JP2888802B2 - 情報書込み装置 - Google Patents

情報書込み装置

Info

Publication number
JP2888802B2
JP2888802B2 JP23393196A JP23393196A JP2888802B2 JP 2888802 B2 JP2888802 B2 JP 2888802B2 JP 23393196 A JP23393196 A JP 23393196A JP 23393196 A JP23393196 A JP 23393196A JP 2888802 B2 JP2888802 B2 JP 2888802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
information
information writing
writing
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23393196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1077017A (ja
Inventor
勲 大沢
辰夫 渡辺
徳雄 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kirin Brewery Co Ltd filed Critical Kirin Brewery Co Ltd
Priority to JP23393196A priority Critical patent/JP2888802B2/ja
Publication of JPH1077017A publication Critical patent/JPH1077017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2888802B2 publication Critical patent/JP2888802B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器等に貼付さ
れるラベルに製造年月日等の情報の書込みを行う情報書
込み装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、大量生産され
る飲料や食品その他の製品には、製造段階において、そ
の製品の製造年月日やロット数等の種々の情報が表示さ
れる。
【0003】このような各種情報の表示は、例えば、内
容物の表示等を行うために製品容器に貼付されるラベル
に書き込まれることによって行われ、このラベルへの情
報の書込みは、製造段階においてレーザ光やインクジェ
ットによってラベルを製品容器に貼付する直前に行われ
る。
【0004】このようなラベルに情報の書込みを行う従
来の情報書込み装置としては、図6に示されるような装
置がある。この図6に示された従来の情報書込み装置A
は、ラベル貼機Bに取り付けられている。このラベル貼
機Bは、回転テーブル1の外周部に回転自在に取り付け
られた複数個のパレット2と、このパレット2に糊の塗
布を行うグルーローラ3と、パレット2にラベルRを一
枚ずつ供給するラベルマガジン4と、パレット2からラ
ベルRを受け取りベルトコンベアVによって搬送されて
くるボトルWにラベルRを貼付するグリッパ5とを有し
ている。
【0005】この書込み装置Aは、ラベル貼機Bのパレ
ット2に対向する位置に配置されたレーザ射出器6を備
えており、このレーザ射出器6からレーザ光Lwをパレ
ット2に保持されたラベルRの感熱発色印字領域に照射
することにより、情報の書込みを行う。
【0006】この書込み装置Aにはシステムコントロー
ラ7が接続されており、このシステムコントローラ7に
レーザ射出器6からのショット信号Ssおよび発振ミス
信号Smが入力されるようになっている。
【0007】書込み装置Aのレーザ射出器6は、図7に
示されるように、レーザ発振器6Aを内蔵しており、こ
のレーザ発振器6AからラベルRの感熱発光印字領域に
シリンドリカルレンズ6B,マスク6Cおよび焦点レン
ズ6Dを介してレーザ光Lwが照射され、このレーザ光
Lwの照射によって、マスクチェンジャ6Eに交換自在
に装着されているマスク6Cにエッチングにより形成さ
れた文字が、ラベルRに書き込まれるようになってい
る。
【0008】この書込み装置AにおけるラベルRの位置
検出は、レーザ射出器6に内蔵された反射型位置検出セ
ンサ6Fによって行われるようになっている。この反射
型位置検出センサ6Fは、ラベル検出光Slをラベル貼
機Bのパレット2に向けて照射し、濃色に着色されたパ
