JP2882708B2 - モータ駆動工具 - Google Patents

モータ駆動工具

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JP2882708B2
JP2882708B2 JP3314956A JP31495691A JP2882708B2 JP 2882708 B2 JP2882708 B2 JP 2882708B2 JP 3314956 A JP3314956 A JP 3314956A JP 31495691 A JP31495691 A JP 31495691A JP 2882708 B2 JP2882708 B2 JP 2882708B2
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drive spindle
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シュライバー ボルフガング
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Tsuee Unto Ee Fuain Unto Co GmbH
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/12Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine for securing to a spindle in general
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/34Accessory or component
    • Y10T279/3406Adapter
    • Y10T279/3418Adapter for particular tool or workpiece
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/94Tool-support
    • Y10T408/95Tool-support with tool-retaining means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸線を中心に回転する
特にドリルあるいはドライバ等のための工具ソケット
と、駆動スピンドルを有する工具ヘッドとを具備する
ータ駆動工具であって、前記駆動スピンドルには前記
具ソケットの駆動シャフトを結合させる結合孔と前記
動シャフトを前記結合孔内に軸線方向に係止する係止手
段が設けられ、前記係止手段は前記駆動シャフトが前記
結合孔内に挿入された場合に自動的に係止可能である
共に係止解除機構によって取外し可能であるモータ駆動
工具に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の種類の工具は公知である。この公
知の工具には、ドライバソケットあるいはドリルチャッ
を設けることができる。この場合にドライバソケット
は単に短いプロフィール片として形成することができ、
その後方の端部は結合孔のプロフィールに適合させら
れ、例えば6角の形状を有し、前端にはスリットねじあ
るいはクロススリットねじを回転させるエッジあるいは
溝が設けられる。それに対してドリルチャックは、従来
のドリルチャックとして形成され、その後端部には単に
ねじピンの代わりに結合孔の内側輪郭に適合した凹凸を
有するシャフトを設けることができる。
【0003】公知の工具においては、駆動スピンドルは
工具ヘッドから前方へ突出する。駆動スピンドルの突出
した端部には軸線方向に摺動可能なジャケットが設けら
れる。ジャケットの摺動領域において、駆動スピンドル
はボールケージとして形成される。ジャケットがばねの
力に抗して第1の終端位置に軸方向に移動されると、ボ
ールケージのボールがジャケットの内側の凹凸輪郭によ
ってボールケージ内に挿入され、それによって結合孔が
開放される。これに対して、ジャケットが自由にされ、
ばねの復帰力を受けて他方の終端位置に移動されると、
ボールが内部へ圧入され、結合孔の内側凹凸を越えて半
径方向に突出する。また、ドライバの凹凸片あるいはド
リルチャックのシャフトには相補的な環状溝が形成さ
れ、ドライバあるいはドリルチャックが挿入されたとき
にボールが上述の環状溝に落ち込むので、それが軸線方
