JP2892703B2 - エアバッグ展開開口のための閉鎖部材 - Google Patents

エアバッグ展開開口のための閉鎖部材

Info

Publication number
JP2892703B2
JP2892703B2 JP1232669A JP23266989A JP2892703B2 JP 2892703 B2 JP2892703 B2 JP 2892703B2 JP 1232669 A JP1232669 A JP 1232669A JP 23266989 A JP23266989 A JP 23266989A JP 2892703 B2 JP2892703 B2 JP 2892703B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closure
panel member
opening
closing
hinge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1232669A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03132445A (ja
Inventor
ジェイ ディサルボ アンソニー
ジェイ バウワー デビッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEITSUPU ENG GURUUPU Inc
Original Assignee
TEITSUPU ENG GURUUPU Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEITSUPU ENG GURUUPU Inc filed Critical TEITSUPU ENG GURUUPU Inc
Priority to JP1232669A priority Critical patent/JP2892703B2/ja
Publication of JPH03132445A publication Critical patent/JPH03132445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2892703B2 publication Critical patent/JP2892703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、エアバッグ展開開口のための閉鎖部材に
関し、特には、自動車の内装構造、例えばインストルメ
ントパネルにおける開口を通じてエアバックが展開され
ることにより操作されるために適用される閉鎖部材に関
する。
(発明の背景) 一般にエアバックとして知られている空気膨張式安全
クッションは、自動車破壊の結果として起こる障害から
乗員を保護するための安全装置として使われている。
エアバックは、乗員を衝撃から保護するために衝突が
発生すると急速にガスで膨張される。
ドライバー側においてはステアリングハンドルに装置
されているエアバック部材が使用されるのに対し、乗員
(同乗者)側においてはエアバックはインストルメント
パネルに形成された開口を通じて同乗者座席区画部内に
広がるようになっている。
エアバックは衝突の間、乗員座席区画部内で前方へ飛
び出すドライバーおよび前部座席乗員のモーメント(運
動量)を安全に吸収する。
クッションは座席区画部の中で膨張していない状態で
保管され、閉鎖部材は実際の活動まで展開開口をおおう
ため必要とされる。
このような閉鎖部材は、エアバック構成部材がいじら
れて機能不良を起こすようなことがないように、確実に
そして通常はロックされて閉鎖されなければならない。
とりわけ閉鎖部材は、エアバックの区画室内へ物体を置
くことを誘うようなものであってはならない。これらの
物体は、エアバックが展開する際に致命的な障礙となる
からである。
また、閉鎖部材が展開した後の状態は、エアバックが
展開したという事実を何らかの形で示せることが望まし
い。
同時に、閉鎖部材は、必要時にはほとんど瞬間的でか
つエアバックの正しい展開を妨げないように確実に開く
よう操作されなければならない。従って、エアバック
は、展開中鋭い突起物のないスムーズな輪郭形状に接し
ていなければならない。
エアバックの展開はほんの数ミリ秒以内に完全になさ
れなければならないので、閉鎖部材は3ミリ秒以内、す
なわちエアバックが膨張するに従いエアバックの圧力に
より開かれなければならず、従って重さの軽い構造が避
けられない。
この機構は広い範囲の温度域および他の環境条件に勝
って確実に操作されなければならない。例えば、最低マ
イナス40℃最高105℃の温度規準が、他の自動車の部品
