JP2891415B1 - 木造建物における横架材の接合装置 - Google Patents

木造建物における横架材の接合装置

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JP2891415B1 JP10763898A JP10763898A JP2891415B1 JP 2891415 B1 JP2891415 B1 JP 2891415B1 JP 10763898 A JP10763898 A JP 10763898A JP 10763898 A JP10763898 A JP 10763898A JP 2891415 B1 JP2891415 B1 JP 2891415B1
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藤原恭史
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株式会社トーアエンジニアリング
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Abstract

【要約】 【課題】 横架材が浮き上ることのない強固な接合装置
を提供する。 【解決手段】 基部片9と該基部片9に係合間隙10を
存して重なり合う組付け部片11を屈曲状の下端部12
を介して互いに連設して接合金具Aを構成する。柱2の
表面に設けた凹入部17に前記基部片9を係合して前記
接合金具Aを柱2に固定し、横架材1の端面に重設した
接合板5を、接合金具Aの前記係合間隙10に係合させ
て前記柱2にボルト止めする。また、前記横架材1内に
係合した前記組付け部片11の上端に設けた屈曲状の係
合部片13の下側に、前記横架材1に幅方向に嵌挿させ
た係止杆8を係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建物の梁等の横架
材を柱等の軸組体に接合するために用いる横架材の接合
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】柱や梁等の被接合材に上端開口の溝状の
接合金具を突設し、該接合金具に梁等横架材の端部を係
合して固定する構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、木材に
所謂ほぞ加工乃至ほぞ孔加工を施こす必要がないため、
ほぞを設けることによる木材の強度の低下を防ぐことが
できる長所はあるが、構造上、横架材に下方からの外力
に対し弱く、所謂浮上りが生じるおそれがある。
【0004】本発明は、従来例の斯様な欠点に着目し、
接合強度の優れた横架材の接合装置を提供すべく創案し
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】基部片と該基部片に係合
間隔を存して重なり合う組付け部片を屈曲状の下端部を
介して互いに連設して成る接合金具を、柱等の軸組体の
表面に設けた凹入部に前記基部片を係合して前記軸組体
に固定し、横架材の端面に重設した接合板を、接合金具
の前記係合間隙に係合させて前記軸組体にボルト止めす
ると共に、前記横架材内に係合した前記組付け部片の上
端に設けた屈曲状の係合部片の下側に、前記横架材に幅
方向に嵌挿させた係止杆を係合した構成とするのであ
る。
【0006】
【実施例】図面は本発明に係る木造建物における横架材
の接合装置の一実施例を示し、図1は縦断面図、図2は
図1のX−X線断面図、図3は金具の斜視図である。
【0007】実施例は、梁、桁などの横架材1を柱2に
接合する場合を示すが、柱2に代えて梁等の、前記横架
材1に直交する他の横架材を被接合材として前記横架材
1を接合する構造のものに本発明を適用しても良い。
【0008】しかして、実施例は、柱2側に受支ボルト
3およびこれに螺合したナット4を用いて接合金具Aを
組付け、横架材1側に接合板5を備えた第一金具Bと第
二金具Cを組合わせてこれらをドリフトピン6で組付
け、接合板5と接合金具Aを組合わせ、接合板5を固定
ボルト7によって柱2に固定する一方、接合金具Aを係
止杆8によって前記横架材1に固定して、横架材1を柱
2に接合するようにしたものである。
【0009】接合金具Aは、基部片9と該基部片9に係
合間隙10を存して重なり合う組付け部片11を屈曲状
の下端部12を介して互いに連設し、組付け部片11の
上端に、前記基部片9を重合する側と反対側方向に突設
した、屈曲状の係合部片13を備え、前記組付け部片1
1には上下一対の透孔14,14´を、また、基部片9
には前記透孔14,14´と一致する上下一対の螺子孔
15,15´を設けて構成し、組付け部片11の下側透
孔14´を通じて基部片9の下側螺子孔15´に螺合し
て先端側を基部片9より突出させるようにして受支ボル
ト3をこの接合金具Aに組付け、該接合金具Aの基部片
9を下側貫通孔16´と一致する位置にして柱2接合面
側に設けた凹入部17に係合させるようにして、前記受
支ボルト3を柱2に設けた前記下側貫通孔16´に貫通
させ、貫通孔16´より突出するボルト3先端と前記ナ
ット4を螺合して柱2に一対並べて組付けたものであ
る。
【0010】なお、上側透孔14および上側螺子孔15
を用いて受支ボルト3を接合金具Aに組付ける場合は、
