JP2683858B2 - 携帯用回転工具 - Google Patents

携帯用回転工具

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JP2683858B2
JP2683858B2 JP4322740A JP32274092A JP2683858B2 JP 2683858 B2 JP2683858 B2 JP 2683858B2 JP 4322740 A JP4322740 A JP 4322740A JP 32274092 A JP32274092 A JP 32274092A JP 2683858 B2 JP2683858 B2 JP 2683858B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は携帯用回転工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクグラインダ等の携帯用回
転工具においては、例えば実開昭第58−61171号
公報に示されるように、モータを内蔵する本体と使用者
による把持のためのハンドルとを回動可能に連結し、本
体に取付けられた回転刃具を例えば研磨加工のためにワ
ークに対し水平とする作業状態と、回転刃具を切断加工
のためにワークに対し直角とする作業状態の2つの作業
状態に合わせてハンドルを使用者による把持が容易な位
置に回動させる構成が提案されている。同公報の回動機
構は本体側及びハンドル側に、互いに内外で摺接する環
状部を設け、外側の環状部にはピンをスプリングを介し
て半径方向に出入動可能に取付け、内側の環状部には、
ピンの軸部が挿通する長溝を回転方向に90°の範囲で
形成し、またピンの軸部端には長溝の両端部に設けられ
た該長溝の幅よりも大径の孔に嵌合するストッパー部を
設けた構成となっており、ピンのストッパー部が長溝の
両端の孔の一方に嵌合状態でハンドルの本体に対するロ
ックを行い、ピンをスプリングに抗して内側に押し込む
と軸部の長溝に沿う移動を伴ってハンドルを本体に対し
回動可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の携帯用回転
工具の回動機構は下記の欠点を有する。 A. ハンドルの本体に対する回動位置及び軸方向位置
のロックはピンのストッパー部の長溝両端の孔への嵌合
に頼るものであるから、ハンドルの本体に対するガタ付
きを生じ、作業性が悪い。 B. ピンはロック状態において外側の環状部から外部
に突出状態となっているため、ピンが不用意に押されて
ハンドルが回動してしまう危険性があり、またピンが折
損する恐れもある。 C. ハンドルの回動操作はピンをロック位置に達する
まで押し続けて行わなければならないので操作性が悪
い。 D. 内外の環状部の摺接面はハンドルの取付ガタを少
なくするために精度良い加工が必要となり、製作が高価
となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため、本発明の携帯用回転工具はモータを内蔵す
る本体と、該本体に対し連結機構を介して回動可能に連
結されたハンドルとを有し、前記ハンドルは前記連結機
構による回動軸のほぼ軸線を通る平面で分割された一対
の半割部により形成し、前記ハンドルには該ハンドル
記本体に対する回動を許容する弛緩位置と、前記ハン
ドルの前記半割部を互いに向けて締め付けて、前記ハン
ドルの前記本体に対する回動を妨げる締付位置との間
作動可能な締付ネジを有する締付機構を設け、かつこの
締付ネジにはロックワッシャを挿通し、このロックワッ
シャには前記本体の外周部に対面するアームを形成し、
かつ前記外周部には前記ハンドルが所定の回動位置に位
置した時に前記アームと対面する溝を設けて、前記締付
ネジの締付に伴って前記ロックワッシャの前記アームが
前記溝と係合し、前記ハンドルが前記本体に対しロック
されることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明の携帯用回転工具において、締付ネジ
弛緩位置では、ハンドルは連結機構を介して本体に対し
回転でき、ハンドルを所定の位置まで回動させて締付
を締付位置とすると、ハンドルが本体に対し締付けら