向に係止される。工具の使用者がばねの力に抗してジャ
ケットを軸線方向に摺動させた場合に初めて、ドリル
ャックを結合孔から取り外すことができる。
【0004】公知の工具においては、駆動スピンドルの
前方の自由端とその上で摺動可能なジャケットは、ドラ
イバの凹凸片あるいはドリルチャックのシャフトよりも
僅かに大きい直径を有する。このことは、ドライバの駆
動においては、工具全体の前側部材の直径は比較的小さ
いものであることが望ましいからである。しかし、ドラ
イバ凹凸片を挿入した状態でジャケットは自由に接近す
ることができるので、ドライバ凹凸片の係止と特に係止
解除はほぼ問題はないが、公知の工具には、ドリルチャ
ックの係止を解除しようとする場合に欠点がある。すな
わちドリルチャックは駆動スピンドルないしその上で摺
動可能なジャケットよりずっと大きい直径を有する。ド
リルチャックが工具ヘッド内に差し込まれている場合に
は、工具ヘッドとドリルチャックの間には非常に直径の
小さい領域が存在するが、この領域は軸線方向に広くな
るように形成して、それによって工具の利用者がそこへ
指を挿入して、ジャケットを押し戻してドリルチャック
を取り外せるようにしなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の構造は視覚的
に満足のできないものであるだけでなく、安全上危険を
伴うものである。というのは、工具の使用者がドリル
ャックとドライバソケットとを急いで交換しようとする
場合にドリルチャックと工具ヘッド間の軸線方向に非常
に狭い領域に指を入れなければならず、指を傷つける危
険があるからである。したがって、本発明の目的は、冒
頭で述べた種類の工具を改良して、上述の欠点を除去
し、特にこの種の工具の使用者にとって安全性を向上さ
せることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば、ドリルチャック等の工具ソケットに係止解除機構を
操作する操作手段を設けることによって解決される。本
発明の課題は、このような態様で完全に解決される。す
なわち、先ずドライバソケットを係止手段自体、例えば
比較的小さい直径を有する軸線方向に摺動可能なジャケ
ットに取り付けないし取り外す場合に掴むことができる
と共に、ドリルチャックが取り付けられている場合には
係止解除機構を遠隔制御することができるので、工具の
使用者は工具ヘッドとドリルチャックと間の狭い領域に
手を触れる必要がない。他の好ましい効果は、係止解除
機構がすぐには汚れないことである。
【0007】特に好ましくは、公知のように係止解除機
構にジャケットが設けられ、ジャケットは駆動スピンド
ルに軸線方向に摺動可能に配置され、かつ異なる軸線方
向の位置において半径方向に摺動可能な部材を結合孔に
拘束したりあるいは釈放したりする。このことは特に、
ジャケットが駆動スピンドルのボールケージとして形成
された領域で摺動可能とされ、かつ半径方向に摺動可能
な部材がばねの力を受けるボールケージのボールである
場合に言えることである。
【0008】更に、好ましくは本実施例においては、駆
動スピンドルの周面に120°角度間隔で配置された3
つの半径方向に摺動可能な部材が設けられ、駆動シャフ
トの導入端部は平坦な端縁部として形成され、かつ結合
孔内に挿入された際に3つの半径方向に摺動可能な部材
のうちの1つだけに係合するように狭い寸法にされる。
この方法によれば、駆動シャフトを挿入する場合に半径
方向に摺動可能な部材が最小限変位するだけでよい。と
言うのは1つの部材だけが変位すれば、駆動シャフトの
全周が結合孔に進入し、その後半径方向に摺動可能な多
数の部材が変位するからである。このようにして、駆動
シャフトを少なくとも所定の軸線方向長さに亘って機械
的な阻止を受けずに挿入することができ、それによって
その後の挿入動作を確実に案内することができる。
【0009】本発明の特に好ましい実施例においては、
操作手段は、ドリルチャックの周面に形成され、かつ半
径方向に操作可能な押圧片として形成される。この方法
によれば、特に簡単に操作できるという利点が得られ
る。と言うのは、工具の使用者はドリルチャックの周面
で非常に簡単に押圧片を押圧することができるからであ
る。
【0010】押圧片がヒンジを中心に半径方向に揺動可
能である場合に、良好な効果が得られる。この方法は特
に、押圧片がプラスチック部分と一体に形成され、薄い
接ぎ手部のみを介して他の部分とヒンジ結合されている
