JP2886456B2 - 排煙設備 - Google Patents

排煙設備

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JP2886456B2
JP2886456B2 JP6191798A JP19179894A JP2886456B2 JP 2886456 B2 JP2886456 B2 JP 2886456B2 JP 6191798 A JP6191798 A JP 6191798A JP 19179894 A JP19179894 A JP 19179894A JP 2886456 B2 JP2886456 B2 JP 2886456B2
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duct
smoke exhaust
air
damper
smoke
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正 相川
勉 藤木
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械排煙を必要とする
建物にあって、専用の排煙ダクトを用いずに排煙を行う
ための排煙設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に、建築物には内部の冷
暖房を行うための空調設備が設置され、天井裏等には空
調ダクトが敷設されている。また、建築物によっては、
建築基準法・消防法上の規定を満たすために、排煙ダク
トも敷設される。空調ダクト(サプライダクト及びレタ
ンダクト)及び排煙ダクトの両方を備える必要がある場
合、従来は、各々を個別に設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、空調
ダクトと排煙ダクトの両方を設置した場合、天井内ダク
ト量が多くなり、納まり上、下り天井が必要になり、或
いは階高が高くなる場合があった。また、レタンチャン
バ方式を採用してレタンダクトを中止した場合でも、サ
プライダクトと排煙ダクトは必要であり、このため、天
井内のダクト工事が煩雑になることは避けられなかっ
た。
【0004】本発明は、ダクト量を低減し、天井内の納
まりを容易にすると共にダクト工事量の低減を可能にす
る排煙設備を提供することを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、空調機からの給気を居室へ送風する
空調設備及びその居室からの排煙を排煙メインダクトに
導いて建物外へ排気する排煙設備を備えた建築物におい
て、居室に設けられた複数の兼用制気口の全てと常時連
通している兼用ダクトと、兼用ダクトと空調機とを連通
させる給気ダクと、兼用ダクトと排煙メインダクトと
を連通させる排煙ダクトと、給気ダクトの途中に設けら
れる第1のダンパと、排煙ダクトの途中に設けられる第
2のダンパとを備えているものである。
【0006】排煙時には、前記第1のダンパを閉めると
共に前記第2のダンパを開ける制御が行われる。
【0007】また、前記第1のダンパ及び前記第2のダ
ンパを空調機械室以外の場所に設置することができる。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、居室に付属する形で設
置した兼用ダクトは、居室に設けられた複数の兼用制気
口の全てと常時連通していることから、通常時には空調
機からの給気を全ての兼用制気口を介して居室へ導くダ
クトとして機能し、非常時には居室内の煙を全ての兼用
制気口を介して効率良く建屋外へ排出するためのダクト
として機能する。したがって、兼用ダクトにより空調お
よび排煙の2通りを兼用することができ、ダクト量の低
減が可能になり、天井内収まりが容易になり、ダクト工
事費の低減が図れるほか、他の換気ダクトや配管の設置
自由度を高めることができる。また、スリーブ工事費の
低減も可能になる。
【0009】上記のように、通常は空調用として使用し
ている兼用ダクトを排煙のためのダクトとして兼用する
ためには、空調機側に配設された第1のダンパを閉め、
排煙メインダクト側に配設された第2のダンパを開ける
ことにより、空調機側と兼用ダクトとの系を遮断し、
用ダクトと排煙メインダクトとの系を構成して、居室内
の煙を兼用ダクトから排煙メインダクトへと導くことが
可能になる。
【0010】第1のダンパ及び前記第2のダンパは制御
系の構築を配慮すれば、空調機械室が望ましいが、空調
機械室はスペース的に制限されている場合が多い。そこ
で、空調機械室以外の場所、例えば、事務所などの居室
に属する領域に設置すれば、ダンパの設置位置に制約を
受けることがなく、最も効率の良い場所に設置すること
が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明による排煙設備の一実施例を示す正
面配置図である。
【0012】図1においては、空調対象の居室として事
務所1を例にしている。事務所1と同一階に空調機械室
2が確保されており、空調機械室2内に空調機3、サプ
ライチャンバ4、レタンチャンバ5の各々が設置されて
いる。一方、事務所1の天井面には天井内空間に連通す
る複数のレタン口6が取り付けられ、これに隣接させて
兼用制気口7が設けられている。
【0013】兼用制気口7の各々には、主に空調ダクト
として用いられ非常時には排煙ダクトとして用いられる
兼用ダクト8が接続され、この兼用ダクト8の他端はサ
プライチャンバ4との間に設けられている給気ダクト4
aに接続されている。この給気ダクト4aの途中には排
煙ダンパ9が設けられている。また、兼用ダクト8には
排煙ダンパ10を介して排煙ダクト11が接続され、こ
の排煙ダクト11には排煙メインダクト12が接続され
ている。また、事務所1と空調機械室2の界壁の天井部
には、レタンバイパス13が設けられている。更に、レ
タンチャンバ5には、外気に連通する外気ダクト14が
設けられている。
