JPH07180898A - セントラル空調方法および空調装置 - Google Patents

セントラル空調方法および空調装置

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JPH07180898A
JPH07180898A JP5324090A JP32409093A JPH07180898A JP H07180898 A JPH07180898 A JP H07180898A JP 5324090 A JP5324090 A JP 5324090A JP 32409093 A JP32409093 A JP 32409093A JP H07180898 A JPH07180898 A JP H07180898A
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JP
Japan
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air
duct
space
panel
air conditioner
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JP5324090A
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English (en)
Inventor
Tatsu Shimura
龍 志村
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダクトの断熱が不要なセントラル空調方法お
よび空調装置の提供。 【構成】 調和空気を、空調機51から通路部分16に
送り、さらに通路部分16から各室11に分配し、その
後、各室11から各ダクト32A,75,31Aを通し
て空調機51に戻すことにより、建物10内で調和空気
を循環させて建物10内のセントラル空調を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物内に配設された各
ダクトおよび各室を連絡する通路部分を通して調和空気
を循環させて前記建物内の各室の空調を行うセントラル
空調方法および空調装置に関し、高気密化された住宅等
の建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、簡単な空調として建物の各室毎
にエアコン装置を設置して各室を個別に冷暖房すること
が行われているが、運転効率の向上や設置スペースの集
約化を図るために、複数の室内機で一個の室外機を共用
するセパレート型マルチエアコンも利用されている。こ
のセパレート型マルチエアコンでは、一個の室外機から
所定の温度条件に設定された熱媒を配管を通して各室内
機に送り、各室内機で各室を個別に冷暖房している。し
かし、このようなセパレート型マルチエアコンでは、各
室毎に室内機を設置するスペースが必要であるうえ、高
圧熱媒を通す配管が錯綜することになり、どうしても専
門職による工事が必要となる。また、このようなセパレ
ート型マルチエアコンでは、単に冷暖房や除湿を行うに
すぎず、室内の換気や加湿を含めた湿度調整等を行うこ
とはできなかった。
【0003】これに対し、近年、冷暖房を行う温度調整
機能、除湿や加湿を行う湿度調整機能、室内の空気と外
気との入れ換えを行う換気機能等の各種の空調機能を備
えた空調機により予め所定状態に調和された調和空気を
作り、この調和空気を建物内に配設された各ダクトを通
して循環させて各室に供給するセントラル空調が行われ
ている。つまり、このセントラル空調の場合には、前述
したセパレート型マルチエアコンが熱媒を建物内で循環
させるのに対し、調和空気を建物内で循環させている。
【0004】そして、このようなセントラル空調装置の
ダクトには、通常のパイプ状の配管ダクトを用いたもの
がある他、本願出願人により床や壁の一部を形成するよ
うに配設されたダクトパネルを用いたものも提案されて
いる(特開平2−287034号、特開平3−5545
8号、実開平3−25718号等各公報参照)。
【0005】このようなセントラル空調においては、通
常、調和空気を空調機から各ダクトを通して各室内に送
り、その後、各室内から通路部分を通して空調機に戻す
という循環方法により空調を行っている。このようなセ
ントラル空調装置によれば、冷暖房に加え、湿度調整や
換気を行うことができるうえ、さらに本願出願人による
ダクトパネルを用いれば施工を専門職に頼らずに容易に
行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように各ダクトを空調機から各室内への調和空気の送
り経路として用いる調和空気の循環方法では、空調機に
より所定の温度に調整された調和空気が各ダクトを通っ
て空調対象である各室内に送られるので、調和空気の熱
損失や結露を防ぐために、各ダクトを断熱しなければな
らず、手間がかかるうえ、コストが高くなるという問題
があった。
【0007】本発明の目的は、ダクトの断熱が不要なセ
ントラル空調方法および空調装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、各ダクトを各
室内から空調機への調和空気の戻り経路として用いて前
記目的を達成しようとするものである。具体的には、本
