JP2879602B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2879602B2 JP2266071A JP26607190A JP2879602B2 JP 2879602 B2 JP2879602 B2 JP 2879602B2 JP 2266071 A JP2266071 A JP 2266071A JP 26607190 A JP26607190 A JP 26607190A JP 2879602 B2 JP2879602 B2 JP 2879602B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録手段から被記録材へインクを吐出させ
て記録を行なうインクジェット記録装置に関する。
〔従来の技術〕
コンピューターやワードプロセッサ等を併用された
り、あるいは単独に使用されるプリンタ、複写機、ファ
クシミリ等の記録装置は、画像情報に基づいて、紙やプ
ラスチック薄板等の被記録材に画像を形成していくよう
に構成されている。
前記記録装置は、記録方式により、インクジェット
式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等
に分けることができ、そのうちのインクジェット式(イ
ンクジェット記録装置)は、記録手段から被記録材にイ
ンクを吐出させて記録を行なうように構成されている。
インクジェット記録装置は、高精細な画像を高速で記
録することができ、ノンインパクト方式であるため騒音
が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像
を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
このインクジェット記録装置においては、記録手段
(記録ヘッド)から用紙やOHPフィルムなどの被記録材
にインクを吐出させて記録を行なう。
このため、吐出した主インク滴以外に発生した微細な
インク滴や、被記録材で跳ね返ったインク滴が記録ヘッ
ド面(吐出口面)に付着して大きなインク滴になった
り、あるいは紙粉やゴミ等の異物がこれらのインクを介
して記録ヘッド面に付着することがある。
これらの異物が吐出口面に付着すると、インクの吐出
方向が変化して吐出不良となったり(いわゆるヨレ)、
吐出が不可能になったり(不吐出)して、正常な記録が
できなくなる場合がある。
そこで、インクジェット記録装置では、正常なインク
吐出状態に回復させるための吸引ポンプで構成した回復
装置を設け、ポンプの負圧力で吐出口からインクを吸引
し、吸い出されるインクの流れによって、吐出口部分の
漏れインク、紙粉、ゴミなどの異物を除去することが行
われている。
また、前述のインク流れでは除去できないような大き
な紙粉やゴミ等の異物、あるいはインク吸引後に吐出口
面に残ったインクなどを除去するために、これらの払い
落とすゴム等の弾性部材で形成されたブレードを設け、
キャリッジの移動を利用して吐出口面を前記ブレードに
摺接させる構成のものが使用されていた。
しかし、このブレードを用いる構成では、拭き取った
インクの一部がブレードの弾性力によって撒き散らされ
て記録装置内を汚したり、あるいは、拭き取ったインク
の大部分が紙粉等の異物とともにブレードに付着したま
まとなる。
このブレードに付着したままのインク、紙粉、ゴミ等
の異物は、どこにも回収されるところが無いために、回
復動作の際に、逆ブレードから吐出口面に付着し、前述
の不吐出や吐出不良の原因となって悪循環を繰り返す可
能性があった。
そこで、前記ブレード(第1の清掃部材)を清掃する
ため、記録手段を搭載したキャリッジに、インクの吸収
性能に優れたインク吸収体で形成された第2の清掃部材
を追加して設ける構成が提案されている。
この第2の清掃部材を有する記録装置は、記録終了時
または記録中断時にキャリッジを回復装置との対向位置
へ移動させる際、まず前記第2の清掃部材がブレード
(第1の清掃部材)に接触して該ブレードを清掃し、そ
の後、この清掃されたブレードで吐出口面を拭き取る
(ワイピング)ように構成されている。
このように第2の清掃部材をキャリッジに搭載する構
成では、キャリッジの移動に伴ってブレード(第1図の
清掃部材)の清掃(クリーニング)を行なうので、専用
のクリーニング機構(モーターやギヤ等)を必要とせ
ず、単純な構成となるため、小型化および低コスト化の
利点がある。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕
しかし、上記従来の第2の清掃部材を設ける構成で