ハンドルの本体に対する回動位置が定位置に保持さ
、またこのような締付に伴ってロックワッシャのアー
ムが本体外周の溝に係合し、ハンドルが本体に対しロッ
クされる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
すると、図1に全体を示したディスクグラインダ1は図
示しないモータを内蔵した中空の本体2と、該本体2に
対し後述する連結機構3を介して回動可能に連結された
中空のハンドル4とからなっている。本体2の先端下部
にはモータにより回転駆動される研磨ディスク5が着脱
自在に装着されており、一方ハンドル4の下部にはモー
タの起動停止を行うためのトリガスイッチ6が設けられ
ている。
【0007】図2及び図3に示すように、本体2及びハ
ンドル4の互いに対向する端部2a及び4aは互いに内
外に接する同軸の環状に形成されており、上記連結機構
3は本体2の端部2aの外周面に形成され、互いに軸方
向に距離を隔てて配置された二条の環状溝7,7と、ハ
ンドル4の端部4aの内周面に環状溝7,7に対応して
形成され、該環状溝7,7と嵌合する環状突部8,8と
から構成されている。
【0008】ハンドル4は図2に示すように端部4aの
軸線を通る平面内の継ぎ目9により2つの半割部4A,
4Bに分割されており、この継ぎ目9は上記トリガスイ
ッチ6の中心線とほぼ一致し、従ってトリガスイッチ6
は半割部4A,4Bにより図1中左右両側から挟まれた
状態となっている。半割部4A,4Bはその前部におい
て、一対のネジ10,10により上下位置において接合
され、また後部において前後方向異なる位置においてネ
ジ11,12により接合されている。ここで、前部のネ
ジ10,10は上記環状溝7,7を有する端部4aに近
接する後方かつ、図3に示すようにハンドル4の継ぎ目
9に近接する外側部において半割部4A,4Bを接合す
るもので、これらによる接合構造は同一であり、以下こ
の接合構造を図3を参照して説明する。
【0009】半割部4A及び4Bには、継ぎ目9に近接
する外側部において、上記継ぎ目9を通る平面に対し直
角方向で互いに向けて突出する中空状のスリーブ14及
び15がそれぞれ一体で形成されている。半割部4A側
のスリーブ14はネジ10の頭部10aが挿通可能な大
径の軸孔部14aと、該軸孔部14aに連通する、ネジ
10の軸部10bの挿通のための小径の軸孔部14bと
を有している。一方、半割部4B側のスリーブ15はネ
ジ10が螺合するナット16を底部に固着した大径の軸
孔部15aとネジ10の軸部10bの挿通のための小径
の軸孔部15bを有している。ネジ10は図示した締付
状態において、その頭部10aがスリーブ14の内部に
おいて大径の軸孔部14aの底部に係止され、軸部10
bが軸孔部14bを通ってスリーブ15の小径の軸孔部
15bに挿通され、さらに大径の軸孔部15aに至って
ナット16に螺合している。またこの状態で、スリーブ
14の先端部はスリーブ15の先端部に対し差し込み状
態で突き当たり、半割部4A及び4Bが継ぎ目9におい
てほぼ密着状態となるようになっている。このような構
造はネジ11及びネジ12による接合構造においても同
様である。
【0010】また、ハンドル4にはその半割部4A及び
4Bを互いに対し締付けてその環状突部8,8を対応す
る本体2の環状溝7,7に圧着するための締付ネジ17
が取付けられており、その取付構造を以下に説明する。
【0011】図3に示すように、半割部4A及び4Bに
は、先に説明したネジ10,10が挿通するスリーブ1
4,14間の中央部及びスリーブ15,15間の中央部
において、スリーブ18,19が互いに対向状態でそれ
ぞれ一体形成されている。すなわちスリーブ18,19
は継ぎ目9を通る平面に対し直角方向で互いにハンドル
4の直径方向に対向している。図2に戻り、半割部4A
側のスリーブ18は上記スリーブ14と同様、締付ネジ
17の頭部17aが挿通可能な大径の軸孔部18aと、
該軸孔部17aに連通する、締付ネジ17の軸部17b
の挿通のための小径の軸孔部18bとを有している。一
方、半割部4B側のスリーブ19は締付ネジ17が螺合
するナット20を底部に固着した大径の軸孔部19aと
締付ネジ17の軸部17bの挿通のための小径の軸孔部