レット2のラベル保持面と淡色に着色されたラベルRの
感熱発色印字領域とから反射されてくるラベル検出光S
lの反射率の差を検知して、ラベルRの感熱発色印字領
域が所定の書込み位置に位置されているか否かの検出を
行う。そして、ラベルRの感熱発色印字領域を検出する
と、レーザ発振器6Aにラベル検出信号Ldを出力して
レーザ発振器6Aにレーザ光Lwを射出させる。
【0009】なお、図6および7中Smは発振ミス信
号、Ssはショット信号であり、システムコントローラ
7は、レーザ発振器6Aから発振ミス信号Smが入力さ
れた場合、または、ショット信号Ssの入力が前回のシ
ョット信号Ssの入力から所定の時間内に行われない場
合に、コンベアVの下流側に設けられたリジェクタ8に
リジェクト信号Srを出力して、リジェクタ8に書込み
不良のラベルRが貼付されたボトルWを排除させる。
【0010】上記情報書込み装置は、回転テーブル1の
回転位置をアブソリュートエンコーダによって検出して
レーザ発振器によりラベルRに情報の書込みを行う場合
に、このアブソリュートエンコーダが0.5ms程度の
応答のばらつきを有しており、このため、回転テーブル
1の回転スピードによってレーザ発振器による情報の書
込み位置が正規の書込み位置から数ミリ程度ずれてしま
うので、このようなアブソリュートエンコーダの応答ば
らつきに起因する情報書込み位置のずれを防止するため
に開発されたものであり、書込み装置Aの反射型位置検
出センサ6FによってラベルRが書込み位置に位置され
ているか否かを検出してレーザ発振器6Aからのレーザ
光Lwの照射を行うことにより、ラベル供給不良によっ
てラベルRが書込み位置にない場合にレーザ光Lwが射
出されたり、レーザ光Lwの照射位置がラベルRの感熱
発光印字領域からずれてしまったりするのを防止するも
のである。
【0011】しかしながら、この書込み装置Aは、反射
型位置検出センサ6Fの検出距離がレンズ等を使用して
も数十ミリメートルであるため、ラベルRを貼付するた
めの糊やラベルの切り屑等が反射型位置検出センサ6F
のラベル検出光Slの射出口に付着して検出ミスが発生
する場合があり、このため、レーザ発振器6Aの誤動作
によって情報の書込み位置がずれてしまう等の問題を完
全に解決することが出来ない。
【0012】上記のような問題を解決するために、反射
型センサの代わりに他の方式の位置検出センサを使用す
ることも考えられるが、例えば、透過型センサを用いる
場合には、図6において回転テーブル1側に透過型セン
サの受光部を取り付けることが必要であり、回転テーブ
ル1の回転による振動によって検出ミスが発生する可能
性があるので、上記問題を解決することは出来ない。
【0013】また、超音波センサを用いてラベルRの位
置検出を行おうとすると、ラベル貼器においては糊等の
洗浄のために湯等の洗浄液が使用されるので、超音波の
発射口に水滴が付着して検出ミスが発生する可能性があ
り、やはり、上記問題を解決することは出来ない。
【0014】このような問題の発生は、書込み装置Aに
おいてレーザ射出器6の代わりにインクジェット印字機
を使用する場合も同様である。この発明は、上記のよう
な従来の書込み装置における問題点を解決するために為
されたものである。
【0015】すなわち、この発明は、ラベル位置を位置
検出センサよって検出してこのラベルに必要な情報の書
き込みを行う情報書込み装置において、情報の書込み位
置がずれる虞のない情報書込み装置を提供することを目
的とする。さらに、この発明は、情報の書込み位置のず
れ防止とともに、書込み位置にラベルがない場合に書込
み操作が行われたり、また書込みが行われなかったラベ
ルが送り出されたりすることのない情報書込み装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による情報書込み装置は、ラベル供給部
材から供給され駆動部材によって移動されるラベル保持
部材に保持されたラベルに情報の書込みを行う情報書込
み装置において、ラベル保持部材が情報書込み位置に移
動されてきたときにラベル保持部材に保持されたラベル
に情報の書込みを行う情報書込み部材と、ラベル保持部
材を移動させる駆動部材にラベル保持部材と一体的に移
動するように取り付けられた標的部材と、ラベル保持部
材が情報書込み位置に位置された際に標的部材に対向す
る位置に配置され標的部材を検出することによってラベ
ル位置検出信号を出力するラベル位置検出部材と、ラベ
ル供給部材に取り付けられてラベル供給部材がラベルを
ラベル保持部材に供給する作動状態にあるときにラベル
供給信号を出力する作動検知部材と、この作動検知部材