【0014】以上の構成において、空調機3から事務所
1に給気を行う場合、排煙ダンパ10を閉めると共に兼
用ダクト8を開け、空調機3を稼働させる。これによ
り、空調機3からの空調空気は、サプライチャンバ4、
排煙ダンパ9、兼用ダクト8及び兼用制気口7を順次経
由して事務所1内へ送り込まれる。室内のレタン空気
(還気)はレタン口6から天井内へ吸引され、レタンバ
イパス13を通して空調機械室2へ送風され、更にレタ
ンチャンバ5にて外気ダクト14を経由してきた新鮮外
気と混合されて空調機3に戻る。
【0015】以上は通常時であるが、事務所1の排煙を
行わねばならない非常事態が発生するとセンサが作動
し、排煙ファン作動信号が出力される。この排煙ファン
作動信号に基づいて制御装置(不図示)は空調機3の運
転を停止し、更に排煙ダンパ9を閉めると共に排煙ダン
パ10を開けるように制御する。これにより、事務所1
内の煙は兼用制気口7を通して兼用ダクト8に送り込ま
れ、更に、排煙ダンパ10、排煙ダクト11を通して排
煙メインダクト12に送り込まれる。この排煙メインダ
クト12には排煙ファン(不図示)が設置されているた
め、排煙メインダクト12まで来た煙は屋外へ排出され
る。
【0016】このように、図1の実施例によれば、空調
用のダクトを非常時には排煙ダクトとして用いることが
でき、天井内のダクトの敷設を1系統にすることができ
る。この結果、天井内のダクト納まりが容易になり、他
の換気ダクトや配管の設置自由度が増大すると共に天井
高を上げ、或いは階高を下げることが可能になる。ま
た、ダクト工事量の減少によって、工期の短縮及びコス
トダウンが可能になる。更に、梁貫通でダクトを施工す
る場合、ダクト工事費のみならずスリーブ工事費の低減
も可能になる。
【0017】図2は本発明の他の実施例を示すダクト系
統図である。この実施例は、サプライダクトと排煙ダク
トの切り替えを事務所天井内で行うようにしており、こ
の構成によって、空調機械室2と排煙メインダクト12
の位置関係に応じ、排煙ダンパ9と排煙ダンパ10を最
も効率の良い場所に設けることが可能になる。
【0018】サプライチャンバ4に接続されたサプライ
ダクト15の途中には排煙ダンパ9が配設され、この出
側に兼用ダクト8が事務所1の天井に“コ”の字形に展
開しており、排煙ダンパ9の反対側の位置に接続された
排煙ダクト11の途中には排煙ダンパ10が配設されて
いる。排煙ダンパ9及び排煙ダンパ10は、事務所1内
側に設けられている。これにより、空調機械室2に比べ
て設置位置に制約されることが少なく、設置上の自由度
がある。
【0019】この場合、サプライダクト15と排煙ダク
トの切り替えは、サプライチャンバ部分で切り替えるこ
ともできる。また、サプライ枝ダクトで切り替える構成
にすることも可能である。
【0020】なお、上記実施例においては、空調機械室
2を有する建築物を例にしたが、空調機械室2を設け
ず、天井内や壁内部に空調機を設置した建物に対しても
本発明を適用可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、空調機か
らの給気を空調ダクトを介して居室へ送風する空調設備
及び前記居室からの排煙を排煙メインダクトに導いて建
物外へ排気する排煙設備を備えた建築物において、前記
空調ダクトと前記空調機の間に配設された給気ダクトの
途中に設けられる第1のダンパと、前記空調ダクトと前
記排煙メインダクトの間に配設される排煙ダクトと、こ
の排煙ダクトの途中に設けられる第2のダンパとを設け
るようにしたので、空調ダクトを排煙ダクトに兼用する
ことができ、ダクト量の低減が可能になる。この結果、
天井内納まりが容易になり、ダクト工事費の低減が図れ
るほか、他の換気ダクトや配管の設置自由度を高めるこ
とができる。また、スリーブ工事費の低減も可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排煙設備の一実施例を示す正面配
置図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すダクト系統図であ
る。
【符号の説明】
1 事務所 2 空調機械室 3 空調機 4 サプライチャンバ 4a 給気ダクト 5 レタンチャンバ 6 レタン口 7 兼用制気口 8 兼用ダクト 9 排煙ダンパ 10 排煙ダンパ 11 排煙ダクト 12 排煙メインダクト 13 レタンバイパス 14 外気ダクト 15 サプライダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 7/06 A62B 13/00 E04F 17/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機からの給気を居室へ送風する空調
    設備及び前記居室からの排煙を排煙メインダクトに導い
    て建物外へ排気する排煙設備を備えた建築物において、 前記居室に設けられた複数の兼用制気口の全てと常時連
    通している兼用ダクトと、 前記兼用ダクトと前記空調機とを連通させる給気ダクト
    と、 前記兼用ダクトと前記排煙メインダクトとを連通させる
    排煙ダクトと、 前記給気ダクトの途中に設けられる第1のダンパと、 前記排煙ダクトの途中に設けられる第2のダンパと を備
    えていることを特徴とする排煙設備。
  2. 【請求項2】 排煙時には、前記第1のダンパを閉める
    と共に前記第2のダンパを開けることを特徴とする請求
    項1記載の排煙設備。
  3. 【請求項3】 前記第1のダンパ及び前記第2のダンパ
    を空調機械室以外の場所に設置することを特徴とする請
    求項1記載の排煙設備。
JP6191798A 1994-07-22 1994-07-22 排煙設備 Expired - Lifetime JP2886456B2 (ja)

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