JP2874450B2 - 復調器 - Google Patents

復調器

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JP2874450B2
JP2874450B2 JP4129154A JP12915492A JP2874450B2 JP 2874450 B2 JP2874450 B2 JP 2874450B2 JP 4129154 A JP4129154 A JP 4129154A JP 12915492 A JP12915492 A JP 12915492A JP 2874450 B2 JP2874450 B2 JP 2874450B2
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睦 安西
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル搬送波伝送方
式において使用される復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の復調器としては、図4に示すよう
なデジタル搬送波伝送方式において使用され、サンプリ
ング信号の位相調整を手動でする復調器がある。
【0003】図4において、信号入力端子INから入力
された変調波は、局発入力端子100から入力された再
生搬送波と掛算器1において掛合わされる。また、信号
入力端子INから入力された変調波は、局発入力端子2
00から入力され、局発入力端子100から入力された
再生搬送波に対し90゜の位相差をもつ再生搬送波と、
掛算器2において掛合わされる。そして、掛算器1,2
の各出力信号は、低域通過ろ波器3,4を夫々通り、復
調ベースバンド信号a,bになる。この復調ベースバン
ド信号a,bは、増幅器5,6によって適当な振幅に夫
々増幅され、アナログ/デジタル変換器9,10によっ
てデジタル信号に変換される。
【0004】また、増幅器5,6の各出力は、非線形回
路7,8及び帯域通過ろ波器11によってクロック成分
が抽出される。このクロック成分は、位相比較器12に
入力されて電圧制御発振器13の出力と比較される。こ
の比較結果により電圧制御発振器13は制御され、その
電圧制御発振器13の出力はクロック成分と同期され
る。
【0005】電圧制御発振器13の出力は、固定移相器
14,15によってサンプリングがアイの収束点におい
て行なわれるように位相調整された後、サンプリング信
号としてアナログ/デジタル変換器9,10に夫々入力
されて、識別タイミングを決定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の復調器では、温度変化,湿度変化及び経年変化
等により構成部品である回路素子の特性が変化して、ク
ロックの位相がアナログ/デジタル変換器における最良
の識別タイミングからずれた場合に、このずれを自動修
正することができないという問題点がある。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、デジタル搬送波伝送方式において使用され
る復調器において、アナログ/デジタル変換器の識別タ
イミングを最適に保つようにクロックの位相を自動調整
することができる復調器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る復調器は、
デジタル搬送波伝送方式に使用される復調器において、
入力信号を再生搬送波により復調し更に帯域制限して得
る復調ベースバンド信号に非線形処理をする非線形回路
と、この非線形回路の出力からクロック周波数成分を抽
出する帯域通過ろ波器と、電圧制御発振器と、前記帯域
通過ろ波器の出力の位相と前記電圧制御発振器の出力の
位相とを比較しこの比較結果に基づいて前記電圧制御発
振器の発振周波数を制御する電圧を出力する位相比較器
と、移相制御信号に応じた移相量だけ前記電圧制御発振
器の出力の位相を回転させる移相器と、この移相器の出
力をサンプリング信号として前記復調ベースバンド信号
をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器
と、このアナログ/デジタル変換器の出力より前記サン
プリング信号の最適タイミングからのずれを検出しこの
検出結果に基づいて前記移相制御信号を生成して出力す
るアイ検出器とを有することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係る復調器においては、デジタル搬送
波伝送方式において使用される復調器において、アイ検
出器は、アナログ/デジタル変換器の出力を入力して、
アナログ/デジタル変換器におけるサンプリングタイミ
ングの最適タイミングからのずれを検出し、この検出結
果を移相制御信号として移相器へ出力する。移相器は、
電圧制御発振器の出力である復調クロックを入力し、そ
の復調クロックの位相をアイ検出器の出力である移相制
御信号に応じた量だけ回転させてアナログ/デジタル変
換器にサンプリング信号として出力する。これらにより
本発明に係る復調器は、復調クロックの位相制御機能を
有するので、温度変化,湿度変化及び経年変化等により
クロック成分の信号の位相が変化してもアナログ/デジ
タル変換器の識別タイミングを最適に保つように復調ク
ロックの位相を自動調整することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例に係る復調器を示
すブロック図である。なお、図1において、図4に示す
従来の復調器と同一の構成部には、同一符号を付して説
明を省略する。
【0012】図1に示す本実施例に係る復調器におい
て、図4に示す従来の復調器と異なる構成部分は、図4
に示す固定移相器14,15が削除されて、アイ検出器
16及び電圧制御移相器17が追加された部分である。
電圧制御発振器13の出力端は、電圧制御移相器17の
第1の入力端に接続されている。電圧制御移相器17の