場合に、特に簡単な構造となる。
【0011】更に、本実施例においては、好ましくは押
圧片のヒンジと反対の側の端部には半径方向に延びる舌
片が設けられ、この舌片は押圧片が揺動する際に軸線方
向に変位させられる。この方法によれば、半径方向に作
用する操作が軸線方向に作用する操作に変換されるの
で、ここで扱われる種類の工具の従来の係止機構を使用
することができるという利点が得られる。すなわち、特
に好ましくは押圧片は円筒状ハウジングの周面に形成さ
れ、ドリルチャックが工具ヘッド内に挿入されたときに
ジャケットの全面を包囲する。この手段によれば、駆動
スピンドルないし係止ジャケットが工具ヘッドを越えて
軸線方向に突出する場合に、円筒状ハウジングがジャケ
ットおよびジャケットにより包囲される駆動スピンドル
の上に折り返される場合には、閉鎖された形状が得られ
るという利点がある。その場合には工具の使用者は、円
筒状ハウジングに設けられた押圧片を半径方向に押圧す
るだけで、ハウジングにより包囲されているジャケット
を軸線方向へ移動させることができる。
【0012】本発明の他の実施例においては、ハウジン
グと工具ヘッドはほぼ同一の直径を有するので、視覚的
にも実際においても満足の行く解決法が得られ、工具の
前端部の領域において直径の大きなずれがなく、特に工
具の使用者の指がかかる後方へ引っ込んだ領域が形成さ
れない。さらに好ましくは、押圧片は180°角度間隔
で2箇所設けられる。この手段によって、使用者は例え
ば親指と人指し指で2つの押圧片を押圧することによっ
て、極めて容易に係止機構を解除することができるとい
う利点が得られる。
【0013】他の好ましい利点は、以下の説明と図面に
示されている。なお、上述及び後述する特徴は、それぞ
れ記載の組み合わせにおいてだけでなく、本発明の枠を
逸脱することなく他の組み合わせにおいて、あるいは単
独でも使用することができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面に示し、以下で
詳細に説明する。本発明によるモータ駆動工具について
は、それが固定的に据え付けられているか、あるいは手
動工具とされているかには無関係であり、また電気駆動
式、空気作動式あるいは他の態様で駆動されるものであ
る。本実施例では、本発明によるモータ駆動工具は電気
的に駆動されるドリルチャックあるいはドライバソケッ
ト等の工具ソケットに実施化されたものとして説明され
るが、この適用例によって本発明の技術的範囲が限定さ
れ得ないことは言うまでもない。
【0015】図1および図2を参照すると、この種のド
リルチャックが参照符号10でもって全体的に示され
る。ドリルチャック10の後端側にはハウジング11が
設けられ、このハウジング11の詳細については後述す
る。ドリルチャック10の前端には締付けヘッド12が
設けられ、この締付けヘッド12は回動自在となった締
付けリング13を備える。このような締付けリング13
の回動により、締付けジョー14の開放および閉鎖が行
われ、こにれより軸線15に沿って挿入可能な挿入片、
例えばドリル等が締め付けられたりあるいは緩められた
りする。締付けヘッド12にはリング16が堅固に結合
され、このリング16と締付けリング13との周囲面に
はそれぞれローレット17および18が形成され、かく
して工具使用者がドリル等を締め付けるべくかかる双方
のリング13および16を互いに回動させた際に必要な
トルクが得られることになる。ハウジング11を除け
ば、ドリルチャック10のその他の構成は従来のものと
同様である。
【0016】ハウジング11は好ましくは弾性プラスチ
ック材料から一体的に構成され、その後方側は略円筒状
部分20として形成される。略円筒状部分20の外周壁
面の二箇所すなわち180°の角度に亘って離された二
箇所には押圧片21aおよび21bが形成され、これら
押圧片は図示の例ではハウジング11と一体形成され
る。各押圧片21a、21bは細長いウエブ箇所を残す
ように切り込まれたリット22a、22bでもって略円
筒状部分20から分離される。各押圧片21a、21b
の中央には凹部23a、23bが形成され、これにより
工具使用者は押圧片21a、21bを視認することなく
操作することが可能である。
【0017】各押圧片21a、21bにはそのウエブ箇
所と反対の側に略円筒状部分20の半径方向内側に突出
した舌片24a、24bが設けられ、その自由端は該ウ
エブ箇所側に向かって軸線方向に屈曲させられ、そこに
