JP2883105B2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents

自動車用ドアロック装置

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JP2883105B2 JP16081589A JP16081589A JP2883105B2 JP 2883105 B2 JP2883105 B2 JP 2883105B2 JP 16081589 A JP16081589 A JP 16081589A JP 16081589 A JP16081589 A JP 16081589A JP 2883105 B2 JP2883105 B2 JP 2883105B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ロック状態にある自動車ドアの不正解錠を
防止できる自動車用ドアロック装置に関する。
4 従来、施錠された自動車ドアを特殊な工具で不正に解
錠して車内に進入する盗難が発生している。例えば、第
7図に示すように、薄板状の棒に形成されたスリムジム
5をドア1内に挿入して、スリムジム5の先端を中継ロ
ッド15に係合する。その後、スリムジム5を上方に引く
と、ドア1は解錠する。このような不正手段による盗難
を防止するため、工具の挿入を阻止する防御板(図示せ
ず)をドアパネル内に固定する構造が公知である。しか
し、防御板を設ける構造ではスリムジム5の進入を完全
に阻止する大きな防御板をドア1内に設けなければなら
ないが、実際にはウインドガラスを収容する小スペース
のドア内に大きさ防御板を固定することは困難である。
他面、例えば、特開昭56−478号公報及び特開昭57−6
1166号公報には自動車用中央制御ロック装置が開示され
ている。この自動車用集中制御ロック装置は、自動車の
複数のドア又はトランクに設けたアクチュエータを作動
させてドアロック装置を操作する。ドアを施錠したとき
に発生するデッドロック信号によってアクチュエータの
作動を阻止すると共に、アクチュエータに機構的に連繋
されたロックノブの作動を阻止する。これにより、特殊
の工具でロックノブを不正に操作しようとしても、ロッ
クノブを作動することができない。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記公報に開示された自動車用中央制
御ロック装置では、ドアロック装置を操作するアクチュ
エータを各ドアに設けなければならない。ドアロック装
置を操作するアクチュエータは電気部品を含む非常に複
雑な構造を有するから、このようなアクチュエータを各
ドアに設置するには大きな費用が必要である。即ち、前
記公報に示される自動車用中央制御ロック装置では、開
閉装置及び調整駆動装置は開放位置、クランプ位置及び
盗難防止位置の3位置間で作動される。このため、多く
の部品数を必要とするのみならず、作動態様が複雑であ
り、故障の頻度が多い。
また、実公昭62−20618号公報にはキーの操作により
施錠したときロックノブの作動を阻止する自動車用ドア
ロック装置が開示されている。この自動車用ドアロック
装置ではノブレバーにより施錠位置又は解錠位置に操作
される第1のロッキングレバーと、シリンダ錠により係
合ピンを介してノブレバーを施錠位置又は解錠位置に操
作する第2ロッキングレバーとが設けられる。第2ロッ
キングレバーは施錠位置では係合ピンを非拘束部から拘
束部に移動してノブレバーの運動を拘束する。しかし、
この装置では、スリムジムを使用すればキーを使用せず
に第2のロッキングレバーを解錠位置に操作することが
できるので、盗難防止効果は低い。
そこで、本発明の目的は、工具による不正解錠が困難
でありかつ安価に製造できる自動車用ドアロック装置を
提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明による自動車用ドアロック装置は、正規のキー
を挿入して回転することによりロック位置、アンロック
位置及びロック位置とアンロック位置との中間に設けら
れた中立位置との間で回転されるレバー(11a)を有し
かつ自動車のドア(1)に設けられたシリンダ錠(11)
と、シリンダ錠(11)のレバー(11a)がロック位置に
回転されたことを検出するロックスイッチ(23)と、複
数のドア(1)の各々の開閉状態を検出するドアスイッ
チ(42)と、複数のドア(1)の各々のロック状態を検
出するドアロックスイッチ(45)と、ドアハンドル及び
シリンダ錠(11)に作動連結されかつドア(1)を施解
錠するロック装置本体(10)とを備えている。ロック装
置本体(10)はディテント部材(18)を制御する揺動レ
バー(13)を備えている。シリンダ錠(11)のレバー
(11a)は操作ロッド(12)により揺動レバー(13)の
長孔(13b)に間隙をもって連結される。この自動車用
ドアロック装置は、更にロック装置本体(10)の揺動レ
バー(13)に係脱自在に設けられたプランジャ(30)を
有するソレノイド(31)と、ドアスイッチ(42)及びド
アロックスイッチ(45)からの出力を受信してソレノイ
ド(31)を制御するソレノイド制御装置(40)とを備え
ている。全てのドア(1)が閉鎖されかつロックされた
状態において、ロックスイッチ(23)が一定時間オン状
態に保持されたとき又はロックスイッチ(23)が一定時
間内に複数回オンに切り替えられたとき、ソレノイド制
御装置(40)はソレノイド(31)を作動して揺動レバー