19bを有している。締付ネジ17は図2に示した状態
において、その頭部17aがスリーブ18の内部におい
てワッシャ21及び後述するロックワッシャ22を介し
て大径の軸孔部18aの底部に係止され、軸部17bが
スリーブ19の小径の軸孔部19bから大径の軸孔部1
9aに至ってナット20に螺合している。なお、図2に
示した締付状態は締付ネジ17を環状溝7,7を対応す
る本体2の環状突部8,8に圧着する以前の予締状態に
対応するもので、この状態において、スリーブ18の先
端部はスリーブ19の先端部に対し上記と同様に差し込
み状態となっているが、これらの対向する突き合わせ面
18c,19c間には僅かに隙間が形成されており、こ
の隙間が緊締のための締めしろとなっている。
【0012】また図4に示すようにロックワッシャ22
は上側方に突出する略逆L字形のアーム23を一体で有
しており、上記スリーブ18の大径の軸孔部18aの入
口部18cはこれに対応して略鍵穴形に形成され、軸孔
部18aから後方に延びる狭幅部18dを有している。
一方、上記本体2の端部2aには、該端部2aの端縁を
形成し、環状溝7,7のうちの後方側の環状溝7に隣接
する環状のフランジ部24が設けられており、上記狭幅
部19dの底部は図2に示すように、このフランジ部2
4に対面する部位において開口部25を有している。従
って、ロックワッシャ22のアーム23は図示した締付
ネジ17の締付状態において開口部25を通じてフラン
ジ部24の周面に対面している。
【0013】ここで、ロックワッシャ22は、上記締付
ネジ17による締付状態において、上記本体2のフラン
ジ部24と協働して、図1に示すようにトリガスイッチ
6がハンドル4の下部に位置した状態を保ちながら、本
体2が実線で示すように研磨ディスク5を水平状態とな
した水平位置と、この位置に対し左右に90°変位した
2つの垂直位置との3位置でロック可能となっており、
このようなロック機構の構成を以下に説明する。
【0014】本体2のフランジ部24には、本体2が上
記水平位置に位置した状態においてロックワッシャ22
のアーム23にスリーブ18の開口部25を通じて対面
する外面に、図5に示すように凹溝26aを形成する突
部26が設けられている。なお、このような突部26は
同図に示すようように、フランジ部24を突部26に相
当する部位を残してその両側を部分的に切除することに
より形成されている。ロックワッシャ22のアーム23
は締付ネジ17の締付に伴って凹溝26に嵌合し、ハン
ドル4を本体2に対し相対回転不能にロックする。
【0015】また、フランジ部24は、図3に示すよう
に、突部26の両側にほぼ90°隔てた部位の外面に、
本体2が上記垂直位置に位置した状態においてロックワ
ッシャ22のアーム23が係合可能な係止溝27,27
を有している。これらの係止溝27,27は、各々上記
突部26に向かう側と反対方向の側においてフランジ部
24の外面になだらかに連続しており、他方の側に締付
ネジ17の締付時においてロックワッシャ22のアーム
23の側面に対面するほぼ半径方向の係止面28を有し
て、ハンドル4の本体2に対する一方向の回転を規制す
るものである。一方、これらの係止溝28,28の裏側
に位置するフランジ部24の内面には、係止突部29,
29がそれぞれ形成されている。これらの係止突部2
9,29は上記垂直位置においてハンドル4のスリーブ
18の上記入口部19cを形成する端部の回転方向両側
に形成された当接面30,30に当接して、対応する上
記係止溝27,27の各係止面28による方向と逆方向
の回転を規制するものである。
【0016】さらに、上記本体2の環状溝7,7のうち
前方に位置する環状溝7の底面には、ハンドル4の対応
する一方の環状突部8に向けて突出する***31が互い
に90°の間隔を置いて4ヶ所に形成されており、これ
らのうちの1つはロックワッシャ22のアーム23が嵌
合する凹溝26aを備えた突起26と同一角度位相に配
置されている。また上記一方の環状突部8には、図7に
示すように各半割部4A及び4Bの円周方向中央部及び
図8に示すように各半割部4A及び4Bの接続部におい
て上記***31〜31に嵌合可能な凹所32〜32が形
成されている。すなわち、***31〜31と凹所32〜