に適用される一般設計規準に対応して提案されている
が、しかしながらこの温度規準は従来のエアバック展開
開口の閉部材には適用されていなかった。
また、信頼性とコスト考慮のため、最少の部品数を用
いて単純なデザインが採用されなればならない。
さらに、閉鎖部材からの有害な破片が展開時に乗員区
画部へ飛び出さないようにしなければならないというこ
とが重要である。
(発明が解決する課題) 従ってこの発明の目的は、単純かつ軽量で、いじって
も簡単に開くことがないようなエアバック展開開口のた
めの閉鎖部材を提供し、エアバックの正しい展開を妨害
しない閉鎖部材を提供することである。
この発明の別の目的は、広範囲の温度域にわたって確
実に操作することができる閉鎖部材を提供することであ
る。
さらにこの発明は、膨張するエアバックの圧力が、閉
鎖部材を確実にかつ間違いなく開口せしめるための最適
の効果を及ぼすように構成された閉鎖部材を提供するも
のである。
加えてこの発明は、最少数の可動部材よりなり、開口
時に乗員区画部へ飛び散る有害な破片を生じることな
く、かつエアバックが展開した事実を何らかの形で示す
ことができる閉鎖部材を提供するものである。
(発明の要約) 後述の実施例及び特許請求の範囲を読めば明らかにさ
れるであろう本発明の上述および他の目的は、展開開口
に適合するような形をなし本質的に堅固なパネル部材に
よって少なくともその一部が規定された閉鎖部材によっ
て達成される。
閉鎖パネル材は、一側に沿って一体成形されたヒンジ
部分をもって形成され、その部分は隣接構造を妨害しな
いように作動する。さらに一ないし複数の破壊性部材が
他の一側に沿って設けられており、それは閉鎖時と固定
時には閉鎖パネル材をしっかり締めているが、膨張した
エアバックにより及ぼされた圧力下においては破断して
その閉鎖パネル材を旋回開放せしめるようになってい
る。
一ないし複数の内部方向へ突出した***部分がそのパ
ネル部材の内側から延設され、展開したエアバックがそ
こに接触して最大の開放圧力がかかり、確実に破壊性部
材の破断を引き起こすとともに閉鎖部材を旋回開放する
ようになっている。
第一の実施例においては、パネル部材は硬質発泡芯材
よりなり、その下に薄い屈曲性を有するシート層があ
る。パネル部材の他の一側からは、発泡部材よりなる突
起部材が突出し、外周構造内に形成されたへりによって
限定された部分である凹所内に収容されている。このと
き、突起部材は、分離する境界線に沿って厚さが薄くな
っており、膨張するエアバックによって与えられる、正
確に決められた開口圧力の下でもぎ取られる破壊性のあ
る合わせ目を規定している。
この説明において、一体に作られたヒンジ部は、屈曲
性を有するシート層の伸長片を折り曲げることにより作
られ、その伸長片は、隣接構造の構造支持層の近接端部
へ固着される。伸張片は例えばS型部材のような巻き込
み形状にて形成され、旋回動が起きたとき、インストル
メントパネル表面の厚みをこえてまっすぐになる。
発泡芯材の主要部はその下にある隣接する構造の構造
層に隣接し、閉鎖部材に十分な支持力を与えて、下向き
の圧力に対抗する。さらに突起部材とその下にあるイン
ストルメントパネルとの間のすき間を設けることによっ
て、閉鎖部材にかけられたどんな圧力によっても破壊性
接合部に応力が加わらないようになっている。
屈曲性を有する層は一連の凹陥部を有するアルミニウ
ムシートよりなり、閉鎖パネル材全体として十分な堅さ
を与えるようになっている。
突起部の端部はテープもしくは粘着性物質によって保
持されており、分離した突起や、その破片が飛んできて
危険を生むようなことを排除している。
第二の実施例において、パネル部材は一般的な板状部
材より形成され、開口部からパネルのヒンジ側へ至る方
向へまっすぐ延設された一連の内部へ突出した堅固なリ
ブを有する。またこの部材には、ヒンジ側および開口側
に下方に突出するヒンジと破壊性フランジがその間に空
間をおいて形成され、ヒンジおよびフランジは各々エア
バックの入った容器に固定されている。
破壊性フランジは、その厚さが薄くなった接合部によ
ってリブを有する部材の主要部分へ結合された一連の細
長い片よりなり、閉鎖部材の開口側に隣接した位置に設
けられたリブの突き出し部にかかるエアバック圧力によ
って加わる伸張力のもとで破断する。
ヒンジフランジには溝が形成されていて、これによ
り、該ヒンジフランジが曲がり、閉鎖部材のヒンジ側が
内側へ隣接構造の厚みの下へ移動し、その後該閉鎖部材
が支障なく自由に開放できるようになっている。
両実施例の説明において、外部装飾層は隣接構造の仕
上げ面と一致するようになっているが、第二の実施例に
おいては、インストルメントパネルに用いられるパッド
のより軟かい感触に適合するようにパネル部材を覆う軟