出力端は、アナログ/デジタル変換器9,10の入力端
に接続されている。アイ検出器16において、第1の入
力端はアナログ/デジタル変換器9の出力端に、第2の
入力端はアナログ/デジタル変換器10の出力端に夫々
接続されている。アイ検出器16の出力端は、電圧制御
移相器17の第2の入力端に接続されている。
【0013】次に、上述の如く構成された本実施例に係
る復調器の動作について説明する。アイ検出器16は、
アナログ/デジタル変換器9,10の各出力を入力して
この入力した信号のレベルにおける信号点からのずれよ
り、アナログ/デジタル変換器9,10における実際の
識別タイミングと最適識別タイミングとのずれを判断
し、再チャンネルの結果の平均によって出力である直流
電圧を変化させて、電圧制御移相器17を制御する。
【0014】図2は、図1に示すアイ検出器の検出原理
を示す説明図である。図2においては、一例として帯域
制限された4相PSKの場合における3つのクロックの
レベル変化を示している。また図2において、丸印は信
号点を表わし、信号点を結ぶ実線は信号点から信号点へ
のアナログ信号の推移を表わしている。識別レベルP
0,P1をもつアナログ/デジタル変換器において識別を
した場合は、識別レベルより上を“1”,下を“0”と
すれば、識別レベルP0,P1による識別結果D,Eは、
図2の左側に示すD,Eの表のような識別結果になる。
【0015】先ず、タイミングにおける信号が上(D
=1),タイミングにおける信号が下(D=0)であ
る場合を考える。このときアナログ信号の経路は、図2
中の経路A及び経路Bの2つの経路のみが存在する。こ
こでタイミングにおける信号の識別タイミングがタイ
ミング-のように進んだ場合には、識別結果Eは、経
路A,B共に“1”になる。逆に識別タイミングがタイ
ミング+のように遅れた場合には、識別結果Eは、経
路A,B共に“0”になる。
【0016】一方、タイミングにおける信号が下(D
=0),タイミングにおける信号が上(D=1)であ
る場合には、タイミングにおける信号の識別タイミン
グが進むと識別結果Eは“0”に、遅れると識別結果E
は“1”になる。
【0017】即ち、タイミングにおける識別結果Dと
タイミングにおける識別結果Dとが逆極性の場合に、
タイミングにおける識別結果Dとタイミングにおけ
る識別結果Eとが、逆極性であるならば識別タイミング
はタイミングの方へ、同極性であるならば識別タイミ
ングはタイミングの方へずれる。
【0018】これらの識別結果D,Eは、下記表1で表
わされる。
【0019】
【表1】
【0020】表1のような関係は、識別レベルP0を第
1パス,識別レベルP1をエラー検出パスとすれば、変
調方式が16QAM,32QAM及び64QAMという
ように多値になっても変わらない。
【0021】図3は、図1に示す本実施例に係る復調器
におけるアイ検出器の構成の一実施例を示す回路図であ
り、4相PSKのアイ検出器を示している。
【0022】図3に示すアイ検出器において出力APC
は、位相が進んでいる場合に“1”になる。即ち、出力
APCが“1”になるときに位相を遅らせる制御をする
ことにより、アイ検出器を実現している。
【0023】これらにより本実施例に係る復調器は、ア
ナログ/デジタル変換器の識別タイミングを最適に保つ
ようにクロックの位相を自動調整することができ、温度
変化,湿度変化及び経年変化等により構成部品である回
路素子の特性が変化しても、識別タイミングが最適の識
別タイミングからずれることを防止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る復調器
によれば、デジタル搬送波伝送方式において使用される
復調器において、位相制御機能をもつクロック同期回路
を有するので、温度変化,湿度変化及び経年変化等によ
りクロック信号の位相が変化してもアナログ/デジタル
変換器の識別タイミングを最適に保つようにクロックの
位相を自動調整することができ、アナログ/デジタル変
換器の識別タイミングを最適に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る復調器を示すブロック図
である。
【図2】図1に示すアイ検出器の検出原理を示す説明図
である。
【図3】図1に示すアイ検出器の構成の一実施例を示す
回路図である。
【図4】従来の復調器の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
9,10 ;アナログ/デジタル変換器 11 ;帯域通過ろ波器 12 ;位相比較器 13 ;電圧制御発振器 16 ;アイ検出器 17 ;電圧制御移相器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル搬送波伝送方式に使用される復
    調器において、入力信号を再生搬送波により復調し更に
    帯域制限して得る復調ベースバンド信号に非線形処理を
    する非線形回路と、この非線形回路の出力からクロック
    周波数成分を抽出する帯域通過ろ波器と、電圧制御発振
    器と、前記帯域通過ろ波器の出力の位相と前記電圧制御
    発振器の出力の位相とを比較しこの比較結果に基づいて
    前記電圧制御発振器の発振周波数を制御する電圧を出力
    する位相比較器と、移相制御信号に応じた移相量だけ前
    記電圧制御発振器の出力の位相を回転させる移相器と、
    この移相器の出力をサンプリング信号として前記復調ベ
    ースバンド信号をデジタル信号に変換するアナログ/デ
    ジタル変換器と、このアナログ/デジタル変換器の出力
    より前記サンプリング信号の最適タイミングからのずれ
    を検出しこの検出結果に基づいて前記移相制御信号を生
    成して出力するアイ検出器とを有することを特徴とする
    復調器。
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