JP2586728B2 - 屋内換気方法 - Google Patents
屋内換気方法Info
- Publication number
- JP2586728B2 JP2586728B2 JP2307193A JP30719390A JP2586728B2 JP 2586728 B2 JP2586728 B2 JP 2586728B2 JP 2307193 A JP2307193 A JP 2307193A JP 30719390 A JP30719390 A JP 30719390A JP 2586728 B2 JP2586728 B2 JP 2586728B2
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- Japan
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- room
- fan
- duct
- small
- ventilation
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Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は屋内換気方法に係り、特に室内容積の大きな
部屋及び室内容積の小さな部屋を、１つのダクトを介し
て１台のファンによって換気する屋内換気方法に関す
る。
部屋及び室内容積の小さな部屋を、１つのダクトを介し
て１台のファンによって換気する屋内換気方法に関す
る。
《従来の技術》 一般にオフィスビル等においては、各部屋を換気する
ためにファンが設備されており、このファンは、各部屋
の天井面などに開口された換気口に、天井裏のスラブ下
に配設されたダクトを介して接続されている。なお、換
気口には開閉用シャッタが設けられ、これにより換気口
を開閉できるようになっている。そして殊に、室内容積
の異なる２室、すなわち大きな室内容積を有する大部屋
と小さな室内容積を有する小部屋とが並存しているよう
な場合には、各部屋の室内容積に対応させて各部屋毎に
個別に２つのダクト及び２台のファンを設備して、それ
ぞれの部屋に見合う換気量で換気を行うようにしてい
た。
ためにファンが設備されており、このファンは、各部屋
の天井面などに開口された換気口に、天井裏のスラブ下
に配設されたダクトを介して接続されている。なお、換
気口には開閉用シャッタが設けられ、これにより換気口
を開閉できるようになっている。そして殊に、室内容積
の異なる２室、すなわち大きな室内容積を有する大部屋
と小さな室内容積を有する小部屋とが並存しているよう
な場合には、各部屋の室内容積に対応させて各部屋毎に
個別に２つのダクト及び２台のファンを設備して、それ
ぞれの部屋に見合う換気量で換気を行うようにしてい
た。
《発明が解決しようとする課題》 ところで、上述したように室内容量の異なる部屋が並
存する場合の換気のために、各部屋に対応させた形でダ
クト及びファンを設備することは、設備作業が煩雑であ
ると共に、設備コストが嵩んでしまうという問題があっ
た。
存する場合の換気のために、各部屋に対応させた形でダ
クト及びファンを設備することは、設備作業が煩雑であ
ると共に、設備コストが嵩んでしまうという問題があっ
た。
これに対して、両部屋に連通する１つのダクトと、こ
れを介して換気する１台のファンを設けることで換気シ
ステムを構成することが考えられる。この場合、ファン
として大部屋の室内容量に対応する容量のものを設備い
て小部屋のみの換気をしようとすると、ファンの能力が
見合わずファンが十分にその能力を発揮する（すなわち
ファンの小部屋に対する過剰排気を防止して適切に排気
する）ことができないという課題がある。他方、ファン
として小部屋の室内容量に対応する容量のものを設備し
て大部屋の換気をしようとすると、ファンの能力が小さ
すぎて十分な換気を行うことができないという課題があ
った。
れを介して換気する１台のファンを設けることで換気シ
ステムを構成することが考えられる。この場合、ファン
として大部屋の室内容量に対応する容量のものを設備い
て小部屋のみの換気をしようとすると、ファンの能力が
見合わずファンが十分にその能力を発揮する（すなわち
ファンの小部屋に対する過剰排気を防止して適切に排気
する）ことができないという課題がある。他方、ファン
として小部屋の室内容量に対応する容量のものを設備し
て大部屋の換気をしようとすると、ファンの能力が小さ
すぎて十分な換気を行うことができないという課題があ
った。
本発明は上述したような従来技術の課題に鑑みて創案
されたものであり、室内容量の異なる部屋を１台のファ
ンを用いて適切に換気することができる屋内換気方法を
提供することを目的とする。
されたものであり、室内容量の異なる部屋を１台のファ
ンを用いて適切に換気することができる屋内換気方法を
提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段と作用》 前記目的を達成するため、この発明は、大きな室内容
積を有する大部屋と小さな室内容積を有する小部屋とに
連通する１つのダクトを介して１台のファンで換気する
に際して、上記小部屋のみ換気するときには上記大部屋