質発泡パッド層が用いられている。
(図面の説明) 第1図は自動車内装の部分的斜視図で、本発明による
閉鎖部材を用いて作られたエアバック設備がもうけられ
たインストルメントパネルの頂部を示している。
第2図は第1図に示された閉鎖部材の2−2の線での
切断面で、閉鎖部材のまわりのインストルメントパネル
構造の一部分も含めてある。
第2A図は第2図中に示された破壊性接合部の拡大図で
ある。
第3図は第1,2図に示された閉鎖部材下面である。
第4図は本発明の第2実施例に沿って設置された閉鎖
部材の断面図であり、閉鎖部材が半分開いたところを2
点鎖線で示してある。
第5図は第4図の符号5に示された断面部分の拡大図
である。
第6図は第4図の閉鎖部材の破壊性フランジの部分の
平面図であるが、本体とは切り離した形で示してある。
第7図は第4図の閉鎖部材のヒンジフランジの部分の
平面図でありこれも他の部分と切り離した形で示してあ
る。
(発明の詳細な説明) 下記の詳細説明においては、説明を明確にするために
特別な用語が用いられ、また米国特許法35USC112の要求
とする所に応じるように特定の実施例が記述されるが、
本発明はその付加請求の範囲内において多くの形状や変
化をとりうるのであるから、同実施例がそれだけのもの
として限定されるように意図したものでもなければ、そ
う解釈されるべきものでもないということが理解される
べきである。特に、本発明は前部同乗者側のインストル
メントパネルの頂部に設置されたエアバック装置に用い
られるものとして以下説明がなされるが、これは単に実
例のためにそうなっているのであって、本発明による閉
鎖部材は多くの異なった設備に用いることが可能であ
る。
(第1実施例) 第1図は自動車のインストルメントパネル12の頂部に
設けられた展開開口部にはめこまれた閉鎖部材10の位置
を示している。
その閉鎖部材10は、図示するようにインストルメント
パネルの上面形状とマッチする様形成されている。
第2図ではおおよそ長方形をした閉鎖部材10とそれを
とりまいているインストルメントパネルの隣接部分の詳
細な構造が描かれており、そのインストルメントパネル
には、閉鎖部材10下部の空間20からエアバック(図示せ
ず)が展開できるような開口40が設けられている。閉鎖
部材10は堅固なパネル部材からできており、それは「ダ
イサーム(Dytherm)商標」や「スタイロフォーム(Sty
rofoam)商標」といった軽量硬質発泡プラスチックより
なる芯材14を組み合わせて構成されているが、そのプラ
スチックは、成形アルミシートで作られることになって
いる内側支持層18に接着されており、そのアルミシート
がパネル部材を強化し、空間部20直上のパネル表面を丈
夫なものとしている。この補強効果は閉鎖部材10の幅
(横)方向に交わるように配置され成形された一連の凹
陥部22によってさらに高められている。
閉鎖部材の外側表面層16はビニルのようなインストル
メントパネルの仕上げ面と調和するように構成され、前
記芯材14の外表面に接着されている。
閉鎖部材10は、インストルメントパネル12の隣接外形
に調和するような外形形状24にて形成されている。
インストルメントパネル12は、外側のビニル層13、発
泡芯材11、そしてその下にある補強用構造支持層38から
なる3層のサンドイッチ構造よりなり、エアバックが展
開する長方形の開口部40を有し、該開口はその内側にぴ
ったりはまるように成形された閉鎖部材10でおおわれて
いる。
閉鎖部材10は一方の端部42(ここでは後部)がヒンジ
になっていて、一側に沿って開口部40から上方へ旋回し
前記開口部40を通じてエアバックが展開できるようにな
っている。この目的のためヒンジ手段は、アルミニウム
支持層18の「S」に示されるところの後部へ突出した巻
き込み形状伸長片26より構成される。この伸長片26は、
まっすぐ伸びた末端部27を有し、止め板28を介して間隔
をもって設けられた一連のボルト30とワッシャ32により
固定されている。ボルト30は末端部27に形成された孔部
34を貫通し、インストルメントパネル12の下にある構造
支持板38と一体となった取付部材36内に螺着固定され
る。
リップ41は孔部34を貫通したボルト30の外側へたれ下
がるように末端部27の端に沿って形成される。
S字部分26は、閉鎖部材10をその閉鎖位置においては
下方へ押え付けるが、エアバックが接触した圧力の下で
は、該S部分は伸長して閉鎖部材10のヒンジ側を上へ動
かし、第2図の61の想像線で示すように、インストルメ
ントパネル12と閉鎖部材10の合わせ部を越えて解放され
る。
閉鎖部材10の前部と両側端および開口部40の前部と両
側端は端部42、44を重ねてぴったりとはまるように形成