は傾斜終端面が形成される。かかる傾斜終端面は軸線1
5の半径方向面に対して角度28(図1)を成し、この
角度28は好ましくは約10°とされる。
【0018】図1の矢印25a、25bで示すように、
各押圧片21a、21bは半径方向内側に押圧すること
が可能であり、このとき各押圧片21a、21bはその
ウエブ箇所によって形成されるヒンジでもって矢印26
a、26bで示す方向に揺動させられる。舌片24a、
24bが半径方向内側に図1で一点鎖線で示す位置まで
揺動させられると、そのフック状内側端部は矢印27
a、27bで示すように軸線方向に移動させらること
になる。
【0019】ドリルチャック10の後端側には更に駆動
シャフト30が設けられ、この駆動シャフト30は締付
けヘッド12に対して回転しないように結合される。駆
動シャフト30には、リング16側から見てその軸線方
向に沿って先ず第1の円筒形軸分31、次いで狭い環状
溝部32、それから第2の円筒形軸33、そして後端
部に形成された平坦な端縁部34が設けられる。なお、
平坦な端縁部34は円筒形軸分の上下から円弧状部を平
坦に切り取ることによって形成される。
【0020】図3を参照すると、モータ駆動工具の一部
が参照符号40でもって全体的に示され、このモター駆
動工具40は本実施例では電気駆動式の手動工具とされ
る。モータ駆動工具40の前端側には工具ヘッド41が
設けられる。工具ヘッド41の内部には軸線15に沿っ
て中空駆動スピンドル45が配置され、この中空駆動ス
ピンドルは図示されない態様で電動駆動モータに接続さ
れる。
【0021】中空駆動スピンドル45内には平坦部46
(図3の左方側)が形成され、その内側輪郭は平坦な端
縁部34の外側輪郭に適合させられる。平坦部46の右
方側(図3)には円筒形部47が連続して形成される。
【0022】円筒形部47の領域では、中空駆動スピン
ドル45が工具ヘッド41を越えて軸線方向に突出し、
この突出前端部には図3および図4から明らかなように
ボールケージ50が設けられる。ボールケージ50には
その周囲に沿って120°の角度間隔で配置された3つ
の半径方向孔51a、51bおよび51cが形成され、
これら半径方向孔のそれぞれにはボール52a、52b
および52cが収容される。なお、図4に示した断面構
造は概略図であり、詳細な断面構造を示すものではな
い。
【0023】中空駆動スピンドル45の突出前端部のボ
ールケージ50の領域にはジャケット60が係止部材と
して設けられ、このジャケット60の左側端部(図3)
すなわち後方端部61は図3に示す位置においてボール
52a、52bおよび52cを半径方向孔51a、51
bおよび51c内で内側に押圧し、これによりボール5
2a、52bおよび52cは円筒形部47の内側に突出
させられる。
【0024】ジャケット60の右側端部(図3)は前端
縁部62とされる。円錐状コイルばね63の一方の端部
側は中空駆動スピンドル45に形成されたリング状肩部
64に支持され、その他方の端部側はジャケット60の
後方端分61に支持される。円錐状コイルばね63は押
圧ばねとして構成され、このためジャケット60は図3
に示す位置において中空駆動スピンドル45に軸線方向
に堅固に結合されたリング状ばね65に抗して右方に押
圧される。
【0025】図3の図示においては、ジャケット60の
内側の一部、すなわちリング状ばね65から左方の部分
は円錐状拡がり部66として形成される。ジャケット6
0が図3に示す右側終端位置から円錐状コイルばね63
の力に抗して左側に移動させられると、ボール52a、
52bおよび52cは半径方向孔51a、51bおよび
51c内を外側に変位され得ることになる。というの
は、ジャケット60の円錐状拡がり部66のためにそれ
らボールの半径方向外側への変位が阻止されないからで
ある。
【0026】また、中空駆動スピンドル45の前端部上
へのジャケット60の配置については、ジャケット60
が僅かに半径方向の遊びをもって支持されるように行わ
れる。通常の短尺ドライバ工具要素の凹凸部を中空駆動
スピンドル45の平坦部46と円筒形部47とによって
形成される結合孔内に挿入しようとする場合、それは従
来のように行うことができる。すなわち、自由に接近で
きるジャケット60が一方の手で図3の左側に変位させ
つつ他方の手で短尺ドライバ工具要素の凹凸部を円筒形
部47内に挿入することによって行い得る。次いで、ジ
ャケット60が手から解放されると、ボール52a、5