32は図1に示した本体2の水平位置及び2つの垂直位
置において互いに嵌合するものである。ここで、各***
31と各凹所32はハンドル4が締付ネジ17による非
締付状態においては、互いの嵌合により本体2とハンド
ル4との相対回動を規制するが、操作者のハンドル4の
本体2に対する回動力により***31が凹所32に対す
る嵌合状態から比較的容易に離脱し、かつ***31〜3
1の環状突部8に対する凹所32〜32以外の部位に沿
う移動も支障なく行え、ハンドル4の本体2に対する回
動を円滑に行いうるように、比較的浅い嵌合構造となっ
ており、図7には説明のため誇張して示してある。
【0017】次に上記実施例の作用に関し説明すると、
まず図1に示した本体2の水平位置においては上記一方
の環状溝7に形成された***31〜31と凹所32〜3
2の嵌合により位置決めがなされ、この状態で図4に示
すように締付ネジ17の軸部17bを、ワッシャ21及
びロックワッシャ22を挿通状態で、ハンドル4の半割
部4A側のスリーブ18に挿通する。すると、ロックワ
ッシャ22は図2に示すようにスリーブ18の大径の軸
孔部18aの底部に当接するとともにそのアーム23が
開口部25を通じて本体2の端部2aのフランジ部24
に対面する。また、この水平位置では、図5に示すよう
にフランジ部24の突部26の凹溝26aが開口部25
の下方に位置する。
【0018】この状態から、締付ネジ17をスリーブ1
9内のナット20に螺合させ、締め付けると、ハンドル
4の半割部4A及び4Bが互いに向けて引き寄せられ、
その環状突部8,8が対面する本体2の環状溝7,7の
底面に圧着し、本体2に対するハンドル4の回動位置が
固定される。また、このような締付ネジ17の締め付け
に伴ってロックワッシャ22のアーム23が開口部25
を通じて本体2のフランジ部24の突部26の凹溝26
aに嵌合し、これにより、本体2のハンドル4に対する
回動位置がロックされ、図1に示した状態に保持され
る。
【0019】図1に示した状態で、トリガスイッチ6は
この状態でハンドル4の下部に位置しており、操作者は
ハンドル4を片手で把持して容易にトリガスイッチ6を
操作でき、本体2内のモータを起動して研磨ディスク5
を回転させ、本体2の上部をもう一方の手で押さえて研
磨ディスク5をワークに押し当て、所望の研磨作業を行
うことができる。
【0020】次に、この状態から研磨ディスク5を図1
中想像線で示すように例えば切断操作のために垂直状態
とする場合には、締付ネジ17を緩めて、ハンドル4の
環状突部8,8の本体2の環状溝7,7の底面に対する
圧着状態を解除し、ハンドル4を把持して本体2に対し
左右いずれかの側への回動力を加える。すると、先に説
明したように回動力により***31〜31が凹所32〜
32に対する嵌合状態から容易に離脱し、ハンドル4が
本体2に対し回転する。このような回転はハンドル4の
スリーブ18の当接面30,30一方が対応する本体2
の端部2aの係止突部29,29の一方に当接すること
で90°位置で停止され、かつこの位置で***31〜3
1が凹所32〜32に再び嵌合し、位置決めがなされ
る。
【0021】この状態で締付ネジ17を締め付けると上
記と同様に環状突部8,8の対面する本体2の環状溝
7,7の底面への圧着により、本体2に対するハンドル
4の回動位置がこの位置で固定される。また、同時にロ
ックワッシャ22のアーム23が開口部25を通じて本
体2のフランジ部24の対応する側の係止溝27に係合
し、その側面が係止面28に対面して上記水平位置に向
かう側の回動を規制し、上記係止突部29,29の一方
によるこれと反対方向の回動規制作用と相まって、ハン
ドル4の本体2に対する回動位置がロックされ、従って
図1に示すようにトリガスイッチ6をその操作が容易な
ハンドル4の下部位置に維持した状態で同図に想像線で
示すように研磨ディスク5を垂直状態に固定し、所望の
切断操作を行うことができる。
【0022】また、研磨ディスク5を垂直位置から水平
位置に戻す場合には上記と同様にして締付ネジ17を緩
め、ハンドル4を本体2に対し逆方向に回動させるわけ
であるが、この場合には、水平位置に達すると***30
〜30と凹所31,31が自動的に嵌合して本体2に対