される。インストルメントパネル12のリップ44は閉鎖部
材10のリップ42の下側に位置し、その結果、閉鎖部材10
の前面および両側端はインストルメントパネル12に支持
される。
ヒンジ手段に関し閉鎖部材10に旋回動する開口は、閉
鎖部材10の前端46に沿って位置する破壊性接合部によっ
て制御される。この破壊性接合部は発泡芯材14と一体成
形され突出した突起部材48よりなり、隣接するインスト
ルメントパネル構造12内へ形成された凹所50内へ保持さ
れる。凹所50は、インストルメントパネル12の一部を形
成してきる構造支持層38と一体になった突出ウエブ54の
上にあるリップ部材52によって形成される。肩部56は、
突起48が隣接した芯材14内に形成され、該突起部材を保
護するため、構造パネル38上にささえられている。突起
48は浮き上がって構造パネル38と突起48との間にすき間
58を形成し、閉鎖部材10の上にかかる下向きの圧力によ
って応力がかからないようになっている。
突起48は閉鎖部材10の後端幅方向に一定部分延設さ
れ、さらに、一対のV字溝60が形成された幅の狭い部分
を有する。この溝は分離希望線に定められる。この位置
は閉鎖部材10の後端部とインストルメントパネル12の
(前記後端部と)隣接する端部との間の中間面にある。
両溝60間の断面領域は、エアバックによって適当な膨
圧が及んだ時に閉鎖部材10の開口部に適当な破断強度を
与えるように計算によって算出されている。
ウエブ54の内表面へ突起48を確実に保持するため、突
起48の後端は両面粘着性テープ62片もしくは一定量の粘
着物でおおわれ、突起が破断された後、該突起48がはず
れたり粉々になったりしないようになっている。そし
て、これにより、閉鎖部材10が開かれた時、突起部材48
やその断片が自動車内装部へ飛び散ることを防止する。
閉鎖部材10が展開しているエアバックにより及ぼされ
た剪断圧力に確実に反応することは重大なことであり、
この目的のため、***部64が閉鎖部材10の内側表面に破
壊性接合部に極めて接近して設けられている。これによ
りエアバックが閉鎖部材10の特定部位、すなわち破壊性
接合部に対して最大の破断力が働くような部位に接触す
ることを確実にしている。
従ってエアバックは突起48を芯材14の他の部分より破
断させ、閉鎖部材をS字状部26が伸長して曲げられるこ
とにより開放せしめる。そして閉鎖部材10は旋回開口し
エアバックが展開することを可能にする。
この設計は軽量かつ単純であり、なおかつ広範な条件
下、特に極端な低温条件でも確実に作動する。
(第2実施例) 第4〜7図には本発明の第二の実施例が示される。
第2実施例の閉鎖部材100もまた、インストルメント
パネル104に形成された展開開口部102に適合するように
成形されており、通常の閉じた状態にある場合にはその
開口部を覆っている。
閉鎖部材100はまたエアバックに対する内部接触表面1
06をもっており、ここではモールドプラスチック部材で
できているのであるが、それはほぼ平板状をなしたパネ
ル部材108と一連の構造強化用横断内側リブ110および外
側ウエブ112からできており、そのリブとウエブはパネ
ル部材108に設けられた段差114にそった外郭線をまたぐ
ように設けられている。またパネル部材108には、閉鎖
部材100の内側から内方へ延設され、かつ閉鎖部材100の
開口部側およびヒンジ側に同方向に伸びる、一体化され
た破壊性フランジ116とヒンジフランジ118がその間に空
間を有して設けられている。
破壊性フランジ116は、パネル部材108と一体成形され
た一ないしそれ以上の突起120を有し、前記突起は、厚
さがうすくなった断面部122において結合されている。
破壊性フランジ116は、エアバック収納容器124に対し、
薄くなった部分122とは反対側の端部において突起120を
結合している部材126によって固定されている。部材126
には一連の孔部128が形成され各々が留金130をうけるよ
うにできており、その留金によって、前記部材は留め板
137の下においてエアバック収納容器側面に固定され
る。エアバック収納容器124は、第4図に示していない
が、普通に用いられる構造によって、開口部102に適合
するようにインストルメントパネル104の下に設置され
ている。
ヒンジフランジ118はたれ下がった部材よりなり、こ
の部材には留め金134を受け止める一連の孔部132が形成
され、前記留め金によって前記フランジは留め板135の
下においてエアバック収納容器の反対側の側面に固定さ
れる。なお、留め板には、留め金134からちぎれてはず
れるのを防ぐための補強用リブ133が設けられている。
一連の溝136はヒンジフランジを横切って延設され、
