JP2554818Y2 - ドアチェッカーの位置決め固定用治具 - Google Patents

ドアチェッカーの位置決め固定用治具

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JP2554818Y2
JP2554818Y2 JP7148291U JP7148291U JP2554818Y2 JP 2554818 Y2 JP2554818 Y2 JP 2554818Y2 JP 7148291 U JP7148291 U JP 7148291U JP 7148291 U JP7148291 U JP 7148291U JP 2554818 Y2 JP2554818 Y2 JP 2554818Y2
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door checker
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義夫 三谷
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上下一対のドアヒンジ
を有する自動車のドアパネルの所定位置に、前記ドアパ
ネルの外側から螺入される取付ボルトでドアチェッカー
を固定するためのドアチェッカーの位置決め固定用治具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドアパネルにドアチェッ
カーを組付ける作業は以下のような手順で行われてい
た。すなわち、ドア単体の組立てを行うドア組立ライン
において、ドアのインナーパネルに取付ボルトでドアチ
ェッカーを仮締めする。この仮締めはドアチェッカーの
位置を微調整できるように、その取付ボルトを緩く締め
付けることにより行われる。次に、車体組立ラインにお
いて車体の開口部にドアをヒンジ結合した後、ドアチェ
ッカーの位置を微調整および位置決めしてから前記取付
ボルトを本締めして固定し、最後にドアチェッカーの連
結アームの先端を車体側に連結して作業を終了する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記従来の方
法では、ドアを車体に取り付けた後に狭隘なドアと車体
の連結部においてドアチェッカーの位置決め作業と取付
ボルトの本締め作業を行う必要があるため、作業者は無
理な作業姿勢で前記作業を行わなければならず、作業性
が極めて悪い問題があった。
【0004】本考案は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ドアを車体に取り付ける以前にドアチェッカーを容
易かつ正確にドアパネルに固定することが可能なドアチ
ェッカーの位置決め固定用治具を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案は、上下一対のドアヒンジを有する自動車の
ドアパネルの所定位置に、前記ドアパネルの外側から螺
入される取付ボルトでドアチェッカーを固定するための
ドアチェッカーの位置決め固定用治具であって、前記一
対のドアヒンジのヒンジピン孔に上下両端が係合可能で
あり、伸長方向に弾発付勢された伸縮自在な支持ロッド
と、前記支持ロッドの一端から所定距離の位置に設けら
れて前記ドアパネルの表面に当接可能であり、前記ドア
チェッカーの取付ボルトを締め付ける工具のソケットが
嵌合可能な案内孔を有する案内部材とを備えてなること
を特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0007】図1〜図4は本考案の一実施例を示すもの
で、図1は開かれた自動車のドアを示す斜視図、図2は
ドアチェッカーの位置決め固定用治具の全体側面、図3
は図2の3方向矢視図、図4はドアチェッカーの位置決
め固定用治具の使用状態を示す図(図2の4方向矢視
図)である。
【0008】図1に示すように、自動車の車体Bの開口
部を開閉するドアDは、その外皮を構成するアウタパネ
ルの内側に溶着されたインナーパネル1を備え、インナ
ーパネル1の車室に対向する面は化粧板2により覆われ
る。インナーパネル1の前端面に位置決め固定された上
下一対のドアヒンジ3,4は、同じく車体B側に固定さ
れた上下一対のドアヒンジ5,6にヒンジピン7,8を
介して枢支される。化粧板2に覆われたインナーパネル
1の内部にはドアチェッカーCが2本の取付ボルト9に
より固定され、そのドアチェッカーCの連結アーム10
はインナーパネル1の前端面に形成された開口部11
ら前方に延出し、車体Bに設けたブラケット11に連結
ピン12を介して枢支される。
【0009】図2〜図4に示すように、位置決め固定用
治具Zは長尺の上部ロッド13と短尺の下部ロッド14
を直列に接続した伸縮自在な支持ロッド15を備える。
下部ロッド14の下端には車体Bに正確に位置決めされ
てボルト16で固定された下側のドアヒンジ4のヒンジ
ピン孔41 に係合可能なテーパ状の係合端部141 が形
成されるともに、その上端部は有底筒状の連結部材17
の底面に固定される。一方、上部ロッド13の上端には
車体Bに正確に位置決めされてボルト16で固定された
上側のドアヒンジ3のヒンジピン孔31 に係合可能な球
面状の係合端部131 が形成されるとともに、その下端
部は前記連結部材17の内部に摺動自在に嵌合する。連
結部材17が嵌合する上部ロッド13の下端には、軸方
向に切欠き132 が形成され、連結部材17に螺入した
ネジ18が前記切欠き132 に係合することにより上部
ロッド13の連結部材17からの脱落が防止される。そ
して、連結部材17の底部と上部ロッド13の下端間に
は、上部ロッド13を押し上げて支持ロッド15を伸長
させるべくスプリング19が縮設される。
【0010】上部ロッド13には筒状部材20が嵌合し
て2本のボルト21で固定される。前記筒状部材20の
固定位置は、上部ロッド13の係合端部131 を基準と
し、その係合端部131 からの距離がL1 となるように
機種毎に予め設定される。筒状部材20に溶着した板状
部材22の2個の長孔221 には、案内部材23がボル
ト24で固定される。そのとき案内部材23の支持ロッ
ド15からの距離L2(すなわち上部ロッド13あるい
は下部ロッド14からの距離L2 )は、前記長孔221
とボルト24により機種毎に調整される。ドアDのイン
ナーパネル1の前端面に当接可能な樹脂製の当接部23
1 を一体に備えた案内部材23には、後述のドアチェッ
カーCを固定するための前記取付ボルト9を保持したナ
ットランナのソケットSが嵌合する2個の円形の案内孔
232 が貫通するとともに、両案内孔232 の間に四角
形の連結アーム挿通孔233 が形成される。
【0011】図4から明らかなように、ドアチェッカー
Cはインナーパネル1の裏面に当接した状態で、そのフ
ランジ251 に支持したナット27に螺合する前記取付
ボルト9によって固定される本体部25を備え、その本
体部25のガイド孔252 内部を摺動自在に貫通する連
結アーム10は、インナーパネル1に形成した開口部1
1 から前方に延出する。連結アーム10は互いに異なる
形状に屈曲した2枚のバネ板より成り、その中間部には
ドアDの半開き位置に対応する段部101 が形成される
とともに、その後端にはドアDの全開位置を規制するス
トッパ26が固定される。したがってドアDを開く際
に、前端を車体Bのブラケット11に連結ピン12を介
して枢支された連結アーム10は、バネ板の弾発力で本
体部25のガイド孔252 内部を摺接しながら外部に引
き出され、その際に前記段部101においてバネ板の摩
擦力が変化することによりドアDの開閉フィーリングに
メリハリを与えるように構成される。
【0012】次に、前述の本考案の実施例の作用を説明
する。
【0013】ドアDを単体として組み立てるドア組立ラ
インにおいて、溶接が完了したドアDのインナーパネル
1の内面に化粧板2を装着する以前に、前述の位置決め
固定用治具Zを用いたドアチェッカーCの装着作業が以
下のような手順で行われる。先ず、位置決め固定用治具
Zの支持ロッド15の上部ロッド13の係合端部131
をインナーパネル1に固定された上側のドアヒンジ3の
ヒンジピン孔31 に係合させるとともに、この上部ロッ
ド13に対して下部ロッド14と連結部材17をスプリ
ング19を圧縮しながら上昇させ、下部ロッド14の係
合端部141 をインナーパネル1に固定された下側のド
アヒンジ4のヒンジピン孔41 に係合させる。これによ
り支持ロッド15はその上下端部において上下一対のド
アヒンジ3,4により支持される。このとき、上部ロッ
ド13と一体に固定された連結部材17の上下方向位置
は、インナーパネル1に固定された上側のドアヒンジ3
を基準として、その下方に距離L1 だけ離れた位置に位
置決めされる。
【0014】次に、支持ロッド15の上下端部を中心と
して該支持ロッド15と共に案内部材23を回転させる
ことにより、その当接部231 をインナーパネル1の前
端面に当接させる。続いて、図4に示すように、インナ
ーパネル1の開口から該インナーパネル1の内部にドア
チェッカーCを挿入し、その本体部25のフランジ25
1 をインナーパネル1の裏面に当接させるとともに、ド
アチェッカーCの連結アーム10をインナーパネル1の
開口部11 および案内部材23の連結アーム挿通孔23
3 を通して外部に突出させる。この状態から取付ボルト
9を支持したナットランナのソケットSを案内部材23
の2個の案内孔232 の何れか一方に嵌合させ、インナ
ーパネル1を表面側から裏面側に貫通した取付ボルト9
の先端にドアチェッカーCに本体部25のフランジ25
1 に装着したナット27を係合させる。而して、ナット
ランナのソケットSを回転駆動することにより、取付ボ
ルト9がナット27に螺合してドアチェッカーCがイン
ナーパネル1の所定位置に固定される。上述のようにし
て一方の取付ボルト9の締付が完了すると、案内部材2
3の他方の案内孔232 を利用して2本目の取付ボルト
9の締付作業が行われる。尚、2本の取付ボルト9の本
締めはこの時に同時に完了させても良く、また後工程で
取付ボルト9の本締め作業を行っても良い。
【0015】上述のようにして、ドアチェッカーCの本
体部25が位置決め固定されると、支持ロッド15を収
縮させて位置決め固定用治具Zをドアヒンジ3,4から
取り外した後、連結アーム10の先端を連結ピン12に
より車体Bのブラケット11に連結して作業を完了す
る。
【0016】尚、機種が変更になってドアチェッカーC
の装着位置が異なる場合には、ボルト21で上下方向位
置を、ボルト24で左右方向位置をそれぞれ再調整する
ことにより、案内部材23の位置を新たな機種のドアチ
ェッカーC装着位置に対応させることができる。
【0017】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は前記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の小設計変更を行うことが可能である。
【0018】例えば、実施例ではドアDの上下一対のド
アヒンジ3,4のうちの上側のドアヒンジ3を基準にし
て案内部材23の上下位置を決定しているが、下側のド
アヒンジ4を基準にすることも可能である。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案の特徴によれば、ド
アパネルに対して予め位置決めされた状態で固定されて
いるドアヒンジを基準として位置決め固定用治具を正し
い位置にセットし、この位置決め固定用治具の案内部材
に形成した案内孔を利用してドアチェッカーの取付ボル
トを締め付けているので、ドアチェッカーをドアの所定
位置に正確に位置決めして固定することができる。ま
た、ドアを車体に取り付ける前にドアチェッカーの装着
作業を行うことができるので、作業者は無理な姿勢を強
いられることなく楽に作業を完了させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】開かれた自動車のドアを示す斜視図
【図2】位置決め固定用治具の全体側面図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】位置決め固定用治具の使用状態を示す図(図2
の4方向矢視図)
【符号の説明】
1・・・・・インナーパネル(ドアパネル) 3・・・・・ドアヒンジ 31 ・・・・ヒンジピン孔 4・・・・・ドアヒンジ 41 ・・・・ヒンジピン孔 9・・・・・取付ボルト 15・・・・支持ロッド 23・・・・案内部材 232 ・・・案内孔 C・・・・・ドアチェッカー S・・・・・ソケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対のドアヒンジ(3,4)を有す
    る自動車のドアパネル(1)の所定位置に、前記ドアパ
    ネル(1)の外側から螺入される取付ボルト(9)でド
    アチェッカー(C)を固定するためのドアチェッカーの
    位置決め固定用治具であって、 前記一対のドアヒンジ(3,4)のヒンジピン孔
    (31 ,41 )に上下両端が係合可能であり、伸長方向
    に弾発付勢された伸縮自在な支持ロッド(15)と、前
    記支持ロッド(15)の一端から所定距離の位置に設け
    られて前記ドアパネル(1)の表面に当接可能であり、
    前記ドアチェッカー(C)の取付ボルト(9)を締め付
    ける工具のソケット(S)が嵌合可能な案内孔(2
    2 )を有する案内部材(23)とを備えてなる、ドア
    チェッカーの位置決め固定用治具。
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