JP2876797B2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JP2876797B2
JP2876797B2 JP3043642A JP4364291A JP2876797B2 JP 2876797 B2 JP2876797 B2 JP 2876797B2 JP 3043642 A JP3043642 A JP 3043642A JP 4364291 A JP4364291 A JP 4364291A JP 2876797 B2 JP2876797 B2 JP 2876797B2
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浩一 入江
久夫 阿川
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相同期回路における
粗同調回路の粗同調時間の短縮に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は粗同調回路を持ったPLL回路の
従来例を示すブロック図である。電圧制御発振器(Volt
age Controlled Oscillator ;以下VCOと呼ぶ)1の
出力周波数fvco は周波数変換器2で周波数変換され、
位相比較器3で参照信号入力の周波数fRと比較され
る。位相比較器3の出力は加算器10で粗同調回路9の
出力と加算され、ル―プフィルタ5を介してVCO1の
制御入力となる。粗同調回路9により、VCO1の出力
周波数fvco は同期可能な周波数範囲(キャプチャレン
ジ)に調整される。その結果、VCO1の出力周波数f
vco は参照信号周波数fR に対し周波数変換器2の分周
比等で決まる所定の周波数に制御される。図4の位相同
期回路において、位相同期が行なわれると周波数変換器
2の出力周波数fI は参照周波数fR と等しくなる。こ
の場合、粗同調回路9の出力VP は0となり、位相比較
器3の出力がそのままル―プフィルタ5を介して電圧制
御発振器1の周波数制御端子に入力される。位相同期が
外れている状態において、電圧制御発振器1の発振周波
数fvco が上限周波数より高い場合には発振周波数f
vco を下げるような制御信号VP が粗同調回路9から出
力され、電圧制御発振器1の発振周波数fvco が下限周
波数より低い場合には発振周波数fvco を上げるような
制御信号VP が粗同調回路9から出力される。図5は粗
同調回路9の詳細を示す構成回路図で、図6はその動作
を示すタイムチャ―トである。電圧制御発振器1の出力
はクロック信号fCKがL(ロ―レベル)の期間だけカウ
ンタ91で計数される。カウンタ91の内容はレジスタ
92に移され、レジスタ93および94の内容とそれぞ
れコンパレ―タ95および96で比較される。発振周波
数fvcoを下限周波数f1 と上限周波数f2 の間に同調
したい場合、レジスタ93,94のD0 〜D7 端子には
あらかじめ次式で示すデ―タをセットしておく。 レジスタ94のデ―タ=f1 ×T …(1) レジスタ93のデ―タ=f2 ×T …(2) レジスタ92にはfvco ×Tが入力されるので、論理回
路97〜99およびスイッチ100,101の動作によ
り制御出力VP は fvco ≦f1 のとき VP =+V f1 <fvco <f2 のとき VP =0 fvco ≧f2 のとき VP =−V となる(図6(E))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成だと、PLLル―プのキャプチャレンジが狭い
場合に、カウンタの周波数分解能を上げるために計数時
間Tを長くとる必要がある。そのときにfvco を変化さ
せるスピ―ド(図5のVの値に比例する)が速すぎる
と、粗同調動作の遅れ(Tに等しい)によりfvco が目
標値の周辺で振動するおそれがある。そのため、fvco
を変化させるスピ―ドを十分遅くせねばならず、その結
果どうしても粗同調時間が長くかかってしまうという問
題点があった。 本発明は、短い粗同調時間でVCOの
発振周波数を同期範囲に引込むことのできる位相同期回
路を実現することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は粗同調回路によ
り電圧制御発振器の発振周波数を同期可能な範囲まで制
御する位相同期回路に係るもので、その特徴とするとこ
ろは粗同調回路が、電圧制御発振器の発振周波数を計数
するカウンタと、このカウンタに2種類以上の計数時間
を与えるゲ―ト発生回路と、前記各計数時間に対応して
異なる上下限周波数デ―タと前記カウンタの計数値とを
比較するディジタルコンパレ―タと、このディジタルコ
ンパレ―タの出力に基づき前記各計数時間に対応して異
なる大きさの制御信号を発生する出力回路と、前記ディ
ジタルコンパレ―タ出力に対応して前記ゲ―ト発生回路
の計数時間および前記出力回路の制御信号を切換える切
換回路とを備え、2段階以上の粗同調動作を行うように
構成した点にある。
【0005】
【作用】電圧制御発振器の発振周波数を変化させると
き、まず短い計数時間でカウンタにおける計数およびデ
ィジタルコンパレ―タにおける比較がなされ、計数値が
上下限デ―タの間に入るとより長い計数時間に切換えて
同様の動作を行うことにより、高速で粗同調を行うこと
ができる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面を用いて詳しく説明する。
図1は本発明に係る位相同期回路の一実施例において2
段階で粗同調動作を行う粗同調回路を示す要部構成ブロ
ック図である。粗同調回路9以外の構成は図4の位相同
期回路と同じである。
【0007】図において、21はVCO1の発振周波数
を計数するカウンタ、22はカウンタ21の計数値を保
持するレジスタ、23は2種類の下限周波数デ―タのい
ずれかを選択する第1のデ―タセレクタ、24は2種類
の上限周波数デ―タのいずれかを選択する第2のデ―タ
セレクタ、25はカウンタ21の計数時間を決めるため
の2種類のゲ―ト信号を発生するゲ―ト発生回路、26
はゲ―ト発生回路25のゲ―ト信号出力を選択してカウ
ンタ21およびレジスタ22を制御する切換スイッチ、
27はレジスタ22の出力値をデ―タセレクタ23の出