ヒンジフランジ118が折り曲がるように強度の低下した
線を形成しており、開口端部140がもち上がりその後閉
鎖部材100が支障なく上方へ旋回するときに、端部138が
インストルメントパネル104の隣接する構造の下に落ち
こむことを可能にしている。
この実施例において、軟質発泡パッド層142は硬質の
パネル部材108を被覆し、インストルメントパネルによ
く用いられるパッドのより軟かい感触に適合するように
なっている。
外側表面層は化粧ビニル層144で包着さており、周囲
のインストルメントパネル104を被覆しているビニル層1
46と調和している。
リブ106は、延設されて破壊性フランジ116に隣接した
***を形成し、その結果、その***部において、展開し
ているエアバックと確実に接触するようになってお
り、、薄くなった部分122において、効果的な伸長方向
の破壊力がかかるようになっている。このことは、フラ
ンジ116の確実な破壊と閉鎖部材100の開放を行なう。
(効果) このように、この発明によれば、展開開口に適合する
ヒンジ式閉鎖部材のための、干渉に対し対抗性のある破
壊性結合構造が提供され、この結合構造は単純ではある
が広範囲の温度や他の条件下で信頼性を有することが判
った。また、この発明によれば、展開するエアバックに
接触するような突部がなく、開口時に危険な破片が出る
こともない。スムーズな外観を有し、容易な開放が可能
でしかも干渉に対し対抗性のある外形状が実現された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による閉鎖部材を用いて作られたエアバ
ック設備がもうけられた自動車のインストルメントパネ
ルの頂部を示す部分的斜視図、第2図は第1図に示され
た閉鎖部材の2−2線で切断した断面図、第2A図は第2
図の符号2A部分の拡大図、第3図は第1図に示された閉
鎖部材の下面図、第4図は本発明の第2実施例の閉鎖部
材の断面図、第5図は第4図の符号5部分の拡大断面
図、第6図は第4図の閉鎖部材の破壊性フランジの部分
の平面図、第7図は第4図の閉鎖部材のヒンジフランジ
の部分の平面図である。 10…閉鎖部材、11…発泡芯材、12…インストルメントパ
ネル、14…芯材、16…外側表面層、18…内側支持層、20
…空間部、26…巻込み形状伸長片、40…開口部、42,44
…端部、48…突起部材、50…凹所、60…V字溝、64…隆
起部、100…閉鎖部材、102展開開口部、108パネル部
材、104…インストルメントパネル、116…破壊性フラン
ジ、118…ヒンジフランジ、120…突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−110338(JP,A) 実開 平1−81156(JP,U) 実開 平1−81153(JP,U) 実開 平2−147356(JP,U) 米国特許3966227(US,A) 欧州公開235383(EP,A1) ***国特許公開3800652(DE,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/20 PCI(DIALOG)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の内装部構造に形成された開口のた
    めの閉鎖装置であって、該開口を通じて空気膨張式安全
    クッションの展開に供されるに適する開口のための閉鎖
    装置において、 前記開口に適合するように形成された閉鎖パネル部材
    と、 前記閉鎖パネル部材の前記開口から外側への旋回を可能
    にするように前記閉鎖パネル部材の一側に結合されたヒ
    ンジ手段と、 前記閉鎖パネル部材の前記一側以外の側に沿って延設さ
    れ、係合し合う強固な凸部と凹部を有する破壊性固定手
    段であって、該凸部が前記自動車内装部構造または閉鎖
    パネル部材に取り付けられ、前記凹部が前記凸部に対応
    するように前記閉鎖パネル部材または自動車内装部構造
    に取り付けられ、前記凸部と凹部が係合することにより
    該閉鎖パネル部材を前記自動車内装部構造に固定して、
    前記凸部の剪断荷重により該閉鎖パネル部材のヒンジ旋
    回開放を防止するが、前記空気膨張式クッションが前記
    開口に向かって展開され始め、該クッションによる所定
    の外方への圧力が前記閉鎖パネル部材に作用すると、前
    記凸部が剪断破壊される破壊性固定手段と、 からなることを特徴とする閉鎖装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の閉鎖装置にお
    いて、前記閉鎖パネル部材は硬質発泡プラスチック芯材