発明は、建物内に配設された各ダクトおよび各室を連絡
する通路部分を通して調和空気を循環させて前記建物内
の各室の空調を行うセントラル空調方法であって、前記
調和空気を、空調機から前記通路部分に送り、さらに前
記通路部分から前記各室に分配し、その後、前記各室か
ら前記各ダクトを通して前記空調機に戻すことを特徴と
する。また、本発明のセントラル空調方法は、前記各ダ
クトとして少なくとも上階床に配設された床ダクトパネ
ル内に形成されたパネルダクトを用いることを特徴とす
る。
【0009】さらに、本発明のセントラル空調方法は、
前記空調機を階段の下側に位置する階段下空間に設ける
ことを特徴とする。そして、本発明のセントラル空調方
法は、前記調和空気を、前記空調機から前記階段の蹴込
み部分に形成された連通開口を通して前記通路部分に送
ることを特徴とする。また、本発明のセントラル空調方
法は、前記各ダクトとして前記階段下空間に隣接する壁
に配設された壁ダクトパネル内に形成されたパネルダク
トを用いることを特徴とする。
【0010】そして、本発明は、建物内に配設された各
ダクトおよび各室を連絡する通路部分を通して調和空気
を循環させて前記建物内の各室の空調を行うセントラル
空調装置であって、前記調和空気を循環させる空調機を
備え、この空調機の送り部分は前記通路部分と連通さ
れ、戻り部分は前記各ダクトと連通されていることを特
徴とする。また、本発明のセントラル空調装置は、前記
空調機が階段の下側に位置する階段下空間に設けられて
いることを特徴とする。さらに、本発明のセントラル空
調装置は、前記空調機が前記階段下空間の下側に位置す
る下階床下空間を通して外気に連通された換気手段を有
していることを特徴とする。
【0011】
【作用】このような本発明においては、空調機により所
定の温度に調整された調和空気を空調機から通路部分に
送り、さらに通路部分から各室に分配し、その後、各室
から各ダクトを通して空調機に戻すことにより、建物内
の各室の空調を行う。そして、同時に通路部分の空調も
行われることになる。この際、各ダクトが、各室内から
空調機への調和空気の戻り経路として用いられているの
で、各ダクトを通る調和空気は、空調対象である各室内
を既に通過しており、所定の空調温度である必要はなく
なる。このため、各ダクトの断熱は不要となり、ダクト
の形成に手間がかからなくなるうえ、各ダクトをアルミ
製のフレキシブルダクト等の安価な材料を用いて形成す
ることも可能となる。
【0012】また、通路部分のうち玄関の近傍の部分
は、玄関の扉の開閉により熱移動が生じるため所定の空
調温度に保つことが比較的困難な場所であるが、この玄
関の近傍の部分に、空調機により所定の温度に調整され
た調和空気を直接に送り込むことが可能となる、つまり
従来のように各室内を通過させた後の調和空気を送るの
ではなくなるので、玄関の近傍の部分の空調能力が向上
されてこの部分の空調が確実に行われるようになる。
【0013】さらに、各ダクトを各室内から空調機への
調和空気の戻り経路として用いると、直前に各室内にあ
った空気が各ダクトを流れることになるので、各ダクト
を空調機から各室への送り経路として用いる場合に比
べ、ダクト内の温度と各室内の温度との差が小さくな
る。このため、ダクトが各室に隣接して配置されている
場合には、ダクトと各室との間の断熱が不要となるう
え、この部分での結露の発生もない。そして、通常は空
調対象ではないために各室とは異なる温度となっている
天井裏空間を、気密化して天井裏ダクトとして使用する
場合には、この天井裏ダクトには直前に各室内にあった
空気が流れ、天井裏ダクト内と室内との温度差はなくな
るので、これらの間の断熱は不要になるうえ、この部分
での結露の発生もなく、これらにより前記目的が達成さ
れる。
【0014】また、空調機を階段下空間に設ければ、通
路等から扉等を通して空調機の設置作業およびメンテナ
ンス作業を行うことが可能となり、これらの作業は容易
なものとなる。そして、空調機を階段下空間に設けれ
ば、階段下空間の下側に位置する下階床下空間を利用し
て容易に各種の配管を行うことが可能となる。例えば、
下階床下空間を通して外気に連通された換気手段を空調
機に設けて各室の換気を行うことが可能となる。さら
に、空調機を階段下空間に設けた場合において、空調機
から通路部分に調和空気を送る際に、調和空気を階段の
蹴込み部分に形成された連通開口を通せば、この部分に
は物が置かれることがないため、調和空気の送り経路が
確実に確保されるうえ、蹴込み部分は目立たない場所で
あるため、建物内の美観を損なうこともない。
【0015】また、上階床に配設された床ダクトパネ
ル、あるいは階段下空間に隣接する壁に配設された壁ダ
クトパネルを用いてダクトを形成すれば、施工を専門職
に頼らずに容易に行うことが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。 〔第一実施例〕図1には、本発明の第一実施例のセント
ラル空調装置50を備えた建物10の断面の一部が示さ
れている。 〔建物の概要〕建物10は、各階毎に複数の居室11お
よびこれらの各居室11を連通する廊下13が設けられ
たパネル組立式の二階建ての住宅であり、屋外に対して
高断熱化、高気密化されている。図1において、建物1
0の一階部分の図中右側には、居室11が設けられ、こ