は、通常、第2の清掃部材による第1の清掃部材の清掃
範囲を充分に広く取ることが困難であり、そのため、充
分なクリーニングができないという解決すべき技術的課
題があった。
その理由を以下に説明する。
複数の吐出口を有する記録ヘッドを使用するインクジ
ェット記録装置では、様々な要因から、各吐出口から吐
出されるインク滴の飛翔方向がそれぞれ異なってしまう
結果、被記録材に記録されたドット配列が吐出口の配列
と異なってしまい、画像乱れの現象が発生することがあ
る。
このインク滴の着弾誤差が大きくなると、画像上で
は、記録ドット間隔が大きい場合には白い筋が見え、小
さい場合には濃い筋が見え、画質が低下してしまう。
この着脱誤差による筋状のムラを防止する手段の一つ
として、被記録材と吐出口の間隔をできるだけ狭くする
ことが有効である。
そこで、通常のインクジェット記録装置では、この被
記録材と吐出口の間隔は、記録ヘッドと被記録材が擦れ
ない範囲で最小に設定されている。
このため、キャリッジに搭載される第2の清掃部材も
記録ヘッド面より被記録材方向に突出して設けることは
できず、また、このため、ブレードに対する第2の清掃
部材のブレード方向への進入量は、ブレードに対する吐
出口面の進入量以上に設定することは困難であった。
一方、ブレードで記録ヘッドを清掃した場合、該ブレ
ードは吐出口面と摺接する範囲以上にわたってインクで
汚される。
そのため、ブレードを、記録ヘッドへのブレードの進
入量以上の広い範囲にわたって清掃する必要がある。
ところが、前述の従来の構成においては、前述のよう
に、ブレード(第1の清掃部材)における第2の清掃部
材の清掃範囲を充分広く設定することが困難であり、充
分なクリーニングを行なえないという解決すべき技術的
課題があった。
また、第2の清掃部材としてのインク吸収体をキャリ
ッジに設けていたので、吸収体の体積に制限があった。
このため、吸収体に吸収されるインクの量にも限界が
生じ、使用していくとインクで飽和した状態となって清
掃機能が低下するという解決すべき技術的課題もあっ
た。
本発明は上記技術的課題に鑑みてなされたものであ
り、本発明の目的は、ブレード清掃手段に対するブレー
ドの摺接領域を、記録ヘッドに対するブレードの当接領
域よりも広い範囲にすることにより、当該ブレードをワ
イピング領域よりも広い範囲にわたって清浄化すること
を可能にし、それによって、記録ヘッドと当接する前に
ブレードの広い範囲を確実に清浄化することができ、ク
リーニング性能覆を長期にわたって維持することができ
るとともに、清浄化されたブレードで記録ヘッドを良好
に清掃することができ、安定した吐出特性を長期にわた
って保持できるインクジェット記録装置を提供すること
である。
〔課題解決のための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、記録ヘッドから
被記録材へインクを吐出させて記録を行うインクジェッ
ト記録装置において、キャリッジに搭載された記録ヘッ
ドをキャリッジの移動を利用してワイピングするブレー
ドと、前記キャリッジの移動を利用して前記ブレードが
前記記録ヘッドをワイピングする前に前記ブレードを清
掃するために前記ブレードと摺接する清掃手段と、前記
ブレードによる前記記録ヘッドのワイピング動作および
前記清掃手段による前記ブレードの清掃動作の実行中に
おける前記清掃手段に対する前記ブレードの進入量と前
記記録ヘッドに対する前記ブレードの進入量とを異なら
せる進入量制御手段と、を有し、前記進入量制御手段は
前記ワイピング動作および清掃動作の間に前記記録ヘッ
ドに対する前記ブレートの進入量よりも前記清掃手段に
対する前記ブレードの進入量が大きくなるように制御す
ることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
なお、各図面中の同一符号は、それぞれ同一または対
応する部分を示すものである。
(第1実施例) 第1図は本発明の第1実施例によるインクジェット記
録装置の斜視図である。
第1図において、1は記録手段としての記録ヘッド、
2は記録ヘッド1を搭載して被記録材に沿って往復移動
可能なキャリッジ、31はキャリッジ2を案内支持するた
めのガイドパイプ、32はガイドパイプ31と協働してキャ
リッジ2を案内支持するためのガイドレール、4は被記
録材の記録領域を支持するためのプラテン、を示す。
図示の記録手段1は、1例としてカラー用の場合を示
し、キャリッジ2にはインク色が異なる4個の記録ヘッ
ドが搭載されている。
4つのインク色としては、例えば、ブラック、シア
ン、イエロー、マゼンタのインク色が使用されている。
なお、以下の説明では、記録手段を構成する4個の記