とラベル位置検出部材と情報書込み部材に接続されて作
動検知部材からラベル供給信号が入力されているときに
ラベル位置検出部材からラベル位置検出信号が入力され
ると情報書込み部材に書込み指令信号を出力して情報の
書込みを行わせる制御部材と、ラベル保持部材の移動距
離を検出してこの移動距離を表す移動距離検出信号を制
御部材に出力する移動距離検出部材とを備え、制御部材
が、作動検知部材からラベル供給信号の入力が開始され
た後、移動距離検出部材から入力される移動距離検出信
号が表すラベル保持部材の移動距離がラベル保持部材の
ラベル供給位置と情報書込み部材の情報書込み位置との
間の距離よりも短い場合には、ラベル位置検出部材から
ラベル位置検出信号が入力されても情報書込み部材に書
込み指令信号を出力しないことを特徴としている。
【0017】この第1の発明による情報書込み装置は、
駆動部材によって移動されるラベル保持部材にラベル供
給部材からラベルを供給して保持させ、糊付けを行って
壜容器等の製品容器に貼り付けてゆくラベル貼機に取り
付けられる。
【0018】そして、ラベル貼機の運転が開始されてラ
ベル供給部材の作動が開始されると、作動検知部材から
ラベル供給信号が制御部材に出力される。この状態で、
ラベル供給部材からラベルを供給されたラベル保持部材
が情報書込み部材の情報書込み位置に移動されてくる
と、このラベル保持部材とともに移動される標的部材が
ラベル位置検出部材に対向する位置に移動されてきてこ
のラベル位置検出部材によって検出され、制御部材にラ
ベル位置検出信号が出力される。
【0019】制御部材は、作動検知部材からラベル供給
部材の作動を示すラベル供給信号が入力されている状態
で、ラベル位置検出部材からラベル保持部材に保持され
たラベルが情報書込み位置に位置されたことを示すラベ
ル位置検出信号が入力されると、情報書込み部材に書込
み指令信号を出力してこの情報書込み部材に情報の書込
みを行わせる。
【0020】以上のように、この第1の発明によれば、
移動するラベルに情報の書込みを行う際に、この情報の
書込みを行うラベルが情報書込み部材の情報書込み位置
に位置されているか否かの検出を、ラベル保持部材を移
動させる駆動部材にこのラベル保持部材と一体的に移動
するように取り付けられた標的部材をラベル位置検出部
材によって検出することにより行うので、標的部材をラ
ベル保持部材のラベル保持部から離れた位置に配置する
ことによってラベル位置検出部材に糊や紙片等が付着し
て、ラベル位置検出部材によるラベル位置の検出ミスの
発生を防止することができ、これによってラベルに書き
込まれた情報の位置にずれが生じるのを有効に防止する
ことができる。
【0021】ラベル保持部材のラベル供給位置と情報書
込み部材の情報書込み位置とが離れている場合に、最初
にラベルが供給されたラベル保持部材が情報書込み部材
の情報書込み位置に到達する前にラベルを保持していな
い先行する他のラベル保持部材が情報書込み位置に到達
してラベル位置検出部材によって検出されても、移動距
離検出部材によって最初にラベルが供給されたラベル保
持部材の移動距離が検知されていることによって、情報
書込み部材は作動されない。したがって、ラベルを保持
していないラベル保持部材にレーザ光が照射されてラベ
ル保持部材が損傷されたり、インクジェットがラベル保
持部材に噴射されてラベル保持部材が汚されたりするの
を防止することが出来る。
【0022】この第2の発明は、ラベル供給部材から供
給され駆動部材によって移動されるラベル保持部材に保
持されたラベルに情報の書込みを行う情報書込み装置に
おいて、ラベル保持部材が情報書込み位置に移動されて
きたときにラベル保持部材に保持されたラベルに情報の
書込みを行う情報書込み部材と、ラベル保持部材を移動
させる駆動部材にラベル保持部材と一体的に移動するよ
うに取り付けられた標的部材と、ラベル保持部材が情報
書込み位置に位置された際に標的部材に対向する位置に
配置され標的部材を検出することによってラベル位置検
出信号を出力するラベル位置検出部材と、ラベル供給部
材に取り付けられてラベル供給部材がラベルをラベル保
持部材に供給する作動状態にあるときにラベル供給信号
を出力する作動検知部材と、この作動検知部材とラベル
位置検出部材と情報書込み部材に接続されて作動検知部
材からラベル供給信号が入力されているときにラベル位
置検出部材からラベル位置検出信号が入力されると情報
書込み部材に書込み指令信号を出力して情報の書込みを
行わせる制御部材と、ラベル保持部材の移動距離を検出
してこの移動距離を表す移動距離検出信号を制御部材に
出力する移動距離検出部材とを備え、制御部材が、作動