    を含み、前記破壊性固定手段は前記凸部からなる突起部
    を有し、該突起部は前記芯材と一体に形成され、前記破
    壊性固定手段はさらに、前記自動車内部構造に形成され
    前記凹部からなる窪み部を有し、該窪み部は前記突起部
    に係合し、前記突起部の全体には、展開する前記空気膨
    張式安全クッションの圧力によって生じる剪断応力が作
    用することを特徴とす閉鎖装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の閉鎖装置にお
    いて、前記突起部にはその長さ方向に沿ってその横断面
    方向の厚さを軽減するように両側から溝が形成されてい
    ることを特徴とする閉鎖装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項記載の閉鎖装置にお
    いて、前記開口に近い前記内装部構造の所定部分は空間
    をもって前記突起部の下側となる金属シート層からな
    り、前記金属シート層は前記芯材の主要部の下に位置し
    て、前記閉鎖パネル部材に作用する内方への圧力に対し
    て前記芯材を支持することを特徴とする閉鎖装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第2項記載の閉鎖装置にお
    いて、さらに、前記突起部と窪み部との間には該突起部
    の剪断破断後該突起部が窪み部から飛び出すのを防止す
    る粘着性結合部が設けられたことを特徴とする閉鎖装
    置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第2項記載の閉鎖装置にお
    いて、前記閉鎖パネル部材の芯材が「ダイサーム(Dyth
    erm)(商標)」プラスチックからなることを特徴とす
    る閉鎖装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載の閉鎖装置にお
    いて、前記閉鎖パネル部材の内側面には、前記空気膨張
    式安全クッションの展開時に該クッションによって接触
    される位置に設けられ、前記破壊性固定手段に近接する
    内側に延びた突部が形成されていることを特徴とする閉
    鎖装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項記載の閉鎖装置にお
    いて、前記閉鎖パネル部材は、発泡プラスチックの芯材
    と、アルミシートの内側層と、仕上げ加工された外側層
    とを有することを特徴とする閉鎖装置。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第8項記載の閉鎖装置にお
    いて、前記ヒンジ手段は、前記閉鎖パネル部材の前記一
    側に沿って前記芯材をこえて延設された前記内側層の部
    分と、該部分を隣接するインストルメントパネル構造に
    固定するとともに該部分が折れ曲がることによりヒンジ
    作用を引き起こす手段とからなることを特徴とする閉鎖
    装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項記載の閉鎖装置に
    おいて、前記内側層延設部が巻き込み状に形成されてい
    て、該巻き込み部がまっすぐ伸びることにより前記閉鎖
    パネル部材の前記一側が前記開口から動くことを可能に
    し、該巻き込み部の折れ曲がりによって前記開口から該
    閉鎖パネル部材が旋回することを特徴とする閉鎖装置。
  11. 【請求項11】自動車の内装部構造に形成された開口を
    通じて容器からの空気膨張式安全クッションの展開を可
    能にする当該開口を塞ぐ閉鎖装置において、 前記開口に適合するように形成された閉鎖パネル部材
    と、 前記閉鎖パネル部材が前記開口から外側へ旋回できるよ
    うに、前記閉鎖パネル部材の一側に結合されたヒンジ手
    段と、 前記閉鎖パネル部材の前記一側の反対側に沿って延設さ
    れ、通常は該閉鎖パネル部材を固定して前記閉鎖パネル
    部材のヒンジ旋回開放を防止するが、前記空気膨張式安
    全クッションが前記開口に向かって展開され始めて、該
    クッションによる所定の外方への圧力が作用すると、そ
    の圧力により破壊される破壊性固定手段とからなり、 前記閉鎖パネル部材はモールド(鋳型)成形プラスチッ
    ク部材からなり、該プラスチック部材は一体化され内側
    に向いた破壊性フランジを有し、該破壊性フランジは前
    記閉鎖パネル部材の前記反対側に沿って延びて前記容器