録ヘッドの全てまたは任意の一つを記録手段1または記
録ヘッド1で示すことにする。
ここで、各記録手段(記録ヘッド)1は、熱エネルギ
ーを利用してインクを吐出する記録手段であって、熱エ
ネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたもので
ある。
また、前記記録手段1は、前記電気熱変換体によって
印加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡
の波長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出
口よりインクを吐出させ、記録を行なうものである。
第9図は、前記記録手段(記録ヘッド)1のインク吐
出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
第9図において、被記録材に所定の隙間(例えば、約
0.5〜2.0mm程度)をおいて対面する吐出口面41には、所
定のピッチで複数の吐出口42が形成され、共通液室43と
各吐出口42とを連通する各液路44の壁面に沿ってインク
吐出用のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発
熱抵抗体など)45が配設されている。
本例においては、記録手段1は、前記吐出口42がキャ
リッジ2の走査方向と交叉する方向に並ぶような位置関
係で、該キャリッジ2に搭載されている。
こうして、画像信号または吐出信号に基づいて対応す
る電気熱変換体45を駆動(通電)して、液路44内のイン
クを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口
42からインクを吐出させる記録手段1が構成されてい
る。
第1図において、6は各記録ヘッド1の吐出口面41
(第3図)に摺接して異物を拭き取る(ワイピングす
る)ための第1の清掃手段、51は記録装置の非使用時お
よび記録ヘッド吸引回復時に各記録ヘッド1の吐出口面
41を密閉するためのキャッピング手段、52はキャリッジ
清掃部材を示し、これらは装置本体側に設けられた回復
台53に保持されている。
また、前記回復台53に保持された各キャッピング手段
51は、吸引用チューブ27を通して吸引回復用のポンプ26
に接続されている。
前記キャリッジ清掃部材52は、回復台53に取り付けら
れた板バネ状のホルダーによって保持されている。
第3図は、記録ヘッド1とキャリッジ2の位置関係を
示す断面図であり、同図において、キャリッジ2のプラ
テン4側には、前記第1の清掃手段6(第1図)の突起
部65(後述)と協働して、該清掃手段の第1の清掃部材
(ブレード等)のキャリッジ側(帰路ヘッド側)への進
入量を制御するための案内部21が設けられている。
第2図は、前記第1の清掃手段6の構成を示す側面図
である。
第2図において、61はウレタンゴム、シリコンゴム、
水素を含有したイントリルブチルゴム等の弾性部材から
成るワイピング用の第1の清掃部材(ブレード)、62は
該ブレード61を支持するためのブレードホルダー、を示
す。
ブレードホルダー62には、回復台53の側面に沿って所
定方向に移動可能に係合するガイド部64が設けられてお
り、また、該ブレードホルダー62と回復台53との間には
引張りバネ63が張架されている。
こうして、前記該ブレードホルダー62は、前記ガイド
部64およびバネ63によって、キャリッジ2に対して接近
離反方向に移動可能に保持されており、通常ではキャリ
ッジ2側へ所定量進入した位置に保持されている。
前記ブレードホルダー62のキャリッジ側には、キャリ
ッジ2が通過する時に前起案内部21(第3図)と当接摺
動する突起部65が設けられている。
この突起部65は、キャリッジ2の前記案内部21と協働
して、第1の清掃手段6の第1の清掃部材(ブレード)
61のキャリッジ2側への進入量を制御するための進入量
制御手段を構成している。
そこで、以上の各部は、記録終了時または記録中断時
に、キャリッジ2がキャッピング終了の位置(通常、ホ
ームポジション)に向かって移動する際、前記ブレード
61は、まずキャリッジ2の一部(通常、移動方向前端角
隅部で形成される第2の清掃手段)と摺接することによ
り清掃され、その後、進入量制御手段65、21によってキ
ャリッジ方向の所定進入位置に調節されて記録ヘッド1
と摺接し、その吐出口面41のワイピング動作を行なうよ
うに配置されている。
さらに、前記キャリッジ清掃部材52は、記録ヘッド1
のワイピング終了時またはその直後に、キャリッジ2の
ブレード61と吐出口面41との摺接部分に接触する位置に
配置されている。
以上の構成によって、記録ヘッド1から被記録材へイ
ンクを吐出させて記録を行うインクジェット記録装置に
おいて、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド1をキャ
リッジ2の移動を利用してワイピングするブレード61
と、前記キャリッジ2の移動を利用して前記ブレード61
が前記記録ヘッド1をワイピングする前に前記ブレード
61を清掃するために前記ブレード61と摺接する清掃手段
25と、前記ブレード61による前記記録ヘッド1のワイピ
ング動作および前記清掃手段25による前記ブレード61の
清掃動作の実行中における前記清掃手段25に対する前記
ブレード61の進入量と前記記録ヘッド1に対する前記ブ
レード61の進入量とを異ならせる進入量制御手段21、65
と、を有し、前記進入量制御手段は前記ワイピング動作
および清掃動作の間に前記記録ヘッド1に対する前記ブ
レード61の進入量nよりも前記清掃手段25に対する前記
ブレード61の進入量mが大きくなるように制御すること
を特徴とするインクジェット記録装置が提供されてい
る。
第4図は、ブレード(第1の清掃手段)61の進入量を
制御する進入量制御手段の動作を示す部分正面図であ
る。
次に、第4図を参照して、記録終了時(記録中断時を
含む)の各記録ヘッド1のワイピング動作について説明
する。
記録終了時、キャリッジ2が第4図の(A)に示され
るごとく記録領域からキャッピング位置へ矢印A方向に
移動すると、固定(保持)用のバネ63でキャリッジ方向
(記録ヘッド方向)へ充分に進入しているブレード61
は、先ず最初に清掃手段としてのキャリッジ2の第2の
清掃手段(角隅部)25に接触する(第4図の(B))。
その後、第4図の(C)に示すごとく、進入量制御手
段21、65の働きによって、キャリッジ2の角隅部25との
接触時より小さい進入量(突出量)に制御されて各記録
ヘッド1の吐出口面41に摺接していく。
この時、先に行なった記録ヘッドのクリーニング動作
によって第1の清掃部材(ブレード)61に付着している
インクは、その大部分がキャリッジ2の第2の清掃手段
(角隅部)25によって拭き取られる。
したがって、キャリッジ2がさらに矢印A方向に移動
する際に、記録ヘッド1の吐出口面41をワイピングする
時には、ブレード61は充分に清掃されており、良好なワ
イピングが行なわれる。
さらに、キャリッジ2がキャッピング位置(ホームポ
ジション)に到達すると、キャリッジ2の角隅部25は、
回復台53に弾性的に保持されたインク吸収体から成るキ
ャリッジ清掃部材52と接触するように構成されている。
これにより、角隅部25に付着したインクをキャリッジ
清掃部材52に吸収させる。
これによって、キャリッジ2に設けられた第2の清掃
手段(角隅部)25のインクの飽和状態が解消され、次回
のワイピング動作も最初と同様の条件で行なうことがで
きる。
キャリッジ清掃部材52に付着したインクは、内部へ拡
散(特に、重力方向)していき、最終的には乾燥して不
揮発性分だけが清掃部材(インク吸収体)52の内部に貯
蔵される。
キャリッジ清掃部材52のインク吸収体は回復台53に保
持されていることから、体積を増加させることが可能で
ある。
このため、キャリッジ清掃部材52におけるインク吸収
容量および不揮発成分貯蔵容量は、インク吸収体の体積
を増すことによって容易に増加させることが可能であ
る。
ここで、第4図の(A)および(B)に示すキャリッ
ジ2の角隅部25の進入量mと、第4図の(C)に示すご
とく、ブレード61がキャリッジ2から所定量だけ後退す
る方向(図中、下方)へ移動した後、記録ヘッド1の吐
出口面41に対しての進入量nとは、突起部65の先端形状
を第2図に示すような形状にすることにより、常にm>
nとなるように設定することができる。
したがって、ブレード61による清掃動作を行なう際
に、該ブレード(第1の清掃部材)61が記録ヘッド1よ
りも先にキャリッジ側(キャリッジ2自体または該キャ
リッジ上の構成部品の一部)に形成された第2の清掃手
段25に接触し、かつ、吐出口面41に接触する時よりもキ
ャリッジ側へ大きな進入量で突出させるように制御する
ことが可能である。
実験によれば、記録ヘッド1として、360dpi(1イン
チ当たりの吐出口の数)のドット密度のインクジェット
記録ヘッドを使用し、第1の清掃部材(ブレード)61と
して、JIS硬度60〜70度で厚み0.4mm〜1.0mmの撥水性の
高い弾性材料(例えば、ウレタンゴム、HNBrゴム、シリ
コンゴムなど)のブレードを使用し、記録ヘッド1に対
して、自由長が4〜8mmで吐出口面への進入量が0.7〜1.