検知部材からのラベル供給信号の入力が停止された後、
移動距離検出部材から入力される移動距離検出信号が表
すラベル保持部材の移動距離がラベル保持部材のラベル
供給位置と情報書込み部材の情報書込み位置との間の距
離よりも短い場合には、ラベル位置検出部材からラベル
位置検出信号が入力されたときに情報書込み部材に書込
み指令信号を出力することを特徴としている。
【0023】第2の発明によれば、ラベル保持部材のラ
ベル供給位置と情報書込み部材の情報書込み位置とが離
れている場合に、ラベル供給部材の作動が停止されて最
後にラベルが供給されたラベル保持部材が情報書込み部
材の情報書込み位置に到達するまでは、この最後にラベ
ルが供給されたラベル保持部材の移動距離が移動距離検
出部材によって検知されていることによって、作動検知
部材から作動検知信号が入力されていなくても、ラベル
保持部材が情報書込み位置に到達する毎に情報書込み部
材が作動されて、情報の書込みが行われる。したがっ
て、ラベル供給部材からラベル保持部材に供給されたす
べてのラベルに情報の書込みが行われるので、情報の書
込みが行われていないラベルが容器等に貼り付けられて
出荷されるのを防止することが出来る。
【0024】3の発明情報書込み装置は、前記駆動
部材として、互いに平行な上円盤と下円盤とによって構
成された回転テーブルが設けられ、前記ラベル保持部材
が前記上円盤と下円盤との間に取り付けられ、前記標的
部材が前記上円盤の上面に上方へ突出するように固定さ
れていることを特徴とする
【0025】第4の発明の情報書込み装置は、前記標的
部材として、表面が鏡面仕上げされたステンレス製のボ
ルトピンにて構成されたドグが設けられ、前記ラベル位
置検出部材が、検出光を照射して前記ドグからの反射光
によってラベル位置の検出を行う反射型位置検出センサ
であることを特徴とする。
【0026】第5の発明の情報書込み装置は、情報書込
み部材が、レーザ光によって情報の書込みを行うレーザ
書込み部材であることを特徴とする。
【0027】この第5の発明の情報書込み装置によれ
ば、ラベルの発色インク層が形成されている情報書込み
領域に情報書込み部材からレーザ光が照射されて、この
情報書込み領域の発色インク層の所用の部分が発色され
ることにより、所望の情報の書込みが行われる。
【0028】第6の発明の情報書込み装置は、情報書込
み部材が、インクジェットによって情報の書込みを行う
インクジェット書込み部材であることを特徴とする。
【0029】この第6の発明の情報書込み装置によれ
ば、情報書込み領域にインクジェット書込み部材である
情報書込み部材からインクジェットが噴射されて、この
インクジェットにより情報書込み領域に所望の情報の書
込みが行われる。
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら説明を行
う。
【0033】図1および2には、この発明をレーザ光に
よってラベルに情報を書き込む情報書込み装置に適用し
た例が示されている。この図1および2において、ラベ
ル貼機10は、回転テーブル11,パレット12,グル
ーローラ13,ラベルマガジン14およびグリッパ15
を備えていて、図6の従来のラベル貼機とほぼ同様の構
造を有している。回転テーブル11は、図2に示される
ように、上円盤11Aと下円盤11Bの二枚の平行な円
盤によって構成され、この上円盤11Aと下円盤11B
の間に、パレット12がシャフト12Aによって取り付
けられている。
【0034】書込み装置20は、ラベルマガジン14の
ラベル供給位置にあるパレット12から回転テーブル1
1の回転方向において二個分下流側にあるパレット12
と対向する位置に配置されたレーザ射出器21と、この
レーザ射出器21に接続されてレーザ射出器21に印字
信号(トリガ信号)Paを出力するシステムコントロー
ラ22と、ラベルマガジン14に取り付けられてこのラ
ベルマガジン14からラベルRがパレット12に送り出
されたときラベル供給信号Pbをシステムコントローラ
22に出力するラベル送出し検知器23と、回転テーブ
ル11の上円盤11A上のそれぞれパレット12に対応
する位置に固定されたドグ24と、パレット12が印字
位置に位置されたときにドグ24と対向する位置に配置
されてシステムコントローラ22にドグ検出信号Pcを
出力する反射型センサ25と、回転テーブル11の回転
軸に接続されて回転テーブル11の回転角度に対応した
ファインパルスPdをシステムコントローラ22に出力
するエンコーダ26とを備えている。
【0035】ドグ24は、表面が鏡面仕上げされたステ
ンレス製のボルトピンであり、回転テーブル11の上円
