JP2874962B2 - 易開封性密封包装体の製造方法 - Google Patents

易開封性密封包装体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、容器を成形したままの状態で内容物を充填
し蓋材をシールし、容器と蓋材とを同時に打ち抜いてな
る包装体の連続製造方法において、蓋材の開封が容易に
行うことができる易開封性密封包装体の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来の易開封性包装体は容器や蓋材のシール層を構成
する樹脂の組成を変えることによって、容器と蓋材との
シール強度を適当な範囲(通常500〜1500g/15mm)に調
整してシール界面を剥離して開封する形態のもの(界面
剥離タイプ)や容器のフランジ側や蓋材側のシール層と
これに隣接する層との間をデラミネーションすることに
よって開封する方法(層間剥離タイプ)のものが知られ
ている。
これらの方法において蓋材をシールした包装体として
の安定した密封性や易開封性の面より層間剥離タイプの
ものが多用されてきている。
層間剥離タイプの易開封性包装体においては、さらに
安定したものを得ようとしてシール層に切り込み線をい
れたり、またヒートシール時にシール層の樹脂の樹脂溜
まりを形成させる等の方法が種々提案されている。
これらの易開封性包装体の連続製造方法および装置と
して、容器を成形し、容器のフランジ部のシール層に切
り込み線を形成し、蓋材をシールする装置に関しては特
開昭63−096062号公報,特開昭63−110108号公報等が提
案されているが、いずれもシール層面に切り込み線を線
状に入れるものであり、このような連続装置に於いて
は、正確な位置に切り込み線を入れることは非常に難し
く、さらにこれらの切り込み線に掛からないように蓋材
のシール位置を制御することは容易でなく、安定した密
封性や易開封性を有する包装体を得ることは容易ではな
かった。
また、これらの提案されているものは、一旦容器とし
て成形されたものが対象であり、成形、充填、ヒートシ
ール、打ち抜きといった連続工程により易開封性であ
り、かつ密封性を有する包装体を得ることは従来の技術
では非常に困難であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の諸問題を解決し、容器本体に蓋材を完
全に、安定して密封シールし、しかも開封にあたっては
円滑なイージーオープン性を有する包装体を連続的に、
しかも容易に提供することができる易開封性密封包装体
の製造方法を提供するにある。
(問題を解決するための手段) 本発明は表面にシール層を有する多層シートをフラン
ジを有する容器に成形し、そのままの連続したシートの
容器形状に成形された部分に内容物を充填し、該容器を
成形したシートに蓋材をかぶせヒートシールした後に容
器本体と蓋材とを同時に打ち抜いてなる連続一貫してな
る包装体の製造方法において、多層シートから容器を成
形する成形機と蓋材をヒートシールし容器と蓋材を打ち
抜く装置との間に、該容器のフランジ部に当たる部分の
表面に微小凹部を形成するための微小凸部を無数に有す
るホーンを備えた超音波発信機を設け、易開封性密封包
装体を連続一貫して製造する方法であ。
本発明の容器を成形する多層シートは、その表面層と
してシール層を有するものであり、このシール層に隣接
する層とシール層とのラミネート強度が300〜2000g/25m
m、シール層の厚みが10〜70μの構成となっており、例
えばシール層にポリエチレン系樹脂、隣接層にポリプロ
ピレン系樹脂からなる単なる2層構成でもよく、またこ
の隣接層はエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化または
塩化ビニリデン系樹脂のバリア層、ポリプロピレン系樹
脂、ポリエステル系樹脂等の強化層、また中間層として
金属、紙等を積層してなる構成の多層シートで有っても
差し支えない。
これらの多層シートを容器に成形し、そのままの状態
で引き続いて該成形された容器のフランジ部に相当する
部分を超音波処理するが、容器成形は一般に行われる方
法でよく、真空成形、真空圧空成形等の方法が用いられ
る。
超音波処理は容器となるべき部分を成形し、この容器
部分に内容物を充填する前(第1図)または内容物を充
填した後(第2図)に行うが、そのいずれでも良い。
内容物充填前であれば、内容物による超音波発信機の
ホーンの汚れがなく、超音波ホーンの保守が比較的容易
である。
また内容物充填後であれば容器のフランジ部が充填し
た内容物による汚れが超音波処理によって飛ばされて蓋
材とのヒートシール性が向上し安定した密封性が得られ