の居室11には壁12を介して廊下13が隣接してい
る。一階の廊下13には、この一階の廊下13と図示さ
れない二階の廊下13とを連絡するための階段14が設
けられている。また、一階および二階の廊下13と、階
段14の上側の空間である階段室15とにより通路16
が構成されている。
【0017】階段14の下側には、階段下空間21が形
成され、この階段下空間21内には、冷暖房、除湿、加
湿、換気等の各種の空調機能を備えた空調用室内機51
が設置されている。また、階段下空間21の下側には、
一階の床22と建物10の基礎23とにより囲まれた床
下空間24が形成されている。
【0018】〔空調機〕空調用室内機51は、建物10
内に所定の状態に調整された調和空気を循環させるエア
ハンドリングユニット51Aと、このエアハンドリング
ユニット51Aを補助して空調用室内機51のパワーア
ップを図るパワーアップユニット51Bと、温水を熱媒
とした熱交換により調和空気を暖房用に調整する温水フ
ァンユニット51Cと、建物10内を循環する調和空気
の一部を入れ換えて換気を行うセントラル換気ユニット
51Dとを備えている。
【0019】建物10の外部には、図中左側の外壁面1
7の近傍に、空調用室外機52が設置されている。空調
用室外機52は、熱媒と外気との間で熱交換を行い、所
定の温度に調整した熱媒を図1中点線で示された熱媒流
通路53を通して空調用室内機51に送るように構成さ
れている。
【0020】空調用室内機51のエアハンドリングユニ
ット51Aは、空調用室外機52から送られてくる所定
の温度に調整された熱媒と空気との間で熱交換を行い、
所定の状態に温度調整された調和空気を建物10内に形
成された空気循環路30を通して各居室11に供給する
ように構成されている。また、このエアハンドリングユ
ニット51Aは、必要に応じて除湿や加湿を行い、調和
空気の湿度調整を行うようになっている。
【0021】また、建物10の外部には、図中右側の外
壁面18の近傍に、空調用室内機51のパワーアップを
図るためのパワーアップ用室外機54が設置されてい
る。パワーアップ用室外機54は、空調用室外機52と
同様な構成を有しており、熱媒と外気との間で熱交換を
行い、所定の温度に調整した熱媒を図1中点線で示され
た熱媒流通路55を通して空調用室内機51に送るよう
に構成されている。
【0022】空調用室内機51のパワーアップユニット
51Bは、エアハンドリングユニット51Aにより通常
の熱交換を行った空気を、さらにパワーアップ用室外機
54から送られてくる熱媒との間で熱交換させ、所定の
状態に温度調整するように構成されている。
【0023】また、建物10の外部には、パワーアップ
用室外機54の図中右側の位置に、空調用室内機51の
温水ファンユニット51C用のボイラ56が設けられ、
このボイラ56のさらに右側に、ボイラ56に接続され
たタンク57が設けられている。ボイラ56は、燃焼あ
るいは電気加熱等により温水を生成し、この高温の温水
を図1中点線で示された温水流通路58を通して空調用
室内機51に送るように構成されている。タンク57
は、この温水を保温しながら貯留するために設けられて
いる。
【0024】空調用室内機51の温水ファンユニット5
1Cは、ボイラ56から送られてくる高温の温水と空気
との間で熱交換を行い、各居室11に供給する調和空気
を暖房用に調整するように構成されている。
【0025】空調用室内機51のセントラル換気ユニッ
ト51Dとエアハンドリングユニット51Aとの間には
リレーボックス61が設けられ、セントラル換気ユニッ
ト51Dは、エアハンドリングユニット51Aと連動し
て運転可能な構成になっている。
【0026】セントラル換気ユニット51Dは、床22
を貫通して床下空間24に至るように配置されたアルミ
製等のフレキシブルダクト62,63を備えている。こ
のうち一方のフレキシブルダクト62は、建物10の外
壁面17の下側に位置する基礎23を貫通して外部に連
通され、この基礎23の貫通孔部分には、外気を吸い込
むガラリ付きの換気用吸込口64が形成されている。他
方のフレキシブルダクト63は、建物10の内部に位置
する基礎23を貫通して一階の居室11の下側の床下空
間25に連通され、この基礎23の貫通孔部分には、空
気を排出する換気用排出口65が形成されている。そし
て、これらのセントラル換気ユニット51Dとフレキシ
ブルダクト62,63とにより空調用室内機51の換気
手段60が構成されている。
【0027】換気手段60は、セントラル換気ユニット
51Dによりフレキシブルダクト62から新鮮な外気を
吸い込んで階段下空間21内に供給するとともに、セン
トラル換気ユニット51Dにより階段下空間21内の空
気の一部を吸い込んでフレキシブルダクト63を通して
これを排出することにより、建物10内に形成された空
気循環路30を流通する調和空気の換気を行うようにな
っている。この際の換気量(空気の吸込量および排出
量)は、自在に調整可能である。また、セントラル換気
ユニット51D内では、階段下空間21内に供給される
外気と階段下空間21内から排出される空気との間で熱
交換が行われるようになっている。
【0028】〔ダクト〕一階の壁12は、複数の壁パネ
ルを組み立てて形成されている。これらの壁パネルのう
ちの少なくとも階段下空間21に面した一部には、内部
に空気を流通させるパネルダクト31Aが形成された壁