盤11Aの上面に上方に突出するように固定されてい
る。そして、各パレット12がレーザ射出器21の印字
位置に来たとき、それぞれ対応するドグ24が反射型セ
ンサ25による検出位置に位置されるようになってい
る。 エンコーダ26は、ラベルマガジン14のラベル
供給位置にパレット12が位置され回転テーブル11の
回転によって次のパレット12がラベル供給位置に位置
されるまでの間に、10パルスのファインパルスPdを
システムコントローラ22に出力するようになってい
る。
【0036】次に、上記情報書込み装置の作動を、図3
ないし5を参照しながら説明する。図3は各信号の出力
のタイミングを示すタイムチャートであり、図4および
5はラベルマガジン14からのラベルRの供給状態を示
す図である。
【0037】図4はラベルマガジン14によるラベルR
の供給が開始された時の状態であり、この状態からラベ
ルマガジン14がオンされると、グルーローラ13によ
って糊が塗付されたパレット12が回転テーブル11の
回転に伴ってラベルマガジン14のラベル供給位置に順
次到来され、このパレット12にラベルマガジン14か
らラベルRが一枚ずつ供給されて保持される。このと
き、ラベルRはその裏面をパレット12のラベル保持面
に密着された状態で保持されている。
【0038】このようにしてラベルRを保持したパレッ
ト12が、回転テーブル11の回転方向においてパレッ
ト二個分だけ下流側にあるレーザ射出器21の印字位置
に来ると、ドグ24が反射型センサ25によって検出さ
れてそのドグ検出信号Pcがシステムコントローラ22
に出力される。
【0039】ドグ検出信号Pcを入力したシステムコン
トローラ22は、このドグ検出信号Pcおよびラベルマ
ガジン14から入力されるラベル供給信号Pbに基づい
て、レーザ射出器21に印字信号Paを出力する。レー
ザ射出器21は、入力された印字信号Paによってパレ
ット12に向かってレーザ光を射出し、このパレット1
2に保持されたラベルRの感熱発光印字領域に、製造年
月日等の各種情報の書込みを行う。
【0040】ここで、ラベルマガジン14のラベルRの
開始直後には、ラベルRを保持したパレット12がレー
ザ射出器21の印字位置に来るまでに、この印字位置を
二個の空のパレット12が通過することになり、レーザ
光の照射によってパレット12を損傷する虞がある。
【0041】このため、システムコントローラ22は、
図3に示されるように、エンコーダ26から入力される
ファインパルスPdをカウントしており、ラベルマガジ
ン14がオンされてラベル供給信号Pbが入力された後
のファインパルスPdのカウント数が20カウント未満
である場合には、反射型センサ25からドグ検出信号P
cが入力されてもレーザ射出器21への印字信号Paの
出力は行わず、ファインパルスPdのカウント数が20
カウント以上になったときにのみ印字信号Paの出力を
行う。
【0042】したがって、ラベルマガジン14がオンさ
れた後、ラベルRを保持した先頭のパレット12がレー
ザ射出器21の印字位置に到達するまでは、例え反射型
センサ25によってドグ24が検出されてドグ検出信号
Pcがシステムコントローラ22に入力されても、レー
ザ射出器21からのレーザ光の射出は行われず、したが
ってパレット12がレーザ光によって損傷を受けること
がない。
【0043】また、図5に示されるように、ラベルマガ
ジン14がオフされた後もラベル供給位置と印字位置と
の間にはラベルRを保持しているパレット12が二個あ
るため、システムコントローラ22が、ラベルマガジン
14からのラベル供給信号Pbの入力が途絶することに
よってレーザ射出器21に印字信号Paを出力しなくな
ると、この二個のパレット12に保持されたラベルRに
は印字が行われないことになる。
【0044】このため、システムコントローラ22は、
図3に示されるように、ファインパルスPdのカウント
によって、ラベルマガジン14がオフされた後のファイ
ンパルスPdのカウント数が20カウントを越えるまで
は、ラベルマガジン14からラベル供給信号Pbが入力
されていなくても、反射型センサ25からのドグ検出信
号Pcの入力によってレーザ射出器21に印字信号Pa
を出力して、ラベルRへの印字を行い、ファインパルス
Pdのカウント数が20カウントを越えた後は印字信号
Paの出力を停止する。
【0045】したがって、無印字のラベルRがそのまま
製品容器に貼付されて出荷される虞はない。上記実施例
において、ラベルマガジン14がオンされた後にレーザ
射出器21による印字を開始するまでのファインパルス
Pdのカウント数、およびラベルマガジン14がオフさ
れた後にレーザ射出器21による印字を停止するまでの