5mmになるように配置した場合、上記ワイピング動作に
よって良好な吐出口面の清掃を行なうことができた。
この場合、前述したようにキャリッジ角隅部(第2の
清掃手段)25に対するブレード61の進入量mを、吐出口
面での進入量nよりも大きく(できれば、2倍程度)な
るように制御して、上記のようにブレード(第1の清掃
部材)61を清掃すると、該ブレード表面のインクは確実
に除去することができ、繰り返し使用してもブレード61
のクリーニング性能低下は生じなかった。
このようにして、毎回充分に清掃されたブレード61に
よって吐出口面がワイピングされるので、不吐出やヨレ
の無い安定した吐出特性を長期間にわたって維持し得る
インクジェット記録装置が提供された。
(第2実施例) 第5図は本発明の第2実施例によるインクジェット記
録装置の斜視図である。
第1図〜第4図で説明した第1実施例では、吐出口面
41をワイピングするブレード(第1の清掃部材)61を予
め清掃するための清掃手段としてのキャリッジ2の清掃
部材摺接部(第2の清掃手段)をキャリッジ2自体の角
隅部25で形成したが、本実施例では、この清掃手段とし
ての清掃部材摺接部がキャリッジ2の角隅部に設けた突
起部22で形成されている。
本実施例は、キャリッジ2側に前記突起部22を設ける
点で前述の第1実施例と相違しているが、その他の部分
では実質上同じ構造を有しており、また、それら各部の
動作も第1実施例の場合と同じであるので、それぞれ対
応する部分を同一符号で示し、それらの構成および動作
に関する詳細説明は省略する。
第6図は、第5図に示す第2実施例に係わる記録装置
において、前記キャリッジ2の突起部22によってブレー
ド(第1の清掃部材)61を前もって清掃する状態を示す
模式的部分正面図である。
第6図において、キャリッジ2が記録領域からホーム
ポジションに向かって矢印A方向に移動すると、固定
(保持)用のバネ63でキャリッジ方向(記録ヘッド方
向)へ充分に突出しているブレード61は、先ず最初にキ
ャリッジ2の角隅部の突起部22に摺接し、その後、進入
量制御手段21、65(第4図参照)の働きによって、キャ
リッジ2の突起部22との接触時より小さい進入量(突出
量)に制御されて各記録ヘッド1の吐出口面41に摺接し
ていく。
すなわち、キャリッジ2が記録領域からホームポジシ
ョンへ向かって移動する時、アリッジ方向(記録ヘッド
方向)へ充分に突出した通常位置に保持されたブレード
(第1の清掃部材)61は、同図の(A)および(B)に
示すように、先ず、キャリッジ2の突起部(第2の清掃
手段)22に対して充分な進入量mで摺接(接触)し、キ
ャリッジ2がさらに移動すると、第4図の(B)および
(C)に示すのと同様に、制御用の突起部65が制御用の
案内部21と接触し、(C)に示すように、ブレード61は
キャリッジ2から所定量だけ後退する方向(図中、下
方)へ移動した後、各記録ヘッド1の吐出口面41とは前
記進入量mより小さい進入量nで摺接(接触)する。
この時、先ず前記ブレードが第6図の(A)のように
キャリッジ2の突起部22に接触しさらに第6図の(B)
に示すようにキャリッジ2が移動すると、前もってブレ
ード61に付着しているインクPは、突起部22によってブ
レード先端部に掻き集められる。
さらにキャリッジ2が矢印A方向に移動すると、第6
図の(C)に示すごとく、ブレード61は突起部22から離
れるとともに、掻き集められたインクPは該突起部22の
裏面へ移行して付着し、該ブレード61の清掃(クリーニ
ング)が行なわれる。
このように突起部22によってブレード61を摺擦して清
掃する場合は、第4図のようにキャリッジ2の角隅部25
で清掃する場合に比べ、接触部分でのブレード61とキャ
リッジ2(突起部22)との間の角度θを大きく設定する
ことができるため、ブレード61上のインクPを捕捉する
能力が高くなり、インクのすり抜けを無くしてブレード
61の清掃効果(クリーニング効果)を一層向上させるこ
とができる。
本実施例においても、各記録ヘッド1のワイピングを
行なった後、キャリッジ2がさらに矢印A方向に移動し
てキャッピング位置(ホームポジション)に到達する
と、キャリッジ2の突起部22は、回復台53に弾性的に保
持されたインク吸収体のキャリッジ清掃部材52(第5
図)と接触し、該キャリッジ清掃部材に付着したインク
Pを吸収させることにより清掃される。
これによって、キャリッジ2側(第2の清掃手段)の
インク付着が解消され、次回のワイピング動作も動作と
同様な良好な条件で行なうことができる。
キャリッジ清掃部材52に付着したインクは、前述の実
施例で示したのと同じく、内部へ拡散(特に、重力方)
していき、最終的には乾燥して不揮発性分だけが清掃部
材(インク吸収体)52の内部に貯蔵される。
キャリッジ清掃部材52のインク吸収容量および繰揮発
成分貯蔵容量は、前実施例で述べたごとく、容易に増加
させることができる。
実験によれば、第1実施例で説明したのと同様の条件
において、キャリッジ2の突起部22のキャリッジ端面か
らの高さを1〜5mmとし、ブレード61と該突起部22の裏
面との角度θを60度〜100度の範囲に設定したところ、
第1実施例のように単にキャリッジ角隅部25で摺擦する
場合に比べ、ブレード61の清掃(クリーニング)効果を
大幅に向上させることができた。
また、第5図に示すようにキャリッジ2を傾斜させる
構成の記録装置では、除去インクが突起部22の下側部分
に集まるため、キャリッジ清掃部材52も該突起部22の下
側部分に確実に接触させるだけでも充分であり、キャリ
ッジ清掃部材52の構成配置が簡単になるという利点があ
る。
本実施例によれば、前述の第1実施例の場合と同様の
効果が得られる他、キャリッジ2の清掃部材(ブレー
ド)摺接部(第2の清掃手段)を、突起部22で形成した
ので、キャリッジ2によるブレード清掃効果を一層高め
ることができ、より確実に清掃されたブレード61で記録
ヘッド1の吐出口面41がワイピングされるため、不吐出
やヨレ等の無い安定した吐出特性をさらに長時間にわた
って維持することが可能なインクジェット記録装置が提
供された。
(他の実施例) 第7図および第8図は、それぞれ、本発明のその他の
実施例の要部構成を示す部分正面図である。
前述の第1実施例では、第1の清掃手段6に設けた突
起部65の形状によってブレード(第1の清掃部材)61に
進入量を制御したが、これに代えて、第7図に示すよう
に、キャリッジ2側の案内部21を曲線的(カム状)に設
け、ブレード61側の突起部(形状は自由に選定できる)
65を該案内部に沿って移動させることにより該ブレード
61の進入量を制御するように構成することも可能であ
る。
この第7図の構成によっても、第1実施例の場合と同
様の作用効果が得られる。
また、前述の第2実施例では、清掃手段としてのブレ
ード清掃用の突起部(第2の清掃手段)22をキャリッジ
2と一体に形成したが、この清掃手段としての突起部は
第8図に示すように、キャリッジ2の端面に接着等で固
着した弾性材のフレード23で形成することもできる。
この場合、該ブレード(第2の清掃手段または第2の
清掃部材)23を第1の清掃手段6側のブレード(第1の
清掃部材)61よりもインク漏れ性の高い部材で形成すれ
ば、第1の清掃部材(ブレード)61を清掃(クリーニン
グ)する時の清掃効果をさらに高めることができる。
以上の実施例では、記録終了時または記録中断時のワ
イピング動作を例に挙げて説明したが、本発明は、吸引
回復後のワイピングにおいても、同様に適用でき、同様
の効果を達成し得るものである。
なお、以上の各実施例では、異なる色で記録する複数
の記録ヘッド1を備えたカラーインクジェット記録装置
の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、1個の記録
ヘッドで記録するインクジェット記録装置、あるいは色
彩が同じで濃度が異なる複数の記録ヘッドを使用する諧
調記録用のインクジェット記録装置など、記録ヘッドの
個数にも関係無く同様に適用でき、同様の作用効果を達
成し得るものである。
また、以上の各実施例における記録手段(記録ヘッ
ド)1としては、記録ヘッドとインクタンクを一体にし
た交換可能なカートリッジタイプの記録手段、あるい
は、記録ヘッドとインクタンクを別体とし、例えば、カ
プラーおよびチューブを介して結合する構造の記録手段
など、種々の構造の記録手段を使用することができる。
なお、本発明は、インクジェット記録装置であれば、
例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録
手段(記録ヘッド)を使用するものに適用できるが、中
でも、キャノン株式会社によって提唱されているバブル
ジェット方式のインクジェット記録装置において優れた
効果をまたらすものである。
かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達
成できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行なうのが好ましい。
この方式は、所謂オンデマンド型、コンティニュアス
型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド
型の場合には、液体(インク)が保持されているシート
や液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録
情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与
える少なくとも一つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録手
段(記録ヘッド)の熱作用面に膜沸騰させて、結果的に
この駆動信号に一対対応し液体(インク)内の気泡を形
成出来るので有効である。
この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体
(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成す
る。
この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡
の成長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体
(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパル
ス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書、同第4345262号明細書に記載されているようなもの
が適している。
尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特
許第4313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、更に優れた記録を行なうことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わ
せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部
が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特
許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用
いた構成も本発明に含まれるものである。
加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリ
ットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開
昭59年第123670号公報や熱エネルギーの圧力液を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59年
第138461号公報に基づいた構成としても本発明は有効で
ある。
すなわち、記録ヘッドの形態がどのようなものであっ
ても、本発明によれば、記録を確実に効率よく行なうこ
とができるようになるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対
しても、本発明は有効に適用できる。
そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組
み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形
成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよ
い。
加えて、上例のようなシリアルタイプのものでも、装
置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装
着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体か
らのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプ
の記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にイン
クタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッド
を用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記
録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので好まし
いものである。
これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対しての、
キャッピング手段、クリーニング手段、加圧或は吸引手
段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或はこれら
の組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を
行なう予備吐出モードを行なうことも安定した記録を行
なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数につい
ても、例えば、単色のインクに対応して1個のみが設け
られたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して複数個数設けられるものであってもよい。
すなわち、例えば、記録装置の記録モードとしては、
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによる
か、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又は、混
色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置も本
発明は極めて有効である。
さらに加えて、以上説明した本発明実施例において
は、インクを液体として説明しているが、室温やそれ以
下で固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化
するもの、あるいは、インクジェット方式では、インク
自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってイ
ンクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するも
のが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが
液状をなすものであればよい。
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの
固形状態から液体状態への常態変化のエネルギーとして
使用せしめることで防止するか、または、インクの蒸発
防止を目的として放置状態で固化するインクを用いるか
して、いずれにしても、熱エネルギーの記録信号に応じ
た付与によってインクが液化し、液状インクが吐出され
るものや、記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始
めるもの等のような、熱エネルギーによって初めて液化
する性質のインクを使用する場合も本発明は適用可能で
ある。
このような場合のインクは、特開昭54−56847号公報
あるいは特開昭60−71260号公報に記載されるような、
多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物とし
て保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するよ
うな形態としてもよい。
本発明においては、上述した各インクに対して最も有
効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものであ
る。
さらに加えて、本発明によるインクジェット記録装置
の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像
出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合
わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記
録ヘッドから被記録材へインクを吐出させて記録を行う
インクジェット記録装置において、キャリッジに搭載さ
れた記録ヘッドをキャリッジの移動を利用してワイピン
グするブレードと、前記キャリッジの移動を利用して前
記ブレードが前記記録ヘッドをワイピングする前に前記
ブレードを清掃するために前記ブレードと摺接する清掃
手段と、前記ブレードによる前記記録ヘッドのワイピン
グ動作および前記清掃手段による前記ブレードの清掃動
作の実行中における前記清掃手段に対する前記ブレード
の進入量と前記記録ヘッドに対する前記ブレードの進入
量とを異ならせる進入量制御手段と、を有し、前記進入
量制御手段は前記ワイピング動作および清掃動作の間に
前記記録ヘッドに対する前記ブレートの進入量よりも前
記清掃手段に対する前記ブレードの進入量が大きくなる
ように制御する構成としたので、ブレード清掃手段に対
するブレードの摺接領域を、記録ヘッドに対するブレー
ドの当接領域よりも広い範囲にすることにより、当該ブ
レードをワイピング領域よりも広い範囲にわたって清浄
化することを可能にし、それによって、記録ヘッドと当
接する前にブレードの広い範囲を確実に清浄化すること
ができ、クリーニング性能を長期にわたって維持するこ
とができるとともに、清浄化されたブレードで記録ヘッ
ドを良好に清掃することができ、安定した吐出特性を長
期にわたって保持できるインクジェット記録装置が提供
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例によるインクジェット記録
装置の構成を示す斜視図、第2図は第1図中の第1の清
掃手段の構造を示す側面図、第3図は第1図中の記録手
段およびキャリッジの位置関係を示す断面図、第4図の
(A)〜(C)は第1図の記録装置におけるワイピング
動作を示す部分正面図、第5図は本発明の第2実施例に
よるインクジェット記録装置の構成を示す斜視図、第6
図の(A)〜(C)は第5図の記録装置における吐出口
面ワイピング部材を清掃する動作を示す部分正面図、第
7図はキャリッジの清掃部材進入量制御用の案内部の別
の構造例を示す部分正面図、第8図は第2の清掃手段を
形成するキャリッジ側の突起部の別の構造例を示す部分
正面図、第9図は第1図中の記録手段のインク吐出部の
構造を模式的に示す部分斜視図である。 以下に、図面中の主要な構成部分を表す符号を列挙す
る。 1……記録手段(記録ヘッド)、2……キャリッジ、6
……第1の清掃手段、21……案内部(進入量制御手
段)、22……突起部(清掃手段、第2の清掃手段)、23
……突起部(清掃手段、第2の清掃手段)、25……角隅
部(清掃手段、第2の清掃手段)、31、32……キャリッ
ジのガイド手段、41……吐出口面、45……電気熱変換
体、51……キャッピング手段、52……キャリッジ清掃部
材、53……回復台、61……第1の清掃部材(ブレー
ド)、62……ブレードホルダー、63……固定用のバネ、
65……突起部(進入量制御手段)、m……第1の清掃部
材の大きな進入量、n……第1の清掃部材の小さな進入
量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/165,29/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドから被記録材へインクを吐出さ
    せて記録を行うインクジェット記録装置において、 キャリッジに搭載された記録ヘッドをキャリッジの移動
    を利用してワイピングするブレードと、 前記キャリッジの移動を利用して前記ブレードが前記記
    録ヘッドをワイピングする前に前記ブレードを清掃する
    ために前記ブレードと摺接する清掃手段と、 前記ブレードによる前記記録ヘッドのワイピング動作お
    よび前記清掃手段による前記ブレードの清掃動作の実行
    中における前記清掃手段に対する前記ブレードの進入量
    と前記記録ヘッドに対する前記ブレードの進入量とを異
    ならせる進入量制御手段と、 を有し、 前記進入量制御手段は前記ワイピング動作および清掃動
    作の間に前記記録ヘッドに対する前記ブレードの進入量
    よりも前記清掃手段に対する前記ブレードの進入量が大
    きくなるように制御することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  2. 【請求項2】前記進入量制御手段は、前記ブレードに設
    けられた突起部と、キャリッジ側に設けられた案内部と
    から構成され、前記突起部あるいは前記案内部の少なく
    とも一方に傾斜面が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記ブレードが摺接する前記清掃手段は、
    キャリッジの一部に設けられており、前記清掃手段に付
    着したインクを回収する清掃手段清掃部材を有している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
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