と上記ダクトとの連通を遮断すると共に外気取入口を開
口することにより上記ファンに外気導入を行わせ、上記
大部屋のみ換気又は上記大部屋と小部屋とを共に換気す
るときには上記小部屋と上記ダクトとの連通を遮断する
と共に上記外気取入口を閉塞することにより上記ファン
に外気導入を停止させるようにしたことを特徴とする。
積を有する大部屋と小さな室内容積を有する小部屋とに
連通する１つのダクトを介して１台のファンで換気する
に際して、上記小部屋のみ換気するときには上記大部屋
と上記ダクトとの連通を遮断すると共に外気取入口を開
口することにより上記ファンに外気導入を行わせ、上記
大部屋のみ換気又は上記大部屋と小部屋とを共に換気す
るときには上記小部屋と上記ダクトとの連通を遮断する
と共に上記外気取入口を閉塞することにより上記ファン
に外気導入を停止させるようにしたことを特徴とする。
このような方法によれば、ファンとして大部屋に対応
するものを設備することにより、小部屋を換気する場合
にはファンに外気が導入されることとなり、ファンの能
力を十分に発揮させて（すなわちファンの小部屋に対す
る過剰排気を防止して適切に排気させて）小部屋の換気
を行うことができる。また大部屋を換気する場合にあっ
ては、ファンの能力が大部屋に対応したものであるた
め、能率良く換気することができる。
するものを設備することにより、小部屋を換気する場合
にはファンに外気が導入されることとなり、ファンの能
力を十分に発揮させて（すなわちファンの小部屋に対す
る過剰排気を防止して適切に排気させて）小部屋の換気
を行うことができる。また大部屋を換気する場合にあっ
ては、ファンの能力が大部屋に対応したものであるた
め、能率良く換気することができる。
《実 施 例》 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
する。
第１図はこの発明方法を適用したビルの一階層におけ
る間取りおよびファンのダクト配管を示している。
る間取りおよびファンのダクト配管を示している。
本実施例は基本的には、大きな室内容積を有する大部
屋２と小さな室内容積を有する小部屋３とに連通する１
つのダクト７を介して１台のファン10で換気するに際し
て、小部屋３から換気するときには、大部屋２とダクト
７との連通を遮断すると共に、ファン10に外気を導入さ
せるようにしている。
屋２と小さな室内容積を有する小部屋３とに連通する１
つのダクト７を介して１台のファン10で換気するに際し
て、小部屋３から換気するときには、大部屋２とダクト
７との連通を遮断すると共に、ファン10に外気を導入さ
せるようにしている。
図において、建物１内は、大きな間取りの室２と小さ
な間取りの小室３とに間仕切４を介して隔てられてい
る。
な間取りの小室３とに間仕切４を介して隔てられてい
る。
それぞれの室2,3の天井面の適宜位置には換気口5,6が
開口されており、この各換気口5,6は天井裏のスラブ下
に配管された換気ダクト７に連通されている。
開口されており、この各換気口5,6は天井裏のスラブ下
に配管された換気ダクト７に連通されている。
換気口5,6の開口にはシャッタ8,9が設けられ、この各
シャッタ8,9はそれぞれの近傍に設けたスイッチ8a,9aに
よって開閉操作される。
シャッタ8,9はそれぞれの近傍に設けたスイッチ8a,9aに
よって開閉操作される。
建物１の外側には換気ダクト７に接続するファン10が
設けられている。
設けられている。
このファン10は定格容量形であって、本実施例では室
２の容積に適合した定格容量に設定されている。
２の容積に適合した定格容量に設定されている。
したがって、大容積側の室２内の換気を行う場合には
適正な換気状態となる。
適正な換気状態となる。
他方、小室３内の換気を行う場合のために、建物１の
外側には、一端を外気取入口11に連通し、他端を換気ダ
クト７に連通した外気取入ダクト12が設けられており、
この外気取入ダクト12にはシャッタ14が設けられてい
る。
外側には、一端を外気取入口11に連通し、他端を換気ダ
クト７に連通した外気取入ダクト12が設けられており、
この外気取入ダクト12にはシャッタ14が設けられてい
る。
各シャッタ開閉用スイッチ8a,9aは、建物１内に設け
られた配電盤15に接続され、配電盤15内に設けたリレー
その他の論理判断手段により、各スイッチ8a,9aの入力
状態を判断してファン10を駆動するとともに、小室３内
のシャッタ９のみが開き、室２側のシャッタ８が閉じて
いる場合にシャッタ14の開放駆動を行い、他の状態（室
２のみ開放あるいは両室2,3開放）ではシャッタ14は閉
止状態を保つようになっている。
られた配電盤15に接続され、配電盤15内に設けたリレー
その他の論理判断手段により、各スイッチ8a,9aの入力
状態を判断してファン10を駆動するとともに、小室３内
のシャッタ９のみが開き、室２側のシャッタ８が閉じて
いる場合にシャッタ14の開放駆動を行い、他の状態（室
２のみ開放あるいは両室2,3開放）ではシャッタ14は閉
止状態を保つようになっている。
したがって、小室３のみを換気させる場合にはダクト
７から小室３内の空気がファン８に送られるとともに、
外気もダクト12を通じて同時にファン８側に導入される
ことになり、これによってファン10に十分な空気量が供
給されてファン10に十分に能力を発揮させる（すなわち
ファンの小部屋３に対する過剰排気を防止して適切に排
気させる）ことができると共に、快適な換気状態を得る
ことができる。
７から小室３内の空気がファン８に送られるとともに、
外気もダクト12を通じて同時にファン８側に導入される
ことになり、これによってファン10に十分な空気量が供
給されてファン10に十分に能力を発揮させる（すなわち
ファンの小部屋３に対する過剰排気を防止して適切に排
気させる）ことができると共に、快適な換気状態を得る
ことができる。
《発明の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この発明
による屋内換気方法にあっては、小部屋を換気する場合
にはファンに外気が導入されることとなり、ファンの能
力を十分に発揮させて（すなわちファンの小部屋に対す
る過剰排気を防止して適切に排気させて）小部屋の換気
を行うことができると共に、大部屋を換気する場合にあ
っても、ファンの能力に対応させて効率良く換気するこ
とができる。
による屋内換気方法にあっては、小部屋を換気する場合
にはファンに外気が導入されることとなり、ファンの能
力を十分に発揮させて（すなわちファンの小部屋に対す
る過剰排気を防止して適切に排気させて）小部屋の換気
を行うことができると共に、大部屋を換気する場合にあ
っても、ファンの能力に対応させて効率良く換気するこ
とができる。
またこの発明方法では、室内容量の異なる部屋が並存
する場合の換気のために、各部屋に対応させた形でダク
ト及びファンを設備する必要がなく、設備コストを抑え
ることができる。
する場合の換気のために、各部屋に対応させた形でダク
ト及びファンを設備する必要がなく、設備コストを抑え
ることができる。
第１図はこの発明方法を適用したビルの一階層における
間取りおよびファンのダクト配管を示す平面説明図であ
る。 １……建物、２……室 ３……小室、４……間仕切 5,6……換気口、７……換気ダクト 8,9……シャッタ、10……ファン 12……外気取入ダクト 14……シャッタ、15……配電盤
間取りおよびファンのダクト配管を示す平面説明図であ
る。 １……建物、２……室 ３……小室、４……間仕切 5,6……換気口、７……換気ダクト 8,9……シャッタ、10……ファン 12……外気取入ダクト 14……シャッタ、15……配電盤
Claims (1)
- 【請求項１】大きな室内容積を有する大部屋と小さな室
内容積を有する小部屋とに連通する１つのダクトを介し
て１台のファンで換気するに際して、上記小部屋のみ換
気するときには上記大部屋と上記ダクトとの連通を遮断
すると共に外気取入口を開口することにより上記ファン
に外気導入を行わせ、上記大部屋のみ換気又は上記大部
屋と小部屋とを共に換気するときには上記小部屋と上記
ダクトとの連通を遮断すると共に上記外気取入口を閉塞
することにより上記ファンに外気導入を停止させるよう
にしたことを特徴とする屋内換気方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2307193A JP2586728B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 屋内換気方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2307193A JP2586728B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 屋内換気方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04184029A JPH04184029A (ja) | 1992-07-01 |
| JP2586728B2 true JP2586728B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=17966166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2307193A Expired - Lifetime JP2586728B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | 屋内換気方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586728B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0322683Y2 (ja) * | 1985-11-19 | 1991-05-17 |
-
1990
- 1990-11-15 JP JP2307193A patent/JP2586728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04184029A (ja) | 1992-07-01 |
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