ファインパルスPdのカウント数の設定は、ラベル貼機
10におけるラベル供給位置と印字位置との間隔にした
がって行われる。そして、このファインパルスPdの各
カウント数の設定値は、外部からのノイズの影響等を考
慮して、いわゆる空印字が行われたり無印字のラベルが
発生するのを確実に防止することができるように調整す
ることが出来る。
【0046】また、上記実施例において、エンコーダ2
6と別に高分解能を有するエンコーダを回転テーブル1
1に取り付けてこのエンコーダからシステムコントロー
ラ22にエンコーダパルスが入力されるようにすること
により、反射型センサ25によるドグ24の検知の後
に、エンコーダパルスのカウントによってパレット12
が確実に印字位置に位置されたか否かの二重チェックを
行うようにすることができる。
【0047】上記においては、ラベルRへの印字をレー
ザ印字によって行う書込み装置20が示されているが、
本発明は、レーザ射出器21の代わりにインクジェット
プリンタを用いて印字を行う書込み装置においても同様
に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施態様の一例を示す回路図であ
る。
【図2】同例におけるドグの取付け位置を示す部分斜視
図である。
【図3】同例における各信号の出力状態を示すタイムチ
ャートである。
【図4】同例におけるラベルマガジンの作動開始時の状
態を示す説明図である。
【図5】同例におけるラベルマガジンの作動停止時の状
態を示す説明図である。
【図6】従来例を示す概要構成図である。
【図7】同従来例におけるレーザ射出器の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10…ラベル貼機 11…回転テーブル(駆動部材) 12…パレット(ラベル保持部材) 14…ラベルマガジン(ラベル供給部材) 20…書込み装置(情報書込み装置) 21…レーザ射出器(情報書込み部材) 22…システムコントローラ(制御部材) 23…ラベル送出し検知器(作動検知部材) 24…ドグ(標的部材) 25…反射型センサ(ラベル位置検出部材) 26…エンコーダ(移動距離検出部材) Pa…印字信号(書込み指令信号) Pb…ラベル供給信号 Pc…ドグ検出信号(ラベル位置検出信号) Pd…ファインパルス(移動距離検出信号)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−85136(JP,A) 実開 昭50−11603(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65C 1/00 - 11/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル供給部材から供給され駆動部材に
    よって移動されるラベル保持部材に保持されたラベルに
    情報の書込みを行う情報書込み装置において、 前記ラベル保持部材が情報書込み位置に移動されてきた
    ときにラベル保持部材に保持されたラベルに情報の書込
    みを行う情報書込み部材と、 ラベル保持部材を移動させる前記駆動部材にラベル保持
    部材と一体的に移動するように取り付けられた標的部材
    と、 ラベル保持部材が情報書込み位置に位置された際に前記
    標的部材に対向する位置に配置され標的部材を検出する
    ことによってラベル位置検出信号を出力するラベル位置
    検出部材と、 前記ラベル供給部材に取り付けられてラベル供給部材が
    ラベルをラベル保持部材に供給する作動状態にあるとき
    にラベル供給信号を出力する作動検知部材と、 この作動検知部材と前記ラベル位置検出部材と前記情報
    書込み部材に接続されて作動検知部材からラベル供給信
    号が入力されているときにラベル位置検出部材からラベ
    ル位置検出信号が入力されると情報書込み部材に書込み
    指令信号を出力して情報の書込みを行わせる制御部材
    と、前記ラベル保持部材の移動距離を検出してこの移動距離
    を表す移動距離検出信号を前記制御部材に出力する移動
    距離検出部材と、 を備え 前記制御部材が、前記作動検知部材からラベル供給信号
    の入力が開始された後、移動距離検出部材から入力され
    る移動距離検出信号が表すラベル保持部材の移動距離が
    ラベル保持部材のラベル供給位置と前記情報書込み部材
    の情報書込み位置との間の距離よりも短い場合には、ラ
    ベル位置検出部材からラベル位置検出信号が入力されて
    も前記情報書込み部材に書込み指令信号を出力しない