    に取り付けられ、前記破壊性フランジは前記空気膨張式
    安全クッションの展開による力を受ける1つまたは複数
    の部位において薄くされてこれら薄い部位で破壊され、
    前記閉鎖パネル部材の前記反対側を開放することを特徴
    とする閉鎖装置。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第11項記載の閉鎖装置に
    おいて、さらに、前記容器に取り付けられるように前記
    閉鎖パネル部材の前記一側に沿って内側に延設された一
    体化したヒンジフランジを含むことを特徴とする閉鎖装
    置。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第11項記載の閉鎖装置に
    おいて、前記破壊性フランジは、前記薄い部位によって
    形成される接続部においてモールドプラスチックパネル
    部材に結合している間隔をもって並べられた一連の突部
    からなることを特徴とする閉鎖装置。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第11項記載の閉鎖装置に
    おいて、前記ヒンジフランジには、前記ヒンジフランジ
    を屈曲させ前記閉鎖パネル部材の前記一側を隣接する内
    装部構造下に落とせしめることを可能にするように、1
    つまたは複数の溝が巾方向に亘って設けられて強靱性を
    減少する線が形成されたことを特徴とする閉鎖装置。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第11項記載の閉鎖装置に
    おいて、さらに、前記モールドプラスチック部材の上部
    に、軟質発泡パッドを有することを特徴とする閉鎖装
    置。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第11項記載の閉鎖装置に
    おいて、前記プラスチック部材が一端から一端へ横断す
    るように伸びた一連の長尺の補強用リブを有することを
    特徴とする閉鎖装置。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第16項記載の閉鎖装置に
    おいて、前記リブが前記破壊性フランジに隣接する端部
    においてより大きく下側に***し、これにより、前記空
    気膨張式安全クッションが展開する時、前記破壊性フラ
    ンジに隣接する前記リブの前記端部に最初に接触するよ
    うにしたことを特徴とする閉鎖装置。
JP1232669A 1989-09-07 1989-09-07 エアバッグ展開開口のための閉鎖部材 Expired - Fee Related JP2892703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1232669A JP2892703B2 (ja) 1989-09-07 1989-09-07 エアバッグ展開開口のための閉鎖部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1232669A JP2892703B2 (ja) 1989-09-07 1989-09-07 エアバッグ展開開口のための閉鎖部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03132445A JPH03132445A (ja) 1991-06-05
JP2892703B2 true JP2892703B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=16942940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1232669A Expired - Fee Related JP2892703B2 (ja) 1989-09-07 1989-09-07 エアバッグ展開開口のための閉鎖部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2892703B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2550343Y2 (ja) * 1991-07-04 1997-10-08 株式会社カンセイ エアバッグ用ドア
JPH0589117U (ja) * 1992-05-11 1993-12-03 株式会社カンセイ インストルメントパネル
JP4861282B2 (ja) * 2007-09-27 2012-01-25 本田技研工業株式会社 エアバッグのカバー体及びエアバッグ装置
