JP2004060425A - 木造の簡易建物 - Google Patents

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Junichiro Kamei
亀井 順一郎
Yukio Kita
北 幸穂
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ISHIKAWAKEN SHINRIN KUMIAI REN
ISHIKAWAKEN SHINRIN KUMIAI RENGOKAI
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ISHIKAWAKEN SHINRIN KUMIAI REN
ISHIKAWAKEN SHINRIN KUMIAI RENGOKAI
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Abstract

【課題】外観体裁が良好な高断熱の壁面を構築する。
【解決手段】枠状に組み合わせる土台11、11…上に立設する柱材21、21…と、柱材21、21…の間に多段に積み重ねる壁材22、22…と、柱材21、21…上の梁材31、31…に設置する屋根41、41…とを組み合わせる。
壁材22、22…は、下段の上面の突条を上段の下面の係合溝に嵌合させるとともに、それぞれの両端のほぞを柱材21、21…の保持溝に差し込み、木造の壁面を形成することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、外観体裁が良好な高断熱の壁面を形成することができる木造の簡易建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
簡易トイレなどの壁面は、合成樹脂板や鋼板などの板材により形成するのが一般的である。
【0003】
すなわち、壁面は、柱や間柱などの構造材に対し、ねじ止めや、溶接などの手法により板材を固定し、形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、板材は、壁面を単なる平面に形成するから、外観上の変化に乏しく、高級感を演出し難い上、熱伝導性が良好であるため、十分な断熱性を得ることが難しいという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、柱材の間に木製の壁材を多段に積み重ねることによって、外観体裁が良好な高断熱の壁面を形成することができる木造の簡易建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、枠状に組み合わせる土台と、土台に立設する柱材と、柱材の間に多段に積み重ねる木製の壁材と、柱材上に架設する梁材と、梁材上に設置する屋根材とを備えてなり、各壁材は、互いに嵌合可能な上面の突条、下面の係合溝を全長に形成し、柱材の保持溝に差し込むほぞを両端に有することをその要旨とする。
【0007】
なお、壁材は、室外側に膨出する湾曲面を有してもよい。
【0008】
また、土台は、ベースフレームに固定することができる。
【0009】
さらに、土台内には、床材を敷設することができ、床材と、少なくとも下段の壁材の室内側には、防水処理を施すことができる。
【0010】
なお、土台は、最下段の壁材の係合溝に係合可能な突条を上面に形成してもよく、梁材は、最上段の壁材の突条に係合可能な係合溝を下面に形成してもよい。
【0011】
【作用】
かかる発明の構成によるときは、木製の壁材は、土台に立設する柱材の間に多段に積み重ねて、柱材の間に壁面を形成することができ、屋根材は、梁材上に設置し、梁材によって囲まれる範囲を上から閉じることができる。すなわち、土台、柱材、壁材、梁材、屋根材は、全体として木造の外観、室内空間を形成することができる。また、各壁材は、下段の係合溝を上段の突条に嵌合させ、両端のほぞを柱材の保持溝に差し込むことにより、隙間のない木製の壁面を形成することができる。なお、壁材は、木材、殊に乾燥処理済みの天然木材または合成木材を使用することにより、良好な断熱性を実現することができる。また、土台、柱材、梁材も、壁材と同様な天然木材、合成木材を使用することができる。
【0012】
室外側に膨出する湾曲面を壁材に設ければ、壁材は、上下多段に積み重ねることにより、なだらかな凹凸を室外側に形成し、デザイン性に優れた壁面を形成することができる。
【0013】
ベースフレームに固定する土台は、ベースフレームを介して一体化することができ、ベースフレームとともに容易に搬送することができる。
【0014】
土台内に床材を敷設するときは、床材は、土台内を塞ぎ、室内空間の床を形成することができる。
【0015】
床材と、少なくとも下段の壁材の室内側とに防水処理を施すことにより、床材、壁材に良好な耐水性を付与し、室内空間をたとえばトイレや洗面所として使用することが可能となる。
【0016】
土台は、上面の突条を最下段の壁材の係合溝に嵌合させることにより、最下段の壁材との間に隙間を生じるおそれがない。なお、突条は、土台の上面の全長に形成する。
【0017】
梁材は、下面の係合溝に最上段の壁材の突条を嵌合させることにより、最上段の壁材との間に隙間を生じるおそれがない。なお、係合溝は、梁材の下面の全長に形成する。ただし、ここでいう梁材とは、柱材に架設する梁や桁を総称していうものとする。
【発明の実施の形態】
【0018】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0019】