ダクトパネル31が用いられている。また、二階の床1
9は、複数の床パネルを組み立てて形成されている。こ
れらの床パネルのうちの一部には、内部に空気を流通さ
せるパネルダクト32Aが形成された床ダクトパネル3
2が用いられている。この床ダクトパネル32内のパネ
ルダクト32Aは、ガラリ付きの吸込口39により二階
の居室11と連通されている。床ダクトパネル32内で
あって吸込口39の近傍には、吸込口39からの調和空
気の吸込量を調整する吸込量調整手段43が設けられて
おり、この吸込量調整手段43は、後述するルームコン
トローラ71で操作可能となっている。そして、壁ダク
トパネル31内のパネルダクト31Aと床ダクトパネル
32内のパネルダクト32Aとの間には、これらを連通
させる所定容積のチャンバーボックス33が配置されて
いる。
【0029】一階の居室11の天井26と床ダクトパネ
ル32等により形成された二階の床19との間の天井裏
空間27の内周面には、発泡接着剤やバリや石膏ボード
等の気密化用部材74が設けられ、これにより天井裏空
間27は気密化されて天井裏空間27の全体に渡って天
井裏ダクト75が形成されている。天井裏ダクト75と
床ダクトパネル32内のパネルダクト32Aとは連通開
口76により連通されている。また、天井裏ダクト75
は、ガラリ付きの吸込口36により一階の居室11と連
通されている。天井裏ダクト75内であって吸込口36
の近傍には、吸込口36からの調和空気の吸込量を調整
する吸込量調整手段44が設けられており、この吸込量
調整手段44は、後述するルームコントローラ71で操
作可能となっている。さらに、吸込量調整手段44の近
傍には、ファイアダンパ45が設けられており、このフ
ァイアダンパ45は、火災時に空気の流通を遮断して有
害な煙の循環等を防止するためのものである。そして、
吸込口36は、一階の各居室11毎に複数個設置されて
おり、各居室11内の家具の配置等に応じてこれらの複
数個の吸込口36の開閉選択を行い、使用する吸込口3
6と使用しない吸込口36とを設定することができるよ
うになっている。また、一階および二階の各居室11
と、通路16とは図示されないガラリ付きのドア等によ
り連通されている。
【0030】〔階段ユニット〕図2には、階段14の近
傍の拡大断面が示されている。階段14は、階段ユニッ
ト20により形成されており、図2は、この階段ユニッ
ト20を建物10に設置した後の状態である。図1およ
び図2において、階段ユニット20は、予め工場で階段
14の踏面14Aと蹴込み14Bとを所定の形状に配置
形成し、図示されない支持部材でこれらを支持した構成
となっている。一部の蹴込み14Bには、階段下空間2
1と通路16(階段室15)とを連通するガラリ付きの
連通開口38A,38B,38Cが設けられている。
【0031】階段下空間21は、仕切板47により図中
左側の送り空間21Aと図中右側の戻り空間21Bとに
分割されている。送り空間21Aには、空調用室内機5
1の送り部分51Sが接続されている。一方、戻り空間
21Bには、空調用室内機51の戻り部分51Rが接続
されている。また、戻り空間21Bに面した壁12に
は、電気集塵を行うフィルタ40が設けられ、これによ
り壁ダクトパネル31内のパネルダクト31Aと戻り空
間21Bとが連通されている。
【0032】階段下空間21の内周面には、その全面
(連通開口38A,38B,38Cおよびフィルタ40
の部分を除く)に渡って消音材41A,41B,41C
が貼り付けられている。つまり、階段ユニット20の踏
面14Aおよび蹴込み14Bの裏面には消音材41Aが
貼り付けられ、階段下空間21に隣接する壁12の表面
には消音材41Bが貼り付けられ、階段下空間21の下
側の床22の表面には消音材41Cが貼り付けられてい
る。そして、空調用室内機51の振動等による騒音は、
これらの消音材41A,41B,41Cにより遮断また
は吸収されて階段下空間21の外部には漏れず、階段下
空間21は、あたかも消音ボックスのようになってい
る。各消音材41A,41B,41Cは、それぞれ工場
で予め貼り付けられたものであっても、現場で貼り付け
られるものであってもよい。しかし、特に階段ユニット
20に貼り付けられる消音材41Aは、現場での施工を
容易にするために工場で貼り付けておくことが好まし
い。
【0033】〔セントラル空調装置〕階段下空間21の
送り空間21A、連通開口38A,38B,38C、通
路13、図示されない各居室11のドアガラリ、および
各居室11により、調和空気が建物10の内部を循環す
る経路である空気循環路30の送り側が構成されてい
る。そして、吸込口39、吸込口36、天井裏ダクト7
5、連通開口76、床ダクトパネル32内のパネルダク
ト32A、チャンバーボックス33、壁ダクトパネル3
1内のパネルダクト31A、フィルタ40、および階段
下空間21の戻り空間21Bにより、空気循環路30の
戻り側が構成されている。また、この空気循環路30
と、空調用室内機51、空調用室外機52、熱媒流通路
53、パワーアップ用室外機54、熱媒流通路55、ボ
イラ56、タンク57、温水流通路58、換気手段60
等の各装置とにより、調和空気を循環させて建物10内
の空調を行うセントラル空調装置50が構成されてい
る。
【0034】建物10内の一か所(居室11あるいは通
路16)には、セントラル空調装置50の起動停止、温