    とを特徴とする情報書込み装置。
  2. 【請求項2】 ラベル供給部材から供給され駆動部材に
    よって移動されるラベル保持部材に保持されたラベルに
    情報の書込みを行う情報書込み装置において、 前記ラベル保持部材が情報書込み位置に移動されてきた
    ときにラベル保持部材 に保持されたラベルに情報の書込
    みを行う情報書込み部材と、 ラベル保持部材を移動させる前記駆動部材にラベル保持
    部材と一体的に移動するように取り付けられた標的部材
    と、 ラベル保持部材が情報書込み位置に位置された際に前記
    標的部材に対向する位置に配置され標的部材を検出する
    ことによってラベル位置検出信号を出力するラベル位置
    検出部材と、 前記ラベル供給部材に取り付けられてラベル供給部材が
    ラベルをラベル保持部材に供給する作動状態にあるとき
    にラベル供給信号を出力する作動検知部材と、 この作動検知部材と前記ラベル位置検出部材と前記情報
    書込み部材に接続されて作動検知部材からラベル供給信
    号が入力されているときにラベル位置検出部材からラベ
    ル位置検出信号が入力されると情報書込み部材に書込み
    指令信号を出力して情報の書込みを行わせる制御部材
    と、 前記ラベル保持部材の移動距離を検出してこの移動距離
    を表す移動距離検出信号を前記制御部材に出力する移動
    距離検出部材と、を備え、 前記制御部材が、前記作動検知部材からのラベル供給信
    号の入力が停止された後、移動距離検出部材から入力さ
    れる移動距離検出信号が表すラベル保持部材の移動距離
    がラベル保持部材のラベル供給位置と前記情報書込み部
    材の情報書込み位置との間の距離よりも短い場合には、
    ラベル位置検出部材からラベル位置検出信号が入力され
    たときに前記情報書込み部材に書込み指令信号を出力す
    ることを特徴とする 情報書込み装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動部材として、互いに平行な上円
    盤と下円盤とによって構成された回転テーブルが設けら
    れ、前記ラベル保持部材が前記上円盤と下円盤との間に
    取り付けられ、前記標的部材が前記上円盤の上面に上方
    へ突出するように固定されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の情報書込み装置。
  4. 【請求項4】 前記標的部材として、表面が鏡面仕上げ
    されたステンレス製のボルトピンにて構成されたドグが
    設けられ、前記ラベル位置検出部材が、検出光を照射し
    て前記ドグからの反射光によってラベル位置の検出を行
    う反射型位置検出センサであることを特徴とする請求項
    に記載の情報書込み装置。
  5. 【請求項5】 前記情報書込み部材が、レーザ光によっ
    て情報の書込みを行うレーザ書込み部材である請求項1
    または2に記載の情報書込み装置。
  6. 【請求項6】 前記情報書込み部材が、インクジェット
    によって情報の書込みを行うインクジェット書込み部材
    である請求項1または2に記載の情報書込み装置。
JP23393196A 1996-09-04 1996-09-04 情報書込み装置 Expired - Fee Related JP2888802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23393196A JP2888802B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 情報書込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23393196A JP2888802B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 情報書込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1077017A JPH1077017A (ja) 1998-03-24