前記第一金具Bより大形の第一金具を用いるときに適用
される。従って、本発明の実施に当っては、上側の透孔
14および螺子孔15は省略しても良い。
【0011】前記第一金具Bは、前記接合板5の左右方
向中央に接続部片18を突設して成り、接合板5の上部
には前記接続部片18を介して一対の螺子筒19,19
を設け、該螺子筒19,19の直下に存するように前記
接合板5の下端に縦長の掛止切欠20,20を設け、こ
の掛止切欠20の開口端と連通するようにして前記接合
金具Aの下端部12が係合する係合切欠21,21を設
け、また、前記接続部片18の先端には受止部片22…
を等間隔を存して縦方向に列設し、該受止部片22,2
2の間隔(離開)幅と同幅にして前記ドリフトピン6を
貫通させる透孔23…を前記接続部片18の中間部に縦
方向に列設し、接続部片18の基部側(接合板5側)に
は前記止着杆8を貫通させる貫通孔24を設けて構成し
たものである。
【0012】また、前記第二金具Cは、中央部片25の
両側に相対して一対の側部片26,26を連設して側部
片26,26間を挾入間隙27と成し、側部片26の下
端に互いに反対方向にして水平状にして突設した受支部
片28,28を備えたもので、前記中央部片25には前
記受止部片22,22(乃至透孔23,23)の間隔幅
と同幅にして掛止孔29…を列設し、該掛止孔29,2
9の間隔幅と同じくして前記側部片26,26には透孔
30…を縦方向に列設して構成したものである。
【0013】しかして、第二金具Cの側部片26,26
で構成する挾入間隙27に第一金具Bの接続部片18を
縦動可能に挾入し、側部片26の下端と接続部片18の
上端とで成す間隔幅が横架材1の梁成(高さ幅)と見合
う位置に両金具B,Cを上下方向に互いにずらせて位置
調節し、位置調節することにより選択された適宜の受止
部片22を適宜の掛止孔29に係合して両金具B,Cを
組合わせ、この組合わせた両金具B,Cを、第二金具C
の中央部片25側から横架材1の端面中央に設け、か
つ、端面に設けた下端開口の係合凹部34に通じるスリ
ット31に挾入して受支部片28上に横架材1が載置さ
れる位置に配し、前記位置調節により互いに一致させた
第一金具Bの透孔23と第二金具Cの透孔30に、前記
間隔幅と同幅にして横架材1に予め形成した貫通孔32
を通じて前記ドリフトピン6(ドリフトピンと称するも
のでなくとも良い)を貫通係合させることにより、第
一、第二金具B,Cは横架材1に組付け固定され、第一
金具Bの部分を構成する接合板5は横架材1の端面に重
設状態にして配置される。
【0014】そして、係合切欠21に柱2側に受支ボル
ト3で組付けた接合金具Aが、また、掛止切欠20に受
支ボルト3がそれぞれ係合するように、横架材1の端面
に設けた接合板5を降下させて接合金具Aの係合間隙1
0に係合せしめると、横架材1は接合板5と受支ボルト
3乃至接合金具Aとの組合わせ関係により柱2に仮接合
され、柱2に設けた上側貫通孔16を通じて固定ボルト
7を、上側貫通孔16と一致するように配した接合板5
の螺子筒19に螺合締付けることにより横架材1は柱2
に接合され、さらに、接合金具Aの組付け部片11の上
端に設けた屈曲状の係合部片13に、第一金具Bに設け
た貫通孔24および係合部片13と貫通孔24に一致す
るようにして横架材1に幅方向にして設けた貫通孔33
に嵌挿した前記係止杆8を係合することにより横架材1
の柱2に対する接合状態はより強固となる。
【0015】なお、前記係合凹部34に螺子筒19、接
合金具Aの組付け部片11或いは受支ボルト3の頭部等
々が係合するようにしてあり、この凹部34、スリット
31或いはボルト37やドリフトピン6、止着杆8を嵌
挿(貫通)させる貫通孔16,16´、32、33等
は、所謂プレカット加工で形成する。
【0016】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
横架材を柱等に確実に接合することができることは勿
論、横架材に下側から外力が負荷されても、止着杆を介
して係合部片がこれを受けるから横架材の浮き上りを防
止でき、強固な横架材の接合装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】金具の斜視図。
【符号の説明】 1 横架材 2 柱 5 接合板 8 係止杆 9 基部片 10 係合間隙 11 組付け部片 12 下端部 13 係合部片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部片と該基部片に係合間隙を存して重
    なり合う組付け部片を屈曲状の下端部を介して互いに連
    設して成る接合金具を、柱等の軸組体の表面に設けた凹
    入部に前記基部片を係合して前記軸組体に固定し、横架
    材の端面に重設した接合板を、接合金具の前記係合間隙
    に係合させて前記軸組体にボルト止めすると共に、前記
    横架材内に係合した前記組付け部片の上端に設けた屈曲
    状の係合部片の下側に、前記横架材に幅方向に嵌挿させ
    た係止杆を係合した、木造建物における横架材の接合装
    置。
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