木造の簡易建物は、枠状に組み合わせる土台11、11…と、土台11、11…に立設する柱材21、21…と、柱材21、21…の間に多段に積み重ねる壁材22、22…と、柱材21、21…に架設する梁材31、31…と、梁材31、31…上に設置する屋根材41、41…とを主要部材としてなる(図1、図2)。なお、木造の簡易建物の前面には、たとえばヒンジ23a、23aを介し、把手23b付きの木製の片開き形式のドア23が組み込まれており、ドア23の上部、下部には、それぞれ採光窓23c、換気口23dが組み込まれている。
【0020】
土台11、11…は、枠状に組み合わせ、ブラケット12b、12b…を介して枠状のベースフレーム12上に固定されている。なお、各ブラケット12bは、たとえばベースフレーム12の上面に溶接されているとともに、土台11にねじ止めされている。また、ベースフレーム12の外周部分には、固定用の取付孔12a、12a…が形成されている。
【0021】
前部の幅広の柱材21、21は、それぞれ後方の側面に保持溝21aが形成されており、後部の柱材21、21は、それぞれ隣接する2側面に保持溝21a、21aが形成されている(図2、図3)。ただし、図3においては、壁材22、22…間に隙間が図示されているが、実際には、隙間がないものとする。各柱材21の両端には、ほぞ21b、21bが形成されており、各柱材21は、下端のほぞ21bをほぞ孔11bに挿入して土台11上に立設されている。また、柱材21、21…上には、枠状に組み合わせる梁材31、31…が架設されている。梁材31、31…は、それぞれ下面に係合溝31aが形成され、ほぞ孔31b、31b…にほぞ21b、21b…を挿入し、柱材21、21…上に固定されている。
【0022】
各壁材22は、上面の全長に突条22aが形成されているとともに、下面の全長に係合溝22bが形成されている。なお、突条22a、係合溝22bは、互いに嵌合可能であり、土台11の突条11a、梁材31の係合溝31aは、それぞれ壁材22の係合溝22b、突条22aが嵌合可能である。壁材22の両端には、それぞれ柱材21の保持溝21aに差込み可能なほぞ22cが形成されている。各壁材22の一方の側面は、室外側に膨出する湾曲面22dが形成されているとともに、他方、すなわち室内側の側面には、飾り溝22eが形成されている。
【0023】
壁材22、22…は、それぞれ両端のほぞ22c、22cを両側の柱材21、21の保持溝21a、21aに差し込み、下段の壁材22の突条22aを上段の壁材22の係合溝22bに嵌合させ、土台11、11…上に多段に積み重ね、柱材21、21…それぞれの間に木製の壁面を構築することができる。ただし、最下段の壁材22は、土台11の突条11aを下面の係合溝22bに嵌合させ、上段の壁材22は、上面の突条22aを梁材31の係合溝31aに嵌合させる。また、壁材22、22…は、ルーバー24a付きの換気口24とともに、柱材21、21の間に積み重ねることができる。なお、梁材31、31…は、柱材21、21…間に壁材22、22…を積み重ねた後、柱材21、21…に架設する。このようにして積み重ねる壁材22、22…は、それぞれ土台11、柱材21、21…、梁材31との間にいずれも隙間を生じるおそれがない。
【0024】
梁材31、31…上には、母屋42、垂木43、43…、屋根板44を介し、カラー鋼板やスレート瓦などの屋根材41が設置されている(図1、図3)。なお、垂木43、43…の間は、それぞれ梁31上に固定する面戸45を介して塞がれており、前部、後部の梁材31上は、妻面戸46を介して塞がれている。一方、土台11、11…内には、床材51が敷設されている。なお、床材51は、土台11、11…の上面の切欠11c、11c…に緑部分を係止するとともに、左右の土台11、11間に架設する補助材13上により支持されている。床材51上には、補助板52が敷設されており、下段の壁材22、22…の室内側には、たとえば約300mm程度立ち上がる補助板53が付設されている。なお、補助板52、53の隅角部には、たとえば断面三角形の目地材52aが付設されている。補助板52、53の室内側の表面には、防水膜54が形成されている。すなわち、床材51と、下段の壁材22、22…には、防水膜54により防水処理が施されている。
【0025】
かかる木造の簡易建物は、土台11、11…、柱材21、21…、壁材22、22…、梁材31、31…をそれぞれ天然木材または合成木材により形成すると、外観体裁が高級になるとともに、高断熱化を容易に実現することができる。したがって、木造の簡易建物は、仮設トイレや、物置などの筐体に好適に使用し、高付加価値化を図ることができる。
【0026】
以上の説明において、壁材22、22…は、それぞれ室外側の湾曲面22dを単なる平面に代えてもよい(図4)。ただし、図4においては、壁材22、22…間に隙間が図示されているが、実際にはないものとする。なお、木造の簡易建物は、たとえば左右の壁面を図1ないし図3に示す壁材22、22…により形成し、後部の壁面を図4に示す壁材22、22…により形成してもよい。また、木造の簡易建物には、吊上用のアイボルトを上部に付設してもよい。さらに、土台11、梁31は、それぞれ壁材22との間に十分な雨仕舞を行うことができるとき、突条11a、係合溝31aを削除してもよい。
【発明の効果】
【0027】
以上説明したように、この発明によれば、土台と、柱材と、柱材の間に多段に積み重ねる壁材と、梁材と、屋根材とを組み合わせることによって、木造の外観、室内空間を形成することができるから、外観体裁が良好な高断熱の壁面を容易に構築することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成斜視図
【図2】要部拡大分解斜視図
【図3】要部拡大縦断面図
【図4】他の実施の形態を示す要部拡大斜視図
【符号の説明】
11 …土台
11a…突条
12 …ベースフレーム
21 …柱材
21a…保持溝
22 …壁材
22a…突条
22b…係合溝
22c…ほぞ
22d…湾曲面
31 …梁材
31a…係合溝
41 …屋根材
51 …床材

Claims (7)

  1. 枠状に組み合わせる土台と、該土台に立設する柱材と、該柱材の間に多段に積み重ねる木製の壁材と、前記柱材上に架設する梁材と、該梁材上に設置する屋根材とを備えてなり、前記各壁材は、互いに嵌合可能な上面の突条、下面の係合溝を全長に形成し、前記柱材の保持溝に差し込むほぞを両端に有することを特徴とする木造の簡易建物。
  2. 前記壁材は、室外側に膨出する湾曲面を有することを特徴とする請求項1記載の木造の簡易建物。
  3. 前記土台は、ベースフレームに固定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の木造の簡易建物。
  4. 前記土台内には、床材を敷設することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の木造の簡易建物。
  5. 前記床材と、少なくとも下段の前記壁材の室内側には、防水処理を施すことを特徴とする請求項4記載の木造の簡易建物。
  6. 前記土台は、最下段の前記壁材の係合溝に係合可能な突条を上面に形成することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記載の木造の簡易建物。
  7. 前記梁材は、最上段の前記壁材の突条に係合可能な係合溝を下面に形成することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか記載の木造の簡易建物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007063767A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 House 119:Kk 落し込み板壁構造及び落し込み板壁構築方法
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CN112302158A (zh) * 2020-10-19 2021-02-02 广东海志鸿宇科技有限公司 一种节能环保的工业化装配式房屋结构

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