度設定等の主要操作を行うセンターコントローラ70が
設けられている。また、各居室11内には、各居室11
から吸い込まれる調和空気の流量調整等を各居室11毎
にそれぞれ個別に行うことができるルームコントローラ
71およびこれを遠隔操作可能なワイヤレスリモコン7
2が備え付けられている。
【0035】〔セントラル空調の手順〕このような第一
実施例においては、以下のようにして建物10の内部の
空調を行う。先ず、空調用室内機51および空調用室外
機52により所定の温度状態あるいは湿度状態に調整し
た調和空気を、空調用室内機51の送り部分51Sから
階段下空間21の送り空間21Aに送り出し、階段14
の蹴込み14Bに設けられた各連通開口38A,38
B,38Cを通して通路16内に送る。この際、必要に
応じてパワーアップ用室外機54あるいはボイラ56を
用いて調和空気の調整を行う。
【0036】次に、調和空気を通路16から図示されな
い各居室11のドアガラリ等を通して一階および二階の
各居室11内に供給する。そして、一階の各居室11内
の調和空気を吸込口36から吸い込んで天井裏ダクト7
5および連通開口76を通して床ダクトパネル32内の
パネルダクト32Aに送る。一方、二階の各居室11内
の調和空気を吸込口39から吸い込んで床ダクトパネル
32内のパネルダクト32Aに送る。
【0037】その後、調和空気を床ダクトパネル32内
のパネルダクト32Aからチャンバーボックス33を介
して壁ダクトパネル31内のパネルダクト31Aに送
り、さらにフィルタ40を通して階段下空間21の戻り
空間21Bに送り、戻り部分51Rから空調用室内機5
1内に戻す。なお、調和空気がフィルタ40を通る際に
は、フィルタ40により調和空気の電気集塵が行われ
る。そして、空調用室内機51内に戻された調和空気
を、再び所定の温度状態あるいは湿度状態に再調整し、
送り部分51Sから階段下空間21の送り空間21Aに
送り出す。このような調和空気の空気循環路30内での
循環を繰り返すことによって、常時、冷暖房、除湿、加
湿等の各種の空調が行われる。
【0038】また、以上に述べた調和空気の空気循環路
30内での循環に加え、必要に応じて換気手段60で階
段下空間21内の調和空気の一部を入れ換えることによ
り、換気を行ってもよい。
【0039】〔第一実施例の効果〕このような第一実施
例によれば、次のような効果がある。すなわち、床ダク
トパネル32内のパネルダクト32A、天井裏ダクト7
5、および壁ダクトパネル31内のパネルダクト31A
が、各居室11内から空調用室内機51への調和空気の
戻り経路として用いられているので、これらの各ダクト
を通る調和空気は空調対象である各居室11内を既に通
過しているため、これらの各ダクト内の調和空気を所定
の空調温度に保つ必要性を解消することができる。この
ため、これらの各ダクトの断熱を不要にすることがで
き、ダクトの形成にかかる手間を軽減することができる
うえ、設備コストの低減を図ることができる。
【0040】また、通路16が空調用室内機51から各
居室11内への調和空気の送り経路として用いられてい
るので、通路16、特に通路16のうち玄関の近傍の部
分に、空調用室内機51により所定の温度に調整された
調和空気を直接に送り込むことができるため、玄関の近
傍の部分の空調能力を向上させることができる。このた
め、玄関の扉の開閉による熱移動によって所定の空調温
度に保つことが比較的困難な場所である玄関の近傍の部
分の空調を確実に行うことができる。
【0041】さらに、床ダクトパネル32内のパネルダ
クト32A、天井裏ダクト75、および壁ダクトパネル
31内のパネルダクト31Aは、空気循環路30の戻り
側となっているので、これらの各ダクト内には直前に各
居室11内にあった空気が流れることになり、これらの
各ダクト内と各居室11内とを略等温化することができ
る。このため、床ダクトパネル32内のパネルダクト3
2A、天井裏ダクト75、および壁ダクトパネル31内
のパネルダクト31Aと各居室11との間の断熱を不要
にすることができるうえ、これらの部分での結露の発生
も防止することができる。
【0042】また、天井裏空間27に天井裏ダクト75
が形成されているので、調和空気を一階の各居室11か
ら吸い込んで天井裏ダクト75を通して床ダクトパネル
32内のパネルダクト32Aに送ることができる。この
ため、従来のように床ダクトパネル32内のパネルダク
ト32Aと一階の各居室11とを連通するダクト配管を
天井裏空間27に設ける必要はなくなり、狭い場所にお
いて煩雑な配管作業を行わなければならないという不都
合を解消することができる。そして、このような天井裏
空間27内の配管を設ける必要がないため、天井裏空間
27を狭くしてその下側の各居室11の空間を広くする
ことができ、空間の有効利用を図ることができる。
【0043】また、調和空気を循環させる空調用室内機
51を、階段14の下側に位置する階段下空間21に設
けるので、空調用室内機51の設置スペースを確実に確
保できるとともに、余りスペースであった階段下空間2
1を有効に利用することができる。
【0044】また、空調用室内機51を階段下空間21
に設けるので、通路16から扉等を通して空調用室内機
51の設置作業およびメンテナンス作業を容易に行うこ
とができる。そして、空調用室内機51を階段下空間2
1に設けるので、階段下空間21の下側に位置する床下
空間24を利用して容易に各種の配管を行うことができ
る。例えば、本第一実施例のように床下空間24にフレ
キシブルダクト62,63を通して換気手段60を構成
することができる。また、熱媒流通路53,55、温水
流通路58を床下空間24に通すようにしてもよい。
【0045】さらに、空調機を空調用室内機51と空調
用室外機52とに分割して空調機の機能の一部を建物1
0の内部に取り込んだので、従来のように大型の空調機
が建物の外部に設けられることはなくなり、建物10の
外観向上を図ることができるうえ、空調用室内機51が
階段下空間21に設けられることから、建物10の内部
の美観を損なうこともない。そして、床ダクトパネル3
2内のパネルダクト32Aから空調機に調和空気を戻す
経路を壁ダクトパネル31内のパネルダクト31Aによ
り確保したので、従来のように床ダクトパネル32内の
パネルダクト32Aと空調機との間で調和空気を流通さ
せるための配管が建物10の外部に露出するようなこと
はなく、これによっても建物10の外観向上を図ること
ができる。
【0046】また、階段下空間21の送り空間21Aと
通路16とは連通開口38A,38B,38Cにより連
通されているので、空調用室内機51からの調和空気の
送り経路を確実に確保することができる。そして、これ
らの連通開口38A,38B,38Cは、階段14の蹴
込み14Bに形成されているので、この部分には物が置
かれることがないため、調和空気の送り経路をより確実
に確保することができるうえ、蹴込み14Bは目立たな
い場所であるため、建物10の内部の美観を損うことな
く連通開口38A,38B,38Cを形成できる。
【0047】さらに、階段下空間21の戻り空間21B
と壁ダクトパネル31内のパネルダクト31Aとはフィ
ルタ40により連通されているので、空調用室内機51
への調和空気の戻り経路を確実に確保することができ
る。
【0048】また、調和空気を各居室11から回収して
空調用室内機51へ戻す戻り経路となるダクトを、床ダ
クトパネル32、壁ダクトパネル31を用いて形成して
いるので、複雑な配管作業を行う必要はなく、施工を専
門職に頼らずに容易に行うことができる。
【0049】そして、空調用室内機51は換気手段60
を有しているので、セントラル空調装置50は、冷暖
房、除湿、加湿に加え、建物10の内部の空気と外気と
を入れ換えて換気を行うことができる。
【0050】また、階段14は予め工場で踏面14Aと
蹴込み14Bとを組み立てた階段ユニット20により形
成され、この階段ユニット20には予め階段下空間21
と通路16とを連通する連通開口38A,38B,38
Cが設けられているので、現場での施工を容易に行うこ
とができる。
【0051】また、調和空気が空気循環路30を循環し
て戻ってくる調和空気の回収位置である階段下空間21
の戻り空間21Bに面した壁12には、集塵用のフィル
タ40が設けられているので、各室11の集塵を、この
フィルタ40により一括して行うことができる。このた
め、各室11の集塵を行うにあたって、従来のように各
室11毎に集塵器を設ける必要はなくなるので、室内の
美観を損うことなく集塵を行うことができる。
【0052】さらに、従来のように各室11毎に集塵器
が設けられるのではなく、建物10内の一か所、つまり
階段下空間21の戻り空間21Bに面した壁12のみに
フィルタ40が設けられるので、従来に比べて設置作業
およびフィルタ交換等のメンテナンス作業を容易に行う
ことができる。そして、場所的にも、フィルタ40は階
段下空間21の戻り空間21Bに面した壁12に設けら
れるので、通路16から階段下空間21内に入るための
扉等を通して設置作業およびフィルタ交換等のメンテナ
ンス作業を容易に行うことができる。
【0053】また、フィルタ40を階段下空間21の戻
り空間21Bに面した壁12に設けるので、従来のよう
な各室11に設けられる集塵器の場合に比べ、フィルタ
40を大型化することができ、フィルタ40の高性能化
を図って集塵性能を向上させることができる。さらに、
フィルタ40は電気集塵を行うので、集塵をより効率よ
く、確実に行うことができる。
【0054】また、階段下空間21の内周面に消音材4
1A,41B,41Cが設けられているので、空調用室
内機51の振動等による騒音を、これらの消音材41
A,41B,41Cにより遮断または吸収して消音する
ことができる。このため、空調用室内機51の設置場所
である階段下空間21の近傍の居室11や階段室15等
の居住性を良好にすることができる。
【0055】また、空調用室内機51の騒音の消音を行
うにあたって、消音ボックスを用いる必要がないので、
空調用室内機51の設置のために必要なスペースの縮小
化を図ることができるうえ、設備コストを低減できる。
さらに、階段下空間21の内周面に消音材41A,41
B,41Cを設けるだけの簡易な消音構造なので、施工
を容易に行うことができる。
【0056】〔第二実施例〕図3には、本発明の第二実
施例のセントラル空調装置81を備えた建物80の断面
の一部が示されている。本第二実施例のセントラル空調
装置81および建物80の構成は、前記第一実施例のセ
ントラル空調装置50および建物10の構成と略同様で
あり、天井裏空間27の近傍の構成および空気循環路の
一部分が異なるのみであるので、同一部分には同一符号