(13)の運動を阻止するデッドロック状態とする。その
後、揺動レバー(13)の長孔(13b)に設けられた間隙
によってレバー(11a)を中立位置に回転することがで
きる。レバー(11a)を中立位置からロック位置又はロ
ック位置から中立位置に回転したときに発生するロック
スイッチ(23)の信号によりデッドロック状態が解除さ
れる。
本明細書において使用する用語「ロック装置本体の作
動機構」は、手動操作される作動機構を有するロック装
置のみを意味し、アクチュエータにより自動操作される
電磁式等の作動機構を有するロック装置を含まないもの
とする。
この発明の実施例では、ソレノイド制御装置(40)に
は表示装置(55)が接続され、デッドロック状態になっ
たとき表示装置(55)が作動される。この発明の別の実
施例では、デッドロック状態において、シリンダ錠(1
1)に正規のキーを挿入したとき、シリンダ錠(11)に
設けられたサイドバースイッチ(163)の信号によりソ
レノイド(31)のデッドロック状態が解除される。
作 用 全てのドア(1)が閉鎖されかつロック状態のとき、
シリンダ錠(11)に正規のキーを挿入してレバー(11
a)をロック位置に回転して、ロックスイッチ(23)を
オン状態に所定時間保持するか又はロックスイッチ(2
3)を一定時間内に複数回オンに切り替えると、ソレノ
イド制御装置(40)はソレノイド(31)を作動してプラ
ンジャ(30)を揺動レバー(13)に係止させて、揺動レ
バー(13)の運動を阻止するデッドロック状態とする。
このため、工具を使用してもロック装置本体(10)を不
正に解錠できない。デッドロック状態にある揺動レバー
(13)はプランジャ(30)により固定されるが、揺動レ
バー(13)の長孔(13b)に設けられた間隙によってレ
バー(11a)を中立位置に回転することができる。ソレ
ノイド制御装置(40)に表示装置(55)が接続されてい
れば、揺動レバー(13)がブロック状態になったとき
に、表示装置(55)が作動されるから、操作者はデッド
ロック状態を認識してからキーを抜き取ることができ
る。その後、デッドロック状態において、レバー(11
a)を中立位置からロック位置若しくはロック位置から
中立位置に回転したときに発生するロックスイッチ(2
3)の信号又はシリンダ錠(11)に正規のキーを挿入し
たとき、シリンダ錠(11)に設けられたサイドバースイ
ッチ(163)の信号によりソレノイド(31)のデッドロ
ック状態が解除される。
実 施 例 以下、本発明による自動車用ドアロック装置の実施例
を第1図〜第19図について説明する。
第1図は、ロック装置本体10の正面図である。外側パ
ネル2及び内側パネル3で構成されるドア1には、第7
図に示すように公知の方法によりウインドガラス4が取
り付けられている。外側パネル2にはシリンダ錠11が取
り付けられ、正規のキーによりシリンダ錠11を操作して
ロック装置本体10を施錠又は解錠することができる。即
ち、キーをロック方向に回転させると、ロック装置本体
10がロック状態に作動する。このとき、同時にノブ22が
第7図の下方に移動する。ロック状態では、ドア1に取
り付けられたアウトドアハンドル又はインサイドドアハ
ンドル(図示せず)を操作してもドア1を開けることが
できない。また、キーをアンロック方向に回転させる
と、ロック装置本体10がアンロック状態に作動する。こ
のとき、同時にノブ22が第7図の上方に移動する。アン
ロック状態では、ドア1に取り付けられたアウトドアハ
ンドル又はインサイドドアハンドルを操作してドア1を
開けることができる。
第2図に示すように、シリンダ錠11は、レバー11a
と、レバー11aに形成された孔11bと、レバー11aに固定
された磁石7と、シリンダ錠11を外側パネル2に固定す
るクリップ8と、クリップ8に取り付けられかつリード
スイッチで構成されたロックスイッチ23とを有する。レ
バー11aはシリンダ錠11の内部に回転可能に設けられた
図示しないキーシリンダの内端に取り付けられる。ロッ
クスイッチ23は、第2図に示す中立位置からレバー11a
に反時計方向に下方に向かって回転したときに磁石7の
接近によりオンとなる。
第7図に示すように、この発明による自動車用ドアロ
ック装置は、ロック装置本体10と、ロック装置本体10の
揺動レバー13に接続されたシリンダ錠11と、ノブ22を含
む手動操作部材20とによって構成される。
第1図に示すように、ロック装置本体10の揺動レバー
13は操作ロッド12の下端部12bに接続され、操作ロッド1
2の上端部12aは、第2図に示すように、シリンダ錠11の
レバー11aに形成された孔11bに連結される。キーにより
シリンダ錠11をロック方向又はアンロック方向への回転
操作すると、レバー11aの回転運動は操作ロッド12の上
下方向の直線運動に変換される。第1図に示すように、
操作ロッド12の下端部12bは、軸13aの周りで揺動する揺
動レバー13の一端に湾曲溝として形成された長孔13bに
係合され、揺動レバー13は軸13aに回転可能に軸着され
るため、操作ロッド12の直線運動により揺動レバー13は
揺動運動を行う。揺動レバー13の他端13cは、別の揺動
レバー14(第9図)を介して中継ロッド15に連結される
ため、操作ロッド12の直線運動は、揺動レバー13、14を
介して中継ロッド15の直線運動に転換される。
ディテント部材18の軸18cには図示しない公知のボー
ルが設けられる。ボールは、従来のドアロック装置から
明らかなように車体に固定されたストライカに係合する