力値と比較する第1のディジタルコンパレ―タ、28は
レジスタ22の出力値をデ―タセレクタ24の出力値と
比較する第2のディジタルコンパレ―タである。AND
回路29,30および切換スイッチ32〜37はディジ
タルコンパレ―タ27,28の出力に基づいて各計数時
間に対応して異なる大きさの制御信号VPを発生する出
力回路を構成する。±V1 ,±V2 は異なる大きさの正
負の電圧源である。ただしV1 >V2 である。31は周
波数設定入力およびディジタルコンパレ―タ27,28
の出力に対応してデ―タセレクタ23,24および切換
スイッチ26,32,33を制御する切換回路である。
上記の構成の粗同調回路の動作を図2の動作説明図およ
び図3のタイムチャ―トを用いて次に説明する。新たな
周波数設定によりVCO1の発振周波数fvco を変化さ
せると、切換回路31は粗同調回路を速い粗同調モ―ド
に切換える。このときゲ―ト発生回路25および切換ス
イッチ26において計数時間はT1 が選択され、デ―タ
セレクタ23,24において周波数デ―タはD1 ,D3
が選択され、出力部の切換スイッチ32,33において
a側が選択される。このとき、ル―プのキャプチャレン
ジをfc 、目標周波数をfT 、(図2)ウィンド幅の比
をNとすると、下限デ―タD1 と上限デ―タD3 は次の
ように設定される。 D1 =(fT −N・fc )・T1 …(3) D3 =(fT +N・fc )・T1 …(4) またカウンタ21における計数値Qvco は、 Qvco =fvco ・T1 …(5) となるので、 fvco <fT −N・fc のときにディジタルコンパレ―タ27,28の各出力A
<B,A≦Bが1、AND回路29の出力が1、切換ス
イッチ34がオンとなって、粗同調出力VPとして+V
1 が出力され、fvco が上昇する(図2)。同様に fvco >fT +N・fc のときに、粗同調出力VP として−V1 が出力され、f
vco を下げる(図2,図3)。そして、 fT −N・fc ≦fvco ≦fT +N・fc となると、切換回路31は粗同調動作を高分解能の粗同
調モ―ドに切換える。すなわち計数時間はT1 より長い
2 が、周波数デ―タはD2 ,D4 が、出力部の切換ス
イッチはbがそれぞれ選択される。ここで下限デ―タD
2 と上限デ―タD 4 は次のように設定される。 D2 =(fT −fc )・T2 …(6) D4 =(fT +fc )・T2 …(7) またカウンタ21における計数値Qvco は、 Qvco =fvco ・T2 …(8) となるので、 fvco <fT −fc のときに+V2 によりfvco を上げ(図2)、 fvco >fT +fc のときに、−V2 により、fvco を下げる(図2,図
3)。そして、 fT −fc ≦fvco ≦fT +fc となると、粗同調動作を終了する。このような構成の位
相同期回路によれば、粗同調動作を2段階とし、電圧制
御発振器の発振周波数を変化させるとき、発振周波数が
キャプチャレンジから離れているときは短い計数時間で
粗同調し、キャプチャレンジに近付いたときは長い計数
時間で高分解能で粗同調することにより、粗同調時間を
短縮することができる。なお図1ではVCOの発振周波
数がそのままカウンタに入力されているが、分周器を介
して入力すると、VCOの発振周波数が高いところまで
使用することができる。また粗同調動作は2段階に限ら
ず任意の複数段階とすることができる。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、短い
粗同調時間でVCOの発振周波数を同期範囲に引込むこ
とのできる位相同期回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位相同期回路の一実施例における
粗同調回路を示す要部構成ブロック図である。
【図2】図1の回路の動作を示すための動作説明図であ
る。
【図3】図1の回路の動作を示すタイムチャ―トであ
る。
【図4】位相同期回路の従来例を示す構成ブロック図で
ある。
【図5】図4の回路の粗同調回路を示す要部構成ブロッ
ク図である。
【図6】図5の回路の動作を示すタイムチャ―トであ
る。
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 9 粗同調回路 21 カウンタ 25 ゲ―ト発生回路 27,28 ディジタルコンパレ―タ 29,30 AND回路 31 切換回路 32〜37 切換スイッチ fvco 発振周波数 T1 ,T2 計数時間 D1 〜D4 上下限周波数デ―タ VP 制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−168333(JP,A) 特開 平4−192722(JP,A) 特開 平3−235521(JP,A) 特開 昭56−28529(JP,A) 特開 昭60−12827(JP,A) 特開 昭53−5556(JP,A) 実開 平3−103636(JP,U) 実開 平3−103637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03L 7/10 - 7/187

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗同調回路により電圧制御発振器の発振周
    波数を同期可能な範囲まで制御する位相同期回路におい
    て、 粗同調回路が、電圧制御発振器の発振周波数を計数する
    カウンタと、このカウンタに2種類以上の計数時間を与
    えるゲ―ト発生回路と、前記各計数時間に対応して異な
    る上下限周波数デ―タと前記カウンタの計数値とを比較
    するディジタルコンパレ―タと、このディジタルコンパ
    レ―タの出力に基づき前記各計数時間に対応して異なる
    大きさの制御信号を発生する出力回路と、前記ディジタ
    ルコンパレ―タ出力に対応して前記ゲ―ト発生回路の計
    数時間および前記出力回路の制御信号を切換える切換回
    路とを備え、2段階以上の粗同調動作を行うように構成
    したことを特徴とする位相同期回路。
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