JP2874142B2 - 窯業系板材表面の凹凸模様付け方法 - Google Patents

窯業系板材表面の凹凸模様付け方法

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JP2874142B2 JP13142993A JP13142993A JP2874142B2 JP 2874142 B2 JP2874142 B2 JP 2874142B2 JP 13142993 A JP13142993 A JP 13142993A JP 13142993 A JP13142993 A JP 13142993A JP 2874142 B2 JP2874142 B2 JP 2874142B2
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は窯業系板材表面の凹凸
模様付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁板として繊維補強セメントなど
により成形された無機質板材が非常に広く使用されてい
る。この種外壁板材はそのままであると地色が白灰色〜
黒灰色の無彩色である上、単なる平板状であると外装壁
板としては意匠性に乏しい問題があり、このため表面に
各種凹凸模様などを付し、装飾性を富ますことが行われ
る。
【0003】ところで、上記窯業系壁板の表面に凹凸模
様を付する手段として、押出成形などにより成形した未
硬化成形品をプレス盤に供給し一枚毎に表面凹凸模様を
プレスすると同時に板厚を調整するプレス法、未硬化成
形板材表面にロールプレスにより凹凸模様を付するロー
ルプレス法あるいは押出成形法において成形口金内に凹
凸模様付けロールを内蔵させ、押出成形と同時に表面に
凹凸模様を付する方法などが知られている。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記模様付け方法
においてプレス法は窯業系板材の製造方法の種類を問わ
ずどの様な成形法にも適用できる汎用性を有する反面、
加工が一枚毎のバッチシステムとなり、生産性が悪く、
また深い凹凸模様などを付する場合型凹面内に空気が閉
じ込められ、これによって深くかつシャープな凹凸模様
が成形できない、あるいは閉じ込め空気に起因して凹凸
模様の直線性が阻害され煉瓦様目地などの凹凸模様が正
確に成形できないことがある欠点があった。
【0005】次のロールプレス法は、連続生産性の点で
は好都合であるものの、深い凹凸模様を付する場合、型
凸部が成形板表面の凹面との間で干渉を起こし凹凸模様
が崩されるといった欠点があり余り深い凹凸模様を付す
ることができない問題があった。
【0006】第三の成形口金内で同時にプレスする方法
は、口金内でプレスしてしまうので成形性が良い利点を
有するが、基本的にロールプレス法と同様余り深い凹凸
模様を付するのが困難となる欠点があるほか、口金とし
て複雑な構造のものを要するので、異なる凹凸模様を少
量多品種生産する場合設備が非常に高価となる欠点があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、未硬化の窯業系板材表面に凹凸模様を付するに
あたり、深い凹凸模様であっても確実にかつ正確に付す
ることができしかも生産性良く凹凸模様を付することの
できる窯業系板材表面の凹凸模様付け方法を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の窯業系
板材表面の凹凸模様付け方法は、板状に押出成形された
窯業系板材をパレットに受け、該パレットを押出速度に
同期させた速度で移送し、該移送過程において前記窯業
系板材表面に表面凹凸模様型を有する板状型を当接し、
該板状型裏面よりロールにより線圧を徐々に強くして押
圧し、前記窯業系板材表面に凹凸模様を付すると共に板
厚を調整することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明の方法において、未硬化の窯業系板材
は押出成形後パレットに受けて移送されるので、賦形後
の変形は防止される。そして、このパレットによる移送
過程において窯業系板材表面には板状型が当接されかつ
この板状型裏面よりロールにより線圧を徐々に強くして
押圧するため、この線圧の変化に伴い型面と窯業系板材
表面との間に介在する空気は徐々に排出され最終的には
殆ど影響がない状態となり、深い凹凸模様であっても空
気を噛み込むことなく直線性良く成形される。また、こ
の時窯業系板材の板圧もプレス圧によって規制される。
そして、離型時は、窯業系板状体表面から殆ど水平姿勢
に近い状態のまま型を離すことができるので深い凹凸模
様であっても干渉を生じることなく付することができ
る。
【0010】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1はこ
の発明の方法の実施装置を示す側面図、図2はこの発明
の方法に使用される板状型を示す型の正面図である。
【0011】〔実施例1〕繊維補強セメント配合により
厚さ10mm、幅45cmの板状体1を押出成形装置2により押
出成形し、成形口金2Aから吐出された直後にこれをパ
レット3で受け、このパレット3をロールコンベヤ4で
押出速度に同期させた速度で移送し、この移送過程にお
いて図2に示す表面凹凸模様型5Aを有する板状型5を
当接した。上記板状型5の凹凸模様は煉瓦積様の目地模
様を有し、凹凸模様の凹凸差は4mmであった。
【0012】次いで、この板状型5裏面5Bよりロール
6…6を当接し各ロール6…6の線圧を徐々に強くなる
ように調整して押圧し、板状体1表面に凹凸模様を付
し、同時に板厚が9mmとなるように成形した。なお、図
中7はロール6…6の圧力を分散させるために当接され
たバックアッププレートを示し必要に応じ介挿される。
その後、表面に凹凸模様を付した板状体1をパレット毎
に切断し養生工程へ移送し養生硬化させた。
【0013】〔実施例2〕図3に示すように、パレット
3を移送するコンベヤとしてキャタピラコンベヤ4Aを
使用した他は実施例1と同様に表面凹凸模様を有する板
材を形成した。なお、図3において4A’はキャタピラ
コンベヤ4Aの支持ベッドを示す。
【0014】〔実施例3〕図4に示すように、パレット
3を移送するコンベヤとして、パレット受渡し機能を有
する移動盤4Bを使用した他は実施例1と同様にして表
面凹凸模様を有する板材を形成した。なお、図4におい
て4B’は移動盤4Bを上下動させるシリンダ装置を示
す。
【0015】〔比較例〕比較例として、凹凸差4mmの煉
瓦積様の目地模様をロールプレスにより付し、以後は上
記実施例と同様にして板状体を養生硬化させた。
【0016】実施例と比較例の表面凹凸模様の状態を観
察したところ、実施例の場合は直線性の良いかつ深くシ
ャープな凹凸模様が付されていたが、比較例のものはプ
レスロールの回転軸と平行な方向の凹目地部に干渉によ
る当接面ができシャープさに欠ける凹溝となっているの
が観察された。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法で
は、窯業系板材表面に凹凸模様を付するに際し、板状型
を使用し、この型を多段にわたって徐々にロールで圧接
していくため、圧接過程で介在する空気が無理なく排出
され空気噛み込みに起因する弊害が確実に防止されると
共に、離型の際にも凹凸型の干渉による欠けも防止でき
もって直線性の良い深くシャープな凹凸模様を付するこ
とが可能となる。さらに、この発明の方法を実施する際
には、板状型を従来の移送装置の上に供給すれば良いの
で実施が容易であり凹凸模様を有する窯業系板材の製造
が連続的に容易に製造可能となるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を実施する装置の側面図であ
る。
【図2】この発明の方法に使用される板状型の正面図で
ある。
【図3】他の実施装置の側面図である。
【図4】さらに他の実施装置の側面図である。
【符号の説明】 1…板状体 2…押出成形装置 2A…成形口金 3…パレット 4…ロールコンベヤ 5…板状型 5A…表面凹凸模様型 5B…裏面 6…ロール 7…バックアッププレート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状に押出成形された窯業系板材をパレ
    ットに受け、該パレットを押出速度に同期させた速度で
    移送し、該移送過程において前記窯業系板材表面に表面
    凹凸模様型を有する板状型を当接し、該板状型裏面より
    ロールにより線圧を徐々に強くして押圧し、前記窯業系
    板材表面に凹凸模様を付すると共に板厚を調整すること
    を特徴とする窯業系板材表面の凹凸模様付け方法。
JP13142993A 1993-05-07 1993-05-07 窯業系板材表面の凹凸模様付け方法 Expired - Lifetime JP2874142B2 (ja)

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