2bおよび52cが短尺ドライバ工具要素の凹凸部の対
応する環状溝内に落ち込む。
【0027】短尺ドライバ工具要素の凹凸部を取り外す
ためには、常に自由に接近することのできるジャケット
60を再び左側に変位させて、ボール52a、52bお
よび52cによる係止を解除すればよい。一方、図1お
よび図2に示したたドリルチャックの装着については次
のようにして行われる。先ず、駆動シャフト30の後端
部の平坦な端縁部34の寸法については、円筒形部47
に挿入した際にそれがボール52a、52bおよび52
cのうち1つ、例えば図4に示すようにボール52bに
しか係合しないようにされる。このため平坦な端縁部3
4の幅は図4から明らかなように狭くされて、どの回転
位置においても3つのボール52a、52bおよび52
cのうちの1つだけに係合することになる。
【0028】かくして、1つのボールだけ、例えば図4
ではボール52bだけが半径方向に変位させられる。す
なわち、上述したようにジャケット60の後端部61の
領域は僅かな遊びをもって支持されているので、ボール
52bは僅かながら変位可能である。要するに、図4に
詳細に示すように、後端部61がボールケージ50に対
して僅かな偏心位置69を取り得るということである。
このことは、平坦な端縁部34が中空駆動スピンドル4
5の連結孔に挿入されている間、ボールケージ50の係
止機構は未だ作動され得ないということを意味してい
る。このためかかる係止機構を考慮することなく駆動シ
ャフト30を軸線方向の相当な長さに亘って円筒部分4
7内に挿入することができる。
【0029】図3で一点鎖線で図示するように、ドリル
チャック10が装着された状態においては、舌片24は
ジャケット60の前端縁62に係合する。図1に示すよ
うに、押圧片21a、21bが矢印25a、25bで示
すように半径方向に押圧されると、既に説明したよう
に、該舌片は軸線方向すなわち矢印27a、27bで示
す方向に移動させられ、かくしてジャケット60は左側
に変位させられて、ボール52a、52bおよび52c
は自由な状態となる。要するに、押圧片21aおよび2
1bのいずれか一方もしくは双方の押圧後には、ボール
52a、52bおよび52cが緩められることになる。
【0030】ドリルチャック10を使用者の一方の手で
掴み得る領域が図1に参照符号Aで示され、また例えば
ドリルを締付けジョー14に挟持しさせたりあるいは取
り外すために他方の手で掴まなければならない領域が参
照符号Bで示される。従来のドリルチャックにおいて
は、図1の左側部分Aの幅はずっと狭くされているが
(すなわち、リング16の幅に限定されている)、本発
明では、ハウジング11を取り付けることによって軸線
方向に比較的長い領域が形成されてそれを手で掴み得る
ようになっているので、その取扱が改善される。
【0031】図1において、参照符号D1 はドリルチャ
ック10の領域AおよびBの外径、特にハウジング11
の外径である。これに対して、図3の参照符号D2 は工
具ヘッド41の外径であり、また参照符号D3 はジャケ
ット60の外径である。工具ヘッド41とリング16と
の間にハウジング11が存在しないとすると、ドリル
ャック10と工具ヘッド41との間には直径D1 および
D2 よりずっと小さい直径D3 を有する領域、すなわち
図3に参照符号Cで示す領域が形成されることになる。
これに対して、ハウジング11が設けられると、該領域
の直径はD2 からD1に僅かに減少するだけであり、直
径の減少した領域に隙間が形成されることはない。した
がって、比較的小さい直径D3 を有する部材が工具ヘッ
ド41から領域Cだけ突出するような工具の場合に広範
に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工具に使用できるようなドリルチャッ
の一部破断側面図である。
【図2】図1に示すドリルチャックの上面図である。
【図3】図1および図2に示すドリルチャックと組み合
わせて使用することのできる工具ヘッドの一部破断側面
図である。
【図4】図3のIVー IV線に沿って拡大して示す部分断面
図である。
【図5】図3のV ー V 線に沿った図4と同様な断面図で
ある。
【符号の説明】