ラッチをストライカとの係止位置に保持する。ディテン
ト部材18を回転させると、ボールを介してフック形状の
ラッチがストライカとの係止位置及び係止解除位置との
間で回動する。切替アーム17の上端に設けられた係止部
17cはハンドルレバー19に形成された孔19dに係合され
る。ハンドルレバー19の一端19bには図示しないアウト
ドアハンドルが作動連結され、ハンドルレバー19の他端
19cには図示しないインサイドドアハンドルが作動連結
される。
第1図に示すように、揺動レバー13の軸13aの近傍か
ら突出する連結ピン16は、切替アーム17の湾曲溝17aに
嵌合される。シリンダ錠11により操作ロッド12を上方に
移動すると、連結ピン16が上方に移動して、切替アーム
17が係止部17cを中心に時計方向に回転する。このた
め、切替アーム17が下方に移動されたとき、切替アーム
17に設けられた爪状の係合部17bは、ディテント部材18
の爪18aに係合する。逆に、シリンダ錠11により操作ロ
ッド12を下方に移動すると、連結ピン16が下方に移動
し、切替アーム17が係止部17cを中心に反時計方向に回
転する。このため、切替アーム17が下方に移動されたと
き、切替アーム17の爪状の係合部17bは、ディテント部
材18の爪18aに当接しない。
ディテント部材18は軸18cによりロック装置本体10の
フレーム6に回転可能に支持される。キーによりシリン
ダ錠11を解錠すると、操作ロッド12が上昇し、切替アー
ム17に設けられた爪状の係合部17bはディテント部材18
の爪18aに係合可能な解錠位置に移動する。しかし、キ
ーによりシリンダ錠1を施錠すると、操作ロッド12が下
降し、切替アーム17の係合部17bはディテント部材18の
爪18aから離間して係合不能な施錠位置に移動する。ド
ア1を開く方向にアウトドアハンドル又はインサイドド
アハンドルを手動操作すると、ハンドルレバー19は第1
図において軸19aを中心にして時計方向に回動されるの
で、切替アーム17は下方に移動される。
自動車のドア1が閉鎖されているとき、ラッチが車体
側のストライカに係合して係止位置にある。また、ロッ
ク装置本体10が解錠状態のとき、切替アーム17の係合部
17bがディテント部材18の爪18aに係合可能な解錠位置に
移動する。この状態で、自動車のアウトドアハンドル又
はインサイドドアハンドルを操作すると、ハンドルレバ
ー19が時計方向に回動して、切替アーム17が下降する。
このため、切替アーム17の係合部17bとディテント部材1
8の爪18aが係合して、ディテント部材18が時計方向に回
転される。従って、ボールがラッチから外れてラッチと
ストライカとの係合を外して、ドア1を開けることがで
きる。
逆に、自動車のドア1の閉鎖時に、ロック装置本体10
が施錠状態のとき、切替アーム17の係合部17bがディテ
ント部材18の爪18aに係合不能な施錠位置に移動する。
この状態で、自動車のアウトドアハンドル又はインサイ
ドドアハンドルを操作すると、ハンドルレバー19が時計
方向に回動して、切替アーム17が下降する。しかし、切
替アーム17の係合部17bはディテント部材18の爪18aに当
接しないから、ディテント部材18を回転できないため、
ラッチとストライカは係合状態に保持され、ドア1を開
けることができない。
第1図及び第3図に示すように、プランジャ30を有す
る双方向安定型のソレノイド31がフレーム6に固定され
る。ソレノイド31及びソレノイド制御回路40(第4図〜
第6図)はデッドロック装置を構成する。プランジャ30
はロック装置本体10の作動機構の一つとしての揺動レバ
ー13に形成された孔13dに対向して配置される。ソレノ
イド31が付勢されプランジャ30が作動阻止位置に突出す
ると、プランジャ30は孔13dに侵入するので、揺動レバ
ー13の回動はプランジャ30により阻止される。ソレノイ
ド31が逆方向に付勢されると、プランジャ30は孔13d内
から作動許容位置まで引っ込み、揺動レバー13の回動が
許容される。詳細には図示しないが、双方向安定型のソ
レノイド31は、プランジャ30に隣接してコイルの両端に
配置された一対の磁石を有する。ソレノイド31のコイル
に流れる電流の方向を変化させることにより、磁石の極
性に対し同極又は異極の電磁石をプランジャ30に形成し
て一方から他方の磁石又は他方から一方の磁石にプラン
ジャ30を吸着させる。これにより、プランジャ30をソレ
ノイド31から突出したピン36に対する解錠不能位置又は
ソレノイド31内に引っ込んだ解錠可能位置に移動するこ
とができる。
第4図はソレノイド31を駆動するソレノイド制御回路
40を示し、第5図はソレノイド制御回路40の動作シーケ
ンスを表すフローチャートを示す。
第4図に示すように、ソレノイド制御回路40はワンチ
ップマイクロコンピュータ(CPU)により構成すること
ができる。ソレノイド制御回路40の入力端子I1はダイオ
ード41を介して自動車のドア1の開閉を検出する複数の
ドアスイッチ42(42a〜42d)の各一端に接続される。ド
アスイッチ42の一端はルームランプ43を介してバッテリ
44に接続される。ドアスイッチ42の他端は接地される。
ソレノイド制御回路40の入力端子I2はドア1の施解錠を
検出する複数のドアロックスイッチ45(45a〜45d)に接
続される。また、入力ポートI3はロックスイッチ23に接
続される。詳細には図示しないが、複数のドアロックス
イッチ45(45a〜45d)は、対応する各ロック装置本体10
又はロック装置本体10に連動する図示しないドアロック