を付して詳しい説明は省略し、以下には異なる部分のみ
を説明する。
【0057】図3において、一階の居室11の天井26
と床ダクトパネル32等により形成された二階の床19
との間の天井裏空間27には、天井ボックス82が設け
られている。この天井ボックス82と床ダクトパネル3
2内のパネルダクト32Aとはフレキシブルダクト83
により連通されている。また、天井ボックス82は、ガ
ラリ付きの吸込口36により一階の居室11と連通され
ている。天井ボックス82内であって吸込口36の近傍
には、前記第一実施例と同様な吸込量調整手段44が設
けられている。さらに、天井ボックス82とフレキシブ
ルダクト83との接続部分には、前記第一実施例と同様
なファイアダンパ45が設けられている。
【0058】〔セントラル空調装置〕従って、吸込口3
9、吸込口36、天井ボックス82、フレキシブルダク
ト83、床ダクトパネル32内のパネルダクト32A、
チャンバーボックス33、壁ダクトパネル31内のパネ
ルダクト31A、フィルタ40、および階段下空間21
の戻り空間21Bにより、調和空気が建物80の内部を
循環する経路である空気循環路84の戻り側が構成され
ている。そして、空気循環路84の送り側の構成は、前
記第一実施例の空気循環路30の送り側の構成と同様で
ある。また、この空気循環路84と、空調用室内機5
1、空調用室外機52等の各装置とにより、調和空気を
循環させて建物80内の空調を行うセントラル空調装置
81が構成されている。
【0059】〔セントラル空調の手順〕このような第二
実施例においては、以下のようにして建物80の内部の
空調が行われる。先ず、一階および二階の各居室11内
への調和空気の供給は、前記第一実施例と同様な手順で
通路16を通して行われる。次に、二階の各居室11内
からの調和空気の回収も、前記第一実施例と同様な手順
で行われる。一方、一階の各居室11内からの調和空気
の回収は、調和空気を吸込口36から吸い込んで天井ボ
ックス82およびフレキシブルダクト83を通して床ダ
クトパネル32内のパネルダクト32Aに送ることによ
り行われる。
【0060】〔第二実施例の効果〕このような第二実施
例によれば、各ダクトの断熱の不要化、玄関近傍の空調
能力の向上、空調用室内機51の設置スペースの確保、
建物80の外観向上など、前記第一実施例と略同様な効
果を得ることができる。
【0061】〔変形例〕なお、本発明は前記各実施例に
限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他
の構成も含み、例えば以下に示すような変形等も本発明
に含まれるものである。すなわち、前記各実施例では、
セントラル空調装置50の空調機は、空調用室内機51
と空調用室外機52とを備えた構成となっているが、空
調用室内機51および空調用室外機52の両方の機能を
備えた空調機を用いてもよい。また、前記各実施例で
は、空調用室内機51は階段下空間21内に設置されて
いたが、この場所に限定されるものではなく、床下空間
や屋根裏空間など任意の場所であってよい。
【0062】さらに、前記各実施例では、空調用室内機
51は加湿、除湿機能、および換気手段60を有する構
成となっていたが、これらの加湿、除湿機能、換気手段
60は必要に応じて適宜省略してもよい。そして、前記
各実施例では、パワーアップ用室外機54、ボイラ56
が設けられ、これに対応して空調用室内機51はパワー
アップユニット51B、温水ファンユニット51Cを備
えた構成となっていたが、これらの機能は必ずしも必要
なものではなく、空調用室内機51は基本的な空調を行
って調和空気を循環させるエアハンドリングユニット5
1Aを備えていればよい。
【0063】また、前記各実施例では、連通開口38
A,38B,38Cは、階段14の蹴込み14Bに形成
されていたが、この位置に限定されるものではなく、例
えば、一階の廊下13に面する階段14の側面部分に形
成されていてもよい。しかし、階段14の蹴込み14B
に形成しておくことが好ましく、そうすることで確実に
調和空気の循環経路を確保することができる。
【0064】さらに、階段14は階段ユニット20によ
り形成されていたが、現場で組み立てて形成してもよ
い。しかし、階段ユニット20としておくことが好まし
く、そうすることで、現場での施工を容易に行うことが
できる。そして、階段ユニット20は、前記各実施例の
ような階段14の踏面14Aおよび蹴込み14Bの部分
のみのユニットではなく、階段室15の部分を含むよう
なフレームを有する箱型ユニットであってもよい。
【0065】また、前記各実施例では、調和空気を循環
させるダクトは、床ダクトパネル32や壁ダクトパネル
31を用いて形成されていたが、このようなダクトパネ
ルにより形成されるパネルダクトではなく、通常のパイ
プ状の配管ダクトであってもよい。そして、建物10は
パネル組立式の建物である必要はなく、箱型ユニット式
建物や在来の建築方法による建物であってもよい。さら
に、建物10は二階建ての建物である必要はなく、一階
建ての建物、三階建て以上の建物、あるいは地下階を有
する建物であってもよい。そして、建物10は住宅であ
る必要はなく、事務所、雑居ビル等、任意の用途の建物
であってよい。
【0066】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、調
和空気を空調機から通路部分に送り、さらに通路部分か
ら各室に分配し、その後、各室から各ダクトを通して空
調機に戻すことにより空調を行うので、各ダクトは各室
内から空調機への調和空気の戻り経路として用いられる
ため、各ダクトの断熱を不要にできるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す断面図。
【図2】第一実施例の一部を示す拡大断面図。
【図3】本発明の第二実施例を示す断面図。
【符号の説明】
10,80 建物 11 居室 12 壁 14 階段 14B 蹴込み 16 通路 19 上階床である二階の床 20 階段ユニット 21 階段下空間 21A 送り空間 21B 戻り空間 24 下階床下空間である一階の床下空間 30,84 空気循環路 31 壁ダクトパネル 31A パネルダクト 32 床ダクトパネル 32A パネルダクト 38A,38B,38C 連通開口 50,81 セントラル空調装置 51 空調機を構成する空調用室内機 51S 送り部分 51R 戻り部分 60 換気手段 75 天井裏ダクト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に配設された各ダクトおよび各室
    を連絡する通路部分を通して調和空気を循環させて前記
    建物内の各室の空調を行うセントラル空調方法であっ
    て、 前記調和空気を、空調機から前記通路部分に送り、さら
    に前記通路部分から前記各室に分配し、その後、前記各
    室から前記各ダクトを通して前記空調機に戻すことを特
    徴とするセントラル空調方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したセントラル空調方法
    において、前記各ダクトとして少なくとも上階床に配設
    された床ダクトパネル内に形成されたパネルダクトを用
    いることを特徴とするセントラル空調方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載したセン
    トラル空調方法において、前記空調機を階段の下側に位
    置する階段下空間に設けることを特徴とするセントラル
    空調方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載したセントラル空調方法
    において、前記調和空気を、前記空調機から前記階段の
    蹴込み部分に形成された連通開口を通して前記通路部分
    に送ることを特徴とするセントラル空調方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載したセン
    トラル空調方法において、前記各ダクトとして前記階段
    下空間に隣接する壁に配設された壁ダクトパネル内に形
    成されたパネルダクトを用いることを特徴とするセント
    ラル空調方法。
  6. 【請求項6】 建物内に配設された各ダクトおよび各室
    を連絡する通路部分を通して調和空気を循環させて前記
    建物内の各室の空調を行うセントラル空調装置であっ
    て、 前記調和空気を循環させる空調機を備え、この空調機の
    送り部分は前記通路部分と連通され、戻り部分は前記各
    ダクトと連通されていることを特徴とするセントラル空
    調装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載したセントラル空調装置
    において、前記空調機は階段の下側に位置する階段下空
    間に設けられていることを特徴とするセントラル空調装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載したセントラル空調装置
    において、前記空調機は前記階段下空間の下側に位置す
    る下階床下空間を通して外気に連通された換気手段を有
    していることを特徴とするセントラル空調装置。
JP5324090A 1993-12-22 1993-12-22 セントラル空調方法および空調装置 Pending JPH07180898A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4852657B1 (ja) * 2010-10-18 2012-01-11 積水化学工業株式会社 建物の排熱システム
JP2013091897A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Panasonic Corp 屋内用階段
JP2014136905A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Daiwa House Industry Co Ltd 屋内空調システム
JP2014142148A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Misawa Homes Co Ltd 建物の空調構造
JP2015087101A (ja) * 2013-09-26 2015-05-07 大和ハウス工業株式会社 階段下空調構造

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