10…ドリルチャック 15…軸線 30…駆動シャフト 45…中空駆動スピンドル 46、47…結合孔 60〜66…係止解除機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−124005(JP,U) 実開 昭59−24231(JP,U) 米国特許4824298(US,A) 仏国特許出願公開1424002(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 31/107 B23B 31/10 B25B 21/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線(15)を中心に回転する工具ソケ
    ットと、駆動スピンドル(45)を有する工具ヘッド
    (41)とを具備するモータ駆動工具であって、前記駆
    動スピンドル(45)には前記工具ソケットの駆動シャ
    フト(30)を結合させる結合孔(46、47)と前記
    駆動シャフト(30)を前記結合孔(46、47)内に
    軸線方向に係止する係止手段(32、50)が設けら
    れ、前記係止手段は前記駆動シャフト(30)が前記結
    合孔(46、47)内に挿入された場合に自動的に係止
    可能であると共に係止解除機構(60〜66)によって
    取外し可能であるモータ駆動工具において、 前記工具ソケット(10)に前記係止解除機構(60〜
    66)を操作する操作手段が設けられ 前記係止解除機構(60〜66)にジャケット(60)
    が設けられ、前記ジャケットが、前記駆動スピンドル
    (45)に軸線方向に摺動自在に配置され、かつ軸線方
    向の異なる位置において半径方向に摺動可能な部材を前
    記結合孔(47)内で拘束又は開放させ前記駆動スピンドルの周面には、複数の前記半径方向に
    摺動可能な部材が設けられ、前記駆動シャフト(30)
    の導入端部が所定幅の平坦な端縁部として形成され、前
    記結合孔(46)に挿入されたときに前記複数の半径方
    向に摺動可能な部材のうちの1つだけに係合する ことを
    特徴とするモータ駆動工具。
  2. 【請求項2】 請求項に記載のモータ駆動工具におい
    て、前記ジャケット(60)が前記駆動スピンドル(4
    5)のボールケージとして形成された領域で摺動自在で
    あり、前記半径方向に摺動可能な部材がばね力を受け
    ボールケージ(50)内に配置されたボール(51a〜
    51c)であることを特徴とするモータ駆動工具。
  3. 【請求項3】 請求項またはに記載のモータ駆動工
    具において、前記複数の半径方向に摺動可能な部材は、
    前記駆動スピンドルの周面に120°の角度間隔で配置
    された3つの前記半径方向に摺動可能な部材であること
    を特徴とするモータ駆動工具。
  4. 【請求項4】 請求項1からまでのいずれか1項に記
    載のモータ駆動工具において、前記操作手段が前記工具
    ソケット(10)の周面に配置され、かつ半径方向に操
    作可能な押圧片(21)として形成されることを特徴と
    するモータ駆動工具。
  5. 【請求項5】 請求項に記載のモータ駆動工具におい
    て、前記押圧片(21)がヒンジを中心に径方向に揺動
    可能であることを特徴とするモータ駆動工具。
  6. 【請求項6】 請求項に記載のモータ駆動工具におい
    て、前記押圧片(21)の前記ヒンジと反対側の端部に
    半径方向に延びる舌片(24)が設けられ、前記舌片が
    前記押圧片(21)が揺動した際に軸線方向に変位し得
    ることを特徴とするモータ駆動工具。
  7. 【請求項7】 請求項に記載のモータ駆動工具におい
    て、前記押圧片(21)が略円筒状ハウジング(11)
    の周面に配置され、前記工具ソケット(10)が前記工
    具ヘッド(41)内に挿入されたときに前記ジャケット
    (60)の全面を包囲することを特徴とするモータ駆動
    工具。
  8. 【請求項8】 請求項に記載のモータ駆動工具におい
    て、前記略円筒状ハウジング(11)と前記工具ヘッド
    (41)とがほぼ同一の直径(D1 、D2 )を有するこ
    とを特徴とするモータ駆動工具。
  9. 【請求項9】 請求項からまでのいずれか1項に記
    載のモータ駆動工具において、前記押圧片(21a、2
    1b)が180°の角度間隔の2つの位置に配置される
    ことを特徴とするモータ駆動工具。
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