タイマに設けられ、ロック装置本体10の切替アーム17が
施錠位置にあることを検出する。
ドアスイッチ42、ドアロックスイッチ45及びロックス
イッチ23はそれぞれ抵抗46、47及び48を介して定電圧回
路49に接続され、定電圧回路49はバッテリ44に接続され
る。定電圧回路49の出力はソレノイド制御回路40の入力
ポートI4に接続され、ソレノイド制御回路40に電力が供
給される。ソレノイド制御回路40の入力ポートI5はパル
ス成形回路50を介して定電圧回路49に接続される。パル
ス成形回路50は例えば微分回路及び定電圧回路により構
成される。ドアスイッチ42はドア1の開扉時にオンにな
り、バッテリ44に接続されたルームランプ43が点灯する
が、閉扉時にオフとなる。
ソレノイド制御回路40の出力ポートO1にはトランジス
タ51が接続される。トランジスタ51のエミッタは接地さ
れ、コレクタはリレー52のコイルを介してバッテリ44に
接続される。リレー52の可動片は複数のソレノイド31
(31a〜31d)の一端に接続される。同様に、ソレノイド
制御回路40の出力ポートO2にはトランジスタ53が接続さ
れる。トランジスタ53のエミッタは接地され、コレクタ
はリレー54のコイルを介してバッテリ44に接続される。
リレー54の可動片は複数のソレノイド31(31a〜31d)の
他端に接続される。また、ソレノイド制御回路40の出力
ポートO3には抵抗57を介して表示装置としての発光ダイ
オード55が接続される。
以下、第4図及び第5図について本発明による自動車
用ドアロック装置の作用を説明する。
車外からドア1をロックするとき、閉鎖したドア1の
シリンダ錠11のキーシリンダがキーによって施錠方向に
操作される(ステップ60)。ドア1の閉扉時には、ロッ
ク装置本体10のラッチが車体側のストライカに係合して
いる。ロック装置本体10が解錠状態のとき、切替アーム
17は係合部17bを介してディテント部材18の爪18aに係合
する解錠位置にある。解錠状態にあるシリンダ錠11をキ
ーにより施錠方向に回転操作すると、操作ロッド12が第
1図で下方に移動し、操作ロッド12の下端部12bは長孔1
3bの下端部に当接して、揺動レバー13を時計方向に回転
させるので、切替アーム17がディテント部材18から離間
する第8図の施錠位置に移動する。施錠位置では、ハン
ドルレバー19の回動により切替アーム17が下方に移動し
ても、切替アーム17がディテント部材18に当接しないか
ら、ドア1を開けることができない。
シリンダ錠11をキーによりロック位置に回転すると、
ロックスイッチ23が磁石7によりオンとなる(ステップ
60a)。同時に揺動レバー13は第2図で時計方向に回転
して切替アーム17をディテント部材18に当接しない施錠
位置に回動させる。ロックスイッチ23がオンになると、
第4図に示すソレノイド制御回路40の入力ポートI3の入
力電圧が低レベルになる。
ソレノイド制御回路40には図示しないロック状態判断
手段が設けられているが、ロック状態判断手段は入力ポ
ートI3の入力電圧が低レベルになったとき、ドアスイッ
チ42(42a〜42d)及びドアロックスイッチ45(45a〜45
d)の状態を判断する。即ち、全てのドア1が閉鎖され
ているとき、ドアスイッチ42はオフである(ステップ60
b)。このとき、入力ポートI1には高レベルの入力が付
与される。また、全てのロック装置本体10が施錠状態に
なると、ドアロックスイッチ45がオフとなり(ステップ
60c)、このとき、入力ポートI2には高レベルの入力が
付与される。
ソレノイド制御回路40のロック状態判別手段は上記の
状態にある入力ポートI1、I2及びI3の入力信号からドア
1のロック状態を判断して、タイマ手段を作動する(ス
テップ61)。タイマ手段はステップ60cにおいて全ドア
がロック状態のときにロックスイッチ23がオンとなった
時点から5秒の計数を開始する。実際には、運転者はキ
ーをロック位置に回転した後、ロック位置においてキー
をシリンダ錠11から抜き取る。次に、ロック状態判断状
態はステップ61aにおいてロックスイッチ23がオフ状態
か否か判断し、ステップ61bではロックスイッチ23が5
秒間オン状態を継続しているか否か判断される。ステッ
プ60a〜60c及び61aにおいて条件が不充分のときはスタ
ートに戻るが、ステップ61bにおいて5秒経過していな
いときはステップ61aに戻る。ステップ61bにおいて5秒
経過したときは、ソレノイド制御回路40は出力ポートO1
から駆動信号を発生する。同時に、出力ポートO3から出
力が発生し、表示装置としての発光ダイオード55が点灯
する(ステップ61c)ので、揺動レバー13がブロック状
態となったことを確認できる。このとき、ソレノイド31
(31a〜31d)が付勢され、プランジャ30が作動阻止位置
まで突出して揺動レバー13の孔13d内に嵌合される(ス
テップ62)ため、揺動レバー13はブロック状態となる。
これで揺動レバー13の作動が阻止されたデッドロック状
態となり、第7図に示すようにスリムジム5によりロッ
ド21が不正に上方に引っ張られても、ロック装置本体10
は解錠状態に切替られない。
次に、ロック位置にあるシリンダ錠11にキーを挿入し
て、キーによりシリンダ錠11を解錠方向に向かって中立
位置に回転すると、操作ロッド12の下端部12bは揺動レ
バー13の長孔13bの下端部から上端部に向かって移動す
る。このとき、シリンダ錠11の回転によりロックスイッ
チ23がオフとなり(ステップ63a)、非ロック信号を発
生する。次に、発光ダイオード55の作動が停止(ステッ
プ63b)した後、ロック状態判断手段は、キーが中立位
置からロック位置へ回転されたか否か判断する(ステッ
プ64)。キーがロック位置に回転されると、ロックスイ
ッチ23がオンとなり(ステップ64a)、ロックスイッチ2
3の出力によりソレノイド制御回路40の出力ポートO2
ら駆動信号を発生する。このため、ソレノイド31(31a
〜31d)が逆の極性に付勢され、プランジャ30は突出し
た作動阻止位置から引っ込んだ作動許容位置に移動する
ので、揺動レバー13のブロックが解除される(デッドロ
ック状態解除)(ステップ64b)。ステップ64において
キーがロック位置に回転されないとき、ステップ64cに
おいてプランジャ30による揺動レバー13のブロック状態
を継続して、ステップ64に戻る。
本実施例では、変更が可能である。キーをロック位置
から中立位置に回転したとき、ステップ63aでは、シリ
ンダ錠11の回転によりロックスイッチ23がオフとなり、
非ロック信号を発生する。非ロック信号が発生したと
き、ソレノイド制御回路40の入力ポートI3に付与される
電圧が高レベルに上昇する。従って、ロック状態判断手
段は正規のキーにより解錠方向に回転されたことを検出
して、出力ポートO2から駆動信号を発生する。このた
め、ソレノイド31(31a〜31d)が逆の極性に付勢され、
プランジャ30は突出した作動阻止位置から引っ込んだ作
動許容位置に移動するので、揺動レバー13のブロック状
態を解除してもよい。
シリンダ錠11を中立位置から解錠位置に移動すると、
操作ロッド12の下端部12bは揺動レバー13の長孔13bの上
端部に当接して、揺動レバー13を第1図で反時計方向に
回転させるので、揺動レバー13は切替アーム17をディテ
ント部材18に当接させる解錠位置に回動させる。プラン
ジャ30が解錠可能な引っ込み位置にあるとき、第1図に
示すようにノブ22を手動で引くと、ドアロック装置本体
10を解錠することができる。
本発明の上記の実施例は変更が可能である。例えば、
第6図に示すディスクリート回路によってソレノイド制
御回路40を構成することができる。第6図では第4図に
示す箇所と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省
略する。
即ち、アンドゲート70の入力端子に、ドアスイッチ4
2、ドアロックスイッチ45及びロックスイッチ23を接続
する。アンドゲート70は全てのドア1が閉鎖かつ施錠さ
れドアスイッチ42及びドアロックスイッチ45がオフにな
り、ロックスイッチ42がオンになったとき、タイマ回路
71にトリガ信号を付与する。タイマ回路71は5秒を計数
し、5秒経過後に出力回路72に信号を付与する。このた
め、出力回路72の出力によりトランジスタ51がオンとな
り、ソレノイド31が作動され、プランジャ30が作動阻止
位置に突出する。従って、不正にドアロック装置本体10
を解錠できない。これと同時に、出力回路72の出力によ
りR/Sフリップフロップ73がセットされ、フリップフロ
ップ73のQ出力端子からアンドゲート74に高レベルの信
号が付与される。
非ロックスイッチ24はシリンダ錠11がキーによりロッ
ク位置から中立位置に回転されたときに非デッドロック
信号の出力を発生する。このため、非ロックスイッチ24
はシリンダ錠11の中立位置に固定される。キーによりシ
リンダ錠11がロック位置からアンロック位置に回転され
たときオンとなり、インバータ76を介してタイマ回路72
及びアンドゲート74に出力が印加される。従って、タイ
マ回路72は作動中のときは非ロックスイッチ24の非デッ
ドロック信号でクリアされる。また、アンドゲート74は
タイマ回路75に出力を与えて、トランジスタ53を一定時
間オンに切り替える。このため、ソレノイド31は逆に付
勢され、プランジャ30は作動許容位置まで引っ込む。
第12図〜第19図は、この発明の第三、第四及び第五の
実施例を示す。まず、第12図は第4図に示す回路図に応
用できる動作シーケンスを示すフローチャートである。
第12図のスタートにおいて、シリンダ錠11のキーシリン
ダが操作される(ステップ100)と、ステップ101に進
み、ソレノイド制御回路40はキーシリンダがロック位置
に回転されて、ロックスイッチ23がオンになるか否か判
断する。ロックスイッチ23がオンすると順次ステップ10
2及び103に進み、ソレノイド制御回路40は全ドアが閉鎖
されているか及び全ドアがロック状態か否か判断する。
ステップ101〜103において否であると、ステップ100に
戻る。ステップ102及び103において全てのドアスイッチ
42がオフであり、全ドアがロック状態であると、ソレノ
イド制御回路40はタイマ手段により2秒タイマをセット
(ステップ104)し、ステップ105においてロックスイッ
チ23がオフか否か判断する。
ステップ105においてキーシリンダがロック位置に保
持され、ロックスイッチ23がオン状態であれば、ステッ
プ106に進み、タイマ手段が2秒経過したか否か判断す
る。2秒経過していないと、ステップ105に戻り、再び
ロックスイッチ23がオン状態であれば、ステップ106に
進み、2秒経過していると、ステップ107及び108に順次
進行する。ステップ107及び108ではソレノイド31が作動
され、揺動レバー13はブロック状態となると共に、ソレ
ノイド制御回路40の出力ポートO3から出力が発生し、表
示装置としての発光ダイオード55が点灯して、揺動レバ
ー13がブロック状態にあることを表示し、ステップ109
に進む。キーシリンダが中立位置に回転しないと、ステ
ップ109と110を循環する。
操作ロッド12の下端部12bが揺動レバー13の長孔13bに
遊びをもって連結されているので、揺動レバー13がブロ
ック状態で、キーシリンダを中立位置に回転すると、ロ
ックスイッチ23がオフとなり(ステップ111)、表示装
置としての発光ダイオード55が消灯する(ステップ11
2)。これで、揺動レバー13の作動が阻止されたデッド
ロック状態となり、第7図に示すようにスリムジム5に
よりロッド21を操作しても、解錠できない盗難防止状態
を確立した後、運転者は自動車から離れることができ
る。
その後、運転者が自動車に戻り、キーでシリンダ錠11
を操作してキーシリンダを回転する、このとき、ソレノ
イド制御回路40は、ステップ113において、ロック位置
にキー(キーシリンダ)が回転されたか否か判断する。
ロック位置にキーが回転されないときは揺動レバー13の
ブロックは継続される(ステップ114)。ロック位置に
キーが回転されたときは、ロックスイッチ23がオンとな
り(ステップ115)、揺動レバー13のブロックが解除さ
れる(ステップ116)。このように、第12図では一定時
間、例えば2秒間ロックスイッチ23をオン状態に保持す
ると、自動的に揺動レバー13をブロック状態に切替るこ
とができる。
次に、第13図に示す第四実施例では、2秒間に2回ロ
ックスイッチ23をオンに切替ると、揺動レバー13をブロ
ック状態に切替ることができる。第13図において、ステ
ップ120〜124は第12図のステップ100〜104と同一であ
る。ソレノイド制御回路40はロックスイッチ23がオフに
切替られたか否か判断する(ステップ125)。オフに切
替られないと、ステップ126に進み、2秒経過したか否
か判断し、2秒経過していないときはステップ125に戻
り、2秒経過しているときはステップ120に戻る。ステ
ップ125においてロックスイッチ23がオフに切替られる
と、ステップ127に進む。ステップ127においてロックス
イッチ23が再びオンに切替られたか否か判断し、オンに
切替られると、ステップ129に進む。ステップ127におい
てロックスイッチ23がオフの状態に維持されていると、
ステップ128に進む、2秒経過したか否か判断される。
2秒経過していないと、ステップ127に戻り、経過して
いると、ステップ120に戻る。ステップ129〜138は第12
図のステップ107〜116と同一である。
第14図〜第17図はシリンダ錠11の一例として使用され
るサイドバーロック装置150を示す。サイドバーロック
装置の基本的構造な例えば米国特許第3,080,774号公報
に示されている。
まず、第14図〜第18図に示すように、サイドバーロッ
ク装置150は、ケース151と、ケース151内に回転可能に
収容されるキーシリンダ152とを有する。ケース151は、
長さ方向に形成された収容孔153と、収容孔153にいずれ
も連絡して長さ方向に形成されたタンブラ溝154(第16
図及び第17図)及び係止溝155(第14図〜第16図)とを
有する。キーシリンダ152は、長さ方向に形成されたキ
ー溝152aと、径方向に形成された複数のスロット156及
びこれらのスロット156に対しほぼ直角に形成された穴
部161とを有する。キーシリンダ152はケース151の収容
孔153内に回転可能に配置される。複数のタンブラ157
は、キーシリンダ152の各スロット156内に滑動可能にか
つキーシリンダ152から外側のケース151のタンブラ溝15
4内に突出可能に配置されると共にキー孔158を有する。
タンブラスプリング159は、各タンブラ157とキーシリン
ダ152との間に配置されかつタンブラ157をキーシリンダ
152の外側に付勢する。
サイドバー160は、第16図に示すようにキーシリンダ1
52の穴部161内に滑動可能に配置されかつ各タンブラ157
の異なる位置に切欠き部162に係合可能に配置される。
詳細には図示しないが、各タンブラ157に対してキーコ
ードを与えるため、切欠き部162は、キー孔158に対し各
タンブラ157毎に異なる位置に形成される。ケース151に
はサイドバースイッチ163が取り付けられ、サイドバー
スイッチ163はサイドバー160の移動を検出する可動片16
4を有する。可動片164はサイドバースイッチ163からケ
ース151に設けられた開口部165を貫通してサイドバー16
0に接触している。
ケース151の前部にはステンレス製のカバー166が装着
され、ケース151に対し加締めにより固定される。キー
シリンダ152の穴部161の両端に隣接して、キーシリンダ
152にはリッド169が固定される。サイドスプリング167
は、サイドバー160の両端に形成されたばね座部160aと
リッド169との間に配置され、サイドバー160をタンブラ
157に対し付勢する。
第16図及び第17図に示すように、タンブラ157のキー
孔158にキー168を挿入しないとき、タンブラ157はケー
ス151のタンブラ溝154内に突出している。従来のサイド
バーロック装置ではタンブラが突出するタンブラ溝はケ
ースに形成されていない。また、サイドバー160はケー
ス151の係止溝155内に突出している。
第4図の実施例とは異なり、第14図に示す実施例で
は、ソレノイド制御回路40の入力ポートI6にはサイドバ
ースイッチ163が接続され、サイドバースイッチ163には
抵抗56を介して定電圧回路49が接続される。
次に、第14図〜第16図に示すように、サイドバーロッ
ク装置150のキー溝152aにキー168を挿入すると、タンブ
ラ157のキー孔158にキーが挿入され、タンブラ157がキ
ーシリンダ152から突出しない引っ込み位置に移動す
る。また、サイドバー160は各タンブラ157の切欠き部16
2に係合して、サイドスプリング167の弾力によりキーシ
リンダ152から突出しない第15図の引っ込み位置に移動
されるから、キー168を解錠位置に回転することができ
る。
サイドバーロック装置150のキー溝152aにキー168を挿
入しない状態を示す第16図から明らかなように、キーシ
リンダ152の回転はサイドバー160及びタンブラ157によ
り阻止される。このため、サイドバー160及びタンブラ1
57の剪断強度によりキーシリンダ152の不正回転に対す
る強度を従来より少なくとも50%増加することができ
る。この破壊に対する強度は実際にはサイドバー160及
びタンブラ157の形状及び寸法に依存する。しかし、こ
の発明の実施の際には、特に小形のサイドバー及びタン
ブラを使用する必要はない。換言すれば、従来のサイド
バーロック装置に対し同一の強度を得るとき、本実施例
によればサイドバーロック装置を非常に小形に製造する
ことができる。
一般に、サイドバー160はタンブラ157より大きな剪断
強度を有する。このため、キーシリンダ152に不正な回
転力が加えられたとき、この回転力を最初にサイドバー
160により抵抗し、サイドバー160がある程度変形した
後、タンブラ157により回転力に抵抗するように構成す
ることも可能である。
第14図〜第17図に示すこの発明の第五実施例では、第
4図に示す回路図及び第19図に示す動作シーケンスに基
いて作動されるが、第4図ではロックスイッチ23と組合
せてサイドバースイッチ163が使用される。サイドバー
スイッチ163はキー168をキー溝152aに挿入した際に、各
タンブラ157の整合移動及びサイドスプリング167の弾力
により、サイドバー160が移動するため、キー168を回転
せずにオン状態となる。このため、サイドバースイッチ
163を非ロックスイッチとして使用できる。
具体的には、サイドバースイッチ163は第19図に示す
動作シーケンスに基いて作動される。第19図に示すステ
ップ170〜178は第12図に示すステップ100〜108と同一で
あるから、説明を省略する。
ステップ178において揺動レバー178がブロック状態に
切替られた後、ステップ179においてキー168が引き抜か
れたか否か判断される。揺動レバー13がブロック状態
で、キーシリンダ152を中立位置に回転した後、キー168
をキーシリンダ152から引き抜くと、サイドバースイッ
チ163がオフとなり(ステップ181)、表示装置としての
発光ダイオード55が消灯する(ステップ182)。ステッ
プ179において、キー168をキーシリンダ152から引き抜
かないと、ステップ179と180を循環する。
ステップ182は第12図に示すステップ112と同一の状態
である。即ち、表示装置としての発光ダイオード55が消
灯し、揺動レバー13の作動が阻止されたデッドロック状
態となるから、スリムジム5によりロッド21を操作して
も、解錠できない。
ステップ183において、ソレノイド制御回路40はロッ
ク位置にキー168がサイドバーロック装置150に挿入され
たか否か判断する。キー168が挿入されないときは揺動
レバー13のブロックは継続される(ステップ184)。挿
入されたときは、サイドバースイッチ163がオンとなり
(ステップ185)、揺動レバー13のブロックが解除され
る(ステップ186)。
また、サイドバースイッチ163を第6図に示す非ロッ
クスイッチ24の代わりに使用してもよい。
発明の効果 上述のように、本発明による自動車用ドアロック装置
は、デッドロック状態では不正に工具を使用してもドア
ロック装置を解錠することができない。また、本発明の
自動車用ドアロック装置は従来必要とされた複雑なドア
ロックアクチュエータを各ドアに配置する必要がなく、
比較的安価なかつ確実に作動する自動車用ドアロック装
置により車両の盗難防止に大きな効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動車用ドアロック装置の正面
図、第2図はシリンダ錠の背面図、第3図はソレノイド
の側面図、第4図はソレノイド制御回路を示す電気回路
図、第5図はソレノイド制御回路の動作シーケンスを示
すフローチャート、第6図はこの発明の他の実施例を示
すソレノイド制御回路の電気回路図、第7図は従来のド
アロック装置を有するドアの断面図、第8図は施錠状態
にあるドアロック装置の正面図、第9図は第8図の側面
図、第10図は解錠状態にあるドアロック装置の正面図、
第11図は第10図の側面図、第12図はこの発明の第三実施
例を示すソレノイド制御回路の動作シーケンスを示すフ
ローチャート、第13図はこの発明の第四実施例を示すソ
レノイド制御回路の動作シーケンスを示すフローチャー
ト、第14図はキーを挿入しないサイドバーロック装置の
断面を示す第16図のA−A線に沿う断面図、第15図はキ
ーを挿入したサイドバーロック装置の断面を示す第16図
のA−A線に沿う断面図、第16図は第14図のB−B線に
沿う断面図、第17図は第16図のC−C線に沿う断面図、
第18図はキーシリンダの断面図、第19図はこの発明の第
五実施例を示すソレノイド制御回路の動作シーケンスを
示すフローチャートである。 1……ドア、10……ロック装置本体、11……シリンダ
錠、11a……レバー、12……操作ロッド、13……揺動レ
バー、13b……長孔、15……中継ロッド、23……ロック
スイッチ、30……プランジャ、31……ソレノイド、40…
…ソレノイド制御回路、42……ドアスイッチ、45……ド
アロックスイッチ、55……表示装置、163……サイドバ
ースイッチ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 伊藤 陽 (56)参考文献 特開 平2−261179(JP,A) 実開 昭62−88056(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05B 65/12 - 65/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正規のキーを挿入して回転することにより
    ロック位置、アンロック位置及びロック位置とアンロッ
    ク位置との中間に設けられた中立位置との間で回転され
    るレバー(11a)を有しかつ自動車のドア(1)に設け
    られたシリンダ錠(11)と、シリンダ錠(11)のレバー
    (11a)がロック位置に回転されたことを検出するロッ
    クスイッチ(23)と、複数のドア(1)の各々の開閉状
    態を検出するドアスイッチ(42)と、複数のドア(1)
    の各々のロック状態を検出するドアロックスイッチ(4
    5)と、ドアハンドル及びシリンダ錠(11)に作動連結
    されかつドア(1)を施解錠するロック装置本体(10)
    とを備え、ロック装置本体(10)はディテント部材(1
    8)を制御する揺動レバー(13)を備え、シリンダ錠(1
    1)のレバー(11a)は操作ロッド(12)により揺動レバ
    ー(13)の長孔(13b)に間隙をもって連結された自動
    車用ドアロック装置において、 ロック装置本体(10)の揺動レバー(13)に係脱自在に
    設けられたプランジャ(30)を有するソレノイド(31)
    と、 ドアスイッチ(42)及びドアロックスイッチ(45)から
    の出力を受信してソレノイド(31)を制御するソレノイ
    ド制御装置(40)とを備え、 全てのドア(1)が閉鎖されかつロックされた状態にお
    いて、ロックスイッチ(23)が一定時間オン状態に保持
    されたとき又はロックスイッチ(23)が一定時間内に複
    数回オンに切り替えられたとき、ソレノイド制御装置
    (40)はソレノイド(31)を作動して揺動レバー(13)
    の運動を阻止するデッドロック状態とし、 その後、揺動レバー(13)の長孔(13b)に設けられた
    間隙によってレバー(11a)を中立位置に回転すること
    ができ、 レバー(11a)を中立位置からロック位置又はロック位
    置から中立位置に回転したときに発生するロックスイッ
    チ(23)の信号によりデッドロック状態が解除されるこ
    とを特徴とする自動車用ドアロック装置。
  2. 【請求項2】正規のキーを挿入して回転することにより
    ロック位置、アンロック位置及びロック位置とアンロッ
    ク位置との中間に設けられた中立位置との間で回転され
    るレバー(11a)を有しかつ自動車のドア(1)に設け
    られたシリンダ錠(11)と、シリンダ錠(11)のレバー
    (11a)がロック位置に回転されたことを検出するロッ
    クスイッチ(23)と、複数のドア(1)の各々の開閉状
    態を検出するドアスイッチ(42)と、複数のドア(1)
    の各々のロック状態を検出するドアロックスイッチ(4
    5)と、ドアハンドル及びシリンダ錠(11)に作動連結
    されかつドア(1)を施解錠するロック装置本体(10)
    とを備え、 ロック装置本体(10)はディテント部材(18)を制御す
    る揺動レバー(13)を備え、 シリンダ錠(11)のレバー(11a)は操作ロッド(12)
    により揺動レバー(13)の長孔(13b)に間隙をもって
    連結された自動車用ドアロック装置において、 揺動レバー(13)に係脱自在に設けられたプランジャ
    (30)を有するソレノイド(31)と、 ドアスイッチ(42)及びドアロックスイッチ(45)から
    の出力を受信してソレノイド(31)を制御するソレノイ
    ド制御装置(40)とを備え、 全てのドア(1)が閉鎖されかつロックされた状態にお
    いて、ロックスイッチ(23)が一定時間オン状態に保持
    されたとき、ソレノイド制御装置(40)はソレノイド
    (31)を作動して揺動レバー(13)の運動を阻止するデ
    ッドロック状態とし、 その後、揺動レバー(13)の長孔(13b)に設けられた
    間隙によってレバー(11a)を中立位置に回転すること
    ができ、 シリンダ錠(11)に正規のキーを挿入したとき、シリン
    ダ錠(11)に設けられたサイドバースイッチ(163)の
    信号によりソレノイド(31)のデッドロック状態が解除
    されることを特徴とする自動車用ドアロック装置。
  3. 【請求項3】ソレノイド制御装置(40)には表示装置
    (55)が接続され、デッドロック状態になったとき表示
    装置(55)が作動される請求項1又は請求項2のいずれ
    かに記載の自動車用ドアロック装置。
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