するハンドル4の回動位置の位置決めがなされ、後続の
ロックワッシャ22のアーム23を本体2のフランジ部
24の凹溝26に嵌合させる操作及び締付ネジ17の締
付操作を容易に行うことができる。
【0023】ここで、上記ロックワッシャ22のアーム
23の凹溝26a或いは係止溝27に対する係合状態
は、スリーブ18の入口穴18cを通じて外部から目視
により直接確認できるので、ロック操作を確実に行うこ
とができる。また、連結機構3において、ハンドル4の
端部4aは本体2の端部2aに対し同軸で互いに重なり
合った状態となっており、さらに、ロックワッシャ22
のアーム23による係止のためにハンドル4に設けられ
た開口部25もこのアーム23により塞がれ、かつその
内側には本体2の端部2aが位置しているため、外部か
らの異物等の本体2あるいはハンドル4内へ侵入が未然
に防止されている。
【0024】
【効果】本発明の携帯用回転工具において、ハンドルの
本体に対する位置固定はハンドル半割部相互の締付によ
り行うものであるから、軸方向及び回転方向のいずれに
おいてもガタ付のない確実な位置保持を行うことができ
る。また、締付ネジはこのようにハンドル半割部相互の
締付と弛緩とを行うのみであるので操作を容易に行え、
かつ本体あるいはハンドルの外部に突出する部材を設け
る必要がない。また、特に上記締付ネジとは別個にハン
ドルを本体に対し所定の位置でロックするロックワッシ
を備えたことにより、ハンドルの位置保持を締付ネジ
による保持に加えて二重に行え、研磨あるいは切断作業
中におけるハンドルに対する本体の回動を確実に防止で
きる。しかもロックワッシャは締付ネジの締付に伴って
ロック作動するものであるから、操作を簡単かつ迅速に
行うことができ、さらに、ロックワッシャは締付ネジの
ワッシャにアームを設けることで形成できるので、ロッ
ク装置を安価に製造できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の携帯用回転工具の側面図。
【図2】図1のハンドルと本体との連結部の拡大平面図
で要部を断面で示した図。
【図3】図2のIII −III 線断面図。
【図4】締付ネジをハンドルのスリーブに挿通する状態
を示す要部の斜視図。
【図5】ロックワッシャによる本体の水平位置でのロッ
ク状態を示す、図1の一部破断要部拡大図。
【図6】ロックワッシャによる本体の垂直位置でのロッ
ク状態を示す、図5と同様な一部破断要部拡大図。
【図7】図2のVII −VII 線断面図で位置決めのための
***と凹所との嵌合状態を誇張して示した図。
【図8】ハンドルの半割部の連結部における凹所と***
の嵌合状態を示す図7と同様な断面図。
【符号の説明】
1 ディスクグラインダ 2 本体 2a 端部(本体) 3 連結機構 4 ハンドル 4a 端部(ハンドル) 4A,4B 半割部 5 研磨ディスク 7 環状溝 8 環状突部 17 締付ネジ 22 ロックワッシャ 23 アーム 26a 凹溝 27 係止溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータを内蔵する本体と、該本体に対し連
    結機構を介して回動可能に連結されたハンドルとを有
    し、前記ハンドルは前記連結機構による回動軸のほぼ軸
    線を通る平面で分割された一対の半割部により形成し、
    前記ハンドルには該ハンドルの前記本体に対する回動を
    許容する弛緩位置と、前記ハンドルの前記半割部を互い
    に向けて締め付けて、前記ハンドルの前記本体に対する
    回動を妨げる締付位置との間で作動可能な締付ネジを有
    する締付機構を設け、かつこの締付ネジにはロックワッ
    シャを挿通し、このロックワッシャには前記本体の外周
    部に対面するアームを形成し、かつ前記外周部には前記
    ハンドルが所定の回動位置に位置した時に前記アームと
    対面する溝を設けて、前記締付ネジの締付に伴って前記
    ロックワッシャの前記アームが前記溝と係合し、前記ハ
    ンドルが前記本体に対しロックされることを特徴とする
    携帯用回転工具。
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