JP4955495B2 (ja) * 2007-09-28 2012-06-20 日産自動車株式会社 エアバッグ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3966227A (en) 1974-10-24 1976-06-29 General Motors Corporation Cover assembly for an occupant restraint system
DE3800652A1 (de) 1987-01-13 1988-07-21 Toyota Motor Co Ltd Halterungskonstruktion fuer eine luftkissenklappe

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0181156U (ja) * 1987-11-17 1989-05-31
JPH0181153U (ja) * 1987-11-17 1989-05-31
JPH02147356U (ja) * 1989-05-18 1990-12-14

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3966227A (en) 1974-10-24 1976-06-29 General Motors Corporation Cover assembly for an occupant restraint system
DE3800652A1 (de) 1987-01-13 1988-07-21 Toyota Motor Co Ltd Halterungskonstruktion fuer eine luftkissenklappe

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03132445A (ja) 1991-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4893833A (en) Closure for an air bag deployment opening
US5238264A (en) Deployment door for air bag
JP2831055B2 (ja) エアバッグ装置の展開開口のための閉鎖構造
JP3321531B2 (ja) エアバッグドアを有するインストルメントパネル
JP3735622B2 (ja) 安定化されたエアーバッグ展開用開口部を備える、継目が隠されたタイプの展開用ドア構造
US7029027B2 (en) Controlled tether arrangement for an airbag
US6145870A (en) Airbag housing assembly
KR100707153B1 (ko) 은폐식 에어백 커버의 전방 약화부 구조
JP2690455B2 (ja) エアバッグ装置の閉塞エレメント
US6158763A (en) Airbag assembly concealed within an instrument panel
JP3514311B2 (ja) エアバッグユニット用の膨張可能なエアバッグ
US5472228A (en) Break-away fastening system for air bag deployment doors
US7744115B2 (en) Airbag-releasing structure, inner case, and airbag device
US5280947A (en) One piece invisible airbag door and hinge
JPH082748B2 (ja) エアバッグ装置
EP0710591B1 (en) Seamless door for air bag module
US5474324A (en) Tethered cover airbag system
JP2643826B2 (ja) エアバッグ装置の弾性カバー
JP2892703B2 (ja) エアバッグ展開開口のための閉鎖部材
JP2003146169A (ja) エアバッグドア
JP2002160601A (ja) ドア補強部材
JP3144460B2 (ja) エアバッグドアのヒンジ部固定構造
JP3035058B2 (ja) 自動車のエアバッグ装置
JP2003011763A (ja) エアバッグドア
JP3944702B2 (ja) エアバッグドアの開放構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees