JP2891890B2 - 戸 袋 - Google Patents

戸 袋

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JP2891890B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅で雨戸を収納して
おくために用いられる戸袋に係り、特に、戸袋の妻板に
雨戸の出し入れをしやすいように設けた開口部を開閉す
る蓋構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅で利用されている戸袋は、窓枠
に隣設させて、家屋の壁に固定される。この種の戸袋
は、枠組みに正面の鏡板が取り付られてその内部に複数
枚の雨戸を収納可能な空間が形成されている。戸袋の妻
板には、収納されている雨戸を引出しやすいように、戸
袋内部に手を入れられる開口部が設けられており、この
開口部から雨戸を掴んで窓枠側に雨戸を引き出すことが
できる。
【0003】図6は、従来の戸袋の妻板2に開口する戸
出し口を塞ぐようにして取り付けられた戸出し蓋3を示
す。従来、この種の戸出し蓋3は、蝶番4を用いて揺動
自在に妻板に取り付けされている。蝶番4の一方の金具
4aはリベット5を用いて戸出し蓋3に固着され、他方
の金具4bは、同じようにしてリベット5によって妻板
2側に固定されている。
【0004】このような戸出し蓋3によって開閉する戸
出し口は、ちょうど戸出し蓋3の外形と同じ形状に妻板
2を切り欠いて形成されるものが普通である。最近の戸
袋では、その枠部材にはアルミ合金の押出し成形により
製造した形材を用いたものが多く、この種の形材を用い
た戸袋では、妻板2を切断加工によって加工される。
【0005】また、従来の戸出し蓋構造では、小口の切
断面が剥き出しにならないように、それぞれ、戸出し蓋
3、妻板2側の小口にはキャップ6、7を冠着するよう
にしたものが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蝶番を用いた戸出し蓋の構造では、蝶番、リベット、キ
ャップと部品点数が多いのに加えて、蝶番を取り付ける
ために少なからぬ数のリベットを必要としてその取り付
けに手数がかかる。また、戸出し蓋を開いた状態では、
蝶番の金具全体が外に露出し、外観を損ねる欠点が指摘
されている。
【0007】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、戸出し蓋と妻板とを連結するヒ
ンジ構造の部品点数の削減とともに、戸出し蓋回りの意
匠性の向上を図った戸袋を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、妻板形材の切
断面が戸出し口に露出せず、また、指を蓋と妻板の間に
挟まないように安全性を高めた戸袋を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、下枠、上枠、側板、妻板並びに鏡板で
雨戸の収納部を形成し、雨戸の引き込み側に取り付けら
れる妻板にその一部を切り欠いて開口部を形成するとと
もに、前記開口部に嵌合する蓋部材を設け、前記蓋部材
の上下の小口にはそれぞれ第1キャップを装着し、前記
妻板の開口部の上下の小口に第2のキャップを装着し、
対向し合う一対の第1のキャップ、第2のキャップとを
ヒンジ軸を介して回動自在に連結し、さらに、前記蓋部
材の回動中心の位置を前記妻板の開口部から外側に偏位
した位置に設定するとともに、この回動中心位置まで延
出する張出し部を前記蓋部材と一体的に設けたことを特
徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明による戸出し蓋構造では、蓋部材の小
口、妻板の開口部の小口をそれぞれ塞ぐキャップを対に
してヒンジピンを用いて連結することによって、キャッ
プは蝶番としても機能し、蓋部材を自在に開閉できる。
【0011】また、本発明の戸出し蓋構造において、回
転軸を開口部から表側に偏位した位置に設けると、蓋部
材が開いた状態では、回転軸の偏よりに対応した蓋部材
の張出し部が突き出るため、雨戸を引出す時に、指が戸
出し蓋と妻板の間に入り込み難い構造とすることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明による戸袋の一実施例について
添付の図面を参照して説明する。図1において、10は
戸袋の全体を示す。12は窓枠を表わしている。この窓
枠12は、縦枠13と、上枠14、下枠15とを接合す
ることによって組み立てられ、サッシ障子16、16を
開閉できるように建て付けられている。また、図示しな
い雨戸は、下枠15に沿って滑動させながら戸袋10の
内部に引き込み、また、引き出すことができる。この図
1では、雨戸は戸袋10の内部に収納されている。
【0013】図2は、戸袋10の枠組み構造を表わした
組立図である。この実施例の戸袋10は、戸袋10の戸
尻側の枠をなす側板18の上下端部に上枠19、下枠2
0を接合し、これら3方の枠部材の正面に、さらに鏡板
25が取り付けられ、雨戸の収納部が形作られている。
また、雨戸を引き込み、あるいは引き出す側には、妻板
22が取り付けられている。この妻板22には、戸袋1
0の内部に収納されている雨戸を引き出しやすいように
手を入れられる引出し口23が切り欠かれている。この
引出し口23は、妻板22に回動自在に取り付けられた
戸出し蓋24で開閉されるようになっている。
【0014】なお、側板18の内側の上下端部に近い位
置には、戸当りストッパ26が取り付けられている。こ
の戸当りストッパ26には、雨戸が引き込まれるごとに
当接し、順次、戸袋の奥行き側にまれるように案内され
る。
【0015】こうして組み立てた戸袋10は、この実施
例の場合、図1に示されるように、窓枠12の向かって
右側に隣設して固定されるが、図2とは側板18と妻板
22との位置関係を逆にすることで、左側に設置するよ
うにもすることができる。
【0016】図3は、妻板22の戸出し口23における
戸出し蓋24の取付構造を表わした組立分解図である。
符号34は、妻板22の戸出し口23の小口を塞ぐ妻板
側キャップを示し、符号36は、戸出し蓋24の小口を
塞ぐ蓋側のキャップを示す。この妻板側キャップ34
と、蓋側キャップ36は、連結ピン35を介して回動自
在に連結されるものである。
【0017】戸出し蓋24は、アルミ合金製の押出し形
材からなる中空の形材である。この実施例では、戸出し
蓋24は、平板部37と、この平板部37からその取付
姿勢では戸袋の外側に張り出すようにL字形に直角に曲
がっている張出し部38との一体構造の形材である。
【0018】このような戸出し蓋24のL字形の小口2
4aの切口形状に対応するように蓋側キャップ36には
L字形を呈する合成樹脂を材質とする部品が用いられて
いる。この蓋側キャップ36は、その本体部39には、
前記戸出し蓋37の張出し部38を含んだ小口全体に嵌
合するように直角に延出するこま部40が一体形成され
ている。このこま部40を用いて、戸出し蓋24の回転
軸であるヒンジピン35を戸出し口23から外側に偏位
した位置に支持するため、こま部40と一体にしてヒン
ジピン35が挿通される円筒部41が形成されている。
この円筒部41の下端からはロックピン42が嵌め込ま
れ、このロックピン42によってヒンジピン35が抜け
ないようになっている。
【0019】一方、妻板側のキャップ34は、キャップ
本体44と、その長手方向の側縁と直角に交差する取付
用の板部46とが一体となった合成樹脂製の部品であ
る。この図では、キャップ本体44は、妻板22側の小
口23aに着脱自在に冠着するようになっており、小口
23aを塞いだ状態では、板部46は、妻板22の側面
にビス等を用いて固定することができる。
【0020】このような妻板側のキャップ本体34に
は、板部46のある側とは反対側に直角に張り出すこま
部47が一体成形されている。このこま部47には、軸
孔48が形成されている。従って、こま部47と蓋側の
キャップ36のこま部40とを、ワッシャ49を間に挟
んで軸孔48とスリーブ41とを同心的に合せ、ヒンジ
ピン35を挿通することで、両者のキャップ34、36
は回転自在に連結される。
【0021】また、キャップ本体44には、長溝を切り
欠くことによって、片持ち形で弾性的に撓曲可能なフッ
ク50が形成され、このフック50の先端部の下側には
爪(図示せず)が形成されている。フック50が撓む
と、爪は上下に変位して、蓋側のキャップ36の上面に
形成されている凹部52に対して係合、離脱が可能にな
っている。特に、フック50の爪が係合した状態では戸
出し蓋37は閉位置を保つことができる。
【0022】このようなフック50の爪並びに凹部52
は、戸出し蓋37の回転方向に傾斜するテーパを持つよ
うにすることが好ましく、これによってある程度の力を
加えると爪は凹部52から離脱し、簡単に戸出し蓋を開
けることができる。
【0023】なお、図3において、54は、蓋側のキャ
ップ36を戸出し蓋24の小口24aに装着したとき
に、外れないように固定するための固定金具を示す。こ
の固定金具54は、キャップの下面側の突部55に係合
する爪56と、小口24a側の内側面に係合する爪57
が形成されている。
【0024】図4は、妻板22の戸出し口23に戸出し
蓋24を開閉自在に取り付けた状態を示す。このように
戸出し蓋24を取り付ける順序を説明すると、妻板側キ
ャップ34と、蓋側キャップ36とを対にして、ヒンジ
ピン35を両こま部40、47に挿通してから、ロック
ピン42を挿し込むと、妻板側キャップ34と、蓋側キ
ャップ36は一体的に連結される。こうして組み立てた
キャップアッセンブリを戸出し蓋24の上下の小口にそ
れぞれ装着する。次いで、戸出し蓋24ごと、妻板22
の戸出し口23に向けて横から水平にスライドさせるよ
うにして嵌め込み、妻板22の裏側から上下の妻板側キ
ャップ34をそれぞれその板部46でねじ止めすること
で、戸出し蓋24を簡単に取り付けることができる。
【0025】この戸出し蓋構造では、重なり合うキャッ
プ34、36をヒンジピン35を回転軸として連結する
ことによって、蝶番としての機能をも併せ持ち、戸出し
蓋24を回動自在に取り付けることができる。このよう
に、本来小口を塞ぐためのキャップ34、36を戸出し
蓋24の開閉の軸金具として利用できるので、従来のよ
うに蝶番その他の必要な部品点数を少なくすることがで
き、また、蝶番などの金物が露出して見た目の外観を損
うことがないので戸出し蓋回りの意匠性を高めることが
できる。
【0026】次に、図5は、戸出し蓋24をいっぱいに
開いた状態を表わした断面図である。回転軸であるヒン
ジピン35の位置の偏りに対応して戸出し蓋24には張
り出し部38を設けている結果、戸出し蓋24の全開位
置では妻板22における縦方向の形材切断面60は、手
を入れる方向から見て、張り出し部38の陰に隠れる構
造になっている。また、雨戸16を引出す時には、この
戸出し蓋24の張出し部38が戸出し口23の外側に突
き出す形になっているため、指は戸出し蓋24と妻板2
2の間に入り難いので、指挟みを防止する上で安全な構
造になっている。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、本来小口を塞ぐためのキャップを蓋
部材の開閉の軸金具として利用できるので、従来のよう
に蝶番その他の必要な部品点数を少なくすることがで
き、また、蝶番がないので蓋回りの外観の意匠性を高め
ることができる。
【0028】さらに、請求項1の発明によれば、蓋部材
の回動中心の位置を前記妻板の開口部から外側に偏位し
た位置に設定するとともに、この回動中心位置まで延出
する張出し部を前記蓋部材と一体的に設けていることに
より、妻板形材の切断面が張出し部の陰に隠れ、また、
指を蓋と妻板の間に挟まないように一層の安全性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による戸袋の一実施例を示す外観図。
【図2】実施例による戸袋の組立図。
【図3】戸出し口を開閉する戸出し蓋の取付構造を表わ
した組立図。
【図4】妻板に取り付けた戸出し蓋を示す斜視図。
【図5】戸出し蓋の開閉動作の説明に供される戸出し蓋
の説明図。
【図6】従来の戸袋における戸出し蓋の取付構造を示す
斜視図。
【符号の説明】
10 戸袋 16 雨戸 18 側板 19 上枠 20 下枠 22 妻板 23 戸出し口(開口部) 23a 小口 24 戸出し蓋(蓋部材) 24a 小口 26 戸当りストッパ 34 第1のキャップ 36 第2のキャップ 35 ヒンジピン 38 張出し部 40 こま部 50 フック 54 固定金具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下枠、上枠、側板、妻板並びに鏡板で雨戸
    の収納部を形成し、雨戸の引き込み側に取り付けられる
    妻板にその一部を切り欠いて開口部を形成するととも
    に、前記開口部に嵌合する蓋部材を設け、前記蓋部材の
    上下の小口にはそれぞれ第1キャップを装着し、前記妻
    板の開口部の上下の小口に第2のキャップを装着し、対
    向し合う一対の第1のキャップ、第2のキャップとをヒ
    ンジ軸を介して回動自在に連結し、さらに、前記蓋部材
    の回動中心の位置を前記妻板の開口部から外側に偏位し
    た位置に設定するとともに、この回動中心位置まで延出
    する張出し部を前記蓋部材と一体的に設けたことを特徴
    とする戸袋。
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