にともない、日常
居住する家宅のほかに、郊外にレジャー用の軽量家屋や
移動可能なコンテナ家屋を備えている者が少なくない。
そのうち、従来のレジャー用の軽量家屋はほとんどが固
定状態に組立られて、解体すると突合せ部や継ぎ目が壊
れる恐れがあると共に、一旦建てると簡単に移動するこ
とができない。一方、従来のコンテナ家屋は車の牽引で
移動可能ではあるが、かなりの重量があって価格も高
く、且つ分解したり新たに組み立て直すことができな
い。したがって、業界では、従来のレジャー用軽量家屋
やコンテナ家屋が簡単便利に組立・解体できないことか
ら、消費者である大衆の需要に応えるべく組立・解体が
便利なプレハブ家屋の研究が続けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の軽
量家屋やコンテナ家屋における問題点に鑑み、本発明
は、組立・解体が便利なプレハブ家屋を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、側辺沿いに互いに連通する上向き開口の
溝軌道を形成すると共に、該溝軌道の外側面に適当な上
下方向の間隔をおいて両ガイド突条を平行に延設して横
向きの挟着溝を形成する基礎框枠と、上記挟着溝に嵌設
して、上記基礎框枠のほぼ全面に平坦面を形成する基板
と、上記基板上面の上記挟着溝に予め残された隙間に差
込み装着されて、該基板上面を装飾する多数の床板とを
具えて地面上に固設される床ユニット、横並びに連接さ
れる複数の壁部材の下端を上記溝軌道に嵌着して形成さ
れ、各壁部材が、両主柱と複数本の互いに隣接する両主
柱間に架設される横梁及び両主柱間の外側面に張設され
る複数の壁板を含んでおり、上記両主柱はそれぞれの角
隅に接合溝を設けられ、且つ主柱の各側面に互いに対称
な対の縦向き連接溝を形成して、該連接溝と上記複数本
の横梁の両側縁の内部に設けられた嵌合通路を連結材に
より連結して上記複数本の横梁を上記両主柱間に架設
し、更にほぼ90度にわたって円弧状に湾曲する角隅整
合材の内側面に凸設された接合突条を上記接合溝に内嵌
して、上記角隅整合材と主柱との間に壁板の側縁を銜着
挟持して該壁板を主柱ないし両主柱間の側面に張設する
壁ユニット、及び上記壁ユニットの上端縁に被覆装設さ
れて、適当な間隔で対応する両框枠材と、該両框枠材間
のほぼ中央部位に位置付けられて互いに隣接対応して適
当な夾角をなす両棟梁材と、棟梁材及び框枠材との間に
跨設される屋根葺材とを具えており、各框枠材の下端部
に嵌合溝を形成して、上記両框枠材をそれぞれの嵌合溝
により上記壁ユニットの互いに相対する両壁部材の主柱
の上端に嵌着させ、且つ該両棟梁材の外側辺に銜着溝を
形成して、屋根葺材の主柱の一端を棟梁材の銜着溝に挿
着し、該主柱の他端を斜め下向きに延伸させて対応する
框枠材に載置することにより、その上面に張設される屋
根葺材の下端縁が上記壁ユニットの上端縁を覆うように
設けられた屋根ユニット、を組合わせて構成される。
【0005】そして、本発明の具体的な実施の態様にお
いては、各ユニット部材について更に細部にわたって組
立や解体がし易いように構造上色々と工夫を凝らしてい
る。
【0006】上記のように構成された本発明は、その床
ユニットを基礎框枠により地面に固定してから、組立完
了した壁部材を互いに横並びに接合させるようにそれぞ
れの下端を基礎框枠の溝軌道内に嵌挿して壁ユニットを
囲い形成し、しかる後に壁ユニットの互いに相対する両
壁部材上端縁にそれぞれ互いに相対する框枠材を嵌設し
て、互いに対応接続して底面に180度よりも小さい適
当な夾角を形成した両棟梁材の外側端にそれぞれ屋根葺
材を銜接し、該屋根葺材の外側端縁が壁ユニット上端縁
の框枠材を被覆するように屋根ユニットを形成して、嵌
合または係着若しくはほぞ接ぎ手法により各構成部材の
組立作業を容易に完成させ得ると共に、この組立作業の
順序を逆に行なって組立完了した軽量家屋を容易に解体
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態例に基
づいて具体的に説明するが、本発明はこの例だけに限定
されるものではない。図1は、本発明における好ましい
実施例の立体斜視図で、図示の如く、本発明のプレハブ
家屋は、地面上に固設される床ユニット1、床ユニット
1上面に適当な屋内面積を囲うように立設される壁ユニ
ット3、及び壁ユニット3上端部に跨がって被覆する屋
根ユニット5などを含み、これらのユニットは特に工夫
設計されて、組立・解体が簡単且つ便利であるように形
成される。
【0008】図2は、本実施例における床ユニットと主
柱との組立状態を示す部分的な斜視図で、図示の如く、
床ユニット1は基礎框枠10、該基礎框枠10が囲んだ
部分に嵌設される基板16、及び該基板16上に敷設さ
れる多数の床板18を具えている。そのうち、基礎框枠
10は一方の側辺が開放状態を呈したほぼ平面四角形状
の枠体であって、該基礎框枠10の三方側辺沿いに互い
に連通する溝軌道100を形成し、該溝軌道100の各
内側面にそれぞれ別々に対応連通する対の凹溝102を
設ける。また、該溝軌道100の外側面に適当な垂直間
隔に横向きの両ガイド突条104を延設し、該両ガイド
突条104の間を挟着溝106として形成すると共に、
基板16の厚さを該挟着溝106の幅よりやや小さくし
て、上記基板16の側縁を基礎框枠10の開放側辺より
互いに相対するガイド突条104からなる挟着溝106
内に差込み嵌着させ、基板16により基礎框枠10に平
坦面を形成する。しかる後、更に上記多数の床板18を
基礎框枠10の開放側辺より予め設計残留された基板1
6上面と挟着溝106との隙間に差込み装着させて、基
板16の上面を装飾して美観を保たせる。
【0009】図3は図2におけるA部分の側視断面を示
す図で、図2を併せて参照すれば分かるように、その床
ユニット1の基礎框枠10における溝軌道100内は壁
ユニット3の主柱40下端部を挿着収容でき(ここでは
主柱40を簡単に表示したが、その詳細な構造は後で詳
述する)、該主柱40は基礎框枠10のそれぞれ角隅の
溝軌道100内に挿着して、複数の固定部材12の両端
を溝軌道100両内側面の互いに対応する凹溝102内
に位置付け、且つこれら固定部材12の胴部を横向きに
主柱40の外側面に当接させることにより該主柱40の
下端部を溝軌道100内に定着させる。固定部材12は
引締めねじ(ターンバックル、Turnbuckle) であって、
その回転筒体120の両端にそれぞれねじ122を螺着
挿入して、該両ねじ122の他端を溝軌道100の両内
側面の互いに対応する凹溝102内に挿込み、該回転筒
体120を適当に回転して両ねじ112を相対的に内向
き或いは外向きに移動させることにより、該固定部材1
2を溝軌道100内に当接突張りさせ、或いは離脱させ
るのである。
【0010】図4は本発明における好ましい実施例の壁
ユニットの組立完了状態における上視図で、図5が該実
施例の壁ユニット及び主柱の部分切断分解斜視図であ
る。図示の如く、本実施例の壁ユニット3は複数の壁部
材4を互いに接合して囲い形成され、各壁部材4は両主
柱40、複数本の互いに隣接する両主柱40間に架設さ
れる横梁41、複数の該横梁41と主柱40を連結する
連結材42、複数の両隣接主柱40間の外側面に接着張
設される例えばアルミ材でなる壁板43、及び複数の該
壁板43を主柱40に固定させる外丸味部材44等を含
み、そのうち、該主柱40は内部が中空の方形柱体であ
って、その各角隅に縦向きの接合溝400を設け、且つ
該主柱40の各側面に対の互いに対称な縦向き連接溝4
01を形成して、該主柱40を図3に示した状態で床ユ
ニット1と結合させる。横梁41は中空状の断面凹字型
柱体であって、該横梁41の凹んだ溝状をなす面の両側
縁内部に嵌合通路410を形成する。連結材42の一端
は固定端420として設けられており、該固定端420
の他端に適当な間隔で外向きに平行延伸する両連接片4
21を形成し、かつ固定端420を主柱40の連接溝4
01に装着して、該固定端420と連接溝401との間
にある隙間に係止手段422を挿込み嵌着させることに
より、連結材42の固定端420を主柱40の連接溝4
01内に係止固定させる。そして、固定端420により
隣接する両主柱40の相対するそれぞれ同一側面に取付
けられた両連結材42は、その他端の連接片421を横
梁41両端のそれぞれ両嵌合通路410に嵌挿させて、
該横梁41を両主柱40の間に架設することができる。
壁板43は適当な厚さの平板部材であって、その一方側
縁の厚さを内縮させてありほぞ430を形成し、その他
方側縁に該ありほぞ430と対応嵌接可能なあり溝43
1を設けて、該ありほぞ430とあり溝431との嵌接
により両壁板43を同一平面に接合できるようにする。
外丸味部材44はその外側壁の縦向き中央部沿いに円弧
湾曲した円弧部440を形成して、円弧部440の内側
面に縦向きに延伸する接合突条441を設け、且つ該接
合突条441を主柱40角隅の接合溝400に内嵌させ
て、該外丸味部材44の円弧部440と主柱40との間
により壁板43の側縁を銜着挟持すると、該壁板43を
主柱40ないし両主柱40間の外側面に張設することが
できる。
【0011】また、図4に示すように、各壁部材4の主
柱40における上記外丸味部材44が嵌着した角隅と対
角線上で対応する内側角隅の間に壁板43を張設して内
側壁を形成し、該内、外壁板43,43により主柱40
及び横梁41を遮蔽隠匿させるようにしてもよく、その
内壁板43は、主柱40の内側角隅の接合溝400に内
丸味部材45に設けた嵌接突条450を嵌着させた際
に、該嵌接突条450の両側より45度向きに適当な間
隔で平行に延設された両銜接片451の形成する銜着溝
452により側縁を銜着挟持されて、両主柱40の内側
角隅間に張設されるのである。そして、壁部材4の横梁
41と内、外壁板との間にはそれぞれ適当な隙間があっ
て、該横梁41と外壁板43との間に断熱材46を張設
して、該横梁41と内壁板43との間に防音材47を張
設し、且つ主柱40の中空内部にも断熱材46を充填す
ると、該壁部材4に外壁面の断熱と内壁面の防音との二
つの機能を具えさせることができる。
【0012】図6は本発明の好ましい実施例における屋
根ユニット組立状態の断面図で、図7が上記屋根ユニッ
トの分解斜視図である。図示の如く、本実施例の屋根ユ
ニット5は、適当な間隔をおいて対応する両框枠材5
0、両框枠材50の間のほぼ中央部位に位置付けられて
互いに隣接対応して適当な夾角をなす両棟梁材52、及
び棟梁材52と框枠材50との間に跨設される屋根葺材
4′等からなり、断面ほぼH字形状を呈する該框枠材5
0の下端部には嵌合溝500が形成されて、上記両框枠
材50をそれぞれの嵌合溝500により上記壁ユニット
3の互に相対する両壁部材4の主柱40(図6の一点鎖
線が表示した部分)の上端に嵌着させ、框枠材50の上
端部の両側に内側が高く外側が低い直立平行状のフラン
ジ部502を形成して、該両フランジ部502に適当な
間隔を置いて直交する向きの欠け溝504を設ける。該
両棟梁材52はそれぞれの外側辺に横斜め下向きの銜着
溝520を具えていると共に、該両棟梁材52の内側上
端部にそれぞれヒンジ状のナックル521を設けられて
おり、軸ピン522をそれらナックル521に通すこと
により両棟梁材52が枢接される。該両棟梁材52は互
いに対向する内側面下端沿い及び底部に互いに平行に対
応する両溝道523を形成しており、両固定部材54の
両端をそれぞれの対応する溝道523内に位置付けて、
両棟梁材52を突張って適当な夾角を形成させる。固定
部材54は引締めねじであって、その回転筒体540の
両端にそれぞれねじ542を螺着挿入させ、該両ねじ5
42の他端を溝道523内に位置付けて、該回転筒体5
40を適当に回転して該両ねじ542を相対的に内向き
に或いは外向きに移動させることにより、両棟梁材52
の夾角を調整するのである。そして、上記のように連結
した両棟梁材52の上面に棟板56を張付けて、雨水が
両棟梁材52の枢接された間隙から漏れるのを防止す
る。該屋根ユニット5の屋根葺部材4′は上記壁ユニッ
ト3の壁部材4と構造が同じなので、ここでは重複する
説明を省くと共に、図6、図7における屋根葺材4′も
単に簡略図として表示するにとどめる。
【0013】図8は図6におけるVIII−VIII線断面図
で、図6、図7も併せて参照すれば、図示の如く、本発
明の屋根ユニット5は屋根葺材4′の主柱40′(その
構造は壁ユニット3の主柱40と同様なので、図7は簡
略表示にとどめる)の一端を棟梁材52の銜着溝520
に挿着して、該主柱4′の他端を外斜め下向きに延伸さ
せて対応する框枠材50の欠け溝504に載置し、且つ
その上面に張設される屋根葺材4′を適当な傾斜に保っ
て、該屋根葺材4′の下端縁が上記壁ユニット3の上端
縁を覆うようにする。そして、図8は図6におけるVIII
−VIII線断面を示したもので、屋根ユニット5における
屋根葺材4′の主柱40′に嵌設される外丸味部材4
4′は、該屋根ユニット5の屋根板43′と壁ユニット
3の壁板43(図8の一点鎖線が示す如く)を互いに直
交させた状態に銜接できる。
【0014】上記各図の説明から分かるように、本実施
例のプレハブ家屋は、その床ユニット1を基礎框枠10
により地面に固定してから、組立完了した壁部材4を互
いに横並び接合させるようにそれぞれの下端を基礎框枠
10の溝軌道100内に嵌挿して壁ユニット3を囲い形
成し、しかる後に壁ユニット3の互いに相対する両壁部
材4上端縁にそれぞれ互いに相対する框枠材50を嵌設
して、互いに対応接続して底面に180度より小さい適
当な夾角を形成した両棟梁材52の外側端にそれぞれ屋
根葺材4′を銜接し、該屋根葺材4′の外側端縁が壁ユ
ニット3上端縁の框枠材50を被覆するように屋根ユニ
ット5を形成させて、このように嵌合・銜接手段により
各構成部材の組立作業を完成すると共に、この組立作業
の順序を逆に行なって組立完了した軽量家屋を解体する
ことができる。
【0015】図9は本発明におけるもう一つの好ましい
実施例の壁部材の組立完了状態の横断面を示す上視図
で、図示の如く、本実施例の一方側辺の壁部材6におけ
る両主柱60の間にもう1つの主柱60を増設してもよ
く、隣接する両主柱60間の横梁61の結構強度を向上
させることができる。その両主柱60の間に増設される
主柱60の各側辺は更に中接材68と係合する中接溝6
02を設けられて、中接材68は中接溝602に嵌合す
るほぞヘッド680を具えており、且つほぞヘッド68
0の他端に主柱60の側辺と平行する銜接片682を形
成して、中接材68のほぞヘッド680を中接溝602
に嵌合させた際に、中接材68の銜接片682と主柱6
0の側壁が形成した間隙に壁板63の側縁を挿入銜接し
て、壁板63を中間主柱60に固定させ得るようにす
る。
【0016】図10は本発明における更にもう一つの好
ましい実施例の壁部材の横梁結構を示す断面図である。
図示の如く、本実施例の横梁7の底面両外側にはそれぞ
れ接合材8が嵌設されており、該接合材8はH字形状を
呈して上、下端にそれぞれ装着溝80,81を形成さ
れ、左右両接合材8の互いに相対する側面に接合条82
を凸設して、それぞれ接合条82の凸伸した端部上方に
固定条820を形成し、且つ接合条82の下方における
該接合材8の側面にもう1つの固定条83を設けて、該
固定条83と接合材8との間に凹溝830を形成する。
そして、横梁7の底面の両側にそれぞれ接合材8と係合
する係止材70を設けて、該係止材70の上部に下向き
に延伸して上記接合条82の固定条820と係合する係
止条700を形成し、更に係止材70の下方に上向きに
延伸して上記接合材8の凹溝830に嵌着する係止凸起
702を装設すると共に、係止材70に上記接合条82
の底面に当接する補強条704を設けて接合材8が横梁
7の底面外側に係着連結するときの安定性を強化する。
また、このように接合材8の上、下装着溝80,81に
より、隣接する横梁7の間に断熱材76或いは防音材7
7を張設することができる(図10の一点鎖線参照)。
【0017】
【発明の効果】上記のように本発明は、その床ユニッ
ト、壁ユニット及び屋根ユニットを嵌合または係着若し
くはほぞ接ぎ手法などにより互いに組合わせているの
で、組立・解体するのが便利であると同時に、組立解体
の際に主要部材を破壊する恐れがなく、確実に実用性及
び使用上の融通性を具えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における好ましい実施例の立体斜視図で
ある。
【図2】上記実施例における床ユニットと主柱の部分組
立斜視図である。
【図3】図2におけるA部分の側視断面図である。
【図4】上記実施例における壁ユニットの組立状態の横
断面を示す上視図である。
【図5】上記実施例における壁部材の局部の部分切断分
解斜視図である。
【図6】上記実施例における屋根ユニットの組立完了の
横断面図である。
【図7】上記実施例における屋根ユニットの分解斜視図
である。
【図8】図6におけるVIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明におけるもう一つの好ましい実施例の壁
部材の組立状態を示す横断平面図である。
【図10】更にもう一つの好ましい実施例の壁部材にお
ける横梁の側視断面図である。
【符号の説明】
1…床ユニット 10…基礎框枠 100…溝軌道 102…凹溝 104…ガイド突条 106…挟着溝 16…基板 18…床板 3…壁ユニット 40…主柱 400…接合溝 401…連接溝 41…横梁 410…嵌合通路 42…連結材 420…固定端 421…連接片 43…壁板 44…外丸味部材 440…円弧部 441…接合突条 5…屋根ユニット 50…框枠材 500…嵌合溝 502…フランジ部 504…欠け溝 52…棟梁材 520…銜着溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/343 E04B 1/02 E04B 1/04 E04B 1/76

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側辺沿いに互いに連通する上向き開口の
    溝軌道を形成すると共に、該溝軌道の外側面に適当な上
    下方向の間隔をおいて両ガイド突条を平行に延設して横
    向きの挟着溝を形成する基礎框枠と、上記挟着溝に適当
    な隙間を残すように嵌設して、上記基礎框枠のほぼ全面
    に平坦面を形成する基板と、上記基板上面の上記挟着溝
    に残された隙間に差込み装着して、該基板上面を装飾す
    る多数の床板とを具えて地面上に固設される床ユニッ
    ト、 横並びに接合される複数の壁部材の下端を上記溝軌道に
    嵌着してなり、各壁部材が、両主柱と複数本の互いに隣
    接する両主柱間に架設される横梁及び両主柱間の外側面
    に張設される複数の壁板を含んでおり、上記両主柱はそ
    れぞれの角隅に接合溝を設けられ、且つ主柱の各側面に
    互いに対称な対の縦向き連接溝を形成して、該連接溝と
    上記複数本の横梁の両側縁の内部に設けられた嵌合通路
    を連結材により連結して上記複数本の横梁を上記両主柱
    間に架設し、更に両面が交叉している角隅を丸める外丸
    味部材の内側面に凸設された接合突条を上記接合溝に内
    嵌して、上記外丸味部材と主柱との間に壁板側縁を銜着
    挟持して該壁板を主柱ないし両主柱間の側面に張設する
    壁ユニット、及び上記壁ユニットの上端縁に被覆装設さ
    れて、適当な間隔で対応する両框枠材と、該両框枠材間
    のほぼ中央部位に位置付けられて互いに隣接対応して適
    当な夾角をなす両棟梁材と、棟梁材及び框枠材との間に
    跨設される屋根葺材とを具えており、各框枠材の下端部
    に嵌合溝を形成して、上記両框枠材をそれぞれの嵌合溝
    により上記壁ユニットの互いに相対する両壁部材の主柱
    の上端に嵌着させ、且つ該両棟梁材の外側辺に銜着溝を
    形成して、屋根葺材の主柱の一端を棟梁材の銜着溝に挿
    着し、該主柱の他端を斜め下向きに延伸させて対応する
    框枠材に載置することにより、その上面に張設される屋
    根葺材の下端縁が上記壁ユニットの上端縁を覆うように
    設けられた屋根ユニット、を組合わせてなるプレハブ家
    屋。
  2. 【請求項2】 上記連結材の一端を固定端として、該固
    定端の他端に適当な間隔で外向きに平行延伸する両連接
    片を形成し、且つ該連結材を該固定端により主柱の連接
    溝に嵌設して、該主柱の同一側面における両連結材の連
    接片をそれぞれ横梁の嵌合通路に嵌挿して該横梁を両主
    柱間に架設し、更に該連結材と主柱との間に係止手段を
    挿込み嵌着させて、該連結材の固定端を主柱の連接溝内
    に係止固定させるようにしてなる請求項1に記載のプレ
    ハブ家屋。
  3. 【請求項3】 上記屋根ユニットの両框枠材の上端部の
    両側に内側が高く外側が低い両直立平行状のフランジ部
    を形成して、該両フランジ部に適当な間隔を置いて直交
    する向きの欠け溝を設け、該屋根ユニットの屋根葺材の
    主柱の外側端を上記欠け溝内に載置するようにしてなる
    請求項1に記載のプレハブ家屋。
  4. 【請求項4】 上記基礎框枠の溝軌道の各内側面にそれ
    ぞれ別々に対応連通する複数の凹溝を設けると共に、複
    数の固定部材の両端を互いに対応する凹溝内に嵌入させ
    て溝軌道内に横向きに架設し、これら固定部材の胴部を
    横向きに上記主柱の外側面に当接させることにより、該
    主柱の下端部を上記溝軌道内の所定位置に定着させるよ
    うにしてなる請求項1に記載のプレハブ家屋。
  5. 【請求項5】 上記壁部材の壁板の一方側縁の厚さを内
    縮させてありほぞを形成し、その他方の側縁に該ありほ
    ぞと対応嵌接可能なあり溝を設けて、該ありほぞとあり
    溝との嵌接により両壁板を同一平面に接合できるように
    してなる請求項1に記載のプレハブ家屋。
  6. 【請求項6】 上記各壁部材の主柱における上記外丸味
    部材を設けた角隅と対角線上で対応する内側角隅の間に
    内壁板を張り巡らして、該内壁板と上記外壁板とで主柱
    及び横梁を遮蔽隠匿し、その内壁板の側縁を、主柱の内
    側角隅の接合溝に内丸味部材に形成した嵌接突条を嵌着
    させた際に、該嵌接突条胴部両側よりほぼ45度向きに
    適当な間隔で平行延設した両銜接片が形成する銜着溝に
    より銜着挟持するようにし、該横梁と外壁板との間に断
    熱材を張設して、該横梁と内壁板との間に防音材を張設
    すると共に、上記主柱の中空内部にも断熱材を充填する
    ようにしてなる請求項1に記載のプレハブ家屋。
  7. 【請求項7】 上記壁部材における両主柱の間にもう1
    つの主柱を増設して、隣接する両主柱間の横梁結構強度
    を向上させ、その両主柱の間に増設される主柱各側辺に
    中接材と係合する中接溝を設けて、該中接材の一端に該
    中接溝と嵌合するほぞヘッドを形成し、且つ該中接材の
    他端に主柱の側辺と平行する銜接片を形成して、該中接
    材のほぞヘッドが中接溝に嵌合した際に、該中接材の銜
    接片と主柱側壁が形成した間隙に壁板の側縁を挿入銜接
    して、壁板を該中間主柱に固定させるようにしてなる請
    求項1に記載のプレハブ家屋。
  8. 【請求項8】 上記壁部材の横梁底面の両外側にそれぞ
    れ接合材を嵌設して、該接合材の上、下端にそれぞれ装
    着溝を形成すると共に、左右両接合材の互いに相対する
    側面に接合条を凸設して、それぞれ接合条の凸伸した端
    部上方に固定条を形成し、且つ該接合条下方における上
    記接合材の側面にもう1つの固定条を設けて、該固定条
    と上記接合材との間に凹溝を形成し、更に上記横梁の底
    面の両側にそれぞれ上記接合材と係合する係止材を設け
    て、該係止材の上部に下向きに延伸して上記接合条の固
    定条と係合する係止条を形成し、更に該係止材の下方に
    上向きに延伸して上記接合材の凹溝に嵌着する係止凸起
    を装設して、該係止材の上記接合条の底面に当接する補
    強条を設けて該接合材が上記横梁の底面外側に係着連結
    するときの安定性を強化し、該接合材の上、下装着溝に
    より隣接する上記横梁の間の断熱材或いは防音材を張設
    できるようにしてなる請求項1に記載のプレハブ家屋。
  9. 【請求項9】 上記両棟梁材の各内側上端部にそれぞれ
    ヒンジ風のナックルを設けると共に、軸ピンを上記ナッ
    クルに通して該両棟梁材を枢接させ、該両棟梁材の互い
    に対向する内側面の下端沿い及び底部に互いに平行に対
    応する両溝道を形成して、両固定部材の両端をそれぞれ
    の対応する溝道内に位置付けて上記両棟梁材を突張って
    適当な夾角を形成させるようにしてなる請求項1に記載
    のプレハブ家屋。
  10. 【請求項10】 上記両棟梁材上面に棟板を張付けて、
    該両棟梁材の枢接間隙から雨が漏るのを防止するように
    してなる請求項9に記載のプレハブ家屋。
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