る。
超音波発信機は、そのホーンの処理面は第6図に示す
ように容器のフランジ面に微小凹部を形成させるための
微小凸部が形成されており、これらの微小凸部のピッチ
間隔wは0.3〜0.8mmが好ましく、この微小凸部の突起の
高さdは容器のシール層の厚さに対応して選択される
が、目安としてシール層の厚みの1〜10倍程度が望まし
い。
この超音波処理は容器のフランジのシール層面全面あ
るいはその一部に行なえるような構造である。このよう
なフランジ全面もしくは一部分に微小凹部を形成させる
ためには超音波ホーンの受け台として第5図(a),
(b),(c)に示すような受け台を用いることによっ
てなされる。
多層シートを成形し、フランジ部を超音波処理を行
い、内容物を充填し、あるいは内容物を充填後に超音波
処理を行い、その後蓋材をヒートシールする。ヒートシ
ール方法は通常の条件で、熱盤を用いるタイプのもの良
い。
これらの一連となってヒートシールされたものは次工
程で個々の包装体として打ち抜かれ、連続一貫した工程
で連続的に易開封性密封包装体が容易に得られる。
(作用) 本発明による製造方法により得られる包装体は、容器
本体のシール層と蓋材とが強固に接着された状態で一体
化されており、フランジ表面に形成された点状の微小凹
部内に蓋材の樹脂が充満した構造となっており、フラン
ジ面はシール層の樹脂が厚薄となっており、シール強度
の強弱が分布した第7図に示すように独特の構造となっ
ており、このシール構造が密封時には内圧、外圧に対し
て安定した耐圧性をもたらし、開封時には第7図に示す
ような剥離状態となり円滑な層間剥離を生じ、フランジ
部の最内円周部では微小凹部のところで、僅かの力によ
り破断し、容易に完全に開口するものが連続一貫して得
ることが容易にできる。
(発明の効果) 本発明の方法により製造される包装体は密封性に優
れ、非常に優れた安定した円滑な易開封性のあるものが
連続して得られ、しかもヒートシール工程においては位
置合わせが非常に容易であり、生産性の高い易開封性密
封包装体が非常に容易に得られる製造方法である。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明の製造方法を示す概略図であ
り、第1図は超音波処理後に内容物を充填する場合、第
2図は内容物充填後に超音波処理する場合を示す。 第3図は本発明の装置によって得られた包装体の蓋材を
途中まで剥離した状態の斜視図、第4図は超音波処理を
する部分の拡大図、第5図は超音波ホーンの受け台の例
を示す図、第6図は超音波ホーンの拡大図、第7図は容
器本体と蓋材の開封状態をしめす拡大図である。 図中 1:多層シート,2:シート予熱装置,3:真空圧空成形
機,4:超音波処理機,5:充填機,6:蓋材,7:ヒートシール
機,8:打ち抜き装置,9:打ち抜き後の蓋材巻き取り装置,1
0:打ち抜き後の多層シート巻き取り装置,11:包装体,12:
容器本体,13:容器のフランジ部に形成された微小凹部,1
4:容器本体を形成する多層シートの隣接層,15:該多層シ
ートのシール層,16:超音波ホーンヘッド,17:超音波ホー
ンの受け台を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にシール層を有する多層シートをフラ
    ンジを有する容器に成形して、該容器に内容物を充填
    し、該容器に蓋材をかぶせヒートシールし容器と蓋材を
    打ち抜いてなる包装体の製造方法において、多層シート
    から容器を成形し、引き続き該容器のフランジ部に相当
    する部分の全面もしくはフランジ部となる部分の内側の
    周縁の一部を全周にわたって微小凹部形状を超音波処理
    によって無数に形成した後に内容物を充填し、蓋材をヒ
    ートシールした後に容器と蓋材とを同時に打ち抜くこと
    を特徴とする易開封性密封包装体の製造方法。
  2. 【請求項2】表面にシール層を有する多層シートをフラ
    ンジを有する容器に成形して、該容器に内容物を充填
    し、該容器に蓋材をかぶせヒートシールし容器と蓋材を
    打ち抜いてなる包装体の製造方法において、多層シート
    から容器を成形し、引き続き容器成形部に内容物を充填
    し、次いで該容器のフランジ部に相当する部分の全面も
    しくはフランジ部となる部分の内側の周縁の一部を全周
    にわたって微小凹部形状を超音波処理によって無数に形
    成し、蓋材をヒートシールした後に容器と蓋材とを同時
    に打ち抜くことを特徴とする易開封性密封包装体の製造
    方法。
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