JP2888802B2 true JP2888802B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=16962860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23393196A Expired - Fee Related JP2888802B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 情報書込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2888802B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331933A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Asahi Breweries Ltd ラベル操作装置
DE202013103957U1 (de) * 2013-09-03 2014-12-04 Krones Ag Etikettiermaschine mit Servomotorantrieb
CA3006133C (en) * 2014-10-21 2019-10-01 Gen-Probe Incorporated Method and apparatus for printing on an object having a curved surface
CN106274070B (zh) * 2015-05-29 2018-02-02 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种利用激光技术对玻璃奶瓶标记的装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1077017A (ja) 1998-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5723202A (en) Transparent printer media with reflective strips for media sensing
US20010029857A1 (en) Printer with a device for the driving of transponder chips
US4502057A (en) Method and apparatus for detecting errors in an ink ribbon in a thermal transfer type multicolor printer
JP2888802B2 (ja) 情報書込み装置
US20060007293A1 (en) Method of printing thermal media by aligning image
JPH09123544A (ja) サーマルプリンタのジャム検出装置
US7250958B2 (en) Method of printing thermal media by aligning image
JPH0995021A (ja) プリンタ
JP2020158308A (ja) プリンタ、プリンタの制御方法及びプログラム
JP2813334B2 (ja) 情報書込み装置
JP2008100357A (ja) 印刷装置、光ディスクデュプリケート装置、および、印刷装置の制御方法
JPH06166190A (ja) ラベル印字装置
JP5351577B2 (ja) ラベル貼付装置
EP0374567B1 (en) Electrostatic printer using continuous paper
GB1430934A (en) Labelling devices continuously variable friction drive
JP4755899B2 (ja) Rfidラベル発行装置
JP2968228B2 (ja) 情報書込み装置における二重書込み防止機構
JPH08255459A (ja) 記録媒体印刷装置
JP3109694B2 (ja) レーザ印字装置のマスクチェンジャ・コントローラ
JP2000302109A (ja) エンコーダ異常検出装置および情報書込み装置
JPH05270017A (ja) 感熱記録装置
JP2006150760A (ja) ラベルプリンタ
JP2000006491A (ja) 記録装置および被記録媒体
JPH08332736A (ja) インク吐出検出装置
JP2772657B2 (ja) 液体噴射